<射撃ニュース4月>

4/16
(猟友会にハンター保険助成:栃木)
日光市は今年度から、有害鳥獣の駆除を依頼する猟友会に対し、事故などの際に補償内容を上乗せするための保険料を助成することを決めた。県猟友会によると、県内では初のケースという。市は畑を荒らすイノシシなど有害鳥獣を駆除するため毎年度、県猟友会日光支部(塚原久夫支部長)傘下の各11地区支部と業務委託契約を結んでいる。市は駆除の際、日当として半日2000円を支給しているが「弾代やガソリン代も賄えず、ボランティア状態」(塚原支部長)と言う。事故への対応では、各自がハンター保険に加入し、誤って他人を死傷させた場合、2億円、本人が死傷した場合は最高で500万円が支払われる。同支部では、ハンター本人が誤射などの事故で死亡するケースは起きていない。しかし、一昨年の駆除では1人が誤って腕に重傷を負った事故が起きた。市は契約上、事故に責任を負わないことから、支部は損害賠償訴訟を起こされることなどを懸念、市に対応を求めていた。市は「駆除は猟友会にお願いしなければならず、必要な支援」と判断。新年度予算に約200万円を盛り込み、駆除に参加する324人を対象に、支部として傷害保険に加入。万一、死亡事故が起きた場合、最高で3500万円が上乗せされることになった。塚原支部長は「大変ありがたい。来年度以降も引き続き支援をお願いしたい」と話している。
(仙台・大倉地区でイノシシ北上:宮城)
月明かりの畑に黒い塊がうごめく。餌を求めて、山から人里に下りてきたイノシシの群れ。カメラのストロボ光に驚き、一瞬のうちに闇の中へと消えていった。奥羽山系の山あいに位置する仙台市青葉区大倉地区。先月下旬から今月にかけて、野生イノシシの撮影に成功した。かつて、宮城県南部が北限とされたイノシシの生息域が北上し、ここ数年は青葉区や泉区西部でも、農作物への被害が出ているという。「畑がトラクターで耕したように掘り起こされ、作物が一晩で食い尽くされることもある」。イノシシが現れた畑の所有者は、種芋の植え付けシーズンを前に、侵入防止用の電気柵を張る作業に追われる。近くの大倉大原地区では、仙台七夕に欠かせない竹の被害も。毎年、自宅近くの竹林から青竹を切り出している早坂勲さん(77)は「若芽が食い荒らされており、生育への影響が心配」と表情を曇らせた。
(鳥獣対策「虎の巻」で撃退へ:鳥取)
深刻化している鳥獣による農作物への被害を防ぐため、県は対策マニュアル「鳥獣対策・虎の巻」を作製した。カラスやイノシシなどの生態や捕獲方法から、解体や調理手法まで写真つきで解説。県担当者が「地域の実例を集めた集大成」と胸を張る自信作だ。県生産振興課によると、08年4~12月の農作物の鳥獣被害は前年同期比2割増の1億1500万円に上った。内訳はイノシシ5200万円▽カラス4200万円▽ヌートリア1300万円▽シカ100万円など。「虎の巻」はこの4種類のほか、クマ、サル、アライグマ、カワウについて撃退策を収録した。なかでも最大の敵、イノシシのページは充実しており、捕獲のための柵(さく)の設置方法から内臓の取り除き方、皮のはぎ方といった解体方法まで丁寧に説明している。「虎の巻」は鳥獣対策についての技術者養成講習でテキストとして使われるほか、市町村や農協などに配布。県庁と県総合事務所で300円で販売している。
(県警が銃所持審査を強化 指導官に退職警官:岐阜)
長崎県佐世保市で2年前に起きた銃乱射事件を受け、岐阜県警は4月から、生活安全部生活環境課内に銃砲等行政指導官を新設、再任用したベテランの退職警察官をあて、銃所持審査を強化する。退職警察官の熟練技能を生かす試みの一環で、同指導官の設置は「全国でも珍しい」(県警)という。猟銃などの所持には県公安委員会の許可が必要。講習会や筆記試験、警察官による面接などが行われる。同指導官は、各署で行われる一斉検査などの場で審査のポイントなどを指導する。
(尾瀬特別保護地区20日からシカ駆除:群馬)
ニホンジカによる高山植物の食い荒らしを防ごうと、環境省関東地方環境事務所(さいたま市)は、20日から尾瀬国立公園の大江、浅湖(あざみ)両湿原を中心とした特別保護地区で銃によるニホンジカの駆除を実施する。大型連休を除いて5月19日までで、入山者の比較的少ない時期を選んだ。ホームページなどで入山者に注意するよう呼びかけている。5月20日からは、くくりわなによる駆除を行う。公園全体で年間100頭の駆除を目指すという。
(カワウの被害のほどは?滋賀)
琵琶湖で水鳥のカワウが増えて被害が出ていると聞きました。昨秋、県が調べた生息状況では、主な繁殖地の竹生島(ちくぶしま)(長浜市)で5万8547羽、伊崎半島(近江八幡市)で1万6141羽、合計約7万5000羽が確認され、前年の約2倍と激増しています。これは調査開始以来最多の記録です。カワウの繁殖地では、営巣に木の枝が折られるなどして広範囲で木が枯れたり、魚が大量に食べられて漁業に影響が出ているそうです。カワウとは羽が黒っぽく体長80~90センチの魚食性の鳥で、アジアやヨーロッパ、オーストラリアなどに広く生息しています。魚を捕るために水深10メートル近く、1分以上も潜るといわれています。琵琶湖では4月ごろから営巣し、9~10月に県外に移動して減少します。竹生島のカワウに標識を付けての分散調査では、昨年9月に584キロ離れた熊本県にまで長距離移動していることが確認され、琵琶湖から広範囲に移動していることが分かっています。被害としては、カワウは1日に300~500グラムの魚を食べるといわれ、3~8月は、アユが狙われることが多いと考えられています。県の試算では、昨春の生息数約3万5000羽が214日間(県内での滞在日数)、1日に350グラムの魚を食べると、年間の捕食量が2622トンになります。これは琵琶湖での年間の漁獲高を大きく超える量で、水産資源への影響が心配されています。また、営巣時に木の枝を折って使うため、大量繁殖地では、広範囲にわたって樹木が枯れるケースが多発しています。竹生島では、樹木の大量枯死ではげ山状態の場所も出現し、土砂崩れも引き起こしています。また、大量のふんによる悪臭なども問題視されています。同様の被害は伊崎半島でも進んでいるそうです。対策としては、これまで花火や人による追い払いなどもしてきましたが、卵にせっけん液をかけて呼吸できないようにして卵からかえるひなを少なくしたり、木にネットをかけてカワウが近付かないようにしてきました。04年度からは、散弾銃を使って駆除もしています。09年度は合計3万羽を駆除する予定で、それ以降は生息数に応じて駆除数を決めていくようです。県水産課などは今後6年間でカワウ被害が顕在化する以前の4000羽程度まで減らすことを目標にしています。なぜ増えたかというと、昨秋以降の大繁殖にはいくつかの要因が考えられています。県によると、04年からの銃器駆除でもカワウが減少せず、財政難も重なって、08年度に駆除を休止したところ、急増してしまったそうです。08年は台風の直撃がなかったことも一因ではとの見方もあります。カワウは70年代に絶滅が心配されるほど激減しました。水質汚染などの環境悪化が原因とも言われました。その後、下水道整備や開発規制などで水質が向上するにつれて生息数が増え、被害が出始めました。カワウの増殖と人の生活とは深い関係がありそうです。
