<射撃ニュース8月>
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(熊に襲われ40代の男女2人けが:宮城)
14日朝、仙台市青葉区上愛子で散歩をしていた男女2人が、熊に襲われてけがをしました。いずれも軽傷で命に別状はないということです。警察と消防によりますと14日午前7時40分ごろ、青葉区上愛子塩柄で「熊にかまれた」と119番通報がありました。40代の男女2人が森林の中を通っている道路を散歩していたところ、突然現れた体長1メートルほどの熊に襲われたということです。2人は仙台市内の病院に運ばれましたが、いずれも軽傷で命に別状はないということです。現場は市街地や住宅地まで車で数分の里山を通る道路です。警察や仙台市が注意を呼び掛けています。

(クマに襲われ高齢男性けが:岐阜)
12日午後、岐阜県下呂市の山中で80代の猟師がわなにかかったクマに近づいたところわなが外れて襲われ頭などにけがをしました。下呂市によりますと命に別状はないということでクマが逃げていることから近くの住民に注意を呼びかけています。下呂市によりますと12日午後1時ごろ下呂市萩原町山之口の岐阜大学位山演習場の近くの山中でわなの見回りをしていた、地元の80代の猟師の男性がわなにかかったクマを見つけました。男性が近づいたところ、わなが外れて襲われ頭をかまれたり顔をひっかかれたりしたということです。男性は自宅に戻ったあと病院に運ばれたということで意識はあり、命に別状はないということです。下呂市によりますと襲ったのは子グマとみられ襲ったあと逃げたということで下呂市は近くの住民に注意を呼びかけています。

(住宅街で70代女性にイノシシがぶつかり、けが:愛媛)
13日朝愛媛県新居浜市の住宅街にイノシシが現われ、自宅の庭でしゃがみこんで作業していた70代の女性にうしろからぶつかりました。女性は、背中にすり傷を負う軽いけがをしました。女性によりますと、イノシシの体長は50~60センチで、そのまま山のある方向に逃げたということです。イノシシが現れた場所は、JR多喜浜駅近くの住宅街で、警察によりますと、新居浜市内では、今年に入り、数件イノシシの目撃情報が確認されているということです。現在、警察がパトカーで付近を巡回していて、もしイノシシを見かけたら警察まで連絡するよう呼びかけています。

(登山中の男性、クマに両腕かまれけが:栃木)
14日午前、栃木県鹿沼市で、登山をしていた男性がクマに両腕をかまれてけがをしました。警察は、付近の住民や登山をする人たちに注意を呼びかけています。14日午前8時前、栃木県鹿沼市上永野にある塩沢峠で、40代の男性が1人で登山道を歩いていたところ突然現れた1頭のクマに両腕をかまれました。けがをした男性は自力で下山して近くにある民家に助けを求め、病院に運ばれて手当てを受けていますが、警察によりますと運ばれる時に意識はあったということです。クマは体長およそ1メートルで、男性が山を登り始めて1時間ほどのところで襲ったあと、山林の西の方向に去ったということです。現場の登山道にクマが現れるのは珍しいということで、警察は再び現れるおそれがあるとして、付近をパトロールして住民や登山をする人に注意を呼びかけています。また、登山をする時は、鈴や笛など音が鳴るものを携帯するように呼びかけています。

(クマに襲われ負傷:岩手)
14日午前4時40分ころ、岩泉町袰綿(ほろわた)地内の居住者がクマと遭遇し、襲われ負傷する事案が発生しました。クマに遭遇しても、決して刺激することなく、警察や自治体などに情報提供をお願いします。

(「クマ」が釣りの30代男性に“タックル”:宮城)
14日、宮城県白石市の川で釣りをしていた30代の男性が体長1.5メートルほどのクマに体当たりされました。男性にけがはありませんでした。14日午後4時半頃、白石市小原の白石川で釣りをしていた30代の男性が、体長1.5メートルほどのクマに背後から腰に体当たりされました。警察によりますと、男性はその直前、川の対岸に体長およそ1メートルのクマを目撃していて、クマは2頭とも北西にある山に姿を消したということです。男性にけがはありませんでした。今年に入りこの現場近くで数件クマの目撃情報があることから警察は注意を呼びかけています。

(昨年度のイノシシ農業被害 過去最高の5200万円:岩手)
昨年度、県内のイノシシによる農業被害額は過去最高のおよそ5200万円にのぼり、前年度から2倍近く増えました。被害は県内ほぼ全ての市町村で確認され県は被害の拡大を食い止めるためイノシシの駆除などにさらに力を入れる方針です。これは今月9日に開かれた岩手県のイノシシ管理検討委員会で報告されました。それによりますと、昨年度の県内のイノシシによる農業被害額は、およそ5200万円で、前の年度から2倍近く増え、過去最高となりました。被害が報告された自治体は、ほぼ全域の24の市町村に上り、これもこれまでで最も多くなりました。作物別の被害額は、最も多かったのが「水稲」で、前年度から1000万円増えておよそ3100万円。次いで牧草などの「飼料作物」が1600万円余りで前年度の5倍近くとなりました。一方、昨年度、駆除されたイノシシは945頭で、前年度より283頭増えてこちらも過去最多となりました。県は被害の拡大を食い止めるためイノシシの駆除などにさらに力を入れる方針で、ハンターの技術向上のための研修会を開いたり、捕まえたイノシシにGPSをつけて生息域や行動特性などについて調べることにしています。

(クマ急増で生息域の拡大防止へ方針転換:山口)
山口県内の人里でツキノワグマの出没が相次いでいる。2021年度の目撃情報は過去10年間で2番目に多く、捕獲数は最多となった。生息数の増加が一因とみられ、県は今春、繁殖を促す「保護」から生息域の拡大を防ぐ「管理」に大きく 舵かじ を切った。「黒い塊が突進してきた」。6月28日早朝、岩国市美川町の錦川沿いの道を散歩中にクマに襲われ、全治3週間のけがを負った男性(74)は当時の光景が脳裏を離れない。土手の茂みから「ガサガサ」と物音が聞こえた。振り向くと体長80~90センチのクマが現れ、いきなり体当たりしてきた。もみ合いになり、力の限り大声を出すと、クマは山に逃げていった。錦川沿いで当時を振り返る被害男性 首元には生々しい3本のひっかき傷が残る。男性は「人が暮らす川筋まで出てくるとは……。長年ここに住んでいるが、昔はなかったことが起きている」とため息をついた。山口、島根、広島3県にまたがる西中国山地には孤立したツキノワグマの個体群が生息する。国のレッドリストに「絶滅の恐れのある地域個体群」として登録されている。個体群を守るため、1994年以降は狩猟による捕獲が禁止され、害獣駆除としての捕獲も限定した。3県で「保護計画」を作成し、個体群の存続を図る措置を講じてきた。この結果、99年度に推定480頭だった3県の生息数は、2020年度の調査では推定1300頭に増加。個体群を維持できる800頭を上回った。生息域も1・6倍の8200平方キロに広がった。これに比例して農作地や人家周辺に出没するクマが急増した。山口県によると、昨年度の目撃情報は339件で10年前の4・1倍、捕獲されたクマは49頭で3・8倍に増えた。この状況を受け、県は「生息数は回復した」と判断。今年3月、島根、広島県と足並みをそろえ、従来の保護計画から方針転換し、人の生活・活動圏に侵入した個体を排除する「管理計画」を策定した。分布を広げないための排除地域を設定したのが特徴だ。捕獲数の上限は3県で年間80頭から135頭に引き上げた。住民にも餌になるものを放置しないことなどを求めている。管理計画の期間は今年4月から5年間だ。山口県自然保護課は「人身被害の回避、農作物や家畜の被害軽減と、地域個体群の安定的な存続の両立を目指したい」としている。人とクマとの共存を目指す連絡組織「日本クマネットワーク」副代表の小池伸介・東京農工大大学院教授(生態学)の話「保護から管理への転換は全国的な流れだ。クマは山奥にいるという意識を変え、身近なイノシシやサルの鳥獣対策と同様に、人里に近づけないよう地域ぐるみで『すみ分け』を進めていくことが大事だ」

(カラスの大群に悩まされる住民たち:富山)
ここ数年、高岡市の中心部でカラスの大群が市民を悩ませています。街中で急増するカラス、その被害を抑えようと、住民が動き出しました。午後7時、高岡駅。空も暗くなり出す、この時間帯から電線や建物の上に群がる集団。カラスです。10年ほど前から高岡古城公園をねぐらとし、およそ3000羽いるとみられています。確かに駅周辺の道路には、いたるところにカラスのフンがこびり付いていました。取材したこの日は、北陸地方で大雨が降った翌日で、これでも比較的きれいなほうです。ひどいときは、フンが一面を覆っています。市は、今年6月からカラスが危険を知らせる時の鳴き声を定期的にスピーカーで流し追い払おうとしていますが、カラスの学習能力の高さなのか大幅に数が減ることはなく、期待したほどの効果は得られていません。この事態を受け、先日、市の担当者と周辺の自治会長たちで行ったのが「カラスの夜回り」です。効果的な対策を検討するため、夜のカラスの様子やフンの被害など実態の把握に乗り出しました。*高岡市環境政策課 室谷智課長「去年よりも(対策を)強化はしているが、効果があまりない」。カラスは、鳥獣保護法や死骸の処理など、様々な理由で簡単に殺処分できません。音や光で驚かせても、一時的にはその場から離れますが、すぐに戻ってきてしまい、根本的な解決になっていないのが現状です。*高岡市環境政策課 室谷智課長「せっかく高岡の街中の再開発が進んでいる中で、フン害などが目立つと、がっかりな人も増えると思う。少しでも減るように対策を考えたい」。市では、庭の柿の実や家で栽培した野菜で、必要のないものはカラスのエサとなるので処分してもらうよう、今後、広報誌などで呼び掛けていくとしています。カラスの被害は各地で起きていますが、多くがいたちごっこの状況です。今回、高岡市と地域住民が実態把握に動き出したわけですが、効果的な追い払い策につなげてほしいものです。

(イノシシよけ集落照らす、川内野地区に電飾400メートル:佐賀)
伊万里市東山代町の山あいにある川内野地区に11日夜、イノシシよけの柵を利用したイルミネーションがともされた。普段の夜は真っ暗な集落に、約400メートルのカラフルな光の帯が浮かび上がった。12月下旬まで毎日点灯する。「イノピカプロジェクト」と名付けた地域おこしの取り組みで、のどかな山里の景観を損なうイノシシよけを逆転の発想で生かした。企画して5年目になり、佐賀大で地域振興や農業経済を学ぶ学生が毎年設置を手伝っている。イルミネーションは農道に沿って設置され、アーチ型の門や動物をかたどった飾りがある。ロシアのウクライナ侵攻を受け、「NO WAR」「NOセンソウ」の電飾も登場した。点灯式には地区外からも大勢の人が駆け付け、写真撮影などを楽しんだ。川内野地区は過疎化が進み、今年春には小中学校が閉校になった。区長の平川好範さん(72)は「みんな忙しい中で『なんとかせんばいかん』という思いでやっている。たくさんの人に見に来てほしい」と呼びかけた。

(五山の送り火「法」の字ピンチ、獣害深刻化:京都)
京都の夏の風物詩「五山の送り火」で、「法」の字が灯(とも)される松ケ崎東山(京都市左京区)の獣害が深刻化している。植物が鹿に食べられて土壌が流出し、斜面に設置されている火床が倒壊しかねない事態に。伝統を継承するため、地元有志らが火床の周囲約420メートルに及ぶ防護柵を完成させた。お盆に迎えた先祖の霊を送るとされ、16日には3年ぶりに本来の規模で行われる送り火。宝ケ池の南に位置する松ケ崎西山には「妙」、東山には「法」の字が灯される。東山の斜面にはツツジなどが多く生えていたが、近年は鹿に食べられて減少し、表土が露出。雨による浸食などで土壌が流出し、「法」を灯す63基の火床の地盤が崩れる危険が出てきた。そこで、妙・法の送り火などを担う公益財団法人松ケ崎立正会(左京区)が中心となり、土壌がむき出しとなっている斜面5カ所に2017年から土留めを設置。しかし抜本的な解決にはならず、柵の設置を進めてきた。防護柵は、鹿の行動分析を踏まえ、昨年は斜面の東西、各約130メートルに高さ約2メートルの金属製柵を設置。完全に鹿の侵入を防ぐため、今春には北側と南側、各約80メートルに取り付けて斜面を囲った。柵の設計や施工の指導には京都大学が協力し、3月に行われた作業は2日間かけ、会のメンバーら約50人が参加。景観を損なわないよう、柵は森林の中に設置した。設置資金はクラウドファンディングで集め、約2カ月で119人から計約140万円の寄付があった。同会の岩崎勉理事長(73)は「地元だけでなく、全国から多くの方々の協力を得られた。それだけ、送り火の伝統を守ろうという人たちがいることを心強く感じた」と話す。環境省によると、本州以南の鹿の数は減少傾向にあるが、生息範囲は1978年から40年間で約2・7倍に拡大している。柵の設計、設置を行った京大大学院農学研究科の高柳敦准教授によると、地域によっては鹿の個体数は増加しているという。高柳准教授は「以前は(増加の原因が)暖冬や餌の環境を挙げる研究者が多かったが、今は保護政策も挙げる研究者が増えている。私は狩猟の減退などの動向が最も関係していると考えている」と話す。松ケ崎西山の「妙」周辺でも鹿の食害は確認されているが、傾斜が緩やかなため、土壌流出はあまり起きていないという。岩崎理事長は「伝統行事を安全に持続し、地域の皆さんとともに取り組みたいという強い思いがある。次世代に伝統を継承できるよう、今後も山の環境保全に取り組んでいきたい」と話している。

(増えよ、若者ハンター:石川)
ハンターが講師を務める「狩猟の魅力発見セミナー」が、大学生対象に初めて野々市市末松の県立大で開かれた。同大の学生14人が、狩猟の体験談や模擬体験を通して、狩りの魅力を知った。県が毎年、狩猟者になるきっかけを提供して、有害鳥獣捕獲を担う狩猟者を増やそうと開催。県内の二〇二一年の狩猟免許保有者は二千八百九十七件。六十歳以上が過半数を占めるため、若者の免許取得を促そうと、学生向けに開いた。ハンター五人が狩猟を始めたきっかけや、楽しさなどを語った。ハンター歴六年目の吉田さくらさん(45)=加賀市=は「狩ったイノシシなどはとてもおいしい。知らないことをいろいろ経験できるのが魅力」と話した。学生たちは「今までに怖い思いはしなかったか」などと質問した。会場では、捕獲に使うわなや狩猟銃を展示。模擬狩猟体験ではシューティングシミュレーターを使い、学生は模擬銃で、スクリーンに映し出された百メートル先を走るシカやイノシシを撃つ体験をした。

(学校にサル出没で安全対策:青森)
全国的にサル被害の増加が報告されているが、五所川原市の市浦中学校(成田基之校長、生徒33人)には今春から体育館の屋根にサルの群れが盛んに出没。教職員がロケット花火で追い払うなどしたが効果は限定的で、人的被害が出かねないことから、市は夏休み期間に合わせてサルの動線を遮断しようと、体育館周辺の下草刈りと雑木の伐採を行っている。市浦中によると、自然豊かな市浦地区の一角とあって、以前からサルはしばしば校地内に侵入していたが、今春以降に目撃が増えたという。同校体育館は地上付近から天井に向けて鉄骨が斜めに配置されているため、子ザルでもやすやすと登っていけるらしく、多い時は家族とみられる7、8頭の群れが出没。雑木の枝から直接屋根に飛び降りることもあった。住宅地が近いことから猟友会に駆除を依頼するのは難しい上、放置すると生徒に危害を加える可能性も否定できないことから、同校が市教育委員会に相談。その結果、やぶと雑木を刈り払い、遮蔽(しゃへい)物や動線を減らすことで、多少なりともサルが侵入しにくくなるようにすることにした。作業初日の7月29日は、市教委教育総務課と市浦総合支所から市職員10人ほどが体育館裏手に集合。草刈り機でうっそうと茂った雑草や雑木を刈り払った。工藤大課長補佐は「授業に差し障らないよう夏休み中に終わらせたい」と言い汗を拭った。

(軽乗用車とクマ衝突:秋田)
14日午前7時35分ごろ、秋田市手形字大松沢の県道秋田昭和線で、男鹿市の50代男性が運転する軽乗用車がクマと衝突した。男性にけがはなかった。

(菓子工房にクマ、わなで1頭捕獲も三たび被害に:岩手)
被害を受けるのは3度目です。12日朝早く、岩手県宮古市の菓子工房がクマに荒らされているのが見つかり、経営者は肩を落としています。また盛岡市では住宅街にクマが現れ、警察が注意を呼びかけています。クマの被害にあったのは、宮古市田老の自営業・泡渕福治さん(77)が経営する菓子工房「ふくちゃん工房」です。警察によりますと12日午前6時前、泡渕さんの妻が工房を訪れたところ、入り口に取り付けてあったベニヤ板が外れているのを見つけました。工房内では倒れた冷蔵庫の扉が開いていて、中にあった小麦粉や黒砂糖が散乱し、外にはクマの足跡が残っていました。この工房は8月9日と10日にもクマの被害を受けていて、入り口のベニヤ板は壊された引き戸の代わりに設置されたものでした。宮古市が工房付近に仕掛けたわなで11日にクマ1頭が捕獲されたばかりでしたが、三たびの被害に泡渕さんは肩を落としています。市はわなや監視カメラを設置したほか、周辺では警察がパトロールを強化し、警戒を呼びかけています。また12日午後には盛岡市の中心部にクマが現れました。警察によりますと12日午後1時半すぎ、盛岡市の北上川にかかる明治橋の南側でクマの目撃情報がありました。その後クマは盛岡市仙北のJR仙北町駅北側の住宅街でも目撃されました。クマは成獣とみられる1頭で、これまでのところけが人や被害の情報はありません。警察や猟友会などが付近をパトロールしましたが、クマは見つからず、警察が注意を呼びかけています。

(クマ食害相次ぐ、スイカの次はトウモロコシ:山形)
11日朝、山形県長井市のトウモロコシ畑で飼料用のトウモロコシがクマに食い荒らされる被害が確認されました。被害があったのは、長井市寺泉のトウモロコシ畑です。警察によりますと、11日未明、近くに住む男性が体長約1.3mのクマ1頭が畑の中を歩いているのを目撃しました。朝になり男性からの通報を受けた警察などが現場を確認したところ、トウモロコシが食い荒らされる被害が確認されたということです。食い荒らされたのは飼料用のトウモロコシで、被害にあった畑の面積は約1500平方mと広範囲に及んでいます。県内では、10日にも大石田町でスイカ20個がクマに食い荒らされる被害があり、警察はパトロール強化に加え、付近の住民に対して注意するよう呼び掛けています。

(体長約2メートルのクマ、箱わなにかかる:北海道)
北海道網走市で12日、体長およそ2メートルのクマが箱わなにかかりました。周辺では、春からクマの出没が相次いでいて、ビートなどが食べられる被害が出ていました。12日午前9時半ごろ、網走市音根内で、巡回中の猟友会のハンターが、箱わなにクマがかかっているのを見つけました。クマは5歳以上のオスで、体長1メートル95センチ、前足15.5センチで、正午ごろ、猟友会によって駆除されました。箱わなの周辺では、春からクマの出没が相次いでいて、ビートなどが食べられる被害が出ていました。網走市は、他のクマの出没情報もあることから、引き続き警戒する方針です。

