<射撃ニュース9月>
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(親子のクマに遭遇、男性けが:岩手)
2日午前、岩手県釜石市の林道で散歩をしていた60代の男性が、親子と見られるクマ3頭に遭遇し顔にケガをしました。2日午前10時過ぎ、釜石市甲子町の林道で1人で散歩をしていた無職細金幸男さん66歳が、成獣のクマ1頭と子グマ2頭に遭遇しました。細金さんは成獣のクマに右顔面をひっかかれるなどのけがをしましたがその後、自力で病院に向かい命に別状はないということです。クマは細金さんを襲ったあと、その場から逃げたということで警察と市で付近をパトロールするとともに行政防災無線で注意を呼びかけています。県によりますと県内のクマによる人身被害は今年に入ってからこれで17件目で合わせて18人がケガをしています。

(男性がクマに襲われけが:石川)
2日昼前、小松市の山の近くで、男性がクマに襲われけがをした。現場は小松市那谷町の山沿いで、2日午前11時過ぎ、市内に住む70代の男性がクマに襲われた。消防などによると男性は頭や右腕にけがをし、病院に搬送されたが、命に別条はないという。市によると、付近では親子とみられるクマ2頭が目撃されており、地元の猟友会らが捜索に当たったが、発見には至らなかった。また、近くの小学校では、下校時に保護者が迎えに来るなどの対応が取られた。市や警察などは、3日の朝も児童の登校時間に合わせて、パトロールする予定だ。県によると県内のクマによる人身被害は、ことしに入って2件目だ。

(豚熱新たに1頭:群馬)
群馬県は2日、東吾妻町で捕獲された野生イノシシ1頭について、同日の遺伝子検査で豚熱(CSF)感染が確認されたと発表した。県内の感染事例は計46頭となった。監視対象農場の新たな指定はないという。

(公園でカラスの死骸が多数見つかる:札幌)
2020年9月1日朝、西区二十四軒の公園でカラスの死骸が多数見つかり、警察が駆けつける騒ぎがありました。カラスの死骸が見つかったのは、二十四軒すずらん公園です。9月1日午前6時ごろ、近所に住む女性から「カラスが死んでいる」と警察に通報があり、警察官が駆け付けたところ、10羽のカラスが衰弱してみつかり、そのうち5羽が死んでいたということです。専門家によると、生ごみを食べたことによる食中毒=腸炎ではないかということです。北海道でも死んでいた3羽を鳥インフルエンザの簡易検査にまわしたところ陰性だったということです。通勤通学時間に、公園に警察が来たり規制線が張られていたということで、近所の方は何事かと驚かれたと思いますが、事件性や鳥インフルエンザなどの感染症の心配はなさそうです。

(子豚襲ったクマか、1頭駆除:北海道)
上川管内当麻町緑郷の養豚場で31日朝、クマに襲われたとみられる子豚の死骸が見つかった現場近くで、同日午後5時半ごろ、警戒中のハンターがクマを発見し、駆除した。町や旭川東署によると、クマは雄で体長約1・5メートル、推定体重150キロ。足の形が現場近くの足跡とほぼ一致したことから、町などは同じ個体とみている。町は道立総合研究機構(札幌)に、駆除したクマが食べたものなどを分析してもらうよう依頼する。

(乗用車がクマと衝突、けが人なし:北海道)
31日午後5時10分ごろ、渡島管内長万部町豊野の道央道で、軽乗用車がクマ1頭と衝突した。けが人はいなかった。この事故で八雲インターチェンジ(IC)―国縫IC間が上下線で約1時間通行止めになった。道警函館方面本部交通課によると、クマは体長約1・2メートルで、衝突後に死んだ。現場は国縫ICから八雲方向へ約3キロの地点。

(クマか?モモ120個食害:秋田)
1日午前11時半ごろ、秋田県鹿角市花輪字地羅野の畑で、モモ約120個が食い荒らされているのを、所有者の50代男性が見つけ、鹿角署に届け出た。モモの木にはクマのものとみられる爪痕があり、同署は食害とみて付近に注意を呼び掛けた。直近の民家まで約50メートル。大館市比内町笹館字水無の畑では同日午前5時半ごろ、小動物よけに設置したネットが縦20センチ、横70センチにわたって破られているのを所有者の70代男性が見つけ、大館署に届け出た。畑にはクマのものとみられる足跡があった。栽培しているカボチャやタマネギなどの農作物に被害はなかった。

(熊の親子?と列車衝突:北海道)
2日午後7時40分ごろ、北海道名寄市のJR宗谷線日進―北星駅間で、名寄発音威子府行きの普通列車が熊2頭と衝突した。列車の走行に支障はなく、別の駅で点検を行って約1時間20分遅れで運転を再開した。乗員乗客7人にけがはなかった。JR北海道旭川支社によると、2頭のうち1頭は小型で線路内で死亡しており、保守用車で回収した。もう1頭は大型で車両に巻き込んだとみられるが、死体は見つかっていないという。同支社管内での熊との接触事案の発表は今年度に入って3件目。衝突の影響で、上下4本に最大3時間12分の遅れが出たほか、3日の出発分の上下2本が運休となった。影響人員は約130人。

(イノシシによるけが人、全国最多:香川)
昨年度、香川県内でイノシシと出くわしてけがをした人は16人と、全国の都道府県の中で最も多かったことが環境省のまとめで分かりました。香川県内では去年10月、JR高松駅周辺でイノシシに体当たりされた80代の女性がけがをしたほか、去年12月には、三豊市の工事現場で警備員の男性がイノシシにかまれて大けがをするなど、昨年度1年間に合わせて16人がイノシシと出くわしてけがをしています。環境省がイノシシによる被害を取りまとめた結果、全国で昨年度1年間にイノシシと出くわしてけがをした人の数は75人で、けが人の数は、47都道府県の中で香川県が最も多かったということです。また、香川県内で昨年度1年間に捕獲されたイノシシは1万4743頭と、前の年度より2977頭増え、統計が残っている平成元年以降で最も多かったということです。県は年間1万頭から1万2000頭を目標に、イノシシを捕獲した人に奨励金を出していて、ここ数年、捕獲頭数が増える一方で、イノシシによる農業被害額は減少しているため、捕獲が一定の効果をあげているとみています。ただ、例年秋になるとイノシシの出没が増えることから、県みどり保全課は、イノシシに出くわした場合は大声を出したり、追い払ったりせず、静かにその場から立ち去ってほしいと呼びかけています。

(食害深刻、メスジカを重点捕獲:静岡)
ニホンジカによる生態系や農林業への食害対策を強化するため、静岡県は本年度から、被害が深刻化している伊豆半島と富士山周辺で、メスジカを狙ってわなを集中的に仕掛け、繁殖を抑えるメスジカ重点捕獲を開始した。7月までの集計でメスの捕獲率は高まっていて、県は成果が出始めていると見ている。県自然保護課のまとめによると、4月から7月までの両地域での捕獲頭数(速報値)は計3200頭で、全体の54%に当たる1728頭がメスだった。メス捕獲率は2019年度(年間)は48%で、本年度の4~7月は前年度より6ポイント増加している。重点捕獲は夜間に林道からライトを当ててシカの群れを観察。角の有無で性別を見分けてメスジカが多い場所を把握した上で、シカの通り道などに集中的にわなを仕掛ける。シカの生息数が特に多かったり、頭数が急増したりしている地域で実施しているという。繁殖力のあるメスの頭数を少なくすることで捕獲の効果を高め、効率的に食害対策を進める狙いがある。県は本年度のメスジカ捕獲率の目標を全体の6割に設定した。メスジカ重点捕獲の副次的な効果として、夜間調査によってシカの行動パターンを以前より把握できるようになり、オスを含めた捕獲総頭数が増えた。捕獲を担う県猟友会の会員の意識も変わったという。県の担当者は「捕獲する総頭数のうちメスがどのぐらいを占めるのかが頭数増加を抑えることにつながる。年間を通じた取り組みの成果を検証し、次のステップに生かしたい」としている。

(人身被害受け、クマ対策協:秋田)
秋田県鹿角市花輪でクマによる人身被害が発生したことを受け、同市の対策協議会が31日、市役所で開かれた。市の担当者は「被害の程度は軽傷だったが、今年は特に花輪の市街地東側でクマの目撃情報が相次いでいる。人身を含め今後の被害拡大が懸念される」などと報告。関係団体が情報を共有し対策に取り組むことを申し合わせた。

(クマの生態と対処を学ぶ:岩手)
県内各地でクマの目撃や被害が相次ぐ中、北上市の小学校で、31日、子どもたちがクマの生態や出会ったときの対処法を学ぶ授業が行われました。この授業は、県南広域振興局が開いたもので、北上市立和賀西小学校の4年生の児童や地域の住民など、およそ20人が参加しました。はじめに、岩手大学農学部の山内貴義准教授が、日本には、北海道のヒグマと本州のツキノワグマの2種類が生息していることを説明したうえで、ツキノワグマは、視力がよくない一方で、嗅覚や聴覚が優れていることや、最速で時速40キロほどで走ることなど、特徴を解説しました。また、生態について、12月から2月までは冬眠していることや、ヒグマと違って、魚はほとんど食べず、花やドングリなどの植物や虫を好んで食べることなどを説明しました。そのうえで、山に入るときは、クマよけの鈴を鳴らすことや、食べ物の残りを屋外におかないことなど、クマに出会わないようにすることが大切だとしたうえで、出会ってしまった場合には、クマには背中を見せて逃げると追いかける習性があるため、ゆっくりと後ずさりして距離をとるべきだと対処法を指導していました。4年生の女子児童は、「自分の家にもクマが出ているので、きょうの授業を参考にして、気をつけたいです」と話していました。県内では、ことし、クマに襲われてけがをした人は、8月31日までに17人で、過去5年間の同じ時期と比べて、最も多くなっています。このうち、8月13日には、釜石市の住宅の敷地内で60代の男性2人がクマに襲われ、顔などにケガをしました。けがをした17人のうち9人は、子グマを連れたクマに襲われていて、県自然保護課は、子グマを見かけたら、親のクマの存在に注意して、静かにその場を離れるように呼びかけています。また、クマの目撃情報も7月末までに1793件寄せられていて、去年の同じ時期と比べて47件多くなっています。県自然保護課は、山に入る際は、鈴やラジオを鳴らすことや、クマの出没する地域では、納屋に穀物を保管しないなど、クマを寄せ付けない対策を徹底して欲しいとしています。

