<射撃ニュース7月>

7/20
(石原、クレー射撃W杯で42位)
クレー射撃のワールドカップ(W杯)スロベニア大会は14日、マリボルで行われ、女子スキートで石原奈央子(古峯神社)は42位だった。
(アライグマ、即席ラーメンの罠にかかる:兵庫)
犬と散歩中の住人がアライグマに襲われる被害が相次いでいる兵庫県尼崎市で19日、アライグマ1匹が即席ラーメンを餌にしたワナに掛かった。同市農政課が捕獲し、殺処分した。同市と伊丹市では今月、人がかまれけがをする被害が少なくとも4件報告されていた。捕獲されたのは、16日に60歳女性が右手や両足をかまれ軽傷を負った同市田能3丁目の水路脇の側溝。午前6時ごろ、仕掛けてあったワナの中にアライグマがいるのを散歩中の男性が発見した。体長約30センチの雄で、子どもとみられる。これまで少なくとも3匹が目撃され、女性を襲ったのも体長50~60センチの2匹だったことから、農政課は「人をかんだアライグマかは分からない。まだ親もいるはず」としている。今月6日から、目撃情報を基に市内の水路沿いにワナの設置を開始。バナナやスナック菓子を餌にしたところ、猫やカラスが掛かるなど失敗続きだったが、17、18日に新たなワナを追加して計6台とし、餌も即席ラーメンに替えて成功した。台風6号の接近によりこの日いったんワナを撤去したが、天候回復後に再び仕掛けて捕獲を目指す。
(高校野球会場近くに子グマ:富山)
18日午後0時20分頃、夏の高校野球富山県大会が行われている黒部宮野球場(富山県黒部市宮野)横にある駐車場の斜面をツキノワグマの子グマ1頭が歩いているのを通行人が目撃し、同僚を通じて110番した。黒部署員や猟友会員、市職員らが球場周辺を捜したが、クマは見つからなかった。同球場は「近くで子グマが目撃されました」などとアナウンスし、観戦に来た人たちに注意を呼びかけた。
(ローソンからエゾシカ弁当:北海道)
コンビニエンスストア大手のローソン(東京都品川区)は15日、エゾシカ肉を使った弁当とおにぎりを販売すると発表した。肉を甘辛いタレにつけ込んで道産玉ねぎと炒めた「行者にんにく仕立てのシカ焼肉丼」(498円)と「ふっくら三角手巻 キムチ仕立てのシカ焼肉」(125円)。26日~8月8日、道内546店の店頭に並べる。コンビニでエゾシカ肉を使った商品が販売されるのは全国初という。エゾシカの農林業被害対策に取り組む道が、捕獲後の有効利用のため、同社に商品化を打診。同社は09年から、研究を重ねた。肉は釧路市阿寒町と斜里町新光町で捕獲され、飼育されたエゾシカを使う。同社の沖博之北海道支社長は「エゾシカ肉に親しみを持つきっかけになってくれれば」と話した。発表に同席した高橋はるみ知事は、焼肉丼をほおばり「売り切れるほど人気が出てほしい」とPRした。
(獣害対策、本格的に事業開始:和歌山)
和歌山県田辺市は野生獣から農作物を守るため、集落全体を防護ネットで囲う取り組みを本格的に始めた。本年度は高齢化率が高い六つの集落で防護ネットや電柵を張り巡らせる計画を立てている。本宮町蓑尾谷では15日から作業を開始した。同地区は山の中腹に集落(7世帯)があり、高齢化率は70%を超える。段々畑にはトウモロコシのほか、豆類、タカナ、ニンジン、ホウレンソウなどが栽培される。これまで畑を網で囲っていたが、壊されたり、隙間をつくって侵入されたりしてシカに葉をかじられ、イノシシに根を食い荒らされてきた。計画では地区を4ブロックに分け、計1・6キロのネットを張る。初日は森林局や本宮行政局の職員に、各課の要請を受けて作業を手伝う市職員のレンジャー隊6人が加わり約10人で作業した。職員は足袋や長靴に履き替え、虫よけスプレーを足回りに吹き付け、住民らが作った柵のさらに外側に、長さ2・5メートルのくいを4メートル間隔で土中に打ち込んだ。そのくいにワイヤの入ったネットを張った。近く4ブロックともネット張りが終了する予定で、簑尾谷の松窪美和区長(58)は「ネットを張ってもらってありがたい。耕作意欲を出していきたい」と話している。市は2009、10年度の2年間で実験的に防護柵ネット囲い込み事業を行った。4行政局で1集落ずつ延長800メートルのネットで囲い、一定の成果があったとして11年度に本格的に行うことにした。11年度は蓑尾谷のほか、大塔行政局管内の向山、龍神行政局の三ツ又、中辺路行政局の大内川と温川、本宮行政局の田代で行う。六つの集落で張るネットの総延長は約16キロになる。
(エゾシカ、トゲもへっちゃら:北海道)
根室市春国岱(しゅんくにたい)の道内有数のハマナス群落が、エゾシカの食害を受け、花期を迎えても花がほとんど見られなくなっていることが市の調べで分かった。シカによる野の花の食害は釧路管内浜中町のエゾカンゾウなどで分かっているが、環境省釧路自然環境事務所では「とげのあるハマナスの食害は聞いたことがない」としている。
(軽井沢で「町鳥」アカハラなど減少か:長野)
北佐久郡軽井沢町の「軽井沢野鳥の森」で、カラマツなど背の高い木々の成長に伴う森林化が進み、同町の「町鳥」にもなっているアカハラなどの観察頻度が減っていることが、同町のNPO法人「ピッキオ」の調査で19日までに分かった。ピッキオは「野鳥の保護や多様性という観点から、一帯の間伐も考えた方がいい」と指摘している。野鳥の森は、軽井沢駅から北西に約4キロの同町星野に広がる約100ヘクタール。1974(昭和49)年に全国で初めて国設野鳥の森に指定された。カラマツやミズナラなど高木やアブラチャンといった低木が茂り、約80種の野鳥がいる。92年に同町にすむ野鳥を調べる「野鳥研究室」として発足したピッキオは、95年度に野鳥の森の鳥類調査を開始。毎年20~30回、担当者が森の遊歩道3キロを歩き、左右25メートルで確認される野鳥の数と種類を記録している。昨年10月までに計393回の調査を実施した。95~97年度と2007~09年度の野鳥の観察頻度(夏鳥は4~10月)を比較したところ、草原や林の縁を好むとされる夏鳥のアカハラは、80・1%から5・1%、キジは25・5%から1・6%とともに大きく減少。一方、高木林を好むとされるヤマガラの観察頻度は38・3%から87・1%に、夏鳥のキビタキは46・8%から65・0%に、それぞれ増加した。1回の調査で60種前後、約130羽が観察されており、ピッキオは「野鳥の数や種類数は変わらないが、高木林を好む鳥が増えている傾向にある」と分析。ただ、ヤマガラは暖帯の常用広葉樹林が分布の中心で、亜熱帯域に生息する特定外来種のガビチョウも見られるようになっているため、「温暖化の影響も出ているのではないか」とする。野鳥の森の管理・運営を担っていた岩村田営林署(現東信森林管理署)は92年から3年間、野鳥がすみやすいようにカラマツを間伐。ピッキオの広報担当、斉藤あずささん(38)は「人と鳥との触れ合いを学ぶ場として考えたとき、再び何らかの対応が必要な時期に来ている」としている。東信森林管理署は「今のところ伐採の計画はないが、どんな整備ができるか調査を参考にしたい」としている。

