<射撃ニュース1月>
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(今年度のクマ出没情報と捕獲数、全国最多に:秋田)
今年度確認された県内のクマの出没情報は、1万3000件余りと、全国のおよそ3割を占めて最も多くなったことが、環境省のまとめでわかりました。環境省によりますと、去年4月から11月までに確認された全国のクマの出没情報は、公表していない北海道などを除いて4万7038件でした。都道府県別に見ますと、▼秋田県が1万3172件と全体の3割近くを占めて最も多く、次いで▼岩手県が9270件、▼新潟県が3265件などとなっています。また、北海道を含めた全国で捕獲されたクマの数は1万2659頭にのぼり、統計を取り始めた2006年度以降で最も多くなりました。都道府県別では、▼秋田県が2564頭で最も多く、次いで▼福島県が1528頭、▼山形県が1279頭などとなっていて、東北6県で全体の6割以上を占めています。秋田県内では今年度、クマに襲われるなどして4人が死亡し、63人がけがをしていて、県は人の生活圏周辺でのクマの目撃情報が寄せられていることから、今月末まで「ツキノワグマ出没注意報」を出してクマを引き寄せない対策を呼びかけています。

(目標の1千万円超える、クマ被害防止対策のクラウドファンディング:秋田)
秋田県がクマ被害防止対策の緊急支援を呼びかけたクラウドファンディングが目標金額の1000万円を達成しました。秋田県は去年=2025年11月、「子どもの通学路の見守り」や「やぶ払い」などのクマの被害防止対策を、ふるさと納税を利用して行うクラウドファンディングで募集していました。目標金額は1000万円で、12月23日に目標金額を達成しました。1月28日時点で402人が寄付を寄せました。達成率は108.5%となっていて、寄付の募集は2月11日まで続けられます。秋田県自然保護課では「温かい支援に心からお礼を申し上げる。寄付金は今年度のクマ被害防止対策の経費で、大切に使わさせて頂く」としています。

(今年のクマ目撃件数、すでに去年1月「1か月間」の5倍近くに:山形)
県によりますと、今年1月1日~1月25日までのクマの目撃件数は32件となりました。去年1月「1か月間」の目撃件数は7件なので、数字の上では5倍近くになっています。市街地での目撃件数も、去年1月「1か月間」で2件だったのに対し、今年はすでに12件(1月25日時点)となっています。クマに出合ってしまった場合は、あわてずに落ち着いて、ゆっくりとその場を離れることが大切です。県は、至近距離でクマと対峙しても決して背を向けず、落ち着いて離れること、もし襲われそうになったら両腕で顔や頭を覆い、ダメージを最小限にとどめる姿勢をとることなども呼びかけています。

(ハンター誤射「本意ではない」「深く感謝」と述べるも、町が補償金の支払い求め誤射したクマハンターを訴える:山形)
山形県小国町でクマの駆除中にハンターが猟銃を誤射し男性にけがをさせた事故で、町がけがをした男性に支払った補償金を誤射したハンターに支払うよう求めた裁判の第1回弁論が開かれました。誤射したハンター側は、訴えの棄却を求めています。この事故は3年前、小国町で町から委嘱を受けわれていたクマの駆除中にハンターが発砲した猟銃の弾が男性の右膝にあたったもので、男性は右ひざなどに後遺症が残る大けがをしました。この事故を受け、町は療養費や休業補償としてけがをした男性に対しおよそ1600万円を支払いましたが、けがをした男性は去年6月、町に損害賠償金を求める裁判を起こし、現在も裁判が続けられています。けがをした男性は裁判の中で誤射をしたハンターに「重過失があった」と主張していて、町は裁判所が重過失を認定した場合には町が支払った補償金は誤射したハンターに対し請求する権利が生じるとしています。こうした中できょう行われた裁判は町が誤射したハンターとこのハンターが加入する保険会社を相手に、これまでけがをした男性に支払った補償金およそ1663万円の支払いを求めたものです。町は訴状で、「これまで鳥獣対策に貢献してきたハンター2人に深く感謝している」「ハンター個人に請求を行うことは本意ではないが、問題をまとめて解決する必要があるため、やむを得ず、今回裁判を起こした」などとしています。一方、誤射したハンター側は、訴えの棄却を求めています。今回裁判を起こした理由について、町はTUYの取材に、裁判所に状況を多角的に見てもらうためにけがをした男性の裁判が終結する前に訴えを起こしたとしました。裁判は次回3月に行われる予定です。

(クマ目撃、昨年は過去最多3079件:山形)
昨年1年間の山形県内でのツキノワグマ目撃件数は3079件で確定した。2003年の統計開始以降、1千件を超えたのは初めてで、13件の人身被害件数も過去最多だった。県内35市町村からの報告を県がまとめた。5月から100件を超え始め、6~9月は200~300件台で推移。10月は最多の870件。11月も612件で、この2カ月で1年間の半数近くとなった。12月も128件あった。市街地での目撃件数も、19年の統計開始以降最多の352件だった。35市町村すべてで目撃され、最多は鶴岡市で472件、次いで酒田市が332件だった。米沢市は279件、山形市は203件だった。人身被害は、過去最多だった10年を上回った。農作業中に襲われたケースは6件あった。今月25日時点で、今年の目撃件数は32件。例年1月は数件で、県みどり自然課の担当者は「異常な事態」という。このうち市街地の目撃件数が12件。餌の少ない真冬の時期、家庭ごみなどを求め冬眠しないクマがうろついている可能性があるとして、県は引き続き注意を呼びかけている。

(新たに6市町に「クマアラート」、目撃情報が相次ぐ:三重)
県は、今月に入り尾鷲市や大台町などでツキノワグマの目撃情報が相次いで寄せられたことを受けて、合わせて6つの市と町にクマの出没への注意を呼びかける「クマアラート」を発表しました。県によりますと、▼今月10日に紀北町にある熊野古道の峠付近で、また▼今月22日には、尾鷲市九鬼町の国道311号の道路脇で、それぞれ1頭のツキノワグマの目撃情報が寄せられたということです。さらに▼27日は、大台町の山林に設置されていたイノシシ用の箱わなにクマ1頭が入っていたのが確認されたということです。これを受けて県は、クマの出没への注意を呼びかける基準を超えたとして、27日ら3月26日までの間、▼尾鷲農林水産事務所が管轄する尾鷲市と紀北町、それに▼松阪農林事務所が管轄する松阪市、多気町、明和町、それに大台町に「クマアラート」を発表しました。すでに県は、▼熊野農林事務所管内の熊野市と御浜町、紀宝町には3月10日までの期間、「クマアラート」を発表しています。県内では、去年4月から27日までの間に、▽クマが目撃されたり、▽足跡などの痕跡が確認されたりした「出没情報」が合わせて89件確認されているということです。県は、山に入るときは▼鈴やラジオなど音が鳴るものを携帯したり、▼クマに出会ってしまった場合は、目を離さずゆっくり後ずさりしながらその場を離れるよう呼びかけています。

(クマやイノシシ出没急増、保険で補償される?)
2025年はクマの出没件数が急増した。自動車との衝突や家屋への被害だけでなく、人身被害も相次いでいる。クマやイノシシ、シカなどの野生動物によって被害を受けた場合、保険の補償対象になるのだろうか。国土交通省によると、道路で車が動物と接触し死なせてしまう「ロードキル」件数は、直轄国道で起きたものだけで年間7万件以上にのぼる。高速道路では5万件以上だ。多くはタヌキなどの小型動物との接触だが、イノシシやシカなどの大型動物とも一定の割合で起きている。こうした衝突では車体に大きな損害を受けかねない。自動車保険に車両保険を付帯していれば、保険会社が被害状況を確認した上で、車両の損害に応じて保険金が支払われる。ただ、補償範囲が広い「一般型」ではなく、補償範囲を限定して保険料を抑える「エコノミー型」を選んでいる場合、対象外のこともあるため注意が必要だ。契約内容に動物との衝突による損害が含まれるかどうか確認しておくといいだろう。エコノミー型は保険会社によって名称が異なり、その補償対象も違う。損保ジャパンの「THE クルマの保険」では、エコノミー型に当たる「車対車事故・限定危険」でも動物との衝突を補償対象にしている(22年1月1日以降契約の場合)。走行中だけでなく、停車中にぶつかられた場合でも補償されるという。野生動物に襲われてケガをした場合はどうだろう。環境省が公表した25年度のクマによる人身被害(11月末までの速報値)によると、被害人数は230人でうち死亡者は13人にのぼる。日常生活では動物被害を想定していなくても、スキーやアウトドアレジャーに出かける時が気がかりだ、という人もいるのではないだろうか。もし被害を受けて手術や入院となった場合は、医療保険の対象になる。万が一死亡してしまった場合は、生命保険に加入していれば死亡保険金が出る。また傷害保険に加入していれば、やはり保険金が支払われる。傷害保険は主にケガによる死亡や後遺障害、手術・入院・通院を補償する保険。旅行期間中だけ補償する傷害保険もある。最近では、スマホから気軽に入れる保険も増えてきた。PayPayほけんの「あんしんアウトドア」は外出の当日でも加入できる(期間選択型で契約した場合)。基本プラン191円(1日の場合)では、死亡・後遺障害保険金が300万円、入院保険金が日額2000円、入院中の手術保険金は2万円が出る。1年型の契約もあり、月額820円の基本プランなら携行品の損害補償10万円がつく。もし、野生動物に遭遇してカメラなどを落として壊してしまった場合などでも補償される。紛失した場合は対象にはならない。PayPayほけんの補償額や補償範囲は大きくないが、ためたポイントを保険料に充当することもできるので、お守り代わりに入るのもいいだろう。クマ被害が多い地域では、人身被害だけでなく窓ガラスを割って室内に侵入してくるなどの事例も発生した。野生動物によって家屋が被害を受けた場合は、火災保険でカバーできる可能性がある。火災保険は火事だけではなく、自然災害など住まい全体の損害に対応する保険だ。契約している保険が「突発的な事故」「外部からの物体の衝突」なども対象としている住宅総合保険タイプなら、野生動物に窓や壁面を壊された時に補償される可能性がある。出没件数が多い地域では、火災保険の補償範囲について保険会社に問い合わせておくと安心だろう。これまであまり想定されていなかった野生動物による損害。どの程度まで補償対象になるかは、保険の約款や実際に発生したケースによって個別に判断されることになる。被害にあわないことが一番だが、万が一への備えとして自分が加入する保険を改めて確認しておきたい。

(クマ対応職員を増員:北海道)
札幌市は28日、4月1日付の機構改革を発表した。相次ぐヒグマ出没・被害を受け、捕獲などの対策を担う職員を5人から6人に増やす。企業の経営支援を行う経営雇用支援担当局長を新設する。

(市街地にクマ、緊急銃猟訓練:北海道)
黒松内町は26日、町内で出没が相次いだヒグマへの対策として、町の判断で市街地でクマを銃猟駆除できる「緊急銃猟」の手順を確かめる訓練を初めて行った。町職員と猟友会員、寿都署員、後志総合振興局員が参加。緊急銃猟の制度について学んだほか、市街地にクマが出没したことを想定し、参加者らが活発に意見を交わした。

(クマ出没時の初動対応確認:静岡)
静岡市、市警察部、静岡中央、静岡南、清水各署が連携を確認する「市・市警察部連絡会議」が23日、市消防局葵消防署で開かれた。クマの出没時における情報共有や初動対応の在り方について協議した。2005年から毎年実施し、時期ごとテーマを変えている。

(クマ出没時の対応協議:静岡)
磐田市は26日、大型野生動物出没対策会議を市役所で開いた。市や県、磐田署、地元猟友会から担当者計7人が出席し、市民の生活圏にクマが出没した場合の対応を協議した。市内ではこれまでクマ出没は確認されていないが、昨年12月下旬には掛川、菊川両市で出没した。

(獣害対策へわな猟の心得:三重)
獣害対策に携わる「捕獲従事者」を増やそうと、県猟友会紀南支部などは24日、御浜町で狩猟講習会を開いた。座学に加え、支部としては初めて現場での講習も行い、本年度に猟友会に入会したメンバー17人が、わな猟のこつなどを学んだ。講習会は、全国的に増加し大きな問題になっているシカやイノシシなどによる農産物への被害対策を進めようと実施。紀南支部では会員の平均年齢が60代後半と高齢化が進んでおり、将来を担う新たなメンバーに、より確かな知識を身につけてもらおうと開催した。

(県内野生イノシシへの豚熱経口ワクチンの緊急散布の終了について:宮崎)
令和8年1月28日本日開始した67例目及び鹿児島県6例目発生に伴う豚熱経口ワクチン第1回緊急散布については、本日午後1時30分に作業が終了しました。

(「駆除すべき」が65%、過半数が「苦情に対応する必要なし」)
日本財団は昨年12月、「クマ被害」をテーマに75回目の18歳意識調査を行い、クマ被害に関する認知や印象、クマ駆除についての考えを聞きました。人間の生活圏に出没したクマへの対応を考える上で重視する点としては70%弱が「人身の安全確保」を挙げ、65%が「原則として駆除すべきである」とする一方、30%弱は「人間社会とクマの共存策をもっと検討すべき」としています。「駆除すべき」では男性が女性より、逆に「共存策の検討」では女性が男性より、いずれも10%以上高く、男女の意識にかなりの差がみられるのが特徴です。また、クマの出没数増加の背景のうち、「知っていた(複数回答)」とするものは、「人里にあるクマの食糧となる果樹や生活ごみへの慣れ」が1位で、ドングリ等の凶作が2位。急速な人口減少で地域社会の“崩壊”が進む中、「過疎化による放棄地等の増加」や「人口減少による人への警戒心の薄れ」についても全体の30~40%が知っていたと回答。そのうえで、出没数増加について全体の85%が「人間の責任は大きいと思う」と答えています。今後、クマ駆除の中心となるべき組織としては全体の40%強が「猟友会」を挙げ、次いで地方自治体、自衛隊が続いています。期待するクマ被害防止策として「ハンターへの報酬の増額」が40%弱でトップ。クマを駆除した自治体に多くの苦情電話などが寄せられ、役所の職員が対応に追われている現状に対しては全体の50%強、特に男性の60%以上が「自治体は、苦情に対応する必要はない」と答えています。

(元公務員女性がハンターとして考える「命」:北海道)
北海道の町役場職員から、道内のせたな町にある牧場スタッフへと転身した坂本寿々子さん。現在、狩猟にも携わっています。さまざまな分野で活躍する女性たちにスポットを当て、その人生を紐解く連載「私のビハインドストーリー」。後編は、坂本さんのもう1つの顔であるハンターとしての活動や、命との向き合い方について伺いました。坂本さんが狩猟に興味を持ったのは、平取町役場時代に有害鳥獣駆除の担当部署に配属されたことがきっかけでした。そこで出会ったハンターたちの知識の深さに触れ、現場で適切に処理されたジビエのおいしさにも感動を覚えたといいます。「ハンターという職人の世界で対等に話せるようになりたい」という思いから、自身も2021年に狩猟免許を取得しました。ひらかわ牧場での業務のかたわら、休みの日は狩猟活動をしています。「冬は狩猟期間なので、月に3回ほど活動しています。地元のせたな町での活動に加え、以前住んでいた平取町へ遠征することもあります」。冬以外の時期も、有害鳥獣駆除として狩猟しています。とくに2025年は、全国的にクマの出没が相次ぎ、大きなニュースになりました。坂本さんのいるせたな町も例外ではありません。「今年はクマの被害が多く、通常なら年間30頭程度の捕獲数が、今年は100頭を超えています」。有害鳥獣駆除の現場は、かつてないほど忙しい年となりました。猛獣と向き合うときに、怖さはないのでしょうか。「私は散弾銃なので、距離的なものとか殺傷能力とかを考えたときにリスクが高いのもあって、基本的には先輩ハンターがいるときにしかクマは狙いません。ですが、見回りのような形で招集がかかったときは、撃つ覚悟を持っていかないと意味がないですし、ばったり遭遇してしまった場合は自分の身を守るために撃つ覚悟は持っています」。牧場での仕事がある日でも、先輩ハンターから「クマが獲れたから手伝ってくれ」という連絡が入れば、朝の作業が終わる9時頃から昼の仕事が始まる午後1時半頃までの間に、解体の手伝いをすることも。また、罠の見回りに行くこともたびたびあるそうです。牧場では牛を育て、山では鹿や熊を追う――一見相反するように見えることについて尋ねると、坂本さんは少し考えてから、こう答えてくれました。「私は動物が好きというより、『自然』が好きなんです。家畜も野生動物も、いずれは人間の都合で命を絶たれるときが来ます。家畜は経済動物で、ペットのように情だけで飼い続けることはできません」。それは、現実を直視した言葉でした。私たちが日々口にする酪農製品は、誰かが育て、命を絶っていった動物たちです。その当たり前の事実を、坂本さんは2つの現場で日々実感しています。その言葉には、現場に立っている人ならではの重みがありました。「だからこそ、私たちのために死んでいってくれた命に対して、その死を無駄にしないように最後まできちんと向き合い、無駄にしないことが償いであり、感謝の形だと思っています」。シカであれば肉、皮や角、クマであれば歯や爪まで取り、できる限り有効活用すべく、心がけています。これからやってみたいことを聞くと、坂本さんの目が輝きました。「将来、自分で獲ったジビエを料理して、提供するお店を持てたら良いなと思っています。まだ全然動けていないので、夢のまた夢なんですけれどね」。そう笑いながら未来を見つめる坂本さん。自身が平取町役場時代に出合って感動したジビエ料理のおいしさを、もっと多くの人に知ってもらいたいという思いが、この夢の根底にあります。「お酒を飲んで人とワイワイするのが好きですし、ジビエ料理がおいしいことをもっと多くの人に知ってもらいたい。いただいた命を無駄にせず、循環させていきたいですね」。これまでの経験が積み重なった、坂本さんらしい夢です。町役場の有害鳥獣駆除担当として出合った狩猟が、将来の夢につながっています。役場職員として安定を手放して、飛び込んだ牧場での生活。そしてハンターとして過ごす時間。ここで自然と向き合い、命と向き合い、人と向き合いながら、坂本さんは新しい未来を描き始めたのです。そうした思いを胸に、今日も牧場と山の現場に立っています。

(深刻化する鳥獣被害にIoTでどう備えるか、現場担当者が解説する罠ソリューションの最新動向セミナー)
近年、クマやイノシシなどの野生鳥獣が市街地や農地に出没するニュースが後を絶ちません。被害エリアの拡大に伴い、自治体や農家、地域事業者にとって、住民の安全確保と農作物被害の防止は喫緊の課題となっています。しかし、従来の「罠」による対策は、免許制度の複雑さに加え、毎日の見回りに多くの人手と時間を要するなど負担が大きい実情があります。特に、被害エリアの広域化や出没頻度の増加、人手不足や高齢化といった課題も重なり、従来の手法だけでは十分な対策が難しくなりつつあります。本ウェビナーでは、自治体や農家向けに鳥獣害対策ソリューションの提供実績を多数持つ株式会社ジョイ・ワールド・パシフィックをゲストに迎え、現場での取り組み事例を交えながら、鳥獣害対策の「リアル」と「最新技術」を解説します。前半では、意外と知られていない狩猟免許や罠の法的規制といった基礎知識を整理。後半では、IoT通信を活用して見回り業務を9割削減した検知デバイス「わなベル」の仕組みや、エッジAI(Jetson)を用いてクマを検知・追い払いを行う最新の「忌避(きひ)システム」の開発事例をご紹介します。IoTを活用していかに「安全」かつ「効率的」に対策を講じるか、そのヒントをお持ち帰りいただけるセッションです。

(「動物の作文コンクール」で特別賞の児童が作品朗読:宮崎)
第52回動物の作文コンクール(宮崎市フェニックス自然動物園、朝日新聞社主催)の表彰式が25日に同動物園であった。特別賞と金賞、銀賞、銅賞の受賞者に賞状や盾などが贈られた後、特別賞の2人が作品を朗読した。知事賞は、桑畠結菜さん(都城市立東小2年)の「人とイノシシのせいかつについて」。桑畠さんは、いちばん身近な動物として最初に浮かんだのがイノシシだったという。山の近くにある祖父の家に行くと、道路で出合ったり、田んぼで寝転がった跡を見たりする。なぜ人の家の近くに来るのか、周囲にも聞きながら考えた。作文は、人とイノシシが共に生活できるようにするにはどうしたらよいか、「考えつづけることがたいせつだとまなびました」と結んだ。特別賞に選ばれたことに「びっくりした」と話した。受賞作品は園内の「どうぶつ情報プラザ」に3月1日まで掲示されている。

(1位は「クマ目撃相次ぐ」、気仙沼市五大ニュース:宮城)
2025年の出来事を振り返る「あなたが選ぶ気仙沼市の五大ニュース」(市立公民館、市教育委員会主催)が27日、決まった。1位は「クマの目撃情報相次ぐ。市が放任果樹の伐採代行」の925票。頻発した目撃情報に市民から多くの関心が集まった。全項目的中者は5人だった。投票は今月7日から20日まで市内の各公民館、中学校、高校、郵便局など50カ所、インターネットなどで行われ、前年より66票多い1491票が集まった。1位は「クマの目撃相次ぐ。市が放任果樹の伐採代行」。昨年は目撃情報が山林だけでなく市街地でもあった。市は人里に現れるのを防ぐため、放置された果樹の伐採を代行。受け付け開始から多くの市民が申し込み、約850本を伐採している。2位は「令和6年度のふるさと納税初の100億円超え」。前年度の寄付額は約95億円。順調に伸ばすふるさと納税関連が前年度に続き2位に選ばれた。3位は「生鮮カツオ不漁。29年連続日本一ならず」。4位は「サンマ好漁、水揚げ本州1位」。地元の基幹産業である水産業の2項目がランクイン。5位は「大船渡の山林火災に気仙沼・本吉広域消防本部が出動。市民が支援」。近隣で発生した平成以降、最大規模の山林火災に多くの票が入った。6位は「気仙沼がロケ地の映画『サンセット・サンライズ』が全国公開」。市民会館の上映で井上真央さんらが舞台あいさつ」で、429票だった。

(クマ対策パッケージ:埼玉)
人の生活圏におけるツキノワグマの出没の増加を踏まえ、クマによる人的被害等を防ぐため、『埼玉県クマ対策パッケージ』として部局横断的に施策を展開します。

(ドローンからレーザー照射、クマ対策に期待:埼玉)
NTT東日本グループのNTTイードローン・テクノロジー(埼玉県朝霞市)は、鳥獣害対策用に開発したドローンをクマ向けに応用する。レーザーを照射する機構をドローンに載せ、野生動物の目にレーザーを照射し退避させる。すでにカラスなどで高い効果を実証しており、2026年中にクマ向けで実験する。人的負担を軽減しつつ、クマによる人身被害や農作物被害を抑えることを目指す。

(クマ、イノシシ、深刻化する鳥獣被害にIoTでどう備えるか)
近年、クマやイノシシなどの野生鳥獣が市街地や農地に出没するニュースが後を絶ちません。被害エリアの拡大に伴い、自治体や農家、地域事業者にとって、住民の安全確保と農作物被害の防止は喫緊の課題となっています。しかし、従来の「罠」による対策は、免許制度の複雑さに加え、毎日の見回りに多くの人手と時間を要するなど負担が大きい実情があります。特に、被害エリアの広域化や出没頻度の増加、人手不足や高齢化といった課題も重なり、従来の手法だけでは十分な対策が難しくなりつつあります。本ウェビナーでは、自治体や農家向けに鳥獣害対策ソリューションの提供実績を多数持つ株式会社ジョイ・ワールド・パシフィックをゲストに迎え、現場での取り組み事例を交えながら、鳥獣害対策の「リアル」と「最新技術」を解説します。前半では、意外と知られていない狩猟免許や罠の法的規制といった基礎知識を整理。後半では、IoT通信を活用して見回り業務を9割削減した検知デバイス「わなベル」の仕組みや、エッジAI(Jetson)を用いてクマを検知・追い払いを行う最新の「忌避(きひ)システム」の開発事例をご紹介します。IoTを活用していかに「安全」かつ「効率的」に対策を講じるか、そのヒントをお持ち帰りいただけるセッションです。鳥獣被害対策の予算化や導入を検討している自治体・官公庁の担当者様、農作物の被害や、罠の見回り負担(労力・コスト)にお悩みの農業従事者・農業法人様、鳥獣被害エリアで事業を営んでおり、従業員や施設の安全対策に関心のある事業者様など、ぜひご参加ください。

(大手企業で働く中堅社員が、社会課題や地域活性化でアイデア披露:東京)
ヤマト運輸やJR東日本クロスステーション、JAなど異業種の企業で働く中堅社員が社会課題や地域活性化の解決策をまとめた発表会が28日、東京・大手町で開かれた。30~40代の社員が4つのチームを編成。過疎地での移住支援や地域の防災・減災モデルなどをテーマに昨夏から5回にわたり、現地視察や市場調査などを重ねてきた。このうち「クマ被害ゼロの実現」を検討したグループは、深刻化するクマ被害に対し、目標を「死亡者ゼロ」「ハンター従事者の増加」「捕獲したクマの資源化」に設定。夜間も自動パトロールするドローンを使い、クマを検知してサイレンで山へ追い払ったり、出没箇所をアプリ上に表示してハンターに通知するビジネスモデルを提案した。細菌が発生しやすく商品化が困難とされたクマ肉をジビエ(野生鳥獣肉)として商品化する技術も確立するなどアイデアを披露。秋田県などでの導入を目指す。

(「常に民家のそばにもクマはいると思わなきゃいけないってことですか」)
27日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)では、宮城、福島、新潟など日本各地で冬眠中のはずのクマの出没が相次ぎ、民家の物置に居座る例まで発生したことを報じた。宮根誠司キャスターは「我々も常に民家のそばにもクマはいると思わなきゃいけないってことですか」と問いかけると「怖いのは、本来、冬眠しているはずのクマが我々の近くにいるってことで当然、工事の音、自動車の音、犬の鳴き声など、それで(冬眠から)起きてしまうということになると怖いですよね」と話した。「冬だから冬眠するって考えを我々は捨てなきゃいけないってことですよね。温暖化ですぐ暑くなるからクマの冬眠する時間が短くなってくるかも知れないって言われてる」と続けると「クマがなんで人家に降りてくるかというと、エサがない。今年は豊富じゃないか、ドングリとかそういうのがって言われてた。じゃあ、降りてこないのか、それとも生存競争で負けたクマが降りてくるのか分からない。これは国が対策しなきゃいけないのと、我々も気をつけないといけないのは、知らない街に行って、ちょっと飲んで、気分がいいから歩いて帰ろうなんてした時にクマに会うってことはあり得ますよね」と危惧していた。