(エゾシカ衝突、最多ペース:北海道)
エゾシカが原因の交通事故が今年、東胆振・日高管内で相次いでいる。苫小牧署管内(東胆振1市4町)では、6月末時点で114件と全道の警察署管内で最も多く、過去5年間で最多だった2019年を上回るペース。同署は例年9、10月に事故が増加する傾向があるとして、ドライバーに注意を呼びかけている。同署によると、シカと衝突したりシカを避けようとして他の車に接触するなどシカが原因の同署管内の事故は、15年195件、16年202件、17年259件、18年302件と年々増加。19年は6月末時点で106件だったが、10月以降に多発し、累計356件に達した。

(世界遺産知床にレジ袋くわえたクマ、不法投棄が深刻化:北海道)
世界自然遺産・知床で、ごみの不法投棄が深刻化している。今春にはレジ袋をくわえた子グマが発見され、町は今年8月、不法投棄を防ぐために監視カメラを設置した。環境省によると、国内の世界自然遺産エリアに不法投棄の防止目的でカメラが設置された例はない。民間ベースでは、ごみを回収する取り組みも始まっている。知床の野生生物の保護管理を行う知床財団(斜里町)は、パトロール中や地元ガイドらから通報があった時に、ごみを回収している。クマが生ごみを食べると、「ここに来ればおいしいものがある」と学習して道路や人里などに出没するようになり、人身事故につながる危険性があるからだ。知床財団が回収するごみは、多い日には2時間で45リットルのごみ袋5袋分に上る。知床横断道路やイワウベツ川付近での投棄が多く、チャーハンが残ったままの弁当や、動物にかまれたとみられるペットボトルなどもあるという。担当者は「生ごみを通じてクマが人に積極的に近づくようになる」と指摘する。

(8日連続クマ目撃:北海道)
砂川市では2日も空知太地区でクマ1頭が目撃されました。この地区でクマが目撃されるのは8日連続で、警察が注意を呼びかけています。2日夜8時ごろ、砂川市空知太東3条6丁目でクマ1頭が市道の脇を歩いているのを近くの住民が見つけ、警察に通報しました。クマは体長1メートルほどで、近くにある小高い山林へと去っていったということです。この地区でクマが目撃されるのは8日連続で、警察によりますと、すべて同じクマだと見られるということです。現場は、砂川市郊外の住宅が点在し近くに山林が広がる地域で、警察がパトロールを強化するなどして注意を呼びかけています。

(7日連続クマ出没"発砲できない猟友会":北海道)
7日連続の出没です。北海道砂川市の住宅街に9月1日朝もまたクマが現れました。付近では一時、道路を通行止めにするなど警戒が続いています。1日午前7時30分ごろ砂川市富平の道道で、登校中の中学生が道路を横切るヒグマを目撃しました。約1キロ離れた空知太地区でも正午すぎ、クマが目撃されていて、クマの出没は1日で7日連続となります。砂川市では住宅が近いため、発砲や箱わなの設置ができません。発砲については2年前、地元の猟友会のハンターがクマ駆除の際、発砲が違法だったとして銃の所持許可を取り消されたことから、発砲しない方針を固めています。一方、上川の当麻町の養豚場で子豚を襲ったとみられるクマは8月31日夕方、現場から100メートルほど離れた場所で見回りをしていた猟友会によって駆除されました。

(住宅地にイノシシ出没、5時間余り逃走:新潟)
2日朝、新潟県燕市の住宅街で1頭のイノシシが見つかり、5時間余りにわたって逃げ回りましたが、正午すぎに地元の猟友会によって駆除されました。警察などによりますとけが人はいないということです。2日午前6時30分ごろ、燕市のJR分水駅近くの住宅街で「イノシシがいる」と住民などから警察に通報が相次ぎました。イノシシは1頭で午前11時ごろにNHKが上空から撮影した映像では、警察などが用水路に入り棒や網を使って捕獲を試みたものの、待ち構える警察官をすり抜けて逃げ続けているのが分かります。そして、警察への通報から5時間余りたった正午すぎ、イノシシが用水路の中で動きを止めたところを、地元の猟友会が銃で駆除しました。イノシシは体長およそ1メートル10センチのオスで、警察と燕市によりますとけが人はいないということです。イノシシの生態に詳しい新潟大学農学部の箕口秀夫教授は「里山地域でこれまで人が管理していた田んぼなどが放棄されたり、温暖化で積雪が少なくなっていることなどから、近年、急激にイノシシの生息域が北上してきている。本来、雪が深い地域では活動しにくい動物だが、昨シーズンの冬は少雪で、イノシシが生息域を広げやすくなり、ちょうど燕市の付近に生息域の北限があるのではないか」と話していました。そして、夏場はイノシシの餌となる植物が少なくなるとしたうえで、「若いオスが餌や新たな生息域を求めて、群れを離れ市街地に下りてくることは今後も増えると思われる。イノシシは大変臆病で、警戒心が強い動物なのでもし遭遇しても騒いだり背中を見せて走って逃げたりせずに、後ずさりするようにゆっくりと離れていくようにしてほしい」と話していました。

(アライグマ捕獲相次ぐ、生息域拡大:青森)
十和田市などで今年、特定外来生物に指定されているアライグマの捕獲が相次いでいる。8月31日までに、同市で12頭、おいらせ町で13頭を捕獲。アライグマは繁殖力が強く、農作物などへの被害が懸念されているが、上十三地域でも生息域の拡大が進んでいる。青森県内では、津軽地方でアライグマの被害が報告されてきたが、県南地方でもこの数年、生息が確認されるようになっていた。県によると、上北地域県民局管内の捕獲件数は、2018年までゼロだったが、19年に初めておいらせ町で7頭あった。今年、同市で捕獲されたのは、伝法寺地区の1カ所の畑。市が7月16日にわなを設置したところ、同18日~8月26日の間に、多い日で1日3頭捕まった。畑を所有する農家によると、スイカなどの食害があったほか、ハウスや網が破られたり、苗代(なわしろ)の上を走り回った形跡も見つかった。農家は「タヌキの仕業と思っていたが。15年ほど前から食害があり、当時からアライグマがいたのかもしれない」と話した。この畑では、31日もトウモロコシの茎が倒され、周辺にはアライグマのものとみられる足跡があった。市農林畜産課は、わなによる地道な捕獲を続ける考えで、担当者は「1カ所で12匹も捕まるとは。どの程度、繁殖しているのか分からない」と警戒し、市民に被害があった場合の情報提供を呼び掛けている。

(クマ目撃件数が去年の2倍以上:福井)
8月26日までの県内でのクマの目撃件数は、去年の8月1か月間の2倍以上と急増していて、県はクマにより被害を防ぐため住宅の近くにエサとなる生ごみなどを放置しないことなど注意と対策を呼び掛けています。県によりますと、8月1日から26日までのクマの目撃件数は72件で、このうち小浜市では愛知県から旅行中の50代の男性が道路でクマに襲われてけがをしました。去年の8月の1か月間のクマの目撃情報は30件、おととしも33件と、例年8月は30件前後で推移していましたが、ことしは2倍以上に急増しているということです。地域別にみると、▼嶺南地区で23件、▼奥越地区で22件、▼丹南地区で14件、▼福井・坂井地区で13件と、県内すべての地区で増加傾向にあるということです。県内では昨年度、勝山市を中心に県内各地で人がクマに襲われてけがをする被害が相次ぎ、けがをした人は9人にのぼりました。県は、クマの目撃件数が増えると被害の増加も懸念されるとして、専門家と協力して分析を進めるとともに、県民に向けて▼クマのエサとなる生ごみを家の近くに放置しないことや柿やクリなどの実の管理に注意すること、▼山に入るときはクマ鈴やラジオをつけること、▼夕方以降の見通しが悪くなる時間帯は、山に入らないことなどを呼びかけています。

(ツキノワグマ出没警報:富山)
この秋もツキノワグマの被害に警戒が必要です。冬眠前のクマのエサとなるドングリなどの実の生り具合が全体として悪いことから、県はツキノワグマ出没警報を出し、警戒を呼びかけています。今年2回目のツキノワグマ緊急対策会議で、県はドングリなどの実の生り具合の調査結果を報告しました。それによりますと、今年のドングリなどの実の生りは、ブナが全域で2年連続の凶作、ミズナラは全域で不作、コナラは東部が不作、西部が凶作でした。これは、平野部にクマが大量出没した去年に比べると、ミズナラの作柄は悪くないものの全体としては「悪く」、今年も相当な数の出没が見込まれるとして出没警報を出しました。去年と同じように平野部や里山周辺のクマの出没に警戒が必要です。去年は9月以降、クマの出没情報が786件報告されていて20人の人身被害が出ています。県は、今年、新たに市町村へクマの捕獲一頭あたり2万5千円の謝礼金を出すほか、カキなどの果樹の伐採にかかる経費についても補助金を出すなど支援の拡充を発表しました。

(親子グマ、知床横断道をお散歩:北海道)
8月31日午前8時20分ごろ、羅臼町内の知床横断道路(国道334号)でヒグマの親子が車の目の前を横切る姿が撮影された。クマは人を警戒する様子を見せず、国道を30秒ほど歩いたあと、再び山へ消えていったという。動画を撮影した釧路市内在住の会社員、磯島強志さん(25)は「急に山から下りてきて驚いた。すぐに立ち去ってくれたので安心した」とほっとした表情で話した。