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7/17
(クレー射撃W杯、折原は74位)
クレー射撃のワールドカップ(W杯)スロベニア大会は15日、マリボルで男子スキートの後半3ラウンドが行われ、折原研二(那須国際射撃場)は2日間で合計115点(1日目45点、2日目70点)の74位に終わり、上位6人による決勝に進めなかった。今大会で日本勢はロンドン五輪出場枠を獲得できなかった。
(クレー射撃、井上13位中山は19位)
クレー射撃W杯スロベニア大会(9日・マリボル)女子トラップで井上恵(ナスタジャパン)は13位、中山由起枝(日立建機)は19位でともに上位6人による決勝に進めなかった。
(トウモロコシ畑でクマに襲われ夫婦けが:福島)
17日午前5時20分ごろ、会津美里町杉屋のトウモロコシ畑で、同町の農業男性(67)と妻(66)がクマに襲われ、顔や腕を引っかかれるなどそれぞれ約2週間のけがをした。会津若松署によると、2人は自宅から約500メートル離れた畑で農作業をしていたところ、クマに襲われたとみられる。クマは体長約1メートル。自宅に戻った男性が119番通報したという。同署は付近を警戒するとともに、住民に注意を呼び掛けた。
(動物園近くでクマ目撃:秋田)
秋田中央警察署の調べによりますと、きょう午前10時20分ごろ、大森山動物園の近くの市道を体長およそ1メートルのクマが横断しているのを通りかかった男性が目撃しました。クマはその後、付近の茂みに入って行ったということで、けが人などはいませんでした。クマが近くに潜んでいるおそれもあることから、警察では注意するよう呼びかけています。
(イノシシ被害、防護柵を設置:岐阜)
県の鳥獣被害対策重点支援地区に選定されている白川村荻町の水田で15日、地元農業委員や地主ら約20人がイノシシから農作物を守る防護柵を設置した。山の中腹にある田畑で耕作している5人のほか、農業委員や村鳥獣被害防止対策協議会員、村職員らが参加。酒井義広・県鳥獣害対策監らの指導で、幅1メートルの防草シートを敷き、高さ約1メートルの金網状のワイヤーメッシュ柵を田んぼや畑の周囲約400メートルに設置した。ここで米を作っている民宿経営、野谷健さん(64)は「例年なら7俵の米を収穫していたが、一昨年はイノシシに田んぼを荒らされ、1俵ほどしか収穫できなかった。これで一安心」と話していた。県は今年2月、古田肇知事が本部長となって鳥獣被害対策本部を設置。荻町地区など県内12カ所を重点支援地区に選定し、防護柵設置などに50万円前後の資材費を助成している。農水省から緊急対策として県に約2億円の交付金が出される。白川村では、以前はイノシシを見ることがなかったが、10年ほど前から出没。5年ほど前から農産物の被害が出始め、ここ数年は被害が急増したという。他の重点支援地区でも防護柵や電柵などを設置していく。
(イノシシフランク催事でヒット:青森)
今別町の「奥津軽いのしし牧場」が販売するイノシシ肉を使ったフランクフルトが県内の催事で好評を博している。歯応えのある肉質と濃厚な肉汁が人気の秘密のようで、同牧場の嶋中三也代表(64)は「最大のヒット商品。これほど売れるとは思わなかった」と驚いている。
(カラス急増、追い払い作戦で対応:青森)
弘前市内に生息するカラスの個体数が今冬の調査で約4000~5900羽確認され、これまで市が把握していた数の倍近くに上ることが分かった。市は今後も調査を継続して個体数の実態把握に努めていく。また今年度のカラス対策として9、11月(予定)に市内各地で集団追い払いを実施するほか、臨時職員による追い払いを今月下旬から12月末まで毎日行うなど、追い払いを重点的に行って、カラス公害の抑止を図っていく。個体数の調査結果と今年度のカラス対策は15日に市立観光館で開かれた市カラス対策連絡協議会で報告された。調査は1月29日と30日(弘前公園周辺)、2月26日(鍛冶町周辺)の早朝にそれぞれ実施。日本野鳥の会弘前会員と市職員が調査した。その結果、1月29日には5252羽、同30日には4023羽、2月26日には5922羽を確認した。これまでは2010年2月に約2500~2700羽(本町、相良町付近)が確認されるなど、近年の冬場の調査で2000羽前後の年が多い。調査を行った日本野鳥の会弘前によると、従来のハシボソガラスに加え、シベリア大陸から渡来するミヤマガラスや市外部から飛来するハシブトガラスの群れも加わり、個体数が増大したとも考えられるという。市は今年度も引き続き冬場の個体調査を行い、今冬の個体数増大が突発的なものかどうかも含め、検討していく。また会議では今年度の街なかカラス対策事業として、市民や企業の参加を募って9、11月に市内各所で光や音によるカラスの集団追い払いを行うことや、臨時職員6人を雇用し、25日から12月末まで毎日カラスの追い払いを実施することなども報告された。また追い払いで追われたカラスが郊外で農作物被害を及ぼさないよう、農村部でのカラス捕獲数も前年に比べ、増加させるとした。出席者からは「カラス対策に多くの市民の協力を得るため、もっと市のカラス対策をPRしてもらいたい」といった意見が出された。

