<射撃ニュース5月>

5/31
(ライフル射撃のW杯、山下が2位に入る)
射撃のワールドカップ(W杯)ミラノ大会は29日、イタリアのミラノで行われ、男子50メートル伏射60発で北京五輪代表の山下敏和(自衛隊)が699・3点で2位に入った。日本協会によると、W杯での日本勢のメダルは2004年シドニー大会の三崎宏美以来。

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5/30
(クマ捕殺・福井)
勝山市栄町の私立中央保育園近くに27日、クマが現れ、通報を受けた猟友会員が近くの九頭竜川河川敷で、雄の成獣(体長約1メートル)を見つけ、捕殺した。クマの捕殺は今年初めて。県自然保護課によると、現場付近では今月22日にも九頭竜川の対岸で、今回と同一個体と思われるクマが目撃されている。今年に入って、27日までに県内でクマが目撃された件数は39件で、平年並みという。

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5/29
(化女沼のラムサール登録)
環境省は28日、ラムサール条約登録を目指す化女沼(宮城県大崎市古川)を国の鳥獣保護区に指定するための公聴会を同市の古川長岡地区公民館で開き、地元の公述人7人全員が計画案に賛同した。保護区指定は条約登録の前提となっており、実現に向けて大きく前進した。公聴会には県や大崎市、地元のNPO法人や猟友会などの代表計7人が公述人として出席。同省は、鳥獣保護区に化女沼湖面(34ヘクタール)と周辺の林野など計78ヘクタールを、伐採などの開発に規制が伴う特別保護地区に化女沼湖面を、それぞれ指定する計画案を説明した。公述人からは「地域と鳥、動物が共生するための方策を考えてほしい」「化女沼を訪れる渡り鳥のヒシクイは環境の変化に敏感。保全管理の徹底が必要だ」などとする要望や意見が出た。化女沼は仙台藩が水源に活用した自然湖を、県がダムとして整備した。毎冬1万―2万羽の渡り鳥が飛来する。公聴会での同意を受け、化女沼の保護区指定は中央環境審議会の了承などを経て、8月に実現する。関係機関は今後、10月に韓国で開かれる条約締約国会議での登録に向けた作業を進める。
(富山でクマ目撃)
28日朝、富山市八尾町の山あいで親子とみられるクマ2頭が目撃されました。警察や地元の猟友会が周辺をパトロールして住民に注意を呼びかけています。28日午前7時20分ごろ、富山市八尾町の宮ノ腰地区の山あいで親子とみられるクマ2頭が山へ向かって歩いているのを車で通行中のドライバーが目撃し、八尾警察署に届け出ました。クマが目撃されたのは宮ノ腰の集落からおよそ300メートルの場所で、警察や地元の猟友会が周辺をパトロールし、住民に注意を呼びかけています。

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5/28
(ニホンジカ1000頭以下に:牡鹿半島)
宮城県石巻市と女川町で急増するシカ被害を検討する牡鹿半島ニホンジカ対策協議会(会長・土井喜美夫石巻市長)の総会が27日、石巻市であり、県が今年11月の実施を目指して策定中の「牡鹿半島ニホンジカ保護管理計画」案が示された。過密状態にある半島内の生息数を「当面1000頭以下」とする目標を盛り込んだ。計画期間は2012年3月末までで、対象区域は離島を除く石巻市と女川町。半島内(約百平方キロ)を、適正な生息数に保つ保護管理地区に指定。半島以外は、生息域拡大を阻止する侵出抑制地区に指定する。牡鹿半島の場合、植生への影響が目立たない生息数は、国の指針で300―500頭とされるが、当面の目標を1000頭以下に設定した。半島全体の推定生息数は「不確定要素が多い」とし、明示しなかった。今後、被害状況を確認しながら精査する。個体管理では、狩猟期間(11月15日―2月15日)を、ニホンジカに限り2月末まで延長。1人1日1頭だった雌の狩猟制限も2頭に緩和するほか、被害が確認された休猟区での狩猟も可能とする。銃以外に「わな」による捕獲推進や肉などの消費・流通の方法も検討する。県は今後、専門家による検討委や審議会に諮り、保護管理計画を正式決定する。協議会によると、両市町での有害鳥獣捕獲と狩猟によるニホンジカの捕獲数は、07年度が計897頭。捕獲期間延長などで前年度より81.94%増えたが、農作物被害も増え、被害額は3480万円と依然高水準だという。
(クマ出没・和歌山)
26日午後5時ごろ、和歌山県白浜町向平のえびね温泉から日置川を約500メートル下った河原でクマらしい動物を見たという情報が町などに寄せられた。集落やキャンプ場が近いことから、町は注意を呼び掛けている。田辺市の男性が河原で魚釣りをしていたところ、クマらしい動物が山から川の方に下りてくるのを見たという。男性が白浜署に通報し、同署が町と西牟婁振興局に連絡した。男性は「成獣のツキノワグマではないか」と話しているという。町は旧日置川町全域に町内放送をかけ、地元猟友会に見回りを依頼した。クマの目撃情報は数年前にも隣接する久木地区であった。
(銃の取り締まりキャンペーン・中国)
中国新疆ウイグル自治区の27日の地元紙、新疆日報(電子版)によると、地元警察は26日、3月からの爆発物や銃の取り締まりキャンペーンで4月末までに爆薬2913キロ、銃410丁を押収したと発表した。中国当局は8月の北京五輪を控え、新疆独立派によるテロなどに対する警戒を強めている。地元警察は計17件の爆薬や銃器関連の犯罪を摘発したとしているが、新疆独立派と関係があるかどうかは不明。
(マーキング銃試射・長野)
伊南4市町村の銀行やJA、郵便局でつくる伊南金融機関防犯連絡協議会の会員が26日、駒ケ根市の駒ケ根警察署で、カラーボールと同様に犯人追跡の目印に使える防犯用具「マーキング銃」の試射体験をした。ピストル型で、装てんする直径約1.8センチの球を炭酸ガスを使って飛ばす仕組み。球はゼラチン製で中に特殊塗料が入っており、逃走する強盗犯や車に当たると潰れて塗料が出る。洗えば色は落ちるが、特殊ライトで浮かび上がって犯人の識別ができる。球は3個が同時に広がりながら直線距離で15―20メートル飛ぶため、手投げのカラーボールに比べて、命中率が高い。メーカーによると、「高齢者や女性にも扱いやすい」といい、設置ステッカーを掲出することで犯罪の抑止効果も期待できるという。県内でも導入例がある。新しい防犯用具を知って金融防犯に役立ててほしい―と、協議会の会合に合わせて体験の場を設けた。参加した20人余は全員が試射を体験し、「カラーボールは軽くて方向性が定まらない。こちらの方がやりやすい」などと話していた。
(射撃W杯・ライフル)
射撃のワールドカップ(W杯)ミラノ大会は26日、イタリアのミラノで行われ、男子ライフル3姿勢で、北京五輪代表の山下敏和(自衛隊)が自己最高の8位に入った。決勝進出者を決める争い(120発)で1168点をマークし、8人による決勝(10発)では95・7点だった。また女子25メートルピストルで北京五輪代表の福島実智子(国友銃砲火薬店)が779.0点で8位となった。福島は本戦を1位で通過したが、決勝で順位を落とした。