(サル出没、注意喚起:茨城)
水戸市内や茨城町内で31日、サルの目撃情報が相次いだ。サルは1頭とみられ、水戸市が情報提供するとともに近づかないよう注意を呼び掛けている。水戸署などによると、サルはかなり大きく成獣とみられる。同日午前8時ごろ、茨城町桜の郷のスーパー「ビッグハウス桜の郷店」駐車場でサルが徘徊(はいかい)していると110番通報があった。その後、水戸市の平須町、東野町、笠原町、米沢町の各地区で目撃情報が相次いだ。午後2時半ごろ、千波町のドラッグストア「ウエルシア水戸千波店」付近で様子が確認された。通報は計8件に上った。市環境保全課は「目撃しても目を合わせないようにし、近づいたり物を投げたりするなどサルを刺激することは絶対にしないでほしい」と注意を促している。

(営業再開へ「熊対策」推進:長野)
テント泊の女性が熊に襲われて閉鎖を続けている北アルプス上高地の小梨平キャンプ場(松本市安曇)が、営業再開に向けて再発防止策を進めている。熊は食料をあさりに来たとみられるため、食料やごみの管理を徹底。野生動物との向き合い方について利用者が学ぶ講習も企画する予定だ。紅葉でにぎわう19日からの4連休に間に合うよう早期の再開を目指している。同キャンプ場では8月9日午前0時ごろ、テント泊の女性が熊に引っかかれて右脚にけがをした。別の複数のテントも荒らされ、キャンプ場の防犯カメラには夜間に受付前のごみ箱を物色する熊が映っていた。同じ個体とみられる熊はその後、麻酔銃が命中して死んだ状態で見つかったが、キャンプ場の閉鎖は続いている。キャンプ場を運営する日本アルプス観光(松本市)は事故を受け、夜間はごみ箱を撤去し、利用者がテント内で食料を保管せずに近くの食堂で預かることなどを検討。見通しを良くするために周辺のササ刈りも実施し、熊が隠れられないようにする。また、環境省中部山岳国立公園管理事務所(同)は、上高地ビジターセンター(同)と協力し、キャンプ場の利用者が野生動物や自然環境についての講習を受けるようにする方針。今後、同社とキャンプ場の再開日を協議する。今季は新型コロナウイルスや群発地震、梅雨の大雨があり、ようやく上高地に人が戻り始めた直後の事故だった。8月13日以降は周辺で熊の目撃情報はないといい、斉藤正仁常務(62)は「お客さんあってのキャンプ場。こんな寂しい思いはもうしたくない。事故があったことはしっかり受け止め、できる対策をしていきたい」と話している。NPO法人信州ツキノワグマ研究会(松本市)事務局長の浜口あかりさん(36)は、上高地はバスなどで手軽に訪問できるが「熊の生息地のど真ん中。そこを利用している意識を持ち、人が動物の行動を変えないよう配慮しなければならない」と指摘。8月の事故は「人が放置した物を食べて味を覚えてしまった熊が、テントに食べ物があるという認識で探しに来た」と推測し、食料の管理を徹底することを呼び掛けている。

(獣害対策にモンキードッグ:長野)
人里に出没し、農地を荒らすサルを山奥に追い払う犬「モンキードッグ」が長野県大町市で活躍している。専門訓練を受けた飼い犬が住民とともに畑を守る。本年度から全地球測位システム(GPS)を活用してサルの群れの動きを把握する試みも始め、「犬猿の仲」とITを活用した獣害対策に乗り出している。山間部の地域では2000年ごろから、リンゴやソバの実などの農作物が食い荒らされ、ふん尿による汚染問題が深刻化。屋根の上をサルが跳び回り瓦がずれる被害もあった。市担当者は「民家の裏手に耕作放棄地が増え、野生動物のすみかが人里に近くなってきたのでは」と分析する。市は15~16群およそ900匹のサルが、生息していると推測。花火や大きな音で追い返す取り組みをしたが効果が出にくく、市は05年に全国で初めてモンキードッグの育成を開始。実際に運用を始めると人里に出没するサルの群れが激減した。今年8月時点で21匹が活躍。犬種にかかわらず応募でき、訓練士が適性があると判断すれば5カ月間の専門訓練を受けられる。「人に危害を加えない」「サルだけを追う」「飼い主が呼んだら戻る」を覚えれば認定され、立派にサル追いができる。飼い犬は係留が原則だが「仕事中」は例外だ。会社員、中山裕朗さん(57)の甲斐犬「モモ」は1歳5カ月の中型犬、今年3月にデビューした。自宅近くで週3回程度、オレンジ色のベストを着け、サルを追い払う。中山さんによると、モモは最近、他の家庭のモンキードッグとも連携をとれるようになったという。市は、サルの首に付けたGPSとスマートフォンアプリを連携させ、人里への接近を察知すれば犬をいち早く出動させる計画も検討中だ。訓練士の磯本隆裕さん(67)は「地域住民が一丸となり被害をなくす意識が大事。進化する技術を活用しながら、サルの群れごとの管理を徹底したい」と意気込んだ。過去にはサルに夢中で犬が道路に飛び出し、軽トラックにはねられる事故もあった。市は幹線道路に「モンキードッグ活動中、減速を」と看板を立て注意を促している。

(CSF(豚熱)、引き続き警戒を)
農林水産省は9月1日、CSF(豚熱)・ASF(アフリカ豚熱対策本部)を開き、最近の情勢をふまえて今後の対応を決めた。CSFは3月の沖縄での発生を最後に飼養豚では発生していないが、江藤拓農相は「今後も発生させないためには引き続き緊張感を持って取り組みを維持しなければならない」などと述べた。CSF(豚熱)は2年前の2018年9月9日に岐阜県で発生して以来、愛知県、三重県、福井県、埼玉県、長野県、山梨県、沖縄県の8県で58事例発生した。これにともない約16万6000頭を殺処分している。農水省は2019年9月24日にワクチン接種を決定し、10月25日から接種を開始した。本州では2019年12月17日に愛知県での発生が最後となっている。また、沖縄県では今年3月12日の発生が最後となっている。わが国はCSFについて2007年4月から自己清浄化宣言し2015年からOIE(国際獣疫事務局)が公式認定をしていた。しかし、2018年9月の発生を受けて最長2年の一時停止となっている。そのため9月3日に清浄国のステータスを失う。農水省は清浄国ステータスの再取得をめざす。そのメリットとして米国・EUなど新たな輸出先の開拓につながることと、非清浄国からの輸入解禁の要請の受け入れ拒否の根拠にもなることを挙げる。農水省は「自ら努力している場合は輸入制限をかけることができることが認められている」と説明する。清浄国の要件は▽過去12か月間、飼養豚でCSFの発生がない、▽過去12か月間、飼養豚へのワクチン接種が行われていない(マーカーワクチンを除く)、▽過去12か月間、飼養豚でサーベーランスが実施されている、▽感染野生イノシシが国内にいる場合、飼養豚と野生イノシシの群が適切な措置によって分離されている、などだ。ただ、日本では野生イノシシでCFSが発生しているため野生イノシシのCSFを撲滅する前に、ワクチンを接種を終了することはできない。そのためワクチン接種による抗体であることが識別できるマーカーワクチンに切り替える必要がある。ただし、米国企業のマーカーワクチンを評価したところ、効果や安全性はあるものの、マーカーワクチン接種豚か、野生株の感染豚かを識別することはできないことが判明し、今年度から国産のマーカーワクチンの開発に向け研究を開始した。また、ワクチン接種に関わらず、野生イノシシから遮断するため飼養衛生管理基準の遵守徹底が引き続き求められる。同時に野生イノシシの捕獲強化や、経口ワクチンを有効性をふまえて適切に散布していく。CSF撲滅後もサーベイランスは一定の頻度で継続することにしている。飼養豚への予防的ワクチン接種は8月に福島県が推奨地域に指定され、現在25都府県となっている。この25都府県では野生イノシシ対策のサーベイランス強化地域となっている。このうち沖縄と福島を除く23都府県で約60万個の経口ワクチンを散布した。自衛隊ヘリコプターで空中散布の実証試験を実施し、それをもとに散布マニュアルを作成し民間企業向けの説明会も行った。野生イノシシは17都府県で陽性例が発見され、8月26日現在、1万6000頭に抗体検査を3300頭が陽性で陽性率は20.8%となっている。また、経口ワクチンでも国産の開発を推進する。飼養衛生管理対策の徹底を軸とした清浄国ステータスの再取得に向けた取り組みは、「ASF(アフリカ豚熱)対策にも通じるもの」と農水省は位置づける。ワクチンが存在しないASFはアジア13か国・地域にまで感染が拡大しており「依然として警戒する必要がある」と江藤農相は強調した。

(駆除イノシシを加工食品に:島根)
松江市で地域おこし協力隊員だった2人が起業した合同会社「弐百円」(松江市西川津町)が、市内で捕れたイノシシ肉と梅の加工食品を全国に売り込んでいる。2人は狩猟免許を取得し、農家の畑を荒らす鳥獣を捕獲する同市の「鳥獣被害対策実施隊」としても活動。「捕獲した命を無駄なく消費して、農家や猟友会の悩みを解消したい」と事業に励んでいる。「弐百円」は、2016年春に松江市の協力隊1期生に就任した佐藤朋也さん(44)=大阪府出身=と、森脇香奈江さん(39)=浜田市出身=が18年11月に立ち上げた。協力隊時代、鳥獣被害に悩む農家、高齢化と後継者不足を懸念する猟友会、イノシシ肉の販路に悩む生産組合の課題を知った。ハンターが人手不足のため、捕獲した鳥獣をその場に埋葬せざるを得ないケースが多いことから、2人は狩猟免許を取得した上で、イノシシ肉を活用した特産品の開発を提案した。八雲猪肉生産組合(松江市八雲町熊野)の施設で処理したイノシシ肉を、県外の業者にジャーキーやフランクフルト・ソーセージへの加工を依頼。八雲町内のイベントで販売するほか、ネット通販、温泉施設「ゆうあい熊野館」でも販売している。町内で梅を栽培するNPO法人・むらの駅やくも(山崎正幸理事長)の活動にも参加し、収穫された梅の実を梅酒やシロップ用に加工して出荷している。また、鳥獣被害対策実施隊として、松江市を通じて農家からあった要請に応じて捕獲作業に携わるほか、農家におりや柵の設置方法を指導する役割も担う。2人は「まずは特産品の存在を地元の人に広く知ってもらいたい」と加工品の普及を願い、狩猟について「今後も先輩猟師の技術を学びながら、楽しんでやっていきたい」と展望を語った。

