<射撃ニュース7月>
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(クマに遭いケガを負った郡山市の男性会社員を救助:福島)
救助されたのは、福島県郡山市の40代の男性会社員。警察によると、この男性は、7月11日午前9時40分頃、一人で福島県猪苗代町の沼尻登山口から安達太良山に入ったが、下山途中に突進してきたクマと接触して転倒し、頭に軽いケガをしたもの。男性は下山できなくなり、通りがかった登山客に救助を依頼。午後3時20分、山形県の防災ヘリに救助された。

(手製銃、規制強化の是非検討)
松野博一官房長官は12日の記者会見で、安倍晋三元首相の銃撃事件に手製の銃が使用されたことに関し、「事件の捜査状況、同種事件の発生状況を見ながら、関係省庁でさらなる規制の必要性を検討したい」と述べた。

(小学校で教室にサル侵入、男児が引っかかれ軽いけが:山口)
11日午前、山口市小郡の小学校の教室にサルが侵入し、小学3年生の男の子がサルに引っかかれて左足に軽いけがをしました。小郡では先週から子どもがサルに襲われるケースが相次いでいて、警察などが注意を呼びかけています。11日午前11時ごろ、山口市小郡みらい町の上郷小学校の1階の教室に突然、サルが侵入し、授業を受けていた小学3年生の9歳の男の子の左足を引っかきました。男の子は左足に軽いけがをして救急車で病院に搬送されました。サルは体長40センチほどで教員が追い払うと、そのまま窓から運動場を通って学校の外に逃げたということです。ほかの児童にけがはありませんでした。警察によりますと、この小学校では当時、換気のため教室の窓を10センチほど開けていて、サルが窓を開けて中に入ってきたということです。小郡の周辺では5月以降、サルの目撃情報が36件寄せられ、7月8日には0歳の女の子が住宅に侵入したサルに足をひっかかれて軽いけがをしたほか、9日も保育園で昼寝をしていた4歳の女の子がサルに右足をかまれて軽いけがをするなどサルの被害が相次いでいます。10日自宅のベランダでサルを見たという小学校の近くの男性は「びっくりして何もできずにいたらサルはすぐ離れていった。なぜサルが出るようになったのかや対策が分からないので山口市にしっかり対応してほしい」と話していました。警察は逃げたサルの行方を探すとともにパトカーを巡回させて窓などを開けっぱなしにしないなど、注意を呼びかけています。

(野生のイノシシ1頭が豚熱に感染:富山)
富山県は13日、野生のイノシシ1頭から豚熱の感染が確認されたと発表しました。富山県によりますと捕獲されたイノシシ22頭を東部家畜保健衛生所で検査したところこのうち、高岡市福岡町で捕獲された1頭から豚熱の陽性が確認されたということです。豚熱は、豚やイノシシの病気で、人に感染することはありません。また、感染した肉が市場に流通することはなく、万が一、感染した肉を食べても健康に影響はありません。

(新型コロナミニ知識、動物から人へも)
新型コロナウイルスは動物にも感染する。国際獣疫事務局には、世界35カ国で23動物種の感染が報告されている。大多数は人からの感染だが、2020年にオランダなどの農場で毛皮用のミンクから人への感染も発生。大量殺処分につながった。動物から人への感染は、限定的ながらその後も報告が続いている。香港では今年初め、ペットショップのハムスターから店員と客が感染したとみられる事例が発生。北米では野生のオジロジカでの感染拡大が判明しているが、カナダでシカと接触した住民1人の感染が分かった。6月にはタイで、飼い主から感染したネコを検査した獣医師が、ネコのくしゃみを顔に浴びた後に発症したと報告された。前田健・国立感染症研究所獣医科学部長は「心配なのは野生動物での流行。厄介な変異ウイルスが発生する恐れもあるからだ」と話す。前田さんらは国内で野生のシカ、イノシシなどの感染状況の調査に着手。「こうした監視を地道に継続する必要がある」と言う。

(体重200キロのヒグマ駆除、飼い犬襲った個体か:北海道)
根室管内羅臼町は11日、町内で雄のヒグマ1頭を駆除した。町内で屋外飼育の犬を襲った「RT」と呼ばれる個体と大きさや特徴が似ており、試料を12日に北大に送り、DNA分析をする。

(牛1頭死ぬ、クマに襲われたか:北海道)
北海道標茶町の牧場で7月11日、牛が1頭が死んでいるのが見つかりました。クマに襲われたとみられています。7月11日午前6時ごろ、標茶町の牧場で乳牛1頭が死んでいるのを経営者が発見しました。牛は腹部がえぐり取られていて、付近には足跡があったことから、クマに食べられたとみられています。標茶町では7月1日にも、牛3頭がクマに襲われる被害がありました。町は2019年から標茶町や隣の厚岸町で、放牧中の牛を襲っている大型のオスのクマ「OSO18(オソ18)」による被害の可能性もあるとみて、付近にカメラを設置したほか、パトロールを強化するなどして警戒を強めています。

(新幹線とクマ衝突:宮城)
東北新幹線がクマと衝突し、列車5本に遅れが発生した。事故があったのは、宮城・栗原市の東北新幹線、くりこま高原駅から南におよそ10kmの地点。JR東日本によると、12日午前9時15分ごろ、仙台駅に向かっていた東北新幹線上りはやぶさ・こまち10号が、線路上にいたクマ1頭と衝突し、停車した。乗客にけがはなかったが、衝突したクマが死んだ。この事故で、東北新幹線は、あわせて5本に最大およそ55分の遅れが発生した。

(東北新幹線では「非常に珍しい」クマがフェンス乗り越え、高架上の線路へ:宮城)
12日午前9時15分頃、新函館北斗・秋田発東京行きの東北新幹線「はやぶさ・こまち10号」が、くりこま高原―古川駅間にある栗原市の線路上でクマ1頭と衝突し、緊急停車した。乗客約420人と乗務員6人にけがはなかった。クマは線路の間で死んでいた。JR東日本新幹線統括本部によると、運転士が異常音を感知して停車させ、点検後の午前9時47分に運転を再開。乗客は仙台駅で別の列車に乗り換えた。この影響で、東北新幹線の上下5本に最大56分の遅れが出て、約1500人に影響した。JR東によると、総延長674・9キロの大部分が高架上を走る東北新幹線がクマやシカなどの動物と衝突した記録は過去3年間でゼロ。在来線と同じ線路を走る秋田、山形新幹線では頻発するが、「東北新幹線では非常に珍しい」(JR東の担当者)という。衝突現場は両駅のほぼ中間に位置する栗原市瀬峰 大鰐谷おおわにや 地内。高架が途絶え、線路が丘と丘の間を走る。のり面はコンクリートで固められ、丘の上はやぶ。クマはのり面上にある高さ約2メートルのフェンスを乗り越えて線路に侵入したとみられる。クマの撤去に協力した市鳥獣被害対策実施隊と市農林畜産課の担当者によると、やぶにはクリの木もあり、獣道が複数確認された。同隊の細川淳・花山地区隊長(70)は「この辺でクマが目撃されることはあるが、今回のような衝突事故は記憶にない」と話した。

(シカなど動物の衝突事故、昨年度は最多に:岩手)
JR東日本盛岡支社管内の在来線で、昨年度シカなどの動物と衝突した事故は801件にのぼり2016年度以降で最多となりました。JR東日本盛岡支社によりますと昨年度、管内の在来線でシカなどの動物と衝突した事故は801件で前年度と比べると47件増え比較できるデータが残っている2016年度以降で最も多くなりました。衝突した動物はシカが700件と全体の9割近くを占めカモシカが57件、クマが26件などとなっています。シカとカモシカに衝突した事故を路線別に見ると山田線が394件、釜石線が282件で2つの路線でおよそ9割を占めています。また、動物との衝突で列車の運行に平均で16分程度の遅れが生じ、30分以上の遅れも27件ありました。JRでは動物との衝突を減らすため、山田線と釜石線の一部区間にシカが嫌うライオンのふんから抽出した成分を含んだ液体を散布したり、線路のそばにレーザー光を発する装置を設置したりするなど対策を行っていますが、昨年度からはシカが嫌う音が出るスピーカーを山田線の一部列車に取り付け試験的に4か月、運用しました。今年度は実地期間を8か月に拡大し、山田線に加え釜石線でも運用を始めることにしていて、JRでは「少しでも動物との衝突事故を減らしたい」としています。

(ツキノワグマ出没特別注意報発令中:福島)
福島県では7月11日に猪苗代町の沼尻登山口から安達太良山に一人で入山した郡山市の40代男性が下山中にクマに遭遇。突進してきたクマと接触して転倒し、頭に軽いケガをした。2022年度では初めて、クマによる人的被害が発生した。これを受け福島県は、すでに発令している『注意報』を『特別注意報』に切り替え、市町村に注意喚起の文書を出し人的被害の防止に努めることにしている。また東北新幹線では7月12日午前9時すぎ、宮城県栗原市内で走行中にクマと衝突。一時、東京駅~盛岡駅の上下線で遅れが出た。6月には福島県会津若松市の中心部で出没するなど、今シーズンはクマの話題が多いように感じる。福島県 2022年度の月別のクマの目撃件数。毎月、前年度の同じ時期を上回っていて、6月までで190件。(※4~6月・前年度比61件)要因は、2021年の秋にエサとなるブナやコナラの実が並作だったこと。また今の時期はクマの繁殖期にあたり、より活発に行動するという。そして、7月10日には多くの観光客が訪れる浄土平でもクマが目撃された。近くに観光客や登山客はなく被害などはなかったが、浄土平ビジターセンターなどでは看板やアナウンスで注意を呼びかけている。福島県内にどれくらいのクマがいる?目撃頭数・捕獲頭数いずれも増えているが、目撃頭数は2013年度は227頭だったのが、2020年度は603頭と3倍近くに増えている。比例して捕獲頭数も多い状況。福島県は推定の生息頭数を発表していて、2018年度は1927頭~6550頭という推定だったが、2020年度は4425頭~7116頭に増えている。どうやって数えている?森の中にカメラを設置し撮影。カメラの前には餌を仕込んだ筒を高い位置に置き、クマが立ち上がるようにしている。胸元の月の模様が一頭ごとに違うので、模様を見て個体を判別して数えているという。最近の推定生息数が増えているのは、森の中のカメラトラップを増やしているので個体を多く識別できたからというのが理由だそう。市街地に出没するクマも多くなっている現状…近くにいるか痕跡にご注意を。近づかないことが重要だが、音を出すなど出会わない対策が大切と言そうだ。

(キョンの推定生息数(令和3年末)について:東京)
近年、伊豆大島において特定外来生物であるキョンが増加しており、大島町の特産物であるアシタバ等を食べて被害を及ぼしているほか、絶滅危惧種のキンラン等も食べることから、生態系にも影響を与えています。都はキョン対策の一環として、キョンの実態把握を目的に、毎年、生息状況調査を実施し、生息数の推定を行ってきました。今般、令和3年末の生息数を推定しましたのでお知らせします。この結果を踏まえて、都は引き続き対策の強化に取り組んでいきます。20,944頭※階層ベイズ法により推定した中央値。新型コロナウイルス感染症対策を徹底の上、年間を通して捕獲を実施した。また、森林域における組織的な銃器捕獲の着実な実施及び市街地エリアでのわな等の捕獲効率が上昇した。その結果、令和3年度は過去最高となる5,251頭(令和2年度比217頭増)を捕獲した。これは年間の自然増加数相当を捕獲していると考えられ、推定生息数の増加に歯止めがかかり、横ばい傾向が続いている。

(市街地でクマ出没を想定、警察や猟友会などが対応訓練:秋田)
クマの出没が増える中、大仙市では、市街地にクマが出没したことを想定し、地元の警察や猟友会などと対応について検討する実践的な訓練を行いました。この訓練には、秋田県や大仙市、警察、それに地元の猟友会などおよそ50人が参加しました。訓練は、近くの中学校付近でクマが目撃されたとの想定で行われ、参加者たちは通報の内容が知らされたあと、早速、クマが目撃されたとする現場に捜索に向かいました。参加者は3つのグループに分かれると、声を上げるなどして音を出しながらクマを追い込むようにして探していきます。そして、クマ役の職員を発見したあと、爆竹を鳴らして茂みから住宅地などに逃げ込まないように追い込んで、駆除までの手順を確認していました。警察によりますと、県内ではことしに入ってから10日までのクマの目撃件数は455件と、去年の同じ時期より98件多く、クマに襲われて1人が亡くなり、5人がけがをしたということです。県は「ツキノワグマ出没警報」を出し、山に入る際は1人で行動せず、鈴やラジオなどで音を出して存在をアピールすることや、集落では生ゴミや家畜の飼料などクマの餌になるものを屋外に放置しないことなどを呼びかけています。秋田県自然保護課の近藤麻実さんは「市街地では人への被害の危険性が高く、クマが隠れる場所も多いので、こうした訓練を通じて日頃から備えてほしい」と話していました。

(イノシシの分布域:栃木)
県が発行する「シシナビとちぎ」には、県内のイノシシの分布域の変遷が記されて興味深い▼古文書によると江戸時代には宇都宮市付近まで生息。野生動物の乱獲期だったとされる明治時代は、県西部や県東部の八溝山地に分布が認められ、かつては広い範囲に生息していた可能性があるとしている▼だが県西部は明治時代に消滅し、八溝山地のみ残った。豚熱のようなウイルスが消滅の原因との説があるものの、八溝山地での生息が説明できず謎となっている。1978年度の調査でも主な分布域は八溝山地だった▼それが93年頃から足利市など群馬県境付近で確認されるようになり、98年には日光市まで拡大。今では再び県内全域に広がっている。日光の戦場ケ原でも確認され、越冬もしているというから繁殖力はすさまじい▼それでも豚熱の感染拡大には勝てず数が減っている。2021年度の捕獲数は前年度に比べて6割も減少した。その影響で那珂川町のイノシシ肉加工施設は半年間開店休業状態に。雇用を守るため4月から千葉県で捕獲された個体を処理し、出荷している▼小寺祐二(こでらゆうじ)宇都宮大准教授(野生動物管理学)は「18年に国内に入った豚熱は中程度の毒性で相当数が死ぬものの、生存する個体も確認される」と指摘する。分布域は今後、どう変わっていくのだろうか。

(野生動物による農作物の被害額、3年連続で過去最少を更新:大分)
イノシシやシカなど野生動物による農作物の被害額は、昨年度、県内では1億6000万円余りで、統計を取り始めてから3年連続で過去最少を更新しました。県は引き続き対策を強化してさらに被害を減らしたい考えです。県によりますと、昨年度、県内ではイノシシやシカなど野生動物による農作物の被害額は1億6000万円余りで前の年度からおよそ3000万円減少し、統計を取り始めてから3年連続で過去最少を更新しました。地域別では▽豊肥が3533万円で最も多く、次いで▽中部が3164万円、▽西部が3151万円などとなっています。また、動物別では、▽イノシシがおよそ9200万円で▽シカがおよそ4100万円、▽サルがおよそ900万円などとなっています。県は、集中的にシカの捕獲に取り組んだ結果、捕獲数が前年度から4470頭多い4万7039頭と過去最多となったことや、農林地を囲む柵や網の設置を進めてきたことが被害の減少につながっているとみています。県は2024年度の被害額を1億4000万円以下に抑える目標を掲げていて、引き続き対策を強化してさらに被害を減らしたい考えです。

(鶏肉やジビエの生食に食中毒リスク)
飲食店で提供される加熱不十分な肉が問題とされたニュースが続きました。一つは、食中毒が起きたラーメン店で提供された「鶏レアチャーシュー」、もう一つはテレビ番組で紹介された「鹿もも肉の刺し身」です。加熱が不十分な鶏肉にはサルモネラやカンピロバクター、鹿肉にはE型肝炎、腸管出血性大腸菌、寄生虫などによる食中毒が起きる危険があります。安全に食べたいのなら、肉の内部まで十分に加熱する必要があります。ただ、鶏肉や鹿肉の生での提供には、現在のところ、法規制はありません。保健所は注意喚起や指導はしていますが、禁止までされていません。一方で、生食用の牛レバーの飲食店での提供は2012年から、豚肉(内臓を含む)は2015年から食品衛生法で禁止されています。牛レバーや豚肉の生食が禁止されているのに、鶏肉や鹿肉が禁止されていないのは安全に食べられるからではありません。鶏肉については一部地域の伝統的な食文化が背景にあります。宮崎県や鹿児島県では、できるだけ安全に生食できるよう独自の基準を設けており、全国で一律に禁止というのは乱暴です。とは言え、「鶏レアチャーシュー」は特別に加工された生食用の鶏肉を使ったわけでもなければ、伝統的な食文化でもありません。食中毒についての知識に欠けた飲食店が安易に提供したに過ぎません。鹿肉や猪肉などのジビエについては猟師さんが生食していたと聞きます。自家消費にとどまり飲食店で広く提供されていたわけではないので、法律的にはジビエの生食は想定されていなかったのではないかと思います。新型コロナウイルスの起源はコウモリなどの哺乳類ではないかという説もあります。法律で禁止されているかいないかにかかわらず野生動物を生で食べるのは止めるべきです。「新鮮なら大丈夫」「何度も食べたことがあるけど平気だった」と生食を擁護する意見がありますが誤りです。カンピロバクターやE型肝炎ウイルスはどんなに新鮮でも感染するリスクがあります。また、たまたま病原体に汚染されていなかったり、感染しても大した症状が出る前に自然に治ったりすることもありますが、だからといって次も安全とは限りません。「愚行権(ぐこうけん)」といって「リスクを承知で食べたいものを食べる権利がある」という意見があり、一考の余地があります。ですが、飲食店で普通に食べられるものにそれほどの危険があるとは一般的には思わないでしょう。リスクが周知されていないからこそ、ラーメン屋でレアチャーシューが提供されたり、テレビ番組で鹿肉の刺し身が紹介されたりするのです。このままリスクに無頓着な飲食店で提供されることが続けば、法律で禁止されるのもやむを得ません。

(猿を群れごと一網打尽、移動式大型おり設置:徳島)
猿を群れごと一網打尽──。徳島県は猿用の移動式大型おりを設置し、農業被害削減に成果を上げている。2021年度時点で13市町村、54基を設置。県内で最も猿が多く生息する三好市では9基を設置し、20年度の農業被害額は導入前の14年度と比べ2割減に。県は全地球衛星測位システム(GNSS)発信機も活用し、群れで行動する猿の習性を逆手に取った捕獲体制の強化を進める。三好市は、住民からの「猿をどうにかしてくれ」という声が増えたことから12年度に対策を始め、15年度に移動式の大型おりを導入。現在は9基を構える。20年度の猿による農業被害額は440万7000円。移動式大型おり導入前の14年度と比べ23%減少した。山に餌が少なくなる1~3月を集中捕獲期に定める。餌付けは12月から。見回り、管理、止め刺しなどを住民、市の鳥獣害対策実施隊、猟友会が役割を分担して捕獲する。15年以降の平均捕獲数は約90頭。160頭以上捕獲できた年もある。猿は10~100頭程度の群れで行動するため、まとめて捕獲することで効果が出る。住民への聞き込みやGNSS発信機を埋め込んだ雌猿の動きを元に設置場所を決める。雌は群れを移動しないとされるからだ。同市農業振興課で鳥獣害を担当する中村竜司さんは「猿の動きを把握し、効率的に『群れ』の勢力を弱めることが大事」と強調する。餌の安定調達や保管、大型のおりと設置する土地など大がかりな準備が必要で、猟友会だけで対策するのは難しいため、市が主体となる必要がある。1基で数十頭の捕獲が可能だ。移動式のおりは1基約100万円。徳島県は、15年度から移動式の大型おりの購入補助、貸し出しや市町村と協力し、GNSSを使った猿の行動把握を進めている。昨年度からは「ニホンザル対策強化事業」として、集落を対象とした研修会などの支援も始めた。県全体の農業被害額は、12年度の4232万円をピークに減少。20年は1918万円と半減した。県は、大型おりと集落で侵入を防ぐ電気柵、ワイヤメッシュ柵の導入が進んだ効果とみる。同県鳥獣対策・ふるさと創造課の土井伸一郎課長補佐は「取り組みを県内全域でより拡大し、農産物被害の低減を進めたい」と話す。