(収穫するはずのモモ…「クマ」に食い荒らされる:北海道)
札幌市南区にある果樹農園で、モモがクマに食い荒らされる被害があり、警察などが注意を呼びかけています。8月13日午前、札幌市南区にある果樹農園で収穫するはずだったモモ約50個が、クマに食い荒らされ、木も折られているのが見つかり、警察に届けでがありました。札幌市の担当者などが調査した結果、クマの毛やふんが確認されました。見つかったふんの中には、サクランボの種もあり、この個体は果樹を食べ慣れている可能性もあるということです。高坂果樹農園園主 高坂 博文さん:「平成の時代に一回(クマが)きてますね。本当に毎日来てたので大変でしたね。桃がすごく好きなんですよクマが。(対策は)電気柵一択かなと」。現れたのは大人のクマとみられていて、札幌市は近くの果樹園に電気柵を設置するよう呼びかけています。

(トウモロコシ150本食害、クマか:秋田)
15日午前5時ごろ、秋田県横手市増田町狙半内字川口の畑でトウモロコシ約150本が食い荒らされているのを、所有する50代男性が発見した。横手署はクマによる食害とみている。署によると、畑は広さ約100平方メートル。防護ネットが一部倒されており、クマのものとみられる足跡があった。近くの民家までは約100メートル。

(列車とシカが衝突し4本運休:北海道)
13日午前6時40分ごろ、登別市のJR室蘭線幌別―鷲別間で、室蘭発苫小牧行き普通列車(2両編成)がシカと衝突した。乗客乗員計約20人にけがはなく、約10分後に運転を再開した。JR北海道によると、線路内のシカの除去作業のため列車4本が運休したほか、特急など3本が最大1時間37分遅れ、約500人に影響が出た。

(イノシシと接触、姫新線に遅れ:兵庫)
JR西日本によると、15日午後7時25分ごろ、姫新線の丹治部駅―岩山駅間で列車がイノシシと接触したため、車両を確認した。この影響で同線の中国勝山駅―新見駅間の一部列車に約15分の遅れが出ている。

(旧作業所にクマ侵入:栃木)
15日午後9時10分ごろ、日光市足尾町本山の旧作業所にクマ1頭が侵入した。日光署によると、クマは体長約1メートル。床に開いていた通気穴から建物内に侵入し、機械警備システムが発報した。その後、クマは腰高窓を外して屋外に出て行った。屋外に脱落した腰高窓のガラス2枚を破損した。クマが出入りする状況が防犯カメラに録画されていたため判明した。

(畑で"大人"クマの足跡見つかる:北海道)
8月13日、北海道北部の和寒町の畑でクマの足跡が発見され、育てられていたデントコーンが食べられているのが見つかりました。警察などが周辺住民に注意を呼び掛けています。8月13日午前4時30分ごろ、和寒町中和にあるデントコーン畑で、近くに住む農家の男性が、クマの足跡があるのを見つけました。警察や町役場の職員などが現場を調べたところ、足跡は複数あり、1頭のクマが畑から山に向かって歩いていったとみられています。足跡は幅が12センチメートルほどあったことから、このクマは成獣の可能性が高いということです。足跡が見つかったのは、住宅から100メートルほど離れた場所だということです。また、畑で育てられていたデントコーンの一部が食べられているのも確認されました。足跡と食害を受け、警察や町は、現場にクマ出没注意の看板が設置するなどし、周辺住民に注意を呼び掛けています。

(イノシシが冷蔵庫壊し「ビールを飲んでいた」)
青々とした稲が植えられた田んぼのドローン映像。稲の間に黒くうごめく動物が映っている。野生のイノシシだ。7月10日(2022年)、岐阜県の農家が撮影した映像だ。ドローンが鼻先まで接近すると、イノシシはキバをむき出しにして突進してきた。8月12日の「めざまし8」が詳報した。実はこうしたイノシシ出没情報は日本全国の観光地や住宅街であり、農作物を荒らす被害が相次いでいる。この40年間で、イノシシの生息地は1.9倍に拡大しているという。今年1月には神奈川・小田原市の住宅街を群れになって歩き道路をふさぐイノシシの姿が撮影された。ドローンでイノシシを撮影した岐阜県の農家では「被害は食害だけではない。イノシシは臭いがすごくきついので、田んぼを荒らされると臭いが稲についてしまい、収穫できないほどになってしまう」と話す。動物研究家のパンク町田氏は「イノシシのキバは、ライオンでもかみ切れない金属でもかみ切ってしまう。それほど切断能力が高い」と言う。キャンプやマリンスポーツが人気の広島・尾道市の百島(ももしま)では、島内の住居の至る所に金網やバリケードが設置されている。中には一面から釘先が突き出ているボードを張り巡らせてイノシシ対策をしている家もある。被害に遭った人は「米を食べられて参った。5キロの袋を2つくらい。冷蔵庫もやられてボロボロになった。中のビールの缶開けて飲んでいた」と話していた。なぜ観光地や住宅街にイノシシが出てきたのか。パンク町田氏は「天敵のニホンオオカミが絶滅して、イノシシには天敵がいない状態。どんどん群れの規模が大きくなり、山の中に住処がなくなって町に出てきた」とその理由を説明した。司会の谷原章介が「箱根の温泉地で遭遇した。夜散歩していたら、ゴミ箱を漁っていた」と目撃体験を話すと、永島優美アナも「地元は兵庫県神戸市なんですが、何度も遭遇しました。ゴミ出しの日を覚えているのじゃないかと思うくらいゴミの日に出てくるし、買い物袋を持って歩いていると突進してくる。動くものに反応するので、背を向けずに後ずさりするように学校で習いました」と告白。谷原は「学校で習ってるんだ」と驚いていた。お笑い芸人のカズレーザーは「田んぼの稲に臭いがついて収穫できなくなるとは初めて知りました」と驚いた顔でコメント。谷原は「影響が心配です」とつぶやくように話した。

(国道でクマを目撃:新潟)
12日午前0時半すぎ、湯沢町神立の関越自動車道・湯沢IC付近の国道17号線で、クマ1頭(体長約1m)が目撃されました。クマは国号17号線を六日町方向へ行きました。目撃された場所は民家の近くで、警察と町役場は付近の住民に注意を呼びかけています。

(市中心部にクマ出没、警察が注意呼びかけ:岩手)
12日午後、盛岡市中心部の北上川に架かる開運橋付近や住宅地でクマが相次いで目撃されました。クマはその後、行方が分からなくなり、警察などが注意を呼びかけています。警察によりますと、12日午後1時すぎ、「盛岡駅近くの旭橋付近から開運橋方向にクマが移動している」と、近くを通りかかった人から通報がありました。NHKが開運橋の近くの建物に設置しているカメラの映像には午後1時すぎ、クマのような動物が、北上川の中から出てきて、水際を下流に向かって歩いている様子が確認できました。警察によりますと、クマは体長が1メートルほどでその後、下流の明治橋付近の住宅地でも目撃されました。警察や市は、付近の住民に注意を呼びかけながらクマを探しましたが、午後1時50分ごろ、JR仙北町駅の北側付近で目撃されたあと、クマを見失ったということです。仙北町駅前で酒屋を営む40代の男性は「午後2時ごろにパトカーが巡回して外に出ないでくださいと呼びかけていて、驚いた。まさかこんなところにクマが出るとは思ってもいなかった。早く見つかってほしい」と話していました。警察は「クマを目撃した場合は、むやみに近づかず、すぐに警察に通報してほしい」と注意を呼びかけています。

(市中心部近くの墓園にクマのふんか:北海道)
12日、帯広市の中心部に近い墓園の敷地内でクマのものとみられるふんが見つかりました。市はクマの痕跡を見つけたらすぐその場から離れるほか、供え物は必ず持ち帰るよう注意を呼びかけています。12日午後2時ごろ、帯広市の「つつじが丘霊園」で動物のふんを見つけたと利用者から管理事務所に連絡がありました。市や地元の猟友会が現地を確認したところ、墓園の西側の通路にクマのものとみられるふんが落ちていたということです。ふんは大人のクマのものとみられるということで、その後、市などが周辺を調査しましたが新たな痕跡は確認されていません。市によりますと当面の間、地元の猟友会が朝と夕方の2回パトロールを行うほか、開園時間を午前9時から午後5時までに限定し、夜間や早朝に立ち入りができないよう出入り口に柵を設置するということです。市は、墓園の近くでクマの足跡やふんなどの痕跡を見つけたらすぐその場から離れるほか、供え物は必ず持ち帰るよう注意を呼びかけています。現場は、JR西帯広駅からおよそ2キロほど南に行った、周囲に公園や幼稚園などがある住宅街の近くです。

(サービスエリアの駐車場にクマ3頭が出没:新潟)
13日午後3時15分ごろ、阿賀町熊渡の磐越道(上り)の阿賀野川サービスエリアの駐車場でクマ3頭が目撃されました。クマはその後、逃げて行き、被害はありませんでした。目撃された場所は民家から約180mの地点で、警察と町役場は付近の住民に注意を呼びかけています。

(カメラの前を横切るクマ、川沿いの遊歩道歩く:岩手)
盛岡市の住宅街で13日夜、クマと見られる動物の目撃情報がありました。市内では13日、クマの目撃情報が相次いでいて警察などが注意を呼びかけています。13日午後1時すぎ、盛岡市のJR盛岡駅近くの北上川にかかる開運橋付近を捉えたIBCの情報カメラの映像には、川沿いの遊歩道を歩くクマとみられる黒い動物が映っていました。クマはこの後、およそ30分後には、南東に1.5キロほど離れた明治橋やJR仙北町駅付近でも目撃されました。また13日午後9時すぎには、日中、クマが目撃された場所からおよそ5キロ北にある住宅街の緑が丘1丁目で、住民が体長1メートルほどのクマと思われる動物を目撃しました。警察が付近をパトロールしていますがクマは見つかっていません。警察は「クマを目撃した場合は、不用意に近づかず、警察に通報してほしい」と呼びかけています。

(大学付近でクマ“3頭”目撃:宮城)
15日朝、仙台市の市道で親子とみられるクマ3頭が目撃され警察が付近をパトロールするなどして注意を呼びかけています。午前8時45分頃、仙台市太白区二ツ沢の東北工業大学長町キャンパスの南側にある市道でクマ3頭が歩いているのを散歩中の男性が見つけ区役所に通報しました。警察によりますと3頭のクマの体長はわかっていませんが、親のクマと2頭の子グマとみられていて北側の大学の敷地内に姿を消したということです。現場の南側は住宅地で警察が付近のパトロールを行い、注意を呼びかけています。

(公園にヒグマのふん 市が注意呼びかけ:北海道)
網走市の公園で12日、ヒグマのふんが見つかり、市はパトロールを行って警戒するとともに、公園内の茂みに不用意に近づかないよう呼びかけています。網走市によりますと、12日午前11時ごろ、市民からの通報を受けて北浜地区にある白鳥展望公園のパークゴルフ場を調べたところ、コース上にヒグマのふんがあるのを確認したということです。網走市は猟友会とパトロールを行って警戒するとともに、パークゴルフ場の近くに看板を立てるなどして、公園内の茂みに不用意に近づかないよう呼びかけています。

(高校ジビエ商品開発・販売促進部:高知)
自然を守りたい、無駄むだにしたくない。今回の部活HEAVENはジビエを使い、野生鳥獣ちょうじゅうの食害から森林を守る高知商業高校ジビエ商品開発・販売促進はんばいそくしん部を紹介しょうかいする。「シカ肉って思っていたよりおいしい」。客の言葉に笑みがこぼれる。地元の道の駅や日曜市などでのシカ肉やイノシシ肉を使ったハンバーガーなどのテークアウト販売はんばいは、ジビエの魅力みりょくを知ってもらうチャンスだ。低カロリーで高たんぱく、豊富な栄養価がウリだ。だが、食べる機会が少ない。部長の2年、池知美優いけじみゆうさん(16)も入部後に食べたシカ肉入りのカレーパンが初めてのジビエだった。「なんだ、牛肉と変わらない。かみ応えが少しあっても、栄養があっておいしい」。魅力にはまった。創部のきっかけは、ハンターでもある英語教諭きょうゆの佐々木ささき翼つばさ顧問こもん(37)がクラスで狩猟しゅりょうやジビエの魅力を語ったことだ。森林の多い高知県では、ニホンジカなどによる森林の食害が深刻な課題だった。生徒から「地域支援しえんをやりたい」という声が上がり、2018年に部が発足。捕獲ほかくされた野生獣じゅうをジビエとして利活用し、協力企業きぎょうと連携れんけいして食べやすい商品を開発している。部員が開発に携たずさわったメニューは、高知市役所のレストランで味わうこともできる。利益は野生鳥獣の食害を受けた高知県の三嶺さんれい山系の森林保護活動に寄付している。部員も山に登り、防鹿ぼうろくネットの設置や植樹に参加する。前部長の3年、小松大耀こまつたいようさん(18)は山の地肌じはだが丸見えで一帯が枯かれ果てた状況じょうきょうに驚おどろいた。山間部出身で、地元では対策をしていても土砂崩どしゃくずれが起き、改善に協力したいと入部していた。今後は近くの幼稚園ようちえんでシカ肉カレーの昼食会や東京・銀座でのシカ肉ジャーキーの出張販売を計画している。「シカやイノシシは身近に感じられないが、生態系や森を脅おびやかしている実態を知ってほしい」と池知さん。ジビエを通じて自然への関心を育みたい。

(害獣のシカ肉、燻製してコロッケに:兵庫)
野生シカの農業被害に悩む兵庫県姫路市香寺町の住民らが、シカ肉を有効活用する「燻製(くんせい)ミンチコロッケ」の試作に取り組んでいる。シカ肉の臭みを取るためミンチを燻製する調理法を発案。地元産のジャガイモなどと合わせ、子どもにも食べやすい味をと工夫している。香寺町でニホンミツバチの保護に取り組む中西秀直さん(69)の呼びかけに市商工会女性部長の土山里美さん=同町=が賛同し、女性部メンバーが調理を担当している。中西さんは「シカ肉も地元の女性猟師からの提供。女性の力を合わせて地域の課題を解決したい」と意気込む。燻製は土山さんの息子の妻・美穂さんの趣味。燻製肉のジャーキーも考えたが、地元産の野菜も使えるコロッケに決めた。満遍なく風味が付くようミンチを小分けにしてサクラやピート(泥炭)でいぶしている。コロッケの試作は6月から始め、8月ではや3回目。野菜計4・5キロにミンチは1キロと肉たっぷりで、分厚めの小判形に丸めて二つの鍋に投入した。火力が違ったのか、キツネ色の濃淡がくっきり分かれた約60個が完成した。「燻製にすると冷めてもおいしく食べられる」と土山さん。商品化へのハードルは高いため、まずは子ども食堂などイベントで振る舞い、地産地消グルメとしての普及を目指すという。

(シカ角加工や勾玉作りを体験:宮城)
東松島市宮戸の奥松島縄文村歴史資料館で、夏休み企画「おいでよ、縄文村へ!」が開かれている。各地から家族連れが訪れ、縄文体験を楽しんでいる。14日まで。火起こしや勾玉(まがたま)、シカ角ストラップ作りといった体験メニューを用意。菅原弘樹館長による里浜貝塚のガイドツアーやギャラリートークを毎日開催する。2019年に始まった縄文の丸木舟作りにも参加できる。家族らと訪れた石巻小2年の樋口心春さん(7)は勾玉作りに挑戦し、滑石を丁寧に磨いてペンダントを完成させた。「難しかったけれど楽しかった。上手にできてうれしい」と笑顔を見せた。13日は勾玉作りなどレギュラーメニューの他に、琥珀(こはく)のアクセサリーやヤマザクラのストラップ作りを体験できる。14日は入館と体験が無料。時間は午前9時半~午後3時(14日は午前10時から)。

(クマ出没:宮城)
丸森町によると、15日午後5時10分ごろ、丸森町大内空久保上の国道沿いにクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、14日午後0時15分ごろ、仙台市太白区秋保町馬場本小屋にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
宮城県警によると、15日午前8時45分ごろ、仙台市太白区二ツ沢にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
丸森町によると、14日午後5時ごろ、丸森町耕野登花東の国道沿いにクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、14日午前7時30分ごろ、仙台市青葉区上愛子宮入にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
宮城県警によると、14日午前7時40分ごろ、仙台市青葉区上愛子塩柄にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
角田市によると、11日、角田市高倉熊野田でクマが出没したような痕跡が見つかりました。

(クマ出没:宮城)
色麻町によると、12日、色麻町黒沢切付付近にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、10日午後9時45分ごろ、仙台市泉区上谷刈山添にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、9日夕方、仙台市青葉区熊ケ根町二番にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、10日午後5時25分ごろ、仙台市泉区加茂5丁目にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、8日午前0時ごろ、仙台市青葉区新川中屋敷にクマが出没しました。

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8/12
(クマに襲われ署員けが:岩手)
11日午後3時ごろ、遠野市附馬牛(つきもうし)町上附馬牛内の渓流で釣りをしていた同市松崎町白岩、遠野署員太田聖弥さん(33)がクマに襲われた。太田さんは頭や背中を引っかかれて負傷し、同市の県立遠野病院に運ばれた。命に別条はない。同署によると、現場は蛇滝沢砂防ダム近くの山林。休日だった太田さんは1人で入山し、成獣とみられるクマ1頭に襲われた。歩いて乗用車に戻り、運転して数キロ先の施設に駆け込み119番通報を依頼した。同署はパトカーで巡回し、周辺の住民に警戒を呼びかけた。

(クマに襲われ男性骨折:岩手)
岩手県でクマの出没が相次いでいて、警察が、付近の住民に警戒を呼びかけている。10日朝、住田町でクマがやぶの中から現れ、73歳の男性が押し倒され骨折した。クマはその後、やぶへと姿を消したという。また宮古市では、菓子工房にクマが出没した。住民が、工房を訪れた際、出入り口の引き戸が壊されているのを発見。中の米粉やサラダ油がまき散らされていて、クマの足跡が残っていたという。この菓子工房には、9日もクマが出没していた。

(小学校敷地内にクマ、児童ら30人避難:秋田)
11日午前8時45分ごろ、秋田県鹿角市花輪字高市向の柴平小学校敷地内にクマがいるのを、同市の40代女性が目撃し、鹿角署に通報した。ミニバスケットボールスポーツ少年団の練習に来た児童ら約30人がいたが、校舎の体育館に避難し無事だった。

(イノシシ捕獲“8815頭”で大幅減、豚熱の影響か:宮城)
宮城県内で昨年度、捕獲されたイノシシは8800頭あまりで前の年のおよそ7割に減少しました。県は、全国で発生が相次ぐ豚熱の影響が一因とみています。これは、県が8日開いた有識者らによる会議で報告されたものです。それによりますと昨年度、県内で捕獲されたイノシシは8815頭で前の年より4022頭少なく、およそ7割に減少しました。県は、全国的に発生している豚熱により自然死する個体が増えたことが減少の一因とみています。県内では2018年9月以降、イノシシ140頭に豚熱の感染が確認されていて、県は感染拡大防止策を講じるとともに、農業被害を防ぐため年間1万3200頭以上を目標に駆除する方針です。

(サル対策転換、「防御」から群れごと「捕獲」へ:広島)
住宅地やその周辺に野生のサルが出没することが広島県廿日市市や広島市で目立ってきた。畑の野菜や果物が食べられるだけでなく子どもが威嚇される事例も出ている。山口市ではかみつかれるなどの人的被害が相次いでいる。広島県廿日市市は2022年度、市街地に近づけさせない「防御」から、群れごと「捕獲」する対策に切り替える。