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5/27
(サル畑荒らし・大分)
日田市の光岡地区で、4月下旬からサルの出没が相次いでいる。畑の農作物が食い荒らされるだけでなく、住民が襲われてけがをする被害も出ており、市は「目撃しても近寄らず、すぐに通報してほしい」と呼び掛けている。市森林保全課によると、目撃情報が寄せられているのは、二串町から北友田1、2丁目、吹上町にかけての山沿い約2キロの範囲。4月20日ごろから出没しているとみられ、28日に「農作業中に背中に飛び乗られた」との一報があって以来、今月26日までに10件の通報があった。人家近くに現れ、後ろから背中に飛び付かれたり、肩や背中にかみつかれたりするほか、畑のエンドウ豆やジャガイモが食い荒らされたり、タマネギ畑が踏み荒らされたりする被害が発生。目撃されているのはいずれも1匹で、中型の雄ザルとみられる。市は、関係自治会と保育園、小学校に注意を呼び掛ける文書を配布し、箱わなを4カ所に設置したほか、18日には地元猟友会員の協力で追い払い作戦も開始。山に向けて空砲を撃ったり、猟犬を入れたりして警戒を強めている。北友田1丁目の川浪幸男自治会長(71)は「5、6人が足をかじられたり、突進されてむち打ちになったりしており、住民はおびえて農作業も控えている。出没場所は通学路に当たるため、子どもたちに被害が出ないか心配」と話している。市は「市内でサルは毎年目撃され、2年前に別の地区で農作物被害はあったが、人的被害は初めて。目撃した場合は、(1)近寄らない(2)目を合わせない(3)食べ物を見せない(4)食べ物を与えない(5)戸締まりをしっかりする‐を守り、すぐに連絡してほしい」としている。

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5/24
(道路にクマ・秋田)
22日午後3時35分ごろ、能代市塞ノ神の琴丘能代道路をクマが横断するのを車で通行中の男性が見つけた。体長は約1メートル。市や猟友会と協力するとともに、付近に注意を呼びかけている。
(サルに加えイノシシ、シカが侵食・京都)
京都府宇治田原町が野生動物による農作物や樹木への被害に悩まされている。常連のサルに加えて、最近はイノシシやシカなどが茶の木やイネなどを侵食するなど被害は増大する一方で、住民や町は対策に頭を痛めている。同町内はこれまで、田畑の農作物を食い荒らしたり民家に侵入するサルの被害が目立っていた。しかし、近年はイノシシ、アライグマ、シカなど加害動物が多様化し、スギやヒノキの苗木、イネ、町特産の茶の幼木や新芽を食い荒らすなどの被害が頻発している。町によると、農地などの被害場所は町内全域に及び、被害面積は2003年度24ヘクタールが06年度33ヘクタールに拡大した。中でもシカによる被害は7倍に増えたという。同町奥山田の農業栢木久雄さん(77)は「毎年、植えてすぐのイネの苗をシカに食べられる。以前はこれほど被害は多くなかった」と話し、今年は田の周囲にシカ対策用の網を張った。これまで同町では、町猟友会がサルなどの捕獲や情報収集の中心になっていた。しかし、会員の高齢化と会員数の減少などで、拡大する被害への対応は年々難しくなっている。町猟友会の大西保夫さん(72)=同町岩山=は「昨年からメスジカの捕獲が可能になったが、猟友会で捕獲できる数には限りがある。町全体で連携し、対策を練る必要がある」と話す。町産業振興課は「深刻化する前に有効な対策を講じる必要がある」として、住民と連携した被害防止プランの作成や狩猟免許取得者へ助成金を出すなどの措置を考慮している。

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5/23
(射撃W杯・ライフルピストル)
射撃のワールドカップ(W杯)ミュンヘン大会は21日、ミュンヘンで行われ、男子50メートルライフル3姿勢(120発)で北京五輪代表の山下敏和(自衛隊)は1161点で29位、同女子代表で10メートルエアピストル(40発)で福島実智子(国友銃砲火薬店)は378点で38位にとどまり、ともに上位8人による決勝に進めなかった。
(コーラン射撃でブッシュ米大統領謝罪)
イラク駐留米軍の兵士がイスラム教の聖典コーランを射撃訓練の的にしていた問題で、ブッシュ大統領がマリキ首相に電話で謝罪していたことが20日、分かった。イラク政府系テレビ、アルイラキーヤが伝えた。対米感情のこれ以上の悪化を食い止めるのが目的とみられ、1兵士の行動に関して大統領が謝罪する異例の事態となった。この問題ではイラクのイスラム教聖職者団体や政権幹部らから非難の声が上がっていた。兵士は今月、バグダッド西郊の射撃訓練場でコーランを射撃の的として撃ち、その後、銃弾で穴が開いたコーランが発見された。既に駐留米軍のハモンド少将が地元部族の指導者らに謝罪していた。