(クマに警戒、13日にかけパトロール:富山)
11日朝、氷見市から高岡市東海老坂方面に成獣のクマ1頭が走り去るところが目撃され、地元の消防などが周辺のパトロールを行っています。11日午前7時20分頃、氷見市上田子地内で成獣のクマ1頭が、道路を横切り高岡市東海老坂方面に走り去るのを見たとの情報が高岡市に入りました。クマが走り去った方面は、万葉小学校や志貴野中学校の校区にあたるため、市は小中学校と保育園、地元の自治会に注意を呼びかけているほか、11日は消防署や消防団も加わりパトロールを行いました。東海老坂から児童が通っている万葉小学校では、11日の下校時に職員が引率しての集団下校を対象地域について実施するということです。この地域では、今年4月と6月にも目撃情報があったことから、高岡市は念のため今月13日までパトロールを行うことにしています。

(程よい距離感:三重)
名張市で六月、十一年ぶりにクマの目撃情報があった。市がユーチューブの公式チャンネルで動画を公開すると、再生数は過去二番目に多い四千回超を記録した。市の担当者への取材中、猟友会の話題になった。駆除するのかと思いきや「しばらく狩りを自粛する」と予想外の説明があった。市内ではシカやイノシシがよく出没する。畑を荒らし、住宅地にも現れる。そうした被害を防ぐためのわなも口を閉じるという。紀伊半島のツキノワグマは環境省のレッドリストで絶滅のおそれがあるとされ、県の条例も希少動物として保護の対象としている。誤って殺してしまわないように対応すると聞き、納得した。あくまで人に被害がなかったからこその措置で、けが人が出れば対応が変わる可能性もある。互いに不幸を防ぐため、出会わないよう気を付けたい。

(令和4年度狩猟の魅力発見セミナーの開催:石川)
狩猟の魅力発見セミナーを次のとおり開催します。現役ハンターとの座談会や模擬狩猟体験、猟具の展示、ジビエ工房の見学などを行い、狩猟の魅力をお伝えします。

(シカ出迎える浜、海開き:鹿児島)
鹿児島県阿久根市沖の阿久根大島海水浴場が海開きした。島内に生息するシカも砂浜に姿を見せ、渡し船で上陸した行楽客を出迎えた。阿久根大島は周囲約4キロの無人島。2日、海開き前に島内の神社で安全祈願があり、市議や市職員ら約40人が出席した。シーズンを待ちかねた大学生や家族連れらが歓声を上げて波と戯れた。同島には大正時代、西之表市馬毛島のマゲシカが放牧されたとされ、現在百数十頭が生息。友人と来た鹿児島市の会社員黒木美月さん(21)は「海岸でかわいいシカを見たのは初めて」と喜んだ。阿久根新港から渡し船で約10分。市内の脇本、大川島海水浴場も同日海開きした。

(相次ぐ"クマ目撃"親子や若い個体も:北海道)
7月に入り、北海道札幌市の住宅街などでクマの目撃が相次いでいます。出没が増える背景とクマをおびき寄せないため注意するポイントを取材しました。札幌市南区豊滝の住宅街でゆっくりと道路を歩くクマ。後ろを子グマとみられるもう1頭がついていきます。さらに…同じ南区の真駒内の住宅街では、歩道の縁石付近に座り込むクマの姿も確認されました。人の生活圏への出没が相次ぐクマにどう備えれば良いのでしょうか。札幌市南区の真駒内で花火大会が開かれた9日夜。帰宅途中の高校生が目撃したのは、体長1メートルほどのクマでした。現場付近はマンションなどが立ち並ぶ住宅街の一角でした。その3日前には同じ南区の豊滝地区で、住宅街の道路をゆっくりと歩く2頭のクマが目撃されています。クマを撮影した人:「びっくりした。こんなに近いのは初めて」親子とみられる2頭は住宅街などを15分ほど徘徊していたといいます。札幌市によりますと、市内のクマの出没件数はここ数年で急増しています。4年前の出没件数は137件ありましたが、ここから大きく変化していきます。目撃場所も徐々に住宅地に近づいているほか、件数も増えています。そして2021年は185件とわずか4年の間に約1.3倍にまで増えました。その2021年6月には、札幌市東区の住宅街にクマが出没。男女4人が重軽傷を負う、前代未聞の事態が起きました。札幌市によりますと、2022年の出没件数はすでに70件ほどと去年同様、かなり多いペースだといいます。専門家は目撃情報の増加の理由と、目撃されるクマの特徴をこう分析しています。酪農学園大学 佐藤 喜和 教授:「特定の個体が人の多い所に出没すると目撃数も増える。繁殖期終わりかけのこの時期、山が餌不足になる。住宅地に好んで来ているのではない。若いクマは昼間に行動する割合が多い印象がある」。エサ不足などで出没が増える可能性があるクマ。いかに速く情報を周知し、遭遇を避けられるかがポイントとなるため、札幌市は2022年4月、公式ラインでクマの目撃情報を発信し速やかに情報を伝える取り組みを始めました。登録者は毎月増えていて、今後の活用が期待されています。クマを寄せ付けないよう、気を付けなければならいポイントは…。▼においで呼び寄せないゴミ出しのルールは守る。曜日は守り、しっかりとゴミ具袋に入れる。ペットのエサや魚を干す網などを外に置きっぱなしにしない。▼家庭菜園を持っている人電気柵などを設置し、クマを寄せ付けない。生ごみを入れるコンポストなども気を付ける必要がある。夏は山の中のエサが不足するため、住宅街に出てくる可能性もある。改めて注意が必要。

(高校近くで生徒がクマ目撃:石川)
12日午前11時半ごろ、金沢市吉原町の金沢北陵高校近くで男子生徒がクマを目撃しました。クマは体長およそ50センチの子グマとみられ、その後、逃げたということです。けがをした人はいませんでした。学校職員が警察に通報し、市や猟友会が捜索しています。現場はIRいしかわ鉄道の森本駅から南東におよそ500メートル離れた地域で、以前からクマの出没が相次いでいます。

(小学校から約300メートルの場所でクマを目撃:北海道)
10日夜、クマの目撃情報があったのを受けて、札幌市南区の小学校では、11日朝、保護者らが児童たちの登校を見守りました。札幌市南区石山にある石山緑小学校です。11日朝、保護者と一緒に登校する児童たちを、校門で教職員が見守る様子が見られました。小学校から300メートルほど離れた南区石山1条4丁目の国道230号線では、10日午後7時40分ごろ、体長2メートルほどのクマを通りがかった人が目撃しました。クマは、その後、すぐ近くを流れる豊平川の方向に向かったということです。南区では、10日夜、南沢でもクマの目撃情報があり、札幌市などは、注意を呼びかけています。

(2頭のクマ、市街地にも出現:北海道)
夜道をゆっくりと歩く、黒い影。6日夜に北海道・札幌市で撮影された映像に映っていたのは、クマ。大きなクマの後ろを、子グマがついていく。親子とみられるこの2頭は、15分ほど歩き回ると、姿を消したという。札幌市では、この日以降、クマの目撃が相次いでいる。花火大会があった9日の夜に撮影された画像。画面奥に座り込むクマの姿が映っている。さらに10日、現場からおよそ3km離れた草むらで、体長2メートルほどのクマが目撃された。この日は、同じ区内で、子グマが目撃されている。先週水曜日(7月6日)から、6日間で6件の目撃情報。警察は、通学時間帯などにパトロールを行うなど、警戒を続けている。

(アライグマ捕獲、農作物に被害:熊本)
熊本市で7月9日、特定外来生物に指定されているアライグマが捕獲された。熊本市内での捕獲は14例目。熊本市によると9日午前、西区河内町に設置された箱わなに、アライグマが入っているのを地元の猟友会が見つけた。この場所は、自動撮影カメラにアライグマが数回映っており、今年すでに2匹を捕獲していることから、6月から箱わなを仕掛けていた。アライグマは、農作物を食い荒らしたり、生態系や人の生活を脅かすとして、特定外来生物に指定されている。熊本市は目撃した場合はむやみに近づかず、写真や動画が撮れた場合は連絡してほしいと呼びかけている。

(中学校の近くでクマの?フン発見:福井)
十二日午前八時半ごろ、勝山市勝山中部中学校のグラウンド近くの草むらで、クマのものとみられるフンを同校施設員が発見した。

(クマ1頭を目撃:新潟)
13日午前8時15分ごろ、魚沼市原でクマ1頭(体長約1m)が目撃されました。目撃された場所は民家から約100mの地点で、警察と市役所は付近の住民に注意を呼びかけています。県はクマ出没警戒注意報を発表中です。

(公民館近くの畑にクマ:山形)
13日午後6時15分頃、酒田市広岡新田でクマ一頭が目撃されました。クマが目撃されたのは広岡公民館から北西に約300メートル行った畑です。畑で農作業を終え、帰宅しようと車に乗り込んだ30代男性がクマを目撃し警察に通報しました。クマの体長は約1.5メートルだったということです。ケガ人や物的被害はありません。酒田警察署では市に連絡するとともにパトカーを出動させ現場周辺の警戒と地域住民への注意を呼び掛けています。

(線路にクマの死がい:北海道)
JR函館線は、13日朝、線路内でクマの死がいが見つかったため、長万部と蘭越の間の上下線で一時、運転を見合わせました。死がいの撤去が終わったため、午後からは順次、運転を再開することにしています。JR北海道によりますと、13日午前6時半前、函館線の長万部から二股の間の線路にクマの死がいがあるのを列車の運転士が見つけたということです。このためJRは、函館線の長万部と蘭越の間の上下線で運転を見合わせ、この影響で普通列車3本が運休になりました。およそ2時間半後の午前9時ごろ、クマの死がいの撤去が終わったということで、午後からは順次、運転を再開することにしています。JR北海道は、ホームページなどで最新の情報を確認するよう呼びかけています。

(市街地にムクドリの大群:群馬)
前橋市内の街路樹に野鳥のムクドリの大群がすみ着き、騒々しい鳴き声やふんに周辺の店や学校が悩まされている。これまでも街路樹の枝を切ったり、大きな音で脅かしたりして追い払ってきたが、しばらくすると戻ってきて…の繰り返し。人間の攻め手が限られることを見切っているのか、ムクドリたちはのらりくらりと居座り続けている。前橋市西部のJR新前橋駅前。夕暮れ時、空にムクドリの影が次々に現れる。数はしだいに膨らみ、数百羽がひとかたまりになって飛び回ったり、電線で羽を休めたり。しばらくすると街路樹の茂みに集まり、高い声で鳴き始める。無数のけたたましい鳴き声が響き渡るのは、ちょっと異様な光景だ。新前橋商工会長の福田俊昭さん(65)によると、駅周辺でムクドリが目立つようになったのは4、5年ほど前。ふんが通行人の頭上から落ちてくることもあり、周辺の飲食店を困らせている。ムクドリが集まらないよう、群馬県や前橋市に街路樹の枝を切ってもらったものの、枝葉が伸びるにつれまた姿を現したという。野鳥のため駆除は難しく、「なんとかしたいが、どうしたらいいか…」と頭を悩ませる。同駅近くで専門学校を運営する中央カレッジグループも、周辺の街路樹に大群がすみ着いている。数年前には、ムクドリが嫌う音を聞かせて追い払うことに成功しており、今年も対策を行うか検討中だ。なぜ人通りの多い場所を好むのか。日本野鳥の会群馬の事務局長、小林広喜さん(75)は「市街地は天敵の猛禽類やヘビが近寄りにくい。人間をガードマンのように利用しているのではないか」と推測する。日中はばらばらに餌を探して飛び回り、夜になると群れを成してねぐらに戻るという。大群を形成するのも、「みんなでいれば怖くない、ということだろう」とみる。ムクドリは子育てが終わった夏にこうした大群をつくる習性があり、トラブルは各地で発生している。前橋市の担当者によると、市内では前橋駅前のケヤキ並木などにも大群がすみ着いたことがある。新前橋駅周辺では3年ほど前、対策として街路樹を剪定した。だが、「街路樹そのものを伐採することはできない。大きな音を出して追い払うのも一過性の効果しかなく、しばらくすると戻ってきてしまう」と対応の難しさを指摘している。

(「シカがいる」住宅街に出没:北海道)
14日朝、札幌市中央区や西区の住宅街に、シカが現れました。警察は、小学校などに注意を呼びかけています。物置のかげから、こちらを見ているシカ…14日午前7時半ごろ、札幌市西区山の手の住宅街で撮影されました。警察によりますと、14日午前4時まえ、札幌市中央区北3条西30丁目付近で、通りかかった人が「シカがいる」と通報しました。シカは2頭いて、子ジカとみられ、最初の目撃場所から2キロほど移動しています。近くには小学校があり、警察は、むやみに近づいて刺激しないよう呼びかけています。

(住宅地近くで鹿出現:熊本)
先週、熊本市の住宅街近くである動物が目撃された。それが…「シカ」。周辺では去年12月から目撃情報が寄せられていて、中には泳ぐ様子も…姿を見た人に話を聞いた。7月8日、熊本市北区。白川の向こう岸にいたのはなんと「シカ」。体長は1.5メートルほどとみられる。再び姿を見せたシカ。特に驚く様子もなく、草を食べながらゆっくりと歩いている。さらに同じ日には川を泳ぐ姿も…一体、どんな場所にいたのか。周辺に学校や住宅街がある熊本市北区の龍田地区。実は目撃されたのはこの近くだけではない。熊本市によるとシカは去年末から7月にかけて東区新南部の白川沿いで複数目撃されている。そんな中今回見つかった場所はこれまでの目撃地点から直線距離で約1.5キロ離れている。見つかったシカが同じ個体かどうかは分かっていない。熊本市は住宅地の中で見つかっていないことから今は状況を見守っているが、今後は捕獲用の罠の設置も検討するという。また、もしシカを見かけた場合は、追いかけたり大声で騒いだりせず静かに通り過ぎるのを待つかゆっくり後ずさりするよう呼びかけている。

(クマ捕獲:埼玉)
飯能市は13日、同市下畑でツキノワグマ1頭を捕獲したと発表した。同市南高麗地区で6月下旬にクマの目撃が相次いだため、捕獲のための箱わなを設置。同日早朝、わなに入ったクマを発見した。市農業振興課によると、クマは体長約1メートル25、体重約60キロのオスで殺処分された。市内でのクマの捕獲は2019年7月以来という。

(道路横断するクマ目撃:山形)
12日午後5時50分頃、米沢市笹野町でクマ1頭が目撃されました。現場は笹野浄水場事務所から北に約300メートル行った路上です。近くを車で通りかかった40代の女性が道路を横断するクマ1頭を目撃し警察に通報しました。クマの体長は約1メートルだったということです。ケガ人や物的被害はありません。米沢警察署では市に連絡するとともに現場付近にパトカーと出動させ警戒を呼び掛けています。

(クマ目撃情報相次ぐ:北海道)
釧路地方でヒグマによる家畜への被害が相次ぐ中、十勝でもクマの多くの目撃情報が寄せられていて、警察は注意を呼びかけています。警察によりますと、令和4年1月から先月末までに十勝地方では33件のクマの目撃情報が寄せられています。このうち広尾町と大樹町では16件の目撃情報が寄せられ、去年の同じ時期と比べて3件多くなっています。こうした中、2つの町を管轄する広尾警察署ではクマの被害防止に役立ててもらおうと、クマやクマの痕が目撃された場所を地図上でまとめた「熊出没危険箇所マップ」をホームページで公開しています。広尾警察署の大泉慎太郎副署長は「クマを見かけてもむやみに近づかず、すぐ警察に通報してほしい。また、山に入る際は複数人で行動することや、クマよけのスズを持つなど事前の予防を徹底してほしい」と呼びかけています。

(運動公園でクマ2頭を目撃:富山)
13日朝、富山市八木山の大沢野総合運動公園を車で通った人から、クマ2頭を目撃したとの情報が近くの大沢野中学校を通じて警察に入りました。富山市や警察が近くの住民に注意を呼びかけています。13日朝、富山市八木山の大沢野総合運動公園付近を車で通った人から、クマ2頭を目撃したとの情報が警察に入りました。現場は、富山市南部の国道41号の東側にある野球場や陸上競技場、交流広場などがある公園で、周辺には住宅地や大沢野中学校、県立富山高等支援学校などがあります。富山市農地林務課や猟友会が現場を調べましたが、クマの痕跡は見つかりませんでした。警察が付近のパトロールを行ったほか、猟友会や富山市が周辺の学校や住民に注意を呼びかけています。このうち大沢野中学校では、生徒たちの一部にクマ鈴を貸し出し、複数で下校させるなどの対応を取っています。この付近では日常的にカモシカやサルなどの目撃はありますが、クマの目撃はことし初めてということです。

(クマの目撃情報が相次ぐ:新潟)
新潟県糸魚川市は13日、5時15分ころに糸魚川市西海地内、新潟県立糸魚川高等学校付近でクマ1頭の目撃情報があったと発表した。また、同日8時20分ころ、糸魚川市蓮台寺地内、翡翠園でクマ1頭が目撃されている。糸魚川市役所の担当者は、「目撃現場の近くを通過する時や山林に入るときなどは、付近の人間の存在をクマに知らせるために音の出るものを携行するように」と注意を呼び掛けている。また、クマが行動する早朝、夕方の単独行動は避けるよう呼び掛けている。

(クマ目撃:山形)
12日午前3時15分ごろ、酒田市黒森でクマ1頭を目撃したと、車で通りかかった市内の60代男性が酒田署に届け出た。同署によると、クマは体長約1メートル。男性が県道酒田鶴岡線の赤川に架かる新川橋を走行中、進行方向の道路上を走るクマを見つけ、追い抜いた。付近には住宅地がある。12日午後5時50分ごろ、米沢市笹野町で、クマ1頭を目撃したと40代女性が米沢署に届け出た。同署によると、クマの体長は約1メートル。女性が車で走行中、道路を右から横切り、林の中へ入っていくクマを目撃した。現場は笹野浄水場事務所の北側約300メートル付近で、近くに住宅地がある。

(野球場にクマ出没、13日まで一般利用中止:秋田)
12日午後5時10分ごろ、秋田市河辺和田の市営河辺和田野球場の外野グラウンドにクマが1頭いるのを、球場を利用しようと訪れた由利本荘市の20代男性が見つけた。被害はなかった。秋田東署によると、クマは体長約1メートル。当時、球場を利用している人はいなかった。市は13日まで一般の利用を中止すると決めた。14日以降は今後検討する。現場は河辺小学校から南西約400メートル。

(旅館がある住宅街の近くでクマが出没:新潟)
12日午後1時45分ごろ、湯沢町三俣の市道でクマ1頭(体長約50cm)が目撃されました。クマは東側の山の方向へ去って行きました。目撃された場所は旅館などがある住宅街の近くで、警察と町役場は付近の住民に注意を呼びかけています。県はクマ出没警戒注意報を発表中です。

(小学校でサル目撃:栃木)
14日午前5時15分ごろ、那須塩原市青木の青木小学校の屋根にサル3匹がいるのを近隣住民が目撃した。那須塩原署によるとサルは体長約50センチで、北に立ち去ったという。

(サルの出没情報:福岡)
福岡中央署は14日、福岡市中央区港2丁目15番付近で同日午前7時ごろ、サルの目撃情報があったとして、防犯メールで注意を呼びかけた。同区でサルが目撃されるのは3日連続。

(サル目撃:栃木)
13日午前7時20分ごろ、矢板市扇町1丁目で、サル1匹が電線の上を歩いているのを通行人が目撃し、警察に通報した。矢板署によると、サルは体長約50センチ。現場付近から同様の通報が数件寄せられているという。

(連日、サルの目撃情報:福岡)
福岡中央署は13日、福岡市中央区赤坂3丁目10番付近で同日午前7時ごろ、サルの目撃情報があったとして、防犯メールで注意を呼びかけた。12日朝にも近くでサルの目撃情報があった。

