<射撃ニュース5月>

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(火薬類危害予防週間の実施:経済産業省)
火薬類による災害・事故を防止し、公共の安全を確保することを目的として危害予防意識を高揚し、保安活動の促進を図るため、火薬類危害予防週間(6月10日~6月16日)を定め、各都道府県及び火薬類関係団体において、各地の実情に即した行事を行います。
(シカと高山植生、諏訪で勉強会:新潟)
日本生態学会中部地区会は30日、諏訪市の霧ケ峰自然保護センターで「中部山岳地域におけるニホンジカと高山植生」をテーマに勉強会を開いた。会員のほか、ニホンジカの食害に悩んでいる農家など約70人が集まった。信大農学部の泉山茂之准教授は、発信器や衛星利用測位システム(GPS)を使って南アルプスで捕獲したニホンジカ19頭の追跡結果を報告。越冬地の里山まで25キロ移動したシカがいたほか、個体により移動パターンが大きく違っていることも紹介し、「1カ所で駆除しようとしても駄目。広域で連携する必要がある」と訴えた。
(ニホンジカ食害で防護柵増設:長野)
南アルプスのニホンジカ食害問題で、南信森林管理署や県、信州大農学部、関係市町村でつくる「南アルプス食害対策協議会」は、仙丈ケ岳(3033メートル)の高山帯に昨年初めて設置したシカ防護柵を増設することを決めた。ボランティアを募って7月初旬に設置作業を行う予定だ。同協議会は昨年8月、高山植物への食害が深刻な同岳薮沢上流の馬の背ヒュッテ(標高約2600メートル)周辺の花畑3カ所に、高さ2メートル、延長330メートルの防護柵を設置。今年はさらに2カ所に延長280メートル分を増設する。馬の背の尾根では環境省も昨年9月、5カ所に延長308メートルの防護柵を設置。増設分を加えると、日本の高山帯では異例の1キロ近いシカ防護柵が築かれることになる。仙丈ケ岳は「花の仙丈」として知られ、馬の背周辺にはシナノキンバイやハクサンフウロなどが咲き乱れていたが、近年はシカの食害や踏み荒らしで壊滅状態になっている。信州大の調査チームによると、食害は従来は食べなかった植物にも及び、「踏み荒らしによる土壌侵食も起きている」という。チームは今年6~10月、仙丈ケ岳で食害の実態や防護柵の効果について「動物」「植物」「治山」「生物多様性」の4分野から検証する。代表で動物分野の竹田謙一准教授は「高山帯に登るシカは移動性が強い雄が多い可能性が高い」と話し、出現頻度や群れサイズ、捕獲個体の追跡に取り組み、行動生態を調べる方針だ。霧ケ峰高原に咲くニッコウキスゲなどの高原性植物がニホンジカの食害に遭っている問題で、県諏訪地方事務所は、同高原の車山(1925メートル)山腹に電気柵を設置した。昨年に続く試みで、食害防止の効果を改めて検証する方針だ。県職員と地元牧野組合員ら十数人が参加。諏訪市側の富士見台から車山肩に続くビーナスライン沿いに延長800メートルの電気柵を巡らした。谷側から登るシカが、ニッコウキスゲの多い山側に向かうのを防ぐ狙い。7000ボルトの電流が流れる。同地方事務所の担当者は「昨年は7月の設置で時期が遅く、花芽を食べられたので、今回は早めた」と説明した。同高原では後日、下諏訪町の八島湿原にも電気柵を設ける。県環境保全研究所が同高原で行っている夜間ライト照射調査では、シカの発見頭数が今年4月に過去最多の109頭を数えた。
(災い転じて“特産品”に:栃木)