(「正月のクマ」の存在が示す「みぢかな森」の今)
「昭和のツケ」がまわってきた――。全国各地の森を半世紀近く歩き続ける横山隆一さん(67)=公益財団法人日本自然保護協会参与=は、クマが森を出て人里に出没するわけをそう説明する。昭和を中心に活躍し、森を描き続けた日本画家・東山魁夷(1908~99)は、日本自然保護協会の評議員を務めていた64年、「もう遠くない将来に、『日本は風景の美しい国であった』と、過去形で語らねばならない時が来ると思う」と警告した(朝日新聞寄稿)。それから半世紀以上たったが、色々な開発による森林破壊は断続的に続き、残った森は質的に変化した。針葉樹だらけの人工林は国土面積の3割弱を占めるまでになったが、相当部分は放置され、クマが人里に下りてきて事件を起こしている。日本自然保護協会参与・横山隆一さん ――クマ出没と「昭和のツケ」の関係とは。年中、森に入っている僕には、遭遇したクマたちはかつてと同じように、人里に出たがっていないクマの方が圧倒的に多いようにみえる。ヒグマもツキノワグマも個体数が増え、生息域が広がるという基本的な変化はありますが、クマと人のあつれきの原因が集中してしまったような場所にクマ問題が起きているのではないか。例えば40年前ならば、春、夏、秋にそれぞれ食べ物を提供してくれていた森の植物環境が、針葉樹の植林木や他の植生に変えられてしまった。今年はドングリや漿果(しょうか)(カキやブドウなど果汁と果肉が多い果物)も各地で不作で、自然のエサが不足している状態がヒグマにもツキノワグマにもある。一方でクマをとる人は少なくなっており、エサ不足なのにクマの個体数が増えて生存競争は激しくなり、かつていなかったところにやってくることが増えている。そこで畑の作物や果樹、庭のクリやカキ、ペットのえさやごみ置き場の残飯の味を知ってしまったクマは、もう山には帰りません。里地に出にくくするため、不要なやぶや果樹の除去などの環境管理をする人手も、どこもほとんどゼロです。クマの生態を変えてしまったことから始まったと思います。食べ物を供給していた広葉樹林がわずかになり、スギやカラマツなどの針葉樹の単一植生を谷全体に張り巡らしてしまえば、クマが食うものは何もないでしょう。すると、クマはすめるところを探しながら歩き回る。そして、かろうじて残されているブナやミズナラなどの樹林帯に何頭も集まってくることが起こるでしょう。そこでクマ同士のけんかが始まり、追い出されるクマはまた尾根を越えて向こう側に行くわけです。広葉樹林が広がっている場所でも、外から別のクマが入ってくると追い出されるクマが人里に出ていきます。だから、そもそもの原因は、最初にその範囲一帯を広く人工林にし過ぎたことだ、というのが、僕の感覚です。つまり、戦後の「拡大造林」やその後の「スキー場開発」「リゾート開発」などの国策のもと、天然林や二次林を無くしてきた「昭和の時代のツケ」が、今巡り巡ってきています。――クマは、冬眠のためにしっかりと栄養をとるといいます。腹が減りすぎているクマは冬眠できません。正月に雪の中を歩いていたりします。「赤谷の森」(群馬県みなかみ町)で、地元の人たちが、雪の中でクマを見た、と教えてくれたことがあります。行ってみると、足跡が残っている。ただ、次にもう一度見に行ったら、いない。かなり広い範囲を食べ物を求めてうろうろしている。今やらなければいけないのは、木材を収穫すべき時期をとっくに過ぎた人工林を早く収穫して跡地を広葉樹林に戻し、クマだけでない野生動物全体のエサの供給量を増やすこと。ただ、その場所の環境が元通りになるのは、少なくとも100年はかかるでしょう。――戦争を挟んで荒廃した山野に針葉樹を植えて人工林を急増させる政策から、農林水産省などは毎年7月21~31日を「森と湖に親しむ旬間」に設定するなど、国民が森に親しむ政策にシフトしてきました。日本人が一般的に森に感じるイメージは「いいところ」であり、「森は恐ろしい」とか「森に近寄りたくない」と思っている人は少ないといわれています。けれど、日本人のこの森のイメージというのは、遠い景色、遠景から思われたことではないか。事実、芸術分野でも、絵とか俳句とか写真とか映画とか、「遠景の森」を扱ったものはよくあります。ところが、「森の中で働く」「森から持続的に資源をもらう」、あるいは「森の中で楽しむ」「森の中での危険から身を守る」というようなことを教えてもらったことがないという人が、地方でもほとんどになってしまった。つまり「近景の森」での経験が猛烈に少ないということが、ヨーロッパの人たちなんかと決定的に違う、と僕は感じています。

(クマいない九州でシカ大増殖の被害、伝統的狩猟に同行)
東北や北海道を中心にクマによる被害が相次いでいましたが、一方でクマがいない九州では15年の間にシカの数が倍増し、農作物の被害が深刻になっています。シカを囲い込む「巻狩り」に取材班が同行しました。取材班は、熊本県水俣市の山林へ。猟犬が反応します。そこにいたのは、巨大なシカでした。各地で相次いでいたクマによる被害。九州地方には野生のクマは生息していませんが、住民を悩ませている害獣がいます。やって来たのは、7割を山林が占める水俣市です。熊本県猟友会 高橋重徳会長(74)「ここもいってしまっているじゃないですか」。地元猟友会に案内してもらうと、至る所に皮が剥がされた木がありました。樹齢60年のヒノキは、真っ白になっていました。「芯がもう腐ってしまっている。(木は)立っているんだけど。倒さないといけないんじゃないですかね。(林業は)金にならないし、労力かけてもどうしようもないし」。犯人は暗視カメラに映る大群。14頭のシカが顔を動かし、餌を探しています。別のカメラには決定的な瞬間が映っていました。夜に現れた1頭のシカが、顔の高さにある葉を口で引きちぎって食べています。木の左側はすべて食べられ、枝だけに。ミカン畑ではシカの背丈ほどにある葉はすべてなくなり、残っているのは高い所だけ。被害は深刻です。熊本での二ホンジカの捕獲数は17年前は年間1万6000頭ほどでしたが、右肩上がりに増加。2023年にはおよそ2倍になっています。「年々捕獲頭数が増えて、減っているのかなと思うのですが、減らないですもんね」。通り道になっている場所に「くくりわな」と呼ばれる、シカの足にワイヤーがかかるわなを設置。見に行くと、かかっていたのは、4歳ほどの大人のオス。立派な角が目立ちます。この日は、2頭のシカを駆除しました。午前8時、猟友会のメンバー10人と猟犬6頭で山に入ります。巻狩りは、シカを追い立てる役割の勢子(せこ)が猟犬を連れて山に入ります。シカを囲い込み、待ちのハンターが仕留める伝統的な狩猟です。10人が配置に着いたことを無線で確認し、勢子がイヌを放ちます。その後、番組スタッフの近くにもシカが来ました。現れたのは3頭のシカ。このシカは仕留めることができず、一目散に逃げていきました。ハンター「(脚が撃たれて)ガクンとなったように見えたけど、止まりはしなかったんですよね」。30分後、2度目の巻狩りを開始。すると、猟犬が猛ダッシュ。けたたましい鳴き声が山に響きます。急いで犬の鳴き声がする方へ向かうと、シカではなくイノシシが現れました。これ以上カメラが近づくのは危ないと判断。ハンターは1人でイノシシのいるやぶの方へ向かいます。仕留めたイノシシはおよそ80キロ、今シーズン一番の大きさです。クマの心配のない九州ですが、付近では農作物の被害が深刻です。大人3人がかりで、軽トラックに積み込みます。熊本県猟友会によると、シカやイノシシを1頭駆除すると、国から7000円、市から5000円、合わせて1万2000円の交付金が出ますが…。高橋会長「私たちももう全然人手は足りません。若者の掘り起こしをこれから重点的にやっていきたいと思います」。駆除したシカやイノシシが運ばれるのは加工場。ジビエとして加工し、おいしく食べる取り組みを行っています。この施設では、仕留めてから1時間以内の獲物に限って食肉用に加工しています。地元の飲食店に卸すほか、学校給食や一般向けにネット販売もしています。ほどよく脂がのった赤身が特徴のシカ肉を焼き肉でいただくと、牛肉の赤身をよりさっぱりした感じの味わいです。かめばかむほど肉のうまみが出てきます。ジビエ工房やまと 岩田陽一施設長「おいしいお肉だよっていうのを認知してもらうっていうのも、すごく大切にしています」。捕獲するシカの数が増えていますが、ジビエに加工されるのはごくわずか。加工が追いついていないのが実情です。「ここは猟師さんに捕獲してもらって成り立っているので、うまくコミュニケーションを取りながら、我々も解体のことだけじゃなくて、一緒に捕獲のこと、課題を考えるっていうのが、今後我々ができることではないかというふうに考えています」。

(「私は羆に用心するから、遭遇することは滅多にない」それでもうっかり近づきすぎて見た羆の姿は)
昨年の「今年の漢字」にもなった「熊」について、近くから、遠くから、考える。「 文學界 」2026年2月号の特集「熊を考える」より、作家・久栖博季さんのエッセイ「一頭の動物として」を特別に公開します。かすかに獣の匂いが残っていた。乾いた風の吹き下ろしてくる斜面を、長靴の足で踏ん張ってゆっくり進む。秋の深まった北海道の山だ。整備された遊歩道を外れ、熊笹を掻き分けてここまで来た。落ち葉が足元に厚く積もっていて、長靴が沈む。視線を少しだけ上げて、斜面の中腹の土が剥き出しになった所に蹄の足跡を見つけた。足跡の主もここで踏ん張って斜面を登って行ったのだろうか。細い脚で、私なんかよりもずっと軽やかに進んだのだろう。ここは鹿の道だった。立ち止まり青い空を見上げたら、鳶が一羽、薄い雲を引こうとするかのように弧を描いていた。しばらく目で追ったが、やがて私の視力は鳶を見失い、空の高みからただ孤独が降ってくるような寂寥を感じた。冷たい空気を吸って、そっと吐いた。あの鳥みたいになりたかった。孤高でありながらも、ちゃんと生命の輪の一部となってこの土地に結ばれている。さっき感じた寂寥はこの輪から外れそうになっている人間への警告なんじゃないかと思った。私は鳶の航跡を羨む。山道を歩く時、私は一頭の動物になる。もともとあまり目は良くないから、音と匂いと地を踏む足裏の感触に集中する。辺りに人間の気配はない。どうにも人間の社会は居心地が悪くて、こうして山にいるほうが息をするのがらくだ。もしかしたら私は、羆より人間のほうが怖いかもしれない。自分も人間のくせに。そうは言っても、実際に羆に遭遇するのはやはり恐ろしいことで、積極的に出会いたくはないから熊よけの鈴は持っている。ラジオはつけない。それより周囲の物音に耳を澄ますほうがいい。この時期の獣の足音は乾いた植物を踏むガサガサという音で、夏の足音はもう少しやわらかい。よいしょ、ともう一踏ん張りして斜面を登りきると、開けた場所に出た。りーん、と熊よけの鈴を鳴らすと澄んだ音が波となって広がっていく。遠くから水の音が聞こえる。その方向へ蹄の足跡が続いていた。羆をめぐって最も恐ろしいのは、至近距離でのふいの遭遇だ。用心しないで歩いて、気がつくと目の前に羆がいた、なんて状況は絶対に避けたい。羆だってそう思っているに違いない。異質なものに遭遇した時、驚きと恐怖で攻撃が出る。それは自然なことだ。あの巨体、長く強靭な爪から繰り出される一撃は、間違いなく私を殺す。顔面の皮膚を切り裂き口腔内まで貫通した爪が肉を抉り顎を砕く。かなり痛いにちがいない。原型を留めない自分の死に顔を想像して慄く。そうやって死んだ自分に猛禽やカラスが群がり、肉を啄んでいくのだろう。関節をつなぐ腱が切れ骨が離散し私がバラバラになる。他の動物の生きる糧になることは生命の輪の一部として、確かに世界に結ばれているということなのだから、その光景のあとに残る、あるかなきかの静寂に安らぎを覚える。でも、心のどこかではそんな死にざまは嫌だと、人間らしく思っている自分もいる。私はそんな弱い一頭の動物だ。蹄の足跡を辿っていくと、水の音が近くなっていく。秋の陽射しがさらさら降りて立ち枯れた植物が金色に光る。風が通ると、光は跳ねるように輝く。あれは自らの季節を終えた植物のたましいなのではないか。植物が不自然に揺れたと思ったら、一匹のキツネが姿を見せて私の目の前を木枯らしのように駆け抜けていった。毛並みの煌めきはたちまち原野を覆う植物の光にまぎれて見えなくなる。あるいは、この大地そのものがキツネの背中なんじゃないかと想像することもある。小さな私が、長靴の頼りない足取りでせっせと金色の背によじ登っている。風に吹かれて金色にくすぐられながら、風上から羆の匂いが流れてこないことを確かめる。強く匂うまで近づいてしまっていたら、もう逃げられないに違いない。それにしても、これほど警戒し、羆の強さ恐ろしさを知っているというのに、私はどうして山に入るのだろう? 私だけではない、父も含め自分の身近にいるこの土地の人々は春にはタランボの芽やワラビ、初夏まではフキ、秋にはキノコを採りに平然と山に入っていく。熊出没のニュースを見たってお構い無しだ。どうして行けるのか、恐ろしくはないのか? そう問いかけた自分の胸に「信頼」という言葉が浮かぶ。信頼。言葉の重みを背負って一歩一歩水辺に近づいていく。この大地は羆とある時は共生し、ある時は戦ってきた深い歴史がある。その感覚は今も息づいて歩く度に足の裏から伝わってくるような気がする。北海道に和人が多く移住してきた開拓期には三毛別羆事件をはじめ、人間が羆に襲われた話がいろいろと残っている。その度に人間は武器をとって知恵を絞り、なんとか〈人食い熊〉を倒そうと挑んできた。それから、家畜をいかにして守るか頭を悩ませたこともあっただろう。それより前の、アイヌの伝統的な生活に想いを馳せれば、羆は肉と毛皮を携えて人間のもとにやってくるカムイだった。子熊を大切に育てあげ、たくさんのお土産を持たせてカムイの国へ送り返すイオマンテという儀式はあまりにも有名だ。北海道の観光土産である木彫りの熊のことも思い出す。冬眠して羆の姿が見えない時期に、人間の手が木から羆の姿を彫り出していく。これほどまでに、この大地に生きる人々にとって羆という存在は生活と固く結ばれている。山の幸を享受する私も、出会いたくないから、という消極的な理由ではあるが羆を意識しないで過ごす年はない。山菜でもキノコでも絶対に採り過ぎてはいけないのは、羆を始めとした野生動物のためだ。羆のことを「山親父」と呼ぶこともあるが、それは畏怖とともに親しみがこもった呼称だと思う。親父という言葉で人間と羆を重ねている。怖いものであっても、身内の存在でもあって、避けてばかりはいられない。生活に密接している以上、知らんぷりはできない。自分の身を守るために羆について知識をつけねばならず、恐れると同時に挑むこともやめられない。山菜やキノコを採る者にとってはこれが生活そのものだ。そんな土地の記憶を継承していくこととは、山と信頼を結ぶことなのだと思う。信頼は長い時間をかけ、この土地と人間のあいだに醸成されてきた知恵である。熊をよく知る人ほど過剰に恐れない。とあるキャンプ場の管理者はけろりとして「熊出っから」と言い「山に羆がいるのは当たり前」なのだと語った。当たり前のこととして、私は羆に用心するから、遭遇することは滅多にない。私が羆を避けようとするのと同じように、羆もまた私を避けようとしてくれる。風上の匂いに注意を向けつつ羆に遭遇しないルートを選ぶ。私なんかよりもずっと鋭い嗅覚を持つ羆は、たぶんより用心深く避けてくれる。羆も人間も、お互いに出会いたくないと思っている、このくらいの距離感がちょうどいいのだし、そこに信頼がある。蹄の足跡を辿ってきた長靴の足が水辺に辿り着く。立派な角を持った牡鹿が一頭死んでいた。あるいは足跡の主だったのかもしれない。病気だったのだろうか。この水辺で最期に喉を潤したのだろうか。はっきりしたことは何もわからない。別の可能性として、足跡の主はもうずっと遠くまで軽々と駆けてしまった後なのかもしれなかった。なんであれここに残された死は、私に自分が今、生きているという実感を喚起する。ぞくぞくっと生の感触が肌を走る。目を凝らせば、浅い水のそこ、ここに、金色に光る草の根元に、白い骨片が散らばっている。もうすぐこの死を食らう者たちが集うだろう。そしてきれいな骨片になるまで食い尽くされるのだ。大きな魚が水面に浮かんできたのを見れば、ボロボロの尾びれでゆっくりと進む産卵を終えた鮭〈ホッチャレ〉だった。ああ命だ、と思う。生命の輪がここにある。風はやんでいた。百メートル以上は離れた高い場所に黒っぽい塊が見えて、羆だとすぐにわかった。冬眠の季節が迫っているからせっせと食べ物を探しているのだろう。昨年は人里への熊の出没が相次いだ。ニュースを見るたびに思うのは、人間は熊という動物に対して実にさまざまなイメージを与えているなということだ。たくさんの愛らしい熊のキャラクターたち、それとは正反対の獰猛な人食い熊の恐るべきイメージ。人間たちはそれぞれに様々な熊の姿を語る。そのイメージをもとにある者は熊を守れと言うし、別の者は絶滅させてしまえと言う。でも本当のところ、熊は熊という一頭の獣でしかない。私の頭に浮かぶ熊の姿は、キャラクターでも人食い熊でもなくて山に当たり前のようにいる一頭の獣であり、それは私がこうやって山を歩きながら時間をかけて知っていった熊の姿だ。ニュースを見た人間が熊に対して持つイメージが、ネットを中心に人々の話題に立ち現れる熊の姿なのだとしたら、そこには現代の私たちが懸念する問題が投影されているのではないか。例えば排外主義のような。人間は知らないものを極度に恐れ、排除しようとする習性がある。たぶん人間ほど狩りやすい動物はいない。それなのに人間は、自分たちは狩りの対象にはならないと素朴に信じているところがある。だから熊に襲われた人のニュースはあれほどセンセーショナルに映るのだと思う。都市に守られて生きる人間は獣の匂いさえすっかり忘れている。私は人里に下りてきてしまった熊を殺すなとは言えず、ただ信頼が崩れてしまったと考える。熊が人間の領域を侵してくるのなら、人間は毅然として戦わなければならない。けれど「じゃあお前は殺せるのか?」と問われたら躊躇してしまう。私は弱い動物だとやっぱり思う。反対に、人間が熊の領域を侵すなら、攻撃されたとしてもそれは仕方ないのだし、熊の領域に食べ物を含めて熊の興味を引くような人間の痕跡を残すべきではない。それが動物としての礼儀であると思う。そういうことを長い間守り続けることで生まれた信頼があった。コロナ禍でアウトドアブームが起こって人間たちがこぞって山へ入っていった時、そこに住む他の動物は何を思っただろうか。今、人間の領域に熊が入り込んでくるのはその裏返しのように見えてくる。ドングリやブナの実が大凶作だと言うのだから、自然を楽しもうとする人間よりずっと必死だ。熊はただ生きたいだけなのだ。動物の写真を撮るカメラマンはどのくらいの距離から羆を撮影するのだろう。このくらいの距離で望遠レンズを使えば堂々たる羆の姿が撮れるかもしれない。怯えるほどの距離ではないが、できればすみやかにこの場を離れたほうがいい。私はiPhoneのカメラを構えようという気にはならなかった。野生動物の写真を撮りたいとは思わない。代わりにずっと覚えている羆の姿がある。自分が今より若くて未熟だった頃にうっかり近づきすぎて見た羆の姿だ。背中に秋の陽を浴びて金色に輝いていた。あれをカムイと表現した人々の気持ちがわかったような気になった。その羆は私には目もくれないで、光が躍動する草の波間を悠然と歩いて行った。こうやって、私も羆に美しく気高いイメージを与えて憧れる。そんなことを思い出しつつ、一頭の動物の私は長靴の足跡だけを残して、背中を丸めて跳ねるように、その場を去った。

(「まさかクマに…」60年連れ添った妻の命を突然奪われた夫の悲痛な思い:秋田)
秋田県では2025年、クマが市街地にまで出没する深刻な事態となり、1年間で67人が襲われ、4人が命を落とした。高齢化と人口減少で捕獲圧が弱まる中、住民の不安は高まるばかりだ。突然、大切な家族の命を奪われた遺族の声は、対策強化の必要性を強く訴えている。仏壇の前で静かに手を合わせる秋田市雄和の池田孝二さん(86)。2025年10月27日、池田さんは妻の静子さん(当時81)を突然失った。自宅近くの側溝に倒れていた静子さん。身体の損傷が激しく、その場で死亡が確認された。警察の調べで、クマに襲われたものと判明した。「まさかクマにやられたとは思わなかった。ただ腹が悪いという頭しかなかった」と話す孝二さん。孝二さんは、義理の弟とともに行方を捜していた最中、変わり果てた妻の姿を目にした。「2人とも体が震えて、まるっきり話ができなかった」と振り返る。事故の朝、静子さんは病院へ向かう夫に「スピードを出さずにゆっくり行け」と声をかけたという。「はい、わかった」と返したのが最後の会話になった。60年連れ添った妻は働き者で、家族を支え続けてきた。帰宅した遺体にはクマに襲われた際の深い傷が残り、孝二さんは言葉を失った。弔問に訪れた人たちとも対面させてあげられなかったという。「何を言ったって返事はない。南無阿弥陀仏と拝むしかないんだ」と孝二さんは静かに語った。秋田県では2025年、クマの出没が市街地にまで及び、県内で襲われた人は67人に達した。このうち4人が死亡。人を恐れないクマが増え、生活圏への侵入が常態化している。背景には、人口減少と高齢化による里山管理の弱体化、猟友会の高齢化による捕獲圧の低下がある。孝二さん自身も数年前まで猟友会に所属しており、近年のクマの変化を肌で感じていた。「市街地にいるクマは捕ってもらいたい。また別の人がやられる、絶対」と話す孝二さん。これ以上犠牲者を出さないためにも、若い世代の猟友会参加を求めている。一方で県内では猟友会頼りの捕獲体制の維持が難しくなっており、自治体職員が狩猟免許を取得して駆除にあたる「ガバメントハンター」の積極導入など、行政による新たな担い手育成が急務となっている。突然のクマの襲撃で家族を失った遺族の悲しみは癒えず、地域には今も不安が広がる。高齢化が進む中、クマが生活圏を侵食する現状は、もはや「山の問題」ではなく「地域の安全保障」の課題となっている。同じ悲劇を繰り返さないために、これまで以上に踏み込んだクマ対策が求められている。

(列車とシカ衝突:岩手)
28日午前6時10分ごろ、八幡平市のJR花輪線田山―横間駅間で、下り普通列車がシカと衝突した。約15分後に運転を再開したが、運用上の都合で東北線直通の上下計2本が運休し、約650人に影響した。

(列車とシカ衝突:北海道)
28日午後5時ごろ、小樽市のJR函館線朝里―銭函駅間で、小樽発岩見沢行きの普通列車(6両編成)がシカと衝突して停止した。乗客乗員にけがはなかった。

(第8回房総ジビエコンテスト(加工食品):千葉)
県では、県内で捕獲されたイノシシやシカの肉を「房総ジビエ」と銘打ち、消費拡大を図るため、平成30年度から房総ジビエコンテストを開催しています。今年度は、「食べてまもろう、ちばの里山」をコンセプトに、加工食品を対象として作品を募集し、2月1日(日曜日)に実食審査及び表彰式を開催します。なお、書類審査には飲食店などから16作品の応募があり、5作品が選出されました。書類審査で選ばれた5作品を対象に実食審査を行い、最優秀賞1名(千葉県知事賞)、優秀賞1名(千葉県農林水産部長賞)を決定します。

(「ふくおかジビエフェア」、38店舗が参加:福岡)
「ふくおかジビエフェア2026」が現在、福岡県内の飲食店で開催されている。主催は福岡県。福岡県では、県内で捕獲されたイノシシや鹿の肉を「ふくおかジビエ」として有効活用するため、ジビエのおいしさを伝える料理フェアとして「ふくおかジビエフェア」を開催している。2013(平成25)年から開催し、今年で13回目となる同フェアの今回のテーマは「知らなかった、おいしさがある」。「ふくおかジビエの店」に認定された福岡市、北九州市、久留米市、糸島市など、県内の飲食店38店舗でジビエ料理を提供する。提供メニューは、クボカリー大名店(福岡市中央区大名1)=「奥八女産熟成猪(いのしし)キーマ」(1,800円)、ラ・レジーア(西中洲)=「西洋野菜と猪のしゃぶしゃぶ」(2人前4,800円)、福新楼(今泉1)の「猪シュウマイ」(2個入り440円)、GRILL LAVA LABO(北九州市小倉北区)=「九州ジビエプレート」(4,500円)、レストラン シェ・ワシズ(久留米市)の「鹿のパイ包み トリュフのソース」(コース料理の一品として提供、コースは3,960円~)、焼肉・鍋 まるや(糸島市)の「アナグマのすき焼き」(3,300円)など。福岡県農林水産部経営技術支援課鳥獣対策係の成瀬益英係長は「県では、狩猟者が捕獲したイノシシや鹿を地域資源として有効活用するため、ジビエの利用拡大に取り組んでいる。フェア参加店が提供する、ジビエの概念を覆すような特別な料理を食べていただき、ジビエのおいしさを楽しんでもらえたら」と話す。

(あつぎジビエバーガーレシピコンテスト最優秀賞が決定:神奈川)
1/26(月曜日)にあつぎジビエバーガーレシピコンテスト最終審査(実食審査)を開催いたしました。1次審査(書類審査)の結果、最終審査へ進んだ5つのレシピの中から最優秀賞(1点)・優秀賞(2点)・特別賞(2点)を決定いたしました。レシピ考案者の皆様おめでとうございます。最優秀賞に輝いたレシピは、今後、「七沢食の市」や「グッドエイジングストア」等の市内飲食店で商品化し販売いたします。販売時期などは決まり次第ホームページ等に掲載いたしますのでご確認お願いいたします。令和8年2月1日(日曜日)開催の厚木市民朝市「市制施行記念朝市」にて、コンテストで使用している「パテ」と「バンズ」のセットを特別価格で販売予定です。皆様のご来場お待ちしております。

(節分にジビエの恵方巻いかが?:徳島)
2月3日は節分です。これに合わせて今、那賀町のもみじ川温泉では、ちょっと変わった「恵方巻」の予約を受け付けています。どんな「恵方巻」なのか、取材しました。(もみじ川温泉・武市卓之 支配人)「ジビエ肉を使った恵方巻を準備しています」「イノシシ肉とか鹿肉を、いろんな人に知ってもらいたいというのがきっかけですね」。那賀町のもみじ川温泉では、地元のジビエをPRしようと、2018年からジビエを使った恵方巻の販売を行っています。

(“絵本のような缶詰”「ちきゅうジビエ」が誕生:東京)
三菱自動車工業株式会社と株式会社博報堂が設立した株式会社NOYAMA(本社:東京都港区、代表取締役社長:松本 哲宜)は、北海道むかわ町で活動するハンター・本川氏の協力のもと、エゾシカを用いたジビエ缶詰「ちきゅうジビエ」を応援購入サービス「Makuake」にて、2026年1月27日(火)より販売開始します。

(「エゾシカ肉まん」初の販売:北海道)
釧路短期大の「エゾシカBase(ベース)ゼミナール」(高橋未佳専任講師)は31日午前11時~午後1時、エゾシカの肉まんを釧路和商市場(黒金町13)で80個販売する。学生がレシピを考案し、北海道の認証施設で処理した「認証エゾシカ肉」を使い、安全なエゾシカ肉の消費拡大を目指す。

(店主自らが狩猟した鹿肉を使った世界でここだけのジビエラーメン:静岡)
静岡市葵区の「KAWASAKI」です。店主・河崎さん自ら狩った食材を料理にして提供する、知る人ぞ知るジビエ料理店。こちらのお店のファンは県内のみならず県外からもやってきます。河崎さんは11月頃からの狩猟シーズン中は毎日のように山に入ります。この日はわずか1時間ほどの間に2頭の鹿を仕留めました。こちらのお店ではコースの締めにラーメンを提供。出汁と醤油、チャーシューには河崎さんならではのこだわりが詰まっています。料理で使わない「くず肉」を生かそうと、肉を発酵させて作った調味料『肉醤(にくしょう)』を作り、醤油代わりに使用します。ジビエのひき肉に米麹を合わせ塩水を加え、大豆をジビエ肉に置き換えたレシピです。1年以上発酵させると、独自の『肉醤』の完成。麺はパスタマシンを使い「ル・デッサン」の増田さんに教わった製麺。おそらく世界でここにしかない、醤油を使った驚きのラーメンです。

