<射撃ニュース4月>

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(内紛で大揺れ クレー射撃協会)
役員改選に端を発した内紛で、日本クレー射撃協会が大きく揺れている。現執行部に反対する勢力が新しい会長や専務理事を独自に擁立し、4月から協会の運営を開始する事態となっている。問題は3月末の理事会、総会で持ち上がった。役員の改選期に当たっていたが、麻生太郎会長の続投を支持する太田豊秋会長代行らの現執行部は改選を議題に乗せなかった。協会は麻生会長を支持しない反執行部派が過半数を占めるといわれる。ある評議員は「続投案が否決される可能性が高く、首相の顔に泥が塗られることを恐れたため」と説明する。約10時間に及ぶ議論の末に、太田会長代行が継続審議を宣言して散会。当面は現執行部が協会の運営に当たるはずだったが、反執行部派が独自に役員を選出して1日から協会運営を始めたことが事態をさらに混乱させた。専務理事となった福城一信氏は「われわれは正規の手続きで選出された。今後は民主的な運営を進める」と話す。一方、現執行部は「散会後の議事運営は無効だ」とする文書を各会員に送った。10日には“新役員”による“理事会”が開かれる。監督官庁の文部科学省は「協会内の運営は内部で進めてもらわないと困る。近いうちに直接事情を聴く予定にしているが…」(競技スポーツ課)と困惑している。
(反対勢力が「理事会」麻生前会長のクレー射撃協会)
麻生太郎首相が会長だった日本クレー射撃協会は従来の執行部に反対する勢力が、4月から新体制を発足させたと主張し、10日に東京都内で第1回の理事会を開いた。理事20人中15人(委任状提出の2人を含む)が出席し、従来の体制でも理事だった7人も出た。対立は役員改選をめぐるもの。同協会は3月末に役員改選の理事会、総会を開いたが、麻生氏の再選が否決される見込みになったため、議長の太田豊秋会長代行が継続審議として散会にした。反対勢力はこれに納得せず、京都府協会の平井一三会長を新会長、広島県協会の福城一信会長を新専務理事とする新役員人事案を可決して「新体制」をスタートさせた。協会関係者によると、この事態に監督官庁の文部科学省が苦言を呈し、新執行部発足のあいさつを断るなどしている。従来の執行部は16日に会合を開く予定で、権力争いが法廷に持ち込まれる可能性も指摘されている。
(農業被害減へ狩猟わな規制緩和:岡山)
県は、深刻なイノシシやシカの農業被害を減らすため、狩猟に使う「くくりわな」の規制を緩和する。大きさを現行の直径12センチ以下から15センチ以下と3センチ広げて、わなにかかりやすくする。7日にイノシシとシカの県保護管理計画変更を告示、今秋の猟期から適用する。くくりわなは、ワイヤで作った輪で足などを締め付けて動物を捕らえる仕組み。誤って希少動物のツキノワグマが死傷するのを防ぐため、環境省が2007年、鳥獣保護法で輪の直径をクマの足より小さい12センチ以下とする規制を設けたが、狩猟者らから「わなが小さく、害獣がかかりにくくなった」と苦情が出ていた。
(銃使わず捕獲「わな猟師」養成へ:京都)
東近江市は、獣害に苦しむ農家にイノシシやシカを捕獲してもらうため、「わな猟師」の養成に乗り出す。狩猟免許取得に向けた勉強会を開いたり、わなの作り方を指導する。市は「猟友会だけでなく、地域全体で獣害対策を進めてほしい」としている。同市では2007年度、シカやイノシシに田畑を荒らされ被害は約1900万円に上った。市は猟友会に依頼して年間約800頭のシカを駆除しているが、年間の目標には約400頭及ばず、年々個体数は増えているという。そこで、市はわな猟師の養成を計画。狩猟の方法や免許を取るための知識、金属を溶接して柵や檻(おり)を作る技術を教える講習会を無料で開くことにした。農家を中心に参加を呼びかけ、材料費の助成も検討している。講習会は7月ごろに開き、対策費として200万円を本年度補正予算案に盛り込む予定。銃の猟師が入れない民家付近の山での狩猟を想定しており、市農林水産課は「簡単に捕獲できるわなを使い、銃の不足分を補ってほしい」と期待している。
(稚アユ狙いカワウ来襲:和歌山)