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7/15
(クレー射撃、石原は42位)
クレー射撃のワールドカップ(W杯)スロベニア大会は14日、マリボルで行われ、女子スキートで石原奈央子(古峯神社)は42位だった。
(エゾシカ対策、銃の夜間使用を検討:北海道)
環境省釧路自然環境事務所は知床のエゾシカ対策として、鳥獣保護法で禁止されている銃器を使った夜間の駆除も行えるようにする検討に入った。10月にも特例的に根室管内羅臼町で実験を行う方向で、結果を踏まえて2012年度以降に鳥獣保護法など関連法の改正についても検討する方針だ。
(エゾシカ猟ツアー初企画:北海道)
西興部村猟区管理協会は、29日から31日にかけて、一般向けエゾシカ猟見学ツアーを初めて行う。エゾシカが増えている現状の中で、狩猟やシカ肉の魅力を広めることを狙う。自然体験型の観光も盛り込むことで、より幅広い人たちの参加につなげたい考えだ。同会は毎年、ハンター初心者を対象としたツアーを実施している。猟の見学会は酪農学園大(江別)などの授業でも行っている。これらの活動を通して蓄積してきた経験を一般向けに活用する。ツアーは、同会の狩猟への同行が軸になる。シカの解体作業も体験。シカ肉の調理や試食、シカ革を使った携帯ストラップ作りにも取り組む。シカによる農作物の食害があることなど現状についての講義も行う。ツアー中には、村内で渓流釣りや、夜の野生動物見学会も行う。普段は立ち入り禁止となっている氷のトンネルの見学も行い、村の豊かな自然に触れてもらう。同会は初回以降も一般向けツアーの開催を検討している。伊吾田順平事務局長は「エゾシカの現状や活用法を理解してもらうことで、駆除活動の発展につなげたい」と話している。定員は12人。参加費は宿泊費や食費を除き1人2万円。応募は、連絡先など必要事項を記入してファクスかメールで受け付ける。詳細は同会のホームページに掲載している。
(エゾシカ被害3億円に:北海道)
胆振管内で2010年度発生したエゾシカによる農業被害額が、前年度比12・8%増の3億616万円に上ったことが13日、胆振総合振興局の調査で分かった。調査を始めた1989年以降で最大。駆除頭数を上回る速度で繁殖を続けているのが要因で、同局は本年度、エゾシカが多数生息する鳥獣保護区内での捕獲許可域を広げるなど、対策を本格化させる。室蘭市内で開かれた胆振地域エゾシカ対策連絡協議会で、同局が管内市町や農業団体、地元猟友会の関係者ら約40人に報告した。それによると、管内の主な被害作物はデントコーンやスイートコーン、豆類、水稲など。11市町別の被害額では、水稲やカボチャなどに甚大な食害を受けたむかわ町が1億7190万円に上った。このほか厚真町で3366万円、伊達市で3316万円、安平町で3095万円に達し、残る市町でも200万~1千万円の被害が確認された。昨年度に管内で捕獲されたエゾシカが前年度比32・4%増の6611頭に上る一方で、農作物の食害が増えている現状に対し、協議会で同局は「繁殖スピードを抑えるため、捕獲数をさらに増やす必要がある」と述べた。具体策として、エゾシカの捕獲を許可している管内の鳥獣保護区を昨年度の4カ所から、6、7カ所へと増やす方針を説明。さらに高齢化で減少が続くハンターを増やすため、狩猟免許取得に向けた出前教室を随時開く考えも示し、道エゾシカ対策室の担当者が「農地の自衛に向け、自治体から農業従事者に免許取得を呼び掛けてほしい」と求めた。
(ウミガラスのヒナ確認:北海道)
環境省北海道地方環境事務所は14日、国内では天売島(羽幌町)だけで繁殖する絶滅危惧種のウミガラスのヒナ5~7羽のふ化を確認したと発表した。ヒナは近年、オオセグロカモメなどに捕食されて巣立ちの成功率が低くなっている。同事務所は今年初めてエアライフルを使った天敵の捕獲作戦に乗り出しており、渡辺雄児・羽幌自然保護官は「今年こそ無事に巣立つはず」と期待している。ウミガラスは鳴き声からオロロン鳥と呼ばれ、戦前の天売島には4万羽が飛来したとされる。だが近年は激減し、今年の飛来はわずか20羽。環境省は03年から保護に取り組み始めたが、オオセグロカモメが繁殖地周辺に分布域を拡大し、04年以降で巣立ちが確認されたのは08年(3羽)しかなかった。同事務所は地元猟友会と協力し、繁殖地周辺に限って発射音の小さいエアライフルを使用。5月23日から週1回の狩猟でオオセグロカモメ82羽、ハシブトガラス30羽を捕まえた。ヒナは3日にふ化が確認されて順調に育っており、7月下旬~8月上旬に巣立つ見通しという。

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7/14
(イノシシに襲われ男性大けが:香川)
14日朝、高松市郊外の住宅街で散歩をしていた78歳の男性がイノシシに襲われ、腕をかまれて大けがをしました。イノシシはまもなく駆けつけた警察官らによって捕獲されました。14日午前6時半すぎ、高松市木太町の宮川にかかる橋のたもとで、散歩をしていた近くに住む78歳の男性が近づいてきたイノシシに襲われ、右腕をかまれました。男性は自分で警察に通報して救急車で病院に運ばれ、3週間の大けがだということです。警察によりますと、イノシシは体長およそ1メートル20センチ、体重が60キロから70キロほどで、男性を襲ったあと川に入り泳ぐなどして逃げましたが、駆けつけた警察官や地元の猟友会によっておよそ3時間後に捕獲されました。現場は高松市北東部にある住宅街で、近くには2つの小学校がありますが、子どもたちの通学などに影響はありませんでした。現場近くに住む主婦は「学校からイノシシに注意するよう一斉メールが流れたので見に来ました。学校の近くにイノシシが現れるなんてとても恐ろしいです」と話していました。警察などは、イノシシがどの辺りから住宅街に来たのか詳しく調べています。
(マシンガンなど14丁所持容疑、自称会社員を再逮捕:福岡)
福岡市西区のマンションで大量の銃器が見つかった事件で、福岡県警は13日、同市早良区次郎丸6、自称会社員菅すが正知被告(38)(覚醒剤取締法違反で起訴)を銃刀法違反(加重所持)容疑などで再逮捕した。発表によると、菅被告は6月22日午後、借りていた西区のマンション一室で、拳銃10丁と自動小銃、機関銃、ライフル銃、散弾銃各1丁と実弾431発を隠し持っていた疑い。「自分のものに間違いない」と容疑を認めているという。県警は、菅被告が指定暴力団・工藤会系組員と親交があることなどから、工藤会の武器庫として使われていたと見ている。今後、銃器の入手ルートなどを追及する。
(サル目撃、捕獲作戦開始:静岡)
浜松市中区の住宅地で12日から13日にかけて、サルの目撃情報が相次ぎ、市は捕獲作戦に乗り出した。サルが目撃されたのは浜松市中区の四ツ池公園周辺の住宅地。警察などに12日午後に2件、13日朝に2件の情報が寄せられ、地元では驚きと不安が広がっている。これを受け13日、市の担当者や地元の猟友会の鳥獣保護員が出て、サルの捜索を行った。浜松市では「わなを仕掛けてサルを捕獲し、人里から離れた山奥へ放したい」と話している。