(冬の寒さとともに旨みを増すジビエ料理を紹介:滋賀)
狩猟によって捕獲された野生の鳥や獣の肉を指す「ジビエ」が、いま、食の多様化や害獣駆除の観点から脚光を浴びている。冬の寒さとともに旨みを増すジビエは、高たんぱくで栄養たっぷり。イメージを覆す驚きの甘み、食感、香り…。名店が紡ぎ出す、里山の恵みをご堪能あれ。比良山荘はツキノワグマを使った熊鍋を「月鍋」と命名し、ジビエブームの火付け役となった比良山荘。ほかにも猪や鹿、夏はあゆなど「山の辺料理」を提供し、長くこの土地で愛されている。「熊鍋を出すようになったのは30年ほど前です。もともとこの辺りの限られた猟師しか食べられない、とても希少な料理でしたが、私どもでもお出しすると、そのおいしさから名物となりました」(比良山荘 三代目主人・伊藤剛治さん・以下同)。熊肉は、信頼できる猟師たちが仕留めたものを仕入れ、厨房で捌く。「自然の食材なので個体差もありますが、命に感謝し、旬を生かしておいしく仕上げています。臭みもなく新鮮な味わいを楽しめますよ」。季節の食材のおいしさを最大限に引き出した八寸は、柿ときのこ、菊菜のごまあえ、まつたけのうま煮、ぎんなん、地卵のみそ漬け。独特の風味が特徴の滋賀名物のあゆのなれ寿司は、ジビエの本場フランス産ワインとの相性もぴったりだ。ツキノワグマの肉であること、また馬を桜肉、猪鍋を牡丹鍋と呼ぶことから、花鳥風月を意識し風流な「月鍋」と名付けられた。かつおと昆布をベースにはちみつを加えた甘めのだしに、薄くスライスした熊肉をさっとくぐらせる。季節野菜のせり、クレソンと合わせていただく。脂身はしつこくなく、口の中で淡雪のように溶ける。「冬場にたっぷりと脂をたくわえた熊肉を堪能してください」。名物の熊鍋や猪鍋は、お取り寄せでも楽しむことができる。

(大山ジビエフェアを楽しもう!:神奈川)
伊勢原市にある大山(おおやま)の冬のグルメといえば、近年ジビエ料理が人気を集めています。ジビエは栄養価が高く、ヘルシーな食材として評判で、たんぱく質・鉄分・ビタミンB群が豊富なうえ、脂肪分が少ないのが特徴です。今年、第4回を迎える「大山ジビエフェア」では、大山山麓産の新鮮で安全なジビエが、地元の猪・鹿問屋である阿夫利山荘から届けられ、大山地域を中心とした飲食店で提供されています。旅のひとときにぴったりな“山の恵み”を、ぜひ堪能しませんか? 今年のフェアには16店舗が参加しており、ランチだけでなく、宿坊での宿泊とセットになったディナーも楽しめるのが魅力です。

(「地方」語るジビエ試食会:東京)
文京・関口のコミュニティースペース「我楽田工房」(文京区関口1)で2月4日、愛知県の山間地域の魅力を伝える交流イベント「地方に惹(ひ)かれる理由を語るナイト ~こたつとジビエを囲んで~」が行われる。同イベントは、昨年7月から愛知県の山間地域へ通い、現地の人々と交流を重ねてきた早稲田大学と明治大学の学生たちが、自主的な活動として企画したもの。学生たちはこれまで、東栄町や新城市などを巡り、伝統文化や食文化、空き家活用などの観点から地域の可能性を探ってきた。当日は「この時代に、なぜ人は地方に引かれ、地方へ行きたくなるのか」をテーマに、こたつを囲んでフラットに対話する場を設ける 。ゲストとして、2024年に東栄町へ移住した地域おこし協力隊の堀尾歩見さんとオンラインでつなぎ、移住した理由や現地の魅力を聞く。早稲田大学文化チームの小澤諒さんは「フィールドワークで現地の方々と触れ合う中で、人柄や地域で生きることへの強い思いに何度も心を打たれた。何気ない交流の中に、情報だけでは伝えきれない温かさがあると感じた。その感覚を東京の場で共有し、またあの人に会いたいと思ってもらえる最初のきっかけになれば」と期待を寄せる。会場では、明治大学ジビエチームが調理した愛知県産のジビエ料理を提供。メニューは、シカロースのステーキ、シカ肉のショウロンポウ、鹿肉とイノシシ肉のホットドッグ食べ比べ、シカスライスハムのオードブル、イノシシジャーキーのポテトサラダの5品を予定する。同チームの小川柚悟さんは「奥三河を訪問し、奪った命を無駄にせず次につなげるという生産者の強い信念に触れ、食に対する意識が大きく変わった。おいしく頂くことこそが命への一番の感謝であり、地域の未来を守ることにつながる 。現地で受け取った命の重みと豊かさを一皿に込めて表現したい」と意気込む。

(有害鳥獣を地域資源に、ジビエ安定供給と量販対応:千葉)
君津市にある食肉処理施設「房総いのかジビエセンター」を運営し、市内で捕獲されたイノシシ、シカなどの有害鳥獣の地域資源化を目指している。有害鳥獣対策の一環で何かしようと、2017年11月に木更津市で会社を設立した。当初は捕獲事業を考えていたが、ただ捕獲して廃棄するだけでなく、食肉やペットフードなどに活用するジビエ事業へと軸足を置いた。20年4月、現在の施設を君津市から借りて事業に取り組む。代表社員の堂野前健さん(32)は「最初、自分で捕れば肉が食べ放題だと、趣味で狩猟を始めた。

(根掛かりルアーをクマ鈴に:栃木)
「マス釣りの聖地」とされる日光市の中禅寺湖で、湖底に根掛かりしたルアーを回収し、クマ鈴として再生するプロジェクトを進めようと、地元のNPOがクラウドファンディング(CF)を行っている。初日から目標額の300万円を突破する好調ぶりで、29日午後7時現在、830万円を超えた。次なる目標の1000万円に向け2月28日まで寄付を募っている。

(達人に学ぶジビエとの向き合い方)
フォレイジング(野山での採集)と薪火調理に熱中する自然派シェフ、軽井沢「MANO」西本竜一さんは、シーズンになるとイノシシ、クマ、マガモ、カルガモ、アナグマ、シカなど、様々なジビエを調理します。これらの供給者は、新潟県糸魚川市でジビエの捕獲・加工・販売を手掛ける「惣右ェ門」青田徹さん・葉子さん夫妻です。「料理のイメージを伝えると、それにふさわしい個体を獲ってくれる」と西本シェフ。天然の食材に精通する料理人が絶対的信頼を寄せるジビエ職人の仕事場に、西本シェフの案内で潜入しました。西本シェフが青田さん夫妻と出会ったのは、スノーピーク在籍時代(2020~24年)。「スノーピーク ランドステーション 白馬」などで腕をふるっていた頃だという。食材を探し求めて、様々な産地や生産者を訪ね歩き、たどり着いた一人が青田さんだった。「これは凄い人を見つけてしまったと興奮しました」。クレー射撃の全国大会で優勝した経歴を持ち、狩猟に親しんできた青田徹さんが、建設業の傍ら、ジビエを解体する食肉加工施設を造ったのは、2015年。シカやイノシシによる農作物被害が増加し、害獣駆除が叫ばれた頃で、「害獣とはいえ、命を粗末にするのは忍びない」との思いからだった。国の定めた野生鳥獣肉の衛生管理指針に基づく食品営業許可の取得は、当時、県内でもまだ2番目。個人による解体施設の先駆けだった。惣右ェ門のジビエのクオリティは、徹さんと葉子さん、2人の連携の上にある。獲って来るのは徹さんだが、食肉加工施設の管理責任者は葉子さん。その衛生管理は厳しい。というのも、葉子さんのポリシーが「子どもに食べさせられるものを」に端を発しているからだ。葉子さんは「肉を傷めずに良い状態で持ち込んでほしい」「安心して食べさせられるように仕上げてほしい」と、あくまでも食肉としての品質を徹さんに求め、徹さんがその要求に応えることで評価を得てきた。前述の「料理のイメージを伝えると、それにふさわしい個体を獲ってくれる」という西本シェフの言葉は、徹さんの狩猟技術がいかに卓越しているかを示す。「うり坊(子どものイノシシ)が欲しいと言えばうり坊を、大人のイノシシと言えば成獣を獲ってくれる」。結果論ではなく、狙って獲るのである。それを可能にするのが、徹さんの山を見る眼だ。日々、山に入って、けものみちを観察して、足跡などの痕跡から生態をチェック。どのくらいのサイズのイノシシが、山のどの辺りに、何頭くらい生息していて、どのように行動しているか、おおよそを把握している。天候や気温、湿度によって、どんなふうに行動が変化するかも掴んでいるから、どこに罠を掛ければ、どんな個体が獲れるかも計算ずく。「70%以上の確率で狙った獲物を獲る」と青田さんは言う。イノシシは括り罠で捕獲して、火薬を使わない空気銃で止め刺し。マガモやカルガモは散弾銃20番(口径が小さい)で撃つが、肉を傷めぬよう、射撃用の弾を用いる。イノシシ、シカ、クマはライフルで。衝撃を小さくするために爆発力を抑えた特注の弾を使用している。と聞くと、肉のクオリティを上げるためにでき得る限りの策を講じているのだと実感する。自然や獲物を精度高く見ているか。精度高く撃てるか。精度高く捌けるか。3つが揃っているから、青田さんのジビエの精度は高い。この日、西本シェフ、御代田町「vase」岡田卓也シェフ、新潟市「宇呀(うが)」諏佐尚紀シェフが、惣右ェ門の食肉処理施設を訪れ、解体を体験した。青田さんは重要なポイントとして、血・熱・水の除去を挙げる。「止め刺し後、直ちに放血する。内蔵を取り出し、皮を剥ぎ、大腿骨を外し、熱を逃がして冷やし込み。滲み出る水分は取り除く」。施設内では、体液が体外に抜け切るよう、逆さ吊りにして、アンコウの吊るし切りスタイルで解体するが、高くても5~6℃、真冬には1~3℃、「厳寒の季節には手袋を2枚重ねても手が凍え、全身が冷え切る」という冷気下での作業だ。「自分で獲るから、的確な管理ができる」と青田さんは言う。「個体のサイズや年齢、雌雄の別に合わせた処置や管理のみならず、いつ獲ったか、どう獲ったかで、加工の仕方や保存法は変わる」。狩猟・解体・加工・販売、一気通貫で手掛けるからこそ、全工程をコントロールできて、肉質をベストな状態に引き上げられるわけだ。農水省によれば、2010年前後から、ジビエの捕獲頭数も処理加工施設の数も増加の一途をたどってきた。しかし、害獣駆除から始まった日本のジビエ策は、あくまでも駆除ありき。食材としての利活用、ましてや食肉としての質の追求は後から付いてきた感が否めない。現に、捕獲しても食肉としての利用率はまだ1割程度と言われる。撃っても山に放置して帰るハンターがいたり、持ち込まれてもすぐに解体しない処理施設(自治体の肝煎りで造設したにも関わらず)もあると聞く。ジビエは畜肉と比べて飼料や飼育にかかる環境コストの面でサステナブルな食材と目されるだけに、適切な利活用の促進は喫緊の課題と言えるだろう。農水省はジビエ消費拡大を目指して、2025年11月~2026年2月に「全国ジビエフェア」を展開。フェア期間中、ジビエメニューを提供する全国の飲食店や小売店の情報をとりまとめ、特設サイトで紹介している。青田さんは、自治体が推進する様々なジビエ利活用の施策に協力してきた。毎年ジビエ料理講習会を開き、2025年には地元の小学校のジビエ給食に携わるなど、ジビエ振興に貢献し続けている。食肉処理施設から連なる広い敷地に、薪火調理の暖炉、バーベキューコンロ、薪火コンロ、調理台、テーブルなど、アウトドア調理ができる設備を整えているのも、料理人たちに訪れてもらってジビエの知識や技を深めてほしいがゆえだ。惣右ェ門からジビエを仕入れる飲食店は全国で約30軒。うち10軒ほどは、東京、京都、新潟などの有名日本料理店である。最近、ジビエをメニューに取り入れる日本料理店が増えているが、日本料理の場合、調理法の性質上、鮮度は必須。欧州の伝統的なジビエの考え方とは異なる文化体系と言っていい。しゃぶしゃぶなど最小限の火入れと調味による食べ方に耐え得る肉質を、青田さんは提供してきたわけである。確かに青田さんのジビエの処理は、魚の扱いを彷彿とさせる。血液や水分の処置、温度管理といった細部に注意を払って、鮮度を保ち、身質の向上を図る術は、日本人の感覚で磨き上げたジビエ仕事と言えるかもしれない。「ジビエ」という外来の言葉に惑わされずに、ジビエをもっと“和の食材”として捉えるべきだと、青田さんの仕事は気付かせてくれる。山菜、木の芽、木の実、野草、キノコなどとジビエが同格に並ぶ自然条件こそ、日本の特権であり、日本のガストロノミーを世界に押し上げる原動力なのだから。そして、その鮮度と持ち味を極める仕事術が日本の料理をさらなる高みへと導く、と。西本シェフたち若き料理人の料理にはすでにそんな価値の提示の仕方が表れている。

(クマ出没:宮城)
石巻市によると、29日午後5時50分ごろ、石巻市開成にクマとみられる動物が出没しました。

(クマ出没:宮城)
石巻市によると、26日午後1時ごろ、石巻市北村にクマとみられる動物が出没しました。

(クマ出没:宮城)
富谷市によると、27日午後5時ごろ、富谷市東向陽台2丁目にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、25日午後4時40分ごろ、仙台市青葉区南吉成2丁目にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、25日午前1時45分ごろ、仙台市泉区八乙女中央5丁目に野生動物が出没しました。

(クマ出没:宮城)
角田市によると、24日午後4時30分ごろ、角田市毛萱箕輪にクマとみられる動物が出没しました。

(クマ出没:宮城)
利府町によると、23日午後8時30分ごろ、利府町菅谷館にクマとみられる動物が出没しました。

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(勝訴へ広がる支援、猟銃許可取り消し訴訟:北海道)
砂川市の要請に基づいたヒグマ駆除を巡り、猟銃所持の許可取り消し処分に関する訴訟を係争中の原告側が、オンラインで寄付を募るクラウドファンディング(CF)を行っている。逆転敗訴した2審・札幌高裁判決を不服とした上告審で、最高裁第3小法廷が2月27日に弁論期日を指定。原告や無償支援している弁護団の旅費などに充てる。500円から寄付でき支援の輪が広がっている。原告は道猟友会砂川支部長、池上治男さん(76)。池上さんは2018年8月の駆除を巡り、鳥獣保護管理法が禁じる発砲で銃刀法違反に当たるとして、19年に道公安委員会から猟銃所持許可を取り消された。

(12月のクマ被害6人、冬眠で11月から大きく減少)
環境省は23日までに、2025年12月の全国のクマによる人的被害の速報値をまとめ、被害者数は6人だったと明らかにした。クマの多くが冬眠に入ったとみられ、11月の33人から大きく減少した。25年4~12月の合計は236人で、記録の確認できる06年度以降で、23年度の219人を上回る過去最多となっている。25年12月の速報値によると、都道府県別では、富山2人、岩手、秋田、長野、島根が各1人。6人のうち、死者はゼロとしている。環境省の担当者は「餌があれば活動を続けるクマや、眠りの浅いクマもいる。引き続き警戒を続けてほしい」と呼びかけた。

(野生イノシシの豚熱感染じわり:佐賀)
佐賀県内で野生イノシシの豚熱(CSF)の感染が確認された地域がじわじわと広がっている。2024年6月に唐津市で見つかって以降、これまでに14市町で計138例が確認された。養豚場では管理の徹底によって23年8月末以降、豚熱は発生していない。野生イノシシは経口ワクチンの散布や捕獲による感染状況調査の対策を進めていて、活動が活発化する繁殖期に入ったのを受けて警戒を強めている。佐賀県での近年の豚熱感染は、23年8月末に唐津市の養豚場2カ所で確認されていて、これを受けて九州がワクチン接種の推奨地域に指定された。野生イノシシは翌24年6月に唐津市で初確認されて以降、今年1月21日までに8市6町で見つかった。九州では、熊本、大分両県を除く5県で確認されている。

(野生イノシシ「豚熱」感染で22日に経口ワクチンを散布:長崎)
諫早市で捕獲された野生のイノシシから豚熱が確認されたことを受け、県は22日、諫早市の山中に経口ワクチンを散布しました。県によりますと、経口ワクチンが散布されたのは、豚熱に感染したイノシシが見つかった諫早市大場町のほか、周辺の御手水町、白木峰町、湯野尾町のあわせて20カ所です。22日は、県や諫早市の職員と猟友会の関係者がワクチンが含まれた400個のエサをイノシシの痕跡が確認された場所を中心に撒きました。県内では2025年2月以降、松浦市で豚熱に感染したイノシシが23頭が見つかったほか、1月14日には諫早市で1頭の感染が確認されました。諫早市で感染したイノシシが捕獲された場所から半径10km圏内には12の養豚場などがありますが、今のところ、新たな感染は確認されていないということです。

(豚熱感染の野生イノシシを確認:宮崎)
宮崎県は22日、小林、都城両市で4日から16日にかけて捕獲・発見された野生イノシシの成獣6頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内での野生イノシシ感染は、昨年4月の初確認から69~74例目。いずれも経口ワクチン由来でない野外株だった。

(野犬の群れがエゾシカを襲う瞬間:北海道)
厳冬の北海道で、エゾシカが野犬の群れに襲われる衝撃のシーンが撮影されました。1頭のシカに食らいつくイヌ。倒れたところに、さらに別のイヌが飛びつきます。1月16日午後、北海道別海町の走古丹で、写真を撮るために訪れた男性が、氷の上で野犬に追われるシカを発見しました。犬はあわせて3匹いて、首輪はついていませんでした。シカは抵抗しますが、何度も噛みつかれて、次第に身動きしなくなり、最後には息絶えて、食べられてしまったということです。男性は「もし自分が山で野犬の群れと遭遇したらと思うと、クマと同じくらい怖いと思った」と話しています。

(クマの市街地出没想定、市が射撃訓練「緊急銃猟へ技術高める」:京都)
京都府福知山市は17日、クマなどの危険鳥獣が市街地に出没した場合に実施する「緊急銃猟」に備えた射撃技能訓練を、兵庫県三木市の県立総合射撃場で行った。府猟友会の三和支部猟友会に所属する駆除隊員と市鳥獣対策員の計5人が参加し、市街地で銃を使用する際の安全意識と射撃技術を高めた。緊急銃猟は、クマなど人身被害の恐れがある危険鳥獣が市街地に出没した場合に自治体が実施主体となって対応する制度で、法改正を受けて昨年9月から始まった。市ではこれを踏まえ、昨年11月に緊急銃猟を想定した机上訓練を実施しており、今回は射撃訓練に取り組んだ。市によると、行政が主体となって同様の訓練を実施するのは、府内自治体で初めてという。訓練は団体代表から推薦を受けた射手候補者が参加。射撃場の指導員から姿勢や引き金の操作などについて助言を受けながら、銃の安全な取り扱いを確認したほか、照準調整を練習。50メートル先の的に向けて発射する技能検定では、立った状態や座った状態などさまざまな姿勢で射撃し、それぞれの技術を確かめた。参加した三和支部猟友会の高橋嘉都彦会長(60)は「京都府では20年近く、クマが保護対象となっていたため、狩猟期間中に山中でクマを撃った経験を持つハンターは少ない。普段の狩猟や有害鳥獣駆除とは全く状況が異なる。いざそういう事態が起きたときに冷静に対応できるよう、緊張感のある訓練ができた」と話した。市職員で鳥獣対策員の望月優さん(33)は「市街地での対応では安全確保が最優先となり、射手には高度な射撃技能が求められる。今後も緊急銃猟の射手候補者を対象に、技術向上のための訓練を継続していきたい」と語った。福知山支部猟友会と丹波吹風山狩猟会の駆除隊員9人も31日に訓練を受ける予定。

(第3回野生鳥獣害フォーラムで女性が活動紹介:愛知)
鳥獣害対策を考える「第3回新城市野生鳥獣フォーラム」が24日、新城文化会館で開かれた。NPO法人「愛猟」(豊田市)の主催、東愛知新聞社など後援。鹿やイノシシによる農作物被害が深刻化する中で、狩猟や製品加工など現場で活躍する女性にスポットを当てた。長岡技術科学大学准教授の山本麻希さんは「森林問題におけるシカ対策」と題して講演。ニホンジカの対策について、一定面積あたりに生息する個体数の「生息密度」の把握について「モニタリングしたほうが良いと思う。人口も狩猟する人も減っていることから捕獲効率を上げていくためにも必要だ」と述べた。また、農村の維持も考える「未来里山技術機構」を立ち上げて森林資源の活用に取り組んでいることを報告した。豊田市の加藤佐和子さんは集落ぐるみで監視などの活動しており「NPOなどの専門家と新たなつながりが生まれてうれしい」と述べた。幸田町の猟友会会員の中嶋早苗さんは「ジビエの普及は魚食普及に似ている。土台作りが必要となる」と話した。装飾品作家の横井弓美子さんは「ジビエレザーは市販品にはない価値がある」と紹介した。県立新城有教館高校生徒有志「鹿’s(ディアーズ)」は鹿肉ハンバーグレシピを発表した。道の駅「もっくる新城」で26日から期間限定販売するという。

(わなや解体学ぶ体験プログラム:大分)
豊後大野市は17日、狩猟やジビエ料理に興味がある人を対象とした「はじめての猟師体験プログラム」を市内大野町酒井寺の獣肉処理施設「女猟師の加工所」で開いた。市内外から20人が参加し、狩猟の概要などを学んだ。近年、狩猟者の高齢化などの影響でシカやイノシシが増加している。農林産物だけでなく、祖母・傾山系ではシカによって低木や草などが食べ尽くされ、植生の変化や希少種の減少といった被害が出ていることから初めて開催した。同施設の東藤さき代さん(69)と田北たず子さん(73)が講師を務め、狩猟を始めたきっかけや狩猟免許の種類、箱わな、くくりわなの構造などを説明。「わなにかかった鳥獣をかわいそうと思っていては猟師になれない。おいしく食べるのが供養であり、命を奪った人の責任」と話した。参加者は、わなにかかったイノシシの皮を剥ぎ、解体する作業などを見学。イノシシ肉やシカ肉を使ったカレーライスや焼き肉などを味わった。市内緒方町井上の公務員原尻雄一さん(57)は野菜やクリなどの鳥獣被害を減らすため、わな猟を学ぼうと参加。「毎日わなを見回る必要があると知り、働いている間は難しいと感じた。定年後を見据えて免許を取りたい」と話した。

(緊急銃猟マニュアル、クマ出没に備え策定急げ:群馬)
2025年4~11月の全国のクマ出没件数は過去最多の約4万7千件と従来の倍近くに上った。本県も統計が残る12年度以降で最多の281件となり、例年なら目撃が減り始める9月以降も相次いだ。自治体の判断でクマなどへの発砲を可能とする「緊急銃猟」の実施マニュアル作りが県内市町でも進む一方、策定を終えたのは佐野市のみにとどまる。県は2月をめどに市町のマニュアル作りの土台となる手引きの策定を急ぐが、冬眠から目覚め、多くのクマが活動を始める春はすぐそこまで来ている。出没の少ない時季に県や対象市町は共に取り組みを加速させたい。全国の緊急銃猟の実施件数は、昨年9月の改正鳥獣保護管理法施行による制度開始から12月23日までに51件あった。本県での実施はないが、25年度は人身被害が過去最悪に並ぶ4件発生。同6月には那須塩原市内の市街地民家で男性が襲われる被害もあった。緊急銃猟はクマとイノシシを対象に、人の生活圏への侵入や緊急性、「バックストップ」と呼ばれる住民の安全確保策など四つの要件を満たした場合に可能となる。事前準備として猟友会や警察、県、近隣市町との協力体制の確保が欠かせない。訓練の実施や備品の確保、関係者の保険加入などを行った上で、緊急銃猟実施時を想定し、実行の判断や原状回復、補償、ハンターへの日当など作業工程ごとに役割を決めておき、マニュアルとして定めておくこと必要がある。中でも実際に駆除に当たるハンターの確保は急務だ。1970~80年代以降に減ってきたとされ、最近10年の県内のライフル、散弾銃の免許登録者数は2015年度の2112人から24年度は1783人に減少した。県自然環境課によると、ハンターが十分にいた時代は「狩猟圧」と呼ばれる効果でクマの行動範囲を限定できていたが、「現状の人数では足りない」という。緊急銃猟は住宅街での実施が想定されている。安全確保が最優先なのは言うまでもなく、見合った技量が求められる。県は22年度から「森の番人」確保育成事業を始め、座学のほかベテランハンターに同行する研修の実施などに努めている。狩猟免許取得だけでは宝の持ち腐れになりかねない。実践を見据えた取り組みの推進を一層図りたい。