(クマ出没に備え対策連絡会議:福井)
クマが出没する季節を迎え、福井県勝山市「熊(くま)」対策連絡協議会が15日、市民会館で開かれた。昨年度は秋より春に目撃情報が多かったことから市民への注意喚起や防除対策に、関係機関が連携して臨むことを確認した。2004年度に人への被害が多発したのに伴い設置され、毎年春と秋の2回開いている。市区長会、勝山署、猟友会支部などから20人が出席し、松村誠一副市長のあいさつの後、本年度の取り組みを話し合った。市内では3月に荒土町、4月に遅羽町の山際で計3頭が目撃されていることが報告され、市の出没対応マニュアルに沿った連絡、対応を再確認した。出没区域に立て看板を設置したほか、クマや防災、気象情報を携帯電話で市民に配信できる緊急メールサービスが、5月1日から運用されることが報告された。
(山の斜面でイノシシ被害:福井)
福井県福井市の「ふくい健康の森」と清水西地区をつなぐ大森町の市道で、イノシシがのり面を掘り起こし、延長約60メートルにわたって土砂が露出する被害が出ている。むき出しの斜面から道路への落石も確認され、市は応急処置として土砂流出を防ぐための土のうを多数、並べるなど対応に追われている。現場は県道清水美山線から健康の森に続く市道。2月中ごろ、通りかかった地元住民から「道路に大きな石が転がっている」と、市に連絡があった。調査したところ、土砂が露出するなどの被害が分かった。のり面には金網がかぶせられ、その上に芝などの種と肥料、木材のチップなどを混ぜたもので覆う加工を施している。ところが、生えた芝生もなくなり、金網ごとはがされていた。斜面全体にクズの根が張り出しており、根っこをかじった跡があることからイノシシの仕業と分かった。発見したときには延長15メートルほどだったが、次第に露出面積が増え、3月中旬には延長60メートル、高さ約10メートルにも及んだ。市清水総合支所の産業建設課は、被害に遭ったのり面沿いの道路に土のう50個を並べ、土砂による側溝の埋没や道路への落石を防いでいる。被害の拡大はその後、収まり、土砂の流出も減少。それでも大きめの石が落ちてくるが、今のところ、落石による住民への大きな被害はないという。同課は「餌になるミミズ探しで荒らされたことはあるが、今回ほど大規模なイノシシ被害は初めて」と頭を悩ましている。市道路課によると、のり面の復旧時期は未定。イノシシ対策についても検討中という。
(シカと共生“紙芝居”に:兵庫)
兵庫県森林動物研究センター(丹波市青垣町)の調査業務を請け負っている有限責任事業組合・里山鳥獣研究所(代表=高畑由起夫・関西学院大教授)は、デジタル紙芝居「命をたべる」を制作した。シカを捕獲する背景や、人が動物の肉類を食事にすることの意味などを小学生が理解できるように、家族の会話を軸に描いた力作。県内には4万~6万頭のニホンジカが生息すると見られ、農作物や林業の被害額は約3億7000万円(2007年)に達する。森林動物研究センターは、人と動物との共生について、野生動物の生態などを科学的に調べ、計画的に保護管理を進めるための調査研究を行っている。その一環で、シカを捕獲することや、動物を食肉にすることを正しく理解してもらおうと、同センターが監修した。デジタル紙芝居は、食べ残しをする子どもたちが田舎の祖父母の家へ行き、野菜作りやシカの猟について、祖父母や猟師から学ぶという内容。人が多くの動物や植物を食べながら生きていることや、「いただきます」の言葉は、命への感謝に気持ちを込めていることなどを語りかける。パソコンからプロジェクターを使い47枚のカラー原画に合わせ、2人のナレーターがそれぞれ1人4役を演じる。上演時間は約30分。制作にかかわった江藤公俊・森林動物研究センター協力研究員は「小学校低学年が理解できる内容を目指した。実演を通じ感想や反応を見ながら完成度を高めたい」と話している。
(朝来市長選候補者紹介--清水隆夫さん(71):兵庫)
生野町で生まれ、育った。選挙はこれまで旧生野町長選、同町議選、県議選に立候補したがいずれも落選している。「今回は過去の選挙とは違う。ぜひ当選し、古里のために役立ちたい」と熱っぽく語る。射撃場や養魚場を経営する傍ら、産業廃棄物処理業も営む。若いころは生野鉱山で働き、山仕事や石材業にも携わった。公約に掲げる高レベル放射性廃棄物処理施設の誘致などはこうした多くの経験から生まれた。好きな言葉は「少年よ大志を抱け」。「私が市長になれば朝来を日本一裕福な市にしたい」と自信を見せる。趣味はイノシシ猟。健康のため晩酌は2合に抑えているという。子ども3人は独立し、1人暮らし。
(投げ込み事件の「手投げ弾」に殺傷能力:福岡)
福岡県久留米市の造園会社事務所とマイクロバスに手投げ弾のようなものが投げ込まれているのが見つかった事件で、信管には火薬が詰まっており、殺傷能力があることが16日、県警の調べで分かった。県警は爆発物取締罰則違反の疑いもあるとみて捜査している。手投げ弾は10日、久留米市の造園会社事務所と、数キロ離れた場所に止められていた解体業者所有のマイクロバス運転席に投げ込まれているのが見つかった。爆発はなく、けが人もいなかった。県警は、暴力団が関与している疑いがあるとみて、福岡県大牟田市の指定暴力団九州誠道会本部事務所などを家宅捜索、関連を調べている。
(ヤマト運輸、市と共同企画:佐賀)
宅配便大手のヤマト運輸は、佐賀県武雄市と共同で宅配セット「武雄の味自慢」を企画し、16日から販売する。同市が特産品化を目指すハーブの一種・レモングラスなど、武雄の農産加工品の詰め合わせセットで、同社が自治体と商品を共同企画したのは初めて。5月末まで販売する。販売するのは、いずれも同市内の会社が製造した加工品で、レモングラス入りスモークチキンとゼリー▽温泉とうふとおぼろ豆腐、レモングラス入りゼリー‐の2種類。価格は2500円(九州本土内)‐3500円(北海道)。申し込み後、5日以内に届ける。今回は代金引換のみの配送で計3000セットの販売を見込んでいる。同市は有害鳥獣として駆除したイノシシの肉加工品の開発を進めており、商品化されればこれも宅配セットで売り出す方針という。樋渡啓祐市長は「全国にネットワークを持つヤマト運輸の支援は心強い限り」と歓迎。同社佐賀主管支店の前島淳太支店長も「全国に武雄ブランドを発信する一端を担うとともに、宅配需要を掘り起こしたい」と話した。