放流されたアユの稚魚がカワウに食べられる被害が、紀の川で相次いでいる。紀ノ川漁協(和歌山県紀の川市)は、橋本市や岩出市など流域の自治体を通じて県猟友会の流域3支部に依頼し、カワウの捕獲を行うなどの対策を取っている。カワウは体長約80センチで、全体が黒や黒褐色。紀の川流域では普段、ため池などで生息しているが、同漁協がアユを放流する時期になると、早朝に集団で飛来し、片っ端からアユを食べてしまう。昨年は、放流した稚アユの半数が被害に遭ったという。飛来するカワウは2000羽にのぼると推測され、同漁協は数年前から駆除に乗りだし、昨年、猟友会3支部が660羽を捕獲した。6日から体長約10センチの稚アユの放流が始まり、約1か月間で7回に分けて計約8トン(80万匹)が放される。同漁協では「カワウの影響でアユの釣果が半減している。5月下旬の解禁後、釣り客に喜んでもらえるように稚アユを守っていきたい」と話している。
(イノシシ15頭捕獲:福岡)
遠賀川に浮かぶ中島(中間市)でイノシシが増えている問題で、国土交通省遠賀川河川事務所(直方市)は、3月末までに15頭を捕獲したと発表した。大半は体重20〜30キロ台だが、約120キロの大物もいた。付近では畑の農作物を荒らすなどの被害が相次ぎ、事務所は「(島に生息している)残る5頭前後についても捕獲を進める」と話している。中島は縦1・1キロ、横0・3キロ、面積30ヘクタール(福岡ドーム4個分)。自然が残り、エサが豊富にあることから、かなり以前にすみ着いたイノシシが繁殖したと思われる。近年は川を泳いで渡り、近くの畑を荒らすなどの被害が報告されている。河川事務所が専門家に聞いたところ、生息には1頭当たり50ヘクタール以上が必要。中島は生息に適しておらず、市街地で人的被害を及ぼす恐れもあり、2月末から遠賀郡猟友会の協力で捕獲を進めていた。箱わなや猟銃で3月25日までに雄5頭、雌10頭を捕獲した。うち2頭の胃の中を調べたところ、植物の根やムカデ、たけのこなどを確認した。人為的なゴミは確認できなかった。6月30日まで島内に箱わなを設置してさらに捕獲を進める。
(そっくり模型でシカの食害防げ:長野)
南アルプス一帯のニホンジカの行動を調べている信大農学部(上伊那郡南箕輪村)が、下伊那郡大鹿村でシカにそっくりな模型を使い、おびき寄せる実験を始めた。同村は食害対策で、シカが入ると出られなくなる大量捕獲施設を設けているが、07年に設置してからシカを捕らえたのは2回。今回は捕獲の効率を上げるための試みで、同学部によると全国でも例がないという。村や県と協力して捕獲施設で調査を続けている同学部の竹田謙一准教授(応用動物行動学)によると、模型はニホンジカが群れで行動する習性を利用し、捕獲施設に近づけるのが狙い。伊豆諸島の鳥島ではアホウドリの営巣地を移すために模型が使われており、今回の発想のきっかけになったという。模型は、シカ猟に使われているという米国製。ニホンジカに似た大きさを選び、同村内で捕獲施設を設けた2カ所の1つ、北川牧場に3月中旬に10体を設置。このうち6体を9日、もう1カ所の向山牧場に移した。同牧場の捕獲施設では8日、シカ3頭が捕らえられたばかりで、実験では1体と5体に分けて放牧地に設置。自動カメラも取り付け、それぞれの誘引効果を比較するという。同村は年間6500万円余のシカによる農林業被害があり、県内では南佐久郡川上村、飯田市に次いで多い。村産業建設課は、捕獲施設も含めて「初の試みだが、これから効果が表れるはず」と期待。竹田准教授は「模型の効果について科学的実証はされていないが、シカの行動の特徴を利用できる」と話している。
(裏年のタケノコ、イノシシ食い荒らす:石川)
タケノコの産地で知られる金沢市内川、富樫、額地区の竹林で、二月上旬からタケノコの芽がイノシシに食い荒らされる被害が相次いでいる。JA金沢市タケノコ部会によると、イノシシによるタケノコ被害が確認されたのは同地区で初めて。今年は収穫量が少ない裏年で生産農家は十三日の初出荷を目前に控え、ロープを張って竹林への進入を防ぐなどの警戒を強めている。市とJA金沢市によると、温暖化の影響で北上するイノシシによる農作物の被害が拡大しており、昨年は倉ケ嶽の水田などで確認された。今年は内川や窪、山科、高尾、四十万などの各地でイノシシの好物とされるタケノコの芽が地中で食べられる被害が目立っているという。このため、各生産農家は、夜行性のイノシシによる被害拡大を防ぐため、竹林にロープを張ったり、照明を取り付けるなどの対策を取った。さらに市から委託を受けた県猟友会金沢支部が四十万、高尾、倉ケ嶽の計四カ所にイノシシを捕獲するおりを仕掛けたが、各地で被害が後を絶たないという。今年の出荷量は前年より約四割少ない約四百六十トンになる見通し。その中でのイノシシ被害について、同部会の山下博部会長(57)=蓮花町=は「掘ってみないと分からないが、初出荷に予定していたタケノコの約二割が食べられたのではないか」と話した。
(手投げ弾?相次ぎ投げ込まれる:福岡)