(どう防ぐ、クマ被害)
今年度のクマによる人身被害と死者数は、過去最多を既に上回りました。人の生活圏での出没は、学校の登下校、スポーツ大会の開催など、多くの場面に影響しました。今後、クマの出没を防ぎ、被害を減らすにはどうすればいいのか。みなさんと一緒に考えます。「死亡事故の1カ月ほど前から、近所の倉庫が壊され、玄米や米ぬかが食べられていた。散歩道や玄関先でもクマを見かけていたが、市は何もしてくれなかった」。岩手県北上市和賀町の70代女性は昨年を振り返り、顔をしかめた。同市では2025年度、クマによる死亡事故が3件発生。全国で最も多い。最初の死亡事故は7月4日で、和賀町で80代の女性が自宅でクマに襲われて亡くなった。安全なはずの自宅での出来事に、地域は大きな衝撃を受けた。現場にはいらだちが広がった。地元猟友会の鶴山博会長は「我々は24時間態勢で捕獲にあたるのに、市の会議に呼ばれもしなかった」と不満を示す。市には以前から疑問を抱いており、「職員の異動のたびに関係を一から築き直す必要がある。現場を十分に理解していない職員もいた」という。対応の遅れは、事故後の調査にも表れた。北海道福島町で7月12日に新聞配達員の男性がクマに襲われて死亡したケースでは、道の研究機関が捕獲されたクマの体毛などを調べ、発生から1週間後には襲った個体だと特定・発表された。一方、北上市では、現場近くで捕獲されたクマが女性を襲った個体だと発表されるまで、発生から約3週間を要した。DNA鑑定をする機関の選定や報道発表の調整などに時間がかかったためだ。地元警察も課題を感じている。北上警察署の佐々木健児副署長は「市との連携が十分ではなかった。死亡事故が起きた以上、まず加害個体の駆除を最優先すべきだったが、市と同じ認識を持ちづらかった」と振り返る。佐々木副署長が市長に被害の詳細を直接説明したこともあったという。背景にあるのは、市の体制の問題だ。市では今年度38頭のクマを許可捕獲し、前年度の4頭から約10倍に跳ね上がった。だが、担当する農業振興課には、野生動物対策を継続的に担う専門職員はいない。昨春の異動で着任した小田嶋和広課長は「目の前の対応で手いっぱいだった」と振り返る。対照的なのが隣の花巻市だ。人口規模や地理条件は大きく変わらないが、危機感を持ってクマ対策を強化し、全小中学生へのクマよけ鈴の配布や、放任果樹の伐採補助などを進めてきた。さらに、クマの侵入ルートを把握するAIカメラを河川沿いなどに設置して、AIがクマと判定すると担当職員に通知される仕組みを作った。「出没や移動経路がかなり見えてきた」と市農村林務課の藤原大さんは話す。会計年度任用職員として、20年から鳥獣害対策に継続して関わる専門職員。地元猟友会の事務局長も務めた経験から地元の猟師たちとも顔なじみだ。調査では、市内の一部地域で10平方キロメートル以内に30頭以上のクマが高密度で生息していると判明し、重点的な捕獲につなげた。今年度、花巻市の鳥獣被害対策実施隊員は北上市(約70人)の倍以上の約160人で、すでに70頭を許可捕獲している。花巻市で今年度確認された人身被害は、軽傷の1件だ。この差は、市民の目にも明らかだ。北上市には「なぜ花巻のような対策ができないのか」という苦情が寄せられており、新年度は専門職員を採用、育成して、AIカメラも導入する予定だ。県の対応はどうだったのか。岩手県自然保護課には、野生動物対策を継続して担える専門職員がおらず、市町村に対する県の支援は限定的だ。一方、隣の秋田県の自然保護課には現在3人の専門職員がおり、被害が発生した現場にこまめに出向いて警察や猟友会と連携をはかるなど、率先して市町村を支援している。今春にはさらに正規職員4人を新たに増員する予定で公募した。「人命に直結する野生動物対策まで、自治体の判断と努力に委ねられている」と野生動物対策に詳しい兵庫県立大学の横山真弓教授は指摘する。「地方分権のデメリットが出てしまった。国が率先して自治体を支える必要がある」北上市で起きた混乱は、地方の一自治体の問題ではない。2025年度は、クマによる人身被害が236人(12月末現在)と過去最多の219人(23年度)を更新した。社会的関心の高まりのなか、クマをめぐる誤った情報も拡散されている。研究者らでつくるNGO「日本クマネットワーク」(JBN)は、現状において根拠のある情報をまとめた見解を公表した。JBNが昨年11月に公表したのは「2025年秋季のクマ類を巡る状況に関する現状整理」と題した文書。代表の小池伸介・東京農工大学教授(生態学)は「SNSや一部の過熱報道で拡散している根拠のない情報を是正したい」と話す。文書では、「これまでに分かっていること」として、農山村から都市部への人口移動に合わせて18年までの40年間でクマ類の分布が約2倍に拡大した▽鳥獣行政の中でクマ類の捕獲上限が定められ、過剰に捕獲しない状況が続いた▽クマの主食であるドングリ類が不作になった、などと列挙。こうした点は「事実と言える」との立場を示した。その上で、現状で分かっていない点として挙げたのが、「人身被害の急増の背景」だ。06年度以降、クマによる死者数で過去最多だったのは23年度の6人だが、今年度は13人(12月末現在)に達した。この理由について、JBNは「人間への警戒心が低下しているなどのクマ側の特性なのか、人間側の行動に起因するのかは分かっていない」と指摘した。加えて、今年度の特徴である市街地への多数の出没についても、どんな年齢のクマがどんな理由で市街地に現れたのかなどの背景は「ほとんど分かっていない」と言及し、原因を安易に断定することに注意を促した。小池教授は「クマと遭遇してしまうと人身被害を必ず避けられる方法はなく、遭遇しないことが重要になる」と話す。その上で、生死に直結しかねない情報についての不正確さや誤りを危惧する。例えば、生成AIで作られたとみられる「人がクマに餌付けをする動画」などがSNS上で拡散されているが、「こうしたフェイク動画は、間違った情報により本来起きるはずのないクマとの事故を発生させる恐れがある」と指摘する。ほかにも「クマ撃退スプレーは効かない」といった情報も出回っている。「適正な製品を適切な方法で使えば問題ないが、粗悪品も多く使い方が浸透していないのでは」。SNSで流布している「クマよけ鈴がクマを引き寄せる」という情報については、警戒心のないクマであれば立ち退かない可能性はあるとしながら、「現時点で音がクマを引き寄せる根拠はない」として、音を出して人間の存在を伝えるのは有効だとした。「クマに関する偽情報や根拠のない情報があふれている前提に立ち、複数の情報源から情報の真偽や信頼性を確認する意識を持ってほしい」と小池教授は強調している。昨年10月、秋田県湯沢市のピザ店主の男性は、困惑した表情を見せた。飲食店が立ち並ぶ市街地の民家にクマが侵入し、地元警察は周囲の店に営業自粛の「お願い」をした。4人を襲ったとみられるクマは、5日間にわたって民家に居座り、箱わなで捕獲された。捕獲までの間、店主の男性は先の見えない自粛に不安が募ったという。人身被害だけでなく、経済にも負の影響を及ぼす。約4万人が暮らす町で起きた出来事は、この先、他の地域でも起こりうる。大量出没となった2023年度の2倍にあたる約4万7千件の情報が昨年11月までに確認されている。全国各地の事例から対策につなげられることはたくさんあるはずだ。新年度以降、記録を更新せずに済むように。

(全国で相次ぐクマ被害、四国では「幻の動物」!?:高知)
クマによる人身被害が全国で相次いでいる。環境省は国内に生息するツキノワグマの個体数を4万2千頭と見積もり、分布域も拡大傾向にあるとする。ただ、これは本州の状況で、四国で確認されているのはわずか26頭。四国自然史科学研究センター(須崎市)は「四国では、絶滅の危機に直面する『幻の動物』である状況は変わっていない」とする。かつて「害獣」扱いだった四国のツキノワグマ。数が減った要因は、積極的な捕殺(駆除)にあったといわれている。高知みらい科学館(高知市)で常設展示されている「ツキノワグマの剥製」は、四国で最後に撃ち取られた個体。このクマの捕殺を契機に、四国は「捕殺禁止」という名の保護施策へ、大きく転換することになった―。

(シカによるササ消失が土壌動物に与える影響は気候に左右される:九州大学)
シカの個体数増加により下層植生のササ類が消失し、土壌に棲む生き物を減少させることが分かっていましたが、その影響の地域差については明らかになっていませんでした。本研究グループは土壌に大きな影響を与える土壌侵食が発生しやすい気候条件下で、ササ消失が土壌動物に与える影響がより深刻であることを明らかにしました。本研究成果は、日本国内の下層植生消失後の土壌環境や生き物への影響が気候依存的であることを初めて示し、今後の下層植生の保全方針の知見となることが期待されます。近年、日本各地の天然林では個体数の増加したニホンジカ(以下シカ)の採食に伴い、ササ類などの下層植生が減少しています。ササの消失は土壌侵食を引き起こし、森林の養分循環などの重要な生態系機能を支えている土壌に棲む生き物(土壌動物)を劣化させます。土壌侵食の発生程度は気候条件の影響も受けます。しかし、降水量や積雪量など気候条件の違いがササ消失後の土壌侵食や土壌環境・土壌動物にどのように影響するのかは分かっていませんでした。九州大学大学院生物資源環境科学府 博士後期課程の川上えりか氏、九州大学大学院農学研究院の片山歩美准教授、福岡大学理学部の菱拓雄教授の研究グループは、九州山岳地域と山陰山岳地域という異なる気候条件下にある6箇所のブナ林を対象に、シカの採食によりササが消失した土壌・残存している土壌を用いて、土壌侵食と土壌環境、土壌動物(トビムシやダニなどの微小節足動物の関係を調査しました。その結果、土壌侵食はササの消失と気候条件の違いの影響を受けて発生しており、九州地方でより顕著に発生していました。また、土壌侵食の発生は土壌の硬さの指標である土壌容積重を増加させ、土壌動物が生息可能な空隙を減らすことを通じて、その個体数や分類群の数(多様性の指標)を減少させていることが示されました。土壌動物の個体数や多様性の劣化は、森林の養分循環などの機能にも影響を及ぼすと考えられます。以上の成果は、土壌の生物多様性を維持するために、土壌侵食が発生しやすい気候条件下の森林で下層植生の保全が非常に重要となることを意味します。本研究成果は、2026年1月7日(水)付で国際学術誌「European Journal of Soil Biology」のオンライン速報版で公開されました。

(シカの尿は光っていてコミュニケーションに使われているという研究結果:アメリカ)
繁殖期を迎えると、オスのオジロジカは頭を木にこすりつけ、地面を掘り、尿をかけます。こうした行動により傷つけられた木や地面にかけられた尿は光っていて、同種とのコミュニケーションに使われている可能性があることが確認されています。繁殖期を迎えてテストステロン値が急上昇したオスのオジロジカは、木の樹皮を剥ぎ取って木に額の腺をこすりつけたり、ひづめで地面を掘って尿をかけたりし、縄張り意識を強めます。シカが匂いを共有するためにこうした目印を残すことは以前から知られていましたが、ジョージア大学の研究チームは目印の中に人間には見えない視覚的要素が隠されているのではないかと推測しました。研究チームはジョージア大学所有の森林を調査し、オジロジカが残した合計146件のマーカーを収集。それぞれに2種類の波長の紫外線を照射し、オジロジカが最も活発になる夕暮れと夜明けの状況を再現しました。そして、その後それぞれのマーカーから再放射される波長を測定しました。比較のために、研究チームは手つかずの樹皮、手つかずの土、そして落ち葉にも同様の紫外線を照射しました。その結果、マーカーから発せられた光は周囲の環境と比べて顕著なコントラストを示しており、紫外線を見ることができるとされるシカにとって非常に視認性が高い可能性があることが示されたとのこと。一部のマーカーは人間の目に見えるほどの光を発していたといいます。さらに、繁殖期直前の10月と11月に作られたマーカーは、9月上旬のものより著しく明るく発光していたそうです。オジロジカによって剥がされた樹皮の下には特定の化学物質が含まれていることが確認されましたが、化学物質そのものが光っているのか、あるいは樹皮や樹液にある他の化学物質と反応して光っているのかは確かめられていません。シカの尿にはポルフィリンやアミノ酸など蓄光性を持つ化学物質が含まれていますが、こうした物質から発せられる光を実際にオジロジカが認識できるのかどうかもまだ分かっていないそうです。オジロジカのマーカーには、ライバルのオスを威嚇すると同時に、近くにいるメスに強い好意的なシグナルを送る役割があると考えられます。研究チームは「シカや他の哺乳類が自然光の中で光を見ることができるという考えは、まだ仮説の域を出ません。ただ、今回の発見はシカが人間には見えない秘密の視覚言語を持っていることを示唆しており、オジロジカがどのように環境を認識し、コミュニケーションするかについての新たな視点を与えています」と述べました。

(クマと人間の暮らすエリアが重なる国内屈指のリゾート地、徹底した取り組みで“被害ゼロ”に:長野)
テレビ東京『ガイアの夜明け』(毎週金曜 後10:00~)の23日放送回では、「野生と共に生きる!駆除に頼らない観光地」と題してクマ問題を取り上げる。昨年秋、東北地方を中心に連日、クマの出没が報じられた。背景には、クマの個体数の増加や、餌となるドングリの凶作、中山間地域で進む過疎化、放置されている柿などの誘因物など、さまざまな要因があると言われている。番組では、長野県軽井沢町の徹底したクマ対策を密着取材。クマと人の共存のあり方を探る。軽井沢町にある「NPO法人ピッキオ」。「人の安全を守ること」と「クマの野生を保つこと」の両立を目指して、クマ対策で確実な成果を上げている。クマが人間の生活エリアに入らないよう、事前に捕獲してGPSや発信器を付けて監視。侵入してくるクマに対しては、ベアドッグとハンドラーで森へ確実に追い返している。年間800万人もの観光客がやってくる国内屈指のリゾート地「軽井沢」は、クマが生息するエリアと人間の住むエリアの重なる部分が非常に多いため、他の地域以上に被害が出る可能性がある。そのため軽井沢ではクマ対策の徹底が、商業エリアの経済を守り、別荘地としての資産価値も維持することにつながる。「ピッキオ」は、クマ対策で重要なことは、クマに人の怖さを教えて人のいるエリアに近づかないようにすることだという。軽井沢の街を挙げての地道な取り組みが実った“クマ被害ゼロ”。クマと人の共存のあり方を追った。一方、多様な固有種が生息することから世界自然遺産に登録された「奄美大島」。「アマミノクロウサギ」や「ケナガネズミ」といった数多くの絶滅危惧種が生息し、世界的にも類を見ないユニークな生態系が広がっている。取材班は4年前から奄美大島で始まった“ある取り組み”を取材していた。それは、クロウサギを保護するための“国内初”の一般道路の交通規制。延長約12キロの市道「三太郎線」を夜間通行できるのは、30分に片側1台だけ。目的はクロウサギを事故から守るため。時速は10キロ以下で、全ての車が事前に予約しなければならないが、罰金や罰則などの法的拘束力はない。この規制を主導したのが、環境省所属「奄美野生生物保護センター」のレンジャー、鈴木真理子氏。地元では「厳しすぎる」との不満の声も上がる一方、「罰則がないなんて手ぬるい」との批判も出た。あれから4年、クロウサギの生息域が広がり、個体数は大幅に増加していた。交通規制やクロウサギなど生態系に影響が大きかったマングースの駆除活動が奏功したという。しかし、いま新たな問題として浮上してきたのが、農作物被害。島の特産品の樹皮をウサギが食い荒らすという。「野生動物保護」と「経済」の両立の難しさが浮き彫りとなっていた。果たして人と野生の境界線はどこにあるのか。「奄美野生生物保護センター」のレンジャーたちの取り組みを追う。

(リンゴ畑で嫌いな音波を電気柵と一緒に使うと高い効果:長野)
長野県長野市は、熊の農地への侵入や食害を防ごうと、音波による忌避装置の導入を検討している。昨年8月から12月にかけて市内2カ所のリンゴ畑で実証実験を行い、侵入経路が特定できており、電気柵などと組み合わせて使用した場合に高い効果があることを確認。今後、他の鳥獣への効果も試すとしている。長野市内で本年度目撃されたツキノワグマは昨年11月末時点で234件。10月以降に急増しており、既に昨年度の152件を大幅に上回っている。市森林いのしか対策課によると、例年、リンゴやブドウ、トウモロコシなど熊による食害があり、電気柵などで対策をしているものの、熊は一度食べ物があると学習してしまうと何とかして侵入しようとするため、電気柵だけで防ぐのは困難だという。実証実験はリンゴの収穫期に、熊が侵入した痕跡が繰り返し確認されていた同市若穂保科のリンゴ畑2カ所で実施。山梨県の業者が開発した音波発生装置「ハイパー熊ソニック」を設置した。熊やイノシシが嫌がる80~12ヘルツの低周波音と、鹿やサルに効果のある高周波音を出す複合機で、設置地点の半径7㍍以内で物が動くと、赤外線センサーが反応して音を出す仕組みだ。1カ所目は電気柵の下を潜って出入りした痕跡があり、2カ所目では畑につながる獣道があり、設置の直前にも熊とみられるふんや食害の跡があったが、いずれも設置期間中は一度も食害がなかった。同課によると、音が響くため住宅地の近くなどでの使用に不向きな面はあるが、「侵入経路がはっきりしている条件下での効果はてきめん」。電気柵などと組み合わせた複合的な対策の一つとしての導入を検討。今後、春先には鹿による花芽の食害への効果も確認する予定だ。

(イノシシ防護柵など助成金でサポート、「セブンーイレブン記念財団」が里山の環境保全へ三者協定:長崎)
全国で23カ所目の「セブンの森」です。長崎市は23日セブンーイレブン記念財団などと協定を結びました。今後、長崎市式見地区相川の自然保護活動に取り組んでいきます。長崎市と協定を結んだのは、セブン―イレブン記念財団とNPO法人環境保全教育研究所です。地元の自治会長も見守る中、3者が協定書にサインしました。相川の休耕田は地元自治会の協力を得て整備や保全活動がされていて、ニホンアカガエルやカスミサンショウウオなどの希少種が生息しています。園児や児童生徒の環境教育の場としても活用されていますが今、頭を痛めているのはイノシシに荒らされる被害です。相川自治会 原 九州男 会長「子供たちが大きくなった時に、ここの里山はいいなとか、そういう声が聞かれるように」「アカガエルも自分たちで育てようかという形でやってます」。協定締結を受け、セブン―イレブン記念財団は一帯を「長崎セブンの森」と名付け、息の長い保全活動に取り組んでいきます。セブン―イレブン記念財団 太田敏夫 理事長「生態系の保護保全に特化したセブンの森活動は少なく、長崎での取り組み事例を他の活動にも広げていきたいと考えています」。

(元公務員が狩猟免許を取得、牧場スタッフに転身した理由:北海道)
安定した公務員の職を辞め、酪農の現場へ飛び込み、ハンターとしても活動する女性がいます。さまざまな分野で活躍する女性たちにスポットを当て、その人生を紐解く連載「私のビハインドストーリー」。今回は、町役場から北海道の牧場に転職し、狩猟にも携わる坂本寿々子さんに、話を伺いました。前編では、酪農に関心を持ったきっかけから、役場時代の経験や狩猟との出合い、そして転身を決意するまでの歩みを追います。坂本さんが酪農に興味を持ったきっかけは、福岡で過ごした高校時代にさかのぼります。高校で卒業後の進路を考えていたとき、ちょうど牛乳の生産調整がニュースで大きく取り上げられていました。もともと農業に興味があったそうですが、生産者たちが牛乳を廃棄せざるを得ない状況を知り、「酪農」という世界を強く意識するようになったといいます。動物が好きだったこともあり、農業のなかでも酪農を学びたいと思った坂本さん。酪農の本場・北海道に行くことを決め、酪農学園大学への進学を選びました。大学では畜産について学び、卒業後は北海道職員として釧路方面で3年間勤務。その後、標茶町の酪農家で2年間働きました。そして、日高山脈のふもとに位置する人口約4000人の平取町役場に就職。ここで約10年間を過ごしました。役場時代、有害鳥獣駆除の担当部署に配属された坂本さんは、狩猟免許を取得する動機となる出会いを果たします。「そこで出会ったハンターさんたちの自然や動物に対する知識の深さに触れ、一緒に現場に行くのが楽しくなりました」。業務として捕獲された現場に初めて足を運んだ坂本さんが目にしたのは、熊の解体でした。「やってみるか?」とハンターさんに声をかけられ、進んで解体作業にも参加しました。「獣肉は臭い」という先入観があったそうですが、適切に処理された肉のおいしさに感動を覚えたといいます。また、「ハンターという職人の世界で対等に話せるようになりたい」という思いが坂本さんを動かしました。役場時代は、さまざまな経験を積み、充実した日々ではあったものの、人間関係などに悩み、心身のバランスを崩した時期もあったといいます。そんな坂本さんが転機を迎えたのは、2024年冬のこと。日本海に面した人口約7000人の道南の町、せたな町で新規就農した大学時代の友人が、坂本さんにひらかわ牧場の求人情報を知らせてくれました。酪農は生き物相手の仕事ゆえ、24時間365日目が離せず、休みが取りにくいのが業界の常識です。それがこの牧場では週休3日という勤務形態で、坂本さんにとって現実的に続けられる条件でした。安定した役場職員から牧場への転職。不安はなかったのでしょうか。「不安がないと言えば嘘になります。でも、誰でも転職に不安はつきものですから」。ちょうどその頃、坂本さんはメンタルヘルスのリワークプログラムに通っていて、ある考え方を学んでいたそうです。「考えて解決できる不安は対処し、解決できない不安は一旦置いておく」という考え方を実践していて、「うまくいくかもしれないし、いかないかもしれない。ダメならその時に考えれば良い」と、あまり深く考えすぎないようにしたといいます。「自分に期待しすぎてしまうと、できなかったときに落ち込んでしまうので、ある意味、気楽に飛び込んだ感じですね」。ひらかわ牧場での求人を知ってから、実際に牧場で働きだすまでたった3か月ほどでの決断と行動でした。雪も積もり始めたせたな町の朝5時半は、まだ真っ暗です。「朝は5時半から始まって8時半頃に一旦終わります。そこから朝食や昼寝などの長い休憩を挟んで、午後は19時半頃まで作業します」。働き始めて半年ほど経った今、坂本さんは充実した日々を送っています。「本当に来て良かったと思っています」。役場時代とは違い、朝から晩まで体を動かす今の生活が、坂本さんには合っているようです。また、社長の人柄も働くうえで大きな支えになっていると話します。「仕事に関しては理論に基づき、感情的にならず冷静に指導してくれます。尊敬できる方なのですが、オフになるとすごくお茶目で、いたずら好きなんです」。高校時代に酪農に興味を持ち、福岡から北海道へやって来た坂本さん。日々、動物と接して働く環境に身をおく今、開放的な笑顔が印象的です。そして、役場時代に取得した狩猟免許を生かし、現在は月に3回ほど山に入り、狩猟にも勤しんでいるといいます。牧場で命を育て、山で命をいただく――その両方の現場に立つ坂本さんは何を感じているのでしょうか。後編では、ハンターとしての姿や思いを追います。

(「とにかくつらい」突然妻を失った男性の悲痛な思い:秋田)
秋田県内では2025年、湯沢市の中心部や東成瀬村でクマが相次いで人を襲うなど、クマの異常出没による人身被害が増加しました。県内でクマに襲われた人は、1年間で67人に上り、このうち4人が死亡しました。「まさか家族がこんな形で…」突然クマに大切な家族を奪われ、深い悲しみと怒りを抱える遺族を取材しました。仏壇の前で手を合わせる1人の男性。秋田市雄和の池田孝二さん(86)です。池田孝二さん:「まさか、クマにやられたとは思ってもみなかった。ただ腹が悪い、クマにやられて腹が悪いという頭しかない」。2025年10月27日、秋田市雄和萱ケ沢の田んぼ近くの側溝で、高齢の女性がうつぶせの状態で倒れているのが見つかりました。女性の身体は損傷が激しく、その場で死亡が確認されました。亡くなった女性は、近くに住む池田静子さん(81)で、孝二さんの妻でした。孝二さんはこの日、自宅に戻らない静子さんを義理の弟とともに捜索していました。池田孝二さん:「(義理の弟が)『ここにいる、死んでいる』と言って、2人で側溝に入って起こした。あとは何ともしようがなかった。2人とも体が震えて、まるっきり話ができなかった」。警察の捜査の結果、クマに襲われたことによる被害と判明しました。あれから約3カ月。孝二さんは、静子さんと最後に自宅で交わした会話を話してくれました。池田孝二さん:「朝、私が病院に行くとき『車のスピードを出さずにゆっくり行け』と注意された。『はい、わかった』と私は言った」。最後の最後まで自分を気にかけてくれた妻。帰宅した静子さんの遺体には、クマに襲われた際にできた多くの傷があり、その変わり果てた姿に孝二さんは言葉を失いました。池田孝二さん:「何とも言われない。(妻に)何を言ったって返答はないから。南無阿弥陀仏と拝むしかないんだ」。60年にわたって一緒に生活し、連れ添った妻。静子さんは、とにかく働き者だったといいます。突然大きな存在を失い、孝二さんは、取材中も時折笑顔を見せるものの、ふとした瞬間にあの日の光景が蘇るといいます。池田孝二さん:「ただ病院で死んだのと違って、とにかくつらいものだ。相手はクマだから、クマを恨んだって…。まだ捕まっていないし、おりも設置したがおりにも入らなかった」。実は、孝二さんは数年前まで地元の猟友会に所属していました。自宅周辺の地域でも生活圏にクマが出没することがあり、最近は人を恐れないクマが増えていることを感じていたといいます。2025年、県内ではクマが市街地にも出没する異常な状態となりました。クマに襲われてけがをしたのは63人。静子さんを含めて4人が命を落としました。人口減少と高齢化が急速に進む秋田。猟友会の高齢化も進んでいて、孝二さんは、これ以上犠牲を出さないためにも若い人たちが猟友会に入ることや、狩猟免許を持った自治体の職員が銃猟を行う「ガバメントハンター」の積極的な導入など、クマ対策を強化してほしいと訴えます。池田孝二さん:「市街地にいるクマは捕ってもらいたい。また別の人がやられる、絶対」。大切な命を奪われた遺族の悲痛な思いは、新たな年を迎えても地域に大きな不安を残しています。同じ悲しみを繰り返さないために、今まで以上に本腰を入れたクマ対策が求められています。※取材を通して記者は、高齢化や人口減少でクマの捕獲圧が弱まっている中で、クマが人の生活圏を侵食している現状を改めて突き付けられました。「ガバメントハンター」の導入など、県をあげてのハンターの育成が急務となっていると感じました。

(クマの駆除に反対『日本熊森協会』(会員約2万2000人)が北海道札幌市で18ヘクタールの森林を取得)
ヒグマの駆除に反対する活動などを全国的に行っている「日本熊森協会(にほんくまもりきょうかい)」が、北海道札幌市西区で森林約18ヘクタールを取得したと発表しました。取得したのは、札幌市西区の三角山の南西に位置するミズナラやエゾトドマツ、エゾイタヤなどが自生する森林です。日本熊森協会は1997年設立の自然保護団体で、全国31支部に約2万2000人の会員がいて、クマなどの大型野生動物がすむ水源の森の保全活動を続けています。今回取得したエリアでは、自然環境を保全するとともに、ヒグマをはじめとする野生動物とのすみ分け対策や、豊かな森を再生する学びの場として活用することを検討しているということです。日本熊森協会の鈴木ひかる北海道支部長は「山が切り開かれ、森が失われることで、ヒグマをはじめとする野生動物たちは生息地を奪われ、行き場を失い、市街地に現れる、そうした事態が、すでに現実として起きています。自然を守りたいという思いと同時に、札幌で暮らす人たちの生活を守りたいという思いもあり、森を探していました。この森を“自然から学ぶ現場”として大切に管理し、野生動物と人が共存できる社会を目指して、自然環境保護に取り組んでまいります」とコメントしています。札幌市西区では2025年、ヒグマの出没が相次ぎ、9月には犬の散歩をしていた男性がクマに襲われ負傷したほか、10月には道内初となる緊急銃猟による駆除が行われるなど、住民の安全確保が課題となっていました。

(温泉旅館に子グマが侵入:新潟)
25日午前、新潟県阿賀野市の温泉旅館にクマ1頭(体長不明)が侵入しました。当時旅館に客はおらず、けが人などはいませんでした。25日午前7時45分頃、阿賀野市出湯の温泉旅館から「台所で黒い子グマのようなものを見た」と警察に通報がありました。通報を受けた警察が午前8時すぎに現場に駆けつけ、1時間半ほど子グマを探しましたが、子グマは見つかりませんでした。当時、旅館に客はおらず、旅館を経営する家族の3人は2階に避難して無事でした。警察によりますと、この旅館では以前から台所の窓の一部が割れたままとなっていて、子グマはそこから侵入した可能性が高いということです。また、台所には食べ物を漁ったような跡があったといいます。現場は旅館や住宅が密集する温泉街であることから警察や市役所が注意を呼びかけています。

(日本ジビエ振興協会、地域再生大賞の優秀賞に:長野)
信濃毎日新聞など地方新聞47紙と共同通信が地域活性化の取り組みを応援する「第16回地域再生大賞 明日をともに創る~吹き始めた風」の各賞が24日、決まった。大賞(副賞100万円)には甑島で特産品や観光による産業創出、離島間の連携に取り組む「東シナ海の小さな島ブランド」(鹿児島県薩摩川内市)が輝いた。長野県内からは、ジビエ(野生鳥獣肉)の活用やジビエを通じた地域の魅力発信に取り組む一般社団法人「日本ジビエ振興協会」(茅野市)が優秀賞に選ばれた。全国的に鹿やイノシシなどの野生鳥獣による農作物被害が増え、ジビエの活用に注目が集まる。「ジビエで地方創生」を理念に掲げる代表理事の藤木徳彦さん(54)=茅野市=は「地域を明るく元気にするための活動に一層取り組む」と語った。茅野市蓼科高原でフランス料理店のオーナーシェフを務める藤木さんは、ジビエを安全でおいしい食材として活用することで地域を盛り上げたいと、2012年に協会の前身となる任意団体を設立。ジビエ取り扱いの衛生基準となる14年の国のガイドライン策定に携わった他、トレーサビリティー(生産流通履歴)などを確保した食肉処理施設を国が認証する「国産ジビエ認証制度」(18年制定)の実現にも尽力した。

(ジビエの利活用学ぶ研修会:岩手)
岩手県は22日、盛岡市内丸のトーサイクラシックホール岩手(県民会館)でジビエの利活用を学ぶ研修会を開いた。県内外の事業者が先進事例や課題を紹介した。事業者や自治体職員ら約30人が参加した。処理加工施設が2025年12月に稼働したmeetme(ミートミー、岩泉町)の谷田川雅基代表取締役(33)は事業化の経緯を説明。採算性や東京電力福島第1原発事故の影響による出荷規制などの課題にも触れた。