(21年度農作物イノシシ被害、33%減の6239万円:茨城)
茨城県は2021年度のイノシシによる農作物被害額が速報値で6239万円(前年度比で33%減)だったと発表した。イノシシ被害は17年度に1億5374万円とピークだったが、県が捕獲や侵入防止柵の設置を強化したことに加え、野生イノシシの間で流行している豚熱の影響もあり減少したとみられる。今後はICT(情報通信技術)の活用にも力を入れ、さらなる被害の減少を目指す。農作物の種類別では水稲が最も多く48%だった。いも類(23%)、野菜(18%)、果樹(10%)が続いた。作付面積が大きい分水稲の被害額が多い。地域別では従来被害が多く対策に取り組んできた県北地域では被害額が前年比で40%減少したものの、イノシシの生息域が広がっている鹿行(ろっこう)地域では前年比で5%減にとどまった。県はICTを活用した実証を進めている。わなにカメラを設置し、イノシシがかかった際に通知するシステムやドローンで位置を特定し駆除するシステムを市町村と連携して検証中。既存の柵などに併せてより効率的にイノシシを捕獲し、25年度までに被害額を4800万円にまで抑えることを目指す。

(クマによる被害相次ぐ:長野)
長野県内でクマによる被害が相次いでいます。7日には南箕輪村で72歳の女性が襲われ骨折しました。クマの出没が増える時期のため、注意が必要です。県の鳥獣対策室によると、今年確認されたクマが人を襲う被害は4件。そのうち3件が今月です。軽井沢町でクマの保護・管理などに取り組むNPO法人「ピッキオ」によると、8月はクマの出没が増える時期だといいます。ピッキオ・田中純平さん「クマの方から山の餌が少なくなる時期なので里に出てきやすい。(クマの)情報が増える時期というのは夏の8月の時期といえる」。7日、南箕輪村の住宅の庭先で72歳の女性がクマに襲われ、ろっ骨を折る大けがをしました。鳥獣被害対策実施隊「玄関のすぐ先が庭になっていてそこに潜んでいるクマが出てきたと聞いている」。近くの畑では、トウモロコシが食い荒らされた後がありました。不足する餌を求めて、住宅の近くにクマが来ていた可能性があります。ピッキオ・田中純平さん「里の方にクマが出て農作物なんかが電気柵が張られてなくて、食べられる状態であればそういった物に依存してしまうクマも出てくる時期ではある」。畑や食料がクマを寄せ付けないよう、対策することが重要です。ピッキオ・田中純平さん「(畑に)電気柵を張るとか家の中で(食料を)管理するとか、今まで以上に気を付けながら対応していく」。8日、山ノ内町では登山中の男性がクマに襲われ、ろっ骨を折る大けがをしました。登山など山に入る時も注意が必要です。ピッキオ・田中純平さん「手前から『今から行くよ』ということをいかにクマに示すことが出来るかが重要になってくる」。クマは高い音を聞き取りやすいので、山に入るときは鈴を持っていくことが効果的だということです。

(畜産関係者らが防疫対策を確認:鹿児島)
豚やイノシシがかかる家畜伝染病・豚熱の感染が関東などで確認される中、10日、鹿児島県内の畜産関係者らが改めて防疫対策の徹底を確認し合いました。鹿児島県豚熱防疫対策会議には、各地の家畜保健衛生所や県獣医師会の関係者らが出席しました。豚熱は、豚とイノシシがかかる伝染病で、唾液などからの強い伝染力と高い致死率が特徴です。国内では7月以降、栃木県の養豚場で確認されたほか、徳島県では死亡した野生イノシシからの感染が確認されています。会議は県内の畜産関係団体にもオンラインで配信され、養豚場へ作業員や車両が入る際の消毒の徹底や、野生動物が侵入しないような施設の管理が呼びかけられました。また、野生イノシシを介してウイルスが広がる可能性もあるということで、登山やキャンプで山を訪れる人にも、靴の泥をしっかり落とす必要があるということです。

(クロスボウ245本を回収:埼玉)
洋弓銃ボーガン(クロスボウ)の所持を原則禁じる改正銃刀法が3月に施行されて約5カ月――。公布された昨年6月以降に全国の警察が所有者から引き取りをしており、埼玉県警もこれまでに240本超を回収した。競技目的などの所持には各地の公安委員会の許可が必要だが、県内の申請は数件止まりだという。県警への取材でわかった。改正法の施行でクロスボウ所持には公安委の許可が必要となり、用途も競技や動物麻酔などに限られた。施行前の所有者は今年9月14日までに許可を得るか、警察に引き渡すなどして廃棄しなければいけない。3年に1度の更新制で、不法所持の罰則は3年以下の懲役か50万円以下の罰金だ。

(永島優美アナ、各地で出没相次ぐイノシシ対策を小学校で学んでいた:兵庫)
フジテレビ系「めざまし8(エイト)」(月~金曜・午前8時)は12日、田畑などを荒らすイノシシが各地で出没していることを報じた。環境省によるとイノシシの生息分布はこの40年間で約1・9倍に拡大。番組では7月10日に岐阜・御嵩町の田畑を荒らすイノシシをドローンで撮影した映像を放送した。アシスタントの永島優美アナウンサーは神戸市出身で「地元も本当によく出て、何度も遭遇したことあるんですけど。ゴミ出しの曜日とかも覚えているのかというぐらいその日に出てきて。買い物袋を持っているとそこへめがけて突進することもあるので」と振り返った。その上で「動く物に敏感に反応するので背を向けずにゆっくりと後ずさりしてその場を離れましょうと小学校では習いました」と明かしていた。

(クマ目撃情報で子どもの国休園:北海道)
道は、砂川市内の道立公園「北海道子どもの国」を9日夕方から臨時休園としている。付近でクマが目撃されたためで、安全が確認されれば17日に開園させる。管理事務所などによると9日午後3時40分ごろ、クマ1頭が目撃された。クマの目撃による休園は今季3回目。

(住宅にクマ出没、ニワトリ2羽を食い荒らす:宮城)
11日朝早く、宮城県栗原市の住宅敷地内にクマ一頭が現れ、住民が飼っていたニワトリ2羽が食い荒らされる被害がありました。11日午前4時半頃、栗原市栗駒岩ケ崎の住宅敷地内で、クマ一頭が飼育されているニワトリを食べているのを住人の男性が見つけ、警察に通報しました。警察によりますとクマは体長1メートルほどで、敷地内にあるニワトリ小屋の金網を破り中にいたニワトリ10羽のうち2羽を食い荒らし、その後、住宅北側の山林に姿を消したということです。住民にけがはありませんでした。周辺では、これまでも度々クマの目撃情報が寄せられていますが、ニワトリが食い荒らされる被害は今回が初めてだということです。警察が、付近の住民に注意を呼び掛けています。

(収穫間近のスイカ、クマに食い荒らされる:山形)
山形県大石田町で、収穫間近のスイカが食い荒らされているのが見つかり、警察ではクマによるものとみて注意を呼び掛けています。スイカの食害が見つかったのは、大石田町駒籠の駒籠公民館から750mほど北東のスイカ畑です。8日、所有者の50代男性が畑に行った際、被害に気付き、約20個のスイカが食い荒らされていたということです。男性は9日、役場に連絡し、役場が警察に通報しました。警察では、痕跡からクマによるものとみて現場付近の警戒と地域住民への注意を呼び掛けています。

(同じほこらに再びクマか:秋田)
11日午前6時半ごろ、秋田県由利本荘市館字鮎上表の民家敷地内にあるほこらの窓ガラスが割れているのを住民の80代女性が発見した。クマの足跡が残っており、由利本荘署はクマによる被害とみている。けが人はいなかった。同じほこらでは10日もトタン製の壁が壊され、ほこらから出てくるクマが目撃されている。

(2日連続“クマ被害”で廃業へ:岩手)
岩手県宮古市の菓子工房に2日連続でクマが侵入しました。店の中は荒らされ、扉が壊れるなどの被害にあい、菓子工房を営む夫婦は“苦渋の決断”をしました。10日午前10時ごろ、岩手県宮古市の菓子工房に複数の警察官が集まっていました。よく見ると、扉が外れ、ひしゃげてしまっています。中を案内してもらうと、米粉が散乱してサラダ油の容器には穴が開き、動物の足跡のようなものが残されていました。10日朝、クマが侵入したというのです。実は、この菓子工房は、前日にも同じようにクマに荒らされる被害にあいました。夫婦は“廃業”を決断したのです。11日になって市が設置したワナでクマが捕獲されましたが、店主の泡渕さんは「まだ他にもいるかもしれない。再開する気持ちには、今はなれない」と話しています。

(山形新幹線とクマ衝突:福島)
11日午後8時33分頃、福島市のJR奥羽線板谷-庭坂駅間で、同線を走る新庄発東京行の山形新幹線「つばさ158号」がクマと衝突した。JR東日本によると、乗客97人と乗務員にけが人はなかった。この事故で、つばさ158号など上り列車2本が最大32分遅れ、120人に影響が出た。

(またクマが農園を荒らす、スイカなどに被害:北海道)
8日朝、旭川の農場で、農作物がクマに食い荒らされているのが見つかりました。この一帯では、先月末からクマによる被害が相次いでいます。8日午前6時ごろ、旭川市東旭川町東桜岡で、パトロールしていたハンターが、道路の上にクマのフンがあるのを見つけました。付近を捜索したところ、近くにある農園のビニールハウスが破られ、中で育てていた作物が食い荒らされていました。農園によりますと、トウモロコシ40本とスイカ25個が被害にあったということです。付近には、直径13センチほどのクマの足跡もありました。旭川市内では、先月27日以降、クマによって農作物が食い荒らされる被害が、8日までで15件起きています。そのほとんどが東旭川町の一帯で、先週金曜日からは、この一帯でハンターたちがパトロールも始めていました。

("やまなしジビエ"の魅力発見:山梨)
山梨県は9月8日、中山間地域の農地等が持つ多面的な機能を発揮し、地域住民活動を通じて農村を活性化することを目的に、「第14回やまなし農業・農村シンポジウム」を開催。8月22日まで参加者を募集している。第14回となる今回は昨年度、新型コロナウイルスの影響で延期となった「やまなしジビエの魅力発見!~美味しく、楽しく、ワインによく合う~」をテーマに開催。やまなし大使や県ジビエビジネス戦略会議の会長を務める亜細亜大学経営学部教授の伊藤匡美氏が、『「ワイン県やまなし」をもっと元気にするジビエの可能性』と題して講演する。また、パネルディスカッションでは、女性狩猟者や、ジビエ処理加工施設の責任者、ジビエ料理人など、ジビエの各分野で活躍している先駆者をパネリストに迎え、「やまなしジビエ」の魅力について語りあう。

(「第7回ジビエ料理コンテスト」の応募者の募集)
農林水産省は、ジビエの全国的な需要拡大と鳥獣利活用の推進とともに消費者への普及啓発を図るため、本日から10月14日(金曜日)まで「第7回ジビエ料理コンテスト」の応募者(レシピ)を募集します。

(特産イノシシ肉のレトルト4品:島根)
「山くじら」と呼ばれる島根県美郷町特産のイノシシ肉を使ったレトルト商品4品が完成した。同町に支店のある食肉加工販売会社クイージ(東京)が、新型コロナウイルスの影響で飲食店からの注文が減ったのをきっかけに個人向けの販路を広げようと開発。町内の産直みさと市やインターネットサイトで販売している。

(ジビエ肉のペットフード専用の自動販売機:みやざき)
延岡市に珍しいジビエ肉を使ったペットフード専用の自動販売機が登場しました。ペットフードの自動販売機を設置したのは、シカ肉やイノシシの肉を販売している延岡市の「まつだ屋ジビエ」です。この会社では、栄養や品質にこだわったジビエのペットフードも製造していて、リピーターが多いことから営業時間外でも購入できるように自動販売機を設置しました。自販機では、シカ肉のジャーキーや皮の加工品など10種類を販売しています。(まつだ屋ジビエ・松田秀人社長)「ペットに健康で長生きしてほしいと、そういう方々ばかりですから、1回利用してほしいですね」。7月下旬に設置したばかりですが、まとめ買いをするペット愛好家もいるそうです。

(天然鹿革のジビエレザーを活かしたサステナブルな商品:東京)
自然環境を守り、循環型・持続可能な社会の実現を目指して、商品開発・販売を進める「エスガレージ」(運営会社:トップアスリートファンド合同会社/本社:東京都中央区、代表:荒川 広明)は、渡邊鞄との共同企画として、害獣駆除された天然鹿革のジビエレザーを活かした商品「一生ものシリーズ」の第1弾、バックパック「sike(シケ)」を発表し、応援購入サービス「Makuake」にて募集を開始しました。

(クマ出没:宮城)
富谷市によると、11日午後2時ごろ、富谷市今泉寺前にクマが出没しました。

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8/10
(ツキノワグマ捕獲数の上限を2倍以上に増やし被害の削減を:宮城)
宮城県はツキノワグマの捕獲数について、2022年度から上限を年間200頭から2倍以上の470頭に増やし、被害の削減に努めています。9日に県庁で開かれたクマやサルなどの被害や保護について検討する委員会では、捕獲目標などについて話し合われました。県内でのツキノワグマの捕獲数の上限は、これまで200頭に設定されていました。しかしここ数年、クマの主食であるブナの凶作などを背景に人里に出てくることが増え、2019年度には229頭、2020年度には280頭が捕獲されました。このため、県では2022年度から捕獲数の上限を2倍以上の470頭に増やし対策を取っています。日本鹿研究協会土屋剛会長「人身事故が少くなるだろうということが第一に、あとは農作物の被害が軽減できるだろうということです」。県では、捕獲数の増加とともに住宅の周りに食べ物を置かないよう呼びかけるなどして、被害を減らしてくことにしています。

(クマ対策で警戒続く:北海道)
旭川市では7月下旬からクマに農作物を食い荒らされる被害が相次いでいることから、市の担当者と猟友会のメンバーが被害の拡大を防ごうと東旭川町でパトロールを続けています。旭川市によりますと東旭川町では、7月27日から8日までにスイカやスイートコーンなどの農作物がクマに食い荒らされる被害が11件、発生しています。市では被害の拡大を防ごうと、8月5日から毎朝、市の職員と地元の猟友会の人たちが東旭川町を車で巡回するパトロールを行っています。8日朝も市の職員2人と猟友会のメンバー4人が2つのグループにわかれておよそ1時間半、パトロールし、クマが近くにいないかどうか、痕跡が残っていないかどうか、また、新たな被害が出ていないか確認しました。その結果、農業用ハウスで栽培されていたスイカとスイートコーンが、ヒグマによって食い荒らされているのが新たに見つかりました。北海道猟友会旭川支部の役員、撫養一成さんは「東旭川町には4頭から5頭のクマがいると思う。遭遇したらパニックになって襲ってくる危険性があるので警戒が必要だ」と話していました。市ではパトロールの途中でクマに遭遇した場合は爆竹を鳴らして遠ざけたり近くに住宅がない場合には駆除したりすることで被害を防ぎたいとしています。また、市によりますと、クマが活動する夜間や早朝は1人では行動しないこと、生ゴミから肥料をつくるコンポストを家の外に放置しないことなどがクマと遭遇しないための対策になるということです。パトロールは8月11日で終了の予定でしたが、クマによる農作物への被害が続いていることから、旭川市では期間の延長を検討しているということです。

(住宅地に出没相次ぐクマ…侵入を防ぐ対策は「草刈り」?:北海道)
HBCは、専門家や大学生、札幌市とともに「クマとまちづくり」を考えるプロジェクトを始めました。第1弾の9日は、札幌にも無数にある「クマの移動ルート」、「命を守る草刈り」について考えます。ササやぶの中を進むカメラ。これは、クマの目線の再現です。やぶをかき分け進むと…突然、視界が開けて、公園に出ました。近くには人もいます。クマの生態に詳しい酪農学園大学 佐藤喜和 教授「日常的には、みどり豊かで小鳥の声も聞こえて、すごく豊かな場所だと思いますけど、クマが1度入って来てしまうと、すごく至近距離で遭遇してしまうリスクもある場所かなと思います」道内で今、住宅街などに出没が相次いでいるクマ。標茶町と厚岸町で、これまでに63頭の牛を襲った推定300キロの巨大グマ=「OSO(オソ)18」。先月、松前町では、畑で作業中の夫婦がクマに襲われ大けがをしています。必要性が高まる、クマ対策。先月をはじめ、例年、住宅街でクマが目撃されているのが、札幌市南区真駒内です。南町7丁目の町内会では、クマが住宅街に入り込むのを防ぐため、近く、草刈りを予定しているといいます。HBCでは、クマの専門家や、クマ対策に関心のある大学生、札幌市とともに「クマとまちづくり」を考えるプロジェクトを開始。この公園で、草刈りの効果を調べさせてもらいました。用意したのは、クマの等身大パネル。鼻先からお尻まで130センチ、足もとから肩まで、およそ90センチ。住宅地でよく目撃される、平均的な若いオスのクマの大きさです。クマは基本的に、体が隠れるような、やぶや茂み、川を使って移動します。公園に生い茂る草は、一見、高い草には見えません。しかし、入ってみると…続くササやぶ、奥には川が流れています。ササやぶにクマのパネルを置いて、公園からどのように見えるか、実験します。公園から30メートルの地点に立つ学生。足元にクマのパネルを置いていますが、まったく見えません。クマの走る速さは時速50キロと言われ、その気になれば、2秒の距離です。10メートルの地点まで近づきました。でも、クマは見えません。この公園では、2012年、小学生が、このササやぶにいるクマを目撃しました。遊びに夢中になっていたとしたら、クマが動いてササやぶが揺れても、気づかないかもしれない…そこで町内会が企画した「草刈り」。パネルを使って実験すると、想像以上の効果が実感できます。クマと鉢合わせしないための「草刈り」の実験です。町内会やプロジェクトのメンバーなど20人ほどが参加しました。遊具に近い、ササやぶが生い茂っている場所に、パネルを置きます。草刈りを始めて9分で、5メートル地点のクマがあらわに。35分で、15メートル地点に置いたクマも姿を現しました。1時間半ほどで、公園全体が、このとおり!きれいになりました。クマの通り道になりうる、川から見ても30メートル離れた公園が、見通せるようになりました。2019年、真駒内公園に出没したクマと野幌森林公園の周辺で目撃されたクマの毛のDNAが一致。およそ20キロ、移動していたとみられています。「草刈り」は、こうしたクマの移動ルートを分断するため、他の地域への出没も防ぐことができるのです。今は夏休み。この公園は、地域の花火大会やラジオ体操の会場にもなる「憩いの場」です。この笑顔を守るために、クマとの距離をどう保つのか。クマ対策は「どんなまちに住み続けたいか」ということでもあります。