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5/22
(元オートレース選手が自宅で散弾銃自殺・埼玉)
十九日午後六時十分ごろ、越谷市袋山の男性(60)方住宅二階で、男性が布団の上にあおむけに倒れて死亡し、わきに男性所有の散弾銃があるのをパート勤務から帰宅した妻(59)が見つけ、近くに住む妹に知らせた。妹からの一一九番で越谷署員らが調べたところ、現場や遺体の状況などから、男性は午後四時ごろ、自ら足の指を使うなどして右胸に至近距離から発砲、自殺したとみられることが分かった。男性は元オートレース選手。散弾銃は二丁所有し、いずれも射撃競技用。自殺に使った銃はそのうちの一丁。二〇〇三年十月に県公安委員会の許可を取得、〇六年に同許可の更新を受けたが、そのたびに心身ともに異常なしとする医師の診断書を提出していた。さらに今年一月十二日の定期検査で男性が銃を同署に持参して面接などの検査を受け、二月七日には同署員が戸別訪問する臨時検査があったが、いずれも異常なしとされた。
(路上に実弾の落とし物・富山)
昨年十二月と今年三月、富山市内で散弾銃の実弾が落ちているのが見つかり、拾得物として富山中央、八尾両署に届けられていたことが、二十日までに分かった。全国で発砲事件が相次ぎ、銃や銃弾の適正な管理が問われる中での物騒な“落とし物”だが、現時点で落とし主は現れていない。県警は銃の所有者に適正な保管を促すとともに、落とし主は速やかに届け出てほしいとしている。調べでは、昨年十二月二十三日、富山市内の路上で、散弾銃の実弾一発が落ちているのを市内の男性が見つけ、連絡を受けた富山中央署員が拾得物として届け出た。さらに、今年三月一日には同市南部の宿泊施設の駐車場で、施設を管理する男性が散弾銃の実弾一発を見つけ、一時保管した後、同四日に八尾署に届けた。銃弾の種類や現場の状況などから、両署はいずれも狩猟に出た人が誤って落とした可能性が高いとみている。昨年十二月施行の改正遺失物法では、拾得物としての実弾の保管期間は、警察への届け出から三カ月間となり、落とし主が現れない場合は国に所有権が移り、処分される。落とし物情報は県警ホームページで検索できるが、銃弾は現金などと同様、他人が持ち主になりすますのを防ぐため、詳細な拾得場所などの公開を控えている。こうした事情もあってか、昨年十二月に見つかった実弾は落とし主が現れず、今年三月二十三日に保管期限が過ぎた。三月に見つかった銃弾も六月四日の期限を控え、現時点で所有者が特定されていない。昨年十二月に長崎県佐世保市で起きた銃乱射事件などを受け、県警は銃の所有者に対する緊急、一斉点検で適正な管理を促している。こうした中、県警は実弾の落とし物が相次いだことを重視し、所有者に対して、あらためて銃と銃弾の厳正な管理を求めることにしている。
(クマが養蜂箱食い荒らす・青森)
19日午前7時ごろ、青森市四ツ石のリンゴ畑で、養蜂箱が壊されているのを畑の所有者の男性が見つけた。青森署が調べたところ、近くの畑にクマの足跡があった。同署は養蜂箱のハチミツがクマに食い荒らされたものとみて、注意を呼びかけている。壊された養蜂箱は、リンゴの花の授粉のために置かれていた。養蜂家が貸し出した3箱のうち2箱がバラバラに壊され、中身のハチミツが食べられていたという。被害状況を見た地元の猟友会員八木橋喜代美さん(71)は「授粉の季節が終わって、いっぱいハチミツが入っているのをクマが嗅覚(きゅうかく)で知ったのだろう。必ずまた現場に来る」と話す。養蜂箱は19日夜に撤去された。県警によると、クマが原因とみられる昨年の食害は、リンゴやトウモロコシを中心に31件。今年は、今回が初めての被害だった。
(対策実るエゾシカ捕獲・北海道)
渡島、桧山両支庁は二十日までに、二〇〇七年度の道南のエゾシカ捕獲数(暫定値)をまとめ、両管内全体で前年度比26・6%増(六十九頭増)の三百二十八頭だった。〇七年度は道南での可猟期間を従来の二期から三期にし、日数も前年度の一・五倍の八十九日間に拡大したことが、捕獲数向上につながったとみられる。道南のエゾシカは明治期にいったん絶滅後、道東から持ち込んだものが増えたといわれ、近年は農業被害も増えている。道は個体数調整のために、〇五年度から道南でも猟を一定期間解禁。〇六年度まで十一月と二月の二期だった可猟期間は〇七年度、十月二十七日−十一月二十五日、十二月十五日−今年一月十四日、二月一日−二十九日の三期とした。両支庁によると、〇七年度に両管内の狩猟者登録者が地元で捕獲したエゾシカは、渡島管内が前年度比六十一頭増の三百十七頭(雄百四十五頭、雌百七十二頭)、桧山管内が同八頭増の十一頭(雄七頭、雌四頭)。最も多かったのは函館の百八十九頭、続いて知内の六十九頭。渡島支庁環境生活課は「狩猟者が減りつつある中、〇五年度に近い三百頭台を捕獲できた。期間を三期にした効果などもあったのではないか」とみる。一方、渡島管内の狩猟者登録者三百一人のうち、可猟期間に猟に出たのは百二十一人と、全体の三分の一程度だった。桧山管内の出猟者数は集計中。同課は「狩猟者と出猟者を増やし、捕獲率を上げる環境づくりが課題。道南では道東のようなエゾシカの大発生を食い止めたい」としている。
(クマ1頭目撃・富山)
21日午前、砺波市の山あいでクマ1頭が目撃されました。市や警察が周辺をパトロールし、住民に注意を呼びかけています。砺波市役所によりますと、21日午前11時すぎ、砺波市庄川町湯谷の国道471号線で、体長80センチ程度のクマが道路を横切るのを、車で通行中のドライバーが目撃し、市役所に届けました。クマが目撃された場所は、湯谷の集落からおよそ1キロ離れた山あいで、猟友会や警察が付近をパトロールし、住民に注意を呼びかけています。今年4月以降、砺波市内でのクマの目撃情報は、これが2件目です。
(猟友会が苗木植樹・京都)
野鳥が食べる実がなる木を植える「小鳥のさえずる森づくり運動」として、福知山市喜多のみたけ山荘で21日午前8時30分から食餌(しょくじ)木の植樹が行われた。府猟友会が1984年から続けている運動。猟友会三和支部の高橋会長が山荘を訪れて苗木を寄贈し、地元の人たちと府職員でさっそく植樹をした。植えたのはスイートマルベリー(桑)7本とグミ8本。丁寧に添え木をし、シカの食害を防ぐため一本ずつ金網で囲った。地元の人たちは「ここは自然いっぱいで野鳥も多い。実のなる木が増えて小鳥たちも喜ぶでしょう」と話していた。