(小学校でジビエ給食:京都)
全国学校給食週間(1月24~30日)を前に京都府福知山市の市立小中学校23校で21日、地元産ジビエのシカ肉が給食で提供された。市内の焼き肉店主の大槻真也さん(46)がメニューを考え、母校の雀部小学校で給食の様子を見学した。提供されたのは「焼き肉屋のしか牛そぼろ」「ミックスナムル」「キム玉スープ」など。約6千人分の給食に見合う地元産シカ肉の確保が難しいこととコスト面を考えて牛肉を混ぜたほか、子ども向けに辛くないキムチを使った。大槻さんは「与えられたメニューをそのまま食べるのではなく、混ぜるなどして自分で組み立てて食べる楽しさを味わってほしい」という思いを込めたという。6年生の広瀬暖真(はるま)さんは「めっちゃうれしかった。1カ月に1回は食べたい。そぼろは焼き肉のたれの味でごはんによくあったが、おかわりできずくやしかった」。ほかの子どもたちからも「おいしかった」と伝えられた大槻さんは「料理人にとって一番うれしい」と喜んだ。

(高校生がジビエ調理に挑戦:大分)
農作物を荒らすイノシシやシカの肉を活用しようと、調理師を目指す高校生を対象にジビエ肉の料理教室が大分県日田市の高校で開かれました。この取り組みは鳥獣被害の防止対策の一環として、県西部振興局が日田市の昭和学園高校で開催しました。教室には調理科の3年生21人が参加し、ハーブなどの香草を使うことで肉の臭みを取ることができることなど、ジビエ肉のポイントを学びました。そしてイノシシ肉を使ったメンチカツや、シカ肉のスープなど4品を作っていきました。料理が出来上がると生徒たちは試食して、ジビエの味を確かめました。県によりますと県内の鳥獣被害額は2024年度、1億5700万円にのぼっています。

(「ふくおかジビエフェア」開催中!:福岡)
福岡県内で捕獲されたイノシシやシカの肉を「ふくおかジビエ」として広めようと、県主催のイベント「ふくおかジビエフェア2026」が2月28日まで開かれています。県内の飲食店38店が参加し、シェフ自慢の料理でジビエのおいしさを伝えます。県によると、野生鳥獣による農林水産物の被害額は2024年度で約8億円に上ります。過去最悪だった10年度の約15億7000万円に比べれば減少していますが、今も農家らを悩ませています。県はジビエ料理に親しんでもらい、地元の資源を有効活用することを目指し、13年度から料理フェアを企画しています。13回目となる今回は1月15日~2月28日の期間で開催中です。フェア参加の38店は、いずれも県が認定する「ふくおかジビエの店」です。ふくおかジビエの店は、県内の獣肉処理施設から購入したジビエの料理を年間通して提供する飲食店で、62店舗(2025年10月時点)あります。参加店はイノシシやシカの肉を使い、ロースト、カレー、ポトフなど多彩な料理を提供します。参加店でフェアメニューを味わった人を対象にしたキャンペーンもあります。店舗設置の用紙に記載された2次元コードを読み取ってアンケートに答えると、抽選で20人に食事券(5000円分)が当たります。県の担当者は「狩猟者が捕獲したイノシシやシカを地域資源として有効活用するため、ジビエの利用拡大に取り組んでいます。ジビエの概念を覆す特別な料理を食べて、おいしさを堪能してほしい」と話しています。

(うまみ凝縮の鹿肉カツやハヤシライス堪能:北海道)
地下鉄東西線 南郷7丁目駅から徒歩8分の『食堂グロリア』。フレンチとイタリアン出身のシェフが考案するバラエティー豊かなシカ肉料理が食べられるお店です。『食堂グロリア』で味わえるのが、シカ肉を使用したカツ。『Aセット (鹿カツ&大きなエビフライ1本) 1,700円(税込)』を注文すると、うま味が凝縮したシカ肉とエビフライなどの付け合わせが味わえます。ほど良く歯ごたえがありつつもやわらかいシカ肉は、クセのない味わい。わさびの辛みがアクセントになります。

(クマ出没:宮城)
角田市によると、24日午後4時30分ごろ、角田市毛萱箕輪にクマとみられる動物が出没しました。

(クマ出没:宮城)
利府町によると、23日午後8時30分ごろ、利府町菅谷館にクマとみられる動物が出没しました。

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(強化指定除外の決定取り消し、スポーツ仲裁機構)
日本スポーツ仲裁機構は21日、国内の射撃場で事件を起こしたとして、射撃男子スキート選手を2024年度の強化指定選手と扱わないとした日本クレー射撃協会の決定を取り消すと発表した。協会側の手続きに瑕疵を認めた。強化指定復帰を含めた今後の対応は双方に委ねる。事件の内容は明らかにしていない。協会は24年10月ごろ、情報提供で事件を知り、強化委員らが強化指定選手を辞退するよう促した。選手は辞退届を提出したが、後に強要されたとの理由で無効と主張。本人の意思に基づく辞退かの調査はされなかった。協会は「今後、理事会で対応を検討する」とした。

(1月なのにクマ出没相次ぐ)
東北地方で冬眠時期のはずのクマの出没が相次いでいる。宮城・南三陸町では9日、体長約1.2mのクマが住宅の物置に侵入する姿が撮影されたほか、福島・喜多方市では物置で眠るクマが発見され、駆除される事案が起きた。専門家は、親グマが駆除されたことで冬眠の方法を知らない若いクマが、人里へ現れている可能性を指摘する。東北地方は本格的な冬に突入しているが、物置のライトで浮かび上がったのは、冬眠しているはずのクマの姿だ。動画は9日、宮城・南三陸町で撮影された。午後11時頃、突然、住宅の物置に、辺りをうかがうようにのそのそと侵入してきたのはクマだ。人感センサー付きのライトが消えても驚く様子はない。体長約1m20cmのクマは食べ物を探しているのか、あちこちの匂いを嗅いで歩き回る。すると、青いバケツに頭を突っ込んだ。中には家庭ごみが入っていた。その後、クマはバケツを倒し、物置を荒らし始めた。動画を撮影した町の職員は、物音を聞いて駆けつけた物置で、クマと鉢合わせをしたという。クマは逃げることなく、物置に約3分居座り続けたという。宮城県では年が明けてから13日までで、クマの目撃や出没が28件確認されている。動画と同じ個体とみられるクマが相次いで目撃されている南三陸町は、屋外に食べ物を置かないなど注意を呼びかけている。雪深い福島・会津地方でもクマが目撃された。13日、福島・喜多方市にある物置小屋で、丸まってワラの上で眠るクマを発見した。その後、市が設置した箱わなにかかり、駆除された。なぜ冬眠に入っているはずのクマが相次いで目撃されるのか。専門家は親グマが駆除され、冬眠の仕方を知らない若いクマが人里に出てきている可能性があると指摘する。岩手大学農学部・山内貴義准教授:冬眠の穴の探し方やいい場所を見つけられるという感じになるので、なかなか親と一緒に最初の年は冬眠しないと冬を越すのは難しい。どうしても人間に依存した場所の近くだと、何かしらの物音がして起こされてしまう可能性は十分考えられる。

(イノシシ豚熱:岡山)
岡山県は21日、美咲町で発見された野生イノシシ1頭が家畜伝染病「豚熱(CSF)」に感染していたと発表した。県内での感染確認は72例目。県によると、町内のわなにかかり、県の検査で陽性が確定した。発見場所から半径10キロ圏内を感染確認区域に指定し、狩猟者に野生イノシシの流通自粛を求めている。

(野生イノシシの豚熱を初確認:佐賀)
野生イノシシの豚熱(CSF)について、佐賀県は21日、鳥栖市で初めて確認されたと発表した。県によると、19日に同市山浦町で、猟友会のメンバーが死んでいるイノシシ1頭を発見。20日に陽性が確認された。県内の野生イノシシのCSFは、138例目。

(野生イノシシ51頭が豚熱感染:三重)
三重県は21日、今月の上旬から中旬にかけて県内で捕獲した野生イノシシ266頭のうち、51頭について豚熱の感染を確認したと発表した。県によると、新たに感染を確認したのは、亀山市で13頭、津市と御浜町で11頭ずつ、志摩市で5頭、鳥羽市で4頭、鈴鹿市と松阪市で2頭ずつ。伊勢市、玉城町、南伊勢町で1頭ずつ。県内で豚熱の感染が確認された野生イノシシは1402頭となった。

(環境副大臣「緊張感を高めて春に備えたい」、クマ被害巡り鈴木知事と意見交換:秋田)
環境省の青山繁晴副大臣は21日、ツキノワグマの市街地出没対策を巡り、所有者不明の放任果樹への対応について「自治体任せにせず、最終的に国が期限を切って対処できるようにすることが必要だ」との考えを示した。鈴木健太知事らとの意見交換で来県し、報道陣の取材に答えた。放任果樹は人の生活圏にクマを誘引することから、各地で伐採などの対応が取られている。一方で所有者が不明な場合、現行の法令では手続きに時間を要するなどの課題があった。

(自治体職員・猟友会がクマ対策学ぶ、「スマートベアをつくらない」:秋田)
クマによる農作物への被害や市街地への出没を抑えることについて学ぶ研修会が、秋田市で開かれました。19日に、県が開いた研修会では岩手大学でクマ対策について研究する山内貴義准教授が登壇し、クマ対策と地域での合意形成をテーマに講演しました。山内准教授は、岩手県岩泉町で親子グマが市街地の柿の木に居座った事案を例に、学習する賢いクマ「スマートベア」をつくらないことが被害を抑えるポイントだと話しました。また、クマが箱わなに捕まったクマを見かけるなどして、箱わなの怖さを学ぶと、それ以降の駆除が難しくなると指摘しました。この他、リンゴの栽培が盛んな盛岡市の猪去地区では、岩手大学の学生が地域住民と一緒に電気柵の設置や緩衝地帯となる場所の草刈りを行った結果、ゾーニングが管理されクマの出没がほとんどなくなったと紹介しました。山内准教授は「今年の春は、街中に食べ物があることを知った冬眠明けのクマが、山に食べ物が少ない間はまちに下りてくることが予想される」と注意を呼びかけていました。

(熊などの緊急銃猟研修会:広島)
市街地に出没したクマやイノシシを自治体の判断で駆除する緊急銃猟の研修会が20日、広島県三次市内であった。県が主催し、市職員や猟友会員約80人が参加。屋外での模擬訓練などに取り組んだ。

(クマ目撃前年の2.4倍に大幅増:北海道)
2025年の弟子屈署管内のクマ目撃件数(足跡など含む)は120件で、前年の51件と比べ2.4倍と大幅に増えた。

(クマ対策に役立てるためクラウドファンディング:富山)
富山県立山町はクマ対策に役立てるため、ふるさと納税制度を活用した「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」を始めた。目標金額は100万円で、支援を呼びかけている。昨年、全国で市街地へのクマ大量出没が問題となった。町でも過去最多の180件の目撃と痕跡情報が寄せられ、人身被害も2件発生するなど、住民生活に深刻な影響を及ぼしている。町では、地元消防団や消防署による警戒や集落の柿の木の伐採支援などに取り組んできたものの、根本解決には至っていない。今回、里山保全を目的にした長期的なクマ対策プロジェクトをスタートさせた。寄せられた寄付は、最前線で対応に当たる鳥獣被害対策実施隊の活動費や柿の木伐採への補助金、中山間地域の森林整備費に充てる。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」の運営会社のGCFで全国から支援を募っている。

(「獣害、狩猟に関心を」イベント:静岡)
「ふじよしだまちづくり公社」は17日、富士吉田市新屋のジビエ(野生鳥獣肉)加工処理施設「DEAR DEER(ディアディア)」などで、子どもたちに山林や畑の食害、狩猟について知ってもらうイベントを開いた。参加者は富士北麓でジビエが地域資源として活用されている状況を学んだ。ジビエのプロモーション活動に取り組む「AppBank」と、職業体験施設「キッザニア」の運営会社(いずれも本社・東京)と合同で実施。県外の小中学生約20人が参加した。

(シカ食害考えるシンポジウム:高知)
香美市物部町の三嶺などで起きているシカの食害について考えるシンポジウムが24日、高知市丸ノ内1丁目の四国森林管理局で開かれる。「三嶺の森をまもるみんなの会」の主催。兵庫県立大学の藤木大介准教授=野生動物管理学=が「シカの食害から森林生態系を守るために」と題して基調講演。同局や香美市の職員らが食害対策やシカの捕獲状況などを報告する。

(シカ被害を「地域の恵み」に!:静岡)
「シカから森を守り、恵みに変える」テーマで、イベントを開催!深刻なシカ被害の現状を学び、それを地域の新しい資源に変える方法を体験します。

(熊対策専門の常勤職員を採用へ:長野)
県は、熊対策の立案や対策の効果の分析を専門に担う常勤職員の募集を始めた。熊による人身被害や目撃情報が昨年相次いだことを受けた対応で、行政や研究機関、NPO法人でのツキノワグマに関連する業務の経験者を想定する。現在も被害発生時などに対応を助言する特別職の非常勤職員「クマ対策員」がいるが、常勤の専門人材を置くことで対応力を高める。

(クマと人、すみ分けへ牛放牧:北海道)
放牧用電気柵などを製造販売する「ファームエイジ」(当別)と町、北海道大、酪農学園大は、森林でウシの放牧酪農を行うことで、ヒグマと人の生活圏の間に緩衝帯をつくる「SUMIWAKEプロジェクト」の構想をまとめた。町内に整備するモデルファームで野生動物の行動や酪農への効果を確認し、「北海道・当別モデル」として北海道内外に広げることを目指す。16日に町内で勉強会を開き、国や道の関係者らに協力を呼び掛けた。

(道猟友会最年少26歳の三笠支部長:北海道)
北海道猟友会三笠支部長として24人のハンターの先頭に立ち、三方を山で囲まれた三笠市でヒグマの駆除を担う。道猟友会によると、26歳は道内71の支部長で最年少。2025年3月の就任と同時に、クマの捕獲技術の講習などを行う会社「GOE-MON(ゴエモン)」を立ち上げた。「人材育成に力を入れ、ハンター不足に対応していきたい」と話す。

(狩猟免許もつ「ハンター課長」:山梨)
年間200万人が訪れ、富士山を一望できる山梨県富士吉田市の道の駅「富士吉田」。道路を挟んだ南側に、黒い外壁の平屋が建っている。2頭のシカのモニュメントが出迎え、カラマツの林に囲まれたテラスが広がる。施設内には、猟師が仕留めたシカやイノシシを処理・加工する多彩な設備がそろっている。2024年7月に開業した「富士山ジビエセンター」は、市がふるさと納税の寄付金約3億円を活用して建設した。ソーセージやハンバーガーの販売スペースもあり、道の駅の利用者らが訪れる。整備を主導した市ふるさと寄付推進課の渡辺英之課長(49)は「利益を出すため、解体から製品加工まで一貫してできるようにした」と語った。

(大鶴義丹、家の前にクマ出没)
俳優の大鶴義丹(57)が、20日放送の日本テレビ「行列のできる法律相談所」2時間スペシャルにVTR出演。“クマ被害”について語った。大鶴はクマ被害に遭った芸能人としてVTR出演。ある番組の企画で3カ月間北海道に移住していたといい、引っ越し初日に移住先の職員から「大鶴さんの家の前にクマの親子がいるから戻っちゃダメです」と電話があったと明かした。結局、猟友会が出動する事態に。幸いにもクマの親子はすぐに逃げたため被害はなかった。後日談として大鶴は「次の日、役所の方から爆竹を渡されて。朝、2階から爆竹を家の周りに投げて音を出して、少し経ってから表に出てくださいって言われて」と爆竹を支給されたと明かし「衝撃的でした」と振り返った。

(山上被告の手製銃、銃刀法違反は「成立する」)
安倍晋三・元首相(当時67歳)が2022年に奈良市で演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人罪や銃刀法違反などに問われた無職山上徹也被告(45)の21日の判決公判。無期懲役を言い渡した奈良地裁の田中伸一裁判長は、弁護側が無罪を主張した銃刀法違反について、「成立する」と判断した。公判では、事件で使われた手製銃が当時の銃刀法の規制対象に該当するかどうかが争点になっていた。田中裁判長は形状と殺傷能力の高さから、同法違反が起訴状通り成立するとした。

(冬眠しないクマか?畑にクマ出没し駆除:北海道)
2026年1月21日午前、北海道上ノ国町宮越で、80代男性が所有する畑にクマ1頭が出没しました。町によりますと、畑を所有する男性からの通報でクマの出没を認知し、21日午前11時20分ごろ、駆けつけたハンターが猟銃でクマを駆除したということです。クマは体長およそ1.4メートル、体重推定100キロ、推定8歳のメス。町内でのクマの駆除は今年初で、1月にクマが駆除されたのは記録が残っている2016年以降、初めてだということです。

(積雪の中、木の上にクマ:福島)
警察によりますと、21日午後0時50分ごろ、福島県会津若松市大戸町小谷川端で、駐車場にいた40代の女性が、山林の木の上にいるクマ1頭(体長約0.7メートル)を目撃しました。その後、クマは北側の山林に逃げ去ったということです。これまでに、人や物への被害は確認されていません。警察は、会津若松市と連携し、付近で警戒・広報活動を行っているということです。福島県内では21日、会津を中心に雪が降っていますが、県によりますと、今年度はクマのエサとなるブナやナラなどが不作だったため、冬眠をせずエサを探す個体も確認されていて、県はエサとなる生ゴミを外に置かないよう呼びかけています。

(クマ2頭目撃、市が注意呼びかけ:山形)
東根市によりますと、22日の午後4時40分ごろ、山形県東根市沼沢の向田橋付近で、クマ2頭が目撃されました。市は、周囲の警戒を行った上で外出するよう呼びかけています。

(ジビエ活用へ、事業者・自治体職員など対象の研修会:岩手)
シカやイノシシといった野生動物の食材、いわゆるジビエの活用を進めようと、事業者や自治体の職員などを対象とした研修会が盛岡市で開かれました。22日、盛岡市で開かれた研修会にはジビエの事業者や自治体の職員など30人あまりが参加しました。この中で北海道の上士幌町を拠点に活動している高野沙月さんが登壇し、自らが提供している、ジビエを購入したい都市部の飲食店などと地元・北海道のハンターをマッチングするインターネットのサービスを紹介しました。駆除にあたるハンターが持続的に収入を得られる上、近年、増加している若手のハンターが活躍できる機会につながっているということです。一方で高野さんは、ジビエ事業は天候やハンターの腕に量が左右されるなど、大きく利益を出すのが難しい業界であると指摘し、ビジネスとして成立させる仕組みをどうつくるかが課題だと指摘しました。遠野市でジビエ事業に携わっている40代の男性は「単に駆除するだけでなく食肉に加工して次につなげるという大切な仕事で、話を聞けて自分のためにもなった」と話していました。県農業振興課の櫻田学担い手対策課長は「岩手県は今年度処理施設が新たに2か所開設され、関心が高まっている。優良な取り組みが次々生まれてくることを期待する」と話していました。

(ジビエ加工販売所をオープン:滋賀)
多賀町栗栖で、シカやイノシシなどジビエ(野生鳥獣肉)の加工販売所「maumbile」が、今年春頃までにオープンする予定だ。同町の東敬子さん(44)が「地域の人に気軽にジビエを楽しんでほしい。人が減っている集落の活性化にもなれば」と意気込む。東さんは北海道岩見沢市出身で、就職を機に滋賀へ移住。その後、北海道への帰郷や彦根市での居住を経て、昨年2月から多賀町で暮らす。自然豊かな地元で、幼少期から山菜採りや魚釣りなど、自分で食材を探すのが好きだった。

(エゾシカ肉「命いただく」授業:北海道)
歌志内市内の食肉処理施設「りんどう」で、自ら狩猟したエゾシカを解体・販売している田中一紀さん(53)が、義務教育学校「歌志内学園」を訪れ、6年生7人に出前授業を行った。

(「イノシシ油100%」という新常識:佐賀)
有限会社忠兼総本社(代表:百田忠兼、所在地:佐賀県佐賀市)は、2026年2月4日(水)~6日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第101回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2026」に初出展します。本展示会にて、日本で初めてイノシシ油を100%使用したスキンケアクリーム「BOTANYU CREAM」を初公開します。「BOTANYU CREAM」は、人の皮脂に極めて近い性質を持つとされるイノシシ油に着目し、原料そのものの特性を活かすため、余計な成分を加えず100%イノシシ油のみで製品化したスキンケアクリームです。自然素材への関心が高まる中、国産・動物由来原料を活用した新たなスキンケアの選択肢として提案します。

(シカ肉でジビエ料理学ぶ:徳島)
那賀町内で捕れたシカを使ったジビエ(野生鳥獣肉)料理教室が同町大久保の日野谷友愛館であり、相生老人クラブ連合会の会員27人が参加した。ジビエの処理施設を運営する中川修さん(85)=同町朴野=が講師を務め、牛肉や豚肉と比べて脂質が少なく、タンパク質や鉄分、ビタミンを多く含むシカ肉の特長を説明した。シカのロースやモモなど約6キロを用意。参加者は中川さんの指導を受けながらニンニクやショウガで下味をつけた竜田揚げや、表面をあぶってから炊飯器で加熱したロースト肉のにぎりずし、イノシシとの合いびき肉を使ったギョーザの3品を作った。ギョーザを作るのは初めてという同町馬路の農業東崎政裕さん(77)は「教わった通りに作ったらおいしくできた。家でも作ってみたい」と話した。料理教室は、多くの人にジビエ料理の魅力を知ってもらおうと、相生老人クラブ連合会が昨年に続いて19日に開いた。

(狩猟や有害鳥獣対策を学べるセミナーを開催:京都)
狩猟初心者や狩猟に関心のある方を対象に、狩猟の始め方やジビエ利用、鳥獣被害防止策(クマ対策を含む)を学ぶ講義と実技を行うセミナーを開催します。第1部:狩猟の楽しさやジビエ利用、有害鳥獣対策に関することからクマ対策に関する講義。第2部:けもの道の見分け方やわなの架設体験等。

(ジビエの鹿肉を有効活用、高校生と企業がメニュー開発:三重)
ジビエの鹿肉を有効活用しようと、三重県伊賀市の県立伊賀白鳳高校の生徒が企業と商品を共同開発した。本格販売に向け、スーパーなどで生徒が試食会を重ねている。同校では学校の農場で鹿による被害が出ていることから、ハンターからの聞き取りや解体場に出かけての学習を進める一方、県庁に相談。生物資源科の生徒十数人が昨年度から、市内の食肉加工会社「サンショク」と一緒に、県内で捕獲・処理された鹿肉を使ったメニューの開発に着手した。シチューや野菜炒めなども検討する中、生徒が学校で手作りして販売している米こうじみそを活用することを考案。カタ、ロース、バラの各部位をみそでつけ込んだ3種類の「鹿肉味噌(みそ)漬け」を作った。20日、同市四十九町のマックスバリュ上野店で2度目の試食会を実施。おそろいの帽子やエプロン姿の3年の男子生徒3人が利用客に試食を勧め、「軟らかい」「くさみがない」と好評だった。平野羚矢さん(18)は「食べられる鹿がもっと増やせたら」と話した。サンショクの中野和彦・営業部長は「高校生の感性で生まれた商品だし、ストーリー性がある」とし、今後カタログや通信販売で売っていきたいという。次の試食会は25日午前10時~正午、マックスバリュ上野小田店である。

(SDGs配慮のメニュー開発、シカ肉やブリ活用:北海道)
函館市の老舗レストラン「五島軒」(末広町)と遺愛女子高(函館)の生徒が協力し、国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)に配慮したレストラン向けメニューを開発した。利活用が課題となっているエゾシカ肉やブリを使った豪華なセットで、2月14日から五島軒のレストランで期間限定で販売する。

(ジビエ鹿児島フェスタ、イノシシやシカをおいしく:鹿児島)
農作物を荒らす害獣のイノシシやシカをおいしく頂く「ジビエ」の魅力を広めようと県内の飲食店がグルメフェアを開いています。鹿児島市の「よかど鹿児島」で日曜に開催された「ジビエ鹿児島フェスタ」栄養価があり味わい深いイノシシ肉やシカ肉をもっと知ってもらおうと県が開催しました。【県農村振興課 前迫誠 課長】「まずはジビエを知ってらもっておいしいジビエをたべていただいて、皆さんに親しんでいただければ」。ジビエを取り扱う県内の飲食店では、今月末まで「グルメフェア」が開かれています。キャンペーン期間中に参加店でジビエ料理を食べるとプレゼントがあたる抽選に応募できます。

(鹿児島産シカ肉で世界へ:鹿児島)
鹿児島のシェフが来月開催されるフランス料理の国際大会に挑戦します。シェラトン鹿児島の「FLYING HOG GRILL(フライング・ホグ・グリル)」で料理長を務める東園勇樹さん(38)です。58年の歴史を持つ世界三大フランス料理コンクールの1つとも言われる大会の国内予選。東園さんは「カモ」がテーマだった去年、惜しくも国内2位。同じく扱いが難しい「シカ」で県産の肉を使い、今年みごと優勝。雪辱を果たしました。予選を勝ち抜いた9か国のシェフが集うフランス・パリ大会に来月、日本代表として出場します。この日開かれた壮行会には関係者などおよそ140人が集まり、世界に挑戦する味を堪能しました。世界大会はフランス・パリで現地時間の来月3日に開かれます。世界大会で東園さんが披露するメニューは、シェラトン鹿児島で来月10日から味わうことができます。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、22日午後8時45分ごろ、仙台市青葉区郷六葛岡下にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
松島町によると、22日午後2時40分ごろ、松島町幡谷泉ケ原にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
白石市によると、21日午後11時25分ごろ、白石市白川津田山崎屋敷にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、21日午後5時ごろ、仙台市青葉区花壇にクマが出没しました。

(イノシシ出没:宮城)
登米市によると、21日午後4時14分ごろ、登米市津山町横山前田沢にイノシシが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、20日午後6時15分ごろ、仙台市泉区住吉台東4丁目にクマが出没しました。

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(誤射した隊員に賠償金の支払い求める訴訟、クマ駆除中の発砲で大けが:山形)
2023年に小国町で発生した、クマの駆除中に猟銃を誤射した事故について。町は、弾が当たりけがをした男性に賠償金などとして支払った約1600万円を、誤射した隊員などに支払いを求める訴えを起こした。この事故は2023年4月、小国町の「鳥獣被害対策実施隊」がクマの駆除中、男性隊員が発砲した弾が別の男性に当たり、大けがをしたもの。この事故をめぐっては、被害男性が町を相手取り慰謝料として3000万円あまりを求める訴えを起こしている。一方で、町はこれまでけがなどへの補償や賠償金として、被害男性に対し計1663万円をすでに支払っている。被害男性は、裁判で「町の責任」に加え「誤射した隊員の重過失」も訴えていて、これが認められれば、町には国家賠償法で被害男性への肩代わり分を支払わせる「求償権」が発生する。そのため町は12月24日、「誤射した隊員」と「加入していた保険会社」を相手取り、求償金1663万円の支払いを求める訴えを起こしたという。