(「ししまるバーガー」惜しくも初優勝逃す:栃木)
馬頭高水産科3年の君島秀治郎(きみじましゅうじろう)さん(17)、添田悠史(そえだはるし)さん(17)、柴純世(しばじゅんせい)さん(17)は31日、料理コンテスト「第9回ご当地!絶品うまいもん甲子園」関東甲信越エリア選抜大会に出場した。君島さんと添田さんは2年連続の出場で、町特産のイノシシ肉を使ったハンバーガーを出品したが、惜しくも初優勝は逃した。コンテストは全国食の甲子園協会の主催。同校は応募63チームの中から書類選考を通過し、5チームに選ばれた。3人が出品した「那珂川ししまるバーガー」は、野生イノシシ肉「八溝ししまる」を使ったパティをスパゲティで作ったバンズで挟み、トマトやユズ、カンピョウ、同校産のアユ魚醤(ぎょしょう)などを加えて味にアクセントを付けた。レシピは君島さん、調理は添田さんが主に担当した。昨年までは参加者が都内に集まり調理や審査を行っていたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響でリモート審査となった。各校は事前に食材とレシピを事務局に送り、大会当日に料理人が調理し審査員が試食。その後、オンラインで質疑応答を行った。審査後、君島さんは「今年は勝ちたい気持ちが強かったので残念」と悔しがったが、添田さんは「全て出し切った」、柴さんは「挑戦を通じて地元の特産品を詳しく知ることができた」と笑みを見せた。

(広瀬川の河川敷でクマ出没:宮城)
2日朝早く、仙台市の広瀬川の河川敷でクマ1頭が目撃されました。付近では、7月にもクマが目撃されていて、警察が住民に注意を呼び掛けています。2日午前6時半頃、仙台市青葉区霊屋下の広瀬川の河川敷で、「クマらしきものを見た」と近くを通りかかった男性から警察に通報がありました。警察によりますと、クマは、体長約1メートルで、近くの雑木林の中に入っていったということです。けがをした人は、いませんでした。現場は、住宅地の近くを流れる広瀬川の河川敷で、7月23日にもこの付近でクマ1頭が目撃されています。警察は、同じクマの可能性が高いとみて、パトロールするとともに付近の住民に注意を呼び掛けています。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、1日午後10時ごろ、仙台市青葉区芋沢大勝草にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、1日午後6時30分ごろ、仙台市青葉区大倉上下にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
富谷市によると、2日午前7時ごろ、富谷市三ノ関太子堂西にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、1日午前10時10分ごろ、仙台市青葉区芋沢新田にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、1日未明、仙台市青葉区芋沢大勝草にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、8月31日深夜、仙台市青葉区芋沢本郷にクマが出没しました。

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(伊勢原射撃場における銃の誤発射による負傷事故:神奈川)
令和2年8月28日午前9時頃、県立伊勢原射撃場(所在地:伊勢原市上粕屋2380)で利用者(50代男性)の銃(散弾銃)が誤発射し、指定管理者(一般社団法人神奈川県射撃協会)職員1名(50代女性)が負傷する事故が発生しました。

(高校生のライフル射撃大会、「世界初」のオンライン形式で)
日本ライフル射撃協会は30日、新型コロナウイルスの影響で中止となった全国高校選手権の代替大会として、各地の射撃場で競技に臨む選手の映像をつないだオンライン大会を開いた。同協会によると、世界初の試みで、協会は今後の大会でもオンライン形式を導入する考えだ。男女混合で行われたビームピストル決勝には8人が出場。優勝した森田竜成(大分・由布高)は「高校生活最後の試合で悔いのない結果を残すことができてうれしい」と笑顔を見せた。

(林道に男性遺体、頭部と右腕にクマにかまれたような傷:岩手)
岩手県警は31日、八幡平市の林道で8月26日に発見された男性の遺体に、頭部と右腕にかまれたような傷があった、と発表した。クマに襲われた可能性があるとみている。遺体は死後数日が経過しており、31日の司法解剖の結果、死因は不明だった。遺留品などから、秋田県鹿角市で捜索願が出されている70歳代男性とみており、岩手県警はDNA鑑定で身元の特定を進めている。現場は秋田県境から約700メートル。釣りや山菜採りに訪れる人が多い場所だという。八幡平市ではクマが度々目撃されており、今年5月には市内の山中で男性(83)が襲われて頭や顔などにけがを負っている。

(クマに襲われ男子高校生けが:秋田)
29日午後5時半ごろ、秋田県鹿角市花輪字下モ館の市道で自転車に乗っていた県北部の男子高校生(17)が、クマに襲われて転倒し、左膝と左腕に擦り傷を負った。鹿角署によると、高校生は帰宅中、前方から動物が近づいてくるのを発見。クマとは思わず進み、すれ違った際に左膝を引っかかれ、転倒して左腕にも傷を負った。クマの体長は約80センチ。高校生はそのまま自宅に帰り、保護者と市内の病院に向かい治療を受けた。保護者が同署に通報した。

(野生のイノシシ2頭の豚熱感染:山梨)
県は市川三郷町と身延町で死んでいた野生のイノシシ2頭がCSFウイルス=豚熱に感染していたと発表した。豚熱は豚やイノシシの感染症で、感染力が強く、致死率が高いのが特徴。感染が分かったのは今月22日に市川三郷町葛籠沢で死んでいたメスと26日に身延町八日市場で死んでいたオスの野生のイノシシ。県内でのイノシシの豚熱の感染確認は39例目となった。県内の感染確認は一時県東部で目立ったものの6月以降、峡南地域で増えている。現場の半径10㌔圏内には3軒の養豚場があるがワクチン接種済みで監視対象にはならない。

(野生のイノシシ、4頭が豚熱感染:群馬)
県は東吾妻町と嬬恋村、片品村でそれぞれ捕獲などされた野生イノシシ4頭について、27日の遺伝子検査で豚熱(CSF)感染が確認されたと発表した。県内の感染事例は計45頭となった。監視対象農場の新たな指定はないという。

(世界自然遺産・知床、人に近づきすぎたクマを駆除:北海道)
世界自然遺産・知床で知られる北海道・斜里町で24日、3~4歳くらいの若いオスグマが駆除された。野生生物の保護管理などをしている知床財団によると、このクマは7月から釣り人の魚を奪ったり、漁業者の作業場に出没するようになった。住宅や道路の近くを徘徊したり、係留された漁船に乗り込む行動も目撃されるなど、人への警戒心が極めて弱くなっていたという。ある時は人から5メートルまで近づいてきたこともあったという。このままでは人に危害を与える可能性もあるとして行政が定めた「知床半島ヒグマ管理計画」に基づきやむなく駆除された。背景には釣り人や写真愛好家など知床を訪れる人が出すごみがある。川には釣り人がさばいた魚の残骸やエサなどを放置。国道わきになどにはレジ袋に入った生ごみも目立つという。クマが人が出したごみにありつき味をしめると、人に近づけば食べ物が手に入ると学習する。3月には今回駆除したクマと同一と見られる個体が人を追いかける事例も確認されている。地元ではボランティアが釣り人などに注意を呼びかけるが「俺は大丈夫」などと答える人も少なくないという。知床財団は釣り人などに対しごみの持ち帰りやクマに遭遇した場合にも魚や食料などをすぐに持って逃げられるよう、少量にしてほしいと話している。クマが駆除された幌別川河口は、現在立ち入り禁止が続いている。手かずの自然を誇る世界遺産・知床。人がマナーを守らない状況が続けば、観光を制限するべきとの声が大きくなることが懸念される。

(“国道トンネルに横たわるヒグマ…”:北海道)
北海道石狩市の国道のトンネルにヒグマが入り込み、重機で追い出そうとしましたが、トンネル内で死んでいるのが見つかりました。車にはねられたとみられています。8月29日午後10時ごろ石狩市浜益区の国道231号線の浜益トンネルで、車で通行中の運転手から「クマ1頭がトンネルの中を歩いている」と警察に通報がありました。市が重機を使ってクマをトンネルから追い出そうとしましたが、トンネルの中で死んでいるのが見つかりました。クマは体長1メートルほどで、関係者によりますと、車に何度もはねられようなあとがあるということです。この影響で、国道が約5時間にわたり通行止めとなりました。

(クマ、養蜂場のハチミツ食べる?:秋田)
29日午前7時ごろ、秋田県仙北市田沢湖田沢字春山の養蜂場で、ミツバチの巣箱1個が壊され、中にあった蜂蜜が食べられているのを所有者の70代男性が見つけ、仙北署に届け出た。周辺にクマのものと思われる足跡があることから、クマによる食害とみられる。男性が養蜂場の見回り中に発見。前日にも、同じ巣箱で同様の被害が確認されていた。

(家屋荒らしたクマか、ワナで捕獲:岩手)
大船渡市と大船渡猟友会は同市三陸町越喜来(おきらい)の小出(こいで)地域で27日、クマ1頭を捕獲した。8月中旬から周辺の家屋に侵入していたクマと見られる。26日に同市三陸町越喜来の男性(68)方がクマに荒らされたことを受け、同日夕方に市が付近に箱わなを設置。27日早朝に猟友会員らがクマがかかっているのを確認した。体長1メートル65、体重120キロの成獣だった。胃の内容物から家屋を荒らしていたクマの可能性が高い。男性は「これで少しは安心して寝られる」と胸をなで下ろした。箱わなは今後も越喜来地区に3台設置する。市と猟友会による毎朝のパトロールはいったん打ち切り、地元消防団が住民に注意喚起を行う。