那珂川町が同町和見の小学校跡地に、地元で捕獲したイノシシの肉を加工する施設を開設した。イノシシによる農作物への被害が深刻化する中で、捕獲による被害軽減と、肉の特産品化による地域おこしの“一挙両得”を目指している。二〇〇七年度のイノシシによる農作物被害は県内全体で約一億三千八百万円。町内だけでも約千九百万円に上り、百二十二頭が捕獲された。従来、捕獲後のイノシシ肉は狩猟者が自宅で消費する程度だったが、町は「地域資源」として着目。県から食肉処理業の許可を取るなどして施設の整備を進めた。施設は木造平屋で広さは約九十平方メートル。皮はぎから加工、真空包装などの工程を行う。総事業費は三千八百万円で、そのうち二千八百万円は国、県が補助した。町によると、約六〇キロのイノシシの場合、精肉化できる部分は二〇キロ余り。すべてが売れると、約六万一千円になるという。部位別の販売価格(一キロ当たり)は最も高いヒレ肉が三千六百円、最安のすね肉が二千二百円。施設は四月から稼働しており、出荷された肉は町内の「道の駅ばとう」で調理され、「いのしし丼」として売り出されている。町は地元の観光関係者とともに、イノシシ肉を使った新メニューの開発や販路拡大を検討中だ。公募で地元産のイノシシ肉のシンボルマークも決まった。二十日には施設で記念行事が開かれ、イノシシ肉製のソーセージやハムが振る舞われた。五十代の県職員の男性は「くさみはなく、歯応えがあっておいしい」と話した。
(今年に入りクマ目撃半減:富山)
富山県内で確認されたクマの出没情報が、今年は三十日現在で二十二件にとどまり、昨年同期の半分以下となっていることが、県のまとめで分かった。県自然保護課では、暖冬によって成長が早まった草や葉を通常の生息域では食べ尽くし、山奥に移動した可能性があると分析。一方で、クマに慣れて目撃を報告しないケースも増加しているとみている。ただ、クマの個体数減少は確認されておらず、今後は山を下りることも予想され、県では引き続き注意を呼び掛けている。昨年のクマ出没件数は平年並みで、五月末までに五十一件の目撃が確認された。今年は特に五月が少なく、前年の三十件を大幅に下回る八件にとどまった。クマの目撃場所では、富山市南部や南砺市などの山間地が大半を占め、山菜採りや散歩中にクマに出くわしたケースが目立った。人身被害は起きていない。県自然保護課は、クマ出没半減の理由について暖冬の影響を挙げ、「雪解けが早く、成長が早まったアザミやシシウドなどを食べ尽くし、山奥で餌を探している可能性がある」とみている。また、山菜採りなどで山に入る人がクマの目撃に慣れ「市役所などに報告しないケースが増えているのではないか」と分析する。大量出没が確認された二〇〇六(平成十八)年と違い、昨年は大規模な捕獲が行われていないことから、個体数自体が大幅に減少した可能性は低いとみている。ただ、六月から八月にかけて餌となる草や葉が枯れ、飢えたクマが人里に出没することも懸念される。県では、山に入る際に鈴やラジオの音で存在を知らせ、ヘルメットや撃退スプレーを準備するよう注意を呼び掛けており、「慣れた道でも警戒を強め、クマを見掛けたら必ず関係機関に連絡してほしい」(自然保護課)としている。
(クマ目撃半減:石川)
今年に入り、石川県内に出没したツキノワグマの目撃件数は十二件(三十日現在)で、昨年五月末の約四割にとどまっていることが県自然保護課のまとめで分かった。人がクマ目撃に慣れて通報しないことや、山奥に餌が十分にあり、クマが人里に近づいていない可能性などが考えられる。この五年間で最も少ないペースだが、県は出没が本格化する夏場を前に「油断せず注意し、目撃したら通報してほしい」と呼び掛けている。県の集計では、三十日までにクマが目撃されたのは四月十日の津幡町を皮切りに、小松市で四件、加賀市、宝達志水町で各二件、金沢、能美、白山市で各一件。昨年は五月末までの目撃件数が三十二件、二〇〇七年は同二十五件だった。例年、最初の目撃情報は三月までに寄せられるが、今年は四月に入るまでなかった。県白山自然保護センターによると、今年は少雪で雪解けが早く、クマの行動に影響を与えた可能性があるが、「実際に人里近くの出没件数が減っているのかどうかは不明」としている。県内で大量出没した〇四、〇六年は、クマに対する警戒感から通報が増えた可能性がある一方で、関心度が平年並みに戻り、通報が少なくなったことも考えられる。クマの生息数が多い白山市での目撃件数は三十日までに一件しかなく、昨年一年間の目撃件数も大量出没した〇六年比で九分の一の十五件に激減した。今春からホームページのクマ関連情報を充実させた県は、鈴などを携帯したり、枝折りやつめ跡、ふんなどクマの痕跡を見つけた場合は近づかないように求めている。クマの目撃件数は富山県でも三十日現在で二十二件と少なく、昨年五月末の五十一件の半分以下となっている。同県自然保護課は暖冬の影響を挙げ「成長が早まったアザミなどを山奥で食べている可能性がある」とみている。