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7/13
(高校校庭にイノシシ:広島)
12日午前6時50分ごろ、呉市山手の三津田高の校庭にイノシシが侵入し、3時間近く校内をうろついた。イノシシは捕獲され、生徒たちにけがはなかった。市によると、市街地の学校での捕獲は珍しいという。市農林振興課などによると、イノシシは雌で体長約1メートル、体重約50キロ。校庭の隅を歩き回ったり、草を食べたりしていた。発見当時、校内に生徒と教員の約20人がおり、その後、登校してきた生徒たちも含めた計約640人が呉署員に誘導され、体育館に避難した。駆け付けた市有害鳥獣捕獲班のメンバーたちが5メートル四方の網2枚を使って追い詰め、校舎の裏で捕獲し、殺処分した。3年坂井雄貴さん(17)は「教室に入り込んできたらと考えると怖かった」と話していた。イノシシは市内の島しょ部や山間部では頻繁に目撃されている。今回は市街地に現れており、同課は「餌を求めて山を下り、迷い込んだのではないか」とみている。
(3日連続クマ目撃:秋田)
12日午前10時半ごろ、八峰町八森字上嘉治助台の山の斜面で、クマが桜の木に登っているのを、警戒中の地元猟友会の男性が見つけた。約300メートル離れた国道101号沿いでも10、11日と連日クマが目撃されており、同町は注意を呼び掛けている。能代署によると、クマは体長約1メートル。10、11日に目撃されたクマも同じぐらいの大きさで、桜の木に登っていた。同町は「桜の実を食べに来ているのではないか」とみている。目撃場所は、いずれも八森中学校から60〜250メートルの距離。同校は、生徒を車で送迎するよう保護者に要請している。また、12日は鹿角市花輪字冷水の市道と、小坂町小坂鉱山字杉沢の会社敷地内の林でもクマが目撃された。

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7/12
(クレー射撃、柿原は114位)
クレー射撃のワールドカップ(W杯)スロベニア大会は10日、マリボルで行われ、男子トラップの柿原康晴(コーエーテクモホールディングス)は上位6人による決勝に進めず、114位に終わった。
(イノシシの子、住宅街で捕獲:神奈川)
小田原市内の住宅街でイノシシの子ども一頭が、小田原署員に捕獲された。連絡を受けた小田原市は十一日、生息していたとみられる同市久野山中に放した。イノシシの子どもは九日午後六時ごろ、同市浜町三のマンション近くにいるところを近所の人が発見、署員六人が駆けつけた。体長は五〇センチほど。先月下旬、五百メートルほど離れた同市南町や板橋の住宅街で市民らに目撃されていた。
(上伊那猟友会、鳥獣生体搬送用のDVD制作:長野)
上伊那猟友会は、捕獲した鳥獣を生きたまま搬送する方法を解説するDVDを制作します。11日は、伊那市長谷の山中で、くくり罠にかかったイノシシとニホンジカを上伊那猟友会の会員が捕獲し搬送するところを撮影しました。DVDは、上伊那猟友会が鳥獣の搬送の手段として広めるために制作するものです。罠にかかった鳥獣は、捕獲した場所で銃やナイフによる止め刺しを行い、解体処理施設に運ぶのが一般的です。しかし、運搬にかかる時間で鮮度が落ちることが課題となっています。特にシカは、止め刺しを行ってから1時間以内に運ばなければ、食肉としての価値が下がると猟友会の会員は話します。制作したDVDは、上伊那猟友会の研修会などでマニュアルビデオとして役立てていくということです。
(南アルプスのシカ駆除答申へ:長野)
環境省は11日、ニホンジカによる高山植物の食害や踏み荒らしが深刻な南アルプス国立公園で、シカの駆除や防護柵設置などを盛った「生態系維持回復事業計画」策定を中央環境審議会に諮問した。同審議会自然公園小委員会は同日、同省の原案通り策定するよう答申すると決定。これを受け同省は計画をまとめ、本年度の本格的な降雪前にも一部事業に着手する方針だ。計画は、同省が同公園で講じるシカ対策への予算付けの前提。自治体やNPO法人が計画に従って駆除や植物採集、工作物の新設などを行う場合、同公園特別保護地区内でも自然公園法に基づく許可が不要になる。計画期間は2015年度まで5年間。他に、踏み荒らしで裸地化した土壌へのネット敷設、希少動植物を生息域外へ移しての保護、増殖なども盛った。高山帯や亜高山帯へのシカ被害が確認されていない1980年代初頭の植生を目安に維持、回復を図る。事業の効果を確かめながら、必要があれば計画を見直す。計画原案は長野、山梨、静岡県や関係市町村、同省などの連絡会が3月に定めた初のシカ対策方針を基に作った。
(「海岸で拾った不発銃弾は危険」:沖縄)
沖縄県の那覇空港ではいま、「不発弾の機内持ち込みは出来ません」といった館内放送が流れている。修学旅行で沖縄を訪れた男子高校生が拾った不発弾を持ち帰ろうとしたことを受けた対応だ。那覇空港では、2011年6月下旬から、館内放送だけでなく、不発弾について注意を促す新しいポスター50~60枚も張られている。ポスターには「不発弾」の文字が大きく躍り、手榴弾の絵などとともにかなり目立つ仕上がりとなっている。不発弾といえば、処理する際に住民が避難する様子がニュースで報じられる、といった印象が強い。第2次世界大戦中の米軍の艦砲弾などは今も爆発する危険性があるのだ。たとえば沖縄県では2010年度、住民避難を要する不発弾処理件数は51件にも及んでいる。今回、那覇空港の検査場で2011年6月中旬に男子高校生の手荷物から見つかったのは、長さ8~13センチの計6発だ。もっとも、「爆発しなかった爆弾」ではなく、機関銃などの弾だった。「不発射弾」と呼ばれることもあるが、国や沖縄県などでつくる沖縄不発弾等対策協議会によると、不発弾であることに変わりはない。若者らが海岸で拾った銃弾の不発弾をアクセサリーのようなつもりで飛行機内に持ち込もうとして検査場で発見されるケースは、那覇空港では年5、6件程度ある。今回の6月のケースは多くのマスコミが報じたこともあり、あらためて注目を集める形となった。国土交通省の那覇空港事務所によると、従来も各航空会社が不発弾持ち込み禁止についても触れた注意書きを張るなどしていたが、今回はあらためて空港事務所が不発弾に絞ったポスターをつくり、館内放送と合わせて注意を呼びかけるようにした。同事務所の和田泰久次長は「不発弾の危険性を改めて知ってもらい、機内持ち込み防止は勿論、暴発事故防止にも役立てば」と話している。