(「庭にクマがうろついている」今度は"ナシ"食べ肥料持ち去る:北海道)
ヒグマの出没が相次いでいる北海道砂川市の住宅街で8月28日またクマが現れ、住宅の庭のナシが食べられる被害がありました。クマが出没したのは、砂川市空知太東3条6丁目の住宅の庭です。28日午後6時ごろ、住宅に住む男性から「庭にクマがうろついている」などと警察に通報がありました。クマは体長1メートルほどで、近くにある沢の方向に立ち去りましたが、庭になっていたナシが食べられていたほか、肥料が入っていた袋が持ち去られたということです。付近の住宅街では25日から体長1メートルほどの子グマの出没が相次いでいて、27日には草むらを走り回る様子が、28日朝には用水路脇を歩いている様子が目撃されていました。地元の猟友会によりますと複数の個体がいるとみられます。付近の小中学校では、集団下校するなど警戒が続いていて、市はクマのエサになるものを外に置かないなどの対策をとるよう注意を呼びかけています。

(クマ目撃、物置のドア壊される:栃木)
30日午前4時ごろ、足尾町の敷地内。1頭、体長約1.5メートル。住民から目撃通報があり、現場についた警察官が、クマを目撃。クマは南西の林に立ち去った。物置のドアが壊され侵入した形跡があった。

(養豚場の"子豚3匹"クマに襲われたか:北海道)
北海道当麻町にある養豚場で8月31日朝、子豚2匹が死んでいるのが見つかったほか、1匹の行方がわからなくなっています。死んだ子豚の腹部には食べられた痕があり、クマに襲われたとみられています。「朝管理人がブタにえさをあげに来たところ、エサを食べないブタがいて、よく見るとケガをして死んでいたということです」。31日午前6時30分ごろ当麻町の養豚場の豚舎で、管理人が子豚1匹が死んでいるのを見つけ、警察に通報しました。子豚の頭に引っかかれたような傷がありました。また豚舎から30メートル程離れた場所には、腹部が食べられ死んでいる子豚も見つかりました。いずれもクマの仕業とみられます。「今回(豚の)味をしめちゃったからどうなるか心配…」。さらに1匹の行方が不明で、合わせて3匹がクマに襲われたとみられます。付近では、体長1.5メートルほどのクマが目撃されていて、当麻町は箱わなを設置しています。

(非「無可動銃」所持疑い、ガンショップ経営者逮捕:千葉)
観賞用の「無可動銃」の加工が不十分で発射できる拳銃などを持っていたとして、千葉県警は28日までに、銃刀法違反(拳銃複数所持、拳銃部品所持)の疑いで酒々井町中央台1のモデルガンショップ経営者、武石夏澄容疑者(38)=同所=を逮捕し、同日送検した。逮捕・送検容疑は昨年9月と11月、法定の除外事由なく、同ショップで、拳銃6丁と小銃1丁、拳銃部品7個を所持した疑い。県警薬物銃器対策課によると、匿名の情報提供を受けて同ショップを捜索。その際に拳銃のようなものなどを複数押収し、鑑定した結果、一部は実弾を発射できない「無可動銃」だったが、加工が不十分で発射能力がある拳銃なども含まれていた。県警は入手先の捜査で、同法違反(拳銃有償譲渡、拳銃部品有償譲渡)の疑いで埼玉県越谷市袋山のサバイバルゲームショップの店長、猿田有志容疑者(42)=同市神明町1=も逮捕、送検。昨年2月、武石容疑者に拳銃などを有償で譲り渡した疑いが持たれている。2人は同じ職場で働いていた元同僚で、武石容疑者は容疑を否認し、猿田容疑者は認めている。県警は他に犯行に関与した人物の有無などを調べる。

(豚コレラから養豚場を守れ:富山)
CSF=いわゆる豚コレラが野生のイノシシを介して養豚場などに広がるのを防ぐため、ことしから新たにワクチン散布の対象地域となった高岡市で現地研修会が行われました。ことし7月にイノシシが捕獲された高岡市福岡町上野の山林には市職員や猟友会メンバーなどおよそ12人が集まり、県の職員から説明を受けた後に実際にワクチンの散布が行われました。「地面を掘るイノシシの習性を利用して餌と混ぜたワクチンを埋めています」。散布したワクチンは1週間程度で回収し、イノシシが食べた割合や、その後捕獲されたイノシシに抗体ができているかを調べます。イノシシのCSFへの感染は去年初めて見つかってから28日までに舟橋村・朝日町・入善町を除く県内の市と町で、あわせて76例確認されていて、ことしは高岡市と黒部市を追加した9市2町でワクチンを散布するなど県は対策を強化しています。県農林水産部農村振興課 山森主税さん「今後も引き続き自然界のイノシシから養豚農家にCSFが感染しないように、縁の下の力持ちとして頑張るしかないなと考えています」。イノシシがウイルスへの完全な抗体を得るにはワクチンを2回食べることが必要になるため、ことしは今回の夏場に加え冬場にもワクチンを散布する計画です。

(公園に電気柵、イノシシ被害防止へ:新潟)
イノシシによる被害が相次いだ上越市のたにはま公園では、9月1日から被害を防止するための電気柵が通電され、夜間の立ち入りができなくなる。上越市のたにはま公園は4年前からイノシシの被害が相次ぎ、広範囲にわたって土が掘り起こされた。このため、市は昨年秋に公園のまわり約900mを電気柵で囲い、12月上旬まで通電した。その結果イノシシの被害は確認されなかった。今年は来月1日から冬季閉鎖の12月上旬まで、毎日午後7時から翌朝午前7時まで通電される。このため、遊具がある多目的広場や海の見える丘などへの立ち入りはできない。日中は通常どおり利用できる。

(クマ寄せ付けない対策を周知へ:秋田)
県内で、クマによるとみられる畜産被害が相次ぐなか、28日、秋田市で、対策会議が開かれ、県の担当者が、クマを寄せつけない対策の徹底を農家に周知するよう呼びかけました。秋田市の県庁で開かれた対策会議には、県内の自治体や農協の担当者など、およそ50人が参加しました。会議では、まず県の担当者が、今年度、県内で寄せられたクマの目撃件数は、8月24日までで662件にのぼり、すでに昨年度1年間の672件に迫っていると説明しました。また、ことしは、クマと見られる動物に子牛が襲われたり、家畜のえさが食べられたりする畜産被害が、27日までに8件起きていて、このうち6件は、畜舎などにクマが侵入したと見られ、農家が遭遇する危険性があると指摘しました。そのうえで、クマは、エサがあると覚えると繰り返し同じ場所を訪れ、行動も大胆になる傾向があるとして、畜舎の周りに家畜のエサを放置しないことを徹底したうえで、電気柵を設置するなど、クマを寄せつけない対策を農家に周知するよう呼びかけていました。参加した鹿角市の担当者は、「クマの恐ろしさが改めてわかり、対策を徹底するよう、生産者に呼びかけたい」と話していました。県畜産振興課の畠山英男課長は、「クマが畜舎に侵入する深刻な事態になっていて、農家を含め、地域全体でクマを寄せつけない対策を徹底してほしい」と話していました。

(「みなしごクマ」人里に多数出没か:富山)
今年1月からの富山県内のクマの出没件数が、今月27日時点で227件に上り、昨年の同時期の約2倍となっている。過去3番目に多く、5~6月以降に人を恐れない若いクマが人里に頻繁に現れたことが数字を押し上げたとみられる。冬眠前の餌となるブナやミズナラの生育状況によっては、秋以降にさらに出没が増える可能性もある。県自然保護課によると、1~8月のクマの出没件数は2005年の246件が最多。次いで07年の233件で、今年はこれに続く。春先から住宅地に多くのクマが姿を見せたのが特徴で、5月は昨年より9件増の33件、6月は37件増の73件だった。5月には富山市石田で高齢女性2人がクマに遭遇し、重傷を負う人身被害があった。8月もここまで27件増の53件となっている。春に目撃情報が相次いだことについて、県自然博物園ねいの里(富山市婦中町吉住)の野生鳥獣共生管理員、赤座久明さんは「昨年のクマの大量出没に伴う成獣の駆除が背景にあるのではないか」とした。昨年はブナやミズナラが不作で、秋以降にクマの出没が急増。駆除数は、県が設定している「年間捕獲上限数」を42頭上回る169頭で、例年より大幅に増え、「母グマを失って“みなしご”となった若いクマが人に対する警戒心を親から学べずに人里に出てきている可能性がある」と説明した。昨年の大量出没を踏まえ、県自然保護課は「件数が増えた理由には、『クマを見たら知らせる』という県民の意識が高まったこともあるのでは」とも語った。昨年の年間の出没件数は919件で、9月以降が約780件と大半を占めた。今年の秋以降の見通しについて、同課は「ブナ、ミズナラのできが悪ければ、昨年のような大量出没になりかねない」と警戒する。立山町農林課によると、8月に入って立山の室堂周辺でクマの目撃が相次いでいる。今月16日以降に7件の情報が寄せられており、登山者が遊歩道や山小屋の近くなどで目撃している。28日午後8時ごろには、ホテル立山(室堂)の宿泊客が立山自然保護センター近くで成獣1頭を目撃し、県警山岳警備隊が周辺をパトロールした。同隊は、鈴やラジオのほか、クマの撃退スプレーを用意しておくよう登山者に呼び掛けている。富山市有峰(大山)の有峰林道折立口駐車場の周辺でもクマの出没が相次ぎ、23日には車の窓が割られているのが見つかった。駐車場近くの折立キャンプ場は閉鎖されている。