10日午前4時ごろ、福岡県久留米市新合川1丁目の造園会社事務所のガラスが割れている、と警備会社から110番通報があった。出入り口のドアガラス1枚が割れ、事務所内に手投げ弾のようなものが1個落ちていた。また同日午前7時ごろ、約3キロ離れた同市高良内町の民家敷地内で、駐車中のマイクロバスの運転席側の窓ガラスが割れ、車内に手投げ弾のようなもの1個が落ちているのを、バスの所有者の男性が発見した。いずれも爆発やけが人はなかった。県警は同一犯の可能性が高いとみて、器物損壊事件として調べている。県警は現場前の道路を封鎖。県警の爆発物処理班や自衛隊が出動し、処理作業にあたっている。自衛隊関係者によると、手投げ弾とみられる物は「ピンが抜け、安全レバーが外れ、危険な状態」という。火薬の有無などを含め、慎重に調べている。現場はいずれも住宅街で、警察官や自衛隊員で騒然としており、付近の住民も一部避難している。久留米署によると、新合川1丁目の会社事務所は2階建てで、割られていたのは1階の出入り口のドアガラス。当時は無人だったという。高良内町では、敷地内に住む男性が朝、バスを見に行って発見。運転席の下のアクセルといすの間に手投げ弾のようなものが落ちていたという。福岡県内では08年9月、同県苅田町のトヨタ自動車九州小倉工場に手投げ弾が投げ込まれる事件が起き、暴力団の関与が疑われている。久留米市に本部を置く指定暴力団道仁会と指定暴力団九州誠道会(本部・福岡県大牟田市)の抗争も続いていることから、県警は今回の事件にも暴力団が関与した可能性があるとみて調べている。
(花壇に無残な足跡、イノシシが犯人か:三重)
住民有志が手入れしている伊勢市岡本町のビオラやチューリップなどの花壇が8日朝、荒らされているのが見つかった。前々日の6日にも同様の被害に遭った。昨秋から育ててきた花はちょうど見ごろ。イノシシによるとみられ、世話をしている住民らは落胆している。花壇があるのは、県道伊勢磯部線沿いの県有地など。雑草が茂り、無断駐車が横行していたのを、地元有志五人が「観光客や地域の人に喜んでもらえれば」と県の承諾を得て、三年前から少しずつ整えた。花壇は現在、直径七メートルの円形をメーンに九つある。チューリップやビオラのほか、フリージア、スイートピー、アネモネ、サクラソウなどが植わり、色とりどりの花を咲かせている。被害に遭った花壇は、花が根元から掘り返され、踏み荒らされていた。動物とみられる足跡が残り、八日早朝には、警戒していた住民有志の一人が付近でイノシシ二匹を目撃した。住民有志の一人は「せっかく育ててきたのに涙がこぼれそう」とがっかりしている。付近では同じころ、国史跡・旧豊宮崎文庫にあるオヤネザクラ(市天然記念物)の根元や民家の庭が掘り返される被害もあった。人へ危害を加える心配もあり、市は八日、付近に捕獲用のおりを設置した。
(ツキノワグマ出没状況など報告:福井)
県や市町の担当者が、クマ被害の防止策などを協議する「ツキノワグマ出没対策連絡会」の09年度初会合が9日、県庁で開かれ、昨年度に確認された県内でのクマの出没状況などが報告された。県自然環境課の松村俊幸主任によると、出没件数は148件で、前年度に比べ26件減った。4月〜8月は高浜町での出没が計20件と県内最多だったが、9月〜3月は勝山市が計13件と最も多かった。また、餌となるブナやミズナラなどドングリの豊凶とクマの出没には相関性があることから、県と各市町は8月以降、県内の森林で木の実の豊凶を調査することを申し合わせた。松村主任は「豊凶を調べることでクマの移動先や、クマが生息している林の予測に役立てたい」と話した。
(冬眠明けのクマ注意:福井)
県は9日、冬眠明けのツキノワグマの出没に備えた対策会議を県庁で開いた。「春先はクマの交尾期で活発になる」と、注意を呼び掛けていく。県がまとめた昨年度の出没調査によると、前年度に続き人身被害はなく、出没数も微少にとどまった。餌の木の実の育ちがよかったことなどが原因とみられる。だが、04、06年度はともに人身被害は10件以上、出没頭数は1000を超えており、県自然環境課の担当者は「県内の里山はいつどこでクマが出没してもおかしくない状況」と強調する。例年、この時期は山菜採りで入山した人がクマと遭遇する事例が相次いでいるため、県は入山者に同課のホームページなどで入手できる「人身被害対応マニュアル」を熟読するよう求めていくという。
(クマに注意:岩手)