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7/10
(井上13位、中山は19位)
クレー射撃のワールドカップ(W杯)スロベニア大会は9日、マリボルで行われ、女子トラップで井上恵(ナスタジャパン)は13位、中山由起枝(日立建機)は19位でともに上位6人による決勝に進めなかった。
(山あいで小熊:富山)
10日午前、富山市の山あいで小熊1頭が目撃され、行政センターでは注意を呼び掛けています。10日午前7時20分頃、富山市南野田で小熊が1頭で歩いているのを地域の住民が、家の中から見つけ、大沢野行政センターに連絡しました。行政センターでは警察や地元猟友会に連絡し、この熊をさがしたところ、足跡はありましたが熊を見つけることはできませんでした。小熊が見つかったのは、大沢野総合運動公園のすぐそばで150から200メートル離れた所には大沢野中学校や住宅街があります。この付近では去年オスの成獣の熊1頭が射殺されていて、行政センターでは広報車を出して注意を呼び掛けたほか、猟友会が付近をパトロールしました。
(クマ出没続き自粛ムード:富山)
富山県内で住民や企業が森林整備に取り組む「とやまの森づくりサポートセンター活動 事業」で、2010年度の参加者は延べ1万262人と、05年の活動開始以降で初の減 少に転じたことが、9日までの県のまとめで分かった。昨年に県内でクマの出没が相次ぎ 、企業に自粛ムードが広がったのが要因。県は、県民ぐるみの森づくり活動を停滞させな いためにも、クマ出没対策と併せて、参加の機運を高める活動を継続する考えだ。県は05年10月に、とやまの森づくりサポート活動事業を開始。県が運営する森づく りサポートセンターの登録ボランティアが、里山での植樹や下草刈り、間伐などに取り組 む。県民の環境意識や企業の社会貢献活動の高まりを背景に、参加者が急増。開始当初の0 5年度が1672人、06年度4659人、07年度6920人、08年度1万33人、 09年度1万999人と着実な伸びを見せ、県が15年度までの目標としていた年間の参 加者延べ7千人を上回った。しかし、昨秋を中心に県内でクマの出没が相次ぎ、年間出没件数は1387件と、県が 統計を始めた04年以降で最多となり、人身被害も9件起きた。クマ出没を背景に、企業 側が参加者の安全を考慮し、森づくり活動を自粛する動きが広がり、昨年度の企業からの 参加は延べ1897人と、前年度と比べて1006人減った。さらに、高齢化に伴い、森づくり活動から撤退したり、休眠状態に陥る団体も出ており 、関係者から「参加者は頭打ちの状態」との指摘も出ている。県は、森づくり活動の輪が途絶え、県民の社会貢献活動に対する意識が低下することを 懸念しており、里山整備と並行してクマ出没対策にも力を入れることにした。具体的には 、クマの餌環境の充実に向け、奥山にクリやコナラなど広葉樹6万本を植樹する活動を進 め、若手の担い手を育成する研修会なども積極的に開く考えだ。県は「一過性の活動に終わらせず、参加者が安心して森づくりに取り組める環境整備を 地道に進める」(森林政策課)としている。

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(民家近くにシカの頭部が不法投棄:北海道)
室蘭市は6日までに、香川町の民家近くのささやぶ(私有地)で、シカの頭部が複数不法投棄されているのを確認。いずれも雄で五つあった。狩猟残滓(ざんし)とみられ、住民はマナー向上を訴えている。現場は民家から数十メートルの道路脇。地域住民によると、昨秋に初めてクリ拾いをしていた時に初めて不法投棄に気付いた。今年6月の町会の会合で明らかになり市に伝えた。市農水産課が現場を確認したところ、大きな角をつけた白骨化した雄の頭部を五つ発見した。関係者によると、頭部だけをまとめて投棄している点から、狩猟者による投棄の可能性が高い。家の前にシカの頭部を見つけた住民は「最初はここで死んだのかと思っていたが、頭部だけが次々出てきた。誰がやったのかは不明だが、たちの悪い行為」と憤る。市内に住むハンターの一人は「残滓の不法投棄だろう。多くの狩猟者は適正に残滓の処理を行っているが、一部にマナー違反も見られる。モラルは守るべきだ」と心ない行為に怒り心頭。
(猟銃誤射、容疑者を起訴:和歌山)
串本町内で散弾銃を誤射し、山桃を採っていた神戸市西区の男性会社員(65)を死亡させた事件で、和歌山地検田辺支部は7日、同町田子、土木作業員、水本規容疑者(60)を業務上過失致死罪で和歌山地裁田辺支部に起訴した。起訴状によると、水本被告は6月26日午前11時20分ごろ、自宅近くの山中で、散弾銃で猿の駆除作業中、猿であることを確実に確認しないまま散弾を発射し、男性に弾を命中させて死亡させたとされる。
(弾薬紛失2発、別の小銃弾で偽装:広島)
江田島市江田島町切串の海上自衛隊呉弾薬整備補給所で、保管していた小銃の弾薬2発を紛失していたことが7日、分かった。関係者によると、紛失した弾薬はいずれも20年程度前のものとみられ、廃棄処分を予定していた。今年3月、同補給所が実施した点検で発覚した。弾薬の保管場所には、紛失した弾薬と大きさが同じになるように偽装した、別の弾薬が置かれていたという。同補給所では2004年12月に、小火器(機関銃)の7・62ミリの弾薬20発が紛失していたことが発覚。海自隊呉地方警務隊が元3等海曹=当時(24)=を窃盗容疑で逮捕していた。05年4月にも、同補給所で保管していた護衛艦の機関銃の弾薬4発の紛失が判明していた。
(ニホンカモシカ、基地近くの農道に:宮城)
東松島市の航空自衛隊松島基地周辺で8日、国の天然記念物・ニホンカモシカが発見され、女性隊員がカメラに収めた。通報を受けた石巻署や同市、県林業振興部職員らが捜索したが、シカは基地近くの茂みに逃げ込み姿を消した。自衛隊などによると、同日午前10時ごろ、同基地施設隊の菅原由里香3尉が車で大津波で損壊した基地の外柵工事を見回り中、基地西側の農道を走っているカモシカを発見。約20~30メートル離れた車内から撮影したという。カモシカは子牛ほどの大きさで菅原3尉は、後から写真でニホンカモシカと知らされ驚いていた。石巻市北上町や雄勝町などで目撃情報はあるが、県職員は「石巻地方の市街地に近い平地で姿が確認されるのは初めて。どこから来たのか」と首をかしげている。
(イノシシ、わなで退治:栃木)
イノシシ被害に悩む農家などを対象に、わなの設置方法を紹介する初の講習会が8日、日光市大室の農村環境改善センターで開かれた。約100人が参加。市と自治会などで組織する野生鳥獣対策協議会主催のプログラム「市野生鳥獣対策の集い」の一環。市農林課によると、農作物の被害は増加傾向にある。昨年度は、シカとサル、イノシシ、クマによる被害額が申告分だけでも1726万円で、大半がイノシシという。住宅地の近くに現れるため、市は猟銃より安全で取り扱いが簡単なわなの狩猟免許取得を後押しする狙いもあって、集いを企画した。この日は、猟友会メンバーを講師に、クマやイノシシなどの大きさに合うわなや、材料費が2000円程度で製作できるオリジナルわなを披露、設置方法について講義した。また、「イノシシの生態と被害対策について」と題し、宇都宮大学農学部の小寺祐二特任助教が講演。市は今後も旧市町村ごとの集会を検討するとしている。
(カラスの捕獲おり設置:京都)
カラスによる被害に頭を悩ませる京都府京丹後市久美浜町鹿野の果樹園に、捕獲おりがお目見えした。おとりのカラスを入れた小屋に誘い込む箱わなで、果樹農家たちは「天敵」の駆除に期待を寄せている。京丹後市では、カラスによる農作物への被害が2009年度は約2千万円にのぼり、特に、ナシやモモなど果樹栽培が盛んな久美浜町で被害が目立つという。各農家ではこれまで、ロケット花火や爆音器などで追い払いを試みてきたが、学習能力の高いカラスには効果が薄かった。このため、同町を中心にする農家でつくる丹後果樹研究同志会が市の補助を受け、初めて捕獲おりを設置することにした。捕獲おりは、東京都のカラス対策でも使われており、鳥取市の果樹農家が改良したものを採用した。大きさは縦4メートル、横3メートル、高さ3・3メートル。鉄パイプで骨組みをくみ上げ、全面を金網で覆い、群れの通り道という鹿野地区の高台に設けた。カラスは餌やおとりのカラスに誘われ、上部のくぼみの隙間からおりの中に侵入する。内側には針金などで細工が施されており、いったん入ると出られなくなるという。同会の日下部啓作会長(51)は「被害が少しでも減ることを願っている。効果があれば今後増やしていきたい」と話している。
(植物園のクマ出没、ピークは7月25日:長野)
長野市の戸隠高原にある「戸隠森林植物園」内へのツキノワグマ出没は、毎年7月が最も多く、25日がピークであることが、県内のツキノワグマ研究者グループの調査で分かった。周辺にはキャンプ場や「パワースポットブーム」で人気の戸隠神社奥社などがあり、夏場は観光客が大勢訪れる。熊が活動する深夜や朝夕は十分注意するよう、研究者らが注意を呼びかけている。調査したのは、信大の教育、農、理各学部、信州ツキノワグマ研究会、県環境保全研究所などに所属する研究者らでつくる「戸隠地域ツキノワグマ調査研究会」(代表・渡辺隆一信大教育学部教授)。2006年から10年までの5年間、熊を感知するとシャッターが落ちる赤外線センサー付きカメラで出没時間や時期を調査した。園内の木道周辺や外周路に10~20台を設置した。合わせて熊の体毛を有刺鉄線に引っ掛けて採集してDNA鑑定し、何頭が活動しているかも調べた。その結果、出没は春、秋には少なく、多いのは夏。特に7月に集中し、8月には減少することが分かった。ミズバショウのある植物園中心部には深夜に現れ、外周路周辺では通常の熊の活動パターンである夜明けや薄暮の時間帯が多かった。出没が最も多い日は08年から10年まで3年連続で7月25日だった。同研究会は、熊のふんなども調べた結果、このころ好物のミズバショウの実が熟すため食べに来るとみている。体毛の採集では、08年から3年間で353個のサンプルが得られた。DNA鑑定の結果、雄8頭、雌10頭の計18頭が識別できた。植物園内には代替わりしながら毎年10頭ほどが来ているとみられる。植物園にはホタル観察、バードウオッチングなどで深夜や早朝に訪れる人もいる。渡辺教授は「かつては人を恐れていた熊が人慣れしつつあることが心配。もともと熊のエリアに人間が入っているので、遭遇しないよう十分注意してほしい」としている。
(イノシシの赤ちゃん無事救出:長崎)
7日午後1時ごろ、長崎市若竹町の若竹中央公園近くの川で、イノシシの赤ちゃんが発見された。大雨で増水した川に迷い込んだとみられ、住民らによって無事救出された。「最初は猫か犬かと思った」。同町中央自治会副会長の森厚夫さん(71)が、前日の大雨の影響が気になって、川を見回っていて、イノシシを見つけた。体長は約40センチで、生後10日前後とみられる。最初は深さ数センチほどの川の中を元気に動き回っていたが、そのうち体力を消耗したのか、水に流されないよう川の端の茂みにじっとしていた。近所の人が川べりにはしごを掛け、網などで救出作戦を展開。約1時間の捕獲劇の末、駆け付けた警官によって保護され、市職員に引き渡された。同町周辺では、ほかの赤ちゃんイノシシも捕獲されている。市職員はきょうだいの可能性もあると推測。「上流で増水した川に一緒に入り、ここまで流されてきたのではないか」と話している。