(クマ被害を防ぐための新調査が春から本格化、DNAを活用してクマの生息把握へ:秋田)
クマの被害を防ぐための新たな調査が、この春本格的に動き出します。遺伝子情報 DNAを活用してクマの生息状況を調べるもので、襲撃被害に遭った北秋田市の男性も協力しています。取材しました。環境事業担当 中谷優基さん「クマがどこにいるか、大体どれぐらいの量いるかっていうのがわかる」。新たな調査を手がけるのは川の水からDNAを抽出して、棲んでいる生物を判別する技術を開発した、福井県の「フィッシュパス」です。中谷優基さん「環境DNAとは、水をコップ1杯の水をすくうだけでその水からどういった生き物がいるかっていうのがわかる技術でございまして、その技術を使ってですね、クマの見える化・可視化をしたとこういうところでございます」。フィッシュパスによりますと、採取した水に含まれるDNAを分析することによって、クマが24時間以内に周辺にいたかどうかを識別することができます。ツキノワグマとヒグマの違いも判別可能です。中谷優基さん「クマがどの地点にいるかいないかっていうのはもちろんわかりますけども、相対的にどこが多いかっていうのも可視化することができるというところです」。県内では渓流釣りに訪れた際にクマに襲われてけがをする人が毎年のように出ています。川の近くを散歩したりジョギングしたりしていて被害に遭うケースも相次いでいて、対策は喫緊の課題です。川をつたって街中に移動することもあるクマ。去年は秋田市の中心部にまで出没範囲を広げました。水際対策の強化につながるこの新たな調査。フィッシュパスが取り組むきっかけになったのは、河川や湖などの漁業権の管理などを行う「内水面漁業協同組合連合会」の全国組織の理事で、県組織の会長を務めている北秋田市の湊屋啓二さんです。2023年にクマ被害に遭った湊屋さん。湊屋啓二さん「ここにいたの。それで、開けたとたん目がこうやって合って」。頭を中心にけがをして30針以上塗いました。“自分のようにクマに襲われる人を1人でも減らしたい”と、再び被害が深刻化した去年10月、フィッシュパスに何か対策ができないかを打診しました。湊屋啓二さん「深い傷はやっぱり痛くなりますね」。2年3か月がたつ今も傷は完全には癒えていません。河川を中心に人の生活圏へのクマの侵入状況がみてとれるようになる新たな調査。湊屋啓二さん「環境DNAを使って、その川にクマが来ているかどうかということは確認作業しなければといけないなと思っています」。あの日、周辺ではほかにも4人がクマに襲われました。後を絶たないクマ被害。湊屋啓二さん 「米代川本流なんかを見ていますと、非常に散歩されている方も多いんですよね。そういった方々に、やっぱりここにクマ来ていますよと。注意喚起はできると思うので、これは漁協の話だけではなく、市民の皆さまにも有益な情報になるんじゃないかなと思います」。川の水から採取したDNAを活用するクマの生息状況の調査は、春先にも県内で本格的に始まります。目撃や被害が落ち着く冬は、腰を据えてクマとの向き合い方について考える時間をとることができる期間です。少しでも被害を防ぎ減らすための対策が様々な視点で進められています。

(クマ出没続く、人里近くで冬眠し音で目覚めたか:宮城)
宮城県内では年が明けてからも、クマの出没が続いています。専門家は、人里近くで冬眠したクマが音や振動で目覚めているのではないかと指摘していて、今後、クマの出没が減る時期に対策を進めておくよう呼びかけています。宮城県によりますと年が明けてからの県内のクマの目撃や出没の件数は今月13日までに28件となっていて、警察によりますとそれ以降も1日数件程度の目撃情報が寄せられています。この時期も目撃されることについて、クマの生態に詳しい森林総合研究所の大西尚樹動物生態遺伝チーム長はほぼ全てのクマは冬眠に入っているとみられるものの、クマの数が増えて生息域が広がり人里近くで冬眠する個体が増えたことが背景にあると指摘します。クマは冬眠中に周辺の物音で巣穴から出てきたり途中で巣穴を変えたりする習性があるということで、人の生活によって発生する音や振動で冬眠から目覚め、巣穴から出てきたところを目撃されていると考えられるということです。また、親グマが駆除され、冬眠のしかたを知らない子グマが人里をさまよっている可能性もあると指摘します。一方で、今後は去年に比べてクマの出没が少なくなる見込みだということで、その間に▼頑丈なゴミステーションの設置や▼電気柵の助成金の申請、それに▼クマが潜む可能性があるやぶや茂みを刈る計画を立てるなど地域全体でクマ対策を進めておくことが大切だと呼びかけています。南三陸町で今月9日、クマが住宅の物置を物色する様子が撮影されました。周辺ではごみ集積所が荒らされるなどクマによるとみられる被害が相次いでいて、町は動画を公開し、注意を呼びかけています。動画は今月9日、南三陸町歌津石泉の住宅で、この住宅に住む町の職員が撮影し、今月13日から町のYouTubeチャンネルで「冬眠しない熊」というタイトルで公開されています。動画では午後11時ごろ住宅の軒下にある扉のない物置にクマが現れ、あちこちを嗅ぎ回ったりゴミが入っているバケツに頭を入れて倒したりする様子が記録されています。撮影した職員によりますとこの日の朝の出勤前、庭の雪の上にクマのものとみられる足跡があるのを見つけたほか、物置に置いていたキウイが入った発泡スチロールの箱に引っかかれたような傷があったということです。さらに帰宅後の午後8時ごろ、庭にクマがいるのを家族が見つけ、一時は立ち去ったもののまた現れるかもしれないと思い、録画状態にしたスマートフォンを物置に設置していたということです。そして、午後11時ごろ、物音がして確認したところ、物置に体長1メートルほどのクマがいて、部屋の中から窓ガラスをたたくなどしたものの逃げることなく、3分ほど物置にとどまっていたということです。家族や住宅などに被害はなかったということです。職員は「自宅にクマが現れたのは初めてで、物音やセンサーライトの光も怖がらないなど人に慣れている様子だった。近くに住む人たちも気をつけてほしい」と話していました。この住宅に近い気仙沼市小泉地区では、今月6日にごみ集積所が荒らされているのが見つかったほか、今月9日には住宅の駐車場に置かれていたクルミなどが荒らされているのが見つかるなど、周辺ではクマによるとみられる被害や目撃が相次いでいます。南三陸町は冬眠していない同じ個体の可能性もあるとして、屋外に食べ物を置かないなど注意するよう呼びかけています。大和町にある宮城大学では去年秋にキャンパス内でクマが目撃され施設の使用制限が続きました。大学はクマが冬眠する冬の間に校舎周辺の山林の下草を刈って見通しを確保するなどのクマ対策を進めることを決めました。宮城大学大和キャンパスでは、去年11月にクマが目撃され、19日まで2か月以上にわたって校舎の正面玄関が閉鎖され、1階部分は立ち入り禁止になるなど、施設の使用制限が続いていました。このため大学は冬眠から目覚めたクマが春に再びキャンパス内に出てくることを防ごうと、冬の間に大学が管理する山林のうち、校舎や学生が行き来する場所に近い山林について対策を始めることを決めました。具体的にはキャンパスを取り囲む山林のうち、主に校舎の南側と西側のあわせておよそ5ヘクタールの山林で下草や低い木などを取り除くということです。大学によりますとクマには人を避ける習性があり、下草や低木などを取り除き、見通しをよくすることで、クマに人の存在を教えて、寄りつかなくなる効果を期待しているということです。大学は早ければ今月中にも業者による作業を始めて効果を確認しながら、今後、対策を行う山林の規模の拡大や電気柵の設置なども検討していきたいとしています。環境科学が専門で、対策を担当する宮城大学の小沢晴司教授は「去年は本当に全国でたくさんのクマが出て、教育の場所であるこの大学でクマ対策ができるのは教員としてもありがたい。大きな壁を作り上げるわけではないので、クマの侵入を100%防ぐということではないが、対策として考えられることをやっていくことが重要だ」と話していました。各地でクマの被害が相次いだことを受け、石巻市は新たにドローンからクマ撃退スプレーを噴射してクマを追い払う対策を始めることになり、19日、デモ飛行を行いました。19日は石巻市の齋藤正美市長が東京のドローン開発会社とドローンの操作を行う市内の測量設計事務所とそれぞれ協定を結びました。そのあと近くの広場でデモ飛行が行われ、ドローン開発会社の担当者が縦横40センチほどの大きさのドローンを飛ばしました。ドローンには下の部分に唐辛子などに含まれる「カプサイシン」という辛味の成分が入ったクマ撃退スプレーとカメラが搭載されています。操作する人は手元のモニターでカメラの映像を確認しながら、クマに向けて最大1キロほど離れた場所から遠隔でスプレーを噴射できます。デモではドローンが上空からクマの着ぐるみを着た市の職員の頭上にまでゆっくりと近づき、練習用のスプレーを噴射すると見事に命中しました。石巻市内では今年度、前年の7倍以上の87件の目撃情報があり、住宅街や学校の近くでもクマが出没しています。市はクマの冬眠が明けることし3月にもこうしたドローンを1基導入し、新たなクマ対策として活用していきたいとしています。市によりますとクマ撃退スプレーを搭載したドローンについて協定を結んで対策を行うのは、全国で初めてだということです。ドローン開発会社の徳重徹社長は「クマによる被害は甚大で今後も続くだろうと思い、何かできることはないかと開発に至りました。クマ被害を抑えられるように活用してもらえたら」と話していました。齋藤市長は「まさか石巻の市街地でクマが出るとは予想していなかった。実際にドローンを見てみて効果があると実感したので、市民の命を守るために活用していきたい」と話していました。

(去年2月以降、イノシシ23頭の“豚熱”感染を確認:長崎)
諫早市で豚熱に感染したイノシシが見つかったことを受け、県が対策会議を開きました。会議には県の関係部局から17人が出席しました。豚熱と確認されたのは、今月6日、諫早市大場町で捕獲された野生のメスのイノシシです。県内では、去年2月以降、イノシシ23頭の感染が確認されていますが、諫早市では初めてです。県の担当者は、人為的な原因での感染拡大の可能性もあるとしています。県農林部畜産課 森修蔵課長:「原因は分かりませんけども、諫早に広がったということはショックを受けております。(山に入ったら)靴底とかそういうものについては可能な限り現地でふるい落として持ち帰らないようにしていただければと思っております」。県は今後、捕獲場所の周辺を中心に、ワクチンの入った餌をまくなど、感染拡大防止策を進めます。

(豚熱感染イノシシ、県内10例目:鹿児島)
鹿児島県は15日、霧島市霧島田口で死んで見つかった野生イノシシ1頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内でのイノシシ感染は10例目。同市と曽於市に設定された「感染確認区域」内の農場の豚に異常は確認されていない。

(「麻酔吹き矢」で市街地クマ捕獲、使い手養成へ:岩手)
クマによる人的被害が相次いだ岩手県が「麻酔吹き矢」で捕獲できる人材養成に乗り出した。ハンター確保が急がれる中、銃猟に比べ周辺住民が負傷する恐れが低い点に着目。ただ、野生のクマを相手にできる使い手が県内に1人しかいないのが現状だ。県は獣医師らを対象に2025年度中にも養成を始め、吹き矢の技術やクマに関する知識を習得してもらう。県内では25年度、クマに襲われ全国最多の5人が死亡。負傷者も30人を上回る。本来は冬眠に入るはずの昨年12月以降も出没が相次ぎ、県などが警戒を続けている。麻酔吹き矢は、長さ約1mの筒に、麻酔薬が入った投薬器を込め、勢いよく吹いて発射。クマを眠らせた上で山へ放したり、駆除したりする。人のいる方向へ弾が跳ね返るリスクのある銃猟よりも安全性が高いため、市街地での緊急対応に効果的とされる。県内で唯一、麻酔吹き矢で野生のクマを捕獲する盛岡市動物公園「ZOOMO(ズーモ)」の辻本恒徳園長(64)は今シーズン、6回出動して、全て捕獲に成功した。

(狩猟免許試験の希望者急増、追加実施も)
狩猟免許試験の受験希望者数が、各地で急増している。今年度の出願者数が過去10年で最多となった秋田県では受験できない人も出ているほか、群馬県は今年3月に試験を追加実施する。昨年はクマによる人的被害が相次ぎ、狩猟免許への関心が高まったことが背景にあるとみられる。「もう定員いっぱいで、申し込みはできない」。昨年12月の狩猟免許試験を受けようとしていた秋田県五城目(ごじょうめ)町の農業、沢田俊行さん(76)は、必要書類を整えて期限内に提出しようと県の窓口に電話したところ、こう言われたという。環境省によると、昨年4~11月のクマによる人的被害は全国で230人(速報値)と過去最多を更新したが、このうち秋田県は66人と都道府県別で最多となった。同年11月には、陸上自衛隊が同県でクマ被害対策の支援活動を実施した。深刻な被害が顕在化した中、同県では今年度の狩猟免許試験の出願者数が延べ252人と令和6年度の延べ240人を上回り、過去10年で最多となった。同県の試験回数は、以前は年4回だったが、6年度はこのうち2回で受験希望者数が定員を上回り受験できない人が出たため、今年度は年5回となった。それでも、昨年12月の試験では複数の希望者が受験できなかったという。沢田さんもその一人。平成30年11月に、コメの乾燥などを行う倉庫でクマに襲われた経験がある。緊急手術を受けたが、右目は光をわずかに感じるだけになった。「自分のような被害を防ごうと、『わな猟』の免許取得を考えていたが、出願すらできなかった」と語り、「あきらめずに来年度に受験する」と前を向く。同県自然保護課の加賀谷一樹課長は「会場確保などの都合で定員を設けている」とした上で、「受験できない人がいて申し訳ない。今年度の状況を検討し、来年度は受験できない人が出ないよう対応したい」と語った。秋田県と同様にクマ被害が深刻となった岩手県でも、狩猟免許試験の出願者数が急増。今年度は延べ625人と、令和以降で最多となった。同県は試験で定員を設けていないが、自然保護課の担当者は「8年度も定員を設けずに行えるかどうかは未定」としている。青森県でも近年、狩猟免許の新規取得者数は増加傾向にある。鳥獣被害対策の担い手確保に向けて同県は今年度から、狩猟免許試験の実施回数を年3回から年4回に増やしたほか、免許取得にかかる費用の一部を補助する取り組みを始めた。群馬県では昨年12月の狩猟免許試験のうち、銃を使った猟の試験に155人が申し込んだ。定員は40人で、抽選により受験者数を絞り込んだが受験できなかった人が多く出たため、今年3月に試験を追加で実施する。今年度は、同県でもクマによる人身被害が相次いだ。山本一太知事が昨年10月の記者会見で「知事である私が、率先して狩猟免許を取得したい」と宣言し話題になったことも、狩猟免許試験への関心を高めたとみられる。同県自然環境課は「来年度の試験は、1回当たりの定員の拡大に向けて実施方法などを検討している」と話している。

(600万円ドローン、千人の村が買ったわけ:福島)
福島県の会津地方にある昭和村は2025年、米国製のドローンをクマ対策に使い始めた。もともとは別の目的で採用したが、体温を感知できる性能が、草むらを動くクマを見つけて威嚇するのに役立っている。このドローン「Skydio X10」は、128倍ズームのカメラを搭載。周囲に比べて温度が高い物体を際立たせるサーマル(熱感知)カメラも備える。2025年9月末の防災訓練で村民に披露した。価格は、夜間用のスポットライトや予備のバッテリーなどの付属品を含めて約600万円。高級車が買える値段で、人口1千人ほどの村にとって安い買い物ではない。それでも決断したきっかけは、登山者の遭難が相次いだことだった。

(県内のクマの目撃件数過去最多:福島)
去年1年間に県内で確認されたクマの目撃件数は「1977件」と、これまでで最多だった年の2.8倍以上となりました。人的被害も過去最多となっていて、県は、ことしも対策を続けることにしています。警察によりますと、去年1年間に寄せられたクマの目撃件数は「1977件」で、これまでで最多だった令和5年の687件を大幅に上回りました。出没件数を月別で見ますと、6月から9月までの間はそれぞれ180件前後でしたが、10月が556件、11月が491件と、大幅に増加しました。また、本来、冬眠の時期となる先月・12月に入っても71件目撃されていて、例年にない状況となっています。さらに、クマによる人的被害も21件・24人で過去最多となり、河川敷や山林だけでなく自宅付近で襲われるケースも複数あったいうことです。県は、これまでクマが出没した地域への専門家の派遣やパトロールの強化などの支援を行ってきましたが、今後も、冬眠から明けたクマの出没に注意が必要だとして、市町村などと連携してICT=情報通信技術を活用した監視や調査などの対策を続けることにしています。県は「冬眠しないクマがいることを理解し、クマに出会わないよう注意するとともに、エサを求めたクマが侵入しないよう戸締まりやクマを寄せ付けない対策を徹底してほしい」と呼びかけています。

(県に広域連絡組織の設立求める、鳥獣被害対策で:福島)
県猟友会の代表者らは13日、県に対して昨年9月の法改正に伴う緊急銃猟など、鳥獣被害防止対策の課題について検討する広域連絡組織の設立を求める要望書を提出した。法改正により、人の日常生活圏にクマやイノシシなど危険鳥獣が出没した場合は市町村が緊急銃猟を実施することになった。市町村と鳥獣被害対策実施隊は今後、緊急銃猟の委託業務が急増し、負担が増える事態が懸念される。対応には新規隊員の確保と銃猟技術向上が必要だが、須賀川市など県南地域の射撃場は施設が老朽化し、維持が困難となる恐れがある。またツキノワグマやイノシシなどの対処にはライフル銃など使用するが、県中・県南地域にはライフル射撃場が不足している。さらに捕獲後の大型獣を処理する専用焼却炉を県中・県南地域に設置する必要性も指摘されている。隊員の高齢化と担い手不足という根本的な課題もあり、対応には広域的な連携・協力体制が必要との考えから、岩瀬・東白川・西白河の3地方町村会と、県猟友会が合同で同一内容の要望書を県に届けた。要望書の提出は県猟友会の小豆畑恵則副会長(石川支部長)、須賀川支部の小針一夫支部長、五十嵐伸副支部長、渡辺康平会計監査、白河支部の大高紀元会計監査が、県自然保護課の吾妻正明課長、環境保全農業課の網中潤課長に手渡し、各市町村の現状などを伝えた。

(クマ出没から人的被害防げ、「緊急銃猟」訓練:福島)
全国的にクマが出没し、人的被害が出ている状況を踏まえ、市街地での猟銃の発砲を認める「緊急銃猟」の訓練が15日、三和町下市萱で行われた。緊急銃猟は昨年9月に新設された制度で、いわき市では初の訓練となり、市、県警、県いわき地方振興局と県猟友会平、磐城、勿来支部から約70人が参加し、万が一の事態を念頭に一連の手順を確認した。通説では阿武隈高地の東側にはクマは生息しないとされてきたが、近年は環境の変化もあり、浜通りでも目撃例が相次いでいる。双葉郡大熊町で昨年4月、統計が残る2013(平成25)年度以降で初めてクマが捕獲された。いわき市では昨年7月、同郡川内村との境に近い川前町下桶売で見かけた動物1頭が、画像から市内初のツキノワグマと断定された。こうした事態を受け、同年10月に「いわき市・ツキノワグマ被害防止プラン」を策定。目撃マップの公開や、クマ被害を避けるための行動指針とともに、緊急銃猟に係る体制の構築を図った。緊急銃猟訓練は同市三和町下市萱の好間川で、上流方向に移動するクマを住民が目撃。パトロール中の警察官がクマと認め、いわき中央署から市に情報提供が寄せられた後、現地本部が設置された――との設定で実施した。市職員がクマに扮(ふん)する中、参加者は緊急銃猟の要件を満たすかや、発砲場所が適正かどうか、クマが逃走した場合についてなどについて検討。上空からはドローンで追いかけ、最終的に市長の判断で、現場の職員が発砲を許可し、クマの駆除に成功したとの想定を繰り広げた。訓練を受け、内田市長は「冬季に入ってクマの目撃は全国的に減っているが、再び出没する時期を前にこうした訓練が行えて良かった。市民の生命を守るため、必要な呼びかけをするとともに、今後も訓練を継続していく」と述べた。市はホームページでクマにまつわる情報を公開している。

(滋賀・岐阜両知事 伊吹山で深刻化するシカ食害対策継続を確認)
滋賀県の三日月知事が岐阜県の江崎知事と会談し、両県にまたがる伊吹山で深刻化しているニホンジカによる食害対策などに今後も取り組んでいくことを確認しました。三日月知事は、16日、岐阜県で江崎知事と会談し、鳥獣被害への対応などを話し合いました。このうち、両県にまたがる伊吹山の特に滋賀県側で深刻化しているニホンジカによる食害対策について、両県の自治体や大学などでつくる検討会でこれまでに進めている監視や捕獲などの取り組みを、今後も継続していくことを確認したうえで、これまでは行っていなかった山頂付近での現地検討会も新たに実施していく方向性を確認しました。会談のあと江崎知事は「ここまで問題意識がそろう県はないと思う。いい提案をたくさんいただいた」と話していました。また、滋賀県の三日月知事は「先進的な取り組みを共有いただいた。『ぜひ共同でやろう』と言ってもらえて本当によかったなと思う」と話していました。

(県内は1月末まで『クマ出没特別警報』延長中:新潟)
18日、新潟県新発田市の住宅の敷地内でクマ1頭の目撃情報がありました。クマが目撃されたのは新発田市滝沢の住宅の敷地内です。警察によりますと18日午前9時半頃、住民が外出しようとしたところ、自宅敷地内にいる体長約50~60cmの子グマ1頭を目撃。町内会の区長に連絡し、区長が警察に通報しました。クマは田んぼの方へ去っていったといい、警察が到着したときにはいなくなっていたということです。警察と市役所は、近くの住民に注意を呼び掛けるとともに警戒活動を実施しています。

(クマ栄養状態良好でも人里出没、放置果樹が主因)
東京農工大や島根県などの研究チームは18日までに、ツキノワグマの脂肪量とドングリの豊凶との関連を分析し、同県で駆除されたクマは不作年でもほとんどが十分な脂肪を蓄え、栄養状態が良好だったことが分かったと発表した。クマが人里に出没するのは飢餓状態が原因ではなく、放置された果樹の存在が大きな要因とみている。東京農工大の小池伸介教授(生態学)は「耕作放棄地にあるカキやクリなどの誘引物の除去や、侵入経路の遮断といった対策を続けることが不可欠だ」と強調する。他の地域は環境が異なるため、今回の島根県での調査結果と同様かどうかは不明としている。チームが調べたのは、2003~18年に県内で有害捕獲や交通事故で死んだクマ計651頭。栄養状態の指標となる皮下脂肪や、内臓と骨髄にある脂肪量の季節変動と、ドングリの豊凶との関連を分析した。調査期間中、ドングリの不作が2年以上続くことはなく、不作年に有害捕獲されたクマはいずれも十分な脂肪をためていた。ドングリを大量に食べる秋に脂肪量はピークを迎え、冬眠後の春には秋と比べて皮下脂肪が62%、内臓脂肪が39%減少した。食料事情が厳しい春から夏にかけ、いずれもさらに70%以上減った。たまりやすく消費しやすい皮下脂肪を冬眠中に優先的に利用し、栄養状態が厳しくなると内臓や骨髄の脂肪を利用すると考えられるという。脂肪量と前年のドングリの豊凶を比較すると、前年が不作だった場合、年間を通じて内臓と骨髄の脂肪量が少ない状態が続いた。皮下脂肪の量に明確な差はなかった。島根、広島、山口3県は共同でツキノワグマの管理計画を作成しており、島根県は全国に先駆けて04年から専門職員を配置している。小池氏は「専門職員がいるからこそ今回の成果を出せた。他の自治体でも同様の研究が進めば、効果の高い対策につながる」と話している。

(トライアスロン大会でクマ対策)
国内統括団体のトライアスロンジャパンは15日、大会時にクマなど野生動物が出没した場合の対応方針を整備したと発表した。リスクがある場合、大会主催者の判断で競技の縮小や中断、中止を決定できることを明確化し、大会運営マニュアルに対応手順などを記載した。各地でクマの出没と人的被害が相次いでいることを受けた措置。これまでレース中の事例は報告されていないが、大会開催地で出没しているケースがあり、団体側は「自然環境をフィールドとする特性上、安全確保が最重要課題」としている。

(クマ対策でピクトグラム作成、訪日客ら注意喚起)
観光庁は、全国で相次いだクマ被害を受け、クマへの餌やりやごみの放置といった行為を禁止していると知らせるピクトグラム(絵文字)を作成した。登山やハイキングなどを楽しむ人が増える中、一目で分かる図柄で外国人や幅広い年齢層への注意喚起を強化する。地方自治体や事業者が制作する看板やポスター、ウェブサイトなどで活用してもらう。ピクトグラムは3種類で、観光庁サイトから無料でダウンロードできる。クマに餌を与えたり、近寄ったりする人の姿の上に赤い斜線をかぶせ、禁止行為であると強調。ごみのポイ捨てでクマが出現しやすくなることも、絵で分かりやすく表現した。

(野生動物による食害、2024年度の被害は1億2千万円:奈良)
農林水産省は20日までに、2024年度の野生の鳥や動物による農作物被害状況を公表した。奈良県内では被害面積は23年度比で減少したものの、被害量は447トンで、前年度の407トンと比べ約10%増え、被害金額も1億2318万円に上り約24%、2379万円増加したことが分かった。

(猟友会など、「くくりわな」設置方法を確認:静岡)
静岡県と県西部猟友会は18日、シカやイノシシの捕獲に適した「くくりわな」の使い方などを学ぶ講習会を浜松市天竜区龍山町のキャンプ場「龍山秘密村」で開いた。県職員と西部地域の猟友会員ら約50人がわなの仕掛け方を確認した。

(テラドローン、全国で初となる民間主導の「第三のクマ対策」を始動:東京)
Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹、以下 テラドローン)は、2026年1月19日、宮城県石巻市とクマ出没時の被害防止に関する協定を結ぶ企業に対し、自社開発の『クマよけスプレー搭載ドローン』の提供および運用支援を開始したことをお知らせします。石巻市が民間企業と共同で行うクマ対策は、本取り組みが初となります。人身被害が過去最悪の水準となる一方で、ハンターの減少や、警察・自衛隊など既存の関係機関によるクマ対策の制約により対応体制の強化や地域社会の安全確保が喫緊の課題となっています。人を介さず、遠隔から迅速かつ安全にクマを追い払うことで、即効性の高い現実的な解決策として、全国の自治体への展開を目指します。2025年は、東北地方をはじめ全国各地でクマの人身被害および市街地付近での出没が記録的水準に達しています。環境省によると、出没件数が2021年から163%増加し、全国で20,792件、4月以降の負傷者が100名、死者が12名を超えるなど、過去最悪の水準で推移しています。こうした緊急事態の対応にあたり、現場では以下の課題が深刻化しています。クマハンターの深刻な人手不足:クマの捕獲や追い払いを担う全国の狩猟免許所持者は、1975年度には約52万人いましたが、2020年度には22万人ほどに減少しています。特に、60歳以上が6割近くを占めており高齢化も深刻です。既存体制の制約:警察や自衛隊といった既存の関係機関は、野生動物への致傷訓練に任務上の制約を抱えており、迅速な現場投入が困難です。対応の危険性:地上からの追い払いは、オペレーター自身がクマと直接対峙する危険を伴います。こうした背景を踏まえ、テラドローンは、2025年11月に、空から既存の対応枠組みを補完・強化する民間による迅速性・安全性・即効性を兼ね備えた対策を実現するため、クマよけスプレーを搭載したドローンを開発・発売しました。テラドローンが提供するクマよけスプレー搭載ドローンを用いることで、以下の通り、迅速かつ安全な非致死性対応が可能となります。安全距離の確保: 地上からクマに一切接近することなく、約500m~1km離れた場所から上空より遠隔操作でスプレーを噴射。オペレーターの安全を完全に確保します。迅速性と即効性:ドローンは即座に現場へ展開可能であり、クマ出没に有効性が証明されているトウガラシ由来のスプレーをピンポイントで噴射。人の数千倍の嗅覚を持つクマに対し、一時的な退避時間を確保する即効性の高い追い払いを実施します。クマ対策における地方自治体と民間企業の具体的な連携は初めての事例であり、テラドローンは、このたびの石巻市における取り組みが今後のクマ対策におけるモデルケースになると考えております。