(ヘビが原因か、450世帯が停電:京都)
30日午後7時5分ごろ、京都府宇治市伊勢田町の約450世帯が停電、午後8時45分ごろまでに順次復旧した。交通信号や鉄道などに影響はなかった。関西電力京都営業所によると、電柱上部にある開閉器(地上12メートル)にヘビが入り込んでショートしたことが原因という。同町内では今月12日夜にも今回と同じ電柱で別のヘビによる同規模の停電が発生。同営業所は「この時期はヘビやカラスが原因で停電が起こることがある。ヘビが電柱を上れないような対策を検討したい」としている。

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(所持規制厳格化で農業被害への影響懸念:奈良)
07年に起きた長崎県佐世保市の散弾銃乱射事件を受け、改正銃刀法が6月1日から一部施行され、猟銃など(ライフル銃、散弾銃、空気銃)の所持規制が厳しくなる。猟銃などを使った事件の増加に対応し、所持の不許可対象者が拡大される。一方、県内では、イノシシやシカによる農業被害が増加。県は狩猟を奨励しているが、こうした狩猟目的での所持に影響が及ぶ可能性も出ている。改正法は、所持を許可しない欠格事由に新たに、ストーカー行為をした者▽DV(配偶者間暴力)の加害者▽自殺のおそれのある者--などを加えた。また、公安委員会が必要と認めた場合、精神科医による診断を命じたり、75歳以上の高齢者には認知機能検査も導入した。県警許認可審査室によると、県内の猟銃所持許可者数は約1200人、約2400丁(4月末現在)。4、5月に一斉検査を実施すると同時に、法改正を知らせるチラシを全員に配布した。大西正哲・同室長補佐は改正により「所持者への負担は増えるだろうが、規範意識の向上につながるだろう」と期待している。一方、県森林整備課によると、07年度のイノシシやシカによる農業被害金額は約9956万円で、記録が残る82年度以降最悪になった。人が山に入らなくなり、人里まで降りて来るようになったことなどが原因とみられる。猟銃、かご、わなを使う狩猟免許取得者で、県内で狩猟の登録をしているのは1268人(08年度)。県は新規の免許取得者を毎年100人以上確保することを目指すとともに、昨年度からは狩猟期間(11月~翌年2月)の1カ月間延長に踏み切った。同課は「違反する人は一部なので、改正法が施行されても実質的な影響はないのでは」とみているものの、「制度が厳しくなり過ぎるのは困る」と、狩猟者減少への懸念もぬぐえないのが実情だ。
(山菜採りで今年も相次ぐ遭難:岩手)
山菜が旬を迎えたこの時期、山菜を採りに山へ入った人が遭難し、事故に遭うケースが今年も相次いでいる。山菜採りのピークは来月も続くため、県山岳協会などは「山に入る時は、最低限の準備を」と呼び掛けている。県警によると09年1~5月の県内の山岳遭難数は、27日現在で計16件18人と、昨年同期と同件数だ。このうち山菜採りで事故に遭ったケースは、11件12人もある。滑落と持病発症で3人死亡、滑落で重傷が2人。さらに、クマに襲われて2人が重傷を負った。県山岳協会の武田勝栄理事長は遭難防止のため滑りにくい靴を履くほか、ペンライト、食料、飲料水を持参するよう勧める。道に迷わないよう、大木などを目印に、常に自分のいる位置を確認する重要性を説く。もし、迷った場合、「日中であれば見晴らしの良い所まで登り、夜はその場から動かずに救助を待つこと」と話す。クマについては、県自然保護課の佐藤宗孝主査は「クマの行動が活発化する早朝と夕方の入山は避け、鈴などを鳴らして人の存在を知らせ、遭遇を防ぐ。遭遇した場合は、背中を見せずゆっくり退くことだ」と話す。
(キジ、おかあさんはメンドリ:宮城)