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(東電の作業員2人、熊に襲われケガ:新潟)
6日午前、新潟・十日町市の山中で作業員の男性2人が熊に襲われた。1人は手首をかまれて骨折する重傷で、もう1人は尻などに軽いケガをした。現場は十日町市の田代地内の山林で、警察によると、6日午前11時頃、「東京電力」の作業員4人が送電線の点検のため歩いて山の中に入ったところ、2人が親子の熊に襲われた。2人のうち、52歳の男性が左手首をかまれて骨折する重傷を負い、23歳の男性が尻などを引っかかれて軽いケガをした。現場は、旧中里村の名勝・七ツ釜にあるキャンプ場から2キロ以上離れた国有林の中で、一般の人の立ち入りは禁止されているが、警察は地元の猟友会と協力し、熊への警戒を強めている。
(山林で39歳男性がクマに襲われる:山梨)
甲府市の山の中で6日夕方、男性がクマに襲われ、顔などに全治3週間のけがを負った。6日午後5時ごろ、甲府市御岳町の山林で、伐採作業を終えて下山していた男性(39)が、体長およそ1メートルのクマに襲われた。男性は、クマに顔面や両腕などをかみつかれるなどしたが、クマを殴って追い返し、途中まで自力で下山、救助されたという。男性は、全治3週間の大けがを負った。
(ライフル射撃場、存続方針を説明:秋田)
鉛による土壌汚染が不安だとして周辺住民が閉鎖を求めている由利本荘市岩城のライフル射撃場について県は住民の代表と会い、いまの場所に存続させる方針を示しました。このなかで、県側は今年度中にライフル射撃場の土壌を取り除くとともに、鉛の弾を回収する装置を導入する考えを明らかにしました。住民側は、安全かどうかを検証したうえで意見を集約することにしています。