(サル出没:新潟)
田上町によると、12日午後5時ごろ、田上町下吉田1区土場地区にサルが出没しました。

(小学校に“サル出没”:福岡)
福岡市都心部にある小学校に12日朝、サルが出没しました。校庭のジャングルジムの下にたたずむ一匹のサル。午前6時半ごろ福岡市中央区の赤坂小学校に出勤した職員が撮影した写真です。サルの出没を受け赤坂小は、通学路の見守りを強化するとともに保護者に対し付き添いでの登校などを呼びかけました。赤坂小によりますと児童の通学に影響はなく児童たちによる目撃情報なども無いということです。福岡市内では、11日も南区野多目や中央区薬院でサルの目撃情報が寄せられています。通報を受けた警察はパトカーでの見回りや近隣の小学校へ連絡をするなどして警戒していて、見かけても近づかないよう呼びかけています。

(カモ被害の水田で持ち主が対策を考案:沖縄)
沖縄県の石垣小学校の児童らが稲作体験した石垣市新川の田んぼにこのほど、鈴などをつるした風鈴のような「鳥おどし」が設置された。カモの被害に悩む田んぼの持ち主・小川清さん(73)の家族が、知人から「これを下げると効果があるかも」と大小の鈴を送ってもらい、小川さんが工夫を凝らして設置した。あぜ道の3カ所に高さ約2メートルの園芸用支柱を立て、2リットルのペットボトルの底を抜き内側に小鈴が収まるよう工夫。下の大きな鈴に厚紙をつるし、そよ風でもカランコロン、チリンカランと鳴る仕組み。「田植え前から、水を入れるとカモたちが侵入して植えた苗を踏み倒す」と小川さん。「だが今年はカモの侵入なし。児童たちのかかしの効果もあってか、スズメ被害もほとんどない」と胸をなで下ろした。

(イノシシ捕獲「一刻も早く」奮起した市議:福岡)
苦節10カ月、ようやく捕まえた。福岡県筑紫野市の北東部、原(はる)地区は宝満山(829メートル)などの山々に囲まれ、田園風景が広がるエリアだ。同市の八尋一男さん(71)は2021年9月から、箱わなを地区に設置してきた。今年6月29日朝、箱から逃れようともがき、鼻から血を流すイノシシの成獣が初めて入っていた。60キロ規模とみられる。八尋さんは民間企業を定年退職後、原地区を含む御笠地域の街づくり組織の会長などを経て19年4月、市議に初当選した。地域を回るうちに、住民から「イノシシの被害がひどい」との声を多数聞いた。20年7月、被害状況を聞き取るアンケートを農家などに配った。タケノコ、イモ、スイカ、カボチャ…。75人からの回答にはあらゆる農作物が食いつぶされている現状が浮かび、「耕作意欲が失われてきた」との声まであった。21年6月、農家を中心とした市民414人が、有害鳥獣対策の強化を求める陳情書を市議会に提出した。「住宅地の至るところにイノシシが出没し、人的被害も懸念される。一般の方にも狩猟免許の取得を促す必要があるが、市はどのような取り組みをしているのか」。陳情を受け、市議会でこう一般質問した八尋さん。「まずは自分から」と同年7月、わな猟の免許を取得した。狩猟免許を取得した2日後の夜。知人の男性が運転する乗用車にイノシシがぶつかってきた。男性にけがはなかったが、愛車の「クラウン」はバンパーなどが大きく破損。修理代は約70万円だったという。八尋さんは「一刻も早く、1頭でも多く捕獲せねば」と焦った。箱わなは自宅がある阿志岐(あしき)地区と原地区の2カ所に設けた。ぬかと未熟米を混ぜた特製の餌を2日に1回、箱の中に置いた。イノシシは、なかなか捕まらなかった。赤外線カメラを設置し、わなに近寄るイノシシの動画を撮影。わなに入って餌を口にしてはいくものの、閉じ込める柵につなげるひもの位置が良くないのか、捕獲できない日が続いた。設置から10カ月たった今年6月中旬、柵がうまく下りた。しかし映像には、閉まる前にぎりぎりで逃げていくイノシシの姿。その動画を研究し、ひもの位置を少しずらしたところ、待望の1頭目を捕らえることができた。近所に暮らす大谷達男さん(81)も捕獲を心待ちにしていた。「夜中に1人で出回るときは木の棒を持っている。突撃されてきたときのためですよ。1頭でも捕獲できてまずはよかった」と安堵(あんど)した。「主に駆除を担う猟友会のメンバーは高齢化している。イノシシを解体したり、埋設したりする作業も本当に重労働だ。狩猟の担い手の確保、肉の有効活用など、やらなければならないことだらけだ」市議会で何度も害獣被害について質問する八尋さんに付いたあだ名は「イノシシ先生」。人的被害が発生してからでは遅い-。今後も、自ら現場に足を運びつつ、市側に対応を促すつもりだ。

(鳥獣害対策やジビエ販売担う地域おこし隊員:広島)
広島県庄原市が募集していた地域おこし協力隊員に、東京都練馬区出身の古川麗(うらら)さん(26)=同市東本町=が着任した。同市の新しい隊員は2017年4月以来で5年ぶり。市内で深刻な農作物の有害鳥獣対策やイノシシ肉の処理、ジビエ肉の販路拡大を担う。「人も自然も好きな庄原で、地域の元気につなげていきたい」と意気込む。

(幼稚園でジビエが給食に:高知)
高知市の桜井幼稚園。小さいときから様々な食材に親しめるようにと、7月から給食にジビエを使ったメニューを取り入れることにしました。この日はハンバーグ。鹿肉と豚肉の合い挽きミンチに県産のショウガや豆腐・豆乳などを混ぜることでヘルシーでクセのない味に仕上がっています。レシピを考えたのは桜井幼稚園と同じ龍馬学園グループの専門学校で名誉校長を務める島田和幸シェフ。「現代の名工」にも選ばれたフレンチの達人で、調理もシェフ自ら行います。園児が食べやすいようにケチャップを混ぜた甘めの特製ソースをかけて完成です。年長クラスの42人が一斉に元気よく頬張り、大喜びで平らげました。教室には「おかわり」の声が響いていました。龍馬情報ビジネス&フード専門学校・名誉校長 島田和幸シェフ:すごい嬉しかったです。食って生きていくうちの源やもんね。食で体を作る。今日食べたジビエが何日か後に血と肉になるからもっと食に関して大事にしてもらってこれから健康で育ってもらいたいです」。ジビエを使った給食はこれから月に一度出す予定で、次回はカレーだということです。

(キョンや猪や鴨を想像以上に美味しく食べる会(ジビエ会):千葉)
市原市の小湊鐡道飯給駅そばに店舗を構え、市原市内を中心千葉県内のイベント等に出店している「cafeうさぎや」さんが、2022年7月16日(土)に房野ジビエを使った「キョンや猪や鴨を想像以上に美味しく食べる会(ジビエ会)」を開催するそうです。時間は11:30・13:30・18:00の3回。

(エゾシカ肉イベント:北海道)
埼玉県を拠点に活動する「百姓料理人」の秦まりえさん(34)が手掛ける予約制ランチ「Marie’s lunch in足寄」が17、18の両日、はたらくものづくり村(南1ノ4)で開かれる。足寄町や道産の食材をふんだんに使ったシカ肉料理などを提供する。

(クマ出没の可能性:宮城)
角田市によると、12日午後5時30分ごろ、角田市高倉広田にクマとみられる動物が出没しました。

(クマ出没:宮城)
富谷市によると、13日午前9時55分ごろ、富谷市西成田金ケ崎にクマが出没しました。

(イノシシ出没:宮城)
登米市によると、12日午後4時30分ごろ、登米市中田町石森二木にイノシシが出没しました。

(クマ出没:宮城)
色麻町によると、12日午前9時30分ごろ、色麻町平沢岩野沢付近にクマが出没しました。

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(サーファーがイノシシに襲われ搬送:千葉)
10日午前7時ごろ、南房総市和田町白渚の海岸でサーファーがイノシシに襲われ、鴨川市内の病院に搬送された。イノシシはその後、海岸を和田漁港方面に逃げていったという。

(保育園に猿が侵入、昼寝中の女児が右足かまれる:山口)
山口市小郡新町で8、9日、女児が猿に引っかかれたりかまれたりする被害が相次ぎ、山口県警山口南署や市は、現場周辺の警戒を強化している。同署の発表によると、8日午前9時頃、猿1匹が民家1階の網戸を開けて屋内に侵入した。生後10か月の女児の母親が追い払おうとしたが、女児が右太ももから足首にかけて数か所を引っかかれ、病院で手当てを受けた。猿は東側の住宅地に逃走した。また、9日午後1時20分頃には、同市小郡新町の保育園で開けていた引き戸から猿1匹が侵入し、昼寝をしていた女児(4)が右足の甲をかまれた。市は「猿を見かけても近寄らず、目を合わせない、刺激を与えないようにしてほしい」と呼びかけている。

(「豚熱」防御線を移動、ワクチン散布も続く侵入:兵庫)
養豚に甚大な被害を与える豚熱(CSF)の感染拡大を防ごうと、全国で野生イノシシへの豚熱経口ワクチンの散布が進んでいる。西日本の防疫最前線の兵庫県で、感染が確認されたイノシシの頭数が県内市町別で最多の丹波市は5月15日―6月27日に60カ所で実施した。京都府との府県境の丹波市。2020年春―昨秋の2年間は、県内への侵入を防ごうと、市の東部の京都府県境で重点散布したものの食い止められず、今回は散布ラインを西へ移動させた。県畜産課によると、人間でいうところの接種率や抗体保有率など数値目標の設定はしておらず、「一つでも多くかんでくれることを願うのみ」とコントロールが効かない野生動物に手を焼いている。山口県で飛び地感染が確認されたが、岡山県、鳥取県は感染未確認。丹波市を含む県内8市がワクチン散布を実施、うち5市が南北に縦の防御線を張っている。餌とワクチンを混ぜたカプセルをイノシシに経口摂取させ、抗体をつけることで豚熱ウイルスに感染しづらくさせ、感染拡大を抑える。イノシシが出没しそうな場所を選んでカプセルを埋め、イノシシがかんで吐き出したカプセルを後日回収する。過去2年間、丹波市では市東側の市島、春日、青垣地域の府県境ラインで散布したが、すでにまん延。今回は、散布線を市西部、南部へ移動させ、青垣、氷上地域の加古川より西と、初めて山南地域に散布。すでに丹波市は全域が、感染確認区域(陽性確認地点から半径10キロの範囲)に含まれており、市以西を守る試みだ。春の散布の最終日は、青垣地域20地点で回収。5人が火ばさみなどを手に山に入り、5日前に埋めたカプセルを探した。かんだ痕から、「イノシシ摂食痕」「その他破損」「破損なし」に分類。1カ所に20個ずつ散布し、少ない所で数個、多い所で十数個を回収した。イノシシ以外の小動物もかむほか、動物がカプセルを運び出すと、回収不能。かみ痕で見分けがつかない場合は、土の掘り具合や足跡など、猟師の経験で総合判定。人のワクチン接種記録システム(VRS)さながら、地点ごとに現場でタブレットに回収結果を入力した。21年3月の県内初確認以来、6月24日までに、県内16市町で確認された陽性イノシシ121頭中、39頭が丹波市。丹波篠山市23頭、淡路市19頭と続く。豊岡市3頭、朝来市8頭で、県北部は持ちこたえている。丹波市より西の宍粟市で3頭、市川町で2頭など感染が確認されており、県西部へ拡大の兆しがある。場所によって濃淡はあるものの、猟友会員は丹波市内のほとんどの地域でイノシシが減ったとの肌感覚を持っている。農家にとっては、イノシシは農作物を食い荒らす害獣で、敵。豚熱で個体数が減れば、農産物被害が減ると、ワクチン散布を疑問視する人もいる。県畜産課は「イノシシの保護ではなく、養豚産業を守るため。ウイルスが養豚場に侵入すれば、全て殺処分になる」と理解を求める。銃猟をする山澤さんは「農作物に悪さをする野生動物は、イノシシだけではない。猟友会は鹿の駆除も頑張っているよ」と言い、「狩猟税を納めているわれわれ猟師にとっては、イノシシが捕れないと、面白くない」と嘆いていた。【豚熱の感染拡大】2018年9月9日、岐阜県の養豚場で、国内では26年ぶりの感染を確認。東は岩手県、西は山口県を飛び地に、兵庫県まで広がっている。県内では21年3月14日、丹波市春日町内の山中で死んでいる2頭のイノシシで感染を初確認。県全域で死亡イノシシは全てPCR検査、抗体検査を実施。捕獲個体の検査は、丹波市のほか11市町が対象。豚熱は、豚、イノシシの病気で人に感染しない。豚熱にかかった豚、イノシシの肉を食べても人体に影響はない。感染確認区域から持ち出さないよう家畜伝染病予防法に基づく農林水産省の指針があり、自家消費はできるが、市場流通はできない。

(6月のクマ認知25件:北海道)
深川署管内でクマの足跡などの通報が相次いでいる。6月の認知件数は25件と前年同月の9件を大きく上回る。6月下旬に深川の市街地で出没したクマの動画を同署のホームページ(HP)で公開するなどして注意を呼びかける。6月21日朝、自動車販売店や住宅が並ぶ深川市北光町の国道233号付近で縦23センチ、横15センチのヒグマの足跡が見つかった。同日午後には約1・9キロ離れたあけぼの町の保育園駐車場でもほぼ同サイズの足跡を見つけたと通報があった。

(6月の目撃「50件」以上、県がクマ出没警報発令:山形)
6月の市街地でのクマの目撃件数が50件以上となり、県は市街地でクマによる人身被害が発生するおそれがあるとしてクマ出没警報を発令しました。警報の発令期間は7月8日から11月30日まで。クマ出没警報の発令について。*クマの目撃情報等があったところでは、音の出る物で、クマに自分の存在を知らせてください。*突然クマに出会わないように、クマの目撃情報等があったととろでは、ラジオやクマ避けの鈴、笛など、音の出る物で、自分の存在をクマに知らせましょう。*早朝・夜間はクマに出会う可能性が高くなります。クマの目撃情報等があったところでの不要不急の早朝・夜間の外出は控えてください。*クマが侵入しないように自宅や倉庫などは鍵をかけてください。*万一、クマに出会ったら、落ち着いてゆっくりとその場から籬れてください。*遠くにクマがいる場合は、あわてずに落ち着いてその場から離れましょう。*近くにクマがいる場合は、背を向けず、落ち着いてゆっくりその場から離れましょう。*襲われそうになったら、両腕で顔や頭を覆って、ダメージを最小限にとどめましょう。*クマを目撃した場合は、市町村又は警察署に連絡してください。*家の周囲の取り残しの果実やハチの巣は撤去し、生ゴミなどは放置しないてください。取り残しの果実やハチの巣、生ゴミなどはクマの餌になります。クマを呼び寄せますので、撤去しましょう。*河川や公園などの下草刈りをしてください。クマは、河川や公園などの緑地に隠れて移動し、市街地へ出没します。市街地周辺の下草刈りを行い、クマの出没を防ぎましょう。

(ヒグマ対策、住民自ら:北海道)
ヒグマの市街地への出没が札幌で相次いでいることを受け、市民が主体となってクマ対策に取り組む動きが広がっている。クマと人が不意に遭遇するのを防ぐため、南区の東海大札幌キャンパスの学生有志は今年から、地元住民らと協力して大学近くの公園の草を刈る活動を開始。クマの餌場となるのを防止するために耕作放棄地の果樹を伐採する市民団体もあり、出没数の減少につながっている。「クマに気をつけながら草を刈っていこう」。6月20日、南区の南沢スワン公園に集まった同キャンパスの学生や教員約30人はそう声をかけ合うと、クマ鈴を身に着け、鎌を手に草地に入った。

(市街地周辺で定着・繁殖進む:石川)
2022年6月9日。石川県金沢市の中心部から30分ほどの隣町・津幡町(つばたまち)の小学校の運動場から、クマの目撃情報が寄せられた。石川テレビの取材班も現場に駆けつけ、周辺を撮影していると、突然一頭のクマが…。ケガ人はいなかったが、現場は一時騒然、緊張が走った。石川県内の2022年のクマ目撃件数は、6月22日時点で133件。この秋は、クマのエサとなるブナの実の凶作が予想され、県は「ツキノワグマ出没警戒準備情報」を初めて発令した。なぜ2022年は、これほどまでにクマの出没が警戒されているのだろうか?クマの生態に詳しい石川県立大学の大井徹(おおい・とおる)教授に聞いた。まずは、出没の時期について。クマ出没のニュースは「秋」というイメージがある中、2022年はずいぶん早いように思うが…。これについて教授は「今の時期にクマが目撃されるのは、珍しいことではない」と指摘する。石川県立大学・大井徹 教授:過去5年間の県内のクマの目撃数を、月ごとに見ると、6月と10月に目撃数が多いことがわかりますが、これはクマの生態に関係しています。5月から7月は、子グマの親離れ、独り立ちの時期なんです。石川県立大学・大井徹 教授:好奇心旺盛でまだ人間の恐ろしさを知らない子グマが、新たに自分の生活場所を求めて動きまわる中、人里に現れ人間と出くわすというのが、この時期のクマの目撃パターンです。一方で、10月に目撃情報が多い理由については…石川県立大学 大井徹教授:10月はクマが冬眠前に栄養を蓄えたいのにも関わらず、山にエサとなる木の実が少なく、エサを求めて人里まで下りてきてしまうという、皆さんがご存じのパターンです。特に2020年は山のドングリが大凶作で、多くのクマが目撃されました。金沢市周辺のクマの分布を確認するため、大井教授の研究グループは、2021年から、市内の市街地周辺の山林と山間部に、カメラを計35台設置。クマの生息調査を行っている。このシステムで撮影されたクマの個体を、胸の「斑紋」で識別し、どのクマがどこに住んでいるのかを調べることで、地域ごとの「クマの生息密度」を推計できるという。石川県立大学 大井徹教授:2021年に行った調査では、7月と8月のクマの生息密度は、山間部では1平方キロメートルあたり0.18頭だったのに対し、市街地周辺の山林では0.93頭と約5.2倍でした。また、2020年に市街地周辺で子グマと一緒にいたメスグマが、2021年には無事、子別れしたことも記録できました。この結果から、金沢市周辺のクマは市街地周辺へ定着し、繁殖が進んでいることが推定できます。Q.市街地で定着・繁殖が進んだ原因は大きな原因としては、薪や炭、肥料、家畜飼料の採取場所、耕作地であった里山が放棄され、そこに森が再生してきたことで、里山がクマの生息に適した環境になったことが考えられます。2021年には、珠洲市でも初めてクマが目撃された。大井教授は「これで県内全ての市町でクマの出没が確認された。今やクマの対策は全県的な課題になっている」と危機感を募らせる。こうした中、山の被害も増えている。小松市の山林では、スギの皮が剥がされ、クマの歯や爪の跡が残っていた。かが森林組合 森本修(もりもと・おさむ)組合長:クマが春先に食べるものがなくて皮をはいで、間にある糖分が豊富な形成層をかじり取った跡になります。私たちは「クマハギ」と言っています。長年林業関係者を悩ませるクマの害「クマハギ」。この10年で被害は、1万5000本にも上るという。かが森林組合 森本修組合長:被害にあった部分が木で一番いい部分なんです。そこをクマハギでめくられてしまうと、一番いいところが使えなくなってくるので、被害が大きいとは思います。何十年もかけて育てた木が、建材として使い物にならなくなる。林業者の悩みは続く。そして、心配なのは人への被害だ。県内では過去10年で、39人がクマの被害に遭っている。2020年は、過去最悪の15人がケガをした。県は2022年、ツキノワグマの管理計画を改め、「警報」を出した年は通常の1.4倍、250頭まで捕獲できるようにした。今後はどうなっていくのだろうか?石川県立大学 大井徹教授:2021年、県内のブナの実は「大豊作」でした。ただ過去の調査や研究によって、大豊作の次の年は、ほぼ凶作になることが分かっています。石川県立大学 大井徹教授:しかし、クマの秋の食物はブナだけではなく、他のドングリ類が、ブナの不作を補うほど十分実れば、大きな出没はありません。秋の出没を予想するためには、9月初旬には他のドングリ類の実りについても分かりますので、調査の結果を待つ必要があります。大井教授によると今後、万が一の被害に遭わないために、「家の周りに生ゴミや残飯を置かない」「家の周りの果樹は、利用しないものは伐採するか実を早めに取る」「山に入る場合は複数で行動し、クマ鈴やラジオを携帯する」などの注意が必要だという。石川県立大学 大井徹教授:クマの問題は「人間だけでなく、クマも被害者」だという視点を持ってほしいです。人間とクマの住む領域が重なり合ってきつつある今、やむを得ずクマを駆除する場面も出てきます。これはクマにとっても不幸なことです。人とクマがなるべく平和に暮らせる方法を見つけ出すことが必要となっています。