(昨夏設置の電気柵、シカ食害に効果:京都)
シカによるモミジの食害に悩んでいた宇治田原町禅定寺の猿丸神社で、昨年7月に電気柵を設置して以降、食害がピタリとやんでいる。関係者は柵の効果に胸をなで下ろしたものの、新芽が出る季節を前に警戒を強めている。同神社は、平安時代の伝説的歌人・猿丸太夫を祭る。太夫が詠んだとされる「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき」に着想し、2004年1月から約8000平方メートルの境内にモミジの植樹を始めた。神社がシカの食害に気づいたのは、人目につきにくい本殿裏などに植えた07年ごろ。翌08年には、新芽を食いちぎられたり、枝を折られるなどの被害が幼木約100本に及んだ。食害にあった木は、生育が遅れたり、枯れることもあったという。和歌にちなんで植えたモミジが、同じ和歌に登場するシカの被害にあう皮肉な構図に関係者は頭を抱えていた。そこで、本殿裏手などを囲うように電気柵を延長500メートルほど張り巡らせたところ事態は一変。岡兵庫宮司(63)は「2、3日に1度、境内を見回るが、芽が食べられたり、枝が折られた形跡もなく、柵の中に足跡すらない」と驚く。3月下旬に植えた約100本の幼木も無傷で、計約530本になっている。しかし、食欲旺盛な野性のシカだけに新芽が生える5、6月を前に神社側の警戒感も増している。柵に枯れ木や草が触れると電気が流れなくなることがあるといい、正常に作動するよう草刈りなども行うという。
(諏訪大社上社前宮で五穀豊穣祈願:長野)
神前にシカの頭などをささげて五穀豊穣(ほうじょう)を祈る諏訪大社の「御頭(おんとう)祭」が15日、茅野市宮川の上社前宮であった。春の農耕シーズン前の恒例の神事で、氏子や多くの見物客らが見守った。諏訪市中洲の上社本宮から御霊代(みたましろ)を前宮に移して行われ、大総代や氏子ら約300人が参加。なぎ鎌(かま)やのぼりを手にした氏子たちが先導し、御霊代を乗せたみこしの行列が約1・5キロの道のりを進んで前宮に到着した。前宮ではシカの頭部のはく製と肉、生きたキジ、タイ、野菜や果物などが神前にささげられ、平林成元宮司が祝詞を読み、豊作を祈願した。見物客からは「シカがささげられた」などと声が上がり、厳かに進む神事の様子をカメラに収める姿が見られた。
(オオヒシクイ「友子」、けがで渡りできず:秋田)
国内屈指の渡り鳥の飛来地として知られる能代市の小友沼に、けがで渡りができずに8年目の春を迎えたオオヒシクイがいる。小友沼で野鳥観察を続ける「おとも自然の会」(畠山正治会長)のメンバーらから「友子」の愛称で親しまれ、小友沼のアイドルとして人気を集めている。小友沼には毎年9月下旬、マガンやカモ類などの渡り鳥が飛来し、4月上旬までの約半年間を過ごす。今年も多くの渡り鳥が訪れ、渡りのピークとなった先月上旬には約12万6000羽が確認された。同会によると、オオヒシクイはカモ科の渡り鳥で、体長90センチ前後。友子は2001年秋に初めて小友沼に飛来したとみられ、翌春には右羽を傷めて数百メートルしか飛べない状態だった。ほかの渡り鳥が続々と北を目指して飛び立つ中、1羽取り残された姿に、性別は不明だが、誰ともなく友子と呼んで気に掛けるようになったという。「いつでも会えるわけではないが、今では小友沼のアイドル的な存在」と畠山会長。同会のホームページや会報で、友子の様子が何度か取り上げられたため、首都圏などから小友沼を訪れた野鳥観察愛好家が「友子はどこにいますか」と尋ねることもあった。また、時折姿を見せて会員を喜ばせる一方で、天敵の猛きん類から間一髪難を逃れる光景も見掛けられている。先月には、小友沼近くの道路脇で1羽のオオヒシクイの死骸(しがい)が見つかり、友子ではないかと会員を心配させた。その後、元気な姿が確認されて会員を安心させたが、最近はけがが回復してきたのか、行動範囲が広がり、沼の周辺では見掛けないようになってきた。同会によると、野生のオオヒシクイの寿命は10年ほど。畠山会長は「10歳近い友子が完全に回復することはないかもしれないが、最後くらいは、各地を渡って生きる渡り鳥の本来の姿を取り戻してほしい」と願っている。
(ご当地バーガー花盛り:岡山)
野菜や肉、魚介類などの地元産食材をふんだんに使った“ご当地バーガー”が、岡山県内で相次いでお目見えしている。地域性や独自色が前面に打ち出された逸品ぞろい。市民や観光客の人気を集めることで、まちおこしや地産地消の推進にも一役買っている。長崎・佐世保バーガーに端を発したご当地バーガー人気。県内の先駆けは2006年6月誕生の「倉敷バーガー」だ。「安心、安全な県産食材の提供」をモットーに、倉敷市連島地区のレンコンのピクルス、県産の桃太郎トマトなどを使う。今年開業10周年の井原鉄道(0866―63―2677)が開発したのは「井原線明治ごんぼうバーガー」(250円。特産のゴボウをささがきにしハンバーグに加えた。井原駅構内で購入できる。「長船鴨ライスバーガー」は瀬戸内市長船町地区で五穀を与えたカモ肉と、そのカモが育てた米を使う。材料切れで7月以降に再開予定。
(三宝柑が収穫ピーク、カラス大群襲来で悩みも:和歌山)
串本町高富の宇井農園で、県特産の三宝柑(さんぼうかん)の収穫がピークを迎えている。ボコボコとした愛らしい形の黄色い実が太陽の光で輝き、真っ青な空と深緑の葉に映える。同園は海沿いから山手に入った3000平方メートルの敷地に9種類約40本のかんきつ類を栽培しているが、この時期、甘い果実を狙ったカラスが大群で襲来し、悩ませている。同園の宇井良子さん(49)は「今の時期、三宝柑の実が甘いのはうれしいが、行政のカラス対策が甘いのは困る」と話している。
(両親の寝室で銃を見つけた3歳男児、誤って頭部を撃ち死亡:アメリカ)
米テキサス州サンアントニオ郊外のカストロビルで12日午後、自宅で銃を見つけた3歳の男児が誤って自分の頭部を撃ち、死亡した。複数の英米メディアが伝えた。警察当局によると、男児の自宅にはこの日、イースターエッグ探しをするため子ども数人が遊びに来ていたという。男児の両親がイースターエッグを屋外に隠している間、子どもたちは家の中で待っていたとされる。しかし男児は待ちきれなかったのか、じっとしていられずに両親の寝室へ。ベッドに飛び乗ると銃弾が入った銃1丁が枕の下から出てきたため、手に取って遊んだものと見られている。発砲音を聞き、すぐに室内に戻った両親は大けがを負った男児を発見。そのまま病院へと搬送したが既に手遅れだったという。男児の両親は共に20歳。警察当局は、2人が何らかの罪に問われるとの見方を示している。