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(小学校にサル出没、猟友会捕獲:滋賀)
5日午前9時ごろ、守山市河西小学校(児童数1022人)の図書室にニホンザルが出没し、県猟友会の会員らが捕獲した。県によると、サルが民家に入る例はこれまであったが、学校に入ったのは初めて。けが人はなくサルは山に放す予定。体長50センチの雄で、推定4~5歳。守山署や市によると、近所の人が校門前にいるサルを見つけ110番。児童が2階の図書室にいるサルを見つけ、猟友会の会員らが長さ5メートル、幅2メートルほどの網で図書室の隅にサルを追いやり、箱の中に入れて捕まえた。児童は体育館での全校集会を終え教室に移動中だった。学校側は「前日に近辺でサルが見かけられたと聞き、全校集会でサルと目を合わせず、大人に連絡するように注意したところだった。けががなくてよかった」とホッとした様子だった。県自然環境保全課の高倉猛さん(野生生物担当)は「甲賀市の山から野洲川沿いを移動する間に、守山市内の街中に迷い込んだ可能性がある」と話している。雄は群と群の間を移動するが、守山市内でサルの群れは確認されていないという。現場は、守山署から2キロ北西に離れた住宅街。
(市街地にイノシシ、1人軽傷:栃木)
5日午前6時10分ごろ、宇都宮市泉が丘5丁目の住民から「家の敷地内にイノシシが1頭いた」などと宇都宮東署に通報があった。同署員が調べたところ、泉が丘小の敷地内で1頭を発見。約1時間半後に同市御幸町の住宅街の1角にある畑に追い込み、同9時半ごろ、市職員や県猟友会会員ら約15人とさすまたや盾、縄を使って捕獲した。この際、猟友会の男性(64)が右足に軽いけが。イノシシは2歳くらいのオスで体長約120センチ、体重50~60キロの成獣。国道4号や周辺の住宅街を約1時間半に渡り逃げ回ったという。地域住民にけがはなかった。市農村整備課によると、市内ではこれまでも篠井町の山間部などで捕獲された例はあるが、市街地での捕獲は「極めてまれ」という。同会などはイノシシが市西部の清原地区の山を下り、迷い込んだ可能性もあるとみている。近所に住む男性は「こんな街中で見つかるなんて。出くわさなくてよかった」と胸をなで下ろしていた。
(老人ホームの駐車場にクマ3頭:秋田)
5日朝、五城目町の特別養護老人ホームの駐車場で親子とみられる3頭のクマが目撃されました。警察などが警戒にあたっています。クマが目撃されたのは、五城目町上樋口の特別養護老人ホーム広青苑の駐車場です。五城目警察署の調べによりますと、5日午前8時ごろ、出勤した職員が駐車場を歩いている3頭のクマを目撃しました。現場にいたのは体長およそ1メートルのクマ1頭と、体長およそ40センチメートルの子グマ2頭のあわせて3頭で、親子とみられています。クマは、山の方へ走っていったということで、職員にけがはありませんでした。現場は、国道285号から東へ1キロほど離れたところで、近くに住宅街や公園があります。クマが目撃された特別養護老人ホームの職員は、外で作業しないように、出歩かないように連絡とったということです。地元の猟友会が出動しましたが、クマを発見することができず近くの山にオリを設置しました。警察で付近の住民に注意を呼びかけています。
(釧路湿原、エゾシカ駆除の手続き緩和へ:北海道)
環境省釧路自然環境事務所は5日、専門家による「釧路湿原エゾシカ対策検討会議」(座長・宇野裕之道立総合研究機構環境科学研究センター研究主幹)を開き、国立公園内でのエゾシカ駆除の法手続きを緩和する「生態系維持回復事業」の計画策定に着手した。今夏に基礎データとなる植生調査などを開始。2012年度中にも策定を終え、認定されれば本格的な駆除に乗り出す方針だ。同事業は昨年4月施行の改正自然公園法に基づく制度。シカ侵入防止柵や囲いわなの設置許可が不要になり、迅速な駆除対策が可能になるほか、設置にかかる予算確保が容易になる。昨年は知床国立公園で認定された。

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(軍用拳銃など発見:奈良)
五條署は4日、五條市内の空き家で軍用拳銃などを発見したと発表した。県警は「形見などとして保管している軍用拳銃などがあれば、すぐに届け出てほしい」と呼びかけている。同署によると6月19日午前、和歌山市内の無職男性(75)が五條市内の実家を片付けていたところ、約20年前に亡くなった実父=当時(81)=のものと思われる軍用拳銃1丁と実弾50発、日本刀2振などを発見。今月3日に同署に相談し、鑑定の結果、拳銃は大正14年製の真正銃と判明したという。
(サル逃走中、1匹捕獲3匹不明のまま:埼玉)
長瀞町の宝登山頂近くにある「宝登山小動物公園」からニホンザル三匹が逃げ出して所在が分からなくなり、公園は四日、公開捜索を始めた。三日には公園近くで観光客が一頭を見かけたといい、近場にいる可能性もあるという。公園を管理する秩父鉄道長瀞事業所の中里雄一所長によると、飼育している七十二匹のうち四匹が六月二十九日に逃走。親離れした若い雄ザルとみられる。うち一匹が同町本野上で町職員に捕獲されたが、残る三匹の所在は不明。公園は秩父署に連絡する一方、手分けして捜している。中里所長は「サルが近づいてきても手を出したり餌を与えないで。目撃したら連絡してください」と呼び掛けている。

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(霞ヶ浦に散弾銃などの実弾5400発:茨城)
3日午後、茨城県土浦市の霞ヶ浦で散弾銃やライフル銃の実弾、およそ5400発が見つかりました。警察によりますと、この実弾は箱などには入っておらず、1発ずつバラバラの状態で、岸から4メートルほどの水深40センチの場所に沈んでいたということです。警察は火薬類取締法違反の疑いがあるとみて捜査するとともに、ほかにも実弾が捨てられていないか、周辺を捜索しています。
(住宅街にイノシシ、射殺:福岡)
4日午前8時ごろ、福岡県久留米市梅満町の住民から「イノシシがうろついている」と交番に通報があった。久留米署員が駆けつけ、イノシシ1頭が雑木林にいるのを確認。連絡を受けた猟友会のメンバーが同10時半ごろ、猟銃で射殺した。体長約90センチ、体重約35キロのオスで、2歳前後とみられる。住民らにけがはなかった。現場はJR久留米駅から南に約1キロの住宅街。近くに同市立の江南中学校や鳥飼小学校があり、住民らが通学時間帯に子どもたちに注意を呼びかけた。猟友会のメンバーや住民らは「この辺りでイノシシは見たことがない」と話している。
(2010年度イノシシ被害、5年ぶり1億円割る:栃木)
中山間地域を中心にイノシシによる農作物被害が深刻化している問題で、2010年度の県内被害額が約8895万円となり、5年ぶりに1億円を下回ったことが3日までに県のまとめで分かった。狩猟による捕獲が過去最高の1808頭となり、駆除が進んだほか、地域で被害対策を指導する「鳥獣管理士」の育成などが奏功したとみている。ただ、わなにかかる頭数が減るなどイノシシの学習能力が高まっている兆候もあり、県は粘り強く対策を続ける。被害額は07年度に1億3844万円で過去最高を記録。以後、09年度まで1億円台が続いていた。10年度は前年度比約12%減で、3年連続の減少。作物別ではイネが4670万円と半数を占め、イモ類が約3割の2359万円、野菜が約1割の972万円だった。イノシシ被害は、過疎化で里山が荒れイノシシが人家に近付きやすくなったことなどが原因とされる。丹精した農作物が損害を受け、営農意欲が減退すれば集落維持も難しくなりかねず、早急な対策が課題となっている。県はイノシシの生息数を減らすため、10年度は6千頭を目標に掲げて6192頭を捕獲。市町別では佐野市が1981頭で最も多く、足利市1473頭、鹿沼市691頭の順で、3市で全体の3分の2を占めた。11年度は捕獲目標を8千頭に引き上げており、14年度までに農作物被害額を08年度の1億1千万円から半減させることを目指す。県は、地域住民による被害防止策も重視。イノシシの隠れ場所となる農地・里山のやぶを地域で刈り払うなど、イノシシが容易に集落へ近付けない環境の整備を促している。また宇都宮大などと連携して鳥獣管理士を育成し、イノシシのえさとなる野菜や果樹を人家近くに放置しないよう住民に指導している。ただ、捕獲頭数の大半を占める「わななどによる捕獲」が、10年度は前年度比で16・8%減少した。県は「警戒心が強くなるのは人家に近付けさせない対策の効果と言える」とする一方で、「イノシシに学習能力がついたのかも。知恵比べが必要になる」と注意を払う。