(ALSOK福岡、農地も見守り:福岡)
綜合警備保障(ALSOK)グループのALSOK福岡(福岡市)が農地の見守りサービスに力を入れている。以前から農地に侵入した害獣の検知サービスは提供してきたが、2020年度に福岡県と組んで害獣の捕獲を開始。21年度は20年度比3倍の260頭以上を捕獲した。同県は野生動物による農業被害が深刻。近く捕獲したイノシシなどの食肉の卸売りに進出し、本格的な事業化の足がかりとする考えだ。ALSOK福岡と福岡県は、同県添田町と糸島市で、野生動物を捕獲する。添田町の加工施設に狩猟免許を持つ専属社員2人が常駐し、イノシシなどが出没するエリアに箱形のわなを設置。獲物がかかるとカメラが自動撮影してメールで通知する仕組みで、通知を受けた社員らが捕獲に向かう。社員らは現場に着くと、猟友会などの協力も得て獲物を取り押さえて仕留める「止め刺し」と呼ばれる作業をする。その後は保冷車で加工施設に運び込み、皮や内臓を取り除くなどの処理を施す。野生動物の捕獲・運搬件数は、20年度の82頭から21年度に261頭まで増加した。地元の役場や猟友会との連絡体制が整ったことで、より多くの被害情報が入るようになり、わなの設置場所を工夫したことなどが奏功した。県内で1年間に食肉加工されるイノシシとシカの1割程度を占めるといい、県はさらに割合を増やしたい考えだ。ALSOK福岡は、以前からセンサーを活用して農地への害獣侵入を検知するサービスを手がけてきたが、検知できても農家が単独で対応するには限界があるという。同社の担当者は「イノシシなどを捕まえても、農家や狩猟者だけで埋設や焼却をするには多大な労力と費用がかかる」と説明。捕まえた動物を「食肉として大切に加工しながら、農産物の被害減少を後押しできれば」と考え、県のモデル事業に参加した。福岡県は野生鳥獣による農業被害が深刻だ。県鳥獣対策係によると、20年度の農作物の被害面積は全国10位。単価の高い柿や梨など果樹の被害が多いため、被害額でみると、同2位の約6億円にのぼる。ピークの10年度からは半減したものの、ここ数年は横ばい傾向で、同係は「さらなる軽減が必要」と強調する。捕獲にあたる狩猟者も人手不足が続く。県内には約5千人の狩猟免許保有者がいるが、このうち実際に活動しているのは3千人程度で、20年までの10年間で300人減った。平均年齢も60歳を超え、「獲物を仕留めても、後処理の負担が重い」との声が上がる。こうしたなか、ALSOK福岡は専属社員以外の管理職も狩猟免許を取得するなど体制を整備。捕獲した野生動物から内臓を取り除く処理だけでなく、肉を部位ごとに切り分ける追加の処理も施して飲食店などに卸売りできるよう、専門家から技術的な指導を受けてきた。同社は8月中にも捕獲したイノシシなどの肉の卸売りを始める予定で、担当者は「捕獲から加工、流通まで一連の流れをつくりたい」と話す。活動場所も県や各地の自治体、猟友会などと協議しながら、猟友会の手が回らず、獣害の被害が出ている地域に広げる方針だ。ただ、現在は利益が出ておらず、今後、県のモデル事業の枠を超えて安定的に稼げる収益モデルをつくれるかが課題になる。一方、県は県産のジビエを取り扱う40超の店舗を「ふくおかジビエの店」に認定し、消費拡大を推し進めている。県の担当者は「捕獲した鳥獣は魅力的な地域資源として活用していきたい」としている。

(鳥獣対策アドバイザー認定:京都)
京都府福知山市役所の鳥獣対策員、望月優さん(30)が、農林水産省の「農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー」に認定された。狩猟に携わってきた経験や専門知識が認められた。全国で251人(7月15日現在)しか登録がなく、府内の自治体職員としては初めて。「市内の獣害対策の推進に、さらに取り組んでいきます」と意気込んでいる。望月さんは元静岡県職員。2021年から市の専門職員として活躍しており、わな猟と銃の狩猟免許を持っている。鳥獣害被害に悩む市内の自治会を回り、対策方法のワークショップに取り組むなどしてきた。市が推薦し、これまでの経歴などが認められ、7月に国立研究開発法人の職員や大学教授らと並ぶアドバイザーに登録された。今後は市内はもちろん、府北部地域も対象に、依頼があれば講師として赴き、地域の被害防止態勢や防護柵の整備、農林地管理技術などについて助言する。望月さんは「自分の経験や知識などが認められたことがうれしい。行政と地域住民、駆除隊員の橋渡しをしたり、住民が農地を自分たちで守れるよう、各地域の特性に合わせた支援をしていきたい。専門性をより深められるよう、さらに知識を習得していきます」と話す。

(ゴルフ場のイノシシ対策「実る」:福岡)
福岡県小竹町唯一のゴルフ場「ミッションバレーゴルフクラブ」が、シイタケの栽培に取り組んでいる。きっかけはコースを荒らすイノシシ対策として始めた一手だ。「花どんこ」と呼ばれるような、肉厚でかさが白く割れた高級品が収穫され、「町の新たな特産に」と早くも期待は大きい。

(クマ注意、墓参の供物は持ち帰って:北海道)
道南でクマの出没が相次いでいる。道警函館方面本部によると、同本部管内(渡島、檜山管内と後志管内の一部)の警察署への通報件数は7日時点で174件と前年同時期とほぼ同数だが、民家の付近や畑など人里に現れるケースが目立ち、同本部は注意を呼びかけている。同本部などによると、函館市桔梗町の畑で7日、トウモロコシ約50本が食い荒らされたり、なぎ倒されたりしているのが見つかった。畑には幅16センチのクマのものとみられる足跡も残っていた。また、5日早朝には、森町森川町で農作業中のハンターの男性が、親子とみられる2頭のクマを見つけ、町に通報。町が現地を確認したところ、カボチャの食害と2頭のものとみられる足跡が見つかった。

(菓子工房にクマ、去年もドーナツが被害に:岩手)
9日朝、岩手県宮古市の菓子工房で室内が荒らされているのが見つかりました。警察はクマによる被害とみて、注意を呼びかけています。クマの被害にあったのは、宮古市田老の自営業・泡渕福治さん(77)が経営する菓子工房「ふくちゃん工房」です。8日午前5時半ごろ、工房に出勤した泡渕さんの妻が、工房の玄関や室内が荒らされているのを見つけました。工房内の小麦粉などが荒らされ、1.5リットル入ったサラダ油のボトル1本は中身が無くなっていました。泡渕さんの工房は去年もクマに荒らされていて、その際はできあがったドーナツが被害にあいました。玄関の付近にクマの足跡があったことから、警察はクマによる被害とみて、パトロールを行うなどして周辺の住民に注意を呼びかけています。

(列車がイノシシと衝突:福岡)
JR九州によると、9日午後11時18分ごろ、福北ゆたか線筑前山手―篠栗間で、列車がイノシシと衝突した。この影響で号11時47分現在、同線に遅れが出ている。

(同じ家族か…クマと車連日“接触事故”:北海道)
多くの車が行き交う高速道路上に現れたクマ。4日、北海道苫小牧市を走る道央自動車道樽前サービスエリア付近で、親子とみられるクマ2頭が車と衝突しました。翌日5日には、別の子グマと乗用車が衝突し、車が横転しました。幸い、けが人はいませんでしたが、7日には、別の子グマ1頭が道路上で死んでいるのが確認されました。警察は、死んだ4頭は同じ家族の母グマ1頭、子グマ3頭だったとみています。

(クマ出没:宮城)
角田市によると、9日午後7時ごろ、角田市毛萱にクマとみられる動物が出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、8日午前11時ごろ、仙台市青葉区大倉横川岳にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、8日午前8時30分ごろ、仙台市青葉区新川中村にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、7日午前8時ごろ、仙台市青葉区郷六大森にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、5日午後8時ごろ、仙台市青葉区作並岩谷堂西にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
富谷市によると、8日午前10時30分ごろ、富谷市西成田屋敷添にクマが出没しました。

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(住宅の庭でクマに襲われ女性けが:長野)
7日午後、南箕輪村で72歳の女性がクマに襲われて軽いけがをし、警察などが付近の住民に注意を呼びかけています。警察によりますと、7日午後3時半ごろ、南箕輪村の住宅の庭で回覧板を届けに訪れた72歳の女性が、うしろから成獣とみられるクマ1頭に襲われました。女性は右肩や背中を引っかかれるなどして病院に搬送されましたが、けがは軽いということです。警察や村によりますと、現場は、住宅や畑が点在し、ところどころ木が生い茂っている場所で、付近では、過去にもクマの目撃情報があったということです。女性を襲ったクマはまだ見つかっていないということで、警察や地元の猟友会などがパトロールをして、近くに住む人たちに注意を呼びかけています。

(登山道でクマに襲われる:長野)
長野県山ノ内町の志賀高原で8日、登山客の70代男性がクマに襲われ、けがをしました。警察や山ノ内町によりますと8日午後2時前、志賀高原の旭山の登山道で、下山中だった愛知県日進市の男性(76)がクマに襲われたということです。男性は顔などをひっかかれていて、ドクターヘリで病院に搬送されました。重傷の可能性があるということです。クマは成獣とみられ、警察や猟友会などが周辺を探しましたが見つかっておらず、町は登山道を規制し、注意を呼びかけています。山ノ内町では今月4日にも釣りの下見に訪れた男性がクマに襲われ、顔を切るなどのけがを負いました。

(豚熱拡大か、イノシシ捕獲数激減:茨城)
野生イノシシが茨城県内で急減している。茨城県によると、2021年度(速報値)の捕獲数は、過去最高だった前年度に比べ約6割減の4681頭と激減した。5千頭を下回るのは13年度以来8年ぶり。県は豚熱(CSF)の感染拡大が原因とみている。イノシシ被害に頭を痛めてきた自治体は減少を歓迎する一方、専門家は養豚場の感染リスクが高まっている恐れがあるとして警戒を呼びかけている。「イノシシの捕獲方法、捕獲する日数はこれまでと変わっていない。それなのに激減している」。大子町の県猟友会大子支部の金沢博喜支部長(64)は驚く。町農林課によると、町内のイノシシ捕獲頭数は20年度に1735頭だったが、21年度は273頭に激減した。本年度も7月時点でわずか19頭ほどだ。これまで、同支部を中心に猟銃を使う「本隊」約40人をはじめ、農家などが箱わなやくくりわなを仕掛ける「わな部隊」約90人が捕獲活動を展開してきた。ただ、イノシシによる野菜や果物の食害、農地の掘り起こしの被害は後を絶たず、捕獲側の高齢化や人手不足も重なり、「危機的状況」(金沢支部長)にあった。しかし、状況が一変。同課鳥獣被害対策室の石井良一さん(59)は「このまま頭数を押さえ込めればいい」と語り、捕獲の手を緩めない考えを強調する。近年、県内の生息域は拡大してきた。県イノシシ管理計画によると、20年度の捕獲数は過去最高の1万1963頭に上り、過去10年間で約4倍に増加。同年度の農作物被害額は9254万円に上った。長年苦しめられてきた桜川市でも、21年度の捕獲数は前年度比7割減の405頭と大幅に減った。市農林課の担当者は「鳥獣対策室に(相談の)電話がひっきりなしにあったのが、今は全くない」と驚く。イノシシの捕獲数は近県でも急減。原因は豚熱の感染拡大とみられている。県環境政策課の担当者は「県内でも豚熱が広がり、死んでいると考えられる」と話す。県内で野生イノシシの豚熱感染が初めて確認されたのが20年6月。その後、今年7月までに17市町計160頭に拡大した。4月には県内の養豚場でも約40年ぶりに感染が確認され、関係者に衝撃が広がった。農業・食品産業技術総合研究機構(つくば市)動物衛生研究部門によると、豚熱を媒介する動物は基本的に野生イノシシという。ただ、鳥やネズミがイノシシの死骸をついばんだ際などにウイルスが付着する可能性もある。同部門衛生管理研究領域病理・生産病グループの山田学上級研究員は、野生イノシシの間で豚熱が広がっていると、「養豚場周辺にも豚熱のウイルスが存在しているはず」と話し、感染予防に一層の注意が必要とした。

(県内でクマに襲われる被害相次ぐ:福島)
福島県内では、ことし、クマの目撃情報が去年の同じ時期より2割近く増え、先月下旬以降、クマによる人身事故が相次いでいて、県や警察などが注意を呼びかけています。福島県警察本部によりますと、ことし先月末までに警察に寄せられたクマの目撃情報は266件と、去年の同じ時期と比べて40件、率にして18%多くなっています。先月27日には会津若松市の竹やぶで、クマに襲われたとみられる80代の女性が倒れているのが見つかって搬送先の病院で死亡し、県は会津若松市に「ツキノワグマ出没警報」を出し、県内全域に「ツキノワグマ出没特別注意報」を出しました。しかし、4日後には、西会津町の山林で林道の草刈りをしていた80代の男性がクマに左腕をかまれて軽いけがをしました。県生活環境部自然保護課は、山に入る場合はクマよけの鈴を持ち歩き、やぶなどにむやみに近づかないよう注意するとともに、クマを見かけた場合は目をそらさず、静かに距離をとるよう呼び掛けています。

(地域リーダー(森林)及び鳥獣被害対策コーディネーター育成研修受講者募集)
農林水産省令和4年度鳥獣被害対策基盤支援事業として、地域リーダー(森林)及び鳥獣被害対策コーディネーター育成研修を開催いたします。本研修では造林や森林経営のためのニホンジカの被害対策についての知識や技術を実践的に学んで頂き、受講者の皆様が現場の被害状況に応じて適切な調査や事業計画、評価に取り組めるようになることを目指します。つきましては、下記の通り受講申込を受け付けます。鳥獣被害対策コーディネーター育成研修および、地域リーダー(森林)育成研修は、各研修の全日程にご参加いただける方を対象とします。なお、鳥獣被害対策コーディネーター育成研修については前半、後半いずれかの参加でも構いませんが、前半、後半両研修への参加が望ましいです。本研修にはフィールド実習が含まれます。森林内で作業可能な服装をご準備ください。全国9会場で実施します。一部会場によってカリキュラムが異なることがありますので開催案内をご確認の上お申し込みください。

(液剤の臭気利用した獣害対策の実証実験:千葉)
館山市の岡田と出野尾の2地区3か所で2日、バイオマス発電の廃液を活用した獣害対策の試験が始まった。木々が燃えたような臭いを放つ液材がイノシシやシカなどの獣害の侵入を避けるという手法で、3か月間設置して効果を検証するという。大網白里市の「Officetry」(敦賀智行代表)が令和元年に開発した。生木を特殊燃焼させるバイオマス発電技術を持つ国内企業と連携し、焦げたような強い臭いの廃液を活用。「山火事の臭いに似ていることで、害獣が危険を感じる本能を応用している」という。これまで全国80施設以上のワイナリー、果樹園、県内鉄道会社などで実証実験を行い、継続観察が行われている。今回、安房の獣害を知った敦賀代表から、館山ジビエセンターの沖浩志さんに提案があり、2区に相談して実験を行うことになった。沖さんは「一般に、音や臭い、光は、生き物が慣れてしまって、効果が持続しにくい」と当初は懐疑的だったが、「環境にも配慮され、実績を聞いて試しにやってみよう」ということに。2区の中でも特に被害が大きい土地を選定。敦賀代表の指導のもと、土地所有者らと共同で設置作業を行った。上部の四方を切り開いたペットボトルに30ミリリットルの液材を入れ、イノシシの鼻の高さ約50センチに合わせて棒に掛けた。風向きなどを考え、5メートルごとに容器を設置し、全体で約1600平方メートルの土地で検証を行う。岡田区の佐野健一区長は、「イノシシが家の庭まで入ってくるほど増えているので、効果に期待したい」などと話していた。

(住宅地へのクマ侵入を防ぐため住民や学生が河川敷で草刈り:北海道)
クマの出没が相次ぐ札幌市南区で、住宅地への侵入を防ぐため、河川敷で草刈りが行われました。6日、草刈りが行われたのは、札幌市南区の石山地区を流れる豊平川の河川敷です。地域住民によるこの活動は、以前、ヒグマが河川敷の茂みから住宅地に入り込んだことを教訓に始まり、今年で9年目です。今回も地域住民のほか、クマ対策に関心がある大学生や高校生など、およそ50人が参加し、クマが身を隠せないように草を刈りました。活動の前には、草刈りの効果やクマに出会った時の対処方法について、勉強会も開かれました。

(クマ出没への対策、草木を刈り払い見通しを確保:秋田)
秋田市雄和の椿川地区は大学やスポーツ施設、レクリエーション施設などが集まり、多くの人が利用します。森林に囲まれる中で心配されているのがクマの事故です。対策として見通しを確保するため草木の刈り払いが行われました。刈り払い作業を行ったのは周辺の施設などで組織する団体です。3年前からクマ対策に取り組んでいます。秋田市雄和の椿川地区には国際教養大学をはじめ、県立中央公園がありスポーツ施設やレクリエーション施設が集まり年間50万人を超える人が利用しています。一方で豊かな森林に囲まれ周辺では毎年クマが目撃されています。今年度も道路を渡るなどしていたクマが目撃され、フィールドアスレチック施設を一時閉鎖するなどの影響も出ました。5日に作業が行われたのは国際教養大学のすぐそば、パークゴルフ場脇の茂みです。茂みがクマの通り道や隠れ場所となり人身被害につながるため刈り払いで見通しを確保し、クマが人の行動エリアに近づくのを防ぐ狙いです。団体ではこれまでにも注意を呼びかける看板やクマよけの鐘を10か所ほどに設置していて今後もクマ対策を進めながら安心して利用できる環境を整えていくことにしています。

(イノシシ被害が深刻:沖縄)
イノシシによる農作物被害の広がりが懸念されている。城辺長北の一部ほ場では、畑が掘り起こされ、サトウキビが根元から倒れてしまうという被害が見られる。今年度は2月末時点で前年度並みの35頭を捕獲したが、生息数は50頭を超えるという見方が強い。クジャクが野菜を食い荒らすといった被害報告もあり、より効果的な鳥獣駆除が求められそうだ。市は19日の市議会一般質問で、生息数調査や猟友会会員の増員に取り組む方針を示した。市農政課によると、城辺の北海岸線の林野でイノシシの目撃情報が多い。城辺保良地区にあるゴルフ場にも出没しているといい、行政や猟友会による捕獲作業がイノシシの繁殖の速さに追い付いていない実態があるとみられる。農政課によると、イノシシは、地中にいる昆虫の幼虫などを食べるために土を掘り起こすという。その際に、サトウキビが根元から倒れてしまっているのではないかとみている。実際、現場のほ場に入ると、複数のサトウキビが倒れている様子が分かる。駆除は、わなで捕獲する方法が主流だ。今年度も30頭以上を捕獲する成果を挙げている。ただ、今も50頭以上の生息が推測されており、駆除はいたちごっこの様相を見せ始めている。一方、クジャクによるものとみられる被害も城辺保良で確認された。80代農家が栽培するニンジンの葉が食い荒らされたという。クジャクは雑食性で生態系に与える影響が懸念される。イノシシ同様に効果的な駆除が求められる。市は次年度も鳥獣駆除に取り組む。19日にあった市議会一般質問で、松原清光農林水産部長が生息範囲を報告。イノシシは城辺保良から平良高野にかけての北海岸一帯で、クジャクは宮古島全域に及ぶとした。その上で松原部長は「県が実施する有害鳥獣被害対策調査で個体数を調査している。駆除は、県猟友会に委託することになるので会員の増加に向けて取り組んでいる」と述べた。狩猟免許初心者講習会の宮古島市開催も要望しているといい、猟友会の会員を増やして駆除対策を拡充させる方針を示した。

(「感染経路イノシシ濃厚」:栃木)
那須烏山市の大規模農場で、国内最多の殺処分頭数となる豚熱(CSF)の発生から6日で2週間。県は5日正午時点で、全約5万6千頭の28・8%に当たる1万6124頭を処分した。国による疫学調査は、広い農場と多くの関係者を調べなければならず、通常よりも長期化している。原因究明が注目される中、CSF研究の第一人者、北海道大大学院の迫田義博(さこだよしひろ)教授は取材に対し、「国内で確認された事例のほとんどは野生イノシシからの感染で、農場間の感染ではない」と説明。感染防止には個々の農場における対策の検証とレベル向上を唱えている。迫田教授は今回のケースも、農場近くまで野生イノシシが接近し、何らかの理由でウイルスが農場内に入ったとみている。2018年9月に岐阜県で豚熱が確認されて以降、国の方針で各都道府県は野生イノシシの検査をしている。本県も年間を通じて検査を進め、4月以降は83頭を調べたが、那須烏山市内での陽性個体は現時点で確認されていないという。獣医学の専門家は「地域の一つの集団で300頭ほど調べないと、陽性の個体は見つからない」と解説。陽性個体が発見されていなくても、感染したイノシシがいないという証明にはならないと指摘する。身近に潜在する可能性があるウイルス。侵入を防ぐためには「農場ごとに検証する必要がある」と迫田教授は訴える。適切な消毒や柵の設置、敷地周辺の草刈りといった鳥獣対策など、飼養衛生管理の基準は同じでも、農場の飼育頭数や環境によって対処は異なる。迫田教授は「(対処について)農場の人が理解し、毎日適切に行動しているか確認すべきだ」と指摘する。発症を防ぐためのワクチン接種では、本県は、抗体を調べる血液検査結果を基に、農家別に接種時期を助言するなど徹底している。子豚については、母親からの移行抗体が切れる期間があるため、県内では生後40日前後で接種が行われる場合が多いという。迫田教授は「30~40日で接種するのは基本だが、母親から受け継ぐ抗体が20日程度で切れる状況が起きている可能性が高い」とみる。その上で「各農場や担当の獣医師が飼育豚の免疫状況をよく把握し、まずは1回目の接種を適正な時期に実施するよう精度を高めていくことが重要だ」と指摘する。