(連続犬食い事件発生、知床のヒグマと観光客の危ない距離:北海道)
北海道の知床世界自然遺産と言えば、川を遡上(そじょう)するカラフトマスやサケを追うヒグマを想像する人は多いだろう。アイヌの人々がキムンカムイ(山の神)と呼んだヒグマは貴重な観光資源だ。しかしそのヒグマにいま、気になる個体が現れている。「人に近づくとおいしい食べ物が手に入る」と学んだ野生動物が人間との一線を越えてしまったら……。SDGs(エスディージーズ)(持続可能な開発目標)とも密接に関わる問題だ。知床には今、気がかりなヒグマが2頭いる。「連続犬食い事件」を起こした個体と、人にストーキング(つきまとい)する個体だ。いずれも捕獲されていない。出くわした人が対応を誤れば最悪の事態も想定しなければならない。「犬食い」は知床半島の東側の羅臼町で発生。これまでに4カ所で飼い犬5頭が食べられている。最初の被害は2018年8月1日。海岸近くで飼われていた犬2頭が襲われた。1頭は鎖につながったまま腹を食われ、もう1頭は鎖が切られ、ヒグマが死骸を埋めようとしていた。翌19年7月10日夜には、外で飼われていた犬がしきりにほえ、突然静かになった。飼い主が翌朝見ると、犬がいない。町職員らが血痕をたどると犬の毛が見つかり、ヒグマに食われたと断定された。それから17日後の7月27日朝には別の民家から「犬がいない」と通報があった。町職員らが駆けつけると、近くの草やぶからうなり声が聞こえ、ヒグマが逃げ去った。そこには犬の死骸があった。その1週間後の8月3日にも、別の民家の外で飼われていた犬がヒグマに襲われた。遺留物をDNA解析した結果、すべて同じオスの成獣の仕業と推測された。ストーキングするヒグマは今年4月12日、知床岬に近い海岸で確認された。シーカヤックで上陸した人に対し、50メートルほどの距離から走って近づいた。人間側は近くの番屋の裏に退避したが、ヒグマはさらに接近し、距離は3メートルほどに。危険が迫り、ヒグマの顔に向けてクマ撃退スプレーを噴射したところ、ヒグマは山に入っていった。このほか今年7月31日には、釣り人から魚を奪うヒグマが、世界自然遺産地域の境界にある斜里町の幌別川河口に出没。海に向かってカラフトマスを釣っていた人の背後から突然、魚を奪った。この個体は8月24日に捕殺された。一度味を覚えると、強い執着を持って同じ獲物を狙うのがヒグマの習性だ。知床で環境保全活動をする知床財団の石名坂豪・保護管理部長は「私的には正直なところ、一般住民や知床の利用者の(ヒグマによる)人身事故を覚悟しなければならないと思っています」と打ち明ける。オホーツク海に約70キロにわたって突き出した知床半島は世界有数のヒグマの高密度地帯だ。山の主な稜線(りょうせん)を挟んで東側は羅臼町、西側が斜里町で、合わせて約1万6千人が暮らしている。そこに人口の100倍を超える年間約170万人の観光客が、ヒグマなどの野生生物やその自然に魅了されてやって来る。これらの人たちが問題のヒグマに遭遇しないという保証はない。石名坂部長は危険な個体の共通点として、「人に近づくと、普段手に入らないおいしい食べ物が手に入るということを学習した可能性」を挙げる。犬食いヒグマは、外にいる飼い犬は鎖につながれていて容易に食べられることを知っている。ストーキングヒグマは、これまでに残置された人の食べ物を口にしたと推測される。魚を奪ったヒグマは、海岸にいる人は魚を持っていると学習していた可能性がある。このような危険な個体が発生する主な原因は人の側にある。「リュックを置いていたら荒らされた。でも後ろめたいから報告しなかった」「魚を釣って、いらない部位はさばいて置いてきた」「弁当の食べ残しを捨ててきてしまった」など、結果的にヒグマを餌づけしたのと同じ行為をする人が絶えないのだ。ただ、知床半島では30年以上、ハンターを除いた一般人が巻き込まれたヒグマによる人身事故は1件も起きていない。魚を奪ったヒグマのように、問題行動をエスカレートさせる前にたくさんのヒグマが殺されているからだ。知床財団によると、2019年度の両町でのヒグマの目撃件数は1309件(前年度1902件)。このうち787件(同1265件)ではヒグマの追い払いなどで財団職員らが出動した。そして39頭(同23頭)が、環境省などの関係行政機関が知床のヒグマ対策のために定めた「知床半島ヒグマ管理計画」に基づき、有害だとして駆除された。「人に経済的被害を与えたり、人身被害を与えたりするような問題個体が発生してしまったら、たとえその原因が人の側にあったとしても、問題個体は迅速に捕殺するしかないのです」と石名坂部長は悔しがる。北海道では1966年から、ヒグマのほぼ無制限な駆除を認める「春グマ駆除」が行われ、残雪で見つけやすい冬眠明け前後のヒグマが多数撃たれた。知床でも半島の先端部まで広くハンターが入り込んでいた。しかし、個体数減少の懸念や環境保護意識の高まりを受け、春グマ駆除は90年に廃止された。すると90年代半ばには、人の存在を回避しないヒグマが知床に出現し始めた。数は増え、今ではそれが大勢を占めるとされる。人との無害な出合いを繰り返すうちに、人は脅威ではないと学習し、警戒行動を取らなくなったのだ。人もヒグマに近づく。道路上やその近くに現れたヒグマを見ようとして、車が連なる「クマ渋滞」はいまや風物詩だ。車から降りてヒグマに接近して写真を撮る観光客やカメラマンもいる。しかし、その個体は人の食べ物に餌づいているヒグマかもしれない。今年10月2~4日、知床五湖につながる道道で「カーフリーデーin知床」(仮称)と銘打った社会実験が行われる。一部区間で一般車両からバスに乗り換えてもらい、バスの中からヒグマを安全に観察してもらう。無料だ。実験の根底にあるのは、観光客の移動手段をデザインし直さないと、ヒグマの人慣れが過度に進み、ヒグマによる人身事故のリスクは下げられないという危機感だ。財団の高橋誠司事務局長は「知床でヒグマを見たいという気持ちはあって当然です。ただ、観光地としては安全が確保できていることが最低条件。自然公園としての見せ方は維持しつつも、野生生物との軋轢(あつれき)を減らす。そんなカードの一つがいま切られ始めました」と話している。

(クマ侵入被害多発:岩手)
大船渡市三陸町の越喜来地区でクマによる被害が相次いでいる。26日も住家に侵入される被害が発生し、8月18日から計8件に上る。同一の個体の可能性もあり、市は箱わなを設置して、大船渡署や猟友会と注意を促す。26日午前0時15分ごろ、同市三陸町越喜来の警備業男性(68)方にクマが侵入し、台所の生ごみをあさった。勝手口の扉を破り、侵入したとみられる。男性は不在で、妻が「家の中にクマがいる」と110番通報したが、大船渡署員の到着前に山中に逃げた。クマの被害は23日から4日連続となった。多くの住家で冷蔵庫があらされ、同じ個体の見方もある。

(イノシシの農作物被害を防ぐ研修会:宮城)
イノシシによる農作物への被害が、宮城県内でも急増しています。このような中、大崎市でイノシシ被害への対策を話し合う研修会が開かれました。研修会には、地元の農家ら約30人が参加し、イノシシの侵入によってイネがなぎ倒された水田の被害状況を確認して回りました。大崎市では、イノシシによるイネやイモ類などの農作物被害が増加しており、2019年度の被害額は、400万円あまりに上っています。このあと参加者は、専門家を交えて具体的な対策について話し合い、岩出山地域の3.7キロの区間で、ワイヤーを用いた「侵入防止柵」の設置の申請を県に行うことを決めました。参加者は、9月1日には、罠の掛け方や、イノシシが罠にかかった際にスマートフォンなどで確認できる情報通信技術を活用したシステムを学ぶことにしています。

(鳥獣害5.5億円、7年ぶり増:群馬)
2019年度に群馬県内で確認されたシカやイノシシなど野生鳥獣による農林業被害額(速報値)は前年度比6.8%増の約5億5900万円だったことが31日、県の集計で分かった。被害額は近年減少していたが、7年ぶりに増加に転じた。野生鳥獣の捕獲総数は過去最多の1万9417頭だった。県によると、被害額は農業で約3億3700万円、林業が約2億2100万円。シカの生息数が増加しつつあるほか、イノシシやクマは餌となるドングリやクリが不作で、農地周辺への出没が目立つようになった。このため、吾妻地域でキャベツなどの被害が増えた。

(イノシシ成獣捕獲:石川)
二十八日午前十一時二十分ごろ、金沢市東山の宇多須神社近くで、イノシシの成獣一頭が捕獲された。けが人はいなかった。市によると、同日午前十時ごろ、体長約一・二メートルのイノシシが宇多須神社の隣にある深さ約一・八メートルの防火水槽にいるのを、地元住民が発見し、警察や市に通報。金沢東署員や猟友会員ら二十六人が出動し、網などを使って捕獲した。防火水槽へとつながる用水路を通って山から下りてきたとみられる。同神社の禰宜(ねぎ)、森智麿(ともまろ)さんは「ぼしゃんという水音を妻が聞き、何が落ちたのかと不思議に思った。周りに人がいなくてよかった」と話した。

(中学校の敷地内にクマ:岩手)
28日午後、岩手県久慈市の中学校の敷地内でクマが目撃されました。人や物への被害はありませんでしたが、警察や市がパトロールを行い注意を呼びかけました。28日午後1時半ごろ、久慈市山形町川井の山形中学校の敷地内をクマ1頭が歩いているのを、中学校の事務職員が見つけました。クマは体長およそ1.5メートルの成獣とみられ、校舎の西側の山の方へ向かっていったということです。人や物への被害はありませんでした。学校では、生徒全員をスクールバスで下校させたほか、届け出を受けた警察や市が周辺でパトロールを行い注意を呼びかけました。