(ベテランハンター、クマの実態解説:山形)
山形県鶴岡市で、身近に迫るクマの実態についてベテランハンターの話を聞く勉強会があった。出羽三山の主峰の月山のふもとで暮らす、県猟友会鶴岡支部副支部長の秋元和夫さん(74)が講師を務め、「利口で学習能力が高い」と指摘した。地元の特産である庄内柿の中には、木の上の実に袋をかぶせることで渋を抜く特殊な技術が施されているものがあり、「クマは袋で覆われて甘くなった柿を食べて味を占めると、他の渋柿には目もくれなくなる」などと解説した。鶴岡市は2025年、クマの目撃件数が県内市町村で最多の405件(暫定値、県調べ)に上った。勉強会は12日、市民グループ「地域の足検討委員会」が主催し、約30人が集まった。講師の秋元さんは、カモやキジを撃とうと20歳で狩猟免許を取得した。当時は、周囲でクマもイノシシも見かけなかったという。それが今では山菜採りの際などにばったり出くわしたり、木から下りてきたクマと何度も遭遇したりするようになった。所属する猟友会が捕獲した頭数は25年4~12月は147頭。05年の合併以降、同時期で最多だった。秋元さんは「まさか人里にまで出没するようになるとは、夢にも思わなかった」と驚いた表情で語った。人里に出没したクマを銃を使って捕獲する「緊急銃猟」制度が25年9月に始まった。全国55件(9日午前10時現在、環境省調べ)のうち山形県は16件と全国最多だ。秋元さんは、被害を減らすには「山の低い場所を生息場所にして人家に出てくる若い個体を捕って崩していくことだ」と指摘。人里に慣れた個体の捕獲を住民やハンターの安全を確保しながら着実に進めていく仕組み作りが必要との認識を示した。集まった市民からは、銃や弾の費用や活動の手当などに関する質問が相次ぎ、関心の高さをうかがわせた。「趣味から始めた狩猟なのに、有害駆除の活動が増えてジレンマに苦しんでいるのでは」との質問に、秋元さんは「趣味との比率が半々になってしまった」と語った。その上で、他県で運用が始まっている警察官によるライフル銃を使用した駆除などに期待を寄せていた。

(熊の人里出没、ドングリ不作影響せず?:島根)
県中山間地域研究センター鳥獣対策科の澤田誠吾科長を中心とする研究チームの論文「ツキノワグマの栄養状態と堅果類の豊凶との関係性」が、日本哺乳類学会が発行する国際誌「Mammal Study」に掲載された。同センターが調査した熊の栄養状態指標を活用。分析の結果から「ドングリが不作の年に人里へ出没した多くの熊の栄養状態は悪くなく飢餓状態ではない」とし「生活圏への出没は果実など魅力的な食物資源が要因の可能性がある」と示した。研究チームは16年にわたり調査した約650頭に上るツキノワグマの複数箇所の体内脂肪量の季節変動や脂肪量と秋の主要な食物であるブナ科樹木の果実の結実豊凶との関係を分析した。脂肪量は季節によって変化し、秋期に最も多く、冬眠から夏期にかけて減少するとし、冬眠中は、皮下脂肪を使い、春から夏にかけては内臓脂肪、その後骨髄脂肪を代謝するという、3種類の脂肪を使い分けて自らの栄養状態をコントロールしていることが明らかとなった。考察として、ドングリが不作の年に人里へ出没した多くの熊の栄養状態は悪くなく、出没の主な要因は体内の脂肪蓄積量の低下という生理的な栄養状態の悪化ではない。熊が人の生活圏内に出没するのは、人里の果実など目の前の魅力的な食物資源の存在が大きな要因である可能性が示唆されたとまとめた。同センター鳥獣対策科の澤田科長は、「今回の結果を踏まえ、熊の人里への出没を防ぐには、放置された柿の木を取り除くなど、人が誘引物を適切に管理することの重要性が分かった。昔のように、人と熊の緊張関係を構築することが必要だ」と訴えた。研究チームには同センター職員に加え、国立研究開発法人国立環境研究所、ノルウェーNord大学、東京農工大学大学院の研究者らが参画した。日本哺乳類学会は、哺乳類に関する知識の進歩と普及を図ることなどを目的として活動。会員は、大学などに在籍する研究者や学生らが参加する。2022年6月末現在の会員数は1021人。団体会員は12となっている。

(特定鳥獣専門指導員募集、ツキノワグマ被害防止で:岡山)
岡山県は、ツキノワグマの被害防止業務に従事する非常勤の「特定鳥獣専門指導員」を募集している。クマの誘引防止策を地域で巡回指導するほか、出没情報があった場所の痕跡確認や捕獲したクマに麻酔銃を撃つといった現場対応を担う。専門指導員は、ツキノワグマの管理強化に向けて2012年に導入。現在は6人が県北で活動し、住民向けの学習会やクマよけ用の花火を使った追い払い、生息状況調査の補助などに従事している。募集は25年度末で退職する1人の欠員補充で、美作県民局(津山市)に配属予定。希望者は同県民局か県自然環境課に、履歴書などを持参か郵送する。締め切りは1月9日(必着)。任期は1年で、最長5年まで延長する。同課は「県のクマ対策に欠かせない職務。人材を確保し、県民の安心安全につなげたい」としている。

(狩猟の魅力発信、講演やクイズ:石川)
狩猟の魅力を伝える「狩猟体験フェスタ」が18日、白山市横江町のイオンモール白山であった。ジビエの販売や狩猟に関するクイズ、現役ハンターによる体験談の披露などがあり、買い物客らが免許の取得方法やジビエ料理のこつなどを学んだ。おもちゃのレーザー銃を使った射撃の模擬体験や狩猟のルールなどに関するクイズを実施。ジビエの販売やクマ、タヌキなどの毛皮の展示もあり、買い物客らは、生産者においしい調理法を尋ねたり毛皮の手触りを確かめたりしていた。現役ハンターによる講演では、4年目の中川りえさん(39)=金沢市=が体験談を披露し、狩猟免許取得のきっかけや取得方法、技術向上の機会などを紹介。

(河川におけるクマ対策:埼玉)
人の生活圏に出没するクマの被害が全国的に問題となる中、県では県民の安心・安全の確保のため、「埼玉県クマ対策パッケージ」を展開しています。この取組の一環として、河川では、クマが人の生活圏に侵入する際の移動ルートとなっている可能性があることから、「埼玉県ツキノワグマ出没マップ」において、河川付近でクマの出没が確認された箇所のうち、近隣に人家がある箇所において、河川区域内の樹木を伐採します。見通しの良い環境を作り出すことで、クマの侵入を抑制するとともに、人とクマがお互いを認識しやすくなり、至近距離での突発的な遭遇を減らすことが期待できます。

(「ワンチームとやま」会議、クマ被害対策を重点項目に:富山)
富山県と各市町村による「ワンチームとやま」連携推進本部会議が開かれました。去年秋に相次いだクマの被害を踏まえて、4月からの新年度は、鳥獣被害防止対策を重点項目にすえて連携することにしました。新田知事と県内の市町村長による、今年度4回目の会議では、去年秋に、県内でもクマの被害が多発したことから、新年度はクマを含めた鳥獣被害の防止対策を取り組むべき重要事項としました。また人口減少対策に、関係人口を拡大させることを加えたほか、災害対応・危機管理体制の連携と強化を継続することを確認しました。一方、小学校の給食費の無償化について、富山市の藤井市長は、新年度は全市町村で無償化となる見込みの中、2027年度以降も無償化を継続できるよう、県に対応を求めました。新田知事は、各市町村の財政事情を踏まえて無償化が実現できるよう、年中に結論を出す考えを示しました。

(国内の豚熱清浄化に向けてイノシシ用豚熱経口ワクチンの製造を開始:東京)
共立製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙居 隆章、以下「当社」)は、安全な農畜水産物安定供給のための包括的レギュラトリーサイエンス研究推進委託事業「いのしし用国産CSFワクチンの開発」等の農林水産省の事業を活用し、野生イノシシ用豚熱経口ワクチンを株式会社津田(本社:熊本県八代市、代表取締役:田村 勇喜、以下「津田」)および塩野香料株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:塩野 太一、以下「塩野香料」)と共同で開発、このたび製造を開始しました。この3社共同での製造により、国産豚熱経口ワクチンの安定供給を目指します。2018年9月、岐阜県で26年ぶりとなる豚熱が発生して以降、2025年10月までに24都県で約43.6万頭の飼養豚が殺処分されています。この感染拡大の一因には、豚熱に感染した野生イノシシから飼養豚に伝播した可能性が考えられています。そのような中、農林水産省は、飼養豚での豚熱まん延を防止するための措置の一つとして、豚熱経口ワクチンを散布して野生イノシシに摂食させることで、養豚農場への豚熱感染リスクを低減させる取り組みを行っています。豚熱経口ワクチンを確実に摂食させるためには、イノシシを誘引する工夫が不可欠です。そこで豚熱生ワクチンを製造販売する当社は、エコフィードの製造に取り組む津田および香料で社会課題の解決に取り組む塩野香料と連携し、以下の役割で国産豚熱経口ワクチンの製造、安定供給に取り組みます。

(準空気銃を発射、容疑者書類送検:千葉)
人を傷つける威力がある違法エアガン「準空気銃」を所持しBB弾を発射するなどしたとして、四街道署は16日、四街道市の会社員の男性(60)を軽犯罪法違反(危険物投注)と銃刀法違反の疑いで千葉地検に書類送検した。男性は「2、3年くらい前から車にふんを落とすムクドリを追い払うため、自室の窓から電線に止まっていたムクドリに向かって撃っていた」という趣旨の供述をしている。書類送検容疑は2025年8月24日午後5時55分ごろ、自宅で準空気銃を所持し、窓から電線に向けBB弾を発射したとしている。

(イノシシ肉奉納、五穀豊穣と無病息災祈る:熊本)
玉名市滑石の滑石諏訪神社で17日、イノシシの肉を食べて五穀豊穣[ほうじょう]と無病息災を祈る「シシ喰[く]い祭り」があった。祭神の建御名方神[たけみなのかたのかみ]が畑を荒らすイノシシを退治し、住民に肉を分け与えたという伝説に由来。

(パトカー見ても逃げないクマ、駆除せざるを得ない)
昨年秋以降、東北地方を中心にクマの出没件数が急増し、今年度の国全体の被害人数は230人、そのうち死者は13人と既に過去最悪だ。これを受け、政府は昨年11月に「クマ被害対策パッケージ」を策定。自衛隊の支援も要請する深刻な事態となった。日本の森林生態系を代表する大型動物であるクマに、いったい何が起きているのか。私たちは今後、クマとどう向き合っていくべきなのかを、北海道大教授の坪田敏男氏に聞いた。クマの出没と人身被害の急増は、一時的な異常事態ではなく、長く続いてきた増加傾向の上にドングリ凶作などの条件が重なった結果だ。凶作が2年続く可能性は低く、今年はいったん落ち着くとみられるが、数年後にまた同じことが起きる懸念が残る。背景にはクマ自体の増加がある。北海道で平成2年に春グマ駆除制度がなくなり、本州でも強い捕獲圧をかけない政策が続いた。これにハンターの減少と高齢化が重なり個体数を抑える力が弱まった。

(「エゾシカ伝道師」の釧路短大講師・高橋未佳さん:北海道)
1973年、釧路市生まれ。2015年に釧路短大に社会人入学し、栄養士免許を取得。同市内でパン教室を開く傍ら、エゾシカ肉の普及を始めた。21年から、認証施設で処理されたエゾシカ肉の販売も手がける。23年に同短大の専任講師に就任。農林水産省のジビエ利活用コーディネーターとしても活動している。交通事故や農作物への食害など、害獣として語られることが多いエゾシカ。肉質は「高タンパク質、低脂質、鉄分豊富」で牛肉や豚肉、鶏肉に勝るとも劣らない。にもかかわらず、現状では「7割程度が廃棄されている」という。「一頭でも多く利活用させたい」と、エゾシカの利活用推進に取り組む釧路短期大学専任講師の高橋未佳さん(52)に思いを聞いた。

(産業ドローンデモセミナーを開催:福井)
DJI(ディージェイアイ)正規販売代理店としてドローンビジネスの最前線を支える株式会社セキド(本社:東京都港区、代表取締役:大下貴之、以下「セキド」)は、日本システムバンク株式会社(本社:福井県福井市、代表取締役社長:野坂信嘉)と共催で、鳥獣害調査・災害対応・捜索救助・点検・測量・建設・林業分野などでの導入検討者を対象にした無料実演会「鳥獣害/災害対策ドローン DJI Dock 3 他 産業機セミナー」を、2026年2月6日(金)に福井県福井市で開催いたします。

(猟師が語る「クマと森」:群馬)
クマや森との関係性をテーマにしたトークイベント「かぜのまにまに」が17日、群馬県川場村の旧川場中で開かれた。利根沼田猟友会副会長の外山京太郎村長や、会みなかみ支部の高柳盛芳さんが登壇。村民が学びを深め将来像を考えた。外山村長は気候変動やナラ枯れ、ハンターの減少がクマの出没増に影響していると説明した。

(脱サラ猟師が叶えた「限りなく自由な単独忍び猟。喜びも悔しさも、全部ひとりじめ」)
NHK「ダーウィンが来た!」を手掛けたテレビマンが猟師に転身! 〝撮る〟から〝獲る〟生活へ。北海道の大地で、一念発起した脱サラ猟師の新連載、ここにスタート!狩猟家 黒田未来雄 1972年生まれ、東京都出身。元NHKディレクター。2006年からカナダ・ユーコンに通って狩猟体験を積み、その10年後、北海道転勤を機に自らも狩猟を始める。現在はNHKを退職して北海道に完全移住。狩猟採集生活を行ないつつ、作家としても活動する。どうも、ミキオです。51歳のときにNHKを辞めました。今は北海道で、猟師をやってます。「NHKを辞めることにしたよ!」と嬉々として周りの人に報告すると、「えっ、どうしたの?」「何かあったの?」とずいぶん心配されてしまった。僕としては密かに「おぉ、いいねー」とか「ミキオ、やるじゃん!」といったリアクションを期待していたのだけど。転職するわけでもなく、固定収入は途絶えてしまうので、普通の人から見ると「なんてもったいない!!」ということらしい。思えばこれまで、いろいろな人から「頭のネジが何本か外れてるんじゃないの?」と言われてきた。確かに自分でもその自覚はある。僕の常識は世の中の非常識で、逆もまた然りのようだ。「夢は?」と聞かれれば「ネイティブ・アメリカンになること!」と即答してきた。大概、皆さんの反応は「???」と微妙だ。そもそも「ネイティブ・アメリカン」とは「アメリカ合衆国の先住民」という意味。僕は日本人なわけで、ネイティブ・アメリカンになることはどだい無理な話なのだから、当然といえば当然だ。でもこの夢、自分としては本気で追いかけている。30代のころ、ひょんなことからあるカナダ先住民に出会った。すっかり仲良くなった彼のところに通うようになり、修行(と僕は勝手に呼んでいる)を始めてもう20年にもなる。この話をすると、決まって「彼とはどこで出会ったの?」と聞かれるけど、驚くなかれ、場所は東京のど真ん中の代々木公園。人生、どこにどんな宝箱が隠されているかなんて、本当にわからないものだ。そして皆さんとしては「えっ、なんでカナダ先住民が代々木公園にいたの?」と謎が謎を呼び、混乱が深まっていることと思う。でも説明すると長くなってしまうので、この話についてはまたいつか、別のときにゆっくりお話しすることにしよう。さて、カナダの先住民は自分たちのことを「ファースト・ネイション」と呼ぶ。だから正確には、「ファースト・ネイションになりたい」のが僕の夢なんだけど、日本では多分誰にもわかってもらえないと思われる。まあ要するに「北米先住民のように、大地を敬い、自然と融合するように生きてやるんだ!」という決意表明だと思ってもらえればと。で、なんでそんなに北米先住民に憧れているのか。ひとことで言うと、それは彼らの生き様がカッコいいから。自分の食べものを、自分でとって暮らす。単純明快なライフスタイル。一番大切なのは、資源を枯渇させないこと。動物でも植物でも、とりすぎてしまうと困るのは当の本人なんだからあたり前だ。「サステイナブル」とか「エコロジカル」なんてキーワードを声高に叫ぶ必要はない。高度なテクノロジーや複雑な経済システムを作り上げた現代人が、新たな目標として掲げる「持続可能な社会」。本来それは、狩猟採集民が普通に暮らしているだけで勝手に実現してしまうものなのだ。狩猟採集民族は世界中にいるけれど、以前から僕は、アラスカやカナダなどの北米の自然が大好きだった。だから自ずと、そこに暮らす先住民の世界観に惹かれていったというわけ。カナダ先住民といっても、現代の彼らはもちろん、全ての食べものを狩猟や採集でまかなっているわけではない。皆、普通にスーパーで買い物をしているし、ネット通販でいろいろなグッズを取り寄せてもいる。スマホをいじりながらSNSばかりやっている若者も多い。それでも、狩猟のシーズンになれば、なんやかんやでたくさんの人たちが山に入る。先祖代々受け継がれてきたハンターの血が、たぎるのだろう。そして同じ血が、僕の中にも流れているのを感じることがある。ビルの会議室で真剣に打ち合わせをしていても、窓の外の青空に気持ち良さそうな雲が浮かんでいると、もうダメだ。「チクショー、山に行きてぇ」という思いが頭から離れなくなってしまう。ネオンきらめく繁華街で飲んでいても、「アレ、なんでこんなところにいるんだっけ」と違和感を覚える。そして、森の奥で焚き火を眺めている自分の姿が心に浮かぶ。これはやはり、狩猟採集民族としての遺伝子や、自覚できない心の深い階層にしまい込まれた太古の記憶といったものが、不意に覚醒してしまうからなのだろう。だからある日、職場の上司に「北海道に転勤してくれないか?」と聞かれたときは、ふたつ返事で引き受けた。だって北海道でなら自分で狩猟ができると思ったから。44歳のときだった。「ついに憧れのハンターになれるぞ、狩猟採集民としてのファースト・ステップだ!」意気揚々と北の大地を踏んだ僕だったが、現実は甘くなかった。慣れない業務が怒濤のように押し寄せる。書類の山に溺れそうになりながら、終電帰りの日々が続いた。降りかかる火の粉を払うだけでも、精一杯の疲労。それでも業務の合間を縫っては、少しずつ狩猟免許や銃の所持許可を取る準備を進める。札幌に赴任した最初のシーズンから狩猟をしたかったが、銃の所持許可がなかなか下りず、結局は間に合わなかった。とはいえ翌年の10月には、なんとかハンターデビューを果たした。仕事のない日にだけ山に入る、いわゆる「週末ハンター」だ。札幌の自宅から車で通える範囲にいろいろな狩猟ポイントがあって、休みのたびに通った。狩猟採集民を名乗るにはまだ早すぎる。でも、自分が食べる肉の一部を自分で獲ることができるようになったのは大きな変化だった。山を歩いているときの僕は限りなく自由。僕の狩猟のスタイルは「単独忍び猟」と呼ばれるもので、一人だけで歩きながら獲物を探す。だから誰かに指図されることもなければ、気兼ねする必要もない。どこの山に入り、どのルートを歩くのか。待ち伏せるのか、先へ先へと進むのか。気になる痕跡があったらどれだけ時間をかけて考えてもいいし、林道から外れて獣道に深く分け入ってもいい。素敵な景色を眺めながら、いつまでボーッとしていても怒られない。何でも自分がやりたいようにやれるし、喜びも悔しさも、全部ひとりじめ。なんという贅沢!現代社会においての一般的な成功と、狩りの成功が全くリンクしていないのも最高だった。いい大学を出たから、給料が高いから、会社で役職についたからといってシカが獲れるわけではない。それが逆に痛快極まりない。問われるのは、体力と想像力。最後は根性。つまるところ「人間力」だ。会社も貨幣もなかった先住民も、そうだったに違いない。「これだ! 僕が求めていたのはこれなんだ!」そうこうしているうちに50代を迎え、人生の残り時間を考えるようになった僕は、ついに決断した。そして、と会社に辞表を叩きつけ、誰もいない北の荒野で独り、テント生活を始めたのだった!と言いたいところだが、さすがにそうはいかなかった。いずれは会社を辞めて北海道に永住することを念頭に、ネットでコツコツと物件探しを始めた。大風呂敷を広げようとしたら、実際はハンカチサイズだった感じ……。僕の職場は転勤が多く、3年も経ったら東京の本社に戻るのが常だった。熱烈に残留の希望を出してはいたが、4年目くらいからはいつ東京に戻されてもおかしくない状況だった。そうなってしまったら、気になる物件があっても簡単には見に行けない。徐々に焦り、お尻に火が付いてきた。北海道は広い。地域によって自然環境は全然違うし、それぞれに魅力がある。どこに行っても、それなりにときめく。「ここで暮らしたら、どんな人生になるんだろう?」と想像する。それはそれで楽しいのだが、北海道全域をつぶさに検証していては、人生が何度あっても足りない。思い切ってエリアを絞ることにした。ずっと気になっていたのが、札幌の自宅から車で1時間半ほどの猟場だった。シカの数が多いのに加え、湧き水がとっても美味しいのが魅力だった。入山前には必ずその水を飲んで「宜しくお願いします」と山にご挨拶。下山したら、獲れても獲れなくても「今日もありがとうございました」と、また湧き水を飲んで帰る。結果の善し悪しにかかわらず、いつも水は同じようにうまい。冷たい喉越しが、過度な高揚や落胆を押し流し、あるべきところに気持ちを着地させてくれる。「水に馴染む」とか、「水が合う」なんていう言葉もあるけれど、やっぱり水は大事だ。僕にとって、この水は次第に唯一無二のものとなっていった。集落の雰囲気も良かった。住宅地ではなく、一軒一軒の家が離れていて、森の中に間借りするようにんでいる。森に溶け込んでいる集落。人間第一主義ではなく、自然が主体だ。人間は「木々の皆さん、動物の皆さん、ちょっとごめんなさいね」と慎ましく暮らしているように見える。僕は、その集落にどんどん惚れ込んでいった。でもその地域では、いくらネットで検索しても物件がヒットしてこない。ならば、と地元の不動産屋に問い合わせる。ところが「あのエリアはもう何年も家が売りに出ていないんですよねー」とのこと。そんなことはないだろうと、他にも2つの不動産屋に聞いたが、答えはどこも一緒だった。「近隣に超オススメの物件がありますよ」と言われ、試しに何軒か内覧してみた。破格な値段の物件もあれば、オシャレな物件もあった。中でも天然温泉の露天風呂が付いている家は素敵だった。しかも温泉使用料は月額数千円。毎日自宅で掛け流しの温泉に入れるなんて、あまりに魅力的だ。でもその家は住宅地の一角に建っていて、周りを他の家に囲まれていた。「やっぱりここじゃないよな」と思い直す。その日、なんだかそのまま札幌に帰る気がしなくて、住みたいエリアを車でグルグルと回った。いつもの水汲み場で湧き水を飲む。「んめーなぁ」としみじみ思う。日が暮れてきて、そろそろ帰ろうとすると、不意に大きなオスジカが姿を現わした。威厳に満ちた立ち姿。物言いたげな目とじっと見つめ合う。しばらくしてオスジカはゆっくりと立ち去った。その後ろ姿を見ながら僕は、「住むならここしかない」と決意を新たにした。しかし、残念ながらここでタイムアウト。粘りに粘って、結局6年間も札幌で働かせてもらったのだが、ついに転勤の辞令が下った。サラリーマンの悲哀。僕は東京に戻されることになってしまった…。NHKは渋谷にある。北海道とのギャップは、それはそれは凄まじかった。人混みに揉まれながら、いつも僕は山を闊歩しているであろう、シカやクマのことばかり考えていた。早く北海道に戻りたい。でも不動産屋からは、売り物件が出たという連絡は来ない。途方に暮れていたところ、東京から北海道に移住した知り合いから「とりあえず役場に相談してみたら?」と勧められた。今はどの自治体も人口の増加を目指している。移住相談窓口を設置しているところもあるという。そうか、その手があったか!すぐに役場に連絡を入れた。やはり移住希望者は歓迎されるようで、早速オンラインミーティングが組まれた。その担当者も、確かに不動産屋のいうとおりで、僕の住みたいエリアはそもそも世帯数も少なくて物件が売りに出された記憶はないという。肚を決めて、じっくり何年も待つしかないのだろうか。でもその間に僕はどんどん歳をとってしまう。渋い顔をして考え込む。すると担当者から「手始めに町内会長に相談してみるのはいかがでしょうか?」と提案された。その地区に長く暮らし、小学校の先生もしていたことから、地域住民の事情をよく知っている方だそうだ。数日後、ご本人の了解を得たとのことで、電話番号を教えてもらった。すぐに僕は、会社の昼休みに町内会長のHさんに電話をかけた。初めてお話しするHさんの声はとても柔らかだった。僕は、これが最後の頼みの綱だと勢い込んで話した。心底、その集落に惚れてしまったこと。いくら不動産屋を巡っても物件が全く見つからないこと。それでもその地域に暮らすのを諦めきれないこと。狩猟採集生活を本気で営むために会社を辞めるつもりであること。僕の話にじっと耳を傾けてくれていたHさんは、最後に「わかりました。なんとか力になれるよう、やってみましょう」と言ってくれた。電話を終えて時計を見ると、30分が経っていた。そして2週間後。Hさんから連絡が入った。「一軒、売ってもいい、という物件を見つけましたよ」。カナダ先住民の師匠が仕留めたヘラジカの角。体重は最大700㎏。必死に笑顔を保つが、あまりの重さに腕はプルプル、脚はガクガク。自分で食べる肉は自分で獲る。人類は歴史上、ほとんどの時間をそうやって過ごしてきた。そこに現代社会が忘れた本質があるはずだ。