(クマ対策で警戒続く:北海道)
旭川市では7月下旬からクマに農作物を食い荒らされる被害が相次いでいることから、市の担当者と猟友会のメンバーが被害の拡大を防ごうと東旭川町でパトロールを続けています。旭川市によりますと東旭川町では、7月27日から8日までにスイカやスイートコーンなどの農作物がクマに食い荒らされる被害が11件、発生しています。市では被害の拡大を防ごうと、8月5日から毎朝、市の職員と地元の猟友会の人たちが東旭川町を車で巡回するパトロールを行っています。8日朝も市の職員2人と猟友会のメンバー4人が2つのグループにわかれておよそ1時間半、パトロールし、クマが近くにいないかどうか、痕跡が残っていないかどうか、また、新たな被害が出ていないか確認しました。その結果、農業用ハウスで栽培されていたスイカとスイートコーンが、ヒグマによって食い荒らされているのが新たに見つかりました。北海道猟友会旭川支部の役員、撫養一成さんは「東旭川町には4頭から5頭のクマがいると思う。遭遇したらパニックになって襲ってくる危険性があるので警戒が必要だ」と話していました。市ではパトロールの途中でクマに遭遇した場合は爆竹を鳴らして遠ざけたり近くに住宅がない場合には駆除したりすることで被害を防ぎたいとしています。また、市によりますと、クマが活動する夜間や早朝は1人では行動しないこと、生ゴミから肥料をつくるコンポストを家の外に放置しないことなどがクマと遭遇しないための対策になるということです。パトロールは8月11日で終了の予定でしたが、クマによる農作物への被害が続いていることから、旭川市では期間の延長を検討しているということです。

(県猟友会射撃大会:静岡)
猟友会のメンバーが射撃の正確さを競う大会が6日、静岡県富士宮市の射撃場で開かれました。優秀者は9月に開かれる1都8県の大会に出場します。この大会は、県猟友会が射撃技術を高めていこうと毎年開いていて、県内13の猟友会から約40人が参加しました。競技はライフル銃などを使って動く的を撃つ「動的」や、片膝をついて撃つ「膝撃ち」など種目別に行われ、50m先、100m先の的に向け引き金を引いていました。静岡県猟友会・浅風重章副会長「それこそ腕をあげてもらって、安全に狩猟できるように努力してもらいたいと思っています」。県猟友会の会員は約3300人。女性は増えているものの、全体では減少していて、有害鳥獣を駆除するためにも愛好者を増やしていきたいとしています。

(またクマが農園を荒らす:北海道)
8日朝、旭川の農場で、農作物がクマに食い荒らされているのが見つかりました。この一帯では、先月末からクマによる被害が相次いでいます。8日午前6時ごろ、旭川市東旭川町東桜岡で、パトロールしていたハンターが、道路の上にクマのフンがあるのを見つけました。付近を捜索したところ、近くにある農園のビニールハウスが破られ、中で育てていた作物が食い荒らされていました。農園によりますと、トウモロコシ40本とスイカ25個が被害にあったということです。付近には、直径13センチほどのクマの足跡もありました。旭川市内では、先月27日以降、クマによって農作物が食い荒らされる被害が、8日までで15件起きています。そのほとんどが東旭川町の一帯で、先週金曜日からは、この一帯でハンターたちがパトロールも始めていました。

(クマと衝突した車が横転:北海道)
5日正午まえ、北海道苫小牧市の道央自動車道の樽前サービスエリア付近で、乗用車とクマと衝突し、乗用車が横転しました。けがをした人はいません。クマは死にました。5日正午まえ、苫小牧市の道央自動車道下り線、樽前サービスエリア付近で、乗用車が道路に出てきた衝突しました。この事故で、乗用車はのり面に乗り上げ、横転しました。乗っていた2人にけがはありませんでした。クマは体長60センチほどの子グマで、その後、死んでいることが確認されました。現場付近の高速道路上では、別の子グマも目撃されていて、警察が注意を呼びかけています。この事故の影響で、道央自動車道は正午から白老⇔苫小牧西で通行止めとなりましたが、午後4時半すぎに解除されました。

(クマがブタ3匹を襲ったか:長野)
長野県須坂市でブタを襲った可能性のあるクマが3日、わなにかかっているのが見つかりました。4日、県や市が麻酔銃で眠らせたうえで山に返しました。麻酔で眠らされたクマ。体長140センチ、体重85キロの雄です。豚舎のブタを襲った可能性があるとして3日、わなで捕らえられたクマです。クマが出たのは山あいの須坂市亀倉地区です。豚舎の持ち主の男性によりますと、7月20日から23日にかけ3匹のブタが相次いでいなくなりました。豚舎の近くにわなを仕掛けたところ、3日朝、クマ1頭がわなにかかった状態で見つかったということです。そして4日午後、県のクマ対策員や市の職員が現場に。保護の観点から駆除はせず、麻酔銃で眠らせ山に返します。このクマがブタを襲った個体かどうかは分からないものの、市は何らかの関係はあるとみていて、耳に識別するためのタグも付けました。市は山にエサがなく、人里までおりてきてしまった可能性が高いとみています。

(シカとイノシシ同時に捕獲:岐阜)
岐阜県関市小野の山林に仕掛けられた囲いわなにシカとイノシシが入り、捕獲された。同じ種類の獣が一度に複数頭捕獲されるケースはあるものの、「シカとイノシシが同時にかかるのは珍しい」と地元猟友会も驚いている。囲いわなは縦4メートル、横2メートル、高さ1・8メートルほどの金属製の檻(おり)で、市猟友会関支部の会員が設置。米ぬかの餌を入れておいたところ、体長約150㌢の雄のニホンジカと体長108㌢の雄のイノシシが一緒に入っていた。田畑を荒らす有害鳥獣の駆除に長年携わってきた同支部の小林光男さん(73)は「シカとイノシシはそれぞれ警戒心が強く、山の中でも一緒にはいない。同時に餌を食べること自体が珍しい」と話した。捕獲された2頭のうちシカは野生獣肉(ジビエ)にするため解体され、イノシシは処分された。市農林課によると、昨年度市内で駆除されたシカは190頭、イノシシは148頭で、本年度も6月末までにいずれも30頭以上が駆除されている。とりわけイノシシは豚熱の影響で数を減らしていたが、昨年から駆除数が増加に転じているという。

(熊が民家侵入、冷蔵庫開ける:長野)
松本市は6日、同市安曇で熊1頭の目撃情報があったとして注意を呼びかけた。

(住宅の敷地に侵入しモモが食べられる被害:福島)
7日朝桑折町の住宅にクマが侵入し、軒先に置いていたモモが食べられる被害があった。クマが侵入したのは桑折町南半田の住宅。この住宅に設置された防犯カメラには、クマが午前4時過ぎに住宅の方へ向かう姿と、その約20分後にゆっくりと立ち去っていく姿が記録されていた。近くの畑ではモモの木の枝が折られる被害も発生していて、クマによるものとみられている。被害を受けた農家「ドア開けたら食べたあとがあったので、またハクビシンが来たのかなと思ってたんですけども、映像確認したらクマだったというんで、ちょっとびっくりしました」現場近くではおとといにもクマが民家の物置に侵入し、モモが食べられる被害が発生していて、警察が注意を呼びかけている。

(クマがトウモロコシ"50本"なぎ倒し食べ荒らす:北海道)
8月7日早朝、北海道函館市にある家庭菜園のトウモロコシ畑がクマによって荒らされる被害があり、警察などが注意を呼び掛けています。クマによる食害があったのは、函館市桔梗町にあるトウモロコシ畑です。8月7日午前5時ごろ、家庭菜園でトウモロコシを育てていた70代の男性が、畑が荒らされているの見つけ、約2時間後に警察に届け出ました。警察が現場を確認したところ、トウモロコシの茎が約50本がなぎ倒され、食べられているのが確認されました。また畑には長さ23センチメートル、幅16センチメートルほどのクマの足跡が残されていました。7月30日には、この畑のすぐ近くにある七飯町の畑でもクマに荒らされる被害がありました。警察やハンターは同一の個体による"食害"とみて、付近の住民に警戒を呼び掛けています。

(乗用車とクマ接触:秋田)
7日午後7時25分ごろ、秋田県仙北市田沢湖生保内字武蔵野の国道46号で、秋田市の40代男性が運転する乗用車が体長約1メートルのクマと接触した。男性にけがはなかった。

(観光道路にクマ3頭、注意を:秋田)
秋田と岩手両県を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」の道路脇に8日、ニホンツキノワグマの親子ら3頭が相次いで出没した。八幡平ビジターセンター(秋田県鹿角市)では「クマの食べ物が少なくなっている時期。くれぐれも注意を」と呼びかけている。出没したのは、同センターに近い秋田県側の道路脇。親子とみられる2頭は道路脇の側溝などで食べ物を探すような仕草を見せ、20分ほどで茂みに姿を消した。もう1頭は200メートルほど離れた道路脇から現れ、地面を懸命にかき分けたり、道路を横断したりした。

(市街地に現れた子ジカ、麻酔薬仕込んだ吹き矢で捕獲:北海道)
8月7日朝、札幌市東区の幼稚園の敷地に現れたオスの子ジカ。ほとんど動かず、警察や札幌市の職員が7時間以上対応に追われましたが、麻酔薬が仕込まれた吹き矢によって捕獲されました。シカがみつかったのは8月7日午前10時20分ごろ。札幌市東区北24条東18丁目の幼稚園の敷地にシカが座っているのを、近くの交番に勤務する警察官が発見しました。シカはオスの子ジカで、札幌市の職員が現場に駆け付け様子を確認したところ、前足をケガしていることがわかりました。車などにぶつかった可能性があり、立つことができない状態だったということです。7日午後5時40分ごろになって、市が委託している専門業者が、麻酔薬を仕込んだ吹き矢を命中させ、シカを捕獲。7時間以上続いた"シカ騒動"は幕を閉じました。札幌市では通常、市街地に出たシカは自然に帰ってくれるのを待ちますが、このシカはケガが重く回復が厳しいとして市の方針に基づき「安楽死」処分されたということです。

(高速道路に子グマ、4時間通行止め:北海道)
5日午後1時前、北海道苫小牧市の道央自動車道で撮影された動画です。高速道路を横断し、茂みに入っていく1頭の子グマ。付近ではおよそ1時間前、警察に「クマと車の事故」という通報がありました。警察が現場に到着すると、乗用車が横転し、道路上に体長およそ60センチの子グマ1頭が死んでいたということです。乗用車は子グマをひいた後に横転。乗用車に乗っていた3歳の子どもと運転手にけがはありませんでした。また、事故発生からおよそ1時間後、現場にいた警察官が体長およそ60センチの子グマを目撃しました。死んだ子グマの兄弟なのでしょうか。クマは事故現場から離れることなく、高速道路上や近くの茂みをさまよっていたということです。この影響で、道央道では正午から白老ICと苫小牧西ICの間がおよそ4時間半、通行止めとなりました。実は近くでは、きのう夜からクマの目撃情報が相次いでいました。4日午後11時前、クマと車がぶつかったという通報があり、警察が現場に到着すると、親グマとみられる大きなクマと子グマ1頭が車にひかれて死んでいたということです。5日午前5時前には子グマ2頭の目撃情報も。4頭は親子だったのか。高速道路では地元の猟友会などが警戒にあたっているということです。

(イノシシ「池で水浴び」:広島)
6日午前6時半ごろ、広島県福山市霞町の中央公園で、原爆死没者慰霊式典の会場準備をしていた関係者がイノシシ1頭を目撃した。その後同7時20分ごろには千代田町1丁目で、同8時20分ごろには王子町1丁目、同8時半ごろには南手城町2丁目でそれぞれ付近にいた人から「イノシシを目撃した」と110番があった。午前9時半現在でけが人の情報は入っていない。福山東署によると、目撃者の証言などから、イノシシは成獣とみられ、署員が周辺を警戒しているという。式典の準備をしていた市原爆被害者友の会の植岡進次さん(66)は、公園内のまなびの館ローズコムの周囲にある池にいるイノシシに遭遇。その後、東方向に走っていったという。「じゃぶじゃぶと水浴びをしているようだった。こんな中心部にまさかイノシシが出てくるとは」と驚いていた。

(クマの食害か、トウモロコシ被害:青森)
5日朝、青森県東北町上板橋集落内の畑で、クマによるとみられるトウモロコシの食害が3件相次いだ。

(クマ出没:宮城)
栗原市によると、7日午前7時55分ごろ、栗原市築館下高森にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
富谷市によると、6日午前11時30分ごろ、富谷市西成田南田にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、4日午後5時50分ごろ、仙台市青葉区芋沢綱木にクマが出没しました。

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(突然変異の増加みられず、イノシシ被ばく研究:福島)
東京電力福島第1原発事故により放射性物質が飛散した地域で捕獲されたイノシシの遺伝解析をした結果、事故前後の世代で塩基配列の突然変異率に違いがなかったとする研究成果を、弘前大(青森県)や福島大などのチームが3日までに、科学誌エンバイロメンタル・ポリューションで発表した。発表によると、チームは2015~18年に福島県の避難区域などで捕獲された174頭の遺伝子の塩基配列を調査。事故前に宮城、山形県で捕獲された17頭のものと比較すると、突然変異に応じて増える配列パターンの数に違いはなかった。

(クマに襲われる、男性が顔にけが:長野)
4日、長野県山ノ内町の山中で釣りの下見をしていた男性がクマに襲われ、顔を切るけがをしました。警察によりますと、男性は4日午後3時半ごろ、山ノ内町の山中にある角間川の沢を釣りの下見のため1人で歩いていたところクマに襲われたということです。男性は自力で最寄りの交番へ行き、その後、医療機関を受診しました。顔を切るけがを負いましたが、軽傷とみられます。クマは体長2メートル近くの成獣とみられ、警察などが注意を呼び掛けています。

(アライグマに引っかかれ負傷:兵庫)
8月2日午後9時45分ごろ、赤穂市松原町の公園で、男性がアライグマとみられる動物に襲われてけがをする被害が発生した。赤穂署によると、男性は松原公園で犬の散歩中、接近してきたアライグマとみられる動物3頭を追い払おうとしたところ、足をひっかかれたという。治療を終えて同署に被害を届け出た男性は左ひざと右太腿裏に包帯を巻いていたという。赤穂市はアライグマをイノシシと同じく「有害鳥獣」と位置づけている。希望する市民に捕獲器具を無料で貸し出し、今年4月から6月までに2頭を捕獲した。市は「人身被害防止のため、アライグマに出会った場合、あわてずゆっくり後ずさりをして、その場を離れて」と呼び掛けている。

(野生のイノシシが豚熱に感染:徳島)
徳島県は新たに野生のイノシシ1頭が、ブタの伝染病CSF=豚熱に感染しているのが確認されたと発表しました。県内での確認は7月に続き2例目で、県は、野生のイノシシの検査エリアを広げて、対策を進めていきたいとしています。徳島県によりますと、4日佐那河内村の畑で野生のイノシシ1頭が死んでいるのが見つかり、徳島家畜保健衛生所が検査したところ、豚熱の感染が確認されました。県内での感染の確認は7月下旬、徳島市で見つかった野生のイノシシに続いて2例目で、今回は、前回発見された場所から4.3キロ離れているということです。豚熱は伝染力の強い、ブタやイノシシの病気で、人には感染せず、仮に食べても人体に影響はありません。また、県内で飼育されている豚やイノシシは、ワクチンを接種しているため、県は引き続き、移動や搬出の制限はしない方針ですが、新たに今回の発見場所から半径10キロ圏内で野生イノシシの検査を強化するなど、対策を進めていきたいとしています。県は「県内の畜産業を守り抜くために正確な情報発信など、職員一丸となって対応にあたりたい」としています。

(野生のイノシシ1頭が豚熱に感染:富山)
富山県は3日、野生のイノシシ1頭から豚熱の感染が確認されたと発表しました。富山県によりますと捕獲されたイノシシ28頭を東部家畜保健衛生所で検査したところこのうち、7月28日に小矢部市内で捕獲された1頭から豚熱の陽性が確認されたということです。今年4月以降、富山県内で豚熱の感染が確認されたのは6頭目です。豚熱は、豚やイノシシの病気で、人に感染することはありません。また、感染した肉が市場に流通することはなく、万が一、感染した肉を食べても健康に影響はありません。

(ヒグマ狩猟期間見直しへ道が初会合:北海道)
道は1日、専門家でつくる「ヒグマ捕獲のあり方検討部会」の初会合を札幌市内で開いた。ヒグマによる人身事故の増加を受け、現在は10月から翌年1月末としている狩猟期間の延長の是非が主な論点で、年内をめどに意見をまとめる。ヒグマの人里への出没や人身事故が相次いでいることを受け、道は昨年度改正したヒグマ管理計画で狩猟期間の見直しに言及。具体的な議論を進めるため、研究者やハンターらによる部会を初めて設置した。

(牛63頭襲う「OSO18」凶暴300kgの巨大ヒグマ捕獲のチャンス:北海道)
「OSO18」と呼ばれる巨大な動物。正体は推定300キロもあるヒグマです。残された巨大な足跡。相次いで牛が襲われる被害が出ています。先月、北海道標茶町で撮影された推定300キロもある巨大なヒグマです。このヒグマによる被害が続いていて、襲われた牛は63頭。北海道ヒグマ対策室・武田忠義主幹:「捕獲が困難を極めています」。ところが、最大の捕獲のチャンスはこれからやってくると言います。一体なぜ…。このヒグマによる被害が初めて確認されたオソツベツ地区の地名と足幅が18センチあったことにちなみ、OSO18と呼ばれています。北海道ヒグマ対策室・武田忠義主幹:「ヒグマの大きさは前足の幅で推定できるんですけれど、18センチというとかなり大型の雄である」。先月、牛6頭がOSO18に襲われたとみられ、5頭が死んで1頭が負傷しています。3年前から、このヒグマによる被害が続いていて、襲われた牛は63頭。北海道ヒグマ対策室・武田忠義主幹:「平成に入ってからは、1頭のヒグマによる被害としては最大の数になる」。被害が続く、その訳は…。北海道ヒグマ対策室・武田忠義主幹:「人前に姿を現さずに夜間のみ行動をして捕獲が困難を極めています」。そのため、付いた異名は「忍者グマ」。滅多に姿を現さない忍者グマですが、今の時期は飼料用トウモロコシを狙うとみられています。収穫期の9月までが捕獲のチャンスとみて警戒を強めています。