(女性美容師が強盗を店の地下室に閉じこめ数日間レイプ:ロシア)
ロシア・カルーガ州の美容室で従業員2名がいつも通り営業をしていると、散弾銃を持った強盗が現れ金銭を要求したそうです。店の女性従業員は柔道とテコンドーに精通しており、店内に現れた強盗に強烈なボディーブローを浴びせて倒したそうです。その後、女性従業員は強盗を店の地下室に運び、ドライヤーのコードで身動きができない状態にしたとのこと。彼女は現場を見ていた同僚や客が警察に通報するかと思いきや、誰も通報せずに放置されていたそうです。仕事を終えた後、女性従業員は強盗がいる地下室に行き、強盗の服を脱がせバイアグラの服用を強要。その後、強盗は3日間にわたりレイプされ続けたそうです。3日間のレイプから解放された強盗は女性を告訴。それに対し女性も強盗を告訴したとのこと。女性は「3日間ちゃんと養っていたし、新しいジーンズも買ってあげたし、開放するときに1000ルーブル(約3000円)あげたじゃないか」と主張。強盗も女性に養ってもらっていたことは認めているそうです。

TOPへ

4/15
(停電発生を防ごうとカラスの巣を撤去:富山)
電柱にカラスが巣をつくることで停電が発生するのを防ごうと、北陸電力はカラスの巣作りが盛んになるこの時期に巣の撤去を行うなど対策を強化しています。14日は富山市茶屋町での撤去作業の様子が公開され、高所作業車に乗った作業員が柄の長いハサミを使ってカラスの巣を撤去しました。北陸電力によりますとカラスの巣には木の枝などに混じってハンガーなどの金属が使われているものがあり、これらが電線に触れるとショートして停電が起きてしまいます。県内では昨年度、カラスの巣が原因とされる停電事故が7件ありました。また、去年2月には富山市牛島本町周辺で、カラスが巣をつくるために運んできたとみられる針金によって、民家およそ130戸や信号機が停電しました。一方、昨年度撤去されたカラスの巣は3524個と10年前のおよそ6倍にまで増えています。北陸電力では電柱にカラスの巣を見つけたら連絡してほしいと話しています。
(車に落石、女性死亡:長野)
12日午後2時ごろ、大鹿村大河原の村有林道で、山の斜面を転がり落ちてきた岩(直径85センチ)が乗用車を直撃し、助手席にいた栃木県高根沢町宝石台、会社員、大金広美さん(32)が頭などを強く打って死亡した。運転していた宇都宮市の会社役員の男性(39)にけがはなかった。林道は冬季閉鎖中で、飯田署は、車が進入した経緯などを調べている。同署によると、岩の重さは推定230キロで乗用車の屋根に落ちた。林道は南アルプスの赤石岳や塩見岳などの登山口へ通じ、落石防止のネットはなかった。大金さんらは南アルプス南部を見渡せる「夕立神パノラマ公園」を訪れた後で、落石に遭ったとみられる。村によると、林道は例年12月下旬から4月中旬にかけ、積雪のために冬季閉鎖される。12日も林道入り口には鉄製の門や閉鎖を知らせる看板が設置されていたが、門は施錠されていなかった。今年は暖冬の影響で雪がなく、通行可能な状態だった。男性は村の担当者に対し「門は開いていた」と話したという。林道沿いで喫茶店を経営する男性(60)は「冬でも猟師が山に入ることはよくある。近ごろは、観光目的で入っていく県外ナンバーの車もいた」と話す。村産業建設課は「完全に閉鎖したいが、森林管理や有害鳥獣の駆除で住民が入るのは認めざるを得ない。村外の車だけでも通行止めできるよう管理すればよかった」と釈明した。
(丹波山村長選:山梨)
丹波山村長選が14日告示され、現職で再選を目指す岡部政幸氏(58)と、新人で元川崎市福祉部長の月村芳信氏(67)が、いずれも無所属での立候補を届け出た。同村では、1993年以来16年ぶりの村長選となった。岡部氏は、近隣町村長ら約200人を前に第一声を上げた。22日に開業する道の駅整備など1期目の実績を強調。第2源泉の掘削、シカ肉など特産品開発による観光振興、休耕地を活用した農業体験事業などを公約に掲げ、「都市の住民との交流を活発にして村を元気にしたい」と訴えた。
(SL人吉、新商品の弁当開発:熊本)
25日の「SL人吉」運行開始に合わせ、人吉市内の飲食業者4社が新商品の弁当を開発した。SLで訪れる観光客に地元の味を楽しんでもらおうと、人吉温泉観光協会が市内の業者に弁当の開発を呼びかけ、4社が応じた。いずれもシカやイノシシの肉、アユやヤマメ、クリなど人吉球磨地方の特産品をふんだんに使った弁当で計10種類。1個700円~1200円。25、26の両日、人吉市中心部の球磨川の中洲にある「中川原公園」で開かれる「人吉球磨観光物産展」(人吉温泉観光協会主催)で発売され、一部商品は人吉駅構内でも販売される予定。
(「北限のサル」20匹、上野動物園へ:青森)
下北半島に生息する国の天然記念物「北限のサル」が二十三日、東京都台東区の上野動物園に向けて出発することが決まった。譲渡については、上野動物園が一月中旬に、むつ市側へ要望、市側も受け入れていた。今週中にも国の許可が下りる予定。県外で下北のニホンザルが展示されるのは初めて。譲渡されるのは、二月から始まった大規模捕獲(個体数調整)で捕獲された「A2-85群」二十八匹のうちの二十匹。現在は同市脇野沢の野猿公苑で一時収容されている。同市は二十匹の年齢構成や雄雌の数は明らかにしていない。残りの八匹は処分する方針。同市農林水産課鳥獣対策グループの山崎秀春鳥獣対策専門員は「上野動物園には保護に協力してもらう形となった。要望のあった二十匹以外の残りの八匹についても譲渡したいという思いはあったのだが。サルには“第二の人生”を歩んでほしい」と述べる。サルは二十三日に脇野沢庁舎前からトラックで輸送される。上野動物園到着後は検疫や検査を受け、当分の間、非公開施設で“純血”を守りながら飼育される。上野動物園は現在、公開しているサルが高齢・雑種化しているため、数年後に下北のサルと入れ替える予定で「世界で最も北に住むニホンザルで、展示は意義深いと考えている」と話している。
(英動物保護団体、実験用の動物輸出でインドネシアを非難)