県自然保護課は、山菜採りやレジャーなど山に入る機会が多くなる季節を前に、ツキノワグマの被害に遭わないよう注意を呼び掛けている。ツキノワグマは冬眠から目覚めたこの時期、餌を求めて山を広範囲に移動する。今年は既に大船渡市や山田町で出没。同課野生生物担当の金子和華子主任は「暖冬の影響なのか例年よりクマの出没が早めかもしれない」と話す。クマと遭遇しないためには▽クマよけの鈴を装備▽ラジオの携帯▽複数人で行動−などが対策に挙げられ、クマに人の存在を知らせることが大切だ。また、人が残したおにぎりなどに味をしめてクマが人里に下りて来ることを防ぐため、入山した際は、残飯などのごみをきちんと持ち帰るよう呼び掛けている。今年に入り、クマによる人身被害は起きていない。例年、山菜採りなどで山に入る高齢者の被害が多い。
(サル被害防止に犬:富山)
県内でサルによる農作物の被害が相次ぐ中、サルを追いかけたり、ほえたりして追い払う「モンキードッグ」が県内で初めて誕生し、魚津市で活動を始めた。県や地元農家は「サル被害に歯止めをかけてほしい」と期待を寄せている。県によると、07年度のサルによる県内の農作物被害は約2800万円。野菜畑が荒らされる被害が多く、ジャガイモやダイコンなどの根菜類を掘り出して食べることもあるという。県は電気柵を設置するなどの対策にも取り組んできたが、より効果的に被害防止を図ろうと、長野や岐阜など他県で実績を上げている「モンキードッグ」に着目した。県内初のモンキードッグとなったのは、ラブラドールレトリバーの「ラブ」と「ベッキー」(いずれもメス、1歳)。昨年4月、魚津市稗畠の農業、政二(まさに)正成さん宅にラブが、同市坪野の農業、島沢和美さん宅にベッキーが、それぞれ預けられ、両家族が飼い始めた。2頭は11月から約5カ月間、富山市の訓練所「坂井ドッグスクール」に“入校”。「待て」「戻れ」など人の指示に従う服従訓練や、サルのにおいを染みつかせたタオルを使ってほえたり、追いかけたりする訓練を受け、先月末に家族の元に戻ってきた。政二さんは朝や夕方、ラブを連れてサルが出そうな畑や山林の近くを歩き、巡回している。これまでサルに出くわしたケースはないが、畑に目立った被害はないという。「ラブが普段から歩き回ったり、ほえたりしていることで、サルは畑に入りづらくなっているはず。目に見えない効果もある」と話す。県は今年度、入善町や富山市大山地区にもモンキードッグを配置する方針で、「ラブとベッキーの活躍の成果に期待したい」としている。
(産卵期カラスは停電原因:石川)
電柱に作られたカラスの巣による停電を防ごうと、北陸電力が繁殖期の2〜5月、巣を撤去している。9日には金沢市田上本町で作業があり、直径約40センチの巣を取り除いた。カラスが産卵のため巣を作るのは春。ハンガーや針金などを材料にするため、電線と接触すると停電を起こすことがある。北陸電によると昨シーズンは県内で約3800の巣を取り除いたが、5件の停電が発生。今シーズンも3件の停電があり、既に約2100個を撤去した。撤去後にはカラスが嫌う風車や釣り糸などを張り巡らせ、営巣を防ぐ。北陸電は「電柱にカラスの巣を見つけたら連絡してほしい」と話している。
(もはや銃規制強化は不要?規制強化支持派が急減:アメリカ)
米国で銃規制の強化を望む人が急減し、過半数を大きく割り込んだことが、CNNとオピニオン・リサーチの最新世論調査で分かった。調査はニューヨーク州で3日に男が銃を乱射し13人が死亡する事件が発生したことを受け、米国の成人1023人を対象に3日から5日にかけて実施した。この調査で銃規制の強化を支持すると答えた人は39%だった。米ギャロップが実施した過去の世論調査では、銃規制強化の支持派は2001年の調査で54%、2007年は50%に上っていた。今年になって規制強化を支持する人が急減したのは、銃規制に積極的な民主党のオバマ政権誕生が背景にあるとみられる。ホルダー司法長官、クリントン国務長官ら閣僚から銃規制強化を訴える発言が相次ぐ中、規制に反対する側が「(オバマ大統領と)与党は、望めるものならこの国で銃を厳しく規制するか、なくそうとするだろう」(銃所持者側弁護士)との危機感を募らせているとみられる。ただし今回の調査で銃規制緩和を支持すると答えたのは15%のみ。46%は現状維持を望んでいた。
(アザラシ猟:カナダ)
カナダで今年2期目のアザラシ猟が行われている。捕獲制限は6万頭超。
(南アルプスのふもとからシカの食圧の影響 )