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5/18
(ニホンジカ農作物に被害・香川)
小豆島内で稲やミカンなどの農作物を食い荒らす野生のニホンジカに対処するため、小豆島・土庄の両町は17日から6月15日まで県猟友会小豆支部のメンバー20人にライフル銃、散弾銃による捕獲を許可した。捕獲区域は小豆島町内全域の山林、土庄町は大部、北浦、四海、大鐸地区と財産区有林、町有林で許可数は60頭。両町は「入山注意」「立ち入り禁止」の警告板の設置と防災無線などで住民に注意を呼びかける。
(クマ目撃相次ぐ・新潟)
13日午前7時40分ごろ、新発田市貝屋の大峰山駐車場で、登校用バスに乗っていた市立加治川小学校の児童らがクマ(体長約1メートル)を目撃した。クマは竹やぶに逃げ込んだが、同山では、加治川幼稚園の園児ら約50人が朝から登山していたため、市職員や新発田署員ら15人が現場に向かい、園児らを下山させた。いずれもけが人はいなかった。阿賀野市小松の国道49号でも同日昼、通行人が体長約1・5メートルほどのクマが道路を横断するのを目撃。さらに約2キロ離れた同市渡場の阿賀野川河川敷でも、同日午後3時半ごろ、付近の住民が体長50センチほどの子グマを見つけた。各自治体、警察などはクマへの注意を呼びかけている。県猟友会の大桃直一会長も「この時期に人里にクマが出るのは珍しいが、冬眠明けで空腹なので山菜採りなどで山に近づく際は気を付けて」と話している。
(クマに襲われ夫婦けが・富山)
17日午前11時15分ごろ、富山県立山町米道の山中で山菜採りに来ていた同町末谷口の団体職員岡本清範さん(59)と妻の春子さん(53)がクマに襲われ、病院に搬送された。県警上市署によると、岡本さんは顔と右腕を負傷しており、重傷とみられる。春子さんも頭や右肩を引っかかれるなど負傷した。クマは1頭で成獣とみられる。地元猟友会などが付近を捜索している。
(不発弾処理で鉄道運休・東京)
東京都調布市国領町の京王線地下化工事現場で見つかった戦時中の不発弾は18日、撤去作業が実施される。調布市は、現場周辺半径約500メートル約8000世帯に災害対策基本法に基づく退去命令を出す。京王電鉄は、つつじヶ丘―調布間が午前9時半から午後3時ごろまで区間運休となる。代替バス輸送はない。運休時間前は混雑が予想される。折り返し運転区間は、新宿―つつじヶ丘、調布―橋本、調布―京王八王子、北野―高尾山口。国道20号(甲州街道)は午前9時半から、菊野台交番前―下布田の約2キロが封鎖される。
(毒ガス弾を金属探査・千葉)
千葉市稲毛区の私有農場内で旧日本軍の90ミリ迫撃砲毒ガス弾4発が発見された問題で、環境省や県などは17日、同区長沼原町で、19日から実施する金属探査の住民説明会を開いた。農場は旧陸軍下志津演習場跡地で、毒ガス弾は07年8月に農作業中に発見された。毒ガス弾の内容物は呼吸困難を引き起こす化学物質「硫黄マスタード」「ルイサイト」の疑いがある。また、環境省の調査(04〜05年)では、毒ガス成分が漏れた可能性はないという。金属探査は他に砲弾が埋まっていないか調べるためで、来年秋までに農地約11ヘクタールを調査する。説明会には住民74人が参加し、「もっと早く調査を開始できなかったのか」「安全確認をしっかりしてほしい」などの意見が出された。

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5/14
(シカ60頭捕獲・香川)
小豆島に生息する野生のニホンジカによる農作物へ被害軽減を目的に土庄、小豆島両町は17日から計60頭の捕獲を行う。期間は6月15日まで。捕獲は県猟友会小豆支部(平林恒春支部長、20人)のメンバーがライフル銃と散弾銃で行う。地域は土庄町が大部、北浦、四海、大鐸地区と大部・大鐸両財産区、小豆島町は町内全域の山林。対象地域には町職員が立ち入り禁止などの看板を順次設置しているほか、防災無線などで注意を呼び掛ける。両町によると、2007年度の水稲やミカン、野菜など農作物への被害面積は計32・7ヘクタール、被害額は計720万円。土庄町ではヒノキへの被害もでている。
(銃規制コラム・東京新聞)
銃規制を話し合う有識者懇談会の初会合が十二日開かれた。警察庁は猟銃所持の許可要件を厳しくする方向という。銃を使った事件をなくすには、所持許可の厳格化は当然であり、急ぐべきだ。警察庁が懇談会を設けるきっかけとなったのは、昨年十二月に長崎県佐世保市で起きた散弾銃の乱射事件だ。二人が死亡し、六人が負傷する惨劇となり、犯人の男は銃で自殺した。男は銃を持って自宅周辺をうろついたことがあり、近所の人が不安を警察に訴えていた。そんな情報があったのに、男に銃の所持は許されたままだったから、警察の対応や制度に批判が高まった。全国で散弾銃や猟銃の所持許可者は約十五万四千人(約三十一万九千丁)。警察が佐世保事件を受けて一斉点検し、三月中旬までに五千六百五十二人(八千六百三十六丁分)が許可証を返納した。このうち二百三十八人(三百八十四丁分)は警察が指導したからという。現行の銃刀法では所持の欠格事由に当たらないが、ストーカー行為などがあったためだ。それでも三十一万丁が所持を許可されている状況には、現行の許可制は甘いと言わざるを得ない。ストーカーやドメスティックバイオレンスなどを犯している人に銃の所持を許してはいけない。早急に法を改正し、そんな行為も欠格事由に加えるべきだが、そこに至っても規制はまだ十分でない。ずさんな銃の保管や管理も事件や事故に結びつくからだ。昨年十二月、東京都目黒区の医師宅でライフル銃が暴発し、二歳児が死亡するという痛ましい事故が起きている。銃や弾は個人で保管せず、決められた場所で一元管理するほうが望ましい。銃の所持が許される理由の一つに有害鳥獣の駆除があるから、地域的な配慮は必要だ。しかし、都市部では猟銃を手元に置かなくてもいいのではないか。警察庁は銃の保管委託の義務づけも検討しているが、保管業者の収容能力に限界があるようだ。銃の保管が難しいというのなら、発射に必要な部品「先台」だけでも預けることの義務化を検討してはどうか。銃犯罪をなくすには猟銃規制と併せ、暴力団の銃器への厳しい対策が必要だ。警察は一層の取り締まりと密輸防止に努めてほしい。手元になければ凶器とならない。できるだけ銃を社会から遠ざけた存在にしなければならない。