大崎市古川の田のあぜで巣を作り、抱卵中の野生の雌キジが草刈り機に巻き込まれて死に、9個の卵が同市田尻の私設ビオトープ園「メダカの郷」に持ち込まれた。同園で飼育するメンドリのナゴヤコーチンが親キジに代わって抱卵を続け、持ち込みから1週間近くたった24日に6羽がふ化した。ヒナはすくすく育ち、メンドリと親子のように仲むつまじい情景を見せている。親キジの受難は18日のことで、キジは人間などがぎりぎりまで近付かないと飛び立たない習性があるため、草刈り機に巻き込まれたとみられる。草刈り機を扱っていた男性は「何とかふ化させたい」と、知人で同園主宰者の高橋孝憲さん(61)のもとに卵を持ってきた。高橋さんは「メンドリに卵を抱かせてみよう」と、抱卵用ケージを急ごしらえし、2歳近くになるメンドリに白羽の矢を立てた。メンドリは自分の卵のように素直に抱き続けた。3個は無精卵のようでふ化しなかったが、6羽はすぐさま走り跳躍する野生の力を見せるなど元気そのもの。高橋さんがミミズを切った餌を与えると、メンドリはヒナに向かって「珍しい餌があるよ」とばかりに「コッコッ」と鳴いて知らせる。ヒナはメンドリの背に飛び乗って遊び、気配の変化を感じるとメンドリの後ろに隠れたりする。ヒナばかりかメンドリも「親子」と刷り込まれているかのようだ。ヒナは現在体長8センチほど。高橋さんは「キジはふ化後半年で成鳥に近くなる。そうなったら野に放してやりたい」と話している。
(ハンター育成スクール、事業中止を申し入れ:兵庫)
野生動物による農作物の食害などに悩む但馬地方で、害獣駆除にあたるハンターを養成する県の「狩猟マイスター育成スクール」について、日本熊森協会(森山まり子会長、本部・西宮市)は28日、「森の復元や被害補償に重点を置くべきだ」として、事業を中止するよう申し入れた。スクールは、狩猟免許を所持している人や取得予定者約10人を対象に、狩猟の基礎知識や技術を半年間で身につけてもらう講習会。狩猟人口は減り、免許所持者も高齢化が進む中、害獣駆除に協力してくれるハンターを少しでも増やそうと、県豊岡農林水産振興事務所が初めて取り組む。森山会長は「動物を殺すことにほかならず、公費を使ってハンターを養成すべきではない。生き物が里に下りてこないように森林を整えたり、被害を抑える防除対策など、力を入れる点はたくさんある」と要請。これに対し同事務所は「誤解を与える『狩猟マイスター』という名称は変更を検討したい」と答えた。同協会はクマやシカなどの餌が豊富な広葉樹の森を復元しようと、97年に設立。会員数は約2万人。但馬でも旧美方、但東、朝来町で植林活動を続けている。
(野生ザルの研修会開催:山口)
萩市の人里で野生ザルに足をかまれるなど2カ月続けて2件の人的被害が起きた。群れから出た「離れザル」の可能性が高いが、農作物の被害も増えているだけに、市と萩阿武地域鳥獣被害防止対策協議会は、サルの生態を知り対策を考えようと、6月2日に市民を対象にした被害防止研修会を開く。市農政課によると、4月13日、大井・浦上地区の畑で農作業中の60代の女性が飛びかかられ、転倒し頭を打った。5月1日には同じ地区の荒神社付近の畑で、マメを食い荒らしているサルを追い払おうとした80代の男性が足をかまれた。他にも、4月10日に住宅が広がる椿地区の児童公園で遊んでいた子供がボールを奪い取られ、5月12日には同地区の宅地に侵入され窓ガラス2枚を割られた。同課の岡泰俊課長は「1年ほど前から住宅地に出没するようになった。以前は人を見たら逃げたが、最近は女性や子供、お年寄りらを威嚇する」という。一方、サルによる農作物被害はイノシシに次ぐ。県によると、野菜や果物など07年の県内のサルによる被害面積は前年より10%増え65ヘクタール、被害額は、約1500万円減ったものの9700万円に上っている。萩市内では07年度にサル98頭を捕獲。フェンスを張ったり、花火で追い払うなど対策を講じているが、追いつかない。県農林総合技術センター鳥獣被害研究グループの専門研究員、小枝登さんは「サルに『入れない場所』と認識させることが大事。地域全体で取り組みを」と提言する。萩市は、4月から有害鳥獣対策係(2人)を設置した。6月2日の研修会は午後2時から萩市民館で、小枝さんが「農林産物への被害の現状と対策」と題して講演する。