最近の南アルプスでは、シカ等による高山植物等への被害(食圧)が深刻です。シカは、昔から棲息していましたが、1990年代末頃から急激に増え、影響が顕著になり始めたそうです。シカは柔らかい高山植物を好んで食べる一方、マルバダケブキなどの固い植物は食べないので、シカの食圧を受けた場所にマルバダケブキ等が侵入して、植生が劇的に変化してきています。 植生の変化だけではありません。シカの食性は環境に適応し、食べるものがなくなれば、普段は食べない植物も食べ始めたり、さらに草を食べ尽くすと樹木の皮を剥いで食べたりもします。南アルプスでも、こうした「樹皮剥ぎ」が見られるようになっています。食圧が過度にかかり続ければ、植生が貧弱化し、土壌の流出なども懸念されます。不可逆的な影響が生じる前に、早急な対策が必要です。この変化の原因がシカなどの獣だけにあるという科学的な判断は出ていませんので、早計に決め付けるのは危険ですが、一方では疑われる原因に対する早急な対策も必要です。地元の自治体、ボランティア団体や協議会は既に、守るべき高山植物帯の周囲に防鹿柵を設置しています。環境省も、2008年度に仙丈ケ岳馬ノ背に防鹿柵を設置しました。効果についてモニタリングしていく予定です。柵は主に登山道沿いに設置しています。シカの跳躍力を考えて、柵は高さ2m以上もあります。金網製の柵では、冬季に雪の重みで歪んでしまうため、ネット柵を使用したり、場所によって冬前にネットを撤去したりと改良を試み、また鳥がかかりにくいように網の色を工夫する配慮もしています。周辺の山小屋の方々にも随分とご協力をいただいています。柵の効果はこれから確認していくことになりますが、シカが柵の中に入れず周辺を徘徊していたとか、柵の中の草丈が周辺より高くなっているとか、その効果の一端は見えてきています。これらの柵の設置や冬支度は、関係機関や地元ボランティアの方が参加して作業しています。時に重い柵を運んだりと、楽な作業ではありません。私は冬支度の作業から参加することになりましたが、印象的なのは参加した人々の姿勢でした。山に集まって作業をして、話して、日常と違う時間を過ごすことが楽しいと、ある参加者が力説していました。まず麓から柵地点まで山を登ってきて、作業。日中は、秋も半ばを過ぎた寒空の下で参加者持参のおでんを囲み、夜は山小屋で山の話から与太話まで延々と話し続けます。自然を守りたいという気持ちが原動力としてあるのはもちろんですが、そこには、自然保護だけを目的とする“同舟者”という以上の、山を楽しむ人々のつながりを生み出す、弾力的で広がりのある輪ができつつあるように感じられます。これは取り組みのきっかけをつくった方々を始めとする参加者全員の熱意と対話の賜物だといえるのではないでしょうか。さて、お気づきだと思いますが、防鹿柵は今まさに起こりつつある被害を食い止めるのには有効な反面、保護できる面積には限界があり、対症療法的な対策に過ぎません。南アルプス周辺では、狩猟や有害鳥獣対策としてシカの捕獲が行われていますが、その頭数は増え続けているといわれます。また、かつては標高の低い地域で活動していたシカですが、最近は標高の高い地域にも上がってきています。2008年には標高約3,000m付近でも確認されたという情報が寄せられました。特に脆弱な山頂付近では固有種の生息・生育域への影響が心配されます。これからは長期的な視野も持って対策を講じることが必要です。環境省では、2008年度から「南アルプス国立公園高山植物等保全対策検討業務」を実施しています。シカの食圧対策にかかる基礎的な資料の収集とともに、影響の把握や予測評価を行い、保全対策の基本的な計画を定め、取り組みを進めたいと考えています。シカ対策は南アルプスにおける取り組みの一部に過ぎませんが、様々な取り組みを通して南アルプスの自然の保全に役立っていければと思っています。

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(五輪招致へ首相アピール、迎賓館でもてなし)
2016年夏季五輪の東京招致に向け国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会を招く公式夕食会が、麻生太郎首相(68)の主催で18日に東京・元赤坂の迎賓館で開かれることが8日、固まった。首相主催は東京都の石原慎太郎知事(76)が要請していた。クレー射撃選手としてモントリオール五輪出場の経験もある首相自らが前面に立ち、日本の取り組みをアピールし招致に弾みを付けたい考えだ。06年3月から改修工事をしていた迎賓館は新装後初めての歓迎行事となる。IOC評価委は立候補都市をシカゴ、東京、リオデジャネイロ、マドリードの順に訪問。今年10月のIOC総会での投票の重要な資料となる評価報告書を作成する。東京都は「招致には国賓級のもてなしが必要」として会場などを検討していた。
(総延長68km防除柵設置:愛知)