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5/13
(銃刀法改正に向け意見交換・警察庁)
昨年12月に起きた長崎県佐世保市の散弾銃乱射事件を受け、警察庁は12日、銃規制について話し合う有識者らによる懇談会(座長・藤原静雄筑波大教授)の初会合を開いた。意見交換や猟友会など関係団体へのヒアリングを経て、7月中にも提言をまとめる。警察庁は、ストーカーの加害者には銃所持を認めないなど、規制を厳格化する銃刀法改正案を次期国会に提出する方針。片桐裕生活安全局長は会合で「猟銃の許可制度は、30年近く改正されてこなかった。現状にふさわしく将来も長持ちできる制度を、きちんと確立すべきだ」と説明した。警察庁は昨年12月下旬以降、許可銃約31万9000丁の一斉点検を実施。4月初め現在で、問題があった計約450丁分について許可を取り消したり、許可証を自主返納させたりしている。

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5/12
(射殺男性に給付金検討・長崎)
8人が死傷した昨年12月の長崎県佐世保市の散弾銃乱射事件で、銃を振りかざす馬込政義容疑者=当時(37)、事件後自殺=を制止しようとして射殺されたとみられている同市の漁具製造業藤本勇司さん=当時(36)=の行為は、警察職務に協力して死亡したのと同等として、長崎県警が遺族に災害給付金を支払う検討を進めていることが9日、分かった。適用されるのは「警察官の職務に協力援助した者の災害給付に関する法律」に基づき、各都道府県が条例などで定める給付制度。(1)警察官の職務への直接協力(2)現行犯人の逮捕−などに伴い死傷した人が対象。長崎県警によると、藤本さんは馬込容疑者と幼なじみで、昨年12月14日の事件当日、スポーツクラブに呼び出されていた。馬込容疑者は水泳インストラクターの女性=当時(26)=をプール脇の事務室に追い込んで数発撃った後、事務室前の通路で藤本さんを正面から撃ち、殺害した。

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(北京五輪・射撃会場レポート2)
北京射撃場の敷地には、ライフル射撃用の室内会場のほか、小高い山に面した屋外のクレー射撃場もあります。緑に囲まれ清々しい解放的な環境の中で行われる「クレー射撃」は、空中に投げ出された素焼きの皿(クレー)を、散弾銃で撃ち、その命中率を競う競技です。北京五輪では、「トラップ」「スキート」「ダブルトラップ」の男女計5種目が予定されています。JOCのホームページによると、“罠”を意味する「トラップ」は18世紀にイギリスで始まりました。生きた鳥を撃っていたのが現在はクレーに変わり、1ラウンドで25枚のクレーを使います。1枚のクレーに2発撃てます。「スキート」は、古いスカンジナビア語で“撃つ”という意味で、猟の練習用にアメリカで考案されました。クレーが左右から横に飛びます。「ダブル・トラップ」は、同時に投げ出された2つのクレーを撃ちます。それぞれ動いている標的を狙うため、瞬間の判断と決断力が必要とされます。日本では、大正時代から行われるようになりました。クレー射撃といえば、1976年カナダのモントリオール五輪代表で、現在、クレー射撃協会の会長を務める政治家の麻生太郎氏が有名です。北京五輪には、このプレ大会で好成績を収めた中山由起枝(29)選手の出場が決まっています。シドニー五輪でも代表に選ばれた中山選手は男女でただ一人の代表でもあり、8月の大会での活躍が期待されています。プレ大会は、開幕式を含めると10日間、朝の8時半から日没ごろまで行われました。また、選手、関係者だけで約1600人が参加する大規模な大会だったため、選手、観客を誘導する学生ボランティアは体力的にもハードな日々を送ったことと思います。射撃会場の担当は主に「北方工業大学」の学生でした。ボランティアには当初、北方工業大学だけで約5000人の応募があり、筆記、面接などの学内選抜を通過した約350人がプレ大会の誘導にあたりました。学生たちは、3月初めから集中的にプレ大会に向けて準備し、平日は朝6時半から毎日、体操や発声練習などをして、授業のない週末には英語や五輪に関する知識を学ぶ講座を受講してきたといいます。ボランティアを務めた約350人の学生は、必ずしも全員が8月の本番に参加できるとは限らないそうです。私は帰り道の地下鉄でボランティアの学生さんたちと同じ車両に乗り合わせました。彼女たちは、席に座ることなくずっと立ったまま、疲れからコクリコクリと眠りに落ちていました。これだけの大変な仕事を、無償で自ら進んで行う学生たちの姿には、ただただ頭が下がる思いがしました。北京五輪の射撃競技は、8月9日から17日に行われます。この9日間は、選手はもちろん、それを支える運営側にとっても、これまでの成果を試す大切な場です。五輪を観戦予定という方は、ぜひ、ボランティア学生の奮闘にも注目してくださいね。
(ワシントン銃規制・アメリカ)
「銃社会」の米国で、市民の拳銃所有を禁じた首都・ワシントンの法律が合憲かどうかについて、連邦最高裁が審理を進めている。最高裁が銃器所持の憲法解釈をするのは約70年ぶりで、世論は賛否両論で真っ二つ。最高裁の判断は6月に予定され、米大統領選本選(11月)の争点になる可能性もある。ワシントンの法律は76年制定。警官などを除き、市民による自宅での拳銃所有を禁じ、ライフル・散弾銃は解体状態などでの保管義務を課した。全米で最も厳しい規制法とされ、市側は市民を守るための「合理的なもの」と主張する。原告は警備員の男性で、勤務中は拳銃を携帯するが「自己防衛手段の拳銃の所持は必要」で「自宅で所持できないのは、武器の所有を認めた憲法修正2条違反」と訴える。03年の1審で敗訴後、07年の控訴審は男性の主張を認め逆転判決。ワシントン側が上告した。修正2条は、独立宣言から間もない1791年に承認。「規律ある民兵は自由な国家の安全に必要で、人民が武器を保持する権利は侵してはならない」と定めた。「民兵」は現在の州兵に相当するとされるが長年、条文解釈で論争が続く。規制派は前半を重視し「銃器所持は州兵にだけ認められる」と主張。だが、規制反対派は後半を根拠に「個人所有を認めた」とする。過去、1939年の判断で最高裁は、銃身を短くした散弾銃について「修正2条が認めた銃器ではない」と指摘しただけ。個人の銃器所有権を正面から問うのは初めてだ。論議は全米に広がる。ニューヨーク市など主要都市10以上がワシントンを支持。約30州が反対を表明した。また大統領選の共和党候補、ジョン・マケイン上院議員など連邦議員約300人がワシントンの規制反対の意見書に署名。だが民主党のバラク・オバマ、ヒラリー・クリントン両上院議員は未署名だ。英国との戦争で独立を勝ち取った経緯もあり、銃器所持は「自然の権利」との意識も根強い。今年3月の世論調査では、修正2条が「銃器の個人所有を保障する」は73%に達し、「州兵のみに保障」は20%にとどまった。一方で「より厳しい銃規制を望む」は49%で、「より緩やかな規制を」の11%を上回ってもいる。銃犯罪の多発も議論の背景にある。米民間団体の調査では、04年現在、人口約3億人の米国に約2億8300万丁の銃があり、うち4割が拳銃。だが、銃を所持している家庭は約3分の1で、大半は不正に出回るとみられる。05年には約3万人が銃関連の事件・事故で死亡、うち、約1万2000人が殺人事件の犠牲者だ。連邦法では銃購入・所持は年齢制限(拳銃は21歳以上、散弾銃・ライフルは18歳以上)があり、犯罪者や精神病歴がある人は所有禁止。販売業者は、連邦政府に購入希望者が禁止の対象者かを確認する必要がある。だが、購入数の制限がないなど規制は緩やかで、未成年者でも入場できる銃の展示会での不正販売も横行。そのため、ワシントンのように連邦法より厳しい法律で規制している自治体もある。規制派も銃の全面禁止までは求めない。主要市民団体の「銃の暴力を防ぐブレディキャンペーン」の顧問弁護士、ダニエル・バイス氏は「車などほかの製品と同様、法律を守る限り我々は銃所有の権利がある。だが、銃は危険な製品だから、より厳しい規制が必要だ」と語る。一方、争点となっている修正2条について同氏は「言論の自由のように、個人の銃所有が、憲法上の権利になった場合、政府による合理的な銃規制ができなくなる」とも危惧(きぐ)する。一方、政界に影響力を持つ全米ライフル協会(会員約400万人)は、「個人の銃の所有権は、政府の成立前から存在する」としている。