(尾瀬にシカ捕獲のわな設置:群馬)
環境省檜枝岐(ひのえまた)自然保護官事務所は29日、尾瀬国立公園内にある福島県檜枝岐村の特別保護地区で、ニホンジカ捕獲のためのわなの設置作業を公開した。尾瀬では、ニッコウキスゲなどがシカに食い荒らされる被害が深刻化しており、今月から同地区内で初めての駆除作業が始まっている。駆除は、尾瀬沼近くの大江湿原や浅湖(あざみ)湿原などで、銃とわなで実施。同事務所によると、11日~19日にかけて、猟友会のメンバーがシカの足跡をたどったが、発見できなかった。25日からはわなを仕掛け始め、計25基設置したが、捕獲はまだできていないという。同事務所は今後、わなを60基まで増やして10月末まで捕獲作業を続けるとともに、11月からは銃による駆除を再開し、年間100頭の駆除を目指す。
(猟友会が青パト開始:大阪)
自分たちで地域の安全を守ろうと、府猟友会池田支部が青色防犯パトロール隊を発足。池田署は28日、委嘱状を交付した。池田署が青色パトロールを委嘱するのは今回が初めてで、府内では3署目。地域に貢献できる事業を目指していた同支部が、防犯パトロール隊を結成し、防犯講習などを受けた後、2台のパトロール車で活動を行うことになった。パトロールは週2回、夕方を中心に行う。安まちメールなどを参考にし、子供の声かけ事案やひったくり事件が起こっている場所を重点的に巡回するという。この日、谷口勸署長から委嘱状を受け取った同支部の玉村登支部長(61)は「子供たちを巻き込む犯罪が1つでも減るように、地道に活動したい」と話していた。
(メス中心に350頭を管理捕獲へ:神奈川)
県は28日、山北町など4市町村にまたがる丹沢大山国定公園で今年度にメスを中心にニホンジカ約350頭を管理捕獲すると発表した。08年度も350頭を計画、330頭を捕獲した。植生の回復と農林業被害の軽減が目的で、県猟友会に委託する。期間は6月3日~来年3月末、学校の夏休み期間や年末年始は実施しない。08年度当初の生息数は約3600頭。県以外にも市町村や狩猟による捕獲もある。
(シカ食害、霧ケ峰に今年も電気柵:長野)
県自然保護課は29日、ニッコウキスゲなど高原植物に対するニホンジカの食害が深刻化していることを受け、霧ケ峰の2カ所で電気柵の設置作業を始めた。シカ食害防止を目的とした柵の設置は昨年7-11月に続き2年目。
(県警けん銃射撃競技大会:徳島)
県警察学校射撃場(徳島市論田町)で29日、警察官の射撃技能や使用判断能力向上を目的とした今年度の県警けん銃射撃競技大会があった。県警本部や各署などから21チーム(79人)が参加。5分の制限時間内に定められた数の弾を撃つ遅撃ちのほか▽腰撃ち▽ひざ撃ち▽高撃ち▽映像射撃--で争い、個人順位や団体得点・順位を競った。団体の部は三好署が、個人競技の部では同署の高尾雅俊巡査が優勝。女性警察官の部は徳島東署の桑本満悠子巡査長が優勝した。参加した県警生活安全企画課の池田真理子巡査部長(29)は「大会ということで少し緊張します。訓練通りの成果を出すのは難しい。実際の現場はもっと緊張するでしょうから、訓練を積み重ね、平常心で臨めるようにならないと」と話していた。
(3歳女児が2歳弟に発砲、死亡させる:アメリカ)
アメリカ・カリフォルニア州で28日、女児(3)が弟(2)に向けて誤って銃を発砲し、死亡させた。カリフォルニア州ベーカーズフィールドにあるアパートで28日、女児が両親の寝室に置かれていた銃を持ち出し、弟に向けて発砲した。弟は病院に搬送されたが、死亡した。銃は45口径の半自動小銃で、護身用に女児の両親が所持していたという。当時、父親は外出中で、アパートには母親がいたが、現場からは離れた場所にいた。地元警察が、事件の詳しい経緯などについて調べている。

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