(日本で「クマの死骸」問題深刻化、在日中国人社会で「熊掌ブーム」広がる)
近年、日本ではクマの市街地出没や人身被害が年々増加している。特に2025年には過去に例を見ない規模のいわゆる「クマ被害」が発生し、死者13人、負傷者100人以上と統計開始以来、最悪の年となった。事態の深刻化を受け、日本政府は大規模な駆除作戦を実施。4月から10月までの期間だけで、全国で駆除されたツキノワグマは9765頭に上った。駆除数の急増に伴い、処理し切れない「クマの死骸」が各地で問題化し、日本社会に新たな課題を突き付けている。その一方で、この生態系と安全をめぐる危機の陰で、思いも寄らぬ現象が在日中国人社会の中で静かに広がりつつある。それが「熊掌(クマの手)」をめぐるブームだ。日本在住の中国人女性ブロガーは、グルメ体験を動画で発信することで一定の人気を集めている。珍しい食材への好奇心から、彼女はネット上で2000円余りを支払い、重さ約0.75キログラムの熊掌を購入して自ら調理に挑戦した。しかし、最初の下処理である毛の除去作業から困難に直面した。専用器具がないため、硬く太い毛を一本一本手作業で抜くしかなく、それだけで多くの時間と労力を要した。その後、6時間以上に及ぶ煮込みと味付けを経て、ようやく完成にこぎ着けたという。実際に食べてみた感想は意外なものだった。「食感は豚足に少し似ているが、想像していたほど特別なものではなかった」。調理の手間を考えると、再挑戦はしないと率直に語っている。ただし、この一連の調理過程を収めた動画は大きな反響を呼び、普段は数百回程度の再生数だった動画が、一気に1万回を超える再生数を記録した。別の在日中国人男性も熊掌料理に挑戦した経験を紹介している。前足と後ろ足をまとめて購入し、毛の処理だけで4時間を費やし、その後ハチミツを加えて圧力鍋でさらに4時間煮込んだという。初めて食べた熊掌について、男性は「骨や筋が多いが、味自体は悪くなく、貴重な体験だった」と述べている。北海道の牧場で働く中国人男性は、より本格的にクマ肉を扱っている。中国東北部出身の彼は、2018年に技能実習生として来日。以前からイノシシやシカなどのジビエ料理を好み、保存用に大型冷凍庫まで購入していた。牧場主の知人が地元の農協関係者で、日本ではクマ肉はほとんど食用にされず、捕獲後は焼却処分されることが多いと聞き、もったいないと感じて購入を申し出たという。その後、熊掌やクマ肉、さらにはクマの頭部といった珍しい部位まで入手し、処理・調理の様子をSNSに投稿。再生数が4万回を超える動画もあり、熊掌購入を希望する問い合わせが相次いだ。中国国内からの購入希望には応じず、日本在住の中国人にのみ提供しているという。価格は、200~300グラムで約2万5000円、1キログラムを超える大型の熊掌では6万5000円に達する。冷凍配送が必要で、送料は別途となる。在日華僑で「関西名シェフ」と称される王貴津(ワン・グイジン)氏は、この背景を文化的観点から説明する。1974年に中国天津で生まれた王氏は30年以上の料理経験を持ち、シンガポールの大手飲食グループで総料理長を務めたこともある。日本の首相からハリウッドのスターであるマット・デイモン、卓球女子で五輪2大会連続メダリストの福原愛さん、そして中華圏の大スターであるアンディ・ラウ(劉徳華)ら数多くの著名人に料理を提供してきた。現在は大阪市淀川区の東三国駅近くで自身のレストランを経営している。王氏によると、中国では熊掌を食用とする歴史は非常に古く、先秦時代の文献にもすでにその記録が見られるという。儒家の重要な思想家であり、孔子の学説を継承した孟子は、「魚も欲しいが、熊掌も欲しい。二つを同時に得られないのであれば、魚を捨てて熊掌を取る」と記している。この言葉は、人生においてすべての良いものを同時に手に入れることはできないという道理を説いたものであると同時に、人々の間に「熊掌は魚よりも価値が高い」という認識を定着させた。これは、当時すでに熊掌が珍味として位置付けられていたことを物語っている。その後の封建社会において、熊掌は宮廷の宴席や王侯貴族の饗宴に登場し、猩唇(しょうしん、オランウータンなど大型霊長類の唇)、駝峰(だほう、ラクダのこぶ)、猴頭(こうとう、サルの頭)、燕の巣(アナツバメが唾液で作る巣)、鳬脯(ふほ、野生のカモ類の干し肉)、鹿筋(ろくきん、シカの腱)、黄唇膠(こうしんこう、ニベ科大型魚類の浮き袋を乾燥させたもの)などと共に「上八珍」と称された。これは中国伝統の食文化における最高級食材の総称であり、熊掌は身分や権力、富の象徴として、一般庶民が口にすることはほとんどなかった。しかし時代が下り、1989年に中国で「野生動物保護法」が制定されると、貴重な野生動物資源を守るため、クマを含む野生動物の捕獲や食用は厳しく禁止された。人工飼育されたクマであっても、熊掌を食品として流通・消費することは認められておらず、違反者は罰金や拘留、さらには実刑を含む刑事責任を問われる可能性がある。近年、取り締まりは一層厳格化している。そのため多くの中国人にとって、熊掌は書物の中にのみ存在する「伝説の料理」となった。現在、日本ではクマ被害の拡大を背景に、合法的な入手経路について知る在日中国人が増えた。そして、彼らの間に一種の「補償心理」が生じ、伝説とされてきた味を一度は確かめてみたいという思いが広がっている。こうした背景の下、在日中国人社会で「熊掌ブーム」が起きている。一方で名シェフの王氏は、素人による熊掌調理には否定的だ。熊掌は下処理、臭み抜き、筋膜処理、長時間の段階的調理など、専門知識と設備が不可欠で、「豚足と同じ味になるのは非常にもったいない」と語る。良質な熊掌は、松林を歩くことで木の香りが染み込み、産地ごとに風味も異なる。関西産の熊掌は比較的臭みが少なく、ほのかに栗のような甘みがあるという。さらに在日中国人が自宅で調理した熊掌は、皮まで煮崩れて肉に貼りついてしまい、見た目を損なっているケースが多い。一方、本来の熊掌料理では、皮は形を保ったまま艶やかに仕上げ、肉はほろりとほどけながらも崩れない状態が理想とされる。そうすることで、皮の弾力と肉のもち感を同時に味わうことができ、食感に奥行きが生まれる。味や仕上がりだけでなく、王氏は熊掌料理に合わせるため、3万円以上する専用の食器一式まで購入したという。それこそが、熊掌を正しく味わうための方法だと語る。王氏によると、以前は熊掌のフルコースを味わうには10万円以上が必要だったが、現在は供給量の増加により価格が大きく下がり、同氏の店では5万円で熊掌コースを提供している。在日中国人社会の中で静かに広がった「クマを食べるブーム」は、ほどなく在日中国人の飲食業者の注目を集めるようになった。中には、この動きにいち早く商機を見いだした店もある。東京・池袋にある中華料理店「熊猫美食城」では、熊掌を使った料理をメニューに取り入れている。店主の鐘志成(ジョン・ジーチョン)氏は、中国江西省出身の客家人だ。客家人はもともと中原に住んでいた漢民族で、戦乱などの影響により各地へ移住した人々を指す。商才にたけた民族として知られ、孫文(孫中山)や鄧小平といった著名人を輩出し、「東洋のユダヤ人」と称されることもある。鐘氏は2012年に初めて日本を旅行で訪れ、その際に強い印象を受けたという。2019年には妻子と共に日本へ移住し、ネット通販を営む一方で飲食業にも進出し、現在は複数の飲食店を経営している。在日中国人客をより多く引き付けるため、中国国内や他の店ではなかなか味わえない料理の提供を模索してきた。その中で、日本ではさまざまな野生動物が食材として流通していることに着目し、ジビエ料理を主力とするようになった。中でも熊掌は特に注目度が高く、鐘氏は各地を回って仕入れを行い、1回の仕入れで200~300個を購入することもあるという。現在、「熊猫美食城」では月に40~50件の熊掌料理が提供されている。来店客は中国人だけでなく日本人も含まれ、日本人客の多くは中国人の友人に招かれて訪れているが、熊掌に対する受け入れ度は比較的高いという。同店では、2026年の元旦および旧正月(春節)に向けて、熊掌とアワビを組み合わせたギフトセットも開発した。「孟子の時代には両立できなかった“魚と熊掌”を同時に味わえる」という意味が込められている。販売価格は「小型熊掌+アワビ3個:6万円」「中型熊掌+アワビ6個:8万円」「大型熊掌+アワビ8個:10万円」「特大型熊掌+アワビ10個:15万円」だ。鐘氏は、日本では熊掌の流通量自体は多いものの、特大型の熊掌は極めて希少だとし、今後はオークション形式で提供することも検討していると明かした。さすがに商売のセンスが抜群だ。数千年にわたり中国の食文化史の中で名声を誇ってきた熊掌は、中国本土ではすでに完全に姿を消した。しかし2026年の春、日本で思わぬ形の「復活」を遂げている。

(“クマ保険”はゴルフ場が加入すべき!?)
クマの冬眠時期になってもクマ出没情報は頻出しているが、25年のゴルフ場での騒動を振り返ってみよう。衝撃が大きかったのは5月の「ツインフィールズレディース(石川県・GCツインフィールズ)」や7月の「明治安田レディス(宮城県・仙台クラシックGC)」などトーナメント会場にクマが出没したこと。大会日程の短縮や無観客試合といった措置が取られた。その他、北海道では、滝のCC、羊ヶ丘CC、山形県・大森山公園グラウンド・G、福島県・福島GC、群馬県・富岡Cなど出没情報が引きも切らなかった。それにより営業短縮やクローズをして、安全確保の時間を取らざるを得ない状況が続いた。そんな状況のなか、東京海上日動火災保険㈱は25年12月より、観光・レジャー施設に向けて「クマ侵入時施設閉鎖対応保険」の提供を開始すると発表した。保険の対象となる観光・レジャー施設事業者にはゴルフ場も含まれている。補償金額は最大1000万円となっており、保険料は事業者の規模や所在地により異なるが、年間10~50万円を想定しているという。その保険の概要だが、「クマ(ヒグマ、ツキノワグマ)が施設の敷地内に侵入し、施設の運営事業者がその侵入を認識して施設を閉鎖した場合に、運営事業者の営業利益の損失およびクマ対策費用を補償する」というものだ。一方、三井住友海上保険㈱はAI搭載防犯カメラを活用し、クマを検知してスマートフォンに通知するサービスをすでに始めている。従来のカメラでは難しかった雨や木の葉による誤検知を減らし、必要な情報のみを通知するとい費用は6万9700~9万1000円のカメラと月額1980~2980円のサービス料が必要。東武動物公園で実証実験を行ったところ、高い確率で検知できたという。26年もクマ出没が増えることがあっても減ることはないだろう。クマ対策、命に関わるだけにおさおさ怠りなく……。

(26歳新人ハンターが奮闘:岩手)
奥州市胆沢若柳の加藤朱里(あかり)さん(26)は胆沢猟友会若柳支部に所属し、新人ハンターとして奮闘している。地域の農作物や田畑を被害から守るという使命感の一方、目の前の命を奪うことへの葛藤に直面した。それでも「いただいた命は少しも無駄にしたくない」と次なる目標に向けて歩みを進める。昨年6月にわな猟免許、半年後に第1種銃猟免許を取得してデビューを果たした。これまでにタヌキとイノシシを各2頭、シカ1頭を捕獲。ただ、わなの設置や回収には時間がかかり、作業はひと苦労だ。ハンターを目指したきっかけは、市外の猟友会員である同年代の知人が捕獲したシカを一緒に解体したこと。関心を高める中、勤務先の農機具販売店に猟友会員が訪れることでより身近になり、挑戦を決めた。

(「クマ用防護服」急ピッチで開発進む)
2025年、クマによる人的被害は過去最悪を記録。環境省によると、被害者は230人(死者13人)に達した(25年11月末時点)。そんななか、「致命傷や後遺障害の低減」を目的とした防護服の開発が急ピッチで進んでいる。「この製品は、クマに対しても使えますか?」。街なかで着られる防刃ジャケットを開発し、昨秋、インターネット上で公開したところ、こんなコメントが相次いだ。東北地方の山あいでインフラの保守を行う企業からは、「作業員の命を守る防護服を作ってほしい」と、依頼された。こうした声を受け、株式会社SYCO(サイコ、兵庫県神戸市)の笹田直輝・代表取締役CEOは「切実なニーズ」を感じている。「クマが出没すると、時に自治体の職員や学校の先生は地域や通学路を見回らざるを得ません。頼りになる防具があればと思うのは、当然のことだと思います」(笹田さん)。同社は通り魔などから身を守る防刃ベストなどを企画開発・製造販売する。だが、要望は寄せられたものの、「クマ用防護服」の製品化が実現可能なのか、当初、笹田さんは「確信が持てなかった」という。昨年、東北地方を中心にクマが多くの人的被害を引き起こした。日本ツキノワグマ研究所の米田一彦所長によると、ツキノワグマは主に人の顔や頭に一撃を与えた後、すぐに逃走するケースが多いという。「クマパンチ」の威力はすさまじい。骨が粉砕され、顔面がえぐりとられることが珍しくない。笹田さんは、防護服の開発を検討するにあたり、クマによる人的被害を四つに分類した。①爪が皮膚を切り裂く鋭的な外傷、②骨折などをともなう鈍的な外傷、③深い傷に繁殖した細菌による感染症、④顔面損傷などによる後遺症――。クマによる被害の多くに爪が関係していることから、爪が貫通しない製品を作ることで、②の鈍的外傷以外の被害をかなり軽減できると考えた。クマの被害に遭った患者を治療してきた秋田大学医学部付属病院の医師によると、負傷の所見は、車同士の衝突事故で顔面を強打したときなどでなければ生じない、「高エネルギー外傷」と呼ばれるものだという。一般男性のパンチのエネルギーは100~200ジュールであるのに対して、プロボクサーのパンチは約1000ジュール。一説には、ツキノワグマの一撃はその1.5倍のエネルギーにもなるといわれている。同社の防刃ベストにはすき間なく約2センチ角の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)がアラミド繊維の基材上にパネル状に組み込まれており、「ホームセンタ―などで販売されている刃物を思い切り突き刺しても刃先が曲がるくらいの強度がある」(同)というが、クマの爪による攻撃を防げるのか。笹田さんはツキノワグマの爪を入手。この爪を分析するうち、「製品化に確証が持てた」という。記者に長さ2.5センチほどのツキノワグマの爪を見せてくれた。「クマの爪の先端は鋭い、といわれますが、ナイフなどの刃先に比べればかなり丸みをおびていることがわかりました」(同)。刃物などが防刃素材を貫通するかは、突き刺すときの「力」と「刃先の面積」が大きく関係している。刃物の刃先に比べればクマの爪の先端はざっと20~30倍の面積があるという。同じ力で比較すれば、クマの爪1本の貫通力は刃物の20~30分の1ということになる。当たる爪の数が増えればさらに力は分散される。「仮にクマのパワーが成人男性の10倍以上であっても、単位面積あたりで見た貫通力は刃物と比較して十分に小さくなると考えられます。であれば、CFRPの防刃パネルで対応が可能です」(同)クマの爪は、人と同様に、主に「ケラチン」というタンパク質で形成されており、金属製の刃物に比べればはるかに硬度は低い。笹田さんは普段からヘルメットと保護メガネを装着して業務にあたる作業員が着ることを想定して、CFRPで顔面と首回りを保護する製品をメインに開発した。鈍的外傷を少しでも軽減するため、ウレタン製の厚さ1センチのクッション素材も内部に重ねた。胴と腕の保護は従来製品の改良ですんだ。クマの出没時期に間に合うように、最短の開発期間で、実用的な製品を目指した結果だという。定価は一式11万8800円(フェースガード2万7500円、ベスト6万2700円、アームガード2万8600円)。ネット上に製品を公開すると、「これで首が回るのか」「夏場に着用する際、熱中症にならないか」などもコメントも寄せられた。「改善すべき点があることは十分承知しています。ただ、着心地を優先して、防御力が低下したのでは意味がありません。まずは販売して、改良を重ねることが重要です」(同)。笹田さんは猟師に製品テストの協力を募り、箱ワナで捕獲したクマでテストを試みようとしたが、「ちょうど冬眠の時期に入ってしまった」(同)。そのため、テストの実施は春以降になる予定だ。「これまで丸腰でクマと対峙する可能性のあった人たちの負担を軽減できればと思います」(同)。日常での使用を想定して防護服を開発中なのが、サクセスプランニング株式会社(京都府八幡市)だ。桑原由香子・代表取締役社長はこう話す。「クマ対策用に開発された製品ではありませんが、緊急を要する事態であることから、防災防護服を寄贈したことがあります」(桑原さん)。きっかけは昨年11月、クマを警戒しパトロールをしていた山形県南陽市の職員がクマに襲われ、右手を骨折する大けがを負ったことだった。全国青年市長会で南陽市とつながりのある八幡市の川田翔子市長は、桑原さんに「何か役に立てるものを寄贈できないか」と相談し、同社の防刃仕様の防災防護服を南陽市に提供した。同社はそもそも01年に起きた大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件を機に元陸上自衛隊自衛官であった創業者が人脈を駆使して設立された。同社の製品の特長は、日常でも使いやすいよう、軽くてやわらかい「耐切創(たいせっそう)生地」を使用していることだ。クマ用として開発中の製品はチョッキで、腕と手は腕カバー、頭部と顔面はフードとマスクで覆う。耐貫通性能を高めるため、極細のポリエチレンのフェルトを製品内部で重ねている。「致命傷を負わないよう、1トンの荷重をかけてもクマの爪が貫通しないことを目指してフェルトの厚みを調整中です」(同)。価格は未定だが、すでに林業関連企業から受注があるという。ただし、「クマ用」として販売するかは、春以降に予定している「クマによる実証テスト」の結果次第だという。「この製品を身に着けることで、どの程度、負傷を低減できるのか、検証が必要です。命にかかわる製品ですから、安易に『クマ用』とはうたえません」(同)。30年ほど前、カナダで防弾素材を使用した「グリズリースーツ」が開発された。だが、重量は約70キロもあり、自力では着脱ができず、歩行も困難というシロモノだった。一般の人が着用しやすい防護服が実用化されることで、クマによる被害が少しでも減ることを願っている。

(京都のシカ、名古屋城移住へ)
京都市郊外に生息する野生のシカを、名古屋城の内堀へ移して飼育する。そんな「前例のない挑戦」がにわかに動き始めている。果たしてシカの移住は実現するのか――。徳川家康が築いた名古屋市のシンボル、名古屋城。本丸を囲む内堀に2頭のシカがいる。雌の親子で、「もみじちゃん」と「やまむらちゃん」の愛称で市民や来場者らに親しまれている。城を管理する市名古屋城総合事務所によると、シカは既に江戸時代には飼育されていたとの記録が残っているという。その後、名古屋空襲があった戦時中に全滅。だが、戦後の1952年に市内の東山動植物園から3頭を譲り受けると、繁殖を繰り返し、70年代後半には56頭にまで増えた。

(普通列車がシカと衝突:北海道)
北海道白老町で、2026年1月18日、列車がシカと衝突し、一部列車に運休が発生しています。JR北海道によりますと、1月18日午後7時半すぎ、JR室蘭線の萩野駅~白老駅間で、室蘭発苫小牧行きの普通列車(2両編成)がシカ1頭と衝突しました。列車の乗客50人と運転士にけがはありません。列車は衝突したシカを車両の床下に巻き込んで停止。運転士だけではシカを除去することができなかったことから、保線社員が対応に当たりました。この影響でおよそ2時間半、運転を見合わせ、その後、運転を再開したということです。JR北海道によりますと、函館発札幌行きの特急北斗など列車5本に遅れが発生したほか、翌1月19日、JR函館線の普通列車2本が運休するということです。

(捕獲シカ肉で光る一皿:埼玉)
地元で捕獲されたシカの肉を使った料理コンテストが18日、横瀬町で開かれた。109件の応募の中から、書類審査を突破した5人が、料理を作り、振る舞った。ソースに工夫を凝らした料理がそろった。地元猟友会や農家、農業団体などで作る「横瀬町鳥獣害対策協議会」が主催。有害鳥獣対策を進める一環として、ジビエ料理に関心を持ってもらおうと企画した。町内でジビエの加工・販売を行う「カリラボ」が協力した。最終審査は町民会館で行われ、富田能成町長や秩父市のイタリアンレストラン「クチーナ・サルヴェ」の坪内浩シェフらが審査員を務めた。どの料理を誰が作ったかなどの情報は伏せられ、審査員は「味の完成度」「ジビエの魅力の活用度」などを5段階で評価した。最優秀賞には横瀬町の会社員宗村北斗さん(42)の「よだれ鹿」が選ばれた。中華料理をヒントに、たれにクルミを加えた一品だ。最終審査に進んだ5人のうち3人は、秩父農工科学高校の生徒。同校フードデザイン科1年の島崎陽士さん(15)は、地元の紅茶でいぶしたシカ肉に、みそやメープルシロップなどで作ったソースをかけた「横瀬の森と鹿」を作り、特別審査員賞を受けた。島崎さんは「相当考えて作ったレシピ。シェフに褒めてもらって、将来の選択肢が増えたかもしれない」と話していた。町内では、シカやサル、イノシシなどによる農作物被害が続いている。町鳥獣被害防止計画では、年間200頭のニホンジカを捕獲するとしており、シカとイノシシについては「自家消費や食肉として利用できる個体は食肉処理施設に搬入する」としている。表彰式後、富田町長は「どれも想像以上においしかった。コンテストは今後も続けても良いかもしれない」と講評。坪内シェフは「応募件数の多さと、料理の質の高さには本当に感動した」と話していた。

(自動販売機で食品ロスの削減、お買い得品やジビエなどを販売:徳島)
自動販売機を食品ロスの削減に活用する動きが徳島県内で広がっている。規格外や賞味期限が近い農畜産品、捕獲した野生鳥獣肉(ジビエ)の有効活用など、工夫してさまざまな食品を販売している。IT技術を駆使して在庫管理などを効率良くできる自販機を導入した事業所もある。松本養鶏場(徳島市不動西町1)は、産みたての卵の自販機を1998年に養鶏場前、藍住町住吉の藍住北小学校近くに2020年に設置。10~14個入りを350円で販売しているほか、赤卵で殻の色が薄かったり、表面がざらついたりしている規格外の卵を「お買い得」として8個250円で提供している。

(害獣ジビエ鍋が人気:東京)
現在、農作物被害額が200億円近くになっているのが、野生鳥獣による害獣問題です。その害獣問題が開店のきっかけになったというのが、東京・高田馬場にある「米とサーカス」です。ジビエとは、狩猟によって捕獲された野生の鳥獣の肉です。そのジビエを、さまざまな料理で提供しているお店なんです。害獣問題で駆除せざるを得なかった動物を捨てるのではなく、おいしくいただき命を無駄にしないという思いから始めたそうなんです。濃厚な旨味の赤身肉と甘みのある脂は体を芯から温めることで、寒い冬の熊鍋は大人気。去年は特にクマのニュースが多かったせいか、初めて熊鍋を食べるというお客さんも多かったそうなんです。他にもイノシシやダチョウ、ワニなど15~20種類の肉を用意しています。中には、とても貴重な食材もあります。

(ジビエの無添加鹿ジャーキー:大阪)
実は先日、茨木市上音羽を車で走っていると大きな文字で「茨木ジビエ」と書かれている建物を見つけて、気になっていたんです。この日は迷わず、茨木ジビエの犬猫用鹿ジャーキーを購入してきました。自宅に帰り、さっそく開封。大小さまざまなサイズの鹿ジャーキーが袋にぎっしりと入っていました。人間が嗅いでもすごくいい香り。ペット用のおやつは無添加でも、あまり香りのないものも多いですが、茨木ジビエの鹿ジャーキーは匂いから美味しそうです。人も食べられる新鮮な鹿肉を加工しているのだとか。原材料は鹿肉のみ。鹿肉といえば、高タンパク・低脂質・低カロリーで、鉄分・亜鉛・ビタミンB群も豊富です。無添加の鹿ジャーキーなら、ダイエット中やアレルギー持ちでも食べられる子が多いでしょう。私の実家にいる愛犬もかなりのアレルギー持ちで食べられる食材が限られているのですが、鹿ジャーキーなら安心してあげられます。茨木ジビエは、茨木市の山の中にある猟師たちのたまり場であり、安心安全な食肉処理加工施設です。犬猫用鹿ジャーキーだけでなく、人用の猪肉や鹿肉も取り扱っています。見山の郷のほか、茨木ジビエ(直営店)や通信販売でも購入できるようなので、気になった方は公式サイトをチェックしてみてくださいね。

(「イノシシ肉の恵方巻き」:徳島)
2月3日の節分に合わせ、那賀町大久保のもみじ川温泉が、町内で捕獲されたイノシシの肉を使った恵方巻き「イノシシの生姜(しょうが)焼き巻」(1320円)を販売する。31日まで予約を受け付けている。生姜焼き巻は直径が約7センチ、長さ約20センチ。甘辛ソースで味付けしたイノシシ肉を、レタスやキャベツなどの野菜と一緒にのりで巻いた。たっぷりのショウガでジビエ(野生鳥獣肉)特有の臭みを抑え、隠し味に木頭ゆずのユズコショウを効かせている。同温泉では2018年から毎年、ジビエなど地元食材のPRを兼ねて、オリジナルの恵方巻きを販売している。

(無添加がうれしいジビエの魅力:岐阜)
岐阜県加茂郡八百津町伊岐津志。町の中心部から車でおよそ5分。少し細い道を進んだ先に、三角屋根の事務所と元倉庫を活用した解体処理施設があります。自然に囲まれた静かな場所で、風景に溶け込むようにたたずむこの工房が、「けものみち|小さなジビエ工房」です。この工房を運営しているのは、東京から家族4人で八百津町へ移住してきたご夫婦。2025年6月に「ぎふジビエ」認証を受けた解体処理施設として、本格的な活動を開始しました。八百津町周辺では、イノシシやシカによる農作物被害が長年の課題となっています。有害駆除として多くの動物が捕獲されている一方で、その約8~9割が食用として活用されることなく廃棄されているのが現状です。「けものみち」さんでは、こうした現実に向き合い、食べることをきっかけにジビエの利活用を広げ、地域の課題解決につなげたいという思いのもとに立ち上げられました。捕獲は自ら行うこともあり、あわせて地元の猟師から持ち込まれるイノシシやシカの受け入れも行われています。有害駆除の受け皿となり、命を無駄にしない形で次へとつなげていくことも、この工房の大切な役割のひとつです。同時に、「野生のお肉」を食べる楽しさや、そのおいしさを伝える取り組みも続けられています。工房で扱っているのは、イノシシやシカのスライス肉をはじめ、ソーセージやベーコンなどの加工品。ソーセージやベーコンは無添加にこだわり、素材本来の味を大切にしながら製造されています。時にはアナグマの肉が並ぶこともあり、ジビエならではの出会いを楽しめるのも魅力のひとつです。また、人だけでなく家族の一員であるペットにも安心して楽しんでもらえるよう、ワンちゃん用の無添加ジャーキーも製造・販売されています。ペットフードではありますが、人が食べるお肉と同じ工程で作られており、添加物は一切使用されていません。人が口にしても安心できる品質です。販売はオンラインを中心に行われており、不定期で工房での直売も実施されています。

(シシ肉カレーおいしい、地元ジビエ給食で提供:宮崎)
地産地消と食育の推進につなげようと、日之影町の全4小中学校は19日、地元で捕れたシシ肉を使った学校給食約250人分を作り、児童・生徒らに提供した。同町で野生鳥獣の肉(ジビエ)を学校給食で提供するのは初めて。

(小中学生がシカの食害や肉の加工など学ぶ:山梨)
富士吉田市にあるシカの肉を加工・販売する施設などで子どもたちが地域特有の生態系や資源について学び、仕事を体験する催しが開かれました。この催しは富士山のふもとで捕獲されたシカの肉を食用として加工・販売する施設を富士吉田市で運営する企業などが17日開き、小中学生23人が参加しました。子どもたちはまず、担当者から富士山のふもとではシカによる農産物の食害が深刻化していることや、被害を防ぐために捕獲したシカを有効に活用するため、「ジビエ」としてその肉を食べる取り組みが進められていることなど、説明を受けました。このあと、近くの山でシカが通った「獣道」を探し、狩猟免許を持つ自治体職員の「ガバメントハンター」からわなの仕掛け方を教わりました。また、シカの肉を羊の腸に詰めるソーセージ作りやシカの革を使ったコインケース作りに挑戦し、真剣な表情で加工の方法を学んでいました。そして昼食でシカ肉のソーセージが入ったホットドッグを食べ「やわらかくておいしい」とほおばっていました。埼玉から参加した小学5年の男の子は「ふだん、できないことを体験して楽しかったです」と話し、東京に住む小学4年の女の子は「シカはかわいくて優しい動物だと思っていたけど、畑を荒らしたりすることがわかった。大切な命をいただいていることが学べてよかった」と話していました。

(クマ出没:宮城)
角田市によると、19日午前11時ごろ、角田市島田日向でクマが出没したような痕跡が見つかりました。

(イノシシ出没:宮城)
登米市によると、20日午後6時20分ごろ、登米市石越町北郷内の目にイノシシが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、20日午後4時10分ごろ、仙台市泉区小角大満寺にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
富谷市によると、19日午後8時ごろ、富谷市三ノ関馬場沢下にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、17日午後3時15分ごろ、仙台市青葉区中山台4丁目にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
富谷市によると、18日午後7時10分ごろ、富谷市明石原川戸にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
栗原市によると、17日午後3時45分ごろ、栗原市若柳川南南町にクマが出没しました。

(クマ出没:宮城)
仙台市によると、16日午前8時50分ごろ、仙台市青葉区大倉大原新田にクマが出没しました。

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