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(射撃場跡地に基準値越える鉛・静岡)
静岡県警会計課は8日、旧陸軍や県警が射撃訓練場として使用していた静岡市駿河区大谷の国有地の土壌から、環境基準の最大30倍の鉛を検出したと発表した。健康被害や地下水、周辺土壌への汚染はなく、県警で6月から土壌の入れ替え工事を始める。同課によると、土地は明治33年から昭和50年まで、戦前は旧陸軍、戦後は県警が射撃訓練場として使用し、土中に埋まるなどした弾の鉛が検出されたとみられる。県警で平成17年に行った調査で発覚した。
(クマに襲われけが・富山)
8日夕方、南砺市の山の中で67歳の男性がクマに襲われてけがをしました。8日午後4時半ごろ、旧福光町の南砺市才川七の山の中で造林の調査測量をしていた砺波市庄川町の会社員、小西孝夫さん(67)が突然、クマに襲われました。小西さんは左ほほにけがをして、病院で手当てを受けています。もう一人の作業員は無事でした。クマは体長1メートル60センチの成獣と見られます。襲われた現場は福光射撃場から西へおよそ4キロの山の中で、現在付近を地元の猟友会が警戒にあたっています。今年になって県内でクマに襲われてけがをした人は初めてです。

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(警察官射撃シミュレーターで訓練・福井)
警察官の拳銃使用の判断力や射撃技術向上を図ろうと福井南署は7日から、映像射撃シミュレーターを使った拳銃訓練を始めた。9日まで全署員約130人が訓練に臨む。シミュレーターは一昨年6月に県警が導入。高さ1.5メートル、幅2メートルのスクリーンに、ナイフを持った不審者や建物に立てこもる犯人の映像が流れる。5メートル離れた位置で警察官がレーザー銃を構え、犯人に命中するとセンサーが感知し、犯人が倒れる仕組み。2人1組で訓練を行い、スクリーン上の犯人や周囲の通行人の状況を大きな声で伝え合いながら連携。抵抗する犯人に対し、状況に応じて発砲し制圧した。実際の犯行現場さながらに緊迫した表情で臨んでいた。訓練後は県警警務課の生島賀寿也・実射訓練指揮官が発射姿勢や相手の挙動確認について指導した。県警は今後、県内各署で同様の拳銃訓練を行う予定。
(北京五輪・射撃会場レポート1)
北京は最高気温が連日28度近くまで上がり、一気に初夏の陽気となりました。毎年春には「黄砂」に悩まされますが、今年は降る量が少なく、このまま快適に夏を迎えることができそうです。さて気温がぐっと上昇した4月の半ば、4月11日から20日にかけて、北京市西部の会場で「射撃」のプレ五輪大会が開催されました。92の国・地域から選手、役員を含め約1600人が参加。プレ五輪史上最も多い人数となりました。日本ではさほど関心が高くない「射撃」ですが、中国は育成に力を注いでいます。新しく完成した会場も最新鋭のマシンがそろう大変立派なものです。今回は「射撃」のプレ大会、そして最新鋭の射撃会場についてお伝えします。
プレ五輪大会は、射撃のワールドカップを兼ねて開催されました。北京市西部に新しく完成した北京射撃場が会場です。15種目のうち、中国は6つの金メダルを獲得、メダル獲得数で首位に立ちました。射撃場は地下鉄1号線の終点「ピングォユエン」駅から、車で5分ほどの山に面した緑豊かな場所にあります。空気も中心部より澄んでいるので、「郊外に来たな」と清々しい気分になりました。会場に着いて感じたのは、「とにかく驚くほど大きい」ということ。チケット売り場から予選会場まで、徒歩で10分ほどかかり、地理を把握するまで何度か道に迷いました。広大な敷地内には、室内・屋外の競技場のほか、代表選手の合宿用の宿泊施設やオフィス棟を備えています。また、室内競技場の建築面積だけで4万5645平方メートルもあり、東京ドームとほぼ同じ大きさです。室内競技場には、それぞれ一つずつ最新鋭の電光掲示板が取り付けられており、観客席の後ろからでも弾がどこに当たったのか、点数は何点かなどが瞬時に分かる仕組みになっています。これだけ立派な会場を「射撃」のためだけに建設した中国は、射撃競技に大変力を注いできました。1984年、中国が夏季五輪で初めて金メダルを獲得したのも、射撃競技でした。これまで計14個の金メダルを獲得しており、北京五輪でもメダルの量産が期待されています。中国のほか、アメリカ、ロシア、そしてドイツなどが、近年、世界大会で上位を争っています。JOCによると、射撃は「ライフル射撃」と「クレー射撃」に分類され、屋外で行われる「ライフル射撃」は、固定された標的に対してライフル銃、またはピストルで射撃し得点を競います。15〜16世紀ごろからヨーロッパを中心に広まりました。五輪では1896年の第1回アテネ大会から行われ、現在、参加国数は陸上競技に次ぐ多さを誇っています。北京五輪でのライフル射撃は、10m、25m、50mの男女計10種目で行われます。日本からは福島實智子選手、小林晋選手、松田知幸選手、山下敏和選手の出場が決まっています。ライフル競技は、銃の種類、銃を構える姿勢や弾の数ごとに種目が分かれています。音の響く室内で行われることもあり、実際に観戦してみると、かなりの迫力がありました。心臓にドンっと突き刺さる感覚を覚えます。審判の「Ready Go!」という声に合わせランプの色が変わり、選手が一斉に弾を放った瞬間は会場もピーンとした緊張感に包まれます。選手には「精神力と高度な集中力が要求される」といわれますが、観る側も、自然と集中力が高まる感じがしました。次回は、屋外で行われるクレー射撃についてお伝えします。