(66人被害、群れを離れた「ハナレザル」か:山口)
山口市の住宅街で、野生のニホンザルに住民延べ六十六人が次々に襲われた。「単独犯」とみられ、人家に侵入し、子どもや高齢者にけがをさせたケースも。食べ物を取るわけでもなく、まるで人を標的に攻撃しているようだった。なぜこんなに被害が連続したのか。最初の被害は先月八日。家の網戸を開けて侵入したサルが乳児の足を引っかいた。それから二十日間、山口市小郡地区の約三キロ四方で、住民がかまれたり引っかかれたりしてけがをする被害が続いた。大半は軽傷だったが、指をかまれて骨折した人も。いずれも食べ物には手を付けられていなかった。二十六日に一匹を麻酔銃で捕獲して殺処分したが、被害は続く。二十八日夜、地元企業の社員寮に侵入したサルをインドネシア国籍の技能実習生が同僚と取り押さえた。殺処分となり、ようやく被害が止まった。市農業政策課の担当者は「被害のあった地域は山を切り開いて造られた。裏山にサルの群れがいることは前から分かっていた。市内で農作物の被害は日常的にあるが、人だけを継続的に狙った被害はこれまで聞いたことがない」と話す。

(知床の問題クマ、20頭は国立公園外生まれ:北海道)
知床財団(オホーツク管内斜里町)は、昨年度に斜里町、根室管内羅臼町、標津町の3町で建物への侵入などの問題行動を起こしたヒグマのうち、少なくとも8頭が知床国立公園内、20頭は国立公園外で生まれたとみられると明らかにした。これまで専門家らは公園内で生まれたヒグマが問題個体になっているとみていたが、知床半島全体を視野に対策を立てる必要性も出てきそうだ。

(有害鳥獣の捕獲情報「見える化」で効率向上へ:長崎)
イノシシなどによる農作物被害の対策を強化するため、長崎県はスマートフォンのアプリを活用した捕獲情報の「見える化」を進めている。市町ごとに情報を一元管理し、効率的な捕獲につなげる狙いのほか、市町職員の事務作業の負担軽減も見込む。県農山村振興課によると、有害鳥獣による2020年度の県内農産物被害額は約1億9千万円。その主要因とされるイノシシの捕獲数は全国上位の約4万8500頭だった。県は21年度、捕獲情報を集約する民間開発アプリの実証実験を20市町で実施した。本年度は西海や対馬など7市町に絞り込んで継続し、実用化を進めている。県の本年度一般会計補正予算に関係事業費約950万円を計上した。このアプリは、捕獲従事者が写真を撮影し、捕獲場所や固体情報をまとめて報告することで、各市町ごとに情報がマップ化される仕組み。わなや防護柵の効果的な設置など被害の未然防止に役立てる。また、現在は捕獲従事者が書類で報告し、市町職員が実績管理のためパソコン入力する手間がかかっているが、アプリ活用でその作業が省かれる。同課によると、県内の捕獲従事者は推計約1700人。21年度の実証実験では、うち141人の利用にとどまった。共有する情報を充実させるため7市町での効果を実証し、参加市町を再び増やしたいとしている。

(有害鳥獣捕獲、猟犬の代役にドローン:大分)
大分市猟友会が猟犬の代わりにドローン(小型無人機)を使い、有害鳥獣を捕獲する実験を始めた。上空から犬の鳴き声を流して追い込む。会員の高齢化が進む中、山中で犬を追う負担などを軽減する。ドローンは全長1・2メートル。

(ヒグマの通り道で草刈り:北海道)
札幌市南区の豊平川では、高校の生物の教員などがヒグマの通り道になる河川の草刈りを実施しました。札幌市南区石山地区・豊平川での草刈りは、道内外の高校の生物の教員などおよそ40人が参加しました。ヒグマは河川敷の草むらの中などを身を隠しながら移動する習性があります。きょうは日本生物教育会全国大会の野外研修の一環で、市街地にヒグマを寄せ付けないための対策として、草刈り活動が行われました。石山地区河川敷での草刈りはあさって土曜日にも実施され、地元住民などおよそ60人が参加する予定となっています。

(クマ被害防止へ、大学職員などがやぶの刈り取り:秋田)
クマによる被害を防ぐため、秋田市では、公園や大学の職員などがやぶを刈り取り、クマが隠れる茂みを減らす作業が行われました。この作業は、クマの活動が活発になる夏に毎年行っているもので、秋田市の雄和椿川地区には、近くにある県立中央公園や国際教養大学の職員など13人が集まりました。クマは人目につかないやぶなどの茂みを好んで移動するということで、作業では、草刈り機などを使って高さ1メートル以上あるやぶを刈り取っていました。県立中央公園にはクマの目撃情報が毎年寄せられていて、これまでにけがをした人はいないものの、ことしも目撃情報を受けて6月に一部エリアを臨時休業したということです。雄和椿川地区熊対策協議会の畠山勇人会長は「森から出てきたクマと出あい被害を受けることを防いで地域の人に安全に過ごしてほしい」と話していました。

(ダメ!クマに接近:北海道)
羅臼町内で3日に開かれた知床世界自然遺産地域科学委員会のヒグマワーキンググループ会議では、知床国立公園内で本年度、観光客らがヒグマに近づく「危険事例」が4件あったと報告された。いずれも3頭の親子クマへの接近で、道路に現れた個体に車から降りて近づき、撮影するなどしていた。知床財団(オホーツク管内斜里町)が報告した。事例は5月前半に集中し、いずれもオホーツク管内斜里町側だった。

(ハト被害に悩む住民、「ハトへのエサやり禁止」条例も:東京)
多くの人を悩ませるハトの被害。東京大田区では、この春から駅前や公園などでハトへのエサやりを禁止する条例を定めました。エサをあげてしまう人に困っていたということです。東京・大田区の大森駅前で今年2月に撮影された映像に映っていたのは、1人の男性に数十羽ものハトが集まっている様子です。男性が手に持ったものを落とすと、ハトは激しく動いていました。男性が行っていたのは、ハトへのエサやりでした。2日、エサやりを注意した大森駅東口商店会の荻野正助会長に話を聞きました。どのへんにハトいたんですか。大森駅東口商店会 荻野正助会長「このへんですね。向こうのビルの屋上にも真っ黒になるほど(ハトがいた)。(ハトが)おじさんがエサを持ってくるのを待っているわけですよ」。何度も注意したといいますが、やめなかったといいます。商店街の店などだけでなく、通行人からも苦情が寄せられるようになりました。こうした事態に大田区は、今年4月、駅前や公園でハトなどへのエサやりを禁止する「大田区ハト・カラスへの給餌による被害防止条例」を施行しました。条例に違反し、指導にも従わない場合、5000円の過料を科す場合があるとしています。条例が始まってから約4か月。区内の公園には、条例の効果か、ハトはほとんど見かけませんでした。ただ、ハトにエサをあげる人がいなくなったわけではなく、2日も…。中野区でも、ハトの被害が住民を悩ましていました。ハトのたまり場のようになっている公園では、近隣住民によると、多いときには100羽ほどのハトがいるといいます。周辺では対策がとられていましたが…。フンだらけの道路を踏まないようにペットを抱きかかえて歩く人もいました。たくさんのハトは、ほかの場所でも見られました。中野区にはよくない生活環境を解消するための条例があり、動物への衛生上問題のあるエサやりなど、条例違反の行為を繰り返す人は氏名・住所を公表するとしています。今年1月、自宅周辺でのハトのエサやりを中止するよう命令したにもかかわらず、やめない住民がいたため、初めてホームページ上で氏名などを公表しました。ハトの被害が各地で聞かれる中、いま増えているのが、外だけでなく、自宅でのハト被害です。ハトの忌避剤を作るプロテクト 統括・森本実さん「ステイホームやテレワークの時間が増えることによって、家にいてハトの鳴き声が気になったり」。ハトの忌避剤を製造しているこの会社には、新型コロナウイルスの感染拡大前は月に2件程度だった問い合わせが、コロナ禍で急激に増えたというのです。最近では、太陽光パネルと屋根の間にハトが棲みついて困っているという声が多く聞かれるといいます。ハトへの悩みにさまざまな対策が進められています。

(食害相次ぎ、クマ対策でパトロール:北海道)
クマが畑の作物を食い荒らす被害が相次いでいる旭川市で、5日朝、猟友会のハンターらがパトロールを行いました。午前5時、旭川市東旭川町豊田にハンター4人と市の職員2人が集まり、パトロールに出発しました。東旭川町米原の畑では4日、スイカ20個が食い荒らされているのが見つかり、近くにはクマの足跡がありました。旭川市内で確認されたクマの「食害」は、7月27日から4日までで11件に上っています。北海道猟友会・旭川支部 高梨秀二・支部長「それなりの(クマの)頭数は増えている感じ。とりあえず1週間様子を見る」。5日朝のパトロールでは、新たな被害は見つかりませんでしたが、隣の東川町でも4日、トウモロコシやスイカがクマに食べられる被害が確認されていて、警戒が続いています。

(スイカ20個がクマに食い荒らされる:北海道)
北海道旭川市でまた、畑のスイカがクマに食い荒らされました。周辺では、クマによる作物被害が相次いでいます。4日午前10時ごろ、旭川市東旭川町米原にある畑で育てていたスイカ20個が、クマに食い荒らされているのが見つかりました。近くには、およそ14センチのクマの足跡が残されていました。旭川市内では、先月27日から今月4日までに、クマによる「食害」が11件確認されています。また、4日午前6時ごろには、隣の東川町でも、トウモロコシやスイカがクマに食べられる被害が確認されていて、警察や自治体が警戒を強めています。

(3匹の飼育ブタ相次ぎ消える、仕掛けたわなでクマ2頭捕獲:長野)
長野県須坂市の豚舎で飼育されていたブタ3匹が相次いで姿を消しました。クマが襲った可能性あり地元の猟友会がわなを仕掛けたところ、3日までに成獣2頭が捕獲されました。おりの中で暴れるクマ。3日に捕獲されたツキノワグマです。須坂市にある豚舎で7月20日異変が起きました。所有者が朝、豚舎へ行くとブタ1匹がいなくなっていたというのです。さらに22日、そして23日と4日間のうちに合わせて3匹がいなくなりました。盗まれた可能性もあるとして警察などに相談しました。その後で豚舎内の壁にクマの足跡が見つかりました。7月23日、地元の猟師がわなを仕掛けたところ、翌日体長およそ1.5m、オスのツキノワグマの成獣が捕獲されました。須坂市や猟友会は、別のクマがブタを襲う可能性があるとしてわなを設置。すると8月3日、2頭目のツキノワグマが捕獲されました。市や長野県は駆除せず、人里の危険さを覚えさせた上で山に放す「学習放獣」をすることにしました。麻酔をして耳に個体を識別するタグをつけた上で、森にかえしました。野生のクマを巡っては北海道で牛を襲ったケースもあります。7月、6頭の牛がヒグマに襲われ5頭が死にました。ヒグマによる牛の被害は3年前から63頭に上っているそうです。須坂市によると、今年はクマによる農作物などの被害は多いものの、これまでにブタが襲われる被害は例がないということです。

(厨房のぞいたら妻じゃなくてクマが:長野)
夜中にガタガタと物音が、正体はなんとクマでした。長野県松本市の郊外・乗鞍高原のペンションに野生のクマが侵入し、食料を食い荒すなどの被害がありました。被害があったのは、松本市安曇(あづみ)の乗鞍(のりくら)高原のペンション。午前1時すぎ、経営者の男性がある異変に気付きました。男性はクマを刺激しないように身をひそめ、すぐに警察に通報。室内には、クマが侵入した痕跡が…。床には、うっすらと足跡も…。クマは、15分ほど厨房の中を荒らしたあと、奥の窓から逃げたということです。当時、宿泊客はおらず男性にけがはありませんでしたが、地元の保育園の給食として届けるはずだった焼き立てのパンや、リビングにあったモモなどが食い荒らされました。深夜にやって来た思わぬ来客。足跡などからクマは成獣とみられ、警察などが注意を呼び掛けています。今回、モモやパンが食い荒らされたということですが、松本市の森林環境課によりますと、夏は、クマが食べ物を求めて動き出す時期で、果物やジュースといった甘いものを好むそうです。長野市のいのしか対策課などにも話を聞きますと、人間の食べ物の味を覚えたクマは、人里に出没するようになると話します。味を覚えさせないということが重要です。

(クマ2頭が次々?1晩でトウモロコシ"約120本"食い荒らす:北海道)
北海道旭川市で1日夜からの1晩で、トウモロコシ約120本が食い荒らされる被害がありました。付近にはクマとみられる動物の足跡があり、旭川市などで注意を呼び掛けています。被害があったのは、北海道旭川市東旭川町米原の2か所の畑です。旭川市などによりますと、8月1日夜から2日の朝にかけて、トウモロコシ畑で約100本が食い荒らされているのが見つかりました。さらに、この畑の向かい側の畑でもトウモロコシ約20本が食い荒らされているのが見つかりました。一方の畑には、幅約14センチと約16センチの足跡があり、もう一方の畑では約14センチの足跡が見つかっていて、少なくとも2頭のクマがいた可能性があるということです。東旭川町では7月にも、スイカが食い荒らされる被害があり、旭川市などで注意を呼びかけています。

(クマと車が衝突:山形)
3日未明、山形県酒田市でクマと車が衝突しました。けが人はいませんでした。警察によりますと3日午前3時頃、山形県酒田市の県道で60代の男性が車を運転していたところ、道路を横断するクマ1頭と衝突しました。クマは体長およそ1.2メートルで、衝突後その場から移動しいなくなったということです。男性にけがはありませんでした。

(国道で車とクマが衝突:秋田)
2日午前8時前、車の運転手から「湯沢町三俣の国道17号線上でクマ1頭と衝突した。クマは国道17号線を挟んで西の方向に立ち去った」と警察に通報がありました。運転手にケガはありませんでした。クマが目撃されたのは民家から約50メートルの地点だったため警察と湯沢町が住民に注意を呼びかけています。

(イノシシ駆除に協力、3人に感謝状:広島)
広島県警江田島署は3日、江田島市内の商業施設に現れたイノシシの駆除に協力した3人に感謝状を贈った。市職員内藤快世(やすよ)さん(57)、無職石田繁さん(74)、自営業吉岡孝浩さん(45)。いずれも捕獲許可証を持ち、市の有害鳥獣駆除班に登録している。

(2022年度愛知県わな捕獲技術向上セミナー:愛知)
愛知県では、豚熱対策として野生イノシシの捕獲を強化しており、その担い手となる狩猟者の確保・育成を行っています。今回、狩猟を始める際に必要な知識やわな捕獲の技術向上のため、昨年度に引き続き、わな猟免許をお持ちの方を対象にした「愛知県わな捕獲技術向上セミナー」を開催します。つきましては、セミナーの参加者を募集しますので、お知らせします。参加費は無料です。狩猟初心者の方や、狩猟の知識・技能向上に関心のある方々は、是非御応募ください。

(中学校にシカ侵入、サッカーゴールに絡まる:兵庫)
3日午前7時45分ごろ、藍中学校(兵庫県三田市大川瀬)の校庭で、サッカーのゴールネットにシカが絡まっているのを学校関係者が発見した。市農村再生課によると、オスの成獣。生徒らが近寄らないように対策をし、市の「鳥獣被害対策実施隊」が発見から約2時間後に殺処分した。けが人などはなかった。処分の対応は田んぼなどの鳥獣防止ネットに絡まった場合と同じという。

(シカ目撃相次ぐ:熊本)
昨年末から、熊本市でニホンジカの目撃が相次いでいる。現在、市内で確認されている生息場所は南区の雁回山周辺のみだが、最近は北、東、中央の各区にまたがる白川沿いに集中し、市街地にも出没。農業被害のほか交通事故なども懸念され、市が対策を急いでいる。市鳥獣対策室によると、近年の目撃件数は年間20件前後で推移しているが、今年1~7月は既に16件。昨年までは緑川の河川敷や東区の白川沿いで多かったのに対し、今年に入ってからは中央区の渡鹿など市中心部に近い立田山近郊に集中している。同室は「通常、目撃は広範囲に移動する繁殖期の10、11月に多いが、最近は子育て中の4~6月にも多く目撃されるようになった」と指摘する。捕獲頭数も年々上昇している。同市では2017年度の25頭から21年度は70頭と4年間で約3倍に。立田山では20年度に3頭、金峰山では21年度に1頭をそれぞれ初めて捕獲した。県内の推定生息頭数も19年度は約9万頭と、10年前から3倍に増えている。森林総合研究所九州支所(熊本市)の安田雅俊・森林動物研究グループ長(53)は「立田山は分布拡大の最前線。雄のみか、少数ながら雄雌ともに生息し、繁殖を始めている可能性もある」と分析。立田山や金峰山はシカが潜む場所や餌、飲み水など生息環境が整っているため「すみ着きを防ぐにはモニタリングを強化して、早期の捕獲が不可欠だ」と訴える。白川沿いでは車道近くにも出没しており、市は交通事故が起きる恐れがあるとして、わなを含めた早急の対策を検討している。他県では既にシカが関係する交通事故が問題化しており、北海道では21年に4009件と5年前の2倍に増加。京都市でも18年にバイクの男性が死亡する事故が起きている。3日、狩猟免許を持つ東区の男性(76)は、東区下南部の白川沿いで草を食べる雄2頭を確認した。「山の中ではよく見かけるが、住宅街で見つけたのは初めて。こんな所にまでシカが来るなんて」と驚いていた。現時点で市内の農業被害は報告されていないが、県内では年間約6千万円(20年度)に上る。同室は「シカは何でも食べる。放置すれば市内でも農業被害が出かねない。目撃したら、ぜひ知らせてほしい」と呼びかける。

(スイフヨウ名所、イノシシ被害か:京都)
スイフヨウ(酔芙蓉)の名所として知られる大乗寺(京都市山科区)で、イノシシとみられる野生動物に栽培地を荒らされる被害が発生した。90歳の住職が支援者らと守り育ててきた株が倒され、柵も壊された。住職は落胆の色を濃くしつつも、「できるだけ手入れし、秋にはきれいに咲く姿を見てもらいたい」と前を向く。

(鹿の命を「ボーンブロス」に変えてジビエ文化を広めたい:岩手)
大槌ジビエソーシャルプロジェクト(OGSP)は、岩手県大槌町で「ジビエ事業」を営んでおります。今回は、大槌の豊かな自然で健康に育った鹿の骨を使用した「ボーンブロス」を作ります。今まで活用できていなかった鹿の骨を新しい価値へ変えるために、みなさまのお力をお貸しください。

(ジビエで新展開を模索:福岡)
福岡県糸島市で、ジビエ処理・販売を手掛ける「tracks(トラックス)」。代表の江口政継さん(42)は地元出身の猟師で、野生のイノシシなどジビエ料理の飲食店も運営する。江口さんは新人猟師だった10年ほど前、山中で高齢の農家女性に呼び止められた。「畑で作物を作っても収穫直前にイノシシが来て一晩でなくなってしまう」。涙を流して獣害の深刻さを訴える姿に「自分にできることはないか」

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、4日未明、仙台市太白区秋保町馬場向山にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、4日午前7時50分ごろ、仙台市青葉区作並相ノ沢にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、3日午後0時15分ごろ、仙台市青葉区上愛子道半にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
利府町によると、3日午前8時ごろ、利府町沢乙唄沢にクマが出没しました。

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(農作業中クマに襲われ男性けが:岩手)
29日午後、矢巾町の畑で農作業をしていた81歳の男性がクマに襲われ、顔や首などにけがをしました。警察や町が近くの住民に警戒を呼びかけています。29日午後6時ごろ、矢巾町和味の畑で、近くに住む81歳の男性が1人で農作業をしていたところクマに襲われ、顔と首をひっかかれたほか、両腕をかまれました。警察によりますと男性は病院に運ばれて治療を受けていて、29日夜の時点でけがの詳しい程度は分からないということですが、搬送される際意識はあり、会話もできる状態だったということです。また、男性を襲ったクマは子グマ2頭を連れていたということです。警察や町は近くの住民に警戒を呼びかけていて、30日午後、地元の猟友会が現場付近にわなを設置する予定だということです。