鳥獣害に強い集落を目指した地域ぐるみの対策を支援するため、「緊急野生獣類被害防止対策事業」として2008年12月、市内に総延長68kmの防除柵を設置した。近年、市内では中山間地域を中心にイノシシなどによる農作物被害が増加しており、2007年度に「市農作物鳥獣害対策連絡協議会」を設立。計画期間を2011年度までとした「市鳥獣害対策アクションプラン」を作成した。「緊急野生獣類被害防止対策事業」はその一環で、防除器具などに要する資材費を補助。2008年度は49の地域から申請があった。
(電線、カラスから守れ:栃木)
カラスの繁殖シーズンを迎え、東電栃木は電柱に作られたカラスの巣対策に頭を悩ませている。針金ハンガーなどを巣の土台に使ったカラスの"鉄筋住宅"が電線に触れ、停電を引き起こす恐れがあるためだ。パトロールを強化するなど、巣の撤去や電線防護の作業に追われている。東電栃木によると、繁殖シーズンの三−四月にかけ、電柱の上に巣作りするカラスが多くなる。カラスは針金ハンガーなどを巣の土台として利用する。全国的に事故が相次ぎ、三月二十一日には宇都宮市内でも巣が電線と接触しショート、約三千世帯が一時停電する事故が発生した。同社が昨年一年間に県内で行った対策作業は九百六十九件。このうち巣が原因で停電などの事故につながったケースが二件あった。今年は三月までに作業は三百三十八件、事故は既に二件起こっている。同社北支社が三月下旬に大田原市浅香三丁目で行った巣の撤去作業では、約十一メートルの高さに作られた巣を高所作業車を使って取り除いた。巣には約三十本の針金ハンガーが使われ、漏電する危険が高かった。同支社は「物干しに掛けておくハンガーはカラスの標的になっている。出しっぱなしにしないよう心掛けてほしい」と話している。
(停電1万8000世帯、鳥のフンが原因?:愛知)
7日午前11時20分ごろ、愛知県一宮市南部と稲沢市北東部の約1万8000世帯で停電があった。鳥のフンが原因とみられ、1〜6分後に順次復旧した。中部電力名古屋支店によると、一宮市大和町妙興寺の変電所構内にある7万7000ボルトの電線の絶縁部分に鳥のフンが付着していた。同支店は、たまったフンを通して電気が流れたのが原因とみている。カラスなどが送電線の鉄塔に営巣することによる停電は時折あるが、フンが原因となるのは珍しいという。
(千歳市クマ防除隊:北海道)
千歳市クマ防除隊の2009年度委嘱状交付式が7日、市役所議会棟で行われ、北海道猟友会千歳支部から推薦を受けた20人が防除隊を編成した。防除隊は、1969年に市クマ対策本部として発足。2000年4月から現在の名称になって、市民のヒグマ被害防止、人との共存共生を目的に、ヒグマの出没情報や目撃報告があると現地調査や警戒のために出動する。委嘱期間は3年間。委嘱式では、山口千歳市長が井上正雄隊長ら出席した19人に委嘱状を手渡し、「皆さんのおかげで市民の安全確保、農作物の被害防止ができる。今後もお力を借りながら、市民の安全確保に努めていきたい」とあいさつした。
(ふるさとケータイ事業実証実験へ、採算性やニーズ探る:徳島)
三好市は、地域独自の携帯電話サービスを提供する「ふるさとケータイ事業」の実証実験に取り組む。お年寄りの緊急通報や健康指導などのサービスを付加した携帯電話事業の採算性やニーズを探る。ICT(情報通信技術)を活用した地域活性化策を推進する総務省のモデル事業で、市は採択され次第協議会を設立し、携帯電話事業者から通信回線を借りて実施する。ふるさとケータイは、携帯電話による新規事業を地方で立ち上げ、地域経済活性化や情報格差解消を図ろうと国が事業化を進めている。全国では三好市のほか、京都府の四市町が観光情報発信や有害鳥獣駆除に携帯電話を活用する事業を提案するなど、三地域がモデル事業に応募している。
(大量捕獲施設でニホンジカ3頭:長野)
下伊那郡大鹿村が村営向山牧場に設置してあるニホンジカの大量捕獲施設(囲いわな)にシカ3頭が入っているのが確認され、村と県、信大農学部が8日、合同で捕獲作業をした。同施設でシカを捕らえたのは昨年12月の1頭以来で2回目。農林業被害に悩む村は、狩猟期間が過ぎてから成果が出たことに「ほっとした」としており、今後に期待している。シカは、7日に調査で訪れた信大生が見つけた。いずれも雌で、体長は約1・0−1・3メートル。体重は1頭が39キロ、ほかの2頭は20キロ前後で親子とみられるという。この日は、村や県の職員ら計約20人が現地に集合。6人が囲いの中に入り、板を手に、20分ほどかけてシカを施設の一角に追い込んだ。その後、電気ショックを与えるなどして処理し、村内の解体施設へ運んだ。村が県などと協力して2007年秋に設置した捕獲施設は村内に2カ所ある。南アルプスでニホンジカの調査を続けている信大農学部の竹田謙一准教授によると、餌となる草の生育が進むため、5月の牛の放牧までに集中して捕獲できる可能性があるという。現地を訪れた柳島貞康村長は「シカ害が多いので、効果が上がれば捕獲施設を増設していきたい」と話していた。