英国の動物保護団体「英国動物実験廃止連盟(British Union for the Abolition of Vivisection、BUAV)」は14日、国際条約などで禁じられている実験用の野生動物の輸出が依然活発に行われているとして、インドネシアを非難する声明を発表した。BUAVによると、インドネシアは「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(Convention on the International Trade in Endangered Species、CITES)」(通称:ワシントン条約)の締結国でありながら、これに違反し、サルなどの霊長類が動物実験目的に輸出される状況を野放しにしているという。こうした輸出は、ワシントン条約だけではなく、動物の保護に関する各種の国際的ガイドラインにも、インドネシア自身の国内規制にも違反している。同日発表した声明の中でBUAVは、規制の実施を徹底せず、このような「憂慮すべき取引」を放置しているインドネシアに対して独自調査を進めると宣言し、ワシントン条約にはインドネシアの加盟資格を一時停止するよう求めた。また、これまでの調査の結果、野生動物の輸出禁止を定めたインドネシア政府の公式見解はまやかしだと非難した。BUAVによると、インドネシアで違法に捕獲された野生のサル類を待ち受けるのは、「過酷な苦痛の連鎖」だ。輸出業者の下で悲惨な状況に置かれ、狭い木箱に閉じ込められ、船や航空機で輸出されていく。その後は中国、日本、米国など世界各国の研究施設で実験台となり、生涯を終える。2009年に入り、すでに前年の3倍にもなる1万5100匹の野生の霊長類が、動物実験用に捕獲されているという。
(獣害を考える:長野)
先日、長野県の南アルプスに囲まれた、とある村へ出かけてみました。人口1000人余というこの過疎の村は、高齢化率も65%を越えています。ところどころに住宅があるものの、ほとんどが空き家という寂しい地区もありました。その空き家の庭先に立って、僕は思わず足が竦むほどの驚きを禁じ得ませんでした。なんと、家や畑の周囲を木や竹や鉄棒などありあわせのもので囲って、バリケードが築いてあったのです。実はこの手作りバリケードは、ニホンジカやイノシシの獣害対策だったのでした。バリケードは、少しずつ時間をかけて築いていったのでしょう。人間と動物との戦いが何年間も続いた様子が感じられました。やがて、人間が動物たちに負けたのでしょう。住人たちは住むのを諦めて村を去っていき、後には空き家と動物たちの傍若無人振りを示す足跡だけが残っていたのでした。今、この村はシカ、イノシシ、サル、クマが激増して大変な被害が起きています。本来、シカは草食で性格もおとなしい動物です。しかし、住人が高齢化した集落全体が、動物に対抗する力がないことをすぐに読み抜いて、自分たちの方が優位であることを悟ったのです。そうなった野生動物にとっては、もはや人間は敵ではありません。弱い立場の人間が細々と生活していることを、群れ全体で敏感に感じ取り、どんなに人間がバリケードを築いてもまったく意味をなしません。このような現象は、なにもこの村にかぎらず、全国的に起きています。この背景には、これまで人間があまりにも野生動物たちのことを考えず、自然界に対して無関心で生活してきた結果、逆に動物たちに「知恵」をつけさせてしまった…ということがあるのではないかと考えています。日本は、今から100年ほど前にオオカミを滅ぼしてしまいました。肉食のオオカミは、シカやイノシシなどの動物たちの増え過ぎをコントロールしてきた動物です。そのオオカミがいなくなったことで、自然界のバランスは大きく崩れてしまいました。そして、オオカミの次にコントロール係として位置していた日本固有の日本犬が、犬の放し飼いを禁止する法律が出来て、自由に野山を走り回れなくなりました。日本犬は、日本特有の中山間地の気候風土に、何千年という時間をかけて馴染んできた犬です。しかし、その日本犬の特質も忘れ去られて50年が経とうとしています。今日では犬といえば癒し系の愛玩ペットとなり、野生動物と人間の境界線すらもなくなってしまいました。放し飼いをされた犬が野生動物たちから集落を守るという役目のあることを、私たちはすっかり忘れてしまったのです。こうして、今や生態系のバランスが崩れ、人間の手には負えないほどに増え過ぎた野生動物たちが、色々な社会問題を引き起こすようになってきました。人里には毎夜タヌキやキツネが出没していますし、シカやイノシシもかなりやって来ています。そんな動物たちが道路に突然飛び出してきますから、交通事故も少なくありません。小型の動物ならまだ被害も少なくて済みますが、シカやイノシシと高速で車が衝突すれば重大な事故に発展します。動物も人間も死亡するような事故がすでに起きていますから、これからは農作物被害だけでなく、このような交通事故も視野に入れて生活しなければならないでしょう。現代社会では「自然は滅びゆくもの」と思い込んでいる人間は多いものですが、実際の自然界ではそんなことはありません。むしろ、ある種の野生動物にとっては人間のそうした心理の裏を読んで、激増しているものもたくさんいます。実際の野生動物の動きを知らないまま、こうした間違った自然観が定着していくことこそが、人間と自然との共存を壊してしまっているような気がしてなりません。

TOPへ

4/14
(エゾシカの角でシャンデリア:北海道)
衣料品店を経営する「G.R.company」(帯広市緑ケ丘1、森井英敏社長)は、農作物への食害が問題になっているエゾシカの角を材料として有効活用したシャンデリアや装飾鏡など8種類の商品を開発、販売を開始した。森井社長は「エゾシカの角の持つ特徴や風合いを生かした満足の行く製品ができた」と話している。森井社長は市内で経営していたアンティーク家具・雑貨店で鹿角のイミテーションを使った商品を扱っていたこともあり、鹿角に関心を持っていた。エゾシカの角は管内猟友会などの協力で入手、市の「ものづくり総合支援補助金」の助成を受けて商品開発した24本の角を使った10灯式のシャンデリア(35万7000円)、装飾鏡(8万1900円−)、ボタン(420円−)、チョーカー(5670円−)など。シャンデリアは直線的なエゾシカの角をうまく組み合わせ、豪華な雰囲気を出すのに苦心した。装飾鏡とともに野性味あふれる商品となっている。シャンデリアや装飾鏡などはオーダーメードとなるため、注文を受けてから1、2カ月程度の時間がかかる。森井社長は「今後は鹿の皮を活用した商品も開発したい」と意欲を見せている。価格には輸送費が含まれており、シャンデリアについては管内在住者を対象に15%引きで販売する考え。
(高麗キジの卵人気:北海道)