(6日連続クマ出没:北海道)
ヒグマの出没が相次いでいる砂川市で、31日朝も住宅の近くを1頭のクマが歩いているのが目撃されました。付近でのクマの出没は6日連続で、警察や市が注意を呼びかけるとともに周辺で警戒を続けています。31日午前5時半ごろ、砂川市空知太東3条3丁目で住宅近くの空き地をクマ1頭が歩いているのを近所の男性が見つけて撮影しました。映像には体長1メートルほどのクマが空き地を歩き回る様子が写っています。クマは草むらに顔を近づけてにおいを嗅ぎながら5分ほど歩き回っていました。撮影した男性は2時間余りあとにも同じクマを目撃しましたが、その後のクマの足取りはわかっていないということです。この地区でのクマの出没はこれで6日連続となります。周辺には小学校や飲食店もあることから、警察や市が住民に注意を呼びかけるとともに、まだ近くに潜んでいる可能性があるとして警戒を続けています。空き地を歩き回るクマを撮影した浅野孝弘さん(35)は「朝起きて窓から外を見たら50メートルほど先にクマがいました。映像を撮ったあとも近くを行ったり来たりうろついていました。ことしはクマの出没が多いのでこわいです」と話していました。その上で、「散歩をしたり子どもを外で遊ばせたりできなくなっています。元の生活に戻れるようわなで捕獲するなど早く何らかの対応をとってほしい」と話していました。砂川市ではことしの春以降、市内の広い範囲でクマの目撃が相次いでいて、山あいの地域だけでなく住宅や学校が建ち並ぶ市街地の周辺にも頻繁に出没しています。市によりますと、ことし4月から今月30日までに、クマの目撃のほか足跡やフンなどの情報が55件寄せられているということで、去年の同じ時期の倍近くに上っています。砂川市ではおととし、地元の猟友会の支部長がクマを駆除した際、住宅がある方向に発砲したとして道の公安委員会から猟銃を所持する許可を取り消されていて、これをきっかけに猟友会による銃を使った駆除が行われなくなっています。7月に市内の養鶏場で鶏のエサの保管庫が荒らされたときも、銃による駆除ではなく、箱わなを使ってクマを捕獲しました。ただ、市によりますと、クマの出没が相次いでいる空知太地区に箱わなを設置すると、市街地にほかのクマまで引き寄せてしまうおそれがあることから、わなを使った駆除も難しいということです。このため市は当面、警察とともにパトロールを強化するなどクマを市街地に近づけない取り組みを続けることにしています。

(市街地に野生のサル出没:京都)
京都府八幡市の市街地で27日、野生のサル1匹が出没し、市が注意を呼び掛けた。サルは同市八幡から美濃山方面に移動。市は近隣の小中学校などに、見つけたら目を合わさず静かに離れることなど注意喚起を行った。被害は確認されていないという。大阪府枚方市の将積(しょうじゃく)睦さんは27日午前7時15分ごろ、八幡市役所から南へ約700メートルの所にある同市八幡の公園でサルを撮影した。「大きかったが動きはゆっくりで、いることに気がつかない人もいた。うまく山に帰ってくれたらいいのだが」と話していた。八幡市内でサルが確認されるのは今年3月に続いて2回目。市内の男山にサルの群れはないとみられており、生駒方面から迷ってきた可能性もあるという。

(クマ目撃:青森)
27日午後4時50分ごろ、青森県八戸市南白山台3丁目のアパートの裏庭にクマ1頭がいるのをアパートの住人が目撃した。市や八戸署が付近を警戒し、注意を呼び掛けた。被害は確認されていない。

(川に大きなイノシシ:宮崎)
宮崎県三股町長田の沖水川に大きなイノシシが現れた。ヤマメ養殖場兼観光施設「しゃくなげの森」の社長、池辺美紀さん(51)が敷地内を流れる川で撮影した。池辺さんによると、しゃくなげの森近辺で最近、イノシシを目撃。母親もたびたび見ており、「カメラに収めよう」と23日夕方、岩かげに潜んだ。1時間後、丸々と太って毛つやの良いイノシシが山から下りてきた。最初、川辺でエサを探している様子だったが、その後、川に入ったという。「暑かったので水浴びでもしたのでは」と池辺さん。しばらくすると山に戻った。その間、2分ほど。スマホで動画を撮影した。6月にも親子連れのイノシシを目撃した池辺さん。タヌキやアナグマ、イタチ、ノウサギの姿も見たことがあるという。「自然の中で暮らしているので、動物たちと共存共栄しています」とのことだ。

(再び「クマ」目撃、爆竹鳴らし園内巡回:福島)
28日午前9時40分ごろ、福島市のあづま総合運動公園で草刈りをしていた60代男性が、あづま球場南側の松林を歩くクマ2頭を目撃したとして福島署に通報した。同署によると体長は約1メートルと約80センチで、近くを流れる荒川の方へ歩いていったという。あづま総合運動公園内では25日にもクマが目撃された。公園を管理する県都市公園・緑化協会は、今後1週間は爆竹を鳴らしながら園内を巡回するほか、園内で音楽を流すなどしてクマが寄りつかないよう対策をとる。また28日は、北塩原村桧原の遊歩道でもクマ1頭を目撃したとする通報が猪苗代署にあった。

(希少ツキノワグマ、出没多発:三重)
今夏、大台町でツキノワグマの目撃が相次ぎ、人身被害も出ている。県や町は対応を急ぐが、町を含む紀伊半島のツキノワグマは、環境省のレッドリストに「絶滅の恐れのある地域個体群」として登録。国によって狩猟も禁じられていて、基本的に殺処分ができない。生態系の保護と人への被害防止を両立させる対策が急務だ。「クマが行ったぞ」。七月一日、同町本田木屋の集落。町職員、久保元伸さん(48)がカメラを構えながら叫んだ。目の前、十メートル先の道路近くをクマが民家の方へ向かっていた。「被害が起きてはいけないと、必死だった」。幸いこの日、被害はなかった。町では例年、一、二件だったクマの目撃情報が今年は七月以降に相次ぎ、今月二十八日までに八件に上っている。目撃場所は大台中学校や昴学園高校の近くなど、人の生活圏も多い。人身被害は二件。今月二日に、岩井の宮川で男女二人がクマに襲われ、骨を折るけがなどを負った。これまで目撃情報がなかった大杉谷登山道入り口付近にも出没。十七日には、近辺で女性が襲われ軽傷を負った。

(クマも水遊び?:岐阜)
名古屋女子大児童教育学科教授の小椋郁夫さん(67)=岐阜市金園町=が今月下旬、岐阜県高山市荘川町牛丸の庄川で気持ちよさそうに泳ぐツキノワグマの写真を撮影した。小椋さんによると、カメラに収めたのは25日午後1時30分ごろ。生物観察の一環で同所を訪れ、庄川に架かる七間飛吊橋(しちけんとびつりばし)を渡ろうとしたところ、崖下の対岸に動く黒い物体を発見。よく見ると体長1メートルほどのクマだった。クマは崖を器用に上り下りしており、見失ったかと思った矢先、ふと見下ろすとスイスイと川を泳いでいた。緩やかな流れの中、巧みな犬かきのような泳ぎで幅約40メートルの川を渡り切ったという。クマが迫ってくるのを感じた小椋さんは急いで自家用車へ避難。近くで作業していた人らにクマの出没を知らせ、注意を促した。この日の高山市は晴れで、最高気温は34・3度。猛暑日を含め、最高気温30度以上の日が12日連続で続いていた。小椋さんは「20回以上来ている場所だがクマを見たのは初めて。なぜ泳いでいたのかは分からないが、暑かったのかも」と話した。県博物館の学芸員は「クマの泳ぐ姿の目撃例は珍しいのでは。親離れをして移動している時期なのかもしれない」と語った。

(クマ目撃34件、例年の倍:北海道)
新ひだか町内でのクマの目撃情報が7、8月の2カ月間で34件と例年の2倍に上っていることが、町のまとめで分かった。飼い犬がクマに襲われたとみられる被害も2件あったことから、人的被害も懸念される。大野克之町長は31日の定例会見で「ほぼ毎日のように、どこかに出ている状況が続いている」とし、厳重な警戒を呼び掛けた。町のまとめでは、クマの目撃情報は町が把握しただけで7月13件、8月(29日現在)21件で、町内の広範囲に及んでいる。目撃場所は道路脇や横断中が8件のほか、牛舎の脇、農園、住宅の近くや敷地内、コンブ干し場付近など多岐にわたっている。牛馬の放牧地でも6件あり、クマの襲撃を恐れて夜間放牧をやめる牧場も出ているという。

(イノシシが出没:佐賀)
佐賀県警鳥栖署は1日、鳥栖市今町の東公園北側付近で同日午前7時40分ごろ、イノシシ1頭が出没したとして、メールで警戒を促した。

(畑にイノシシが出没:熊本)
熊本南署は31日、熊本市南区城南町舞原の畑で同日午前6時ごろ、イノシシが出没したとの通報があったとして、メールで注意を呼びかけた。

(イノシシ目撃:栃木)
29日午後6時頃、矢板市乙幡の畑からイノシシ1頭が南に走り去るのを、付近住民が目撃した。体長は約1メートル。矢板署で注意を呼び掛けている。

(クマ目撃:山形)
29日午後1時5分ごろ、庄内町古関の最上川左岸河川敷で、クマ1頭を目撃したと、車で通り掛かった町内の70代男性が庄内署に届け出た。同署によると、クマは体長約1メートル。男性が堤防の道路を走行中、やぶの中に入っていくのを見つけた。現場はJR南野駅から東に約1.8キロ。29日午後1時55分ごろ、鶴岡市湯温海でクマ1頭を目撃したと、近くの60代男性が鶴岡署に届け出た。同署によると、男性が自宅駐車場に車を止めようとした際、道路上を歩いている体長約1.5メートルのクマを見つけた。温海川の方へ走り去ったという。現場はあつみ温泉ばら園の南東約450メートル。

(クマ目撃:栃木)
29日午後9時半ごろ、船越町の市道。1頭、体長約1メートル。通行人が車で走行中、市道を横断し東方向に立ち去るクマを目撃した。

(クマの目撃:新潟)
28日18時15分ごろ、蔵々地内トキ鉄妙高はねうまラインのガード下付近で大きなクマ1頭が目撃されました。

(クマの目撃:新潟)
8月28日(金)午前6時00分頃、浦川原区谷地内の広域農道東頸城地区線で、子グマ2頭を目撃したとの通報が、8月28日(金)午前11時30分頃、浦川原区総合事務所にありました。