(捕獲サポート隊、有害鳥獣駆除対策協:長野)
辰野町有害鳥獣駆除対策協議会は今年度、国の「捕獲サポート隊」事業を導入する。地域住民によって組織される隊で、わなの見回りや有害鳥獣の追い払いなどを行うことで、捕獲従事者の負担軽減を図る。8月中旬に隊員研修を行い、活動をスタートする計画だ。同事業は、高齢化やなり手不足が問題になっている捕獲実施隊を支援する目的。住民が積極的に関わることで、有害鳥獣への問題意識を高める狙いもある。40人以上の隊に100万円、80人以上の隊には200万円が国から補助される。関東農政局管内では辰野町が初導入だという。同協議会では、ニホンザルやイノシシによる農作物の食害が発生し、近年ではニホンジカの被害も出始めている川島地区を活動エリアとして隊を結成する。川島地区有害鳥獣対策委員会の協力で隊員の人選を行い、猟友会員以外の地域住民40~45人ほどで隊を発足させ、地区内7耕地ごとに班を組織する。隊員は班ごとにローテーションを組み、担当地区内を見回りながら設置されているわなや侵入防止柵(電気柵)を確認し、捕獲おりのえさの交換も行う。動物がわなにかかっていた場合は、速やかに実施隊に連絡。有害鳥獣を見かけた場合は、山への追い払いも行う。隊員の任期は2022年度末までだが、同協議会では来年度以降の継続も考えており、捕獲従事者の拡充にも力を入れるとしている。

(体長1メートルほどのクマが河川敷に:山形)
警察によりますと6日午後6時頃、山形県米沢市で60代の女性が自宅の窓からクマを目撃したと警察に通報がありました。目撃されたクマは体長およそ1メートルで米沢市三沢付近の河川敷にいたということです。警察で付近にパトカーを出動させるなどして警戒に当たっています。また、6日午前7時頃山形県酒田市泥沢で女性が車を運転していたところ、進行方向右側から道路に出てきたクマ1頭を目撃しました。クマは体長およそ1.3メートルで、道路に出た後、ヤブの中に戻っていったということです。目撃された2件で、人や物に被害はありませんでした。山形県内ではクマの目撃や出没が相次いでおり、警察や自治体が警戒を呼び掛けています。

(花火大会の帰り、男子高校生2人がヒグマに遭遇:北海道)
札幌市南区の住宅街で7月9日夜、ヒグマが目撃されました。警察が注意を呼び掛けています。クマが目撃されたのは、札幌市南区真駒内南町4丁目の路上です。9日午後10時45分ごろ、花火大会から帰宅途中の男子高校生2人が、自宅のマンション近くの歩道上にクマが座っているのを目撃しました。クマは体長1メートルくらいで数十メートル先にいて、南方向に歩いて行きました。高校生は「クマを見た。スマホで撮影した」などと警察に通報。駆けつけた警察官がスマホの映像を確認したところ、クマとみられる動物が映っていたということです。当時警察には、同様の目撃情報がほかに1件寄せられています。現場は、山に隣接する住宅やマンションが立ち並ぶ住宅街で、警察は付近をパトロールするとともに住民に注意を呼び掛けています。真駒内では、近くの真駒内公園でも6日未明に通りがかった男性が歩道脇の茂みから頭を出しているクマを目撃しています。

(草むらを見ると…体長約2メートルのクマ:北海道)
10日夜、札幌市南区の豊平川の河川敷で、体長約2メートルのクマが目撃されました。 10日午後7時40分ごろ、札幌市南区石山1条4丁目の国道230号線を自転車で通行していた人から「草むらにクマがいる」と警察に通報がありました。警察によりますと、体長2メートルほどのクマ1頭が豊平川沿いの草むらの茂みにいて、すぐに川の方へ移動していったということです。人や近くの建物などに被害はありませんでした。同じ頃、南区南沢でも、道路で体長約80センチの子グマが目撃されているほか、9日夜には南区真駒内の住宅街で、歩道に座り込んでいる体長1メートル未満のクマが目撃されています。

(市道でクマを目撃:新潟)
10日午後1時半ごろ、南魚沼市荒山の市道でクマ1頭(体長約1m)が目撃されました。クマはその後、西側の沢の方向へ行きました。目撃された場所は民家から約800mの地点で、警察と市役所は付近の住民に注意を呼びかけています。

(クマを目撃:新潟)
10日午前9時半前、阿賀野市押切でクマ1頭(体長約1m)が目撃されました。目撃された場所は民家から約300mの地点で、警察と市役所は付近の住民に注意を呼びかけています。県はクマ出没警戒注意報を発表中です。

(国道でクマを目撃:新潟)
10日午後3時前、村上市勝木の国道345号線で、歩いているクマ1頭(体長約1m)が目撃されました。クマは国道からまっすぐ山側に戻っていきました。目撃された場所は民家から約100mの地点で、警察と市役所は付近の住民に注意を呼びかけています。県はクマ出没警戒注意報を発表中です。

(クマが民家の敷地内にあるカキの木に登る:新潟)
7日午後5時前、クマ1頭(体長約1m)が津南町上郷宮野原の民家の敷地内にあるカキの木に登っているのが目撃されました。目撃された場所は民家の敷地内であることから、警察と町役場は付近の住民に注意を呼びかけています。県はクマ出没警戒注意報を発表中です。

(市街地に1000羽超「ムクドリ」:長野)
長野市の中心市街地では、少なくとも15年ほど前からムクドリの大群に悩まされてきました。大規模な追い払い作戦で一時その数は大幅に減ったものの、ここ最近再び増えてきているのです。けたたましい鳴き声とともに飛び交う無数の鳥。ムクドリです。6月28日に長野市の権堂商店街周辺で撮影されました。ムクドリは本来、山あいや郊外の竹やぶなどをねぐらにしますが、少なくとも15年ほど前から夜になると、エサが多く、ワシやタカなどの天敵がいない中心市街地に集まるようになりました。ピークは7年前で、長野駅周辺から権堂商店街の辺りにかけて3万羽ほどが飛来。近隣の住民は、夜も響く鳴き声や大量のフンに悩まされていました。市や住民は、バケツの中で爆竹を鳴らすなど大規模な追い払い作戦を展開。その甲斐あってかここ数年は市街地への飛来数は大幅に減っていました。しかし・・・。5日は、午後6時半ごろから複数の小さな群れが飛来。30分ほどで大きな塊となり個体数は千羽以上とみられます。市によりますと、追い払い作戦が行われたあと、ムクドリは、隣の千曲市や長野市郊外に分散したとみられています。しかしなぜ再び中心市街地に戻ってきたのか…。当時の追い払いにも参加した住民自治協議会の浅倉信(あさくら・しん)さんは、7年ほどと言われるムクドリの寿命が関係していると分析します。「7年前に対策したムクドリの記憶が世代交代して街は怖くないっていう風に思っている世代がいま来始めちゃったのかなと」。その上で、早期の対策が必要だと話します。「集団が少ないうちに対策を打てと言われておりますのでそれを繰り返すしかないと思う」。エサやねぐらを求めるムクドリに対し、人はどう対応すれば良いのか。地元では来週以降、爆竹を鳴らすなどの対策を打っていくとしています。

(ジビエメニューじわり、特産化へ市が支援策:広島)
地元で捕獲されたシカやイノシシの野生鳥獣肉(ジビエ)の料理を出す飲食店が、広島県東広島市内で増えている。シンプルなステーキや、独特の食感を残すカルパッチョなど多彩。特産化を図る市がメニュー開発を後押しした。

(シカ肉をドッグフードに:兵庫)
兵庫県丹波篠山市でドッグランを開設しているブリーダーの泉山友子さん(49)=大阪府箕面市=と、丹波篠山市の老舗猪肉専門店「おゝみや」が、野生のシカ肉を使ったドッグフードを共同開発した。昨年建てたおゝみやの自社工場で加工。害獣として駆除されるシカの肉の有効活用にもつなげる。泉山さんは「無添加で、ローカロリー。安心安全なおやつ」と話している。商品は、▽ジャーキー▽内臓ミックスフード▽スペアリブ▽背骨▽ハゴイタ▽筋腱ミックスフード▽皮―の7種類。県内産のシカ肉を、85度の室内で8―12時間乾燥させている。添加物は一切使用していない。猪肉の皮を使ったドッグフード1種類も共同開発した。山さんが飼育するラフ・コリーに「試食」させながら、堅さや大きさを工夫。食べ応えのある、大型犬向けに仕上げた。シカ肉は、低脂肪、高たんぱくで、肉類の中で最も栄養価が高いとされる。泉山さんは「脂質の摂取が気になる愛犬には最適」とアピールする。泉山さんのドッグランと、おゝみや特別顧問の西村忠夫さん(74)の自宅が近所という縁から、ジビエを生かしたドッグフード開発事業を展開していたおゝみやと、専門知識を持つ泉山さんのタッグが実現。食用にするまでのハードルの高さから、廃棄されることが多い野生のシカ肉の活用に着目した。広いドッグランをつくれる場所を探していた泉山さんは、丹波篠山の地と巡り合い、2019年末に300坪のドッグランを開設。週末には丹波篠山を訪れ、6匹のラフ・コリーと1匹のイングリッシュ・コッカー・スパニエル、6匹の子犬を走り回らせている。ドッグフードは、泉山さんが手掛ける犬向け商品を取り扱うブランド「ジャック&シャーロット」のホームページから購入できる。

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(ハンターの60代男性がクマに襲われけが:北海道)
5日夜、北海道滝上町(たきのうえちょう)で、ハンターの男性がクマに襲われ、顔などにけがをして病院に運ばれました。5日午後7時ごろ、オホーツク地方の滝上町の滝ノ上原野で、クマの駆除のため出動していたハンターの60代男性が、ささやぶの中でクマに襲われました。クマは男性の頭にかみつき、男性は顔にけがをしたほか、腕にもけがをしたということです。ともに行動していた仲間のハンターが、滝上町役場に連絡をし、かけつけた警察や消防が60代男性を病院に搬送しました。男性は、意識はあり、命に別状はないということです。警察は、男性の回復を待って、襲われた経緯について詳しく調べる方針です。

(ハンター襲ったヒグマ、牧草食べに来た?:北海道)
オホーツク管内滝上町滝ノ上原野で5日、ヒグマに襲われた男性ハンター(68)は、牧草を食べに来たとみられる個体を駆除するために出動中だった。酪農が盛んな道東などでは近年、エゾシカがクマも主食とする山林の草木類を食い尽くす地域があるといい、専門家は「牧草を餌にするクマが増えており、牧草地でも不意に遭遇する可能性がある」と注意を呼びかけている。町などによると、現場周辺の牧草地では6月末から2~3頭のクマの目撃が相次ぎ、町は地元猟友会に駆除を要請していた。5日はハンター2人が牧草地近くで2頭を発見して発砲。1頭は弾が当たらずに逃げたが、弾が命中したもう1頭は近づいてきたハンター1人に反撃し、頭や手にかみついて逃げ去った。

(ハンター襲ったクマか、死骸見つかる:北海道)
北海道滝上町で7月5日、ハンターの男性を襲ったとみられるクマが、現場付近で死んでいるのが見つかりました。大きくて鋭い爪…。6日朝に発見されたクマの死骸です。クマが死んでいたのは、滝上町滝ノ上原野の牧草地付近です。5日午後、地元の60代のハンターが親子のクマ2頭を見つけ、発砲したところ、1頭が反撃し、男性は頭や顔、腕をかまれましたが命に別条はありません。6日朝、現場を調べると、体長1メートルほどのメスのクマが死んでいました。地元猟友会のハンター:「逆襲されたクマに関しては回収もできたので、捜索は終わり」。死んでいたのは母グマで、逃げた子グマの捜索は行わない方針です。

(市街地にサル出没、児童襲われる被害も:三重)
市街地でのニホンザルの出没に悩まされてきた亀山市で6月、登校中の小学生が襲われて軽傷を負う被害が発生した。市内でサルによる人的被害は初めて。市は、大型のおりを学校の近くに設置するなど、群れの監視や駆除に向けた対策を強化する。同市では毎年、猟友会がサル30~70匹ほどを駆除してきたが、近年は中心市街地や住宅地でも目撃情報が増えている。6月3日には、市中心部にある亀山西小の2年生の児童が登校中に襲われ、左足のすねに1センチ弱のひっかき傷を負った。市教育委員会によると、路上でサルと遭遇して驚いた児童が大きな声を出したところ、サルが襲いかかってきたという。児童は、そのまま登校した後、病院で感染症予防の処置を受けた。市農林振興課の担当者は「サルは本来用心深く、人を襲うことはないのだが、懸念していた事態が起きた」と話す。市教委は、市内の小中学校に通う子どもの保護者に対し「目撃した場合は近づかず、静かに遠ざかるよう指導を」とメールで呼びかけた。

(「ジビエの生食は絶対ダメ!」専門家も警鐘鳴らす)
7月3日に放送された『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)に批判が集まっている。この日放送されたのは「芸能人の知らない『日本一』の駅ナカの店」というテーマで、駅ナカや駅ビルにある人気店を紹介する内容。問題とされたのは、番組終盤で紹介された、大阪駅地下街にある居酒屋のメニューだった。「お店の名物として紹介されたのがジビエ料理でした。レポーターの石原良純とU字工事が『シカもも肉の刺身』を注文。肉の表面を湯がいただけで、なかは生の状態の刺身が出てくると、2人は『柔らかい、うまい』『クセがない』と絶賛していました。画面には『鳥取の猟師から直接仕入れた新鮮なシカ肉』というテロップが入っており、店のメニューには『シカ肉のタタキ』『シカ肉のユッケ』などの文字も確認できました」(テレビウオッチャー)。これに即座に反応したのが、SNSだった。《ジビエで刺身って……食中毒おこしたいのかな?》《獣医師です。ジビエなんか生食=死と思ってください》《ジビエの生食ほど恐ろしいものはありません。公共の電波で放送しないでもらいたいものです…》「食の安全」に関する情報を伝え続けている科学ジャーナリストの松永和紀氏が解説する。「ジビエ肉の生食は、腸管出血性大腸菌、E型肝炎、サルモネラ属菌、寄生虫などにより食中毒となる可能性があり、死亡するリスクもあります。腸管出血性大腸菌の食中毒は2011年、牛肉のユッケにより5人が死亡した事件が有名ですが、腸管出血性大腸菌は普通に土壌中などにもいるので、ジビエの肉も当然、菌がついている可能性があります。番組で紹介された店は、『マタギ直送』という触れ込みで新鮮さをアピールしているようですが、新鮮だから食中毒のリスクがないわけではない。腸管出血性大腸菌は、わずかな菌数で発症することがわかっています。菌は、肉の表面から内部に入り込んでいくため、表面をゆがくだけでは完全な殺菌は無理です。E型肝炎は、シカ肉の刺身を食べて感染した事例があります。肉のなかの血液にいるウイルスが感染源となって食中毒が発生したと指摘されており、やはり『表面加熱』では、肉内部のウイルスの不活化はできません。ジビエの肉を生で食べるというのは、微生物の食中毒について少し詳しい人であれば、震え上がるくらい怖いことなのです」。そのうえで、こう指摘する。「テレビ番組制作側の責任も大きい。ジビエの生食の危険は、これまで繰り返しSNS等で指摘されており、インターネットで少し検索するだけで情報が大量に出てきます。そんな常識すら持たずにとりあげるのは、あまりにも自覚に欠けています」(松永氏)。大分の猟師で、ジビエを販売している「田舎ハンターりょう」氏は、自身のTwitterにこう投稿している。《ジビエを発信してくれるのはいいけど、刺身はあかん》《豚を生で食べないのと同じで、ジビエが危険なのでは無く調理法に問題があるだけです。適切に加熱(低温調理含む)されたジビエはとても美味しく栄養価も高いお肉です》せっかく日本でも広まりつつあるジビエ文化も、一部の無責任な行動で問題が起きれば、水泡に帰すことになりかねない。

(TBS、誤解与えたと謝罪)
TBS系で3日に放送されたバラエティー番組「坂上&指原のつぶれない店」で、取り上げたジビエ料理を出演者が生食したかのような誤解を与える表現があったとして、TBSは6日までに、番組ホームページ上で謝罪した。視聴者から、ジビエの生食は危険との指摘が多数寄せられたという。番組では、シカ肉の刺し身などを出演者が飲食店で食べる場面を放送。さっと湯がいた「レアなモモ刺し」などと説明していた。TBSは「実際にはお店は加熱してから提供しておりましたが、説明が不十分で誤解を与える表現となってしまいました。関係者、視聴者のみなさまにおわび申し上げます」としている。

(鳥獣駆除へ若手育成:青森)
弘前市は3日、クマなどの有害鳥獣の捕獲数が増える一方、駆除に当たる「市鳥獣被害対策実施隊」が高齢化し隊員数も減少している現状を踏まえ、若手の育成と確保に向けた「初心者向け射撃講習会」を同市小栗山の弘前クレー射撃場で開いた。30~50代の新人ハンター6人が参加し、座学と演習で射撃の基礎を学んだ。この日は、県クレー射撃協会理事長で県公安委員会認定射撃講師の工藤敏二さん(62)らが、銃器の安全な扱い方や狩猟時のマナーについて講義。演習では参加者が射撃種目の「スキート」「トラップ」を体験し、正しい射撃姿勢や的中率を上げるこつについて個別に指導を受けた。

(通常より早くツキノワグマ出没注意情報:石川)
石川県内でクマの出没が相次ぎ人的被害への警戒が強まるなか、県は市や町の担当者らを集めた会議を開いて、通常より早いこの時期にツキノワグマ出没注意情報を出して県民に呼びかけていくことになりました。金沢市で開かれた今年度2回目となるクマ対策に関する連絡会議には、県や各自治体それに猟友会などの担当者約30人が出席しました。はじめに県自然環境課の村角美登課長が「ことしはクマの主食となるブナの凶作が見込まれ、秋にかけてエサを求めて里山周辺で住民と遭遇する危険性が高い」とした上で、人的被害を防ぐためにこれまでは秋に出していたツキノワグマ出没注意情報をこの時期に初めて出して、注意を喚起していくと説明しました。県によりますと、ことしのクマの目撃情報は6月までに152件と去年の同じ時期と比べて28件多く、これまでで最も多くなっています。出席した人たちは、クマを引き寄せないために、クマが隠れる草むらを刈り取ることや、ペットフードやごみを放置しないこと、不要な果樹を伐採するなどの対策を徹底することを確認しました。県自然環境課の野上達也課長補佐は「クマの個体数が増えて生息域が広がっている。もしクマと遭遇したら驚かせないようゆっくり下がるといった対応をとってほしい」と話していました。