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(国道にクマ猟友会が駆除・山梨)
3日午後4時過ぎ、身延町小田船原の国道52号で、男性がツキノワグマ1頭を発見し町に通報した。町から連絡を受けた町猟友会の11人が、近くを流れる波木井川の河川敷でクマを見つけて駆除した。県内でのクマの駆除は今季初めてとみられる。南部署の調べでは、クマは2歳くらいの雄で、体長約1・5メートル、体重50キロ。現場付近は民家が点在する山あいの地域で、毎年5〜6月にクマの目撃が増えるといい、同署はパトロールを強化するなど警戒を強めている。
(不発弾発見・埼玉)
6日午前9時半ごろ、埼玉県行田市棚田町の斎場「しらゆり会館」で、敷地内を掃除していた同館代表の男性(72)が、不発弾2個を発見、県警行田署に通報した。調べでは、不発弾は直径7・6センチ、長さ25センチ。同館駐車場と市道の間の敷地内に並べて置いてあった。弾はさびついており、うち1個は火薬が入っていなかった。旧日本軍が使用していた大砲の弾とみられ、すぐに爆発する危険性はないという。弾は同日、撤去された。同署は数日中に、何者かが地中に埋まっていたか保管していたものを置いたとみて、廃棄物処理法違反の疑いで調べている

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(ネット掲示板参考に手製銃・茨城)
茨城県警取手署は3日、守谷市の無職少年(19)が、インターネットの掲示板を参考に作った手製の銃を暴発させ、右腕に3か月の重傷を負ったと発表した。銃刀法、火薬類取締法違反の疑いで調べている。発表によると、少年は自宅で、鉄棒に穴を開けて鉛玉と火薬を詰めた火縄銃のようなものを製造。2日午後6時ごろ、同市野木崎の常磐道高架下で導火線にライターで火を付けたが、誤って自分の方向に向けて発射したという。少年は「銃に興味があったので作った」と話している。
(クマ出没し猟友会が射殺・栃木)
2日午前6時ごろ、宇都宮市大網町の池田昇吾さん(65)が自宅北側の竹林で、ツキノワグマ1頭がイノシシ用のくくり罠(わな)にかかっているのを見つけ、地元の猟友会に通報した。クマは駆けつけた猟友会によって射殺された。捕獲されたクマは推定年齢2、3歳のオスで、体長は112センチ、体重約39キロだった。県自然環境課によると、宇都宮市内でツキノワグマが捕獲されたのは初めて。現場は、東北自動車道宇都宮インターチェンジから北へ約2キロ離れた山間部。近くには民家やハイキングコースがあった。捕獲に立ち会った猟友会関係者や県職員らは、「付近の山の手入れがされていないので、クマが人家が近いと知らず迷い込んだのではないか」と話している。
(ユリ被害犯人はイノシシ・沖縄)
御神崎でテッポウユリが何者かに持ち去られていた件で、観光地を管理している石垣市役所企画部観光課(嘉数博仁課長)が1日に現地調査を行ったところ、イノシシによる食害だったことが判明した。観光課がテッポウユリの被害状況を確認するため、現地を訪れたところ、八重山猟友会のメンバーも現場におり、周囲を調査した際、新しく掘り返された跡があり、球根だけ食べられたテッポウユリが発見された。連日の雨で土壌がやわらかくなっていたため、掘り返された跡がスコップを使ったように大きく、人が掘り返したように見られていた。テッポウユリの球根はイノシシの好物で、御神崎では約10年前にも、イノシシによるテッポウユリの甚大な食害が発生している。市農林水産部農政経済課(大浜義明課長)によると、サトウキビやパインの新芽などのイノシシ食害も増加、近年は大型台風が連続して訪れたことにより、エサとなる木の実などが減り、イノシシが人里に降りて農作物を食べている。また、猟友会の狩猟期間が2月中旬で終わったことで、イノシシの警戒心も少なくなり、山から降りてきた可能性もあるという。市観光課では、各関連機関と連携してテッポウユリの保護について模索する方針。NPO花と緑の石垣島の前津栄信代表は「市民による被害でなくて良かったと思う反面、今後のイノシシ対策について考えていかなければならない」と話した。
(帰省中クマに襲われ軽傷・長野)
1日午前8時半ごろ、小川村瀬戸川の山林内に山菜採りに来ていた神奈川県相模原市の男性会社員(51)が、クマに襲われ、顔や頭などをつめで引っかかれるなどの軽傷を負った。男性は自力で村の診療所へ行き、助けを求めた。地元猟友会が出動、クマの行方を追っている。
(けん銃110番報奨制度全国で始まる)
違法な銃の情報に警察が報酬を支払う「けん銃110番報奨制度」が1日、全国の警察で始まり、県警は薬物銃器対策課に専用電話を設置した。制度は伊藤一長・長崎市長射殺事件や佐世保の散弾銃乱射事件などを受け、銃の摘発を進めようと警察庁が取り入れた。全国共通のフリーダイヤル(0120・10・3774)に電話すると発信地を管轄する警察が受理する。銃を押収し、容疑者を検挙すれば、銃1丁につき10万円を基準に、情報提供者に報奨を支払う。ただし共犯者だったり情報入手の際に犯罪行為がある場合などは支払わない。