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(クマに襲われ母子重傷:岩手)
2日午後0時45分ごろ、金ケ崎町永栄中の又のキッツ川で、花巻市のパート従業員女性(28)と長男(3)がクマに襲われた。親子は頭や顔を爪で引っかかれ重傷を負った。現場は同町南西部の県道花巻衣川線沿いの山あい。同署や町、地元消防団は広報車で注意を呼び掛けた。
(特急、クマと衝突:北海道)
3日午前10時頃、北海道のJR石勝線トマム(占冠村)―新得(新得町)駅間で、札幌発帯広行きの特急スーパーとかち1号(5両編成)がクマと衝突した。車掌が確認したところ、クマは線路上で死んでいた。乗客63人にけがはなく、列車は最寄りの新得駅で車両を点検、約20分遅れで発車した。
(職員がエゾシカ捕獲「ガバメントハンター」:北海道)
食害による農林業被害が深刻なエゾシカを捕獲するハンターが激減していることを受け、道は1日の道議会で、道や市町村職員が職務として害獣を捕獲する「ガバメントハンター」導入を検討する考えを明らかにした。道によると、ガバメントハンターは、ドイツで食用のシカを捕獲する目的で導入されている。道職員などは現在、猟銃の使用が認められておらず、道は猟銃を使用できる特例措置を国に要望する。10年度のエゾシカの捕獲数は、市町村が民間ハンターに支払う捕獲奨励金を道が補助したことなどにより、過去最高の約10万9000頭(速報値)を記録。しかし、全体の個体数を減らすのに最低限必要な約13万4000頭には届かなかった。道内のハンターは78年度の約2万人をピークに減少し、09年度は約6200人。道エゾシカ対策室は「ハンターの減少や高齢化は大問題。道や市町村の職員が捕獲の先頭に立つことで、現場を活性化できれば」と話している。
(イノシシ、アライグマ対策で「追い払い犬」任命式:佐賀)
佐賀県武雄市やJAなどでつくる武雄地区有害鳥獣広域駆除対策協議会(会長・樋渡啓祐市長)はイノシシやアライグマ、サルなどの被害対策で「追い払い犬」を県内で初めて導入した。駆除が難しい住宅地や耕作放棄地などに犬を放って山に追い払い、恐怖心を与えて人里に来ないようにする。導入した2頭は先進地の山口県で4カ月間訓練する。2010年度の市のイノシシ駆除実績は3464頭で、過去最高の捕獲数となった。イノシシ以外でも、最近はアナグマやアライグマ、サルなどの被害が目立ち始めている。イノシシは駆除だけでは追いつかない面もあり、人家近くに出没するイノシシを犬で山に追い払い、人とイノシシのすみ分けを狙う。導入した犬は、ビーグル系雑種の姉妹(ともに生後7カ月)。NPO法人「中部猟踊会」(本部・名古屋市)の西日本代表、清田政憲さん宅(熊本県上天草市)で生まれた。今年1月、清田さんが行政視察に訪れ、市いのしし課との情報交換が始まり、2頭が同協議会に提供された。追い払い犬は山口県などで実績を上げているといい、同県下関市の豊浦愛犬・警察犬訓練所に訓練を預託する。訓練費用は約42万円。1日、追い払い犬の任命式があり、2頭は下関市へ出発した。秀島一喜・市いのしし課長は「イノシシも保護動物なので、すみ分けができれば望ましい。追い払い犬を活用して実効を上げたい」と話す。
(ミツマタ煮汁で獣撃退:徳島)
農作物や野生植物を獣害から守る方策を探ろうと、三好市を拠点とする市民グループ「ルネサンスの会」と「林業研究クラブ・馬路『夢いっぱい』会」の会員4人が2日、同市東祖谷京上の畑にミツマタの煮汁と木酢液を散布した。イノシシやシカ、サルが臭いや成分をどの程度嫌がるか、半年かけて検証する。両団体は昨年、三好市の黒沢湿原のサギソウを保護するため、唐辛子を差し込んだ縄を湿原に張り巡らせた。狙い通りイノシシは近づかなくなったが、シカには効果がなかった。今回は、食欲旺盛なシカも一切、口にしないとされるミツマタに着目。4アールの斜面の畑に唐辛子縄の柵を設け、さらに周囲にミツマタの煮汁と木酢液を混ぜた液体をまいた。作業には県立三好高校の畜産専攻の2年生3人が「地域貢献」の授業の一環で参加した。県の「ふるさと水と土指導員」で、両団体の代表を務める久保進さん(70)は「ミツマタの樹皮をむく際に出る煮汁は本来ならただ捨てるだけで無価値。これをうまく活用し、ビジネスに発展できればうれしい」と話した。2~3カ月ごとに縄を取り換え、液体をまき直し、効果を調べる。

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(散歩中凍死の81歳、愛犬が飼い主守った:北海道)
犬の散歩に出かけたまま23日朝から行方不明になった恵庭市緑町2の無職、武田すみ子さん(81)は29日朝、自宅から約2キロの同市白樺町1の雑木林で遺体で発見された。飼い犬の北海道犬(雄8歳)が遺体に寄り添い、カラスを追い払っていたという。千歳署によると、29日朝、武田さんの行方不明をニュースで知っていた武田さんの知人が、自宅近くで犬がほえるのを聞き、武田さん宅に電話。同居の三女が駆けつけ、遺体と犬を確認した。武田さんは死後4~5日経過しており、凍死とみられる。現場の周囲にはカラスが多数いたが、武田さんに傷はなく、犬が遺体を守っていたようだという。武田さんは23日午前7時ごろに自宅を出た後に帰宅せず、家族が捜索願を出していた。
(矢ガモ保護、左の翼に突き刺さる:福岡)
翼にボウガンの矢が刺さったカモが30日、嘉麻市の山田川で捕獲され、直方市にある民間の福岡野生動物保護センターに搬送された。矢は金属製で長さ約16センチ。左の翼に矢の半分ほどが突き刺さった状態だった。嘉麻署が動物愛護法違反などの容疑で調べている。センターは1日、矢の除去手術を行う。センターや嘉麻署などによると、矢が刺さったカモは10日ほど前、住民らが山田川で発見。30日は県嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所と嘉麻署員ら4人が川に入って網で捕まえ、センターに持ち込んだ。オスの成鳥で、レントゲンを撮るなど検査した結果、命に別条はないという。センターは、ペット向けの動物病院も併設しているが、矢ガモが持ち込まれたのは初めて。網野泰蔵所長(68)は「心ない事案で残酷だ」と憤り、「遊びで野生動物を殺傷することは絶対にやめてほしい」と呼び掛けている。センターでは手術後も当分の間、カモの保護を続け、体力が回復した後、野生に放つことにしている。

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