(クマの目撃に伴うパトロール結果:新潟)
8月28日(金)、浦川原区谷地内でのクマの目撃情報に基づき、周辺を捜索しましたが、クマは発見されませんでした。

(民家近くにクマ:和歌山)
28日朝、日高川町寒川の民家近くにクマが出た。連絡を受けた町は県とともに現場を確認、午後には捕獲用のオリを設置した。場所は、椿山ダム湖沿いの国道424号から寒川方面へ入り、寒川第一小学校や保育園のある集落の手前を北に入った西ノ川地内。午前7時ごろ、区長の東嗣典さん(66)が家の外に出たところ、近くにある空き家の庭でクマらしき黒い動物がウロウロしていた。距離は50㍍ほど離れており、しばらくすると橋を渡って向かいの山へ逃げて行った。東さんはベテランのハンターで、動物が去ったあとに足跡や爪痕を見たところ、クマに間違いないとのこと。成獣だったという。

(野生動物「速くくり」:長野)
宮田村町一区の金型設計制作、部品加工、製品組立のヒラサワ(平澤弘社長)が開発、製造する、野生鳥獣捕獲用のくくりわな「速くくりわな」が、県内外で鳥獣被害を受ける人たちから注目を集めている。名称の「速くくり」の通り、バネの圧縮力でくくり速度を早め、捕獲率を高めた。同社ではさらに研究を進め、より「安全」で「精度」の高いわなづくりを進めていく―としている。くくりわなは、動物が仕掛けに足を踏み入れるとワイヤがしまって足に巻き付き、捕獲するわな。狩猟免許を持ち、市町村長からの有害鳥獣捕獲員の任命・要請を受けた猟友会員などが扱え、無資格では使用できない。上伊那地方では同社を含む4社ほどがそれぞれにくくりわなを製造し、県内外からの注文を受けている。上伊那地方の野生鳥獣被害は、県の調べで2007年の被害額2億1676万円をピークに減少傾向にはあるものの、昨年度だけでも5369万円。カラスやニホンジカが半数を占め、サルやイノシシの被害も多かった。主に果樹や野菜の被害が目立った。野生鳥獣による農作物被害は、農家にとって深刻な問題。県は、農作物を守る防護ネットや電気柵を用いた防除のほか、誘引物の除去と緩衝帯を設ける被害地の管理、加害鳥獣の捕獲―などの実施協力を求めている状況だ。ヒラサワは、くくりわなの需要の高まりを見越し、古くからあるわなの改良を進めてきた。「速くくりわな」は、踏み板と外枠(落とし枠)の基本形はそのままに、バネの圧縮力を高め、くくり速度を格段に早めた。捕獲おりなどを扱うヒットビジネス(伊那市高遠町)と共同で実用新案も登録。性能の高さと確実性から県内のみならず、県外からの注文も増えている。平澤社長は「今後も、錯誤捕獲や人的被害が避けられる、より安全で使いやすいわなの開発を進めていきたい」と意気込みを見せている。

(県庁食堂でジビエ料理が登場:長崎)
長崎県内で捕獲されたシカを使ったジビエ料理が県庁のレストランに登場しました。このジビエ料理は28日、県庁のレストランで100食限定で販売されています。メニューは、県内で捕獲されたシカの肉を使った「シカ肉のコートレットカレー風味赤ワインソース」です。肉厚のシカのヒレ肉とロース肉にパン粉で衣をつけ、バターで香ばしく焼き上げています。対馬で捕獲されたシカの肉で、価格は510円です。午前11時のオープンとともに、県庁を訪れた人が早速注文し、ジビエの味を楽しんでいました。料理を食べた70歳の男性は「柔らかくて味付けも抜群です。ジビエ料理を食べるのは農業者のためにもいいことだと思う」と話していました。県によりますと、県内で捕獲された野生鳥獣のほとんどは廃棄処分されているということで、県では今後も、レストランでのジビエ料理の販売を検討しているということです。県農山村対策室の岩永亘平主任技師は「県内ではジビエを活用しようという取り組みが広がっているので、まずは食べてもらって興味を持ってもらいたい」と話していました。

(ジビエ使ったテークアウトメニュー:岡山)
レストラン「ナチュレルモン」(岡山市北区本町)が9月16日、営業を再開する。新型コロナウイルス感染拡大により営業を休止していた同店。店主の山本和志さんによると、8月の休止期間中にメニューや提供方法を検討し直したという。営業再開に合わせ、ジビエを使ったテークアウト用新メニュー「メメシルヴィのミニキッシュ」の販売も始める。「メメシルヴィ」はフランス語で「シルヴィおばあさん」の意味。山本さんによると、シルヴィは、「森」を意味するラテン語の「シルビア」が語源といい、「森の恵みでシルヴィおばあさんが作ったキッシュ」との意味を込めて名付けたという。キッシュは、ナスやパプリカを使った「シカ肉の赤ワイン煮と季節の野菜」、トマトやオクラを使った「シカ肉の白ワイン煮と季節の野菜」、黒豆・青大豆・黒千石大豆を使った「シカ肉と豆3種類」(以上400円)の3種類を提供する。美作市で捕れたシカ肉と、岡山県産の有機野菜や無農薬野菜を使う。今後は、イノシシ肉、ゴーヤーやサツマイモなどを使ったメニューの提供も考えているという。

(天然イノシシ肉を使用した「ジビエソーセージ」:大阪)
大阪中央区のジビエ専門店「ジンギスカンKEMONO」が、自宅で本格ジビエ料理が味わえる「ジビエソーセージ」を、9月1日(火)よりオンラインショップにて発売する。高齢化が進む地方の農家を悩ませる“獣害”。野生動物がどんどん力をつけており、“獣害被害で作物が育たない”や“全国においしい野菜を届けることができない”など、ニュースでは取り上げられない問題が長年起きているという。そんななか、ジビエ料理を広めることが地方の農家を守ることにつながるという考えのもと、「ジンギスカンKEMONO」は「ジビエソーセージ」の通販を開始。より多くの人にジビエ料理を知ってもらい、味わってもらいたいという思いが込められている。「ジビエソーセージ」には、新鮮な広島産天然イノシシ肉を使用。臭みがなく、食べやすいのが特徴だ。

(ペットの栄養と筋力をサポート「北海道熟成エゾ鹿肉」:神奈川)
ペットとのサスティナブルな暮らしを提案するEC運営会社ザッシュ(神奈川県茅ケ崎市)は、高い栄養価とヘルシーで注目を浴びている「北海道熟成エゾ鹿肉」を愛犬愛猫用に開発、クラウドファンディングMakuakeにて8/29先行販売を開始しました。開始1日で目標額の250%達成いたしました。

(「公園のシカ 夢中で食べた」:奈良)
古来、神の使いとして大切にされてきた国の天然記念物「奈良のシカ」。若草山を背景に、奈良公園でのんびりと草をはむ姿は「平和」の象徴そのものだが、戦中・戦後には食糧難から密猟され、一時絶滅の危機に陥ったことがある。「飢えは人を変える」。奈良市の元小学校教諭、藤田喜久(よしひさ)さん(89)が、タブーを犯して「神鹿(しんろく)」に手を出さざるを得なかった当時の状況を初めて語った。奈良のシカの歴史は奈良時代にさかのぼる。平城京を守るため創建された春日大社に、鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)の祭神「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」を招いたところ白いシカに乗っていたと伝わる。以降「神鹿」として保護の対象とされてきたが、戦前に公園周辺に約900頭いたとされるシカは、戦後間もなく、1割以下の79頭にまで激減した。藤田さんは、奈良県波多野村(現山添村)出身。小学校教諭だった父の影響を受けて教壇を目指し、1945年4月、奈良師範学校(現奈良教育大)に入学、奈良市内にあった男子寮に入った。

(大統領、鳥もち猟を今季停止:フランス)
フランスのマクロン大統領は27日、鳥類保護団体から批判されてきた国内の鳥もちを使った猟を今季は停止することを決めた。地元メディアが伝えた。マクロン氏はこれまで狩猟の伝統を尊重し、狩猟者団体と良好な関係を保ってきたが、環境政党への支持が拡大する中、環境重視の選択肢を取った。欧州連合(EU)は木に鳥もちを仕掛ける猟を原則禁止したが、フランスはジビエ(野生鳥獣肉)となるツグミの猟のため、一部の県で認めている。鳥類保護団体は保護種も無差別に捕獲する恐れがあると抗議を続けてきた。欧州委員会は7月、3カ月以内にやめるようフランスに求めた。

(イノシシ目撃情報:宮城)
31日午前11時30分頃、登米市東和町米谷字大嶺地内(第8行政区)の米谷浄水場付近でイノシシの目撃情報がありました。

(熊の目撃情報:宮城)
29日午後2時30分頃、登米市迫町新田字寺志田地内(駒林行政区)の県道1号古川佐沼線沿いで熊の目撃情報がありました。

(熊の目撃情報:宮城)
28日午後5時頃、登米市津山町柳津字幣崎地内(石貝行政区)の津山中学校付近で熊の目撃情報がありました。

(クマ出没:宮城)
利府町によると、29日午前11時ごろ、利府町神谷沢後沢にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
利府町によると、28日午前7時50分ごろ、利府町赤沼須賀にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
栗原市によると、8月31日朝、栗原市花山本沢鯨ケ森にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、30日深夜、仙台市青葉区大倉大原にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、30日午後6時ごろ、仙台市泉区小角日陰にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、28日午後6時30分ごろ、仙台市泉区福岡岳山にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
栗原市によると、31日午後4時30分ごろ、栗原市築館照越浅松沢にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
栗原市によると、31日午後2時40分ごろ、栗原市築館照越大ケ原にクマが出没しました。

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