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(鳥インフルエンザ・宮城)
秋田県のハクチョウから強毒性の鳥インフルエンザウイルスが検出された問題で、宮城県は1日、1000羽以上飼育する県内の養鶏農家164戸に確認した結果、4月30日現在で異常は見つからなかったと発表した。同月29〜30日に鳴瀬川(東松島市)と伊豆沼(栗原・登米両市)でハクチョウの死骸(しがい)が見つかったが、鳥インフルエンザとの関連はなさそうだという。

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(銃所持許可の規制強化・政府が対策推進計画)
政府は1日、銃器対策推進本部(本部長・町村信孝官房長官)の会合を首相官邸で開き、長崎県佐世保市での散弾銃乱射事件など銃器犯罪の頻発を踏まえ、銃刀法改正による銃所持許可の規制厳格化などを柱とする「2008年度銃器対策推進計画」を決定した。計画では、昨年12月以降の許可銃の一斉点検を受けて「実施可能な施策については順次実施に移す」と強調し、銃刀法改正を明記した。改正案は凶悪な罪を犯した者らに銃所持の許可を出さないようにする方向で検討されており、政府は今秋にも想定される臨時国会に提出したい考えだ。町村氏は会合で「押収される拳銃の多くが外国製で、外国の捜査機関と連携した水際対策の強化が重要だ」と述べた。
(銃規制で有識者懇談会・警察庁)
長崎県佐世保市の散弾銃乱射事件を受け、警察庁は1日、銃規制について話し合う有識者らによる懇談会を設置することを決めた。警察庁は佐世保事件後、許可銃の一斉点検や銃砲行政の総点検を実施、銃所持許可を厳格化するなど銃刀法の改正作業に乗り出すことを決めている。懇談会は12日に初会合を開き、警察庁の方針を基に議論を進め、7月までに意見を取りまとめる。委員は筑波大の藤原静雄教授や法政大の田中開教授ら7人。
(熊に襲われ男性怪我・長野)
1日午前8時半ごろ、上水内郡小川村瀬戸川の山林で、神奈川県相模原市の会社員男性(51)が熊に襲われ、頭や顔に軽いけがをした。現場は集落に近く、地元の猟友会員が熊の行方を追っている。村は防災行政無線などで注意を呼び掛けた。長野中央署によると、男性は村内の実家に帰省中で、1人で山菜採りをしていたところ、額から頭頂部にかけてを背後からつめで引っかかれ、さらに振り向いたところを鼻からあごにかけてを引っかかれた。近くに止めてあった車に逃げ込み、2キロほど離れた村国保直営診療所を通して村役場に通報した。熊は体長1メートルほどだったという。現場近くに住む50代の女性によると、一帯で熊の目撃例はあまり聞かないという。女性は「山林近くの道は犬の散歩などで通る人も多く、熊が出たなんてびっくりした」と話していた。
(火縄銃演武・愛知)
新城市設楽原歴史資料館で「昭和の日」の29日、長篠・設楽原鉄砲隊による433年前の武田と織田徳川軍の戦いを再現する火縄銃演武が行われた。同日は、平成20年度忠震会(滝川一興会長)と設楽原をまもる会(小林芳春会長)の合同総会と講演会が、同館で開かれた。講演会では、東京大学史料編纂所長の横山伊徳氏が「岩瀬忠震(ただなり)と幕末の日蘭関係」のテーマで話した。岩瀬忠震は、設楽(現新城市)の領主・設楽市左衛門貞丈の三男として生まれ、22歳で旗本・岩瀬忠正の養子となった。嘉永7(1854)年に目付となり、外国奉行として翌年に日露和親条約修正交渉の全権を命じられた。安政5(1858)年には、アメリカ合衆国総領事のタウンゼント・ハリスと交渉して条約締結に臨み、日米修好通商条約に井上清直とともに署名、開国に導いた外交官でもあった。横山氏は、鎖国政策の中にあって通商を結んでいたオランダとの間で開国前に日蘭和親条約の締結に向けた研究をした岩瀬忠震の隠れた業績とその意味について持論を展開した。引き続き、同総会出席者は、同館駐車場で行われた火縄銃の実演を見学した。同鉄砲隊は、5人ずつ3列に分かれて一斉射撃、順射など火縄銃の撃ちかたを披露した。5月5日には、長篠城址(し)で行われる長篠のぼりまつりでも同鉄砲隊はじめ米沢藩稲富流砲術隊、日本前装銃射撃連盟などと一緒に古式にのっとった火縄銃の発射を実演する。

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