(キジがお散歩:富山)
高岡市美術館近くの駐車場に八日、野生のニホンキジがひょっこり現れた。見ごろの桜に誘われたか、芸術鑑賞か。それとも、高岡開町四百年記念行事で忙しい利長くんのお供?富山地方気象台がソメイヨシノの満開を発表した同日、キジは咲き誇る桜並木近くの路上をゆったりとした足取りで散策していた。高岡古城公園動物園によると、自然豊かな高岡市でキジが市街地に出現するのは珍しいことではないという。職員は「二上山などの野山から草木の茂みを伝って来たのでは」と話し、無事に山へ帰るよう願っていた。
(放鳥トキ、カラスと空中戦:宮城)
新潟・佐渡島で放鳥され、宮城県角田市に飛来した雌のトキは、阿武隈川の中州を拠点に半径500メートルほどを飛び回っては、田んぼで餌をついばんでいる。7日は、とき色の羽を悠々と広げてカラスを追い回したり、逆に追い回されたり。近くの柴崎貞夫さん(68)は「角田の環境を気に入ったのかな。このまま定住してくれれば」と願う。トキは、3日に角田市へ移ってきた。周辺には連日、カメラや双眼鏡を携えた地元の人たちが詰めかける。環境省関東地方環境事務所の見上敏一・野生生物課長は「驚かせないように100メートル以内に近づかないで」と呼びかけている。
(マクドナルドにライフル強盗:中国)
報道によると6日早朝、東莞市東城大道201号のマクドナルドに3人組の強盗が入った。強盗はライフルで従業員を脅し、売上金数百元を奪って逃走した。怪我人はいない。4月6日午前4時50分ころ、東莞市東城大道201号のマクドナルドに3人の男性客が入って来た。店内には5人の店員がいたが、3人の男性はカウンターの店員のそばまで行くと突然、カウンター内にいた女性従業員にライフル銃を向けた。3人の男たちは5人の店員に向かって低い声で、頭を抱えて床にひざまづくように指示した。男たちの一人が店長室に入り、その日の売上金を奪い、3人は逃走した。わずか2分間足らずの犯行だった。店の外の目撃者の話によると、3人の男たちは店から走り出てきて店の前に停めてあった車に乗って逃走したという。3人は身長170〜175くらい、1人は白、二人は黒い服だった。出てきた時に白い布袋を持っていた。幸い怪我人はいなかったが犯人はまだ捕まっていない。・・・記者の問い合わせに対し、マクドナルド深セン有限公司からの回答がないとか。犯行の迅速さからして内部の事情に詳しい者の犯行かも。

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(県11施設撤退検討を:群馬)
県が公表した2008年度の包括外部監査報告書は、県有施設の運営を外部委託する指定管理者制度の対象の53施設中、11施設について、「県民全体の負担で所有することに合理性があるか疑問」などとして、施設の撤退や譲渡を検討するよう県に求めた。報告書は、11施設のうち、「高崎城址(じょうし)地下駐車場」(高崎市)や「かぶら文化ホール」(富岡市)、「桜山森林公園」(藤岡市)など7施設について、地元市町やその外郭団体が指定管理者で利用者も地元住民が多いことから、それぞれの自治体に移譲するなどして、県が撤退することを検討するよう要望。「県クレー射撃場」(安中市)や「県ライフル射撃場」(榛東村)は、競技人口が少ないことなどから、県民全体の負担で所有を続けることに疑問を呈した。「県野鳥の森施設」(安中市)は、利用者が年間約9000人と少ないなどの理由で、施設の必要性自体に検討の余地があるとした。今月から藤岡市に移管された「みかぼみらい館」(藤岡市)は、もともと地元住民の利用が中心だったことを挙げ、「もっと早い段階での移管があっても良かった」との意見を付けた。外部監査の報告書について、大沢知事は今月1日の記者会見で、「重く受け止めてしっかりと検討する」と述べた。
(シカ肉料理のレシピ研究:兵庫)