岩見沢市にある道内最大級の規模で高麗キジの飼育・加工販売を手がける社会福祉法人・岩見沢清丘園の就労事業部ワークつかさが運営する食堂「喜地丸燻(きじまるくん)」で6日から、高麗キジの卵の販売を始めた。1個40円で、待ちわびた消費者が早速買い求めた。キジの産卵期間は、3月下旬から7月中旬で、今年は暖冬で雪も少なかったことから、産卵が早く始まり順調に推移。1羽が1年に生む卵は50個ほどで、飼育場も少なく希少卵で手に入りにくい。高麗キジの卵の色は薄い茶色で、個体によって多少色が違い白や青、緑、黄色に近い色もありさまざま。鶏の卵が1個60グラム前後であるのに比べ、キジは約半分の30グラムほどで、味は濃厚で甘みがあるといわれている。喜地丸燻では卵を販売するほか、キジ親子丼やラーメン、宴会時のすき焼きなどのメニューでキジ料理を提供、岩見沢のご当地メニューとして知られる。キジ肉や燻製、ソーセージなど加工品の販売もしている。
(納屋に不発弾:北海道)
十三日午後一時ごろ、空知管内由仁町中三川八三九、農業片桐妙子さん(60)宅の納屋に置かれていた茶だんすに、不発弾一個があるのを片桐さんが見つけ、栗山署に届け出た。同日午後、同署から連絡を受けた陸上自衛隊第七師団(千歳)の不発弾処理班が回収した。同署や同師団によると、不発弾は長さ約三十センチ、直径約十センチの黒色の円筒形で表面はさびており、後部に四枚の翼がある。信管はあるが火薬が残っていたかは不明。自衛隊のものではなく、旧陸軍が使用した航空爆弾の演習弾の可能性が高く、爆発の危険性は少ないとみられる。陸自東千歳駐屯地で処理する。不発弾は茶だんす下段に紙袋に入れられていた。片桐さんが整理中に見つけたが、同居の長男夫婦も心当たりがないという。
(レモングラスの香りでイノシシ対策:佐賀)
佐賀県武雄市は特産化を目指して栽培している「レモングラス」の香りを、害虫やイノシシ被害対策に生かす研究を始める。農作物の虫よけに使われている海外事例などに着目、民間の研究機関と連携して「忌避効果」が確認できれば、商品開発も目指す。レモングラスはお茶や料理の香りづけなどに利用されるのが一般的。飲食系以外でも、タイでは農作物と一緒に植えて虫よけとして使われるケースもあることに、市内の農業関連法人が着目、研究を提案した。市は本年度、実験農地の賃貸料など10万円を予算化した。計画では、香り成分の抽出技術を持つ県外の研究機関などと連携、有機栽培のレモングラスから抽出した成分を液状にして野菜などに散布する。対照実験も含めてデータを集め、害虫やイノシシを寄せ付けない効果があるかどうかを分析する。夏ごろから始める計画。市営業部は「効果を実証できれば、農薬代わりに使うことができ、減農薬栽培にもつながる可能性がある。レモングラスの新たな活用策を官民で探りたい」と話す。レモングラスはレモンのような香りのハーブで、武雄市が2007年から栽培を開始。今は朝日町など、200アールで栽培されている。
(アザラシの赤ちゃんを助けよう:カナダ)
動物権利擁護団体の「People for the Ethical Treatment of Animals」(以下PETA)が、世界中で人気のMMO「World of Warcraft」にて、カナダ国内で頻発している子供アザラシ猟の禁止を求めるイベントを4月11日(アメリカ東部標準時間)に開催した。カナダでは真っ白く上質な毛皮を取るために生後3ヶ月未満のアザラシの赤ちゃんが多く捕獲されているという。そこでPETAはこの行為に抗議すると共により多くの人にこの事実を知ってもらうため、World of Warcraft内の「WhisperWindサーバ」にある「Howling Fjord」にて”アザラシの殺戮者”と戦いヴァーチャルのアザラシの赤ちゃんを保護するイベントを開催した。このイベントに際しSNSのFacebook上にグループも作られ、既にYouTubeにていくつかのプレイ動画が公開されている。

TOPへ

4/13
(クマ2頭目撃:山形)
11日午後5時半頃、小国町叶水(かのみず)の叶水大橋から500メートル下流の横川左岸の林道で、車を運転中の男性(64)がクマ2頭を目撃したと110番した。小国署管内では今年初めての目撃情報で、クマが冬眠から目を覚ましたものとみられ、同署で付近住民に警戒を呼びかけている。小国署の発表によると、親グマと子グマとみられる。クマは西側の山に入っていった。
(動物園で柵越えた女性が北極グマに襲われる:ドイツ)
ドイツのベルリン動物園で10日午後、北極グマの飼育区域のフェンスを越えて侵入した32歳の女性が、かまれて重傷を負う騒動が起き、英紙「サンデー・テレグラフ」などの欧州各紙が大きく報じた。この日は復活祭の連休初日にあたり、動物園は大混雑。中でも北極グマのコーナーには、母親の育児放棄により人工保育で育てられて人気者となった「クヌート」目当ての子供たちが、詰めかけていた。のどかな休日の雰囲気をぶち壊したのは、女性の奇行だった。何を思ったのか、フェンスを乗り越えて北極グマ飼育区域内に侵入。すると、中にいた4頭のうちの1頭が女性に気づき、襲いかかった。女性は数回かまれた末、悲鳴を上げながら堀の中に転落。その現場には「クヌート」もいたという。騒ぎに気づいた飼育係が、女性の近くで泳いでいたクマの注意をそらしながら救命用具を投げ入れて救出。一命を取り留めたものの、腕、足、尻などをかまれて重傷を負った女性は、病院へ運び込まれた。一部始終を見届けた子供たちは驚きと恐怖で凍りついていたという。サンデー・ミラー紙によると女性は「餌付けをしているところを見て、(北極グマと)友達になりたいと思った」などと話している。ベルリンの警察当局では、不法侵入事件とみており、お騒がせ女性に対して出頭命令を出している。

TOPへ

4/12
(サバイバルゲーム場計画撤回求める:東京)
八王子市中山の山林で「サバイバルゲーム場」の開設計画が浮上している問題で、計画を進める運営会社による住民説明会が11日、予定地近くの市立中山中で開かれ、住民から計画撤回を求める意見が相次いだ。会社側は「住民からの質問事項に回答できるまでは事業を凍結する」との誓約書を住民側と交わしたが、「現時点では計画を中止するつもりはない」としている。説明会には運営会社の代表者ら3人と、住民ら約250人が参加。95年に八王子市のスーパーで女子高生ら3人が射殺された強盗殺人事件で亡くなった女子高校生(当時16歳)の担任だった高校教諭、渡辺拓美さん(59)も出席。「周辺の子供たちに『銃は面白いもの』という認識を与えかねない」と計画の撤回を要求した。運営会社社長は「皆さんの理解を得られるまでは工事を行わない」と約束した。現在、着工をやめさせる法的な根拠はなく、八王子市も「推移を慎重に見守っていく」との見解を示すにとどまっている。会社側は「住民との溝は深いが、十分な対策を講じれば問題は解決できると思う」と話している。
(住宅前に手りゅう弾、旧日本軍の不発弾か:北海道)