(80代の男性がクマに襲われる被害:福島)
福島県西会津町の林道で31日午前10時45分ごろ、83歳の男性が草刈り作業中にクマに襲われた。男性は左腕を怪我し、現在治療を受けていて命に別状はない。クマの体長は約1メートルで、警察が現場付近をパトロールし住民に注意を呼びかけている。

(熊の仕業?豚3匹が消える:長野)
須坂市亀倉の山間部にある豚舎では21~23日、豚3匹が立て続けに姿を消した。熊とみられる足跡が残され、近くの山林にわなを仕掛けた。

(スイカ約10個食い荒らされる:山形)
30日午前4時頃、白鷹町畔藤の畑でスイカ約10個が食い荒らせているのが見つかりました。町の職員らが現場を訪れ調べた結果、畑にあった足跡などからクマによる食害と見られています。現場は白鷹町立東根小学校から北東に約300メートル進んだ畑です。けが人などはいません。長井警察署は白鷹町と連携し付近住民に警戒を呼び掛けています。

(トウモロコシ食い荒らされる:秋田)
29日午前5時半ごろ、秋田県大館市十二所の畑で栽培しているトウモロコシの一部が食い荒らされているのを、所有する70代男性が見つけ、大館署に通報した。署はクマによる食害とみている。署によると、畑にはクマのものとみられる足跡があった。近くの民家までは約10メートル。

(急増する「クマ出没」、人との領域が曖昧に:北海道)
北海道内で相次ぐクマの被害。人間の生活圏でも目撃が増えています。もうすぐお盆休み、ふるさとで過ごす人も増えるなか、注意すべき点とは。夏休み、そして8月のお盆…。レジャーやお墓参りで山に近づく機会も増えます。心配なのが…。7月16日、三笠市の国道に突然現れたクマです。車の前を横切り、その後平然と山へ消えていきました。さらに最近では山だけでなく、人間の生活圏でも出没や被害が相次ぐようになっています。7月15日、松前町白神で畑作業をしていた高齢の夫婦がクマに襲われました。現場は山に近いものの、民家や商店があり近くには墓地もある場所です。人の生活圏で起きたクマによる被害。町の人もショックを受けています。町では注意喚起を促すチラシを全世帯に配布するなど警戒を続けてます。松前町農林畜産課 福井 純一 課長:「(外へ)1人で行かないようにとか、音を鳴らすとか、あらかじめクマと接触しないような行動をとってほしい」。また、道南地方では2021年7月に、松前町のとなりの福島町で女性がクマに襲われ死亡する事故が起きています。道立総合研究機構の分析の結果、松前町と福島町のクマは別の個体であることが分かりました。それぞれのクマはいまだ発見できていません。クマは大都市・札幌でもこれまでにないペースで確認されています。札幌市によると市内でのクマの出没件数は、2017年度の106件から、2021年度は185件と約1.8倍に増えています。2022年もすでに70件を超え、人との接触が懸念されています。専門家はクマが人間の生活圏に近づいている理由をこう分析しています。道立総合研究機構 釣賀 一二三 研究主幹:「かつて果樹園とか畑だったところで人が作物を作らなくなった。藪になってきてクマが通りやすくなる。人とクマの領域が曖昧になっているというのはある」。8月にはお盆を迎えます。専門家は特にお墓参りの際に注意してほしいといいます。道立総合研究機構 釣賀 一二三 研究主幹:「お盆でお墓参りするとき、お供え物をすると思うが、必ず持って帰ってほしい。人の食べ物の味を覚えたクマは非常に危険なクマになってしまう」。また、お墓参りではなるべく単独行動を避け、鈴など音の鳴るものを持ち歩くことも大事だということです。目の前にクマが現れる状態が珍しくなくなったいま。いつ遭遇してもおかしくないという当事者意識を持つことが大切です。

(ヒグマシンポジウム:北海道)
8月20日(土)14時から『ヒグマシンポジウム~山からヒグマがおりてくる これからのヒグマとのつきあい方~』を開催します。近年多発しているヒグマの出没や人身事故。このシンポジウムでは、ヒグマの専門家による基調講演やパネルディスカッションのほか、ヒグマの生態・ヒグマと出遭ったときの方法、市街地へ引き寄せないための方法など、ヒグマに関する正しい知識を学べます。これを機に、人とヒグマがこれからどのように共存していくのかを一緒に考えてみませんか?

(野生鳥獣の農林業被害額は7億円超:長野)
二ホンジカやカラスなど野生鳥獣による県内の農林業への被害は7億円台の高い水準が続いていることが県のまとめでわかりました。これは県庁で行われた対策本部会議で報告されたもので昨年度の野生鳥獣による農林業への被害額は速報値でおよそ7億3,000万円でした。二ホンジカによる被害が全体のおよそ32%で最も多く、次いでカラスなどの鳥、ツキノワグマ、ニホンザルとなっています。2020年度に捕獲した二ホンジカの数は3万頭余りで目標の4万頭を下回り、県はシカの生態などに基づいて重点捕獲区域を設定し、市町村と連携して捕獲を進めていくとしています。県内の野生鳥獣による被害額は2000年代前半は10億円を超えていて、徐々に減ってきていましたが、ここ3年は7億円台で下げ止まっています。

(玄米など食い荒らされる被害:秋田)
秋田県鹿角市で1日、玄米や果実などがクマとみられる動物に食い荒らされる被害が相次ぎ、鹿角署が注意を呼びかけている。

(都市圏でもイノシシ被害:福島)
「捕まりましたよ」。福岡県筑紫野市議の八尋一男さん(72)は取材の日、車を降りるなり大声で教えてくれた。知人の愛車「クラウン」がイノシシに衝突されて破損した画像が、本紙「あなたの特命取材班」に送られてきたのは1年前。実態を知ろうと自分でも免許を取得して箱わな猟を始めたが、1頭も捕獲できない日が続いた。

(貨物列車がイノシシと接触:兵庫)
30日午後11時ごろ、JR山陽線上郡(兵庫県上郡町)ー三石駅間(岡山県備前市)で、貨物列車がイノシシと接触し、停車した。乗客はおらず、運転士にけがはなかった。列車は約1時間後に運転を再開した。JR西日本によると、接触後、線路脇でイノシシが倒れているのを運転士が確認した。この影響で、東京行きの寝台特急電車「サンライズ瀬戸・出雲」を含む上下線計3本が最大約1時間半遅れ、約300人に影響した。

(カラスなど撃退、超音波で:石川)
能美市浜開発町の浜開発八幡神社に、カラスなどの動物を撃退する機器が設置された。近年、参拝者がカラスに襲われるケースが相次いでいたため、神社の氏子総代が機器を購入。設置以降、被害は確認されていないという。機器は、境内の倉庫の外壁に取り付けた。周辺の一定の範囲内に鳥や犬、猫などが侵入すると赤外線センサーで感知し、動物には不快な超音波を発する。人にも動物にも危害はないという。同神社氏子総々代の吉田邦博さん(81)は「安心して参拝してほしい」と話す。

(高校生の研究がカラスを追い払う:秋田)
実習で栽培しているリンゴの食害に悩む、秋田県の農業高校の生徒たち。彼らは「廃棄物」となっていた地域の資源を活用し、カラスを山へ追い払うプロジェクトを進めている。生徒の観察では効果が確認されていて、全国から注目を集めている。リンゴの木を手入れする高校生たち。自信に満ち溢れた表情で整列する彼らは、秋田県大仙市にある大曲農業高校 果樹部、略して“大農果樹部”の「ビーブルー」だ。青春を農業に捧げている彼ら。3年生が2021年度から続けている研究に、全国から注目が集まっているという。2021年7月、学校の敷地にある林がカラスのねぐらとなり、実習園地のリンゴが狙われた。対策として、カラスの飛来を防ぐ「防鳥ネット」があるが、高い所にネットを張る作業は危険が伴う上、すべてを守り切れない。秋田県によると、2020年度は、野生鳥獣による農作物被害は3,000万円余り。このうちカラスによる被害は、全体の2割以上となる640万円余りに上る。生徒たちは、カラスを山へ追い払う方法を模索し始めた。生徒たちが着目したのが、硫黄温泉特有の硫化水素の臭い。仙北市の玉川温泉で廃棄物にもなっている「湯の花」をネットに入れ、半分に切ったペットボトルをかぶせた「湯の花キット」を製作し、リンゴの木につり下げた。園地を「防鳥ネット区」「湯の花キット区」に分けて、1カ月間観察した。「防鳥ネット区」では100果中43果で食害が発生しなかったが、「湯の花キット区」では100果すべてを食害から守ることができた。効果に自信を持った生徒たちは、さらに使いやすく低コストなキット、その名も「KYK = カラスは山へきっと」を開発した。牛乳パックをリサイクルして湯の花を混ぜ入れたシートで、「湯の花キット」と同様の高い効果が得られたという。こうした研究結果を、全国92の高校が出場したエコ活動のコンテスト「イオン エコワングランプリ」(主催:イオンワンパーセントクラブ)で発表し、「普及啓発部門」の最高賞「内閣総理大臣賞」と「ベストプレゼンテーション賞」に輝いた。現在は、紫外線を通さない農業用ハウスの廃フィルムでリンゴを覆うという、新たなアイデアの実験・検証も行っている。「紫外線が見えるとされるカラスには、フィルムの中が真っ黒に見えるのでは」という仮説を立てたのだ。高校では、野生生物と人間が共生する「ゾーニング」の実現に向け、一丸となって取り組むことにしている。今後、生徒たちは、カラスは嗅覚が鈍いという他の研究も参考に、「硫化水素の臭いが本当に効果的だったのか」など、専門家の意見も参考に研究を続ける。地域の実情を見つめる高校生のアイデアが、農業の課題解決の一助となるかもしれない。

(ヒグマ狩猟期間見直しへ道が初会合:北海道)
道は1日、専門家でつくる「ヒグマ捕獲のあり方検討部会」の初会合を札幌市内で開いた。ヒグマによる人身事故の増加を受け、現在は10月から翌年1月末としている狩猟期間の延長の是非が主な論点で、年内をめどに意見をまとめる。ヒグマの人里への出没や人身事故が相次いでいることを受け、道は昨年度改正したヒグマ管理計画で狩猟期間の見直しに言及。具体的な議論を進めるため、研究者やハンターらによる部会を初めて設置した。

(森林との緩衝帯提言:福島)
会津若松市でツキノワグマに襲われたとみられる女性が死亡したことを受け、県は28日、同市で緊急対策会議を開いた。専門家は森林と市街地の間に防護柵などの緩衝帯をつくることなどを提言した。市によると、今年4~7月の市内のツキノワグマの目撃件数は前年同期と比べ約1.6倍に増加。県野生動物調査専門官の溝口俊夫さんはこうした状況を受け、市内に森林と市街地が隣接している場所が多いため、緩衝帯をつくるよう求めた。一方で、溝口さんは今回の現場は電気柵など緩衝帯があり、クマへの対策が行われているとして「常にクマが出る地域ではないと思う」と指摘。その上で、クマへの緊急的な対応として、花火やスプレーの使用を助言。「手をたたくとクマは嫌がるので、河川敷や山に近づくときは手をたたいてほしい」と呼びかけた。県は溝口さんの助言を基に、今後の対策を考える方針。

(ライフル場改修へ設計3Q委託:三重)
三重県県土整備部は、県営ライフル射撃場の管理棟を改修するため、設計業務を年内に指名競争入札で委託する。鉄骨造平屋100平方㍍の施設の屋根改修や外壁改修、建具改修、内装改修を計画しており、業務で詳細をまとめる。

(器用に食い散らかすヤツら:長野)
ぬれぎぬの可能性はある。ただ、ヤツに違いないことは、衆目の一致するところだ。ある朝、収穫時期が近づいたトウモロコシが、皮をむかれ、畑にうち捨てられていた。「ハクビシンじゃない?」と親は言った。漢字で書くと「白鼻芯」。タヌキに似た、ジャコウネコ科の夜行性動物だ。白い鼻筋が特徴で、画像を見る限り、愛らしい。だが、農家には厄介者だ。雑食で、夜に来ては食べ頃の野菜や果樹に手を出していく。近所の畑にも、かじられたトウモロコシが転がっていた。皮が上手にむかれていて、手先というか、足先の器用さが見てとれる。「そうなんです。全部食べるならまだいいけど、ちょっとだけで」とJA職員。おいしいところを食い散らかす。悪評がハクビシンには定着している。ただ、彼は小物。農作物を荒らす動物といえば、イノシシ、サル、シカだ。農水省のまとめによると、野生鳥獣の被害額は2020年度で161億円。その7割が3巨頭のしわざだった。長野県の被害額は、桁違いの北海道を除くと全国4番目で、約5億円。3種によるものは、その半分だった。全国と比べてイノシシの悪さが目立たない。その分、シカの存在感が大きく、全体の4分の1を占めた。山から下りてきて、野菜の苗や葉を食べてしまう。松本市農業委員会の元会長を取材したとき、問わず語りに防護柵設置の苦労を話してくれた。それほど悩まされる。各地の対策のかいあって、鳥獣害は減っている。長野県の場合、ピークだった07年度の10億円から半減した。でも、ハクビシンはしたたかだ。全国で4億円余りの被害額はほとんど変わらない。器用に、食い散らかし生活を続けている。うちの対策の定番は、飼い犬の抜け毛を畑のそこかしこに置くこと。臭いがヤツを警戒させるというもくろみだ。獣をもって獣を制す。効果あってか、被害は広がっていない。行儀のいい柴犬がいっそういとおしい。

(わな仕掛け合同実習:熊本)
鳥獣被害対策に取り組む水俣高機械科(水俣市)と芦北高林業科(芦北町)の生徒計14人は28日、芦北高の鏡山演習林で合同実習しシカのわなを仕掛けた。

(北関東で相次ぐ豚熱)
那須烏山市の大規模農場で発生した豚熱。北関東で感染確認が相次ぐ中、日本獣医生命科学大獣医学科の羽山伸一(はやましんいち)教授(獣医学)に要因と対策を聞いた。羽山教授によると、豚熱は欧州でも発生している。ただ、野生イノシシなどの生息地を踏まえて「欧州の森林率は日本と比べ半分程度」と説明する。生息密度も「日本の数分の一で、比較的制御しやすい。一方で日本の環境は厳しい」と解説する。広大な山地を抱える本県などはイノシシによる感染リスクも高いという。羽山教授は国内の防疫体制などについても疑問視する。一つが鳥獣対策。「国の基準には、具体的にどのような柵などを設置すべきか書かれていない。都道府県や生産者に丸投げだ」と批判する。柵やネットを設置しても、高さや網の目の大きさによっては、イノシシを防げてもタヌキやネズミの侵入は抑えられないという。「周辺環境の特徴や生息動物に応じて助言できる専門家が、予防策の段階から関わる必要がある」と強調する。野生イノシシ向けの経口ワクチンも課題に挙げる。現状は海外産に頼っており、欧州並みの対策を打つには国内で量産体制を整える必要があると説明。日本では猟友会が野生イノシシの駆除に尽力しているが、「欧州のようなプロハンターがほとんどいない」とし、捕獲態勢の脆弱さも指摘した。

(動物が犠牲になるロードキルの実態)
意外に思うかもしれないが、じつは近年、いわゆるロードキル(道路上で起こる野生動物の死亡事故。轢死[れきし]のほか、側溝への転落死などを含むこともある)が増えている。NEXCO3社など高速道路各社の発表によると、高速道路でのロードキル発生件数は、2002年が約3万6000件だったのに対し、2018年には約4万7400件まで増えている。つまり高速道路だけで、1日:約130件の動物との衝突事故が起きているという計算だ。ロードキルが増加傾向にある原因は、交通インフラの発達にあるといわれている。日本は国土の約7割が森林で、そのうち5割は天然林。大都市以外はどこでも野生動物との事故に警戒する必要があり、山間部を切り開いて新しく開通した道は、とくにロードキルが発生しやすく、それが発生件数は増加につながっているわけだ。対象となる動物は、タヌキがダントツで1位。高速道路では約4割がタヌキ。年間およそ18800頭が犠牲になっているとのこと。一般道も含めると、1年間で最大34万頭というデータもある。次がネコで、NPO法人 人と動物の共生センターの調べでは、2019年に約29万頭のネコが路上で亡くなっているらしい。これはいわゆる殺処分の約10倍にも相当する。その他、ウサギ、イタチ、キツネ、シカ、イノシシ、クマ、カメなどが続き、そうした轢死した動物を食べようとして、カラスやトビがひかれる場合もある。高速道路に限っていえば、鳥類が27%を占めている。鳥類といえば、鳥や刎ねた動物がフロントガラスに当たって視界を奪ったり、飛び出してきた動物を避けようとして、急ハンドルや急ブレーキをかけたことで、対向車線に飛び出したり、縁石に当たったり、側溝に落ちたり、後続車に追突されたり、横転するなどの事故も多数報告されている。なお、ロードキルが原因で、車同士がからむ事故に発展した場合は、動物を回避したドライバーの責任割合が大きく問われることも覚えておこう。さらに、大型動物との衝突事故も増えているので注意が必要だ。たとえば、令和3年の北海道における鹿が関係する交通事故は、4,009件も発生しており、前年比+498件で、5年連続で最多記録を更新。調査を開始した平成16年の3.4倍となった。 これらの事故では、死亡事故には至っていないが、同年人身事故は2件発生。いずれも鹿の飛び出しにより急ブレーキをかけた前車に追突したケースだ。野生の鹿は北海道以外でも増えており、環境省によると、1978年度から2018年度までの 40年間で、ニホンジカの分布域は約2.7倍に拡大、イノシシの分布域は約1.9倍に拡大しているとのこと。同じく環境省が2000~2003年度に行なった調査によると、北海道の約55%の地域にヒグマが、そして本州の約45%の地域にはツキノワグマが生息していることがわかっている。いずれも近年、急速に生息数が増加しているので、これまで以上に注意が必要だ。ちなみにニホンジカ40kg、クマ40~80kg イノシシ80~190kgとそれぞれ体重が重いので、クルマが衝突した際のダメージは相当大きい……。ロードキルを回避するには、まず「動物注意」の黄色い標識を見落とさないこと。こうした標識があるところでは、速度を控えめにして、用心深く通過するのが第一。タヌキなど多くの動物は夜行性なので、夜間、山間部を走るときはとくに注意が必要だ。対向車などがいないときは積極的にライトをハイビームにして、道路脇に動物の目が光っていないかをチェックするようにしよう。季節的には秋から冬にかけての事故が多く、日没が早くなると動物たちの活動時間も長くなるので、秋以降はより慎重なドライブを心がけて欲しい。

(「くくりわな」を学んでイノシシやシカを捕獲:山口)
イノシシやシカを捕獲できる「くくりわな」の研修会がこのほど、下関市で開かれた。下関市豊北町で開かれた研修会には農家の人達およそ30人が参加した。下関市では、市の許可を得て行う有害鳥獣捕獲に加え、今年度からは、11月からの狩猟でもくくりわなを使用できるようになった。今回、講師を務めたのは、40年以上に渡ってくくりわなを仕掛けている美祢市の桑原勇さん。桑原さんは、くくりわなは、獣道の真ん中ではなく、イノシシやシカが通る谷側・低い側の方に設置する事が大切などと説明していた。県では「狩猟免許を取って頂き自ら捕獲する事で、農林業被害の減少につなげて欲しい」と話していた。