シカによる農林業被害に頭を痛める宍粟市のしそう観光協会が、シカ肉を使ったオリジナル料理の研究を重ねている。すでに商品化しているレストランのロールキャベツ、薫製、コロッケなどを試食し、シカ肉の流通ルートも調査。今後、レシピを作り、市内の飲食店に提案するという。シカによる農作物被害は後を絶たず、県内で年間約一万六千頭を捕獲。宍粟市内でも約二千頭を捕らえている。県では被害拡大を食い止めるため、猟期の延長や捕獲数の上乗せなどを検討しており、肉や皮の有効活用が注目を集めている。「生臭い」「硬い」というイメージがあり、食用としては敬遠されがちだが、丹波や北播磨地域では、高たんぱく低脂肪の肉に着目し、特産品化を進めている。宍粟でも観光協会が中心になって今年二月から取り組み始めた。春から夏にかけてはアユ、秋からはイノシシ肉のボタン鍋などの名物料理があるが、新たな一品を作り、害獣被害の削減と観光振興の一石二鳥を狙う。四月初め、シカ肉料理をすでに商品化している同市千種町鷹巣、千草カントリークラブのクラブハウスに観光協会会員十二人が集まって研究。ロールキャベツなどの料理を試食し、料理長に「臭みはどうやって取るのか」「コストはいくらぐらい」などと質問していた。宍粟ではシカ肉を扱う精肉店が少ないなど課題もあるが、観光協会は「シカ肉のイメージを払しょくし、宍粟を代表するブランド品に育てたい」と意気込んでいる。
(「イノブタダービー」今年も開催:和歌山)
子供のイノブタに著名人の名をつけてレースを行う、和歌山県すさみ町の人気イベント「イノブタダービー」の開催が5月3日に決まった。今回はオバマやイチロー、ポニョ、マツザカといった名前のイノブタが登場する。町ではインターネットによる馬券ならぬ“豚券”の投票申し込みの受け付けも始めている。ダービーは町内の県畜産試験場でイノシシとブタをかけあわせた「イノブタ」誕生を記念して始められ、今年で29回目。現在は町のパロディー国家「イノブータン王国」の建国記念イベントとして行っている。レースは同町のすさみ海水浴場で、午前9時半〜午後2時半に4回実施。砂浜に設けられた1周約100メートルの長円形コースで行う。出走する2〜3歳のイノブタ6頭は、キタジマ▽イチロー▽オバマ▽リョウくん▽ポニョ▽マツザカ−と、テレビなどでおなじみの著名人らの名を借りている。町では競“豚”新聞も臨時発行したほか、オリジナルグッズなどが当たる勝ち豚予想の豚券(無料)の申し込みをインターネット(http://www.inobuta.jp/kenkokusai/netderby.html)で受け付けている。締め切りは5月2日。
(“はぐれ”越冬マガン:埼玉)
富士見市北部のびん沼川で越冬している天然記念物のマガンが、シベリア方面への「北帰行」を間近にして3羽のアヒルと「共同生活」している。川越市藤間の日報連会員、菊地久二さん(64)がアヒルと岸辺で羽を休めているのを撮影した。県生態系保護協会ふじみ野支部(野沢裕司支部長)が昨年11月、群れからはぐれたマガン1羽が16年ぶりに飛来したのを確認して話題になった。その後、アヒルたちに接近し「孤独」を癒やしている。釣り人たちが「カップルのようだ」とうわさし合ったりしているが、県生態系保護協会の堀裕和研究員は「同じカモの仲間だが、生物分類上違う家禽(かきん)のアヒルと、野禽のマガンがつがいになることはまずない」と否定的。近くにはヒドリガモの群れ約30羽も滞在中。ヒドリガモが北へ帰ればマガンも一緒に飛び立つ可能性が高く、4羽は別れを惜しむように寄り添う日々が続いている。
(広州の娯楽施設を数十人が襲撃:中国)
8日付広州日報によると、広東省広州市内の娯楽施設、世界大観が7日早朝、銃や刀で武装した数十人に襲われた。配電施設などが破壊され、警備員らに多数の負傷者が出た。襲撃グループは約50人で、全員が銃や青龍刀、鉄パイプなどを持っていた。世界大観の監視ビデオには、7日午前4時52分、男らがワゴン車など6台に乗って、駐車場に乗りつける様子が記録されていた。襲撃グループはそれぞれ約10人の5組に分かれ、配電室、警備員宿舎、第1・第2ゲート、社員寮を襲撃した。警備員宿舎を襲った約10人は、応援に駆けつける警備員を阻止するなど、事前に綿密な行動計画を練っていたとみられる。破壊活動が最も激しかったのは配電室だった。襲撃により警備員多数が負傷した。5人が入院し、うち1人は体内に銃弾が残っているという。襲撃現場では散弾や銃弾が見つかった。襲われた警備員によると。襲撃グループは少なくとも大小の銃5丁を持っていた。世界大観を運営する会社董事長(代表取締役)によると、付近の漁村との電気・水道料金に関するトラブルが原因である可能性が高い。同社は別の投資管理会社を通じて、同漁村に水と電気を供給していた。投資管理会社の経営は安定しておらず、運営していたレストランも手放した。ただし、世界大観側との契約関係は続いている。同董事長によると、漁村に供給していた電気・水道の料金も100万元(約1470万円元)以上が未払いになったため、2009年1月から供給を停止したという。

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