十二日午前六時ごろ、石狩管内当別町太美町一四八四の住宅敷地の庭に、手りゅう弾のようなものが落ちているのを、散歩中の男性(52)が発見し、札幌北署に届け出た。同日午前、同署から連絡を受けた陸上自衛隊第一一師団(札幌)が回収した。回収中、現場から半径約五十メートルの道路が約四時間、通行止めとなった。同署や同師団によると、見つかったのは長さ七センチ、直径五センチの鉄製の手りゅう弾一個。表面は腐食し、製造時期は不明だが、旧日本軍の不発弾とみられる。信管と火薬が残り、爆発の危険があるため、同師団が爆破処理する。
(潮干狩り解禁:福島)
相馬市松川浦の潮干狩りは12日、解禁となる。同日午前10時から、相双漁協松川支所前で浦開き式が行われる。昨年はアサリが激減し潮干狩りが一時中止に追い込まれた。アサリが減った一因とみられるカモによる食害対策として例年解禁となる3月下旬から時期を遅らせて実施。万全の態勢を取った。遊漁料は中学生以上1000円(2キロ用網袋付き)、小学生500円(1キロ用網袋付き)。8月23日まで楽しめる。
(彦根城で砲術演武:滋賀)
旧彦根藩の「井伊の赤備え鉄砲隊」を再現する古式砲術(火縄銃)の演武が12日、彦根市の彦根城内で公開される。花見客に、ごう音とどろく戦国絵巻を満喫してもらう。無料。演じるのは、彦根商工会議所青年部の古式銃研究会「彦根鉄砲隊」(杉本定幸隊長、33人)の隊員。午前11時と正午からの2回、表門橋付近の内堀土手に赤い甲冑(かっちゅう)姿の杉本隊長ら隊員10人が勢ぞろいし、号令で立った姿勢で撃つ「立ち撃ち」や、膝(ひざ)を立てて撃つ「膝撃ち」の一斉撃ち、つるべ撃ちなどの技をそれぞれ約10分間披露する。「井伊の赤備え鉄砲隊」は、大坂冬の陣で徳川方の先鋒(せんぽう)として活躍するなど勇猛果敢に戦場を駆け巡り、恐れられた。同鉄砲隊は、5月6日にも同じ場所で演武を披露する。
(鹿せんべいとばしに1000人奮闘:奈良)
シカせんべいを投げて飛距離を競う「第17回鹿せんべいとばし大会」が、奈良市の若草山山ろくであった。県内外から約1000人が参加。時折強風が吹く中、風向きなどを読みながら、思い思いの投げ方でせんべいを飛ばした。若草山の春の山開きにあわせて、地元商店業者らで作る「若草山山びらき実行委員会」が主催。せんべいは直径約20センチの特注品を使用する。広島県尾道市の高校2年、渡辺雄也さん(16)が59・2メートルの記録で優勝した。第11回大会の優勝者、中澤哲郎さん(36)=河合町=も参加し、6大会ぶりの投てきで記録は44メートル。一時は首位に立つ好記録に「せんべいを割らずに投げられたらそこそこいくと思っていた。気持ちよかった」と満足そうだった。

TOPへ

4/11
(クレー射撃協会新役員「麻生降ろし」加速)
内紛で揺れる日本クレー射撃協会の新執行部が、「麻生降ろし」を加速させた。10日、東京・渋谷区の岸記念体育会館で理事会を開催。3月末の理事会と総会による役員改選が正当だったとし、麻生太郎前会長(68)の名が入った賞状の使用禁止を通達する文書送付を決めた。平井一三新会長(65)ら新役員は、名刺の発注を始めるなど、旧体制からの脱却をはかった。麻生一掃へ、前年度の体制に反対する理事たちが動きだした。4時間20分の会議で、麻生氏は退任が決まったとの判断のもと、新提案が出された。新体制が発足したとして、「麻生会長」の名前が入ったこれまでの賞状の使用禁止を各都道府県協会に通達することを決定。旧賞状は、協会が無償で新たなものに交換するという。また、平井新会長ら新執行部の名刺の発注手続きも始まった。協会のウェブサイトも、近日中に会長名が差し代わり、新会長のあいさつ文が掲載される。前執行部が主導で開催する予定だったアジア選手権(8月、熊本)も、中止が可能かどうか検討をする。首相の麻生氏が会長から降りて、不都合はないのか?福城一信新専務理事(73)は「何もないですよ」と言った。この日の理事会は20人中、前体制派とされる4人が欠席。理由なき欠席は即資格停止処分、との強硬意見も出たが、しばらくは様子をみることになった。一方で、前執行部は16日に会議を予定する。4月1日以降、協会に詰めている福城専務は「(前執行部は)10日もたっているのに、事務局に来ない。職場放棄だと思う」と話している。もともと、麻生氏と懇意にする前役員の金銭問題への不信がきっかけの内紛劇。前執行部は、役員改選は無効で継続審議中との文書を、各都道府県協会に通達した。新執行部は弁護士名で、改選が法的に問題なかったとの見解を出した。理事会に出席した中田忠監事は「(この状況に)危機感を抱いている。両者が引かなければ、法廷にいく。仲良くやってもらいたい。同じ鉄砲打ちなので、いがみあうこともない」と和解を期待した。
(器物損壊容疑で家宅捜索:福岡)
福岡県久留米市の造園会社とマイクロバスのガラスが割られ、手投げ弾のようなものが投げ込まれているのが見つかった事件で、福岡県警は10日、指定暴力団九州誠道会関係者が犯行に関与している可能性があるとの見方を強め、器物損壊容疑で同県大牟田市の九州誠道会本部事務所などを家宅捜索した。県警によると、手投げ弾のようなものはいずれも長さが約15センチで、安全ピンとレバーが外れた状態だったが、信管付近がさびついており爆発の可能性は低いという。手投げ弾のようなものは10日午前4時ごろと同7時ごろ、造園会社事務所と、数キロ離れた場所に止めてあったマイクロバスの運転席に投げ込まれているのが見つかった。マイクロバスは解体業者の所有と判明した。県警と陸上自衛隊は一時、周辺住民を避難させた上で回収。火薬の有無など鑑定を急いでいる。九州誠道会は指定暴力団道仁会と抗争を続けており、発砲事件などが相次いでいる。
(クマの赤ちゃん4頭すくすく:岐阜)
高山市奥飛騨温泉郷の奥飛騨クマ牧場で、野生のツキノワグマの赤ちゃん4頭を人工保育している。いずれも親を有害鳥獣駆除で失った。同牧場で哺乳(ほにゅう)期の野生のクマを飼育するのは初めて。4頭とも元気に育っており、11日から来園者に公開される。子グマは生後2-3カ月。体長30-40センチで、体重は2・5キロ-4キロ。うち2頭は雄の「元気」と雌の「命(めい)」の双子で同市国府町内で2月に保護された。もう2頭は、滋賀県の猟師らが駆除した2頭の親の子で、雄の「くまじろう」と雌の「ひまわり」。2月下旬ごろ、男性から子グマに与えるミルクの量の問い合わせを受けたのを機に、保育環境が整った同牧場で引き取ることになった。同牧場ではこれまで、生後半年ほどの野生のクマを育てた経験があるが、4頭は人を警戒することなく、現在は毎日4回与えられるミルクを飲み干し、順調に育っている。保育に当たっている調教師の金光博さん(47)は「病気を心配したが、元気に育ってくれて安心している」と話している。来年の春まで公開され、だっこなどして触れ合える。
(シカ肉料理レシピ公開:高知)