(クマとの知恵比べ続く:秋田)
7月に3000個以上のモモがクマに食い荒らされた秋田・大館市の果樹園では、被害からまもなく2週間が経った今もクマとの知恵比べが続いています。果樹園には電気柵が二重に張られていますがそれでもクマが侵入しました。秋田県のクマ対策の専門家、近藤麻実さんは被害のあと果樹園を訪れました。そこで見たのは、電気柵の外側に数十メートルにもわたってクマが地面を掘った跡でした。結局、地面を掘って柵をくぐるのはあきらめたとみられますが木の枝を伝って柵を乗り越えた可能性があるといいます。果樹園では電気柵を高くしたりクマの通り道に捕獲用の檻を設置したりと対策を追われています。しかし、1日朝もモモが食べられていたということです。これから収穫の最盛期を迎えることから、さらに影響が広がることを心配しています。

(2匹目捕獲後被害出ず:山口)
サルが人を襲う被害が相次いだ山口市の小郡地域では、これまでに2匹のサルが捕獲されました。2日現在、2匹目の捕獲以降被害は発生していませんが、パトロールは続けられています。山口市の小郡地域では野生のサルに襲われて、2日までに延べ66人がけがをしています。7月28日に小郡新町の社員寮で2匹目のサルが捕獲されて以降、被害は発生していません。これ以降、市に7件の目撃情報が寄せられましたが、1日、2日は0となりました。山口市では8月1日から、麻酔銃を使った捕獲作業を休止しています。市有害鳥獣対策室によると被害や目撃情報はないものの、これまで被害が多かったことから、しばらくはパトロールを続けるということです。

(クマ目撃:宮城)
7月31日午前9時40分ごろ、東松島市矢本不動前の水田で、クマ1頭を車で通りかかった人が目撃した。石巻署は付近をパトロールするなどして近隣住民に注意を呼びかけた。

(市街地、イノシシ出没相次ぐ:香川)
県内の市街地でイノシシの出没が相次いでいる。7月は15日早朝に、高松市木太町の春日川の土手で高齢男性がイノシシに襲われ重傷を負った。

(繰り返し牛を襲うヒグマか、監視カメラで撮影:北海道)
道東の標茶町などで牛を繰り返し襲っているヒグマ、通称「OSO18」とみられるクマの姿が町の設置した監視カメラで撮影されました。町内では7月だけでこのクマによると見られる牛の被害が6頭に上っていて、町は警戒を強めています。標茶町によりますと、今月16日の夜、標茶町上チャンベツ付近に設置した監視カメラにヒグマ1頭が写っているのが確認されました。提供された画像では、暗い森の中でクマの全身を横から写した姿と、頭から背中のあたりをカメラの近くで写した姿が確認できます。町によりますと、専門家が画像を分析したところ、クマの体長はおよそ2メートル、体重はおよそ300キロと推定されるということです。町は、撮影された場所や体の大きさなどから、標茶町や厚岸町一帯で牛を繰り返し襲っているヒグマ、通称「OSO18」とみられるとしています。標茶町と厚岸町では、3年前からあわせて63頭の牛が襲われ、現場の状況などからいずれも「OSO18」による被害と見られています。このうち標茶町では今月(7月)だけで6頭が被害に遭っています。町や道、猟友会などはハンターの巡回を強化したり、わなを設置したりして捕獲に向けた取り組みを進めています。

(「旭山公園」でクマ目撃:北海道)
1日朝、旭川市の旭山動物園に隣接する「旭山公園」でクマ1頭が目撃され、市は安全を確認するため公園を立ち入り禁止にしました。クマが目撃されたのは、旭川市東旭川町にある「旭山公園」です。旭川市や警察によりますと、1日午前6時20分ごろ、公園に隣接する旭山動物園の関係者から「旭山公園内の山林で、体長1.5メートルくらいのクマ1頭を目撃した」と警察に通報がありました。このため、旭川市は▼「旭山公園」と▼公園内の有料施設の「旭山三浦庭園」を立ち入り禁止にしました。旭山動物園は通常どおり営業しています。市は、公園の出入り口や駐車場にクマの出没を知らせる看板を立てて、閉鎖中は近づかないよう呼びかけています。旭山公園を訪れる予定だった70代の女性は「クマの出没は知らなかったのでびっくりしました。とても怖いです」と話していました。旭山公園は、旭川市中心部から東に11キロほど離れた広さおよそ63ヘクタールの公園で、隣接する旭山動物園には1年を通して多くの観光客が訪れます。旭川市は、地元の猟友会とともに公園のパトロールを行い、安全が確認できしだい、立ち入り禁止を解除することにしています。

(野犬?いやキツネだ:愛知)
名古屋市中川区水里五の自営業森知行さん(70)が、自宅近くの草むらで歩き回るキツネを動画に収めた。東山動植物園によると、ホンドギツネとみられる。住宅街で見つかるのは珍しいという。

(通学路にクマ:福島)
29日午前10時15分ごろ、会津若松市一箕町松長字南雨沼の県道で一箕中の生徒がクマ1頭を目撃した、と同校から会津若松署に通報があった。けが人はいなかった。同署などによると、生徒3人が、道路を横断し山林に入っていく体長約1メートルのクマを目撃。夏休み期間で、生徒らは部活動のために登校中だったという。市によると、現場は一箕中から北西に約400メートル。同校は校内にいた生徒らに注意を呼びかけ、保護者にも通知した。通学路でもある現場付近では、教員が生徒らの登下校を見守った。

(クマ1頭を目撃:新潟)
30日午前5時すぎ、上越市吉川区国田でクマ1頭が目撃されました。人的・物的被害の報告はありません。上越市は住民にクマへの注意を呼びかけています。上越市では今年に入ってから30日までに36件のクマの目撃情報が寄せられています。

(旅館で客の近くをサルが横切る:福島)
赤ちゃんの足をひっかきケガをさせるなど山口県で問題となっているニホンザルの被害。福島県内でも、先週末から目撃情報が相次ぎ、市街地で目撃され、住民が警戒を強めている。8月1日午前6時40分ごろ、会津若松市城北町で目撃されたのはニホンザル。駐車場にいた宿泊客の男性が目の前を走り去っていく姿を目撃した。男性が跡を追うと…。実は、市内では先週の29日からサルの目撃が相次ぎ、目撃場所は次第に市街地の方へ移動している。近くの住民も驚きを隠せない。連日、目撃されているサルはまだ見つかっておらず、近くに住んでいる人は引き続き注意が必要だ。県内には、どれほどのニホンザルが棲んでいるのか、県によると、山などに148の群れがあって8460頭ものニホンザルが生息しているとみられている。県の鳥獣保護管理検討委員を務める今野文治さんは、夏場は山に餌が少なくなるので、市街地まで餌を求めに来るケースが多いと話している。また、基本的にメスが群れを離れることはなく、オスが渡り歩くという。猿はおよそ1秒で自分より強いか弱いかを認識する習性があり、弱いとわかると威嚇するんだそうだ。なので、特に子どもやお年寄りは気を付けてほしいと言います。またこれからの盆の墓参りの際には、お供え物を必ず持ち帰ってほしいと呼びかけている。

(30種類のジビエと希少食材の「焼肉」:東京)
ジビエ居酒屋「米とサーカス」(高田馬場本店)の「ジビエ焼肉」がリニューアル、30種類ものラインナップとなりました。 9月30日(金)までの期間限定提供、高たんぱく低脂質の野生鳥獣肉=ジビエを中心にこだわりのお肉を、自家製発酵タレと一緒にお楽しみいただけます。 ヒヨコ・カエル・ザリガニ・ヤマガタブタ・ヒツジ・カモ・マンボウ・ワニ・カンガルー・ウサギ・ヤギ・エゾシカ・ダチョウ・ウマ・イノシシ・エミュー・ラクダ・キジ・トド・キョン・ヌートリア・スイギュウ・アナグマ・アライグマ・タヌキ・ハクビシン・カラス・クジャク・サル・クマの全30種類。 牛肉の1/25の脂質でタンパク質125%!超優秀肉カンガルーをはじめ、高たんぱく低脂質の鹿肉・ワニ肉などはたくさん食べても太りづらく、筋トレ・ダイエットにもぴったりな焼肉ラインナップです。

(「ジビエ」をテーマに「Best Chef料理コンクール2022」)
マイステイズ・ホテル・グループ は、「ジビエ」をテーマに「Best Chef料理コンクール2022」を実施した。マイステイズ・ホテル・グループではホテル内グルメのさらなる充実を目標に掲げ、料飲スタッフを対象とした料理コンクールを2019年より企画開催、コロナ禍に延期していた第二回を2022年6月20日に実施いたしました。第二回のコンクールでは、近年野生鳥獣による農作物被害の対策として注目される「ジビエ」の利用促進メニューを開発することで社会に貢献することを目指し、「ジビエ」をテーマに直営178店舗から235名がエントリー、ホテル代表・エリア予選・決勝審査を行いました。優勝作品に選ばれたのは「エゾ鹿のアップルパイ ショーソン仕立て いの豚のフロマージュテッド ジビエのアンサンブル」。アートホテル大阪ベイタワー「SARAS CAFE & BRASSERIE」からコンクールに挑んだ羽室陽平(はむろようへい)料理長による作品です。優勝メニューは、同施設にて 9月1日(木)から10月31日(月)まで期間限定の夕食付き宿泊プランとしてご用意いたします。

(ジビエ利用3年ぶり全面解禁へ:岐阜)
岐阜県は1日、豚熱の発生を受けて全面的な解禁を見送っている野生イノシシのジビエ利用について、狩猟期の今年11月から約3年ぶりに再開する方針を示した。県版マニュアルを事業者向けに発表し、準備が整い次第、再開する見込み。県庁で開いた有識者会議で明らかにした。豚熱は2018年に岐阜市で発生し、野生イノシシの狩猟は19年に県内全域で禁止されたが、20年に県内在住者には解禁された。ジビエ利用は自家消費に限定していた。マニュアルでは、車両の消毒や血液の焼却処分の実施など各工程の手順や留意点について、国の手引の内容を具体化しつつ、事前準備や検体提供など県独自の項目も追加した。有識者会議ではこのほか、野生イノシシの豚熱への感染が本年度は8頭で確認されていることが報告された。前年度を上回るペースで、県は経口ワクチンの摂食率を上げるための実証実験を8~9月に瑞浪市内で行う。また、県は豚熱の検査データを簡単な解説と共にグラフ化して載せるホームページを新設し、県の防疫措置や対策をまとめた記録誌を作成して9月までに県公式ホームページに掲載することも報告した。古田肇知事は「県内での発生から4年が経過したが、他県の農場では発生が確認され始めている。引き続き、対策の強化と情報発信に努めていきたい」と強調した。

(ジビエが精力増強に利くのは本当か?)
梅雨も終わりを迎え、いよいよ夏本番! 猛暑で体もアソコも夏バテ気味のあなたの精力をジビエが爆上げ?アツい夏を乗り越えるのための精力増強フード・ジビエの効果の有無を性に詳しい医師のアドバイスと共にご紹介!筆者の知人が、都内の某老舗ジビエ専門店に行った帰り、いまだかつてないほどに勃起し、夜がおおいに盛り上がったという。ジビエに精力増強効果があるというのはよく言われる話だが、果たしてそれは本当なのか!? 泌尿器科医として、福元メンズヘルスクリニックの院長を務める、性の問題に詳しい医師・福元和彦先生に気になるジビエの精力増強効果の有無について伺った。近年、専門店なども増え、注目度が高まっているジビエ。野性味に溢れ、パッと見て明らかに良質な肉であることが窺えるジビエの精力増強効果の有無について、福元医師はこう切り出す。「まず性欲に直結する男性ホルモンには間違いなく赤身の肉がいいんですよ。中でも良質なタンパク質がとれるという意味では、牛などと比較してジビエ肉は特にタンパク質が多い。男性ホルモンにとってはすごくいいのではないかと思いますね。例えば、もも肉や豚ロース、牛のA5ランクといった脂っこい肉を日本人は好む傾向にありますが、鹿、猪、熊などの“筋肉質”な肉は有効です」。やはり、効果は期待できるようだ。それでは、どの世代の男性にも効果を実感できるものなのか……?「高齢になってくるとそもそもの勃起力が落ちてしまうので実感しづらいかもしれませんが、若い人は感じやすいんじゃないかと。また、バランスが大事なので毎日食べるわけにはいかないとは思いますが、継続して食べることもいいと思います。ただ一つ、医者の観点から言えば、きちんと火を通すなど処理をしていれば大丈夫ですが、鮮度には気をつけていただきたいですね」。ここ最近、鹿肉の刺身の危険性が物議を醸しているだけに、その点だけは要注意だ。ジビエに関して、ある程度精力増強効果があるということが判明したワケだが、ジビエ以外で精力増強効果を感じられるものについても伺ってみると……。「昔から言われていますがすごくいいのは、玉ねぎやニンニクですね。これには硫化アリルシステインという物質が含まれていて、男性ホルモンの分泌を促進させる働きがあります。ですので一緒に赤身肉などと摂ると血流が良くなる効果がありますね。肉の臭みをニンニクで消しながら、玉ねぎソースをいっぱいかけて食べると最高だと思います」。肉とネギ類の相性は精力面でバツグンのよう! これなら積極的に摂取できそうだ。しかしながら、このような食事をとる際には一つ注意点があるという。「こういった肉料理を食べるときは、お酒も入ってくることが多いと思うんですが、これはあまり良くないですね……お酒を飲むにしても、ビールはなるべく避けた方が良く、なるべく糖質の少ないもの、ハイボールがおすすめです。ビールには、『ホップ』という成分が含まれていて、これは女性ホルモンの原料にもなってるんですよ。だから、男性ホルモンの働きなども抑えてしまうんです。今から暑くなってビールがおいしいくなる季節かと思いますが、精力面での効果を考えるのであれば、できれば控えた方がいいですね。逆に女性ホルモンを増やしたい場合はビールがおすすめです(笑)」。ビール党には少々酷ではあるが、精力に気を遣うのであればハイボールを飲むべし!ちなみに、精力増強でよく話題に上がる牡蠣に含まれる主な成分は亜鉛。これには勃起力アップに重要な血流を上げる効果はないという。「牡蠣に多く含まれる亜鉛は主に精子に良いとされるものなので、血流が重要な勃起にはあまり関係ありません。ちなみに成分の話でいうと、やはりアルギニンやシトルリンに血管拡張作用があるので、こういった成分が入っていると、より効果が出やすいですね 即効性を求めないのであれば、亜鉛と同じく精子にも良いといわれるコエンザイムQ10、あとはビタミンB群が入っている食べ物、例えばウナギがおすすめです」。おいしく楽しく「肉」を楽しめるジビエは、健康的に精力をじわじわと上げていくには適しているといえるだろう。日本列島を覆う猛暑で弱り切った下半身を奮い立たせるために、この夏はジビエを試してみるのもアリかもしれない。

(イノシシ肉のカレーなど新商品完成:島根)
イノシシ肉を「山くじら」と名付けて、獣害対策やまちづくりに生かしている美郷町で、イノシシ肉を使ったカレーなど新たな商品が開発され、試食会が行われました。試食会でふるまわれたのは、美郷町でイノシシ肉の販売などを行う企業が開発した、4つのレトルト商品です。いずれも、夏に駆除された脂身の少ないイノシシ肉を使っていて、▼5種類のスパイスを効かせたカレーや、▼さんしょうや唐辛子などの香辛料を使った煮込み料理など、バラエティーに富んだ商品となっています。試食会には、町の商工会や観光協会などのメンバーが参加し、産直市の店長は、「お肉がしっかりと入っていて、イノシシ肉とは思えません。産直市での販売を、大変期待しています」と話していました。また、商品を開発した企業の森田朱音さんは、「手軽に手に取ってもらえるような味と価格を目指しました。皆さんに食べてもらい、美郷町を応援してほしいです」と話していました。開発された商品は、今後、町内の「産直みさと市」やインターネットなどで販売されるということです。

(イノシシの魅力満喫:鳥取)
イノシシ専門の食肉処理施設を営む倉吉市服部の日本猪(いのしし)牧場(徳岡憲一代表)は、六感で楽しめる「獣(いのしし)を食らう会」を北栄町西高尾のすいか空港で開いた。限定ジビエ料理を振る舞う飲食店やキッチンカー、イノシシ革を取り扱う革作家のブースが出店。約600人が来場し、ジビエ料理に舌鼓を打った。イノシシ肉のおいしさや可能性を地元の人に知ってもらうのが狙いで5回目の開催。小型飛行機を飛ばす「山陰マイクロプレーンクラブ」とタッグを組んで昨年から同空港でイベントを開いている。ジビエ料理はそばやタコス、ロースト肉など多彩なメニューが登場し、瞬く間に完売すると、同クラブがイノシシ肉を焼き、来場者に振る舞った。町内の梅津酒造と北条ワインも出店し、肉に合う酒として人気を呼んでいた。同クラブによる小型飛行機公開演習やパラグライダー体験、MALTAさんと松本つばささんによるウクライナチャリティーライブやキッズダンスなども催された。同牧場の徳岡遥さんは「たくさんの方に来ていただきうれしかった。イノシシ肉とすいか空港の良さを知ってもらういい機会になった」と喜んだ。

(ジビエやビールなど丹後グルメPR:京都)
京都府宮津市上世屋地区のジビエ(野生鳥獣肉)やクラフトビールの生産者が製品をPRするイベント「上世屋キッチン」が22日、京都市中京区で開催される。

(害獣のジビエをおいしく食べて、捨てるを減らす:千葉)
千葉県木更津市の広大な農場で環境に優しい食とアート体験ができるKURKKU FIELDS。ここCHARCUTERIE では、害獣として処理されがちなジビエを、自家製のハムやソーセージにして提供 。腕をふるうのは元フレンチレストンのシェフ・岡田修さん。 肉は狩猟後30分以内に必ず処理するなど製法にこだわり、臭みがなくジューシーな肉製品には地元ファンも多数。貴重な食材を有効活用するチャレンジを伺った。

(イノシシの動きガッチリ封じる、新型くくりわな開発:栃木)
有害獣の捕獲用わなを製造・販売する鎌田スプリング(栃木県鹿沼市)は、新型のイノシシ用くくりわなを開発した。わなを固定するワイヤロープを2本にし、2本の木に縛って固定する。捕獲したイノシシが動ける範囲が狭まり、狩猟者の危険や作業負担を少なくできる。狩猟シーズンに合わせ、秋ごろからの販売を予定する。くくりわなは、イノシシなどが通りそうな場所に設置して使う。地面に埋めた本体を獣が踏むと作動し、ワイヤで足をくくって捕獲する仕組み。本体は通常、1本のワイヤロープで1本の木に縛って固定する。これに対し、新型のくくりわな「二点支持ワイヤ式オール塩ビ 120丸型」は、2本のワイヤロープを3メートル程度離れた木に1本ずつ縛って固定する。前方のワイヤロープは長さ1・5メートル、後方は2メートル。3月に特許を取得した。同社によると、捕獲したイノシシは狩猟者に突進して危険なだけでなく、掘り起こした地面は狩猟者が元に戻すのが一般的。高齢化が進む狩猟者には作業負担が大きい。同社は「獣害被害を減らすには、狩猟者の労力削減や安全確保も重要」(商品販売部)と話す。

(クマ出没:宮城)
登米市によると、2日午後3時45分ごろ、登米市中田町浅水新大明神にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、2日午前9時50分ごろ、仙台市青葉区大倉上田沢にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、1日午後5時10分ごろ、仙台市青葉区芋沢青野木にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
富谷市によると、2日午前7時20分ごろ、富谷市三ノ関坂ノ下にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、7月31日未明、仙台市太白区秋保町馬場向山にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、7月30日午前11時ごろ、仙台市泉区西田中西沢東にクマが出没しました。

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