(猟友会員、徐々に増加:秋田)
全国的にハンターが減少傾向にある中、北鹿地方では近年猟友会員が増えつつある。大館市猟友会(宮田正美会長)では高齢で退会する人も多い中、2020年度以降の会員数は増加傾向にある。地道な勧誘活動などが奏功している。行政の補助制度も好影響を与えており、「興味を持ってくれる人が目立ってきている」と歓迎している。大日本猟友会(東京都)によると、会員数は1978年に42万人を記録したが、近年は10万人台まで落ち込んでいる。2011年からの10年間では11万1406人から10万3954人まで減った。高齢化の進展が大きな要因で、本県でも同様の傾向にある。クマやイノシシなど有害鳥獣の生息域や被害が拡大する中で、駆除に当たるハンターの確保は課題となっている。こうした状況もあり、近年は県や各市町村が狩猟免許や銃所持許可の取得、銃の新規購入などを支援する補助金を創設。ハンターの確保、育成に向けて注力している。障害となっていた経済的負担が軽減された上、各猟友会でも狩猟の楽しみ、魅力を伝えようと独自に動き出している。大館市猟友会では、会員がそれぞれ勧誘活動を展開。有害鳥獣駆除という業務の側面だけでなく、「ジビエ(野生鳥獣肉)のおいしさや狩猟の楽しさを伝えている。会員がいろいろな場所でPRするようにしている」という。狩猟免許には第一種銃猟(散弾銃、ライフル銃)、第二種銃猟(空気銃)、わな猟、網猟の4種類があり、「銃をやめた人にも、わな猟に切り替えてもらうよう依頼している」と地道な声掛けも行う。補助制度の拡充に加え、草の根的な活動が新規入会者の確保につながっている。2018年度以降で21人が退会した一方、入会者は22人を数える。20年度に117人だった会員数は、21年度に121人、22年度4月1日時点で123人と徐々に増えている。中には30~40歳代の若い世代もおり、「自ら興味を持って入会したいという人が増えている」と話す。大館市、鷹巣、合川、森吉、阿仁、上小阿仁の各地区猟友会で構成する北秋田地方連合猟友会でも会員数は2020年時点の241人から、22年4月1日時点では250人に伸びた。田中文隆会長は「有害鳥獣駆除の人手を確保するため、まずは楽しい雰囲気で活動するようにしている」と意識する。大館市猟友会は「退会する人の分、若い世代の会員を集めないといけない。銃の技術はもちろん、動物の行動パターンや山の特徴なども継承していく必要がある」と将来を見据えている。

(列車とクマ衝突:秋田)
3日午後8時ごろ、JR奥羽線院内(秋田県)―及位(山形県)間の県境付近で、秋田発新庄行きの上り普通列車が、クマと衝突し停車した。乗客7人と乗務員にけがはなかった。この影響で、列車に43分の遅れが出た。

(列車がクマと衝突:秋田)
4日午前6時45分頃、秋田県仙北市のJR田沢湖線刺巻駅―神代駅間で、普通列車がクマと衝突した。乗客40人と乗務員2人にけがはなかった。

(特急がシカとみられる動物と衝突:滋賀)
5日午後9時15分ごろ、滋賀県長浜市木之本町のJR北陸線木ノ本―余呉間で、金沢行き特急列車「しらさぎ15号」がシカとみられる動物と衝突して停車し、50分後に運転を再開した。乗客120人にけがはなかった。上下計9本が最大37分遅れ、約700人に影響した。

(列車がイノシシと衝突:福岡)
JR九州によると、7日午後7時32分ごろ、JR福北ゆたか線筑前大分―九郎原間で、下り快速列車(折尾午後6時38分発博多行き)がイノシシと衝突した。同列車は車両不具合を起こし、九郎原駅から前途運休となった。同7時57分現在、直方―博多間で列車に遅れが出ている。

(道南のクマ出没98件:北海道)
道南で今年に入り、クマの出没情報が相次いでいる。道警函館方面本部によると、同本部管内(渡島、檜山管内と後志管内の一部)の警察署への通報件数は5日時点で98件に上り、前年同期比10件増。民家から約50メートルの場所を歩くクマも目撃された。道南でのクマの生息域拡大の影響とみられ、専門家は「クマが活動的になる早朝や夕方は特に警戒してほしい」と呼びかける。同本部によると、通報件数は2~3月が2件、4月が16件、5月が33件、6月が34件。7月は既に13件の通報が寄せられている。

(去年より69件増、クマの出没・目撃相次ぐ:山形)
5日山形県尾花沢市の畑で、スイカがクマに食い荒らされているのが見つかりました。県や警察で注意を呼びかけています。警察によりますと、5日午前6時ごろ、山形県尾花沢市荻袋で、収穫前のスイカおよそ10個が食い荒らされているを、近くで作業をしていた男性が見つけ通報したということです。食べ跡や近くに残された足跡からクマによるものとみられています。県内でスイカの食害が発生するのは、今シーズン初めてです。また、おとといからきのうにかけ、東根市の県道と新庄市内の駐車場で1頭ずつ、クマが目撃されました。いずれも人的被害はありませんでした。県内の先月末時点のクマの目撃件数は189件で、前の年の同じ時期より69件増えています。また、食害と人的被害もそれぞれ2件発生しています。県では、クマに出会った場合は、背を向けずにゆっくりと後ろに下がり、その場を離れるよう呼びかけています。

(襲いかかるカラスに注意:北海道)
カラスの幼鳥が巣立つ時期を迎え、過敏になった親鳥が市民を攻撃する様子が、旭川市内の各地で見られる。7月中旬ごろまで特に攻撃的になるため、専門家は巣の近くを歩く際に、頭を守るなどの対策を呼び掛けている。「もう、しつこい」「また来た…」。6月下旬、市役所付近の歩道で、カラスが通行人や自転車で走り去る人の頭部に向かって何度も襲いかかった。市は「頭上注意」などと書いた看板で警鐘を鳴らすが、被害が依然として相次ぐ。

(クマの出没相次ぐ、住宅地を堂々と)
各地でクマの出没が相次ぎ、ケガ人も出るなど、被害が深刻になっています。6月には、初めて出没が確認された地域もありました。なぜ、クマが増え続けているのでしょうか。秋田県仙北市で6月30日に撮影されたのは、道路を横切り、線路内へと侵入したクマです。広島県呉市でも6月28日、道路を横切ろうとするクマの姿が撮影されました。呉市内でクマの出没が確認されたのは、これが初めてだということです。さらに、7月には関東でもクマが確認されました。5日夕方、群馬県中之条町にある駅の周辺で、クマの目撃情報がありました。通報を受けた警察が駆けつけましたが、クマは発見できなかったということです。中之条町によると、5日朝も町内の別の場所でクマが目撃されたということです。全国各地で、クマの目撃情報が相次いでいます。クマによる被害も深刻です。北海道滝上町で5日午後、68歳のハンターの男性が駆除の最中、クマに襲われ、50針を縫う大けがをしました。男性らは2頭のクマを発見し、銃で撃ちましたが、そのうちの1頭が襲いかかってきたということです。5日朝、山形県尾花沢市の畑で食い荒らされた10個ほどのスイカが発見されました。皮だけをきれいに残し、食べられていました。スイカ畑の手前には、クマとみられる足跡がついていました。警察はクマによる食害とみて、調べています。クマの行動パターンは、ますます大胆になっています。福島県只見町では猛暑のためか、川に入る熊の様子が撮影されました。水浴びをした後は、木の上で涼む様子も見られました。福島県内でのクマの目撃件数は6月末時点で193件と、昨年の同時期と比べ、53件も増えているということです。なぜ、今年はクマの目撃情報が増えているのでしょうか。専門家は、「クマの食肉利用などが減り、クマの数は増えている」と指摘しました。さらに、この時期はクマが活発に動き出すため、人と遭遇する場面が増えたと分析しています。森林総合研究所東北支所 大西尚樹さん「この時期は、特にクマのエサが少ない。エサを求めて動き回るのがひとつ。もうひとつは、繁殖シーズンなんですね、この初夏というのが。特にオスが動き回っている」。山にエサが増える秋頃までは、特に警戒が必要だということです。

(盆参り前、クマ対策を強化:北海道)
福島町内白符地区の山林で、畑仕事をしていた町内の女性(77)がヒグマに襲われて亡くなった事故から1年余り。女性を襲ったクマは見つかっておらず、町は、町内外から多くの人が墓参りに訪れるお盆を控え、管理する墓地に電気柵を新設するなど再発防止に力を入れている。事故は昨年7月2日、国道沿いの林に囲まれた高台で発生。付近ではクマの目撃情報が相次ぎ、町はハンターによるパトロールを依頼したり、箱わなを設置するなど警戒を強めている最中だった。

(獣害対策、地域挙げ取り組む:兵庫)
シカやイノシシによる農作物への被害が深刻化する兵庫県佐用町の仁方(にがた)集落で、獣害に強い集落づくりを目指した現地調査が行われた。県森林動物研究センター(同県丹波市)の研究員で、県立大の山端直人教授(53)が、適切な電気柵の付け方や動物を寄せ付けない方法を助言した。

(クマ被害を防ぐために気を付けることとは:秋田)
秋田県内はクマによる被害が相次いでいる。特に目立っているのは、人が山菜採りで山に入った場面ではなく、日常の生活を送る上での被害。被害を防ぐためにどのようなことに気を付ければよいのだろうか。秋田県警察本部によると、2022年1月から7月4日までに、410件のクマの目撃情報が寄せられている。また、人が襲われる被害は6件発生していて、このうち4件は散歩など日常生活を送る中での出来事だった。被害を防ぐためには…。秋田県は「情報共有」の重要性を指摘する。秋田県ツキノワグマ被害対策支援センター・近藤麻実さん:「クマをよく見ることが日常的かもしれないが、『よく見るな』で終わっていると、注意が集落の中で共有されない。町内会長や市町村に伝えるなど、集落の中で情報を共有してください」。クマがいるのは山だけではない。クマは、私たちの生活圏でも活動する。万が一クマに遭遇した際は、どのような行動をとればよいのだろうか。秋田県ツキノワグマ被害対策支援センター・近藤麻実さん:「クマの攻撃は、首から上にくることがとても多い。首の大きい血管や頭蓋骨、そういった大事なところが攻撃されてしまうと致命傷になるので、とにかく首から上を守るということが大切」。秋田県によると、被害対策は、とにかくクマに自分の存在を知らせること。クマよけの鈴のほか、撃退スプレーはホームセンターなどで購入できる。いざという時のために、クマの被害を防ぐ対策を考えてみてはいかがだろうか。

(放牧中の牛1頭死ぬ、クマか:秋田)
5日午前8時半ごろ、秋田県藤里町粕毛の町営大野岱放牧場で、放牧中の牛1頭が背中を引っかかれた状態で横たわっているのを放牧場の作業員が見つけ、町に届け出た。牛はその後に死んだ。町農林課は傷の状態などからクマに襲われたとみている。

(2つのスイカ畑で13個食い荒らされる:山形)
尾花沢市で食い荒らされているスイカが見つかりました。クマによる食害と見られています。5日午前6時頃、尾花沢市荻袋のスイカ畑で近くで作業をしていた男性がスイカが食い荒らされているのを見つけ、警察に通報しました。被害は隣接する2つの畑であわせて13個確認されています。食べた痕跡や畑にクマの足跡があったことから、警察はクマによる食害と見ています。現場は和合公民館から北西に約400メートルの場所で、警察はパトカーを出動させ現場付近の警戒と地域住民への注意を呼びかけています。

(クマが養蜂箱3箱壊す:山形)
6日午前4時半頃、酒田市浜中の畑でメロンの受粉用に設置していた養蜂箱3箱がクマにより壊される被害がありました。現場は酒田市の浜中コミュニティセンターから東に約1.1メートル離れた畑で、農作業のため畑に行った70代男性が発見しました。警察が調べたところ現場近くにクマの足跡が残っていて、クマによる食害と判断しました。ケガ人はいません。酒田警察署は市に連絡するとともにパトカーを出動させ警戒を呼び掛けています。

(街中にイノシシか:石川)
4日午前2時50分ごろ、金沢市十三間町の路上で、イノシシ1頭を目撃したと車で通り掛かった住民が警察に通報した。目撃された場所は片町に近い住宅密集地で、金沢中署がパトロールしたが、痕跡は見つからなかった。市などに被害の情報は入っていない。市によると、目撃情報ではイノシシは体長80センチほどの成獣で、犀川の方向へ走っていった。川沿いを移動し、街中に出没したとみられる。アナグマやハクビシンなど他の動物の可能性もあるという。市は防災メールを送信し、注意喚起している。

(子グマらしき動物を見た:広島)
4日早朝、広島県東広島市の集合住宅の敷地内で、子グマらしき動物の目撃情報がありました。東広島市では先月からクマの目撃情報が相次いでおり、市は周辺の小学校や中学校に注意を呼びかけています。東広島市によりますと4日午前6時ごろ、黒瀬町の市営住宅の敷地内を周回する道路上で、「子グマらしき動物を見た」と目撃した人から市の窓口に通報がありました。子グマらしき動物はその後すぐに近くの山へ逃げたということです。その後、市の職員などが通報者と一緒に現地確認を行いましたがクマを発見することはできず、周辺に足跡などの痕跡も確認できなかったということです。市は、目撃場周辺の小学校や中学校などに注意喚起を行ったほか、市の広報車を使って、近隣住民向けにも注意をよびかけました。また東広島市では6月中旬以降、クマの目撃情報が相次いでおり、6月17日には住宅の畑で、体長およそ1メートル程のツキノワグマの成獣と思われる足跡が確認されています。県内では先月28日にも呉市の県道でクマの目撃情報があったばかりでした。

(河川敷にシカが出没:熊本)
熊本東署は4日、熊本市東区下南部3丁目の河川敷沿い付近で同日午後2時ごろ、シカ1頭が出没したとして、防犯メールで注意を呼びかけた。同署は「シカを見かけた場合は不用意に近づかず、落ち着いてその場を離れ、挑発する行動をとらないよう促し、身の安全を確保して市役所か警察に連絡して」と呼びかけている。

(親グマと子グマが道路を横断:新潟)
5日午前8時ごろ、上越市三和区神田で県道を横断する親グマと子グマが目撃されました。人や建物への被害の報告はありません。上越市は三和区の学校に注意喚起を行ったほか、市職員によるパトロールを実施しています。上越市では7月5日までに27件のクマの目撃情報があり、去年の同じ時期に比べて、6件増えています。

(クマ2頭目撃:栃木)
4日午後2時55分ごろ、日光市中宮祠の山林で、クマ2頭が木に登っているのを近隣住民が目撃した。日光署によると、クマはいずれも体長約1メートル。中宮祠の中禅寺湖周辺ではここ数日、中宮祠小中学校敷地内や国道120号沿いでクマの目撃情報が相次いでいる。

(連日クマ目撃:栃木)
4日朝、日光市の学校でクマが目撃されました。けがをした人はいません。4日午前8時45分ごろ、日光市中宮祠の中宮祠小中学校の敷地内でクマ1頭がいるのを目撃されました。日光警察署によりますと、クマは1・7メートルぐらいの大きさで、教員が学校の敷地内から山林へ移動するクマを見たということです。さらに午後には、同じ中宮祠の山林で木に登っているクマ2頭が目撃されました。クマはそれぞれ1メートルぐらいの大きさだったということです。近くでは、3日夜もクマ2頭が目撃されています。警察は付近をパトロールするとともに、住民に注意を呼び掛けています。

(国道にクマ:山口)
3日午前7時20分ごろ、山口県周南市八代の下須集会所付近の国道376号で、車で通りがかった人が体長約1メートルのクマを目撃した。

(子グマの目撃情報:島根)
島根県雲南市で6日朝、子どもと見られるクマ1頭が目撃され、市が注意を呼び掛けています。クマがいたのは雲南市大東町下久野で、通報者は、「クマは田んぼの中にいて、山の方に逃げて行った」と話しているということです。雲南市によると、今は子グマが親グマから離れて生活拠点にする場所を探している時期だということです。市内では、ほかにも5月中ごろから、三刀屋高校付近や道の駅おろちの里付近でクマが複数回目撃されていて、市は立て看板を設置して注意を促しています。

(体長1メートルほどのクマが河川敷に:山形)
警察によりますと6日午後6時頃、山形県米沢市で60代の女性が自宅の窓からクマを目撃したと警察に通報がありました。目撃されたクマは体長およそ1メートルで米沢市三沢付近の河川敷にいたということです。警察で付近にパトカーを出動させるなどして警戒に当たっています。また、6日午前7時頃山形県酒田市泥沢で女性が車を運転していたところ、進行方向右側から道路に出てきたクマ1頭を目撃しました。クマは体長およそ1.3メートルで、道路に出た後、ヤブの中に戻っていったということです。目撃された2件で、人や物に被害はありませんでした。山形県内ではクマの目撃や出没が相次いでおり、警察や自治体が警戒を呼び掛けています。

(公園近くでもクマ出没か:北海道)
札幌市内でもクマの目撃です。7月6日未明、札幌市南区の真駒内公園の近くでクマの目撃情報があり、警察などが警戒に当たっています。クマが目撃されたのは、札幌市南区の真駒内公園付近の「五輪通り」です。6日午前2時ごろ、通りがかった男性が歩道脇の茂みから頭を出しているクマを目撃しました。男性はすぐにその場から逃げて無事でした。クマの大きさや行方などはわかっていません。市の職員が午前6時ごろから現地を調査をしましたが、痕跡などは見つかっていないということです。現場は住宅街のすぐ近くで、小学校や中学校もあるため、警察は通学時間帯にパトロールをしました。札幌市内では、6日から中央区の盤渓などでもクマの目撃が相次いでいて、市や警察は注意を呼びかけています。

(クマ出没、フェンス乗り越え逃げる:福島)
福島県で、野生のクマがフェンスを越え逃げる瞬間をカメラが捉えていました。日、福島市の郊外で、大きな体で軽々とフェンスを乗り越えていくクマの姿が、10メートルほど離れた車の中から撮影されました。クマの体長は約1.5メートル。車に気づいたクマは道路を横切り、フェンスを越えて逃げて行ったということで、撮影者にケガなどはありませんでした。

(川に入り涼むのは…クマ!:福島)
福島県内では今年、熊の目撃情報が相次いでいる。只見町では猛暑のためか、川に入り、涼むクマの様子が撮影された。只見町で今月3日に撮影された動画では、体長およそ80センチ、体重40キロほどのクマが川に入っていく様子が映っている。水浴びをした後は、木の上で涼む様子も…。撮影した人によると、集落からもほど近い場所だったため、その後、地元猟友会が捕獲したということで、人的被害はなかった。そして6日は、西会津町の畑で作業していた男性が、小学校の裏で校舎の方をのぞき込んでいる体長1.2メートルほどのクマを目撃した。人が集まってくると、クマは線路の方へ。目撃した山口恵子さんは「クマ、あっち行ったりこっち行ったりして、電車がちょうどきて、電車汽笛鳴らしたらたまげて土手さ上がった」と話す。その後、クマは林の中へ逃げて、人的被害はなかった。小学校では子どもたちに外で遊ばないよう周知。登下校の時には、先生や住民たちが子どもたちを見守った。県内では、先月末までのクマの目撃件数が193件と、去年の同じ時期と比べ4割ほど増えていて、県などが注意を呼び掛けている。

(クマが出没、小学校の敷地に:福島)
6日朝、西会津町の小学校の敷地で、校舎をのぞき込むクマが見つかりました。学校は、教師の付き添いなしに、校庭などには出ないよう、対応を取っています。クマが現れたのは、西会津小学校。午前5時半ごろ、敷地内の畑から校舎をのぞき込む、体長およそ1.2メートルのクマ1頭が目撃されました。クマは学校の畑をうろついた後、北側の林に逃げました。けが人はおらず、農作物の被害もありませんでした。西会津小学校では、歩いて下校する児童には、教師が付き添うなどの対応を取っています。県内では2022年、クマの出没が相次ぎ、2021年の同じ時期の1.4倍にあたる、191件の目撃情報が、警察に寄せられています。

(屋根の上を歩く3頭のサルを目撃:佐賀)
屋根の上をのしのしと歩くサル。佐賀県伊万里市二里町で、土曜日に撮影された映像です。映像を撮影した男性によりますと、畑仕事をしていたら、前から顔の赤い人が来たのでよく見てみると、3頭のサルだと気づいたということです。うち1頭は、小学1年生くらいの大きさだったといいます。男性は「20年以上住んでいるが初めて見た。サルとは思わずびっくりした」と話していました。

(700軒停電、カラスが原因か:兵庫)
6日午後7時ごろ、兵庫県尼崎市食満3~5で、約700軒の停電が起きた。関西電力送配電は、カラスが電線に接触したことが原因とみている。午後8時半現在、復旧時間の見込みについて「午前9時ごろ」としていたのを「午後9時半」と修正した。県警尼崎東署によると、道路の信号が点灯しなくなっているため、署員が交通整理をしている。

(クマ目撃相次ぐ:栃木)
奥日光の観光名所の一つ「竜頭の滝」周辺で連日、クマの目撃情報が相次いでいる。夏の観光シーズンを前に、日光市は看板を設置するなど注意を呼びかけている。日光署によると、竜頭の滝周辺での目撃は6月22日に始まり、7月2日、5~7日の計5件に上る。いずれもクマの体長は約1メートル。7日は午後0時10分ごろ、滝付近の駐車場で通行人が目撃した。同署管内では7月に入ってからクマの目撃が奥日光を中心に相次いでいる。7日午前6時ごろには、華厳の滝付近でも目撃情報があった。4月からの目撃情報計17件のうち、9件が7月に入ってからという。市は7日までに、注意を呼びかける看板を竜頭の滝周辺4カ所と、中宮祠小中学校付近の2カ所に設置した。署もパトロールや周囲への注意喚起などを強化している。市の担当者は「奥日光では特にクマの生息地域に人が訪れているということを意識し、注意してほしい」と話す。署も「興味本位で近寄らず、まずは離れて通報してほしい」と呼びかけている。

(雑木林でクマ目撃:山形)
8日午前5時すぎ、米沢市通町の米沢市立第五中学校近くでクマが目撃されました。現場は中学校から西に約450メートル行った雑木林です。50代女性が自宅の窓から雑木林にいる体長約1メートルのクマ一頭を目撃し、警察に通報しました。ケガ人や物的被害はありません。米沢警察署では市に連絡するとともに、現場周辺にパトカーを出動させ注意を呼び掛けています。

(クマが民家の敷地内にあるカキの木に登る:新潟)
7日午後5時前、クマ1頭(体長約1m)が津南町上郷宮野原の民家の敷地内にあるカキの木に登っているのが目撃されました。目撃された場所は民家の敷地内であることから、警察と町役場は付近の住民に注意を呼びかけています。県はクマ出没警戒注意報を発表中です。

(自動照射型鳥獣対策用LED照明:静岡)
光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」の開発・製造・販売を手掛けるパイフォトニクス株式会社(静岡県浜松市東区/代表取締役:池田貴裕)は、「内閣府オープンイノベーションチャレンジ2021」において、自治体(茨城県つくば市・愛知県・佐賀県鹿島市)と中部電力パワーグリッド株式会社らと連携して実施した実証実験プロジェクト成果を実用化した自動照射型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ・シリーズ」を開発しました。市松模様(チェッカーパターン)の光を高速に反転照射し特許出願済である光による鳥獣の追い払いを実現する「ホロライト・チェッカーズ」とセンシング技術を組み合わせた本装置により、鳥獣の接近にあわせて光を自動で照射することができます。3種類の光パターンがあり、ムクドリやカラスなどの鳥類やイノシシについて追い払いの有用性が確認されています。本年7月4日から鳥獣による騒音や糞被害、農作物被害を受けている市町村や鳥獣被害対策を進めている企業や研究者の実験用途向けにレンタル受注を開始します。

(果実狙うカラスの追い払いに挑む農業高校生:秋田)
実習で栽培しているリンゴの食害に悩む秋田県大仙市の農業高校生が、地域の資源を活用してカラスを山へ追い払おうというプロジェクトを進めている。生徒の観察では効果が確認されていて、全国から注目されている。リンゴの木の手入れをする高校生。自信に満ち溢れた表情で整列する彼らは「大農果樹部・ビーブルー」。ビーブルー=青春を農業に捧げる大仙市の大曲農業高校果樹部の生徒だ。3年生が2021年度から続けているのが「食害からリンゴを守るための研究」。2021年7月、学校の敷地にある林がカラスのねぐらとなり、実習園地のリンゴが狙われた。対策としてカラスの飛来を防ぐネットがある。しかし、高い所にネットを張る作業は危険が伴う上、すべてを守り切れない。張ったネットには2つの穴が確認された。秋田県によると、2020年度は野生鳥獣による農作物被害は3000万円余りで、このうちカラスによる被害は全体の2割以上となる640万円余りに上る。生徒たちはカラスを山へ追い払う方法を模索し始めた。生徒たちが着目したのが、硫黄温泉特有の硫化水素の臭い。仙北市の玉川温泉で廃棄物にもなっている「湯の花」をネットに入れ、半分に切ったペットボトルを被せた「湯の花キット」を製作し、リンゴの木につり下げた。園地を、防鳥ネット区・湯の花キット区に分けて1カ月間観察した。防鳥ネット区では、100果中43果で食害が発生しなかったが、湯の花キット区では100果すべてを食害から守ることができた。効果に自信を持った生徒たちは、さらに使いやすく低コストなキット、その名も「KYK・カラスは山へきっと」を開発した。牛乳パックをリサイクルして湯の花を混ぜ入れたシートで、「湯の花キット」と同様の高い効果が得られた。「湯の花は川に流すことができず、廃棄物になっていることを知った」という生徒たち。研究結果を全国92の高校が出場したエコ活動のコンテスト「イオンエコワングランプリ」で発表し、「普及啓発部門」の最高賞「内閣総理大臣賞」と「ベストプレゼンテーション賞」に輝いた。会場では「SDGs産業と技術革新基盤づくりによるアップサイクルをテーマにしたことで、地産地消による製品を生み出し、廃棄品を宝物にすることができた」とプレゼンテーションした。現在は、紫外線を通さない農業用ハウスの廃フィルムでリンゴを覆うという新たなアイデアの実験・検証も行っている。「紫外線が見えるとされるカラスには、フィルムの中が真っ黒に見えるのでは」という仮説を立てたのだ。高校では、野生生物と人間が共生する「ゾーニング」の実現に向け、一丸となって取り組むことにしている。今後、生徒たちは、カラスは嗅覚が鈍いという他の研究も参考に「硫化水素の臭いが本当に効果的だったのか」など、専門家の意見も参考に研究を続ける。地域の実情を見つめる高校生のアイデアが、農業の課題解決の一助となるかもしれない。

(駆除のシカなど原皮使い加工:埼玉)
埼玉県草加市を中心とする皮革事業者が、国内各地で駆除されたシカなど野生動物の原皮を受け入れ、なめし加工を請け負うプロジェクトを本格化している。駆除された動物の肉はジビエなどとしての利用が広がっているが、原皮は廃棄されるケースも多いという。事業者は産地のニーズに合わせて小物やバッグなどに加工し、地域活性化につなげることも目指している。草加市に本社があったり、創業の地だったりする事業者が任意団体「LEATHER TOWN SOKA Project team」を設立。「U-TaaaN PROJECT」と名付けて事業に取り組んでいる。2016年に県内の西秩父商工会(小鹿野町)から草加商工会議所を通じて「駆除したシカの皮を何とか利活用できないか」と相談を受けたことがきっかけだ。西秩父商工会の近隣ではシカによる農作物・森林被害が深刻で、駆除したシカの肉はみそ漬けなどで販売できるようになったが、皮は利用し切れていなかった。一方で草加市の事業者らは、それぞれの顧客からなめしなどを請け負っていた。西秩父商工会の案件では、なめしから染色、製品加工まで草加の事業者がリレーしてすべてこなし、製品にして西秩父に返すことになった。それを契機に、北海道や岡山県からもシカの原皮を預かって加工して戻すことを事業者がチームでこなす取り組みを本格化。PR用のパンフレットや資料も作成し、①1回のロットは30~50枚②首より下に銃弾が入っていないこと――など原皮の受け入れ条件も分かりやすくまとめ、事業拡大へ情報発信にも力を入れた。こうした取り組みは草加商議所も後押しする。同商議所は産業連携を進める予定の長野県青木村から駆除されたシカなどの皮を「U-TaaaN PROJECTの協力を得て受け入れて革製品に加工し、青木村にある道の駅などでの販売を検討している」(担当者)。事業者らは今後、各地の伝統産業などと連携しながら、新たな製品開発にも力を入れる考えだ。皮革産業の経営環境が今後、厳しくなることへの備えでもある。19年2月に発効した日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)に基づき、例えば発効前には最大20%近くあった革製ハンドバッグの関税が漸次引き下げられ、29年には撤廃される。草加では顧客にOEM(相手先ブランドによる生産)供給する皮革事業者が多い。「一つの地域で幅広い素材について、なめしから最終製品づくりまでできる地域は国内では数少ない。海外有名ブランドと取引している事業者もある」と同プロジェクトの広報・コーディネーターを務める河合産業(草加市)の河合泉マネージャーは話す。5年ほど前には外部デザインチームの協力を得て「HIKER」という独自ブランドを地域の事業者でつくり、スタイリッシュな椅子やカトラリーなども発売。事業者全体の付加価値を高める施策も取り入れた。2020年工業統計調査(19年実績)によると、草加市の「なめし革・同製品・毛皮製造業」の製造品出荷額等は約28億円で、1990年調査の約363億円の10分の1以下になった。プロジェクトを通じて全国各地に草加の皮革産業の品質や技術力をアピールし、地域を代表する産業の1つとして巻き返しを目指す考えだ。

(ワークショップなどで命の大切さを伝えている:神奈川)
竹内陶子さん。猟師の資格を持ち、自ら銃を構え動物を捕獲。その革でキーケースや財布などの小物を制作、販売している。資格を取るまでは、牛や豚の革を使って趣味で作っていた。銃を手にするようになって思うことは「とにかく無駄にしない。大事にいただく」ということ。「心からいただきますと言えるようになったのは、自分で猟を始めてからですね」と話す。猟の資格を取得したきっかけは、家の畑がイノシシに荒らされたため。「育てていた野菜がほぼダメになってしまって」と回想する。実際に行うのは罠猟で、畑に罠を仕掛け動物を撃って捕える。「動物も罠にかかりストレスを感じているので、なるべく苦しまないようにしたくて」。銃を手に限界まで近づき、眉間や首を狙って一発で仕留める。「銃を構えてからは5秒とか10秒ですが、雑念とかは一切無くなって自分と動物だけの世界」。集中力を極限まで高める様子が浮かぶ。名古屋市の出身。子どもの頃から山で友達と遊ぶなど活発だった。高校卒業後にワーキングホリデーでニュージーランドに行ったことをきっかけに、これまで70カ国を旅してきた。「行かないとわからないものがたくさんある」と旅の魅力を話す。コロナ禍で旅はご無沙汰だが、海外で知り合った夫と3歳の長男、2歳の長女の4人で暮らしている。猟師として、少しでも自分の経験を知ってもらいたいと、革製品を作るワークショップなどで、命の大切さを伝えている。「人間は忘れやすいからこそ、動物の目を見て猟をしていると、多くの犠牲の上に命が成り立っていることをリアルに感じる」と話す。「命の上に自分たちがいるということを忘れないでほしい。そして命をいただく事に感謝を」

(ジビエで観光振興を:青森)
弘前市出身の山形祐介さん(34)が1日、西目屋村の地域おこし協力隊員に着任した。山形さんは農作物の鳥獣害被害対策や捕獲した鳥獣のジビエを活用した観光振興などに取り組む。任期は2023年3月末まで。山形さんは着任前に神奈川県大和市で働いていたが、新型コロナウイルス禍の中で地方移住に関心を抱くようになり、興味があった狩猟に関する活動ができる村の協力隊員に応募した。アウトドア好きで、県外で就職する前は村で川釣りを楽しむなど、村にはなじみが深いといい、ゆくゆくは狩猟免許の取得も考えている。桑田豊昭村長から委嘱状を受け取った山形さんは「地域の人と協力して、楽しみながら活動したい」と意気込んだ。

(「地域の資源みがく」イノシシはジビエに:長崎)
オフィスのインフラ構築やホテル運営を手掛ける九州教具(長崎県大村市)が、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)を重視する経営に取り組んでいる。ジビエ料理の提供や、長崎原爆資料館に献納された折り鶴のリサイクルなど、地域色豊かな取り組みが特徴だ。船橋修一代表に狙いを聞いた。「遠回りにみえるが、地域全体の課題解決を優先した。ローカルにお金を回す手段として重視したのが地産地消。新鮮な野菜やおいしい棚田米に加え、商品化されていなかったジビエに目を付けた。町はイノシシを年間900頭ほど駆除していたが、ほとんど捨てていたのだ」「肉質の良いイノシシの確保や下処理には手間がかかる。使ってみると材料費は輸入豚肉に比べ2倍になった。しかし自然環境への影響まで考慮すれば、顧客には新しい価値を提供できる。アピールしたのは『バーチャルウオーター』の考え方だ。飼育や運搬の過程で莫大な水を消費する輸入豚肉に比べ、ジビエは水の消費量が少ない。こうしたメリットも伝えることで支持が広がったようだ」

(特産のキジ肉を食べて:北海道)
岩見沢市特産のキジの肉を使った料理のメニューを地元の小学生たちが考え、授業で発表しました。この取り組みは特産のキジを育てている岩見沢市内の福祉施設と「日の出小学校」が毎年協力して行っています。6年生の児童58人がキジ肉を使った新たな料理のメニューをグループごとに考え、合わせて10種類のメニューを授業で発表しました。このうちホットドッグのソーセージの代わりにキジ肉を挟んだ料理は、コリコリとした食感とチーズのとろりとした舌触りが特徴で、岩見沢市特産のタマネギの風味が肉の味を引き立てます。また、キジの骨を使ってだしをとった冷やしつけ麺は、ニンニクの風味が食欲をそそる暑い夏にもぴったりな本格的なメニューです。企画した福祉施設によりますと、児童たちが考えたメニューのうちいくつかは秋に施設のレストランで実際に提供するほか、日の出小学校の給食で提供することも検討しているということです。参加した男子児童は「緊張したけれどよい発表になりました。キジ肉は岩見沢の特産品なので、もっと広まってほしいです」と話していました。女子児童は「キジ肉はさっぱりしていておいしいので、子どもから大人までいろんな人に食べてもらいたいです」と話していました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、7日午前6時30分ごろ、仙台市泉区住吉台西4丁目にクマが出没しました。

(サル出没:宮城)
丸森町によると、7日午前8時ごろ、丸森町笠松にサルが出没しました。

(クマ出没:宮城)
富谷市によると、6日午前9時45分ごろ、富谷市穀田丸森一番にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、5日午前7時35分ごろ、仙台市青葉区上愛子折葉にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、4日午後6時ごろ、仙台市青葉区新川清水頭にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、2日、仙台市青葉区芋沢吉成東にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、1日夕方、仙台市青葉区熊ケ根町一番にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
角田市によると、4日午後2時30分ごろ、角田市藤田風呂にクマとみられる動物が出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、1日午後6時ごろ、仙台市泉区北中山3丁目にクマが出没しました。

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(80代女性がクマに襲われけが:秋田)
30日朝、鹿角市の山あいの集落で、道路を歩いていた80歳の女性が子連れのクマに襲われ、肩や腰に軽いけがをしました。警察によりますと、30日午前8時20分ごろ、鹿角市八幡平で、近くに住む80歳の女性がゴミを捨てようと集積所に向かって道路を歩いていたところ、集積所の陰に体長50センチほどの子グマがいるのを見つけました。女性は、子グマがいなくなるのを待って、再び集積所に向かおうとしたところ、左側のやぶから突然出てきた親グマに体当たりされて転倒したということです。クマがやぶの中に逃げたあと、女性は、近くの家の人に助けを求め、肩や腰に軽いけがをして病院で手当てを受けましたが、命に別状はないということです。現場は、JR花輪線の八幡平駅から西に2キロほど離れた山あいにある集落の一角で、女性を襲った親グマは体長1メートルほどだったということです。警察によりますと、県内では、ことしに入ってから30日までに、クマに襲われて1人が死亡し、5人がけがをしています。秋田県は、クマによる被害が相次ぎ、今後も被害が出るおそれがあることから、30日までとしていた「ツキノワグマ出没警報」を、7月末まで期間を延長しました。県は、山に入る際は1人で行動せず、鈴やラジオなどで音を出して人の存在をアピールすることや、集落では生ゴミや家畜の飼料などクマのエサになるものを屋外に放置しないことなどを呼びかけています。

(通学中の女子高校生がサルに襲われる:長野)
長野県の南部、飯田市の県立高校近くの道路で30日朝、通学途中の高校生が猿に襲われ軽いけがをしました。午前8時半ごろ、飯田市上郷黒田の市道を歩いて通学していた女子高校生(17)が、追いかけてきた猿1匹に左のふくらはぎを引っかかれました。軽傷とみられます。高校からは150mほど離れた場所で、他にも通学途中の生徒が少なくとも4匹の猿に追いかけられたということです。学校によると、周辺では時々猿が出没していて、猿を刺激しないよう指導していましたが、生徒が襲われたのはこれが初めてだということです。警察や市、学校が、通学時間帯のパトロールを強化することにしています。

(76歳の女性、クマに襲われ けが:岩手)
月2日朝、岩手県山田町で散歩をしていた76歳の女性が、成獣とみられるクマに襲われ、けがをしました。2日午前6時半ごろ、山田町大沢の林道で地元に住む無職・大川けい子さん(76)が散歩をしていたところ、クマに襲われました。消防によりますと、大川さんは自力で自宅に戻ったあと家族が通報し、病院に運ばれました。大川さんは顔や腕、足などにひっかかれたような傷痕が多数ありましたが意識はあり、会話もできる状態だということです。大川さんは自宅近くの山に朝方、散歩に行くのが日課でした。クマは成獣とみられ、現在、町が付近の住民に呼びかけるなどして警戒を強めています。

(また乳牛被害、3頭が死傷:北海道)
1日午前7時半ごろ、釧路管内標茶町阿歴内の放牧地で、乳牛3頭が死傷しているのを牧場関係者が見つけた。足跡や傷の状況などから、町は2019年から牛を襲っているヒグマ、通称「オソ18」によるものとみて、周辺に警戒を呼びかけている。

(豚熱の続発、感染の広がりに要警戒)
豚熱の発生が再び目立ち始めた。3月以降、毎月発生し計6事例が確認された。野生イノシシによる感染は、中国地方では初めて山口県で確認。三重県で見つかったウイルスと遺伝的に近く、国は旅行者などの可能性を指摘する。レジャーや訪日客が増える時期だけに警戒が必要だ。豚熱は感染した豚やイノシシのふんなどから広まる。このため養豚場にウイルスが侵入するリスクは、野生イノシシのウイルスが多いほど高くなる。山口県の野生イノシシで見つかったウイルスとの関連が指摘されている三重県との距離は約500キロ。車や靴底などに付着したウイルスが要因の可能性がある。長距離での感染事例は、2020年の沖縄県の養豚場でもあった。ウイルスは岐阜県の野生イノシシのものと遺伝子が近く、感染した肉を含んだ餌を非加熱で与えたのが原因とみられ、その後、食品残さを原料とするエコフィードの加熱基準が強化された。警戒が必要なのは、キャンプ場や野外でのイベントなどの食べ残しだ。野生イノシシへの感染源になるからだ。新型コロナウイルスの行動制限が緩和されたことで、今夏は3年ぶりに夏祭りや花火大会などを計画する地域は多く、観光客やインバウンド(訪日外国人)などは増えることが予想される。食品残さの分別や、野生動物を寄せ付けない密閉容器での処分が重要だ。国内の養豚場で26年ぶりの発生となった18年9月から累計で82事例を確認、殺処分頭数は約30万頭に上る。発生から間もなく4年となる中、収束の見通しは立たない。飼養豚へのワクチン接種は39都府県まで広がっている。特に昨年12月の76例目の感染事例は、対応が11県の広範囲にまたがり、これまでにない事態となった。発生を確認した宮城県の養豚場の他、種豚や子豚、精液を使った疫学関連農場を含めて27農場の豚が殺処分された。有効なワクチンがないアフリカ豚熱の侵入リスクもある。農水省動物検疫所が海外の旅行客が持ち込もうとした肉製品を検査したところ、継続してウイルスが検出された。今年だけでタイ、カンボジア、ベトナム、中国からの便で訪日した人の荷物から6件(3月現在)が確認された。アフリカ豚熱は、3月にネパールで初めて、5月には韓国で7カ月ぶりに発生した。イタリアでも1月に野生イノシシの感染が分かり、日本は生ハムなどの輸入を停止。6月には同国の養豚場で確認され、海外で猛威を振るう。飼料など資材価格の高騰が経営を圧迫する中、豚熱感染で殺処分や生産の空白期間が生じれば、農家への経済的、心理的打撃は計り知れない。警戒を続けてほしい。

(イノシシ豚熱検査に地域差)
豚熱に感染した野生イノシシが西日本に広がる中、中国5県と同地方に近接する福岡、大分両県で、イノシシの豚熱検査の実施状況に差があることが農水省の調べで分かった。

(深刻「列車にシカ衝突」が急増:岩手)
JR東日本盛岡支社は2022年6月29日(水)、シカなどの動物との衝突による輸送障害の発生状況について発表しました。列車と動物との衝突事故は以前から各地で増加傾向にありましたが、同支社管内では、一部路線でかなり深刻になっているようです。2021年度に盛岡支社管内で発生した動物との衝突事故件数は801件で、前年度から47件増加。そのうちの大半を、シカ・カモシカが占めています。線区別で見ると、山田線(盛岡~宮古)、次いで釜石線(花巻~釜石)とで、事故件数の9割を占めるとのこと。山田線は394件、釜石線は282件発生しているといいます。山田線に至っては、前年度の294件から大幅に増加し、毎日1件以上の事故が発生している計算になりました。列車への影響は、事故1件あたり16分ほどの遅れが発生。30分以上の遅れになった事例も27件あったそうです。当然ながら、盛岡支社もこれまで両路線で、ライオンのフンから抽出した成分を含む忌避剤の散布、侵入防止ネットの設置、さらには動物へレーザー光を照射する「クルナレーザー」の設置なども行ってきました。それでもなお両路線のほぼ全線にわたり衝突が発生し、なかでも多い区間では年間80件前後に上っています。今後は、山田線の一部列車に搭載している「忌避音吹鳴装置」を拡大運用するといいます。これは、列車に取り付けたスピーカーから、シカが仲間に危険を知らせるときに発する警戒声と、シカが嫌うイヌの咆哮を組み合わせた忌避音を流しながら走行するというものです。

(シカの分布拡大:長崎)
長崎県佐世保市内で自然保護活動などに取り組む「ふるさと自然の会」は、同市などに定点カメラを設置しニホンジカの分布状況を調査している。シカの生息域は広がってきており、川内野善治会長(74)は農作物や生態系などへの影響を抑えるため、対策の必要性を訴えている。有害鳥獣のシカは、イノシシと異なり農作物だけでなく毒性のものも含め食べつくすため生態系への影響が大きい。また、木の皮も食べて樹木を枯らすので被害が大きくなると土砂崩れなどの危険が高まる。同市鹿町町で増えたシカが市内各地に広がっていることから、同会はシカ対策の基礎資料とするため2019年から調査を開始した。九十九島では新しい食痕やふんを確認して生息の証拠に。本土は範囲が広く食痕だけで確認するのが難しいためカメラ撮影している。カメラは、同市を中心に北松佐々町や平戸市に計20台設置。3カ月ペースで設置場所を変えながら、どこまで生息しているのか分布の限界点を調べている。これまでの調査で、当初見られなかった食痕などが佐世保市日野町や同市吉井町でも確認されるなど分布が広がっていることが分かった。現時点でシカの姿が確認された最北端は平戸市田平町以善免、最東端が佐世保市吉井町立石、最西端が九十九島の下島と下忠六島、最南端は同市俵ケ浦町。シカは九十九島にも泳いで渡っており、浅島では植物「ハマオモト」が全て食べつくされている。先月3日、月に1度のカメラ映像の確認と電池交換などのメンテナンスを実施。同市吉井町や北松佐々町の山中に設置した四つのカメラを約2時間かけて確認した。川内野会長は「これ以上分布が広がらないようシカの数が多い発生地で捕獲していくことが重要。今後は、データを積み重ねて個体数の推定ができるようにしたい」と話した。

(6月に異例!各地でクマの目撃相次ぐ)
6月以降、クマの出没が相次いでいます。例年ならば見られない時期・場所で相次いでいるクマの出没。温暖化や環境の変化によって山の中にクマのエサが少なくなっていることに加え、6月の異例の暑さと短い梅雨が関係している可能性があるといいます。(日本熊森協会 水見竜哉 主任研究員)「(近年)梅雨に雨が少ないという傾向がありますよね。山の中にある川の水もどんどん水量が減っていってしまうので、人里にある安定的にながれている川とかダムとか、そういうところにクマがよくきて水を飲んでいるという話はよく聞くようになった」。

(エサのブナの実は「並作」予想も、引き続きクマに注意を:山形)
クマのエサとなるブナの実の今年の秋の実り具合について、県内では「並作」と見込まれることが国の調査でわかりました。「凶作」だった去年の秋に比べれば、クマが人里に近い場所に出没する機会は減ると見られますが、県は引き続き注意を呼びかけています。東北森林管理局は、毎年この時期に、福島県を除く東北5県でブナの開花状況を調べ、それをもとに、クマのエサとなるブナの実のことしの秋の実り具合を予測しています。それによりますと、県内21の調査地点のうち、ブナの花が木の全体で開花していた場所は9地点、多くの花が咲いていた場所は7地点、ごくわずかしか咲いていなかった場所は5地点、全く咲いていなかった場所はありませんでした。この結果、ことしの秋の県内でのブナの実の実り具合は、「並作」と予想されるということです。このため、「凶作」だった去年の秋に比べると、クマが人里に近い場所に出没する機会は減ると見られますが、その一方で、ことしに入ってから今月19日までのクマの目撃件数は141件と、去年の同じ時期に比べて52件多くなっています。県みどり自然課は「クマに遭遇する可能性のある季節は当分続くので、県のホームページにある『クマ目撃マップ』を確認し、目撃や出没の情報があったところには近づかないでほしい」としています。

(エサのブナの実は豊作予測も、クマは人里にエサ求め出没注意:秋田)
ことしの秋、クマのエサとなるブナの実は「豊作」が見込まれることが国の調査でわかりました。一方で、県は、ふもと周辺にいるクマが人里にエサを求めてくることが考えられるとして、ブナの実り具合にかかわらずクマの出没に注意するよう呼びかけています。東北森林管理局は、ブナの実の実り具合を予測するため、毎年ブナの開花状況を調べていて、ことし県内では53か所で調査が行われました。それによりますと、花が「木全体についていた」のが33か所と最も多く、「木の上の部分についていた」のと「ごくわずかについていた」のがそれぞれ8か所、「全くついていなかった」のが4か所でした。この結果、ことし秋の県内でのブナの実の実り具合は4段階の中で最もよい「豊作」が見込まれるということです。一方で、県内ではクマに襲われる被害が相次いでいて、ことし5月には北秋田市の田んぼで農作業中の男性が死亡しています。県自然保護課は「ブナの木は、比較的標高が高い山の奥にあり、ふもと周辺に生息するクマは、人里にエサを求めてくることが考えられるので、豊作が予測されるからとして油断しないでほしい」とブナの実の実り具合にかかわらずクマの出没に注意するよう呼びかけています。

(ヒグマの農作物被害防止へ電気柵設置:北海道)
オホーツク海側の大空町でヒグマによる農作物の被害を防ごうと、ビート畑に電気柵を設置する対策が行われました。大空町ではここ数年、ヒグマの目撃が続いていて、町は知床でクマの保護と管理を行っている「知床財団」に依頼して先月、大空町東藻琴にある山あいのビート畑に電気柵を設置しました。電気柵はヒグマがくぐるのを防ぐため、地上15センチほどから5本の電線を張っています。電気柵の電圧が落ちないよう草刈りも重要です。町の職員と知床財団の職員が電線の周囲の草を刈ると、電圧が2.5キロボルトほど上昇しました。知床財団保護管理係の村上拓弥さんは「私たちが知床で取り組んでいるヒグマ対策をほかの地域でも広めていって、ヒグマと人が共存できればいいと思う」と話していました。

(アジサイ園でシカの食害深刻:奈良)
吉野山(奈良県吉野町)の玄関口、七曲坂のアジサイ園がニホンジカのために深刻な被害を受けている。シカが届く高さの新芽や葉が食い荒らされるため、背の高いアジサイは上の方で花を咲かせ、背の低いアジサイは枯れ木のような姿に。最盛期は約4千株あったアジサイは現在、10分の1にも満たない状態だという。町観光協会では防御柵の設置など対策を検討している。七曲坂のアジサイ園の植栽は、通年型観光を目指して30年以上前にスタート。地元の旅館や商店が10年以上かけて苗を植え続け、毎年剪定や草刈りをして育ててきた。シカは新芽を好んで食べる。2015年頃からアジサイ園でシカの食害が見つかり、町観光協会が補植してはシカに食べられるイタチごっこを繰り返してきた。状況は悪化の一途をたどり、19年から「あじさい祭り」は中止に。20年以降はコロナ禍の影響で補植もできず、食害は一層拡大した。シカが増えた主な原因には、天敵の不在▽温暖化で積雪が減り、越冬するシカの個体数が増えたこと▽シカ肉や毛皮の需要が減り、捕獲数が減ったこと―などが挙げられるという。シカの食害対策は、侵入を防ぐ防御柵が効果的だ。県農業水産振興課鳥獣対策係によると、吉野町でのシカ捕獲数は17年が276頭、20年が366頭と増加傾向。07年の67頭と比較すると、約5倍に増えている。商業的農業の被害面積と金額は17年が7ヘクタール115万円、20年が2ヘクタール65万円。これまでの被害のピークは10年151ヘクタール8400万円で、防御柵等の対策が効果を発揮している。一方で、対策が及んでいない自家菜園の被害報告が目立つという。ただ、国立公園に位置し、04年に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部に登録された吉野山では、景観保護の観点や面積も広大であることから、柵の設置には行政への許可申請が必要だ。町観光協会の東利明会長(69)は「先代から受け継いだアジサイ園を守り、復興していきたい。どこに、どれくらいの防御柵を作れるか、鳥獣被害として助成を受けられるかも含めて行政に相談していけたら」と話し、対策を検討している。

(「道の駅」店内にクマ侵入、あまりの〝珍事〟に見物人も:新潟)
新潟県阿賀町の道の駅「阿賀の里」の物産館に6月中旬、クマが店のガラス扉を突き破って店内に侵入するという騒動があった。店内には約20人の客がいたが、幸いけが人はいなかった。運営会社の社長は「平成6年のオープン以来、クマが周辺で出たことはなかったが…」と驚く。県によると、県内で商業施設にクマが侵入するのは非常に珍しいという。クマが侵入したのは6月18日午後3時半ごろ。物産館の南側にあるガラス扉がガシャーンとけたたましい音を立てて割れたと思ったら、体長70センチほどのクマが店内に突進してきて、アイスクリームなどが入った業務用冷蔵庫に激突した。そのまま店内通路に沿って走り、東側の自動扉の出入り口から出ていった。その様子を見ていた運営会社「阿賀の里」の関仁社長(64)は当時をこう振り返る。「侵入してから出ていくまで、数秒ほどの出来事だった。自動扉のセンサーがクマに反応し、出入り口が開いてくれたから、クマは出ていってくれた。土曜日ということで店内には当時20人ほど買い物客がいた。扉が開かず、店内をさらに走り回っていたらと思うとぞっとする」。取材で訪れた際、クマに割られたガラス扉には応急措置としてプラスチック板が張られていた。道の駅はクマ騒動直後、警察と町役場に連絡。警察官と町職員、猟友会のメンバーが駆け付けた。花火で大きな音を立て、クマが再び道の駅に近づかないようにし、そのうえで周囲を捜索したが、クマを見つけることはできなかった。関社長は「侵入してきたのは子グマ」と証言する。クマの生態に詳しい県鳥獣被害対策支援センターの神部淳所長によると、クマは冬の間に子供を産み、春から夏にかけて母子は一緒に行動し、秋口になると母離れをしていくという。母グマとはぐれた子グマが道の駅に迷い込んできた可能性がある。道の駅「阿賀の里」は、雄大な阿賀野川と国道49号(福島県いわき市~新潟市中央区)に挟まれた場所にある。国道に面した広い駐車スペースには車が頻繁に出入りするため、関社長は「平成6年のオープン以来クマが出たことはない」と話す。神部所長も「県鳥獣被害対策支援センターができてから約2年になるが、商業施設にクマが侵入するのは初めてだろう。野生のクマは人を怖がるため、商業施設に侵入することは非常に珍しい」と指摘する。阿賀町は新潟県の東部に位置し、福島県と隣接している。町の総面積は953平方キロで、そのうち森林が約94%を占める。有害鳥獣を担当する町農林課の渡部雅知課長補佐は「道の駅にクマが侵入したケースは聞いたことがないが(森林が大半の)町内ならどこでクマが出てもおかしくない」と説明。そのためクマ対策にも力を入れている。クマの出没情報が寄せられると、町内の全世帯(約4500世帯)に設置されたテレビ電話で情報を流し、注意を促す。また、クマに出合った際の対処法などの啓発パンフレットも全世帯に配布している。マ騒動があった物産館ではその後、物珍しさから現場を見学に訪れる買い物客らも結構いるという。物産館の一番の売れ筋商品は、阿賀産のブランド米などを使い焦がししょうゆの味がする「奥阿賀おこげせんべい」(1袋460円)、次が阿賀産コシヒカリ「みかわ稲穂の舞」(5キロ・2750円)とのこと。

(「クマよどこかに行け」パトロールを開始:群馬)
前橋市で昨年7月にクマによる人身事故2件が発生したことを受け、同市などは1日、市宮城支所でクマ出没対策強化パトロール出発式を開いた。関係者が見守る中、「熊出没注意!」と書かれたステッカーを貼った車両3台が見回りに出動した。同市では同月、苗ケ島町と柏倉町でいずれも男性がクマに襲われ大けがをする事故が相次いで発生。これを踏まえ、市は本年度から新たに7月を「クマ被害防止強化月間」と指定し、10月末までパトロールを行うことにした。車両は巡回しながら啓発する音声を流し、クマを追い払う。出発式で山本龍市長は「昨年は人身事故が発生してしまった。関係機関と協力して被害を防ぎたい」とあいさつ。前橋東部猟友会の長岡邦夫会長は「クマの出没は里山の荒廃など生息環境の変化も一因。市や県と連携して取り組みたい」と話した。クマの出没を防ぐため、市はパトロールのほか、県が設置した人工知能(AI)で大型動物を検知して自動撮影、データ配信するIoTカメラ4台を活用するとともに、移動ルートになりやすい河川沿いの森林の下草を刈り払う「緩衝帯」を整備する。

(家庭菜園も対策講じて、トウモロコシの鳥獣害:群馬)
おいしいトウモロコシが味わえる時季です。うれしい人も多いでしょうが、私たち野生動物の専門家にとっては、頭の痛い季節となります。夏季は二つの原因で野生動物の被害が増加します。一つは、自然の食べ物が減るためです。意外に思うかもしれませんが、春の柔らかい新芽は成長して硬くなり、初夏に実ったクワやヤマザクラなどの液果類が終わると、堅果類が実る秋までは野生動物が好む食べ物が減るのです。二つ目は、農地でトウモロコシやトマトなどの野菜や、モモやプラムなどの果樹ができるためです。人が甘くておいしいと感じる農作物は、自然のあくが強い物を食べている野生動物にすればごちそうです。そのため、普段は山に生息している野生動物が農地や住宅地に近い場所に出没します。一度甘い味を覚えた野生動物は、何日も出没する上、毎年繰り返し通って来て被害を発生させます。これを「餌付き」と言います。餌付きとは、餌をやる行為だけではなく、防除が不完全な農作物に野生動物をおびき寄せてしまうことも指します。特にトウモロコシは、近年の改良によって糖度が15度を超えるフルーツのような甘さの品種もあります。強い甘さを持つトウモロコシは、クマやシカなどの大型獣に限らず、サルやキツネ、タヌキ、ネズミ、カラスなどあらゆる野生動物を誘引します。しかしこれらは、電気柵やネットなどを適切に使うことで防ぐことができます。実際に県内の高原野菜の産地では、電気柵や犬を使って被害を防いでいるトウモロコシ農家が多数あります。では、なぜ専門家の頭が痛くなるのかと言うと、トウモロコシは家庭菜園や庭先で一般の方が栽培することも多く、被害に遭っても行政などに連絡しない「隠れ被害」があるからです。家庭菜園での被害防除は、コストの問題や技術の普及不足、また相談先も限られるため、なかなか対策が広がりません。繰り返し被害に遭っているうちに、周囲でハクビシンのような中型動物が繁殖して被害が増えることもあります。地域によっては、庭先のトウモロコシを狙って「玄関を開けたらクマがいた」「サルが住宅地に出没した」といった事例もあり、人的被害が発生する可能性もあります。農業被害というと、専業農家の大規模な被害が取り沙汰されます。しかし、家庭菜園でも被害が発生している点に注目し、被害の大小にかかわらず適切な対策を講じていくことが、全体の被害を低減するための鍵になります。家庭菜園も「支柱を立てて周囲にネットを巡らす」「近所と共同で電気柵を購入して、被害に遭いやすい作物はネット内で栽培する」などの工夫をして楽しんでほしいと考えます。

(水路に落ちたウリ坊、助けてはダメ?:福岡)
「野生動物に手出しをしてはいけない」ということを定めた鳥獣保護法。この法律をめぐる議論が再び活発になっている。6月23日、福岡市西区の住宅街でカメラが捉えたのは、水路に落ちているイノシシの子ども、ウリ坊8匹。近くに親イノシシの姿はなく、8匹のウリ坊は身を寄せ合いながら、水路をトコトコと行ったり来たりしていた。住民たちはウリ坊を心配していた。数日前から水路にいたというウリ坊。水路の壁は2メートル以上あり、コケもへばりついていることから、ウリ坊は自力で上ることはできない。しかし、一夜明けると水路からウリ坊が消えていた。一体、水路で何が起きたのか。6月23日、午後6時半すぎ。表面にダンボールが張られたはしごが水路に下ろされた。はしごとともに男性2人が水路に降りていく。突然の人間の登場に警戒するウリ坊だったが、その後、人間の手によって水路から救い出されたという。野生生物をめぐる今回の騒動。実はそう簡単な話ではないのだ。福岡県環境部自然環境課 新博司課長:鳥獣保護法によりまして、野生の鳥獣は捕獲が禁止されています。ウリ坊とは言っても、近くに親がいるので危ない場合もあります。十分に注意して近づかないことが大事かなと。この鳥獣保護法をめぐっては、過去に大きな議論を呼んだ。2018年10月、北九州市門司区の砂防ダムに2匹のイノシシが迷い込んだ。2匹は何度も脱出を試みるが、高さ6メートルほどの壁を登ることができず、ダムの底に閉じ込められてしまった。日に日に衰弱していくイノシシ。群がったカラスに攻撃されても抵抗する気力もなくなったが、このときも福岡県や北九州市は「野生動物には手出ししない」という鳥獣保護法の原則に基づき事態を見守った。ところが、弱っていくイノシシを見かねた人たちから「なぜ助けないのか」などと、北九州市だけでも750件近い苦情が殺到する事態になった。これを受けて行政は方針を転換。砂防ダムを管理する福岡県は「施設の安全管理に支障をきたす」との理由で、イノシシの救出する作戦を開始したのだ。職員の仕掛けたわなにかかったイノシシはその後、山に帰って行った。今回、福岡市西区の水路からウリ坊を救出した住民たち。その1人に話を聞いた。手助けをした住民:野生動物に手出しをしてはいけないことはわかっていました。なんとか自力で帰ってもらいたかったが(騒動のあった)翌日も予報は雨だった。雨が降ると水路に水がたまってウリ坊が溺れてしまう。心配なのでみんなでウリ坊を助けて、山に逃がしました。福岡県は、野生動物は見守るのがルールとしながらも、必要な際は行政機関に連絡を入れてほしいとしている。(:)

(電車が動物と接触、運行に遅れ:兵庫)
JR西日本によると、1日夜、兵庫県内で電車と動物の接触が相次ぎ、遅れが出た。いずれも乗客にけがはなかった。同日午後8時10分ごろ、JR赤穂線坂越(赤穂市)-西相生(相生市)間で、播州赤穂発野洲行きの新快速電車が走行中、シカとみられる動物と接触した。車両と線路を確認し、すぐに運転を再開した。また、同日午後10時半ごろ、朝来市のJR播但線生野-新井間で、寺前発和田山行き普通電車が走行中、動物と接触した。安全確認のため約15分停車し、運転を再開した。これらの影響で一時、JR神戸線や山陰本線などの運行に遅れが生じた。

(普通列車とクマ衝突:秋田)
4日午前6時45分ごろ、秋田県仙北市のJR田沢湖線刺巻―神代間を走行中の田沢湖発大曲行き普通列車がクマと衝突し、一時停車した。約30分後に運転を再開したが、同じ線路を走る秋田発東京行き秋田新幹線こまち6号に31分の遅れが出た。このほか普通列車を含む計3本に遅れが生じ、約340人に影響した。秋田新幹線は一部区間で在来線を走る「ミニ新幹線」。

(久保俊治さん、ヒグマ撃ち半世紀以上:北海道)
道内でヒグマが人里やその周辺に出没し、人や牛、飼い犬が襲われる事故が相次いでいる。人身事故による死傷者は昨年度、14人(死者4人、負傷者10人)に上り、道が統計を始めた1962年度以降で最多となった。クマの個体数が増え、生息域が広がったことが背景にあるとみられるが、人とクマは共存できるだろうか。半世紀以上、クマなど野生動物の狩猟を続け、「羆(くま)撃ち」の著書もある根室管内標津町の猟師久保俊治さん(74)は「人間の都合」を優先した対策に強く異を唱え、「クマの視点」を踏まえた対策を訴える。クマは何を思い、どう行動しているのか。長年の猟師経験から導き出した共存のヒントを聞いた。――父親の影響で幼少期から狩猟に親しんできたそうですね。狩猟の醍醐味(だいごみ)を教えてください。「昔は山菜採りにせよ、渓流釣りにせよ、鉄砲で動物を捕るにせよ、みんな日々の『糧』を得るためだった。ウサギ1羽でも肉を食べられ、皮も売れ、家族が生きられた。狩猟にはそれに加えて冒険もあるんだ。山は車で入れないから自分の足で歩くからね。そういう面白さがある。何よりも自然の中にびったり入ると、自分自身も自然に生かされている動物の一種だとクリアに分かってくる。自分の中にある動物的感覚を磨いていく面白さが芽生えた。それが一番良かったね」。

(ネイチャーガイド協議会が定期会議:長野)
北アルプス・上高地などで活動する山岳ガイド団体でつくる「上高地ネイチャーガイド協議会」(松本市)は二十八日、本年度の定期会議を市安曇支所で開き、地形や地質を含めた上高地の特徴や魅力を伝えるガイド活動を強化していく一方、ツキノワグマやニホンジカなどの出没問題では環境省とも連携していくことを確認した。

(不用意に接触しないで、野生動物と感染症:CrowLab社長 塚原直樹)
前回(5月5日付)、ヒトの善意によるカラスのヒナの誘拐事件について紹介した。これに関連して野生動物との接触に伴うリスクに触れたい。新型コロナウイルス感染症の流行も野生動物との接触が起源であると有力視されているが、他にもさまざまな感染症が野生動物との接触により発生している。このところ北海道を中心に、高病原性鳥インフルエンザウイルスがカラスなどの野鳥から検出された。鳥インフルエンザは冬の渡り鳥が日本に滞在する10~5月が流行期間だが、今季は野鳥からの検出が百例近くに上る。養鶏場で鳥インフルエンザが発生すると、場内のニワトリの全羽処分につながるため、その流行は畜産関係者にとって大きな脅威となる。ヒトへの感染例もあり、新たなパンデミックの脅威をもたらす可能性も危惧されている。日本ではヒトの鳥インフルエンザの発症例はない。鳥類からヒトへのウイルスの感染リスクは、哺乳類からよりも低いと考えられるため、現時点で過度な心配は必要ない。しかし、未知なる感染症が発生する可能性がある以上、野鳥との不用意な接触を避けるに越したことはない。ウイルスは変異により病原性や感染性が変化する。特に異種の動物からの感染では、ウイルスの振る舞いに与える過去に蓄積された変異の影響の予測が難しい。現代の日本では野生動物との接触の機会が少なく、それらを起源とする感染症に対する関心が低いようだ。ただ、野生動物との接触は、毎回未知なる感染症のリスクをはらんでいると注意すべきだろう。前回、野生動物にはできる限りヒトが介入しない方が良いという私の考えを述べた。感染症のリスクの上でも、できる限り野生動物とは距離をとった方が良いと考える。個人が物理的に接触しないようにすること以外に、社会としてヒトと野生動物との距離を保ち、接触機会を減らす工夫も重要である。距離を保つ工夫として、以前紹介した無自覚な餌付けを減らすことが有効と考える。自覚的な餌付けは言わずもがなであるが、自覚なしに餌付けをしている例もある。例えば、防鳥ネットからはみ出した生ごみ、畑に放置された規格外の野菜、耕作放棄地にたわわに実った果実などだ。こうしたヒトの生活に由来する食べ物は、栄養価が高く、入手も簡単なことから、これらがある場所は、野生動物にとって魅力的な餌場になりやすい。そのため、多数の野生動物を招き、結果的にヒトとの接点を増やす。感染症という少し極端な例を挙げ、野生動物との距離を保つことの重要性について私見を述べた。両者の間の軋轢(あつれき)を減らすだけでなく、次なるパンデミックのリスクを下げるためにも、野生動物との付き合い方を見直そう。

(鳥獣被害をくい止めろ!:新潟)
新潟県の令和2年度の野生鳥獣による農作物被害金額は約3.2億円であり、前年度比133%に増加しています!そこで、新潟県では、鳥獣被害対策の企画・立案及び市町村における実行を支援するスペシャリストとなるコラボレーター(地域おこし協力隊)を募集し、育成します!ぜひ、新潟県の農作物を一緒に守りましょう!

(保育園周辺にイノシシ:岐阜)
多治見市池田町の池田保育園周辺でイノシシの目撃が相次いでいる。近隣住民からは事故を心配したり畑への被害に困ったりする声が出ており、市は捕獲用のおりの設置に向けて調査をしている。

(クマ目撃:山形)
30日午前4時40分ごろ、米沢市舘山の米沢三中近くでクマ1頭を目撃したと60代男性が米沢署に届け出た。同署によると、クマは体長約1メートル。男性が車で農道を南進中、約20メートル先で左から右に横切るクマを見つけた。現場は同校の北側約250メートルの果樹園付近で、登下校に合わせてパトカーや教職員が周辺を見回るなど警戒を強化した。30日午後2時50分ごろ、鶴岡市温海でクマ1頭を目撃したと車で通り掛かった近くの30代男性が鶴岡署温海交番に届け出た。同署によると、クマは体長約1メートル。男性が東進中、前方約10メートル先の路上を右から横断し、山林に向かった。現場は市温海ふれあいセンターから東に約100メートル。

(小学校近くでクマ目撃:秋田)
30日午後4時半ごろ、秋田県鹿角市花輪の柴平小学校近くを通る県道にクマがいるのを、車で通りかかった同市の40代男性が目撃。鹿角署に通報した。グラウンドで野球の練習をしていた児童が、県道を挟んで向かい側にある校舎の体育館へ避難した。

(民家から約50m離れた場所でクマが出没:新潟)
30日午後3時半ごろ、十日町市松之山新山でクマ1頭(体長約70cm)が目撃されました。目撃された場所は民家から約50mの地点で、警察と市役所は付近の住民に注意を呼びかけています。

(公園付近でクマ1頭を目撃:新潟)
30日午前0時ごろ、湯沢町神立の湯沢中央公園付近の魚野川左岸でクマ1頭(体長約1m)が目撃されました。その後、クマは魚野川を渡って北の方向へ逃げて行きました。目撃された場所は民家から約300mの地点で、警察と町役場は付近の住民に注意を呼びかけています。

(ツキノワグマ出没か:鳥取)
鳥取市は30日、同市円護寺付近の市道で、ツキノワグマとみられる動物2匹を目撃したとの情報が市民から寄せられたと発表した。市によると、29日午後7時ごろ、帰宅途中の市民が、市道を東側に歩くクマとみられる動物を目撃。鳥取署に通報した。市は30日、近くの保育園や小学校に連絡し、自治会を通じて地域住民に注意喚起した。当面の間、市職員が朝夕にパトロールする。

(“道路にクマ“ドライブレコーダーが捉える:広島)
28日、広島・呉市で「クマらしきものを見た」との通報が複数ありました。走行していた車のドライブレコーダーには、道路脇の歩道から飛び出してきた1頭のクマが捉えられていました。道路脇の歩道から飛び出してきた1頭のクマ。体長1メートルほどの「成獣」とみられています。撮影されたのは広島・呉市で、28日、「クマらしきものを見た」との通報が複数ありました。目撃された場所の付近は住宅も多く、近くの小学校では教職員が登下校の見守りを行うなど、対応に追われました。

(養蜂場の蜂箱に"クマ"の爪痕:北海道)
北海道小樽市内に設置されていた養蜂場の蜂箱が壊されるているのが見つかり、警察などでは、クマがハチミツを狙って、箱を壊したとみて、注意を呼び掛けています。被害があったのは、小樽市塩谷4丁目付近の草地で、6月30日、養蜂場の従業員が設置していた蜂箱1つがなくなっているのを見つけました。付近を捜索したところ、森の中で蜂箱を見つけましたが、箱は壊され、中のハチミツが食べられていました。小樽市の職員が確認したところ、蜂箱は蓋がなくなり、クマのものとみられる爪の跡がついていて、全体がへこんでいたということです。警察や小樽市では、クマが蜂蜜を狙って箱を壊した可能性があるとみていて、7月1日朝から、ハンターが痕跡調査を行います。クマはハチミツを狙って、再び出没する可能性があることから、看板を設置し、周辺住民に注意を呼びかけることにしています。

(高齢者施設の敷地でヒグマ目撃:北海道)
3日の早朝、オホーツク海側の佐呂間町にあるグループホームの敷地でヒグマが目撃されました。その後、クマは山の方へ逃げたということですが、警察が付近の住民らに注意を呼びかけています。3日午前5時すぎ、佐呂間町北にあるグループホームの敷地で、施設の入居者から「クマを目撃した」と警察に通報がありました。警察によりますと、目撃されたのは大人のクマ1頭で、施設の敷地を出たあと山の方向へ逃げたということです。けがをした人はいませんでした。警察はパトカーを出して警戒にあたっていますが、これまでにクマは見つかっていないということです。現場は山あいの住宅地で、400メートルほど離れた場所には高校もあることから、警察が付近の住民らに注意を呼びかけています。

(2日連続の目撃情報:北海道)
7月2日午前、北海道札幌市の病院近くでクマが目撃され、警察が警戒を呼び掛けています。クマが目撃されたのは札幌市手稲区手稲金山にある病院です。7月2日午前9時30分ごろ、病院の関係者が建物の中から外を見たところ、敷地の近くにいるクマを発見し警察に通報しました。クマの大きさは体長1メートルほどで、目撃者によると山林に去って行ったということです。警察によりますと、前日の1日午後3時30分過ぎにも、約1ロメートル離れた手稲区星置南1丁目の住宅街でクマが目撃されていました。体長が同じく1メートルほどだったことから、警察は同じクマの可能性があるとしています。これまでに被害はありませんが、警察はパトロールをするとともに住民に警戒を呼び掛けています。

(道路を横切るクマ目撃:富山)
1日夜、小矢部市の市道でクマ1頭を目撃したとの情報があり、市と警察が現場付近をパトロールして注意を呼びかけました。1日夜、小矢部市田川の市道で車を運転していた人から、午後7時過ぎに道路を横切る成獣のクマ1頭を目撃したとの連絡が市にありました。現場は、稲場山のふもとにある市道で、高岡方面に向かう道路と稲場山に向かう道路が枝分かれする地点です。近くには集落があるほか、周辺の観光地に向かう人や車の往来もあることから、市と警察は付近をパトロールして注意を呼びかけました。

(クマ2頭目撃:栃木)
3日夜、日光市でクマが目撃されました。けがをした人はいません。3日午後8時50分ごろ、日光市中宮祠の山林でクマ2頭が目撃されました。日光警察署によりますと、クマはそれぞれ1・5メートルぐらいの大きさで、国道120号線の方へ歩いているのを近くに住む人が見たということです。警察は付近をパトロールするとともに、住民に注意を呼び掛けています。

(クマ目撃相次ぐ:北海道)
1日から2日にかけ、札幌市西部の手稲区でクマの目撃情報が相次いだ。2日午前9時40分ごろ、札幌市手稲区手稲金山で「体長1メートルほどのクマ1頭が立ち去っていった」と110番通報があった。北海道警札幌手稲署によると、署員らが現場に駆けつけ、近くでヒグマの足跡を発見した。現場付近には病院や市立手稲西中学校がある。1日午後3時40分ごろには、850メートルほど離れた手稲区星置南1丁目でも目撃情報があった。市内の市街地などでのヒグマの目撃情報は、北海道警がツイッター(@HP_seian)で、札幌市がLINEで発信している。

(クマ目撃相次ぐ:山形)
米沢市で3日、クマの目撃が相次いだ。午前7時半ごろ、同市中田町で、体長約1メートルのクマを目撃したと50代男性が米沢署に届け出た。男性が河川敷を散歩中、対岸を南に向かって走るクマを目撃した。現場は米沢浄水管理センターの東側河川敷。午後2時40分ごろには、同市南原石垣町で、体長約50センチのクマを目撃したと60代男性が110番通報した。男性が東へ向かって車で走行していたところ、クマが道路を右から左に向かって横切っていった。現場は石垣町会館の南側約350メートル付近で、近くに住宅が点在している。3日午前4時25分ごろ、酒田市坂野辺新田でクマ1頭を目撃したと、近くに住む70代男性が110番通報した。酒田署によると、クマは体長約1メートル。男性が自宅を出たところ、家の前の道路を歩いているクマを見つけた。住宅地の方向に立ち去ったという。現場は同署南部交番から南西に約430メートルの住宅街。

(散歩中の60代男性がクマ目撃:山形)
2日午前4時35分頃、米沢市三沢でクマ一頭が目撃されました。クマが目撃されたのは米沢市三沢の下原町自治公民館から北東に約300メートル行った道路上です。現場近くの市道を散歩していた60代男性が道路上にいた体長約1メートルのクマを目撃し警察に通報しました。ケガ人や物的被害はありません。米沢警察署は市に連絡するとともにパトカーを出動させ現場付近の住民などに注意を呼び掛けています。

(畑でクマ目撃:山形)
2日午前8時10分頃、高畠町二井宿でクマ一頭が目撃されました。クマが目撃されたのは高畠町二井宿の駄子町公民館から北東に約50メートル行った畑です。農作業の準備をしていた70代男性が体長約60センチのクマを目撃し警察に通報しました。クマはその後山の方に立ち去りました。ケガ人や物的被害はありません。南陽警察署は高畠町役場に連絡するとともにパトカーを出動させ付近住民に注意を呼び掛けています。

(クマ目撃:山形)
2日午前8時10分ごろ、高畠町二井宿でクマ1頭を目撃したと、近くの70代男性が南陽署高畠交番に届け出た。同署によると、男性が自宅敷地内で農作業の準備をしていたところ、南方約30メートル先の畑に体長約60センチのクマがいるのを見つけた。その後、東側の山の方に去った。現場は駄子町公民館から北東約50メートルの住宅地。2日午前4時35分ごろ、米沢市三沢でクマ1頭を目撃したと、近くを散歩していた60代男性が米沢署に届け出た。同署によると、クマは体長約1メートル。男性の約15メートル先を歩いており、南の方に去った。現場は下原町自治公民館から北東に約300メートル。

(県道でクマ一頭目撃:山形)
30日午後2時50分頃、鶴岡市温海でクマ一頭が目撃されました。現場は鶴岡市温海ふれあいセンターから東に約100メートル行った県道です。県道を車で走っていた30代男性が道路を横断するクマ一頭を目撃し警察に通報しました。クマは体長約1メートルでその後山林に立ち去ったということです。ケガ人や物的被害はありません。鶴岡警察署は市に連絡するとともにパトカーを出動させ、現場周辺の警戒と注意を呼び掛けています。

(中学校近くでクマ目撃:山形)
30日午前4時40分頃、米沢市舘山でクマ一頭が目撃されました。クマが目撃されたのは米沢市立第三中学校から北に約250メートル行った果樹園の近くです。現場近くの農道を車で通った60代男性が農道を横断する体長約1メートルのクマを目撃し警察に通報しました。ケガ人や物的被害はありません。米沢警察署は市に連絡するとともにパトカーを出動させ現場付近の住民などに注意を呼び掛けています。

(国産ジビエ認証施設の第31号認証:神奈川)
国産ジビエ認証制度に係る認証機関により、国産ジビエ認証施設(第31号)として、株式会社湘南じびえが運営する食肉処理施設「湘南じびえ河津ファクトリー(静岡県河津町)」が認証されました。農林水産省では、衛生管理基準及びカットチャートによる流通規格の遵守、適切なラベル表示によるトレーサビリティの確保等に適切に取り組む食肉処理施設の認証を行う「国産ジビエ認証制度」(以下「制度」という。)を平成30年5月18日に制定し、より安全なジビエの提供と消費者のジビエに対する安心の確保を図る制度の運用を行ってきたところです。この度、国産ジビエ認証委員会により登録された認証機関(日本ジビエ振興協会)において、認証申請のあった食肉処理施設「湘南じびえ河津ファクトリー(静岡県河津町)」の審査が行われた結果、制度に規定する全ての要件を満たすと認められたため、本日付けで「国産ジビエ認証施設(第31号)」の食肉処理施設に認証されました。

(ジビエ狩猟体験ワークショップ:長野)
長野県山ノ内町奥志賀高原に位置する「ホテルグランフェニックス奥志賀」が、7月23日(土)・8月20日(土)・10月1日(土)に、志賀高原ユネスコエコパーク(生物圏保存地域)の中で本格的な狩猟体験と鹿の解体教室を通して現在の里山の状況を学ぶ「ジビエ狩猟体験ワークショップ」を開催する。ジビエ狩猟について体験しながら学ぶ鹿や猪による農作物の被害は年間数億円、殺処分される鹿は年間約60万頭にも及んでいるといわれている。上信越高原国立公園の中、奥志賀高原に存在する「ホテルグランフェニックス奥志賀」では、天然イワナの保護のため温泉ではなく独自の鉱石泉を使用することで天然イワナを保護する取り組みや、EVカーシェアやe-Bikeサービスの導入など、ユネスコエコパークとして自然との共存を果たしていくための役割を担うための活動を実施。その活動の一環として、今回、里山での鳥獣被害防止やSDGsの観点からも重要度の高いジビエ狩猟について体験しながら学ぶワークショップを用意した。

(クマ出没:宮城)
栗原市によると、1日午後4時35分ごろ、栗原市築館太田大西付近にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
登米市によると、30日午後3時10分ごろ、登米市迫町新田狼ノ欠にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
栗原市によると、30日午後0時ごろ、栗原市築館太田井守沢にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
富谷市によると、30日午前7時ごろ、富谷市穀田丸森一番にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
栗原市によると、30日午後0時ごろ、栗原市築館太田井守沢にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
登米市によると、30日午後3時10分ごろ、登米市迫町新田狼ノ欠にクマが出没しました。

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