激増するシカの被害を減らそうと、県鳥獣対策課が「シカ肉料理レシピ集」を作り、ホームページに掲載している。家庭でシカ肉を食べてもらうことで、需要拡大を進め、捕獲数の増加に弾みをつける狙いだ。同課の担当者は「レシピ集をもとにシカ肉の普及を図り、供給ルートも確保していきたい」と話している。レシピ集は、高知学園短大(高知市)の古屋美知助教(栄養学)と農家レストラン「しゃえんじり」(四万十市)に依頼して作った。メニューは「鹿肉のクリーム煮」「鹿カツ」「鹿肉のキーマカレー」「鹿汁」「鹿肉のつくね揚げ」「鹿肉の餃子(ぎょうざ)」など18種類。それぞれ材料と作り方を説明し、完成品の写真を添えた。例えば、「鹿肉のクリーム煮」(2人分)では、厚さ1センチにそぎ切りしたシカ肉に塩、こしょうを振り、小麦粉を軽くまぶす。その後、バターを溶かしたフライパンできつね色になるまで焼き、白ワインを加える。それに生クリームと、薄く切ったマッシュルームを加えて煮詰めて仕上げる。古屋助教は「シカ肉は低カロリーで、適切な処理をすれば臭みも気にならない。豚肉や牛肉、鶏肉と同様に家庭で簡単に調理できるので、供給ルートが確保されれば、家庭での消費が増える可能性がある」と話している。県によると、県内の野生鳥獣による農林業への被害は、06年度からシカがイノシシに代わってトップに立っている。07年度のシカによる被害額は約1億2千万円。杉の芽や皮を食べたり、水稲を踏み倒したりするほか、最近はユズの被害も目立っている。県内のシカの推定生息数は、04~06年度の調査で約3万2千頭(1平方キロあたり7・5頭)。07年度の調査では約4万7千頭(同11頭)に増えた。捕獲数は03年度の約2900頭から07年度は約4700頭に増えた。県は10年度末までに、適正頭数として掲げた9千頭まで減らす計画で、08年度から狩猟期に報償金制度を導入。シカ1頭あたりメス1万円、オス5千円を払って捕獲を促している。
(イノシシ食害が島で増加:広島)
イノシシの農作物被害が福山市の島々でも目立ち始めた。以前は生息していなかった田島や横島、走島などに海や橋を渡ってたどりつき、繁殖したとみられる。駆除のために市が計上した箱わなの設置補助費も本年度は157万円と過去最高額になっている。内海町田島では2、3年前からイモやミカンの根、タケノコの食害が出ている。昨秋から被害が急増。10月には数百個のジャガイモがほぼ食い尽くされた畑も出た。地元自治会が11月から箱わなを仕掛け始めた。田島東部自治会連合会の兼田阿良雄会長は「7、8年前までいなかったのに、今は何匹すんでいるのか分からない」と嘆く。これまでに22匹を捕獲した。田島と橋でつながる横島も同様の被害があるほか、10キロ東の走島でも昨年からタケノコの被害が出ている。
(クマ狩りの無事祈る「わさび祭り」:京都)
古くからクマ狩りの無事を祈願するという南丹市美山町芦生の「わさび祭り」が10日、地元の神社・芦生権現で営まれた。地域住民や、京都大芦生研究林の関係者ら計約40人が参列、山間地でのつつがない暮らしを祈った。わさび祭りは旧美山町が発刊した「美山町誌」によると、昔盛んだったクマの狩猟がうまくいくようにと、正月からワサビを食べずに過ごし、4月10日に解禁される。祭りのこの日は、芦生権現に自生のワサビの葉のおひたしなどを献納、大野守宮司が祭主となって神事を営んだ。その後、参列者が神社拝殿を回って、お百度参りをした。芦生の古老で、祭主経験もある登尾二朗さん(81)は「祭りの起源ははっきり分からないが、私が子どもだったころと同じようにしていて、集落の何軒かでワサビも育てている」と地域の安泰を祈っていた。
(宮島のサル、捕獲作戦開始へ:広島)
日本モンキーセンター(愛知県犬山市)は、広島県の宮島に放し飼いにされているニホンザル約180頭を5年計画で捕らえ、センターに移す大捕獲作戦を始める。野生化が進み、農作物を荒らすサルも現れたため、被害の拡大を未然に防ぐのが目的。今年度は餌付けされている約100頭の捕獲を目指す。宮島のニホンザルは、観光と生態研究のため、地元観光会社と同センターが62年に香川県・小豆島から47頭を移した。標高約500メートルの山頂付近で放し飼いにされ、ニホンシカと共生する姿が観光客の人気を集めていた。ところが、頭数が増えるにつれて複数のグループができ、野生化も進行。民家近くに出没したり、ミカン園を荒らす被害も出始めたため、被害が大きくなる前に全頭を捕獲することになった。今年度は自然の食材が乏しくなる来年1、2月に実施。山頂の餌場に10メートル四方のオリを設置し、餌付けされている約100頭を一気に捕まえる。その後は野生化した群れを餌付けしながら少しずつ捕獲していくという。サルはセンターのカニクイザル放飼場跡を改修して収容、公開する。加藤章園長は「人を恐れるようになると捕獲が難しく、今しかないと判断した。ニホンザルには見飽きない面白さがあるので来園者に喜んでもらえると思う」と話している。
(小動物原因事故相次ぐ:宮崎)
10日午前3時すぎ、宮崎県都城市丸谷町の宮崎自動車道下り線で、福岡市の男性会社員(34)の自動車が中央分離帯に衝突、炎上した。8日未明にも同線でトラックの転倒事故が発生。いずれも大きなけがはなかったが、両運転手は「小動物が出てきて急ハンドルを切った」と話しており、行楽シーズンを前に同県警は注意を呼び掛けている。同県警高速道路交通警察隊によると、昨年1年間に県内の高速道路で発生した事故189件のうち、14件がウサギ、タヌキ、イノシシなど動物に驚いて運転を誤ったもの。11月には中央分離帯に衝突した車の後部から女性が飛び出し死亡する事故も。同県警によると、県内の高速道路での小動物の死骸撤去は昨年883件。同3月にはサルの群れが道路を渡ろうとして同隊員が監視出動する騒ぎもあった。同隊の中園清史副隊長は「急ブレーキ、急ハンドルがスピンや事故を招く。動物が飛び出してくるのは夜間が多く、前に車がいないときは積極的にビームライトを使用して」と呼び掛けている。
(民家にキジ:北海道)
苫小牧市樽前で会員制自然公園「森田遊園」を営む森田哲也さん(76)の庭にキジが毎日、姿を見せている。「コウライキジ」の雄とみられ、今年一月に森田さんが自宅近くに飛来する野鳥のマヒワなどにエサをあげているとキジも度々、姿を現すようになった。雪解けが進んだ三月下旬からは、庭の草の芽を食べに毎日、ベランダの目の前まで来ている。コウライキジは大正から昭和初期にかけて道内で放鳥された狩猟鳥。天敵のカラスなどの増加で減ったとされる。森田さんは「キジが来たのは十年ぶり」と話す。庭にはリスやタヌキも訪れるため、妻の文子さん(64)は「ペットが増えたみたい」と笑う。ただ、森田さんは珍客の訪問に「山に餌が無くなったのかも」と心配している。

TOPへ