<専務の国体日記>
仙台のホテルです。ここまでは何とか無事に着きました。それでは最終日を振り返ってみます。
予定通り朝7時に3人でホテルを出発。この日は、Oさん・Sさん・僕の順で撃つため、まずはOさんの応援です。
「最後まで何とか頑張って欲しい」と祈る気持ちで応援する中、Oさん21点、Sさん24点で終了。Oさんは「撃ち直しさせて欲しい!」と残念がっていましたが「最後にちゃんと20は撃って立派だと思います」と答えました。そしてSさんはトータル90点で来季Aクラスも確保。ガッチリ握手して喜び合いました。
僕は最終組のため撃つ前に他県の情報も続々と入り「どうも上位県の点数があまり伸びてない。これはオレが何とかすれば何とかなるかも知れない」とさらに緊張が高まり、その辺で寝っ転がってみたり、意味なくスキート観戦したりで、挙動不審に拍車がかかる始末。
そして皆さんに応援してもらいながら、いよいよ最終ラウンドのスタート。「宮城の名誉のために!」と死ぬ気でやったところ、二の矢で何とか拾って行き「こういう気持ちの時は何とかなるもんだなあ」と思いながら、いつも通り右と左をバランス良く外して23点。最後の方は半泣きで撃ちました。
しばらくして最終結果が出て、団体6位が確定。「よかったねー」とまたまた3人でガッチリ握手。「射撃をしてこんなに幸せな日が来るとは思いませんでした」と涙ぐみそうになりましたが「宮城のあの選手は6位程度であんなに喜んで、フォームも変な上に、一体何なんだ」とさらに恥をかきそうなので我慢しました。
関係各所に報告して、表彰式で賞状を貰い、3人で仲良く宮城へ。お二人とも疲れているので僕も運転手しないとなと思いましたが「ここに来て事故ったらシャレにならん」と2分で交代してもらいました。すみません。
こうして3人にとって美しい一日が終わり、明日からはそれぞれ仕事へ。OさんSさん、そして応援して頂いた皆さん本当にありがとうございました。これから自宅に戻りますが、ここに来て事故ったらシャレにならないので、とにかく無事故で帰りたいと思います。
<専務の国